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2010年 ウミガラス(オロロン鳥)情報

2010年のオロロン鳥(ウミガラス)の情報です。

天売で調査活動中の環境省羽幌自然保護官事務所から寄せられた情報により、羽幌町ホームページのフォトクリップのコーナーでご紹介した記事を1年間分まとめて掲載しています。

2010年8月10日 赤岩の岩だなの様子

オロロン鳥の写真

繁殖地(赤岩対崖の岩棚)へのウミガラスの飛来を確認したのは5月。その後も数は増え、最終的に過去10年で最多となる18羽(昨年度の9羽から倍増)の飛来を確認しましたが、残念ながら繁殖は失敗したようです。昨年同様、オオセグロカモメなどによるヒナや卵の捕食が原因とみられています。
写真は7月11日に撮影した赤岩対崖の岩棚の様子。向かって右側に14羽のウミガラスを確認しましたが、およそ1ヵ月後の8月10日には1羽も確認できなかったとのことです。
これまでの経過については次のとおりです。


【経過】

(2010年4月21日)
・ウミガラスを誘因するための音声装置を赤岩対崖のほか、屏風岩対崖にも新たに設置

(2010年5月19日)
・赤岩対崖の岩棚でウミガラス16羽の飛来を確認

(2010年5月31日)
・ハシブトガラスが卵を1個捕食したことを確認(卵初確認)

(2010年7月7日)
・餌運びをするウミガラスを確認(少なくとも1羽のヒナがふ化していたと推定される)
・ウミガラスの卵の殻をくわえたオオセグロカモメを確認(少なくとも1個の卵が捕食されたと推定される)

(2010年7月11日)
・餌運びをするウミガラスを確認できず(7月7日から11日の間にヒナがいなくなったと推定される)
・19羽のウミガラス(海上個体含む)を確認 ※今年度最大確認数

(2010年7月24日)
・赤岩付近の海上でウミガラスを6羽確認

(2010年8月10日)
・ウミガラスは1羽も確認できず 

2010年5月21日 ウミガラスを確認

 

天売で調査活動中の環境省羽幌自然保護官事務所から、オロロン鳥(ウミガラス)情報です。
8月21日に誘因のための音声装置を設置した赤岩対崖でウミガラスの飛来を確認しました。同事務所によると、5月19日午前、赤岩対崖の岩棚でウミガラス16羽を観察。飛来時期は例年どおりですが、確認数は昨年の9羽を大きく上回りました。
昨年、オオセグロカモメの捕食で繁殖が失敗しただけに、同事務所の渡邊雄児自然保護官は「今年こそはこのまま定着して繁殖してほしい」と話していました。

(写真・環境省羽幌自然保護官事務所提供)
 

2010年4月22日 音声装置を設置

音声装置の写真

天売で調査活動中の環境省羽幌自然保護官事務所が21日、ウミガラスを誘因するための音声装置を設置しました。
今年度は赤岩対岸のほかに屏風岩対岸にも新たに設置。赤岩対崖では昨年度よりも3週間ほど早い設置だったそうで、同事務所では「1羽でも多く飛来し繁殖してくれることを期待しています」と意気込んでいました。

(写真・屏風岩対岸に取り付けられた音声装置ー環境省羽幌自然保護官事務所提供)

これまでの情報

 

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