平成30年第2回定例会
平成30年第2回定例会
日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
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1 | 会議録署名議員の指名 | |
2 | 会期の決定 | |
3 | 諸般の報告 | |
4 | 町政執行方針 | |
5 | 教育行政執行方針 | |
6 | 一般質問 | |
磯野議員 「まちづくりについて」 依然として少子高齢化が進み、地方の町はますます過疎に拍車がかかる現状であり、わが町も地方の小さな町であることからこの問題は深刻である。特に人口減少は顕著で、平成20年当初には8,600人ほどだったものが平成29年末には7,150人とわずか10年の間に1,450人減少している。 その人口推移を見ても、平成20年以降、死亡者数は毎年110人から120人前後で推移しているが、それに引きかえ出生数は平成20年以降50人前後で推移していたものが、平成29年は28人と一気に減少している。 今後この傾向は、ますます顕著になるものと考えられるが、特に年代別の人口構造を見ると平成20年には一番多かった50代、60代の人達が、今は60代70代、10年後には70代80代になり、そこからの人口減少は一気に進むと考えられる。 このままでは5,000人を切るのもすぐ先で、そうなると町の経済構造も大きく変化し税収も落ち込み、予算規模も縮小し、それは当然行政サービスの低下にもつながり、特に医療や福祉サービスが低下することで、若者にとっても高齢者にとっても住みづらい町になるのではないかと想像する。 それを防ぎ住みよいまちづくりを進めていくためにも、行政として今からそれに対応する手を打つべきと考える。 それにはまず一人でも人口を増やさなければならない。そのためには産業の振興、福祉の充実、移住定住の促進などいろいろあげられるが、私はまず町として年間の人口数値目標を掲げ、それに向けてそれぞれの担当課も数値目標を決めアイデアを出しあい、町民の意見も取り入れ、町民と行政が一丸となって人口を増やすための施策を打ち出し、それに向かって積極的に取り組むべきと考える。 そこで一つの施策として、私は子育て支援の充実を提案したい。それは出産、子育て支援金の創設である。 他の町村では出産見舞いや、お祝い金などの名目で実施しているところもあると聞いているが、わが町ではもっと充実させて一人目には100万円、二人目には200万円、三人目からは500万円位の支援をしても良いのではないか考える。そしてその財源には、ふるさと納税を積極的に利用すべきと考える。 本町では、平成20年から始まったこの制度により平成27年には約7千万、現在までに総額1億5千万ほどのふるさと納税がある。その使途の内訳には未来を担う子供たちの事業という項目があるのは承知しているが、この部分をもっと拡大し出産子育て支援を前面に出し、わが町の看板施策として全国に呼びかけ、応援をお願いしてはと考える。 わが町の人口を一人でも増やすためには、まずは一人でも多くの若者がこの町に住み、この町で働き、この町で結婚をして家庭を持ちたいと思うような街にしなければならない。そのためには行政がそれに積極的にかかわり、応援をするべきと考える。それが地域の活性化につながり人と物が動き、そして町中に子供たちの笑い声があふれ、そのそばでお年寄りがのんびり散歩をしている。それこそが我々が目指す住みよい町ではないかと考える。 町長は町政執行方針の中でも、漁業において自らが独立して船主になる若者が増加傾向にあると言っている。その通りで、焼尻島においても昨年漁師の若者が二組結婚をして漁業の担い手として頑張っている。いずれかわいい赤ちゃんが生まれて、島中の人気をさらうだろうと期待しているところである。そのように頑張っている若者のためにも、夢と希望の持てるまちづくりをしなければならないと思う。 以上のことを踏まえて、町長にこれからのわが町のまちづくりについての考えを聞きたい。 |
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阿部議員 「子育てしやすいまちづくりについて」 子育てしやすいまちづくりについては、子育て当事者の意見を反映する必要性は誰もが感じているところではあるが、子育て当事者は、生の声を届けたり、行動を起こしたりするきっかけがつかめないまま、日々の子育てに手一杯となっているのが現状ではないかと考える。 現在、羽幌町では、子育てに対する各種助成制度や支援事業等を行っているが、今後は今以上に、子育て当事者の求める要望と子育て支援を結びつけていくことを考えていかなければならない。また、羽幌町で昨年誕生した子供は28人と、近年と比較しても大幅な減少となった。出生数を急に上げることは難しくても、子育てしやすいまちづくりが少子化に歯止めをかけるきっかけの一つとしていくためにも、今後、羽幌町で子ども達がすこやかに成長するように、また、親が安心して子育てできるまちづくりを実践するにあたって、考えられる課題と対策、子育て当事者が求めている要望に応えるための提案として、以下の質問をする。 1.子どもを安全・安心に育てる環境づくりとして防犯対策があげられる。防犯対策の現状と、公共の施設・公園の防犯カメラ設置状況及び設置していない施設・公園については、今後、防犯カメラを設置する考えはあるのか。 2.子ども、親子の遊び場として昨年、オロちゃんランドが再整備されたが、その反面、自宅から徒歩圏内の公園・広場の整備を望む声も聞かれる。また、冬期間に安心して遊ばせることができる広場や、冬の休日に、親子で遊ぶことができる室内施設等が求められているが、そうした声に対してどのように考えているのか。 3.子育てバリアフリーの観点から、親子で利用しやすいように、公共施設の整備・充実を進める必要があると考える。今後、公共施設におむつ交換台やベビーキーパー、授乳室等の設置をする必要があると思うがどうか。 4.平日の午後から、子育て支援センターを気軽な一時預かりの場として、以下の提案をする。 ①一時預かりとして利用(有料) ②親同士の預かりの場として利用(無料) ③小学生以上の児童同伴(無料) 以上、3パターンを設定し、気軽な預かりの場として利用時間の制限や利用料金の工夫などをしてみたり、また、親同士で子どもたちを預かれる場所を提供することで、気軽な預かりの場として活用できると思うが、この提案に対しての町の見解は。 5.子育てしやすいまちづくりを実践するにあたって、最も必要なことは何であると考えているのか。 |
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小寺議員(1) 「子育て支援事業のニーズに対する対応について」 昨年12月19日に議会と子育て世代との意見交換会が行われ、多くの方に参加して頂いた。その中で、羽幌町の子育て支援についての意見や要望のみならず、予防接種や医療費の支援に対する感謝の言葉もあった。また、現在の支援の拡大や、新たなニーズなど羽幌町には無いサービスの提案もあり、今後羽幌町の子育て支援の充実のために大変貴重な意見が多く出された。 新年度は平成32年度に向けて「次期子ども・子育て支援事業計画」策定に向け、ニーズ調査を行うとのことだが、少しずつでも変更可能なものは実施に向け検討していかなくてはならないと考える。そこで次のとおり、4点について質問する。 1.子育て支援・少子化対策の一環として行っている「夢のフトンプレゼント事業」はどのように子育て支援や少子化対策になっているのか。 また、二子以降を出産した家庭においては、二度目の布団支給は不要として支給を辞退するケースもあると聞いている。このような事例も踏まえ、子育てに活用できる商品券や紙おむつ等、布団以外の品目も選択できるよう、一子・二子以降を問わず、支給品目を増やしてはどうか。特に、二子以降へは、このようなきめ細やかな対応が求められると思うがどうか。 2.平日午後に行われている自由開放「ごごうさ」では、対象者が0歳から就学前となっている。しかし、就学後の兄姉を伴って参加することができないため、利用しにくい場合もあると保護者から聞いている。就学後の兄姉も一緒に参加出来るよう改善出来ないのか。 3.子育てサポートの充実を図るために行政が提供するサービスのみならず、有料ボランティアの育成等を行い、サービスを受ける側と提供する側のマッチング等を行う事業も必要と考えるがどうか。 4.現状の子育て支援策に対する効果・成果をどのように捉えているのか。 |
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小寺議員(2) 「児童・生徒との町政懇談会について」 新年度の執行方針には「皆様の声を直接お聴きする機会として町政懇談会を開催し、いただいた貴重な意見を町政運営に反映する」との記述がある。 昨年8月30日に羽幌高等学校、31日に羽幌小学校、9月5日には羽幌中学校で町長をはじめ教育長も出席し、町政懇談会が行われ町広報にもやり取りの様子が紹介された。広報では「子どもたちにとりましても、町の将来などについて考える機会として誠に有意義であったと思います。」と記載があった。 しかし、新聞記事や道新エクスプレスで紹介されていた記事では、子ども達の町への不信感や苛立ちなどもあったようだ。 実際、中学生に聞いてみても必ずしも良い時間ではなかったと聞いている。予算がない理由で多くを否定され、受け入れられなかったことを悲しく思ったようだ。また、数多くの親からも子ども達から聞いた町長とのやり取りに疑問や落胆の声も聞こえた。 未来を担う子ども達は、夢を語る機会や町を考える機会、また町長と話す機会を楽しみにしていたのにも関わらず、悲しい時間を過ごしたと聞いている。そこで次のとおり、5点について質問する。 1.児童・生徒対象に行った町政懇談会の目的は何か。 2.町政懇談会の結果は、町財政を理由として多くの要望が受け入れられないような回答であったため、あらかじめ分かっていれば、予算を伴うものは質問せず、もっと有意義な懇談をしたかったとの児童・生徒の声を聞いている。児童・生徒に対し、町財政の現状等について、事前説明は無かったのか。 3.児童・生徒の意見や要望を、町政運営にどのように反映させるのか。 4.参加した児童や生徒並びに学校・保護者も含め、アンケート等で意見や感想をいただき、町政懇談会を評価すべきと考えるがどうか。 5.新年度の町政懇談会はどのような形で行っていくのか。 |
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金木議員(1) 「町有地の有効利用について」 少子高齢化や人口減少に歯止めをかけ、それぞれの地域で住みよい環境を確保していくための施策を総合的かつ計画的に実施していくため、平成26年に「まち・ひと・しごと創生法」が成立した。これに基づき、本町でも「まち・ひと・しごと総合戦略」を策定している。 この戦略には、住環境整備について「公共施設解体敷地の宅地活用」が述べられている。平成23年頃に数年間、町有地を宅地として売却していたが、現在、そうした動きがない。最近では、羽幌保育所跡地や港町公住跡地などができており、他にも以前から空き地となっている栄町の教員住宅跡など、十分に宅地として活用できそうな町有地が見受けられる。こうした土地を定住化促進のために、町外から本町に移り住む意思のある人へ提供するなど検討すべきと考えるが、見解を聞きたい。 |
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金木議員(2) 「学校給食の無償化について」 近年の加速する少子化と子どもの貧困など、その対策は急務であり、保護者に求められる教育に関する負担の軽減を図り、子育て環境の向上を目指すために、地域社会全体で子育てを支える方策として、学校給食費の無償化に踏み切る自治体が増えている。全国で平成28年度までに63市町村、29年度は20市町村で無償化が始まり、合わせて83市町村に広がっている。(うち、北海道内では17市町村)また、28年3月の内閣府・経済財政諮問会議においても、子育て世帯の支援拡充として給食費の無償化が打ち出されている。留萌管内の自治体では、まだ無償化に踏み切ったところはないものの、総合戦略として子育て環境充実のため無償化を検討すべきと考えるが、見解を伺いたい。 |
日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
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1 | 会議録署名議員の指名 | |
2 | 諸般の報告 | |
3 | 報告第1号 | 平成29年度定期監査報告(第3次)について |
4 | 議案第4号 | 羽幌町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例 |
5 | 議案第5号 | 羽幌町国民健康保険税条例の一部を改正する条例 |
6 | 議案第6号 | 羽幌町国民健康保険給付費等支払準備基金条例の一部を改正する条例 |
7 | 議案第7号 | 羽幌町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 |
8 | 議案第8号 | 羽幌町後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例 |
9 | 議案第9号 | 羽幌町国民健康保険条例の一部を改正する条例 |
10 | 議案第10号 | 羽幌町介護保険条例の一部を改正する条例 |
11 | 議案第11号 | 羽幌町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部を改正する条例 |
12 | 議案第12号 | 羽幌町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 |
13 | 議案第13号 | 羽幌町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 |
14 | 議案第14号 | 羽幌町営住宅管理条例の一部を改正する条例 |
15 | 議案第15号 | 羽幌町単独住宅管理条例の一部を改正する条例 |
16 | 議案第16号 | 羽幌町介護予防・生活支援事業実施条例を廃止する条例 |
17 | 議案第17号 | 羽幌町老人保健医療に関する条例を廃止する条例 |
18 | 議案第18号 | 平成29年度羽幌町一般会計補正予算(第13号) |
19 | 議案第19号 | 平成29年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号) |
20 | 議案第20号 | 平成29年度羽幌町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) |
21 | 議案第21号 | 平成29年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第3号) |
22 | 議案第22号 | 平成29年度羽幌町下水道事業特別会計補正予算(第2号) |
23 | 議案第23号 | 平成29年度羽幌町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号) |
24 | 議案第24号 | 平成29年度羽幌町水道事業会計補正予算(第1号) |
25 | 議案第3号 | 天売高校学生寮の設置及び管理に関する条例 |
26 | 議案第25号 | 平成30年度羽幌町一般会計予算 |
27 | 議案第26号 | 平成30年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算 |
28 | 議案第27号 | 平成30年度羽幌町後期高齢者医療特別会計予算 |
29 | 議案第28号 | 平成30年度羽幌町介護保険事業特別会計予算 |
30 | 議案第29号 | 平成30年度羽幌町下水道事業特別会計予算 |
31 | 議案第30号 | 平成30年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算 |
32 | 議案第31号 | 平成30年度羽幌町港湾上屋事業特別会計予算 |
33 | 議案第32号 | 平成30年度羽幌町水道事業会計予算 |
34 | 発議第1号 | 羽幌町各会計予算特別委員会の設置並びに委員の選任について |
日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
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1 | 会議録署名議員の指名 | |
2 | 諸般の報告 | |
3 | 議案第6号 | 天売高校学生寮の設置及び管理に関する条例(予算特別委員会審査報告) |
4 | 議案第25号 | 平成30年度羽幌町一般会計予算(予算特別委員会審査報告) |
5 | 議案第26号 | 平成30年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告) |
6 | 議案第27号 | 平成30年度羽幌町後期高齢者医療特別会計予算(予算特別委員会審査報告) |
7 | 議案第28号 | 平成30年度羽幌町介護保険事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告) |
8 | 議案第29号 | 平成30年度羽幌町下水道事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告) |
9 | 議案第30号 | 平成30年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告) |
10 | 議案第31号 | 平成30年度羽幌町港湾上屋事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告) |
11 | 議案第32号 | 平成30年度羽幌町水道事業会計予算(予算特別委員会審査報告) |
12 | 同意第1号 | 羽幌町監査委員の選任について |
13 | 同意第2号 | 羽幌町固定資産評価審査委員会委員の選任について |
14 | 発議第2号 | 羽幌町議会会議規則の一部を改正する規則 |
15 | 発議第3号 | 議員の派遣について |
16 | 発議第4号 | 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について |
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