平成25年第6回定例会
平成25年第6回定例会の議事日程
日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
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1 | 会議録署名議員の指名 | |
2 | 会期の決定 | |
3 | 諸般の報告 | |
4 | 行政報告 | |
5 | 一般質問 | |
磯野議員「離島の観光振興について」
先般の総務産業常任委員会において今年度の観光客の入込数が報告されました。それによると4月5月は昨年より下回ったものの、繁忙期の6月7月8月は昨年を上回り、トータルとして前年より若干の増となっております。特に6月が大きく伸びており、これは高速船の割引運賃が大きな要因の一つとして考えられます。また7月にはモニターツアーも実施され、8月においては、フェリー会社が独自で実施している親子割引等が徐々に観光客に浸透しているとも考えられます。以前から地元の観光関係者やツアーを実施している旅行社等からもこの高速船の運賃についてはたびたび要望も出され論議もされてきましたが、フェリー会社に対する赤字補填の問題も大きく、なかなか会社としても踏み切れなかった経緯もありました。今回、町がフェリー会社と協力してこの施策を進め、予想以上の結果が得られたことについては評価しております。そこで次年度についてもぜひこの施策を継続していただきたいと考えているわけですが、出来れば5月から8月までの期間もこの高速船の割引を実施してはどうかと考えます。またモニターツアーについても単年度ではなく、複数年実施する事が本当のモニターの意義があると考えますが、町長の考えはどうか。 |
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磯野議員(2)「めん羊事業の今後について」
焼尻島におけるめん羊事業については、今後の事業の方向について総務産業常任委員会において幾度も論議されておりますが、指定管理者制度にのっとり今後の新たな事業展開が期待されているところであります。この焼尻めん羊については以前から東京の有名レストランにも認められ、また近年では日本を代表するフランス料理の料理人の幾人にも高い評価を受けているのは皆さん承知のとおりであります。またこの日本海をバックにした牧場風景は多くの観光客が高く評価しているものでもあります。これは長い間の努力が実を結んだ成果であり、わが町の貴重な財産であることは言うまでもありません。この貴重な財産を守っていくために、今後どのような施策を行っていくのか、以下の点について質問します。 1:次年度からのこの事業の指定管理者の公募にあたっては観光に関連した提案等も出されていましたが、一番の条件はこの焼尻ブランドをどう守るかという事だと考えますが、これについてどの様に考えているか。 2:焼尻めん羊牧場については種畜場としての重要な役目もあります。近年内地などからも引き合いがあるとも聞いています。焼尻島は離島というハンデもありますが、しかしこの隔離された条件でのめん羊の飼育は、病気の発生などを考えたときには、大変大きなメリットであるとも考えます。この離島のメリットを利用し、今後は日本一の種畜場を目指すべきだと考えます。先般士別市においてサフォーク種の共進会が開催され、焼尻から出品された2頭が一位と二位に選ばれています。このような実績を生かし、今後はこの焼尻めん羊牧場を日本一の種畜場として位置づけ、日本中のめん羊がそのルーツをたどればすべて焼尻めん羊となるのも夢ではないと考えますが、町長はどの様に考えているか。 3:以前、島を活性化しようとの思いから、町観光協会と当時の所管課が合同で酪農学園大学及び八晃学園へ出向き、授業カリキュラムの一環として焼尻めん羊牧場で実習授業を行うことはできないかと相談した経緯があります。それが実現する事により牧場の人手の確保や、島に学生が滞在することによる地域の活性化や観光振興につながると考えたわけですが、残念ながらその話は途中で立ち消えとなっています。この計画をもう一度検討してみるべきと考えていますが、町長の考えはどうか。 |
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金木議員「中心市街地活性化と「ハートタウンはぼろ」買い取り問題について」
キーテナントの撤退などから経営危機に陥っている株式会社ハートタウンはぼろ(以下、会社)への支援として、町は11月26日に開催された議会総務産業常任委員会において、商業複合施設「ハートタウンはぼろ」の建物や土地を1億8,400万円で買い取り、町有施設として再生を図っていく方針を示しました。 同施設は、平成17年のオープン1年目からキーテナントである生鮮食料品店の経営がうまくいかず撤退するなど、事業の先行きを心配する声がありましたが、ついに昨年6月、後継のキーテナントとして入店していたスーパーが撤退するに至り、その心配する声はさらに大きくなりました。 そこで、昨年の6月定例会の一般質問で、「できること、できないことを見極めながら、これからの中心市街地のあり方、事業のあり方を考えていくべきではないか」と指摘し、その後の常任委員会でも「こうした状況に陥った原因はなぜか、これまでの事業が中心市街地活性化のためになっていたか、今後はどういった対策が必要かを検討すべきである」と主張していたなかで、今回の施設買い取り方針の提示がされました。 町が示した「支援計画(案)」に基づきながら、以下、質問します。 1.会社が町に施設の買い取りといった要請までをしなければならなくなったことに対する事業の計画立案、決定責任を、どう考えているのか。 2.施設の必要性について、「当初の目的を維持するべく『ハートタウンはぼろ』を中心市街地の核として利用する必要性は高い」と判断しているが、これまでも必要性があったにも関わらず、こうした事態となった。それが町で買い取った以降は順調にいくという見通しを、どう考えているのか。 3.支援計画では、「町が施設を買い取り町有施設として再生を図る」方法が適していると判断したが、これでいくと自己破産時に発生する連帯保証人の債務責任を回避させるため、町が公費で救済するものとみられるが、どう考えるのか。 4.平成14年当時に作成した「中心市街地活性化計画」や「タウンマネージメント構想」にはなかった「施設の町有化」については、決定の拙速を避け、広く住民を巻き込んだワークショップや住民説明会を開くなど、「住民自治」の原則に立って検討を進めるべきと考えるがどうか。 |
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小寺議員「中心市街地活性化におけるハートタウンはぼろへの支援と営林署跡地の利用策について」
本年9月30日に㈱ハートタウンはぼろより「施設を町有化し中心市街地活性化の中核施設を守りたい」との内容で町に要請書が提出されました。また要請書提出前の9月18日には羽幌町商工会から「ハートタウンはぼろ町有化について」の要望書が提出されました。その中には商工会も推進した事業であること、入居テナントや市街地商店街への影響などから町有化を強く求める内容と共に商工会としても協力を惜しまないとの姿勢が示されました。 庁内では9月1日付で中心市街地における諸問題に係わる対策について検討するために「羽幌町中心市街地対策会議」が設置されました。 その後、11月26日に行われた総務産業常任委員会の中で、町長自らが出席して「㈱ハートタウンはぼろ支援計画(案)」が示されました。「町が資産を買い取り町有施設として再生を図る」手法が適している。また引き続き商業施設として活用するものとし、今後は指定管理による施設の管理運営が相応しいとの考えが示されました。それに関連する事業として、営林署跡地の活用については「公園化」することを決定し、整備内容については若い世代の意見を基に描いていくこと、整備された公園と施設を定期的な歩行者天国や移動販売店による臨時出店などのソフト事業の実施について関係機関と協議を進めること、空き店舗の有効活用についても触れられていました。 中心市街地活性化の問題だけではなく、今後町の進むべき方向性や町民と共に協働するまちづくりを進めるためにも大きな問題であると考えます。 町民に対して正確な情報の提供をすることと、住民に理解を得る為に充分な説明を改めて行うことが不可欠だと私は考えます。 そこで次の通り、質問します。 1)当初立てた計画では、羽幌町、羽幌町商工会、ハートタウンはぼろの3者がそれぞれの立場で計画を実行することとなっていた。町はこれまでの10年間の検証を行い、評価を出さなくてはならないと考える。3者それぞれの役割や責任について町はどう捉えているのか。 2)ハートタウンはぼろからの要請額と同様の1億8400万円で施設を買い取り町有化するとの支援計画ですが、一般財源を充てるとすれば、町民へのしわ寄せも考えられ、町民生活への影響があると考える。また3セク債等の起債が可能とすれば、今後次世代への負担となっていくこととなり、町財政への影響等についてどう考えるのか。 3)ハートタウンはぼろからの提出資料や昨年行われたコンサルタントの分析を踏まえ、支援計画を作成している。支援後のシミュレーションについては、会社だけでなく既存のテナント、借地契約している地権者との話し合いも必要だと考える。現在どのような話し合いがなされているのか。また現在もキーテナントの誘致も行っているとのことだが、今後の既存のテナントとの再契約や新たな会社との新契約にも関係すると考えるがどうか。 4)町有化することで、町民の税金を多額に長期的に使うことになる。会社の資本金以上の金額で施設を買い取ることになり、施設の町有化だけでなく、事実上会社も町有化されたことになる。施設買い取りによって、中心市街地活性化と町民への今後の影響や負担のバランスをどのように捉えているのか。 また町民へはこの10年の経緯、特に会社設立の過程や現在の状況等も含めて、積極的な情報の提供や開示は不可欠だと考える。どのような方法で町の支援策について町民に理解を求めるのか。 5)営林署跡地は公園化するとの結論を出した。今後の整備内容については若い世代の意見を基に描いていくこととなっている。今後の意見の動向や中心市街地の計画如何によっては公園化の方針を変更することもあるのか。 6)今後、議会での議論、町民への説明等を行った上で、議会や町民への理解が得られない場合は支援計画やそれに付随する関連事業を変更する場合もあるのか。 |
日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
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1 | 会議録署名議員の指名 | |
2 | 諸般の報告 | |
3 | 報告第5号 | 平成25年度定期監査報告(第2次)について |
4 | 議案第52号 | 消費税率及び地方消費税率の改定に伴う関係条例の整備に関する条例 |
5 | 議案第53号 | 羽幌町税条例の一部を改正する条例 |
6 | 議案第54号 | 羽幌町国民健康保険税条例の一部を改正する条例 |
7 | 議案第55号 | 羽幌町立公民館条例の一部を改正する条例 |
8 | 議案第56号 | 乳幼児等医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例 |
9 | 議案第57号 | 羽幌町簡易水道設置条例の一部を改正する条例 |
10 | 議案第58号 | 平成25年度羽幌町一般会計補正予算(第8号)
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11 | 議案第59号 | 平成25年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第2号) |
12 | 発議第9号 | 議員の派遣について |
13 | 発議第10号 | 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について |
14 | 発議第11号 | 羽幌町中心市街地活性化等調査研究特別委員会の設置並びに委員の選任について |
15 | 意見案第2号 | 森林・林業・木材産業施策の積極的な展開に関する意見書の提出について |
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