平成23年第6回定例会
平成23年第6回定例会
日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
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1 | 会議録署名議員の指名 | |
2 | 会期の決定 | |
3 | 諸般の報告 | |
4 | 行政報告 | |
5 | 一般質問 | |
金木議員「『子育て支援医療費還元事業』の制度設立へむけて」
現在、子ども医療費の自己負担に関する制度として、北海道の制度では、3歳未満で初診時一部負担金のみ、3歳から就学前までと小学生の入院費で1割負担(ただし、住民税非課税世帯は初診時一部負担金のみ)、小学生の通院と中学生への助成はありません。国の制度としても進んでいないため、多くの自治体では道制度に上乗せするかたちで支援を行っており、苫前町でも8月から小学校を卒業するまでの入院、通院とも全額が助成されることとなりました。 北海道のホームページで公開されている「『乳幼児等医療給付事業』の市町村における拡大実施状況」によれば、平成23年4月現在、全道で初診時一部負担金の助成、補助対象年齢の引き上げなど、何らかの上乗せ助成をしている自治体は全道179自治体中、110を越えています。なかでも、中学生まで対象としているところが46自治体あり、さらに北斗市、黒松内町、上ノ国町、蘭越町の4市町では高校卒業まで全額助成しており、補助対象の枠を広げる自治体は年々増えてきている状況にあると認識しています。 羽幌町では道が決めた制度のままですが、何も上乗せ助成をしていない自治体のほうがもはや少数となっています。まず、町はこうした道内自治体の動向について、どのように評価されるのか、質問いたします。 さらに、医療費自己負担分の助成方法として、現金による払い戻しでなく、町内の商店等で使える「地域通貨券」(金券、商品券等)で還元することで、子育て世代の町民への支援と町内の商業活動の活性にもつながることをめざした事業を実施している自治体もあります。胆振管内のむかわ町では、こうした事業を平成19年から実施し、昨年からは高校卒業まで支援を引き上げています。これは、一つの予算で二つの効果が上がるものであり、まちづくりや地域振興にも結びつくとなれば、活用可能な補助金や交付金も期待できると考えます。わが羽幌町でも、ぜひ取り組むべき事業として表題の制度設立を要望します。 <制度の概要> 医療機関で支払った領収書を役場や支所(すこやか健康センター、ハートタウンはぼろ行政サービスコーナーなど)へ持参し、一定のポイントが貯まったら「地域通貨券」と交換し、町内で買い物や支払いができるものとする。あるいは、「地域通貨券」の印刷・発行経費の節減を考慮すれば、羽幌町商工会発行の商品券を使用することも検討する。 <対象者> 羽幌町に住所のある子ども(0歳から中学卒業まで)の保護者を対象とする。(ただし、院内学級・養護学校へ入学している場合、住民登録がなくても対象とする) <支援内容> 対象者の子どもが病院等で支払った金額のうち、国民健康保険や社会保険の対象となっている医療費の自己負担額に応じて1円につき1ポイントを発行し、500ポイント毎に、500円の「地域通貨券」(商品券)と交換する。 ただし、ポイントの発行で、対象者の子ども1人について1カ月あたりの上限を設けることとする。 以上のような住民への還元事業となる制度設立にむけて、町の見解はどうか、質問します。 |
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金木議員(2)「高額な水道料金問題への対応について」 羽幌町では現在、下水道普及率80.1%に対し、水洗化率が50.1%と、接続世帯が思うように増えていないため、昨年9月から10月にかけて未接続世帯へアンケート調査を行い、その調査結果が町のホームページで公表されています。 それによれば、「調査結果の概要」のなかで、「下水道に未接続の理由」として「高齢者世帯の増加や工事費、使用料の負担など経済的な理由の回答が80%以上を占めていました」とあります。たしかに自由記入されている意見をみると、「年金生活なのでできない」「水洗にしたいがお金がかかりすぎ」「月額いくらなのか。金額を明示してくれなければできません」「下水道の利用料金や水道代で出費が増加するので、生活はきつくなる。ただでさえ水道料金が高いので水洗化を進めるのであれば、下水道料金や水道料金を見直してほしい」など、高齢者や一人世帯での今後への生活不安とともに、高額な水道料金による負担の増加を訴える意見が多数寄せられました。 現在の羽幌町の家庭用水道料金は、1カ月あたり上水道が基本水量10立法メートルで2,850円、簡易水道が基本水量8立法メートルで2,570円となっており、これは平成17年度に改正されたものです。この料金は北海道が公表している21年度資料によれば、道内高額料金ベストテンで上水道が第6位、簡易水道では第2位となっています。また水道産業新聞社での発表資料をみると、19年度では全国第10位の高料金となっています。上水道家庭用での全国平均1,482円(20年度)、全道平均2,028円(21年度)に比べても羽幌町は非常に高く、全国平均の約2倍ともなっています。 8月1日、日本共産党の道内地方議員らによる対北海道交渉において、羽幌町の水道料金について「管内でも増毛町や天塩町、苫前町などでも高額となっており、広域的な課題として道としても対応してほしい」と訴えてきたところです。 町では、先のアンケート調査結果をもとに、今後、水洗化率向上への対策をとる予定と伺っていますが、水道料金体系の見直しまでは考えていないとも聞いています。しかし、先のアンケート調査の結果や実際に水道料金が全国、全道トップクラスとなっている状況からも、水洗化率向上対策の一つの要点と位置付けていくべきであると考え、以下質問いたします。 1 現行の水道料金について、「高い」という認識はあるか。 2 平成16年12月議会での料金改定の審議で、低所得世帯対策など、福祉的な制度での対応も課題としていたが、現状や見通しはどうか。 3 水洗化率向上対策と水道料金問題との関係を、どうとらえているのか。 |
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平山議員「道立羽幌病院の医師確保の取組について」
道立羽幌病院は、地域センター病院としての位置付けがなされていますが、年々、医師の減少が続き、今年7月からは4名の固定医となっています。このようなことから入院病床数も1病棟は休床、あとの1病棟も病床数が減らされ、規模の縮小にもなっており、2次医療が全うできていない現状にあると思います。 22年度に実施した羽幌町総合振興計画策定に向けた、町民アンケート調査では「安全、安心なまちづくり」に福祉、医療体制の充実を望む声が最も多く、回答者の約8割を占めています。この結果は、道立羽幌病院の固定医の減少、医師不足からくる町民の医療に対する不安の表れとだと思います。このことから道立羽幌病院への支援について以下の質問をします。 1 アンケート結果から、町民が望んでいる、福祉、医療が充実した安心なまちづくりに対してどの様に取り組んでいくのか。 2 医師確保対策として、医師研究資金等貸与条例が制定されましたが、現在の利用状況はどうなっているのか。また、今後の活用に向けた取り組みなどをどの様に考えているのか。 3 医師不足は、全国的にも問題となっており、1つの町、1つの病院だけで考えているだけでは、医師確保は難しいと思います。例えば、留萌市立病院と連携して、羽幌町として一緒に医師確保に向け、知恵やお金を出しながら取り組んでいく、このような方法も必要だと思いますがどの様に考えているのか。 4 北海道に対しての医師確保等の要請行動においては、優先する診療科目の医師など、町民と一丸となって考え行動を起こし取り組むことも必要だと思いますがどの様に考えているのか。 5 民間団体による「地域医療を守る会・折り鶴」の活動に対し、今後、町としてどの様な支援をしていくのか。 |
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寺沢議員「羽幌港中央ふ頭完成に伴う諸問題について」 1 国道から中央埠頭までの福寿川河岸整備を供用開始まですべきでは。 2 国庫補助対象外となる漁協事務所部分についての町補助について町長の意向は。 |
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寺沢議員(2)「離島振興法改正および離島振興計画策定について」 羽幌町は、天売島、焼尻島の2島を行政区に持ち、両島ともに漁業、観光を基幹産業として栄えてきました。ところが近年、漁獲の落ち込みや海獣による漁業被害等により、漁業は厳しい状況であり、また、観光も景気低迷や観光指向の変化などにより入込数が落ち込み、こちらも年々厳しさを増すばかりです。人口減少や高齢化がそれに追い討ちをかけ、離島は様々な問題を抱える現状にあります。 住民の方の声の主な項目は、生活関連では医療・福祉への不安、日常生活に必要な灯油・ガソリン等の高騰(時限で一部国庫補助)、住民の足であるフェリー運賃や運行態勢、高齢者の通院・検査に要する宿泊・交通費負担、生活排水処理の問題など。 産業関連では、漁業への海獣被害の長期化、漁業後継者や労働力不足、魚箱や漁獲物の運賃負担による利幅減、エコ・ツーリズムの推進や観光施設の維持・管理、観光振興の効果な手法についてなど。 教育関連では、天売高校の存続、乳幼児保育への不安などがあります。 島独特の自然環境の保全も大きなテーマですが、この夏、天売島のウミガラスが7羽巣立ったことは大変明るいニュースとして全国に伝えられました。 離島特有にも見える問題には、当町のような過疎地域の問題を顕著にしたものであり、離島の問題解決は過疎地域振興の道筋であり、離島振興は過疎地域振興そのものと考えます。 折しも、国では平成24年度末で期限切れとなる離島振興法の改正延長に向け、全国離島振興協議会が「離島振興法改正検討会議」を設置して7月に報告書を取りまとめ、政党のなかには専門部を置いて調査するなど、様々な動きが出ています。改正内容によっては、離島の問題は劇的に解決への道筋が見えるかもしれません。 また、当町では羽幌町総合振興計画が今年度で期限切れとなり、次年度以降の計画を策定中であります。現状の計画は、離島地域の記述が市街地区の項目に併記・包含される形になっていますが、島という独立した地域であることから独立させた方が、問題や目標を明確化できるものと考えます。 以上の観点から、以下の質問を致します。 1 離島振興法改正に向けた当町の取り組みは。 2 羽幌町総合振興計画とは別に、天売島総合振興計画、焼尻島総合振興計画を策定してはどうか。 |
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小寺議員「保育園の現状と今後の方向性について」 第10次港湾整備計画が平成24年度をもって終了予定であり、平成25年4月1日より羽幌港のフェリー発着場所が中央ふ頭へ移転します。それに伴い、フェリーターミナルの新設、北るもい漁協荷捌施設及び事務所の移転、上下水道などのインフラ整備、アクセス道路整備などが計画されています。これまでもこれら事業について議論が重ねられたとこでありますが、以下について質問をいたします。 羽幌町立羽幌保育園は昭和42年12月に新築、翌年昭和43年4月に開園され、今年で43年経過しています。過去4度の修繕作業を行いながら現在に至っております。 10年位前から議会での質問や委員会での論議・報告がなされ、ここ数年は特に頻繁に保育園の運営や改築について議論が起こっています。 しかし町民の多くは、一向に進まないことに対して不安と疑念を持ち、保育園の今後の方向性に高い関心を持ち、行政の動向に注目しております。 児童福祉の面からも、一番弱い立場の子ども達が犠牲となっているのではないでしょうか。子ども達に良い環境を整備し、親も安心して子ども達を預け働く状況にしていかなくてはなりません。子ども達が安心安全で健やかな成長するためには、行政側が先延ばしにしてきた問題を一刻も早く結論を出しと実行することが必要だと考えます。 そこで次の通り、質問を致します。 1 現在、保育園の施設、運営の問題は何か。 2 児童福祉施設検討委員会から出された報告内容をどのように捉え、何を決定し実行したか。 3 当時建設場所の候補地としていた旧役場跡地を売却の経緯は。 4 保育園に対する今後の方向性と具体的な対策や政策はあるのか。 |
日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
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1 | 会議録署名議員の指名 | |
2 | 諸般の報告 | |
3 | 報告第5号 | 財政の健全化判断比率及び公営企業の資金不足比率の報告について |
4 | 議案第33号 | 羽幌町税条例等の一部を改正する条例 |
5 | 議案第34号 | 平成23年度羽幌町一般会計補正予算(第4号) |
6 | 議案第35号 | 平成23年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) |
7 | 議案第36号 | 平成23年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第1号) |
8 | 同意第4号 | 羽幌町教育委員会委員の任命について |
9 | 同意第5号 | 羽幌町固定資産評価審査委員会委員の選任について |
10 | 諮問第1号 | 人権擁護委員の推薦について |
11 | 認定第1号 | 平成22年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について |
12 | 認定第2号 | 平成22年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について |
13 | 認定第3号 | 平成22年度羽幌町老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について |
14 | 認定第4号 | 平成22年度羽幌町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について |
15 | 認定第5号 | 平成22年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について |
16 | 認定第6号 | 平成22年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について |
17 | 認定第7号 | 平成22年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について |
18 | 認定第8号 | 平成22年度羽幌町水道事業決算認定について |
19 | 発議第12号 | 羽幌町各会計決算特別委員会の設置並びに委員の選任について |
日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
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1 | 会議録署名議員の指名 | |
2 | 諸般の報告 | |
3 | 認定第1号 | 平成22年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告) |
4 | 認定第2号 | 平成22年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告) |
5 | 認定第3号 | 平成22年度羽幌町老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告) |
6 | 認定第4号 | 平成22年度羽幌町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告) |
7 | 認定第5号 | 平成22年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告) |
8 | 認定第6号 | 平成22年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告) |
9 | 認定第7号 | 平成22年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告) |
10 | 認定第8号 | 平成22年度羽幌町水道事業決算認定について(決算特別委員会審査報告) |
11 | 選挙第5号 | 羽幌町選挙管理委員会委員及び補充員の選挙について |
12 | 発議第13号 | 羽幌町総合振興計画調査特別委員会の設置並びに委員の選任について |
13 | 発議第14号 | 羽幌町防災計画調査特別委員会の設置並びに委員の選任について |
14 | 発議第15号 | 議員の派遣について |
15 | 発議第16号 | 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について |
16 | 意見案第5号 | 「離島振興法」の改正・延長を求める意見書の提出について |
17 | 意見案第6号 | 森林・林業・木材産業政策の積極的な展開に関する意見書の提出について |
18 | 意見案第7号 | 住民の安全・安心な暮らしを支える交通運輸行政の充実を求める意見書の提出について |
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