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不正大麻・ケシの栽培は法律で禁止されています!

大麻やあへん系麻薬の原料となるケシは、大麻取締法、あへん法等により、栽培の免許を受けた人以外の栽培が禁止されています。
しかしながら大麻、ケシと間違われやすい植物もあることから誤って栽培されていたり、自生していることもあります。

大麻の見分け方

大麻は春から秋にかけて生育し、大きいものは草丈が3mにもなります。
よく成長した茎はまっすぐに立ち、浅い縦筋が通っています。

葉の特徴
  • 細長い柄の先に3~9枚(通常は奇数)の小葉が集まって手のひらのような形です。
  • 葉全体の大きさは10~20cmです。
  • 葉脈は規則正しくほぼ等間隔に細かく入り、はっきりしています。
花の特徴
  • 花は夏に咲き、雄花と雌花が別々の株につきます。
  • 雌花は、葉の付け根に穂状の雌花を多数つけます。
  • 雌花を摘むと、樹液でねばねばします。

ケシの見分け方

ケシの仲間は、春から夏にかけて美しい大きな花を咲かせるため、園芸用として人気がありますが、法律で栽培が禁止されている「植えてはいけないケシ」があります。

簡単なケシの見分け方
種類 草丈 葉の色 葉の特徴 毛の特徴
植えてはいけないケシ ケシ
(ソムニフェルム種)
100~160cm 白味を帯びた緑色 ・ふちが不規則なぎざぎざ
・葉の切れ込みが浅い
・茎上部の葉は茎を抱き込む
・葉、茎、つぼみの表面には、ほとんど毛がない
・葉の裏の主脈やつぼみの下の茎にあることがある
・大きさ径8~12cm
・一重咲きは花びら4枚、八重咲きがある
・色は、赤、桃、紫、白など
・花びらの基部に斑点があるものがある
アツミゲシ
(セティゲルム種)
50~100cm 緑色 ・ふちが不規則なぎざぎざ
・葉の切れ込みがやや深い
・茎上部の葉は茎を抱き込む
・葉の裏の主脈やつぼみの表面、つぼみの下の茎にある ・大きさ径6~8cm
・花びら4枚
・色は薄紫、赤など
・花びらの基部に斑点があるものがある
ハカマオニゲシ
(プラクテアツム種)
60~100cm 薄い緑色 ・鳥の羽のような(羽状)切れ込みがある
・花の真下に苞葉がある
・全体が白く硬い毛で覆われている
・つぼみの表面の毛は寝ている
・大きさ径9~12cm
・花びら4~6枚
・色は深紅
・花びらの基部に黒紫の斑点がある
植えてもよいケシ
(主なもの)
オニゲシ 50~100cm 濃い緑色 ・鳥の羽のような(羽状)切れ込みがある
・花の真下に苞葉があることがある(通常0~5枚)
・全体が白く硬い毛で覆われている
・つぼみの表面の毛は立っている
・大きさ径9~12cm
・花びら4~6枚
・色は橙~朱色
・花びらの基部に黒紫の斑点があるものがある
アイスランドポピー 70~80cm 緑色 ・深い切れ込みがある
・菊の葉に似ている
・全体が粗い毛で覆われている ・大きさ径7~8cm
・花びら4枚
・赤、桃、橙、黄、白など
・ケシ属には珍しく黄色の花がある
ヒナゲシ
(虞美人草)
50~80cm 緑色 ・深い切れ込みがある ・全体が細かい毛で覆われている ・大きさ6~8cm
・一重咲きは花びら4枚、八重咲きがある
・色は紅、橙、桃色など
・花びらの基部やふちが白色のものもある
ブルーポピー 50~120cm 緑色 ・切れ込みがあるものとないものがある ・全体が粗い毛で覆われているが毛の少ないものもある ・大きさ径5~15cm
・花びら4~9枚
・色は青~青紫
・白、紫、紅紫の花が咲くものもある
ナガミヒナゲシ 10~60cm 緑色 ・深い切れ込みがある ・全体が粗い毛で覆われている ・大きいもので径5~6cm
・花びら4枚
・色は橙色~橙紅色

植えてはいけないケシ

ケシ(ソムニフェルム種)

花の特徴
  • 一重咲きの花は、花びらが4枚で、色は赤、桃、紫、白などがあります。また、多数の花びらがついた八重咲きの花もあります。
  • 開花期の草丈は100~160cmです。
  • 花が終わると雌しべが発達してふくらみ、だ円または球形で、上部が平たい皿のような形をした大きな果実(長さ3~7cm、径3~6cm)になります。

いろんな種類のソムニフェルム種の花

八重咲きの花は「ボタンゲシ」、または「ペオニ(フラワード)ポニー」の名で園芸用に出回る事がありますので、注意が必要です。

葉、茎の特徴
  • 葉、茎、つぼみなどの外観は、キャベツの葉のような白味を帯びた緑色をしています。
  • 葉、茎、つぼみの表面には、ほとんど毛がありませんが、つぼみの下の茎(花梗)や葉の裏の主脈(葉の中心にある一番太い葉脈)には、まばらに毛がつくことがあります。
  • 葉は互い違いに茎につき、上部の葉は柄がなく、その基部は茎を抱き込むような形をしています。葉の長さは10~15cm、幅は5~20cmです。

葉が茎を巻き込んでいます。

 

アツミゲシ(セティゲルム種)

全体的な特徴
  • 花は、花びら4枚で、色は薄紫や赤があり、ソムニフェルム種よりも小形です。
  • 開花期の草丈は50~100cmです。
  • 葉、茎、つぼみなどの外観は緑色で、よく枝分かれ(分枝)します。
  • ソムニフェルム種よりも毛が多く、つぼみの表面やつぼみの下の茎(花梗)には毛があります。
  • 葉は互い違いに茎につき、上部の葉は柄がなく、その基部は茎を抱き込むような形をしています。葉の大きさはソムニフェルム種よりも小形です。
  • 果実はソムニフェルム種よりも小型です。

 

ハカマオニゲシ(ブラクテアツム種)

全体的な特徴
  • 初夏に、径9~12cmの鮮やかな深紅の大きな花を咲かせます。花びらは4~6枚で、基部に黒紫の鮮明な斑点があります。
  • 花びらのすぐ真下に4~6枚のハカマ(苞葉)があります。これは、果実ができて、果実の下の茎(果梗)が枯れるまで残り、ハカマのように見えるので「ハカマオニゲシ」の名前の由来となりました。
  • 草丈は60~100cmで、葉や茎全体が白く硬い毛で覆われています。
  • 葉は濃緑色で、鳥の羽のような形に深く切れ込んでいます。地面に近い部分の葉(根出葉)は密についており、長い柄(葉柄)があり、長さは柄を含め20~25cmです。
  • つぼみの表面には、硬く伏した(寝た)毛が多数ついています。
  • 果実は、表面に毛がなく、青緑色です。

ハカマオニゲシは、「植えてもよいケシ」のオニゲシと、外観が非常によく似ています。ハカマオニゲシの「鮮やかな深紅の花の色」、「花びらの基部に存在する鮮明ではっきりとした黒紫の斑点」、「つぼみの表面の伏した(寝た)硬い毛(オニゲシの毛は直立している傾向がある)」は、見分ける手がかりになります。

ハカマオニゲシは、オニゲシあるいはオリエンタルポピーの名で園芸用に出回ることがありますので、注意が必要です。

※厚生労働省「大麻・けしの見分け方」より

厚生労働省「大麻・けしの見分け方」

不正大麻・ケシを発見したら

もし、町内で不正大麻・ケシを発見した場合は、下記にご連絡ください。

留萌保健所(留萌振興局保健環境部保健行政室)企画総務課
電話 0164-42-8315(直通)

羽幌警察署
電話 0164-62-1110

お問い合わせ先

健康支援課保健係 TEL:0164-62-6020 (すこやか健康センター内) お問い合わせフォーム

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