平成23年第5回定例会
平成23年第5回定例会
日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
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1 | 会議録署名議員の指名 | |
2 | 会期の決定 | |
3 | 諸般の報告 | |
4 | 一般質問 | |
金木議員「震災・災害対策について」 羽幌町では昨年度、200万円の予算を組んで、「防災のしおり・羽幌町防災ハザードマップ」が作成され、今年3月に各家庭に配布されました。いざというときの避難場所や、津波、土砂災害、大雨など、災害種別に危険区域が示された地図が折りこまれたものであります。この「しおり」が配布された直後に、今回の東北・関東地方に甚大な被害をもたらした東日本大震災が起こりました。 各家庭では、大震災・大津波が起きたこともきっかけとなり、「しおりとマップ」が注目されたことと思います。しかしながら、今回の大震災であまりにも大きな被害が出たこともあり、「これで大丈夫か」といった声も、少なくありません。 そこで、以下について質問します。 (1) 3月下旬に2会場で開催されたハザードマップの説明会について、参加状況、出された意見など、どうであったのか。 (2) ハザードマップで想定された以上の大津波が予想される場合のシュミレーション、避難方法や避難経路など、まだまだ見直し・検討が必要と考えますが、今後どう対策をとられるのか。 (3) 昨年8月の大雨で、市街地では北3条通りと南6条通りの一部が冠水しました。雨水管の太さや地盤の状況など、冠水した理由は色々あると思いますが、こうした、いわゆる「ゲリラ豪雨」は、今後も起こりうると予想されます。北3条通りについては、今年度、太い雨水管に交換されると聞きましたが、ほかの区域においても、雨水の処理能力、雨水管が土砂などで詰まっていないかなど、総点検が必要ではないかと思いますが、町の考えはどうか。 |
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金木議員(2)「東日本大震災による影響と対策について」 3月11日、東北・関東地方を中心に起きた東日本大震災は、1000年に1度ともいわれる甚大な被害をもたらし、さらには、福島第一原発事故とも相まって、今もなお、多くの被災者が避難生活を余儀なくされています。政府は第一次の補正予算で、取り敢えずのものは出されましたが、まだまだ復興への希望や方向性は見えてきません。被災された方々は、復興できるという希望の持てる施策を待っているはずです。急いで、それに応えていく政治が、いま求められていると思います。 さて、漁業が盛んな東北地方や様々な工業製品の製造工場が集中していた関東地域での震災で、ここ羽幌町の産業界にも影響が出ていると聞いています。東北地方と取引があった漁業関係者や現地で生産されていた製品の供給ストップで、作業計画に影響が出た建築関係事業者などであると聞いています。町はこうした事態について、どう状況をつかみ、対応をとられていくのか、以下について質問します。 (1) 各産業ごとに、どのような影響が出ているのか。 (2) 今後、政府でも様々な経済支援策を講じていくと考えられますが、現在可能な融資制度や支援策は、どのようなものか (3) 町としての対応策について、どう考えているのか。 |
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金木議員(3)「 住宅リフォーム助成事業の見直しについて」 羽幌町で昨年から3年間の事業として実施されている「住宅改修促進助成事業」、いわゆる住宅リフォーム助成事業は、100万円以上の改修工事に対して20万円が補助されるというもので、助成する対象件数を大きく超える応募者があり、大変な人気事業となっています。 この事業は、ただ単に補助を受ける申請者が助かるだけでなく、町内の建築関連業者にとっても仕事が増え、地域経済活性化にも大きく役立つ事業であります。 こうした何らかの住宅改修助成措置をしている道内の自治体は、平成21年度で73市町村であったのが、22年度では121市町村に拡大しています。 低迷を続ける地域経済を支えようと、秋田県や山形県では県の制度としても実施しており、市町村の制度とも抱き合わせ、より効果の高い制度ともなっています。羽幌町商工会からも、先日「対象枠の拡大」が要望されたと伺いました。 昨年度実施された30件での経済効果を、どう評価しているのかをお聞きしたうえで、以下について改善・見直しをすべきと思いますが、町の考えはどうか。 (1) 羽幌町でも、わずか3年で打ち切る事業とするのでなく、さらに延長を検討すべきではないか。 (2) 希望する多くの町民が利用できるよう、補正予算を組むなどして、対象件数を増やすべきではないか。 (3) 「改修費用が100万円以上」「外構工事は対象外」といった条件の緩和で、より多くの町民が応募しやすく、受注可能な町内業者を増やしていくべきではないか。 |
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寺沢議員「羽幌町の地域活性化および雇用対策事業について」 生活保護費の受給者が60年ぶりに200万人を超えた。受給者はこれまで、「65歳以上の高齢者世帯」や「世帯主が障害者・傷病者の世帯」が多数を占めてきた。しかし、今回の背景には2008年のリーマン・ショック以降の不況で、失業した現役世代の生活保護申請が急増したことが指摘されている。働く意欲があっても、仕事がないため生活保護を受けざるを得ない事態は、断じて看過できない。さらに、若者の就職難も深刻度を増し、今春卒業の大学生の就職内定率が調査以来、最低を記録したことも忘れてはならない。 当町においても、安定した仕事につけない若者の就職希望の声を多数耳にする。こうした深刻な状況に対し、町として有効な手を打てているのか。 当町には可能性を秘めた一次産業がある。他産業の事業者と協力するなかで、これをさらに伸ばしていくことが地域活性化の近道と考える。町として、現役世代(特に青年層)の雇用を支え、適正な人口構成を維持し、地域産業の活性化および魅力ある地域づくりを推進する必要があることは言うまでもない。以上の観点から、以下の質問をする。 1 羽幌町における現役世代の失業率の現状は。 2 地域産業の活性化および雇用の現状に対する町長の認識は。 3 産業活性化および雇用対策のため、当町独自の事業を行うべきと考える。次のような私が考える事業について、町長の考えは。 (事業の骨子) 当町の産業活性化のための「新しいアイディアの事業化」とそのための「雇用」に対して、町内事業者または事業者間でつくる団体等に必要額の一定割合を町が補助する。 A 人件費および事業費を1年間補助する。 B あらかじめ予算枠を決める。 C 公募式とし町外専門家委員(羽幌町活性化アドバイザー)により選定する。 D 重点分野を町長があらかじめ決める。 E 補助事業者は追跡調査による継続支援(資金以外)を行う。 F 雇用の目的達成までのあいだ継続実施する。 |
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小寺議員「羽幌町総合振興計画『ほっとプラン21』について」 平成14年度に平成23年度を目標年次として、10年間という長期的展望に立った羽幌町総合振興計画「ほっとプラン21」策定されました。 10年前の時代背景の中で、「町民が主体となったまちづくり」を掲げ、町民の要望や期待、次の世代に託す思いの詰まった内容となっていました。 あれから10年が経過し、「町民が主体となったまちづくり」になっているのでしょうか。 また、今年度が最終年度にあたり、新たな計画の策定が必要となり、昨年より次期「羽幌町総合振興計画」の策定作業を進める為に住民アンケートや現況分析・課題の抽出、将来像・基本目標の設定を終え、今年度中に新しい振興計画が決定し公表するスケジュールになっていると伺っています。 「羽幌町総合振興計画」は、まちの将来像・基本理念・基本目標を示す最上位計画とあり、羽幌町の未来への大変重要な計画です。しかし残念ながら住民への理解は、深いとは言えないのではないでしょうか。 長期の振興計画を作ることが目的ではなく、いかに責任を持って実行していくことが一番重要な点だと考えます。 そのためには、現状だけでなく、過去の経過や結果をしっかりと把握し、分析することによって、次の計画をより現実的なものにしていく必要があると考えられます。 そこで次の通り、質問を致します。 (1) 平成14年度作成の羽幌町総合振興計画「ほっとプラン21」について、この10年をどのように評価しているか。 (2) 達成されていない計画があるのであれば、なにが原因と考えているか。 (3) 評価を踏まえ、今後新しい振興計画にどのように反映し、実行していく予定か。 |
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小寺議員(2)「 羽幌町の特色を活かした教育活動について」 今年度の教育行政執行方針が出され、小学校の改築や図書館の充実などのハード面だけでなく、学校、家庭、地域社会との連携や人員などのソフト面、また文化、スポーツ、交流など様々な整備や計画が盛り込まれています。 その中に羽幌町だから出来る独自の教育活動が今後必要と思われます。学校教育の中で「ふるさとを学び、体験すること」によって、やがては地元の素晴らしさを伝える人材が育っていく事が期待されます。 そこで次の通り、質問を致します。 (1) 羽幌町には素晴らしい自然と共に、国定公園にも指定されている天売島・焼尻島があります。十数年前までは小学生が見学旅行として島を訪れ、また中学生は緑の村での宿泊研修を行うなどで郷土の素晴らしさを知る機会がありました。しかし、現在では天売・焼尻を訪れたことない子ども達がたくさんいます。教育の中で地元にある素晴らしい自然を体験する機会を持つことが重要と思われますが、どのように考えているか。 (2) 日本で羽幌町にしかない「北海道海鳥センター」があり、また羽幌の歴史や文化を知ることの出来る「羽幌町郷土資料館」、「焼尻郷土館」もあります。 子ども達が羽幌の自然、歴史、文化などを知る機会として教育の中でも、既存の施設を積極的に活用し、資料やプログラムを有効的に活用していくことが、郷土教育として必要と思われます。 それぞれの施設の活用と今後の施設の役割、また学校教育との連携をどのように考えているか。 |
日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
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1 | 会議録署名議員の指名 | |
2 | 諸般の報告 | |
3 | 報告第3号 | 平成23年度定期監査報告(第1次)について |
4 | 報告第4号 | 平成22年度羽幌町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について |
5 | 議案第30号 | 羽幌町税条例の一部を改正する条例 |
6 | 議案第31号 | 平成23年度羽幌町一般会計補正予算(第3号) |
7 | 推薦第1号 | 羽幌町農業委員会委員の推薦について |
8 | 発議第9号 | 羽幌町議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例 |
9 | 発議第10号 | 議員の派遣について |
10 | 発議第11号 | 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について |
11 | 意見案第2号 | 地域財政の充実・強化を求める意見書の提出について |
12 | 意見案第3号 | 北海道地域最低賃金の大幅な改善を求める意見書の提出について |
13 | 意見案第4号 | 義務教育費国庫負担制度堅持・負担率1/2への復元、「30人以下学級」の実現をめざす教職員定数改善、就学保障充実など2012年度国家予算編成における教育予算確保・拡充に向けた意見書の提出について |
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