平成23年第8回定例会
平成23年第8回定例会
日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
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1 | 会議録署名議員の指名 | |
2 | 会期の決定 | |
3 | 諸般の報告 | |
4 | 行政報告 | |
5 | 一般質問 | |
金木議員「『子ども・子育て新システム』と公的保育のあり方について」 現在、政府は、新たな保育制度となる「子ども・子育て新システム」の構築に向け、「新システム検討会議」を発足させて、基本的な制度要綱の検討・協議が進められています。 「新システム」は、旧自公政権のもとで厚生労働省が準備を進めてきた「新たな保育のしくみ」をベースにしながら、すべての子どもに切れ目のないサービスを保障するとしています。しかし、これまで国と地方自治体が負ってきた保育提供の責任をなくし、直接契約、直接補助、応益負担が原則といった保育の市場化であるとの指摘もあり、「保育をよくする会」の発表によれば、「新システム」に反対や撤回を求める意見書は、都道府県議会で28以上、市町村議会を含めれば、約230にもなっているといいます。 こうした状況下で、築43年の老朽化著しい羽幌保育園については、だれもが早期建替えを望んでいます。議会では、常任委員会でも所管事項としての協議が続けられ、9月定例会の一般質問でも取り上げられ、また、町民と町長とのふれあいトークでも質疑が交わされるなど、保育所建替え問題はもはや先延ばしできない喫緊の課題となっています。 町長は、これまでの議会やふれあいトークにおいて、「子どもたちの健やかな成長をはぐくむために、早急に取り組んでいく」「運営に関しては、民営化も選択肢の一つ」「結論は今年中に出したい」などと述べられています。 今、保育行政が大きく方向を変えられようとしているとき、羽幌保育園の建替えも含めて、公的保育のあり方、「新システム」での問題や課題についての基本的な認識、対応を質したく、以下の点について質問します。 (1)「新システム」では、児童福祉法24条に基づく保育の実施責任がなくなり、自治体は保育の必要があるかどうかの認定をするだけで、保護者が保育所と直接契約するようになることでの弊害はないか。 (2)当初、「応益負担」といわれていた保育料について、先頃の政府の検討委員会で保護者の所得に応じた「応能負担」とする方針が示されたが、独自のサービスやカリキュラムで増額も可能とされている。私立幼稚園から移行した「子ども園」では保育料に格差が生じないか。 (3)町立保育所から民間へ移行した場合の保育士や職員の賃金格差、施設の運営費は、どうなるか。 (4)「一元化」「二重行政の解消」といってスタートした「新システム」が、私学助成の存続で、結局、三元化される事態であり、「幼保一体改革」は大幅に後退したとみられている。制度実施には消費税の10%が前提ともなっていて、先行き不透明ともなってきた。先ずは、羽幌保育園を「町立」としての建築計画を急ぐべきであると考えるが、どうか。 |
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橋本議員「TPP(環太平洋連携協定)協議参加について」
11月11日政府はTPPに対する協議の参加を表明をした。 TPP(環太平洋連携協定)は、農林水産物の関税撤廃による地域経済・社会への甚大な影響にとどまらず、わが国の優れた医療制度や、金融・保険などのあらゆる分野に関する国の仕組みの改悪につながるものである。 TPPに参加し関税撤廃した場合の管内の影響試算の発表によると、留萌振興局管内では167億円の損失、農業経営体は7割もの減少となると算出されたそうです。わが町にとっては地域崩壊の危機になるものと考えます。 しかし、一方では、マスコミ報道によると世論調査ではTPP参加の賛否は、ほぼ同数との報道もあり残念な思いであります。 TPP参加に対する町長の見解は。 |
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橋本議員(2)「本町の農業振興について」 羽幌町農業の本年の状況は、コメの作柄は作況指数107となり豊作でありましたが、昨年の、いもち病菌が圃場にあるということで例年になく薬剤などに経費が掛かった年でありました。来年もまだ、菌が残っていることから今年同様の対応が必要となります。 一方、畑作物につきましては長雨などの影響により全般的に作柄はよくありませんでした。 農業者人口の減少、後継者不足、農産物の価格低迷など、様々な課題を抱えております。 このような状況を踏まえ、今後の羽幌町農業振興に対してどのように考えているか |
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橋本議員(3)「食育の取り組みについて」 平成17年6月に食育基本法が成立し自治体には食育推進基本計画を制定し、教育現場における展開のみならず、生産者や食品関連業者や消費者など幅広い取り組みを展開することが定められた。 今後、羽幌町としてどのように対応しようと考えているか。 |
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小寺議員「町行政と振興計画について」 この10年を振り返り、国の政治や世界の情勢、自然環境や経済など10年前には想像も出来ない変化が起こり、3月の震災を経験したことで人や地域の価値観にも変化が見られます。また羽幌町でも10年前と比べ人口、企業の減少や医療体制の不安なども大きくなり、住民の生活にも直接的な影響を与えています。 このような現状の中、羽幌町は平成14年度に作成した羽幌町総合振興計画が今年度最終年となり、新たな10年に向けて振興計画の作成を行っています。 「羽幌町総合振興計画」は、まちの将来像・基本理念・基本目標を示す最上位計画と位置づけられており、羽幌の未来を左右する重要な計画であります。 長期計画を立てる際には、以前の計画の評価や検証を十分に行い、10年後にどのような町になっていくのかを長期的なビジョンを具体的に描く必要があると思われます。より具体的なビジョンを描くことにより、計画や実施などが明確になり、今やるべき事が見えてくると考えます。しかし町民からは町長の進める政策や10年後の羽幌町が見えないとの声も多く聞きます。町長の考えや今後の方向性をしっかりと町民に伝えて行くことが必要だと考えます。 そこで次の通り、質問します。 (1)平成14年度作成の羽幌町総合振興計画についての計画から実施までの10年を町長自らの評価はどのように考えているか。 (2)町長が思い描く、将来の羽幌町はどのようになっており、どんな町にしていくのか。また具体的なビジョンはあるのか。 (3)町長が掲げている「対話・協働のまちづくり」とは、具体的にどのようなことか。 (4)町長の考えや行動を町民に伝えることについて、どのように考え、現在行っているのか。また今後どのようなことを行っていくのか。 |
日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
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1 | 会議録署名議員の指名 | |
2 | 諸般の報告 | |
3 | 報告第6号 | 平成23年度定期監査報告(第2次)について |
4 | 議案第38号 | 羽幌町税条例の一部を改正する条例 |
5 | 議案第39号 | 羽幌町民スキー場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例 |
6 | 議案第40号 | 羽幌町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例 |
7 | 議案第41号 | 羽幌町中小企業特別融資制度資金利子補給条例の一部を改正する条例 |
8 | 議案第42号 | 平成23年度羽幌町一般会計補正予算(第6号) |
9 | 議案第43号 | 平成23年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) |
10 | 議案第44号 | 平成23年度羽幌町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) |
11 | 議案第45号 | 平成23年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第2号) |
12 | 発議第17号 | 議員の派遣について |
13 | 発議第18号 | 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について |
14 | 意見案第8号 | 環太平洋経済連携協定に反対する意見書の提出について |
15 | 意見案第9号 | 漁船用軽油にかかる軽油引取税の免税等に関する国への意見書の提出について |
16 | 意見案第10号 | 看護師・介護職員等の大幅増員と夜勤改善で安全・安心の医療・介護、地域医療の拡充を求める意見書の提出について |
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