2010年6月
こきりこ唄を通じて友好交流(2010年6月27日)
「こきりこ唄」の本家、富山県南砺市平地域(旧平村)の越中五箇山こきりこ唄保存会(大瀬國隆会長ほか5名)が23日、羽幌町を訪れ、唄や踊り、講演を通して町民のみなさんと交流を深めました。
子どもたちへの伝統文化の継承と郷土芸能に対する関心を深めてもらおうと羽幌町こきりこ唄保存会(山本金次会長)が、「人づくり事業補助金」を活用して招いたものです。
一行は到着後、中央公民館で開催された「はぼろ学講座」の講師を務め、羽幌の保存会をはじめ約50名の町民に伝統ある舞を披露。後半には参加者全員によるささら踊りや手踊りの体験指導も行われました。
滞在2日目は、学芸会の芸能発表で「こきりこ唄」を取り入れている羽幌小学校を訪問。4~6年生を対象に本場のこきりこを演じました。
講演では五箇山の保存会会員の岩崎喜平さんが、こきりこ唄の歴史や平地域と羽幌とのつながりをわかりやすく説明。また、一人ひとりが講師となり、板ささらの持ち方やこきりこ竹の鳴らし方の実技指導にあたり、興味深く挑戦する子どもたちに丁寧に伝授していました。
最終日の25日には役場を訪れ、舟橋町長を表敬訪問しました。舟橋町長は、昨年友好町村交流30周年記念で同地域を訪れており、約1年ぶりの再会。お互いの近況報告や昔話に花を咲かせ、3日間を締めくくりました。
子どもたちの地引網体験(2010年6月6日)
青空の広がる羽幌港北防波堤付近の海岸で、寺小屋塾と自然教室の合同事業「地引き網体験」がおこなわれました。
寺小屋塾と自然教室に参加の小学生54名と保護者や塾の指導員、公民館職員など約90名が参加。沖に出した船が仕掛けた網を、砂浜から二列に分かれて一生懸命ロープを引っ張り、網を砂浜に引き寄せました。網が浜にあがると、子どもたちは「やったー!」と歓声をあげ、さっそく網にかかった魚を手にして、おおはしゃぎしていました。
この日採れた魚は、アカハラのほかカレイやカジカ、マスやエビなど。用意した二つのコンテナボックスにいっぱいになりました。魚を手にした子ども達は、観察したり、「これはなんて魚?」と魚の名前を質問したり、生きた魚に触れる貴重な体験となったようです。