2009年 ウミガラス(オロロン鳥)情報
天売で調査活動中の環境省羽幌自然保護官事務所から寄せられたオロロン鳥(ウミガラス)情報です。2009年にフォトクリップでご紹介した情報を1年分まとめて掲載しています。
2009年8月11日
7月20日、赤岩対岸で今年初めてウミガラスのえさ運びが観察され、同29日には鳴き声も確認するなどヒナが順調に育っていると思われましたが、外敵に捕食されたことなどにより巣立ちまでは至らなかったことがわかりました。
同事務所自然保護官によると8月2日にヒナを初めて確認したそうですが、残念ながら1羽はオオセグロカモメにより捕食。その後もヒナは確認されたものの、8月5日にはえさを運んできた親鳥がそのまま飛び去っていき、ヒナの姿は確認できなかったとのことです。
昨年5年ぶり巣立ちが確認され、今年も期待されていただけに残念なお知らせです。
同事務所ではオオセグロカモメなど捕食者への対策について、今後専門家の意見を伺いながら検討していくとしています。
(写真・環境省羽幌自然保護官事務所提供)
経緯はつぎのとおりです。
(2009年6月27日)
・親鳥の抱卵姿勢を確認
(2009年7月20日)
・えさを運ぶ親鳥を確認
(2009年8月2日)
・親鳥7羽確認。オオセグロカモメがヒナを1羽捕食 ※ヒナ初確認
(2009年8月4日)
・親鳥5羽確認。ヒナ1羽確認
(2009年8月5日)
・親鳥1羽確認するも、えさを運んできた親鳥がえさを持ったまま出て行った。ヒナは確認できず。
(2009年8月7日)
・海上にて親鳥を5羽確認。ヒナは確認できず。
2009年7月9日 ヒナの巣立ちを期待
天売で調査活動中の環境省羽幌自然保護官事務所からオロロン鳥(ウミガラス)情報です。
6月27日に、赤岩対岸で抱卵姿勢のウミガラスを確認しました。その後7月3日、4日にも同じ位置で確認したため、抱卵している可能性が高いそうです。同事務所では、「今後は卵のふ化とヒナの巣立ちを期待している」と話していました。
(写真・環境省羽幌自然保護官事務所提供)
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