平成24年第5回定例会
平成24年第5回定例会
日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
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1 | 会議録署名議員の指名 | |
2 | 会期の決定 | |
3 | 諸般の報告 | |
4 | 行政報告 | |
5 | 一般質問 | |
寺沢議員「羽幌港中央埠頭へのアクセス道路の今後について」 平成24年度で羽幌港の国直轄港湾工事が一区切りを迎え、新しくできる中央埠頭へフェリー岸壁とフェリーターミナル、それに漁協本所事務所・荷捌施設が移転し、来年4月1日より供用開始となる。はぼろ温泉サンセットプラザやバラ園などのリバーサイド施設と一体化した観光ゾーンとなり、新たな人の流れや観光への好影響が期待される。 そのような中、心配材料は、中央埠頭と国道を結ぶアクセス道路で、観光車両や水産物の運搬車両は中央埠頭に集中するが、そこへのアクセス道路は現状では1ルートしか無く、しかも直角カーブが続いてスムーズな移動が困難となる。関係機関である漁協やフェリー会社からは、観光の繁忙期にはバスや一般車両で混雑し、渋滞を引き起こすことへの心配の声が聞かれる。また、漁獲物を運搬する漁業関係者の車両においても、漁協へのアクセスの不便さが指摘されている。さらに、地震やそれによる津波発生などの災害時には、現状では速やかな避難ができない危険も考えられる。こうしたことから、関係機関からは、その他のアクセス可能な道路整備を望む声が非常に強い。 以上のことを踏まえ、次の質問をしたい。 1 現在設定されている中央埠頭へのアクセス道路は、供用開始に間に合わせた一時的なルートとし、今後、アクセスしやすいルートとなる道路整備を計画的にすべきと考えるがいかがか。 2 中央埠頭へのアクセスとして、もっとも自然なルートは、国道から福寿川沿いに真っすぐ中央埠頭に侵入するルートと考えるが、このルートを将来的にどう活用するのか。 3 2条通りがアクセス道路として検討された際、地盤の軟弱さが問題視されて大型車両の通行は好ましくないと判断された。こうした理由でアクセス道路から外れたが、周辺の道路事情をよく知るドライバーなら、このルートを利用するケースもあると考えるのが自然であり、2条通りの路盤を整備して、できるだけ早い時期に大型車両が通行可能な道路とすべきではないか。 4 その他の中央埠頭とのアクセス可能な道路整備は考えていないのか。 5 中央埠頭の供用開始に伴い、中心街とフェリー埠頭とがより遠くなる。観光客や高齢化する離島住民などの利用者に対するバスなどの運行について、関係機関との話し合いの状況はどのようになっているか。 |
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寺沢議員(2)「当町における医師確保の仕組みづくりについて」 道立羽幌病院、道立天売・焼尻診療所の医師確保問題は深刻であり、厳しい状況が続いている。道立の医療機関における医師確保は、本来、北海道が当たるべき業務だが、我が町の住民の医療に直結する問題でもあることから、当町でも出来る限りの努力をすべきと考える。町長も同じ理解に立ち、内灘町の金沢医科大学との交流などを進めているものと考えている。 私は、羽幌町独自の医師のデータベースをつくるべきと考える。当町出身者、当町に何らかの関わりや関心があるという医師を町民などから情報を集約し、町がそれらの個人情報を適正に管理しながら、医師との情報交流を図るなどをすべきではないか。それがわが町ができる医師確保の有効な策の一つになると考えるが、早急に取り組んではどうか。 |
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磯野議員「今後の保育園のあり方について」
昨年来、保育園の問題については、議会および常任委員会において再三論議をされているところですが、そういう中で先般、第1回羽幌町就学前子育て支援審議会が開催され、町長より「町立保育園の民営化」について諮問されたところであります。 そもそもこの保育園の問題については、町民からも建て替えについて何度も要望が出され、議会等でもその都度論議されてきましたが、残念ながら10年以上もたなざらしにされたまま今日に至っている事は皆さんご承知のとおりであり、私としてもその責任を重く感じているところであります。 そういう中で昨年、民間の幼稚園から「認定こども園」の建設運営計画が示され、それを受けて町側から町立保育園の民営化という考えが示されました。 この問題については、文教厚生常任委員会において何度も委員会を開催し論議が続いているところであります。 そこでこの問題について質問をします。 1 言うまでもなく保育は市町村の義務であり、それは児童福祉法にもうたわれている通りであります。このことからも保育というものは「子どもの最善の利益」が保証されなければならない事であり、これは子どもの側からすれば公的な保育を受ける権利があるということだと考えます。しかし、この民間の認定こども園には0から2歳児の保育の義務はないこととなっています。という事は今回、町側の思い通りに町立の保育園を廃止した結果、本町における保育施設がこの民間の認定こども園一か所だけになったとしたならば、町は保育の義務があり、子どもには保育を受ける権利があるにも関わらず、この認定こども園には保育の義務はないということになります。では一体行政はこれに対しどうやってその義務を果たすのか甚だ疑問です、そこで以下の質問をします。 ①今回、民間施設から示された「認定子ども園整備計画書」によると、その保育園入園の設定条件には保育の義務のない0から2歳児の設定しかなく、3歳からは自動的に幼稚園に入園することとなっているが、これではもし公立の保育園が廃止された場合、3歳児以上の保育に欠ける子どもたちは、行くところがなくなるがどう対応するのか。 ②町は公立と民営の場合の建設費や運営費の比較やそれに対する補助金等を示し、それが民営化を進める一つの理由としてきましたが、民営化にする大きな理由の一つが設備投資や人件費の低コスト化だとしたらそれは大きな問題であります。当然のことながら民間の施設は利益を上げなければならず、それが行き詰まれば保育の質は下がる懸念もあり、経営破綻も考えるが。万が一そのようなことになった場合、町としては民間の施設に対して支援をするのか。 2 現在「羽幌町就学前子育て支援審議会」が設置され、この問題について審議されているところですが、文教厚生常任委員会においても色々と議論されているところであります。この問題については、審議会も常任委員会も情報を共有したうえで進めていくことが大事な事と考えますが、そこで以下の質問をします。 ①5月に開かれた文教厚生常任委員会に示された資料に、委員から審議会の人選について指摘があり、その後、7月に開催された常任委員会でも同じ指摘がなされ、8月に開かれた常任委員会で決定したと報告があったが、そこまで二転三転した理由は何か。 ②8月の常任委員会に提出された資料の中で「民間は経営が行き詰る事があるのでは」との意見に対し「自治体でも財政再生団体になる可能性もある」との論理を展開し、あたかも公立の保育所をやることで財政が破たんするように受け止められかねない資料を示した。これについては、私はこのような言い方は誤解を招くので審議会に示すのはいかがなものかと指摘しましたが、これについてはどのように考え、何らかの対応をしたのか。 ③8月の常任委員会で、民間にするにしても「認定子ども園」「認可保育園」などの選択肢を示したうえで論議するべきとの意見に対し「わかりやすい資料を提出して審議していただく」と回答しているが、これについてはどのような場で、どのような資料を示したのか。 3 先の議会において、この認定こども園に対する予算案が否決されました。これについて、私は、議員それぞれの考えのもとに重大な結論を出したものと考えているが、町長はこの事をどのように受け止めているのか。 |
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平山議員「羽幌町における医療対策について」 新しく策定された第6次羽幌町総合振興計画では、地域医療体制の充実が最重点課題に掲げられているところですが、今年6月29日~7月7日迄、町長の訪問や羽幌町職員の派遣による「羽幌町PR事業in内灘町」が実施されております。目的の中の一つが「医療対策」という事で、金沢医科大学病院においてタウンプロモーションが実施されており、医師確保対策に期待するところではないかと思います。 この様な中、道立羽幌病院の医師が5名となってから、なかなか増員にはならず、地域住民の医療に対する不安は軽減されていません。 また、天売診療所においては、今年7月から幸いにも常勤医が赴任されました。しかし、赴任期間が6ヶ月との事で、島民の皆様には大きな不安となっている事と思います このことから次の点について、質問します。 1 金沢医科大学においてのPR事業は今回初めてですが、どの様な内容で医師確保の為の協力要請をし、感触としてはどうだったのでしょうか。また、今後の計画はどの様になっているのか。 2 天売診療所常勤医の、1月以降の見通しは。 3 医師確保対策の取組として、町民の署名活動等の検討、計画はどのようになっているのか。 |
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金木議員「郷土の特質・遺産を生かした教育実践について」 学校教育では、学習指導要領に基づいた文部科学省認定の教科書を基本に授業が行われていますが、私たちの郷土に根ざした歴史や風土、自然、産業などについても、副教材などを使って学習しています。 羽幌町内の小学校では、そうした学習のために社会科副読本が編集・発行されており、来年度4月から使用される副読本の改定・編集作業が現在進められています。 羽幌町に生まれ、育ち、将来の羽幌町を支える掛け替えのない子どもたちに、私たちの郷土・羽幌町の何を学んでもらうのか、副読本の改定・編集に関わって質問します。 また、羽幌町はアンモナイトを始め、化石の産出地としても知られていますが、学校教育や社会教育の場での教育実践についても、以下、質問します。 1 社会科副読本の改定・編集にあたり、改定の特徴や作業の進捗状況はどうか。 2 掲載内容について、町民からも意見や要望を寄せてもらう考えはないか。 3 平成15年に改定発行された現行の副読本には、アンモナイトや化石の産出について記述されているのか。また、具体的な教育実践はどうか。 4 アンモナイトや化石の自然遺産を生かした事業を検討できないか。 |
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金木議員(2)「羽幌小学校改築に向けた審議会やパブリックコメントについて」 羽幌小学校改築について審議・調査した5月14日開催の文教厚生常任委員会において、建替えには概算でおよそ12億円とはじき、教育委員会では道東方面の小学校を視察した後、9月から10月にかけてパブリックコメントを募集する予定と報告していました。 とりわけ、大きな事業や重要な事業の場合、一般から意見を募るだけでなく、審議会や検討委員会を立ち上げて議論、検討を進める手法もとられますが、一般住民から組織する審議会などは考えていないのでしょうか。 また、新校舎で学ぶ主人公となる子どもたちからも、意見や要望を聞く場を設けるべきと考えますが、見解を求めます。 |
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小寺議員「ふるさと教育の推進と地域資源の活用について」 今年は羽幌町開基115年になり、また羽幌・天売の両小学校が開校120周年を迎えました。歴史の浅い北海道の中にあっても本町は100年以上も続く歴史と文化を持ち、また自然環境が豊かで天売・焼尻島を含む他の地域にはない特色を持った素晴らしい地域であると思います。そして農業・漁業の第一次産業と観光業が盛んな町でもあります。 羽幌町は近年多くの課題もある中、各施設や環境の整備等も行い、町民と共に様々な分野で発展してきました。しかし『ひとづくり』への施策が遅れていると思われます。『まちづくりはひとづくり』という言葉の通り、まちづくりを考える上で地域を愛するひとづくりは大変重要な施策である考えます。 その為にもふるさとの自然風土、歴史、文化、産業に関する理解を深め、ふるさとに対する誇りや愛着を育むふるさと教育の推進が不可欠だと思います。 北海道教育委員会も北海道教育推進計画の中でもふるさと教育の独自プログラムを作成し推進しています。 羽幌町でもふるさと教育を推進することにより、子ども達だけでなく大人も今より主体的に地域とかかわりを持ち、地域への関心・意欲が高まり、地域に必要な人材を育成していくことに繋がると考えます。それが将来地域のちからとなり、羽幌町の未来への大きな魅力と希望になっていく為にふるさと教育を推進するべきと考えます。 そこで次の通り、質問します。 1『ふるさと教育』を推進することにより、地域に対する意識の変化、各産業への活力や連携、また総合的な地域力の拡大に繋がり、町の将来を考える上で重要な要素と考える。農業・漁業・観光・教育・環境など様々な連携を通して、町が総合的な方向性を示すことが必要と思う。今後ふるさと教育の活用や取り組む計画があるのか。 2羽幌町には観光分野でも重要な役割を担っている天売・焼尻両島がある。平成25年4月には新しい港と共にフェリーターミナルが完成し、新しい高速船も就航の予定である。また北海道が推進する『羽幌町エコアイランド構想実証プロジェクト』も今年度から行われる。地域の資源を正しく理解し、有効に活用することも大切であると考える。ぜひこの機会に多くの町民が島に渡り、地元の素晴らしい環境を体験する機会やふるさとのよさを再発見する機会をつくるべきと考えるが計画はあるのか。また島の活用についての具体的な取り組みはあるのか。 3地元の子ども達に学校教育の中で『ふるさと教育』を行うことが大切だと考える。現在も様々な形で地域の施設を活用し、文化や産業団体と一緒に取り組んでいるが、今後も計画的に一貫性を持った形でふるさとを学ぶ機会を継続して頂きたい。また子ども達が天売・焼尻を訪れる機会をつくり、ふるさとの素晴らしさを体験出来ることは大切だと考える。しかし現在は両島を訪れることが出来ていない。今後島に渡ることには様々な課題があるとのことだが、それをどのように取り組んでいくのか。 4地域づくりの為には、人材育成や教育が大切だと考える。現在は『人づくり事業補助金』が間接的にサポートしている状況である。町が主体となって積極的に人材の育成やふるさと教育を計画し実践していくことも必要と思われるがどうか。 |
日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
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1 | 会議録署名議員の指名 | |
2 | 諸般の報告 | |
3 | 報告第6号 | 専決処分の報告について 「和解及び損害賠償の額の決定について」 |
4 | 報告第7号 | 財政の健全化判断比率及び公営企業の資金不足比率の報告について |
5 | 承認第6号 | 専決処分の承認について 「平成24年度羽幌町一般会計補正予算」(第4号) |
6 | 議案第49号 | 羽幌町暴力団の排除に関する条例 |
7 | 議案第50号 | 羽幌町防災会議条例の一部を改正する条例 |
8 | 議案第51号 | 羽幌町災害対策本部条例の一部を改正する条例 |
9 | 議案第52号 | 羽幌町国民健康保険条例の一部を改正する条例 |
10 | 議案第53号 | 新たに生じた土地の確認について |
11 | 議案第54号 | 町の区域の変更について |
12 | 議案第55号 | 平成24年度羽幌町一般会計補正予算(第5号) |
13 | 議案第56号 | 平成24年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) |
14 | 議案第57号 | 平成24年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第2号) |
15 | 認定第1号 | 平成23年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について |
16 | 認定第2号 | 平成23年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について |
17 | 認定第3号 | 平成23年度羽幌町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について |
18 | 認定第4号 | 平成23年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について |
19 | 認定第5号 | 平成23年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について |
20 | 認定第6号 | 平成23年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について |
21 | 認定第7号 | 平成23年度羽幌町港湾上屋事業特別会計歳入歳出決算認定について |
22 | 認定第8号 | 平成23年度羽幌町水道事業剰余金の処分及び決算認定について |
23 | 発議第6号 | 羽幌町各会計決算特別委員会の設置並びに委員の選任について |
日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
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1 | 会議録署名議員の指名 | |
2 | 諸般の報告 | |
3 | 認定第1号 | 平成23年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告) |
4 | 認定第2号 | 平成23年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告) |
5 | 認定第3号 | 平成23年度羽幌町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告) |
6 | 認定第4号 | 平成23年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告) |
7 | 認定第5号 | 平成23年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告) |
8 | 認定第6号 | 平成23年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告) |
9 | 認定第7号 | 平成23年度羽幌町港湾上屋事業特別会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告) |
10 | 認定第8号 | 平成23年度羽幌町水道事業剰余金の処分及び決算認定について(決算特別委員会審査報告) |
11 | 発議第7号 | 議員の派遣について |
12 | 発議第8号 | 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について |
13 | 意見案第7号 | 森林・林業・木材産業施策の積極的な展開に関する意見書の提出について |
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