令和6年第4回定例会
令和6年第4回定例会
日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
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1 | 会議録署名議員の指名 | |
2 | 会期の決定 | |
3 | 諸般の報告 | |
4 | 一般質問(4名) | |
佐藤議員 『今後の街づくりについて』 私自身、この一年間議員活動を行う中、町民の皆様から町への思いや不満など、たくさんの意見を頂いてきた。町長も就任から一年が経ち、当初の公約達成に向け、日々進んでいると思う。 多岐にわたる課題を抱える中、公約全てを進めていくのは困難であることも理解はするが、町民は変わっていく街に期待感をもって、支持・支援を形とし、町長に託したものだと考えている。 また、人口減、若年層離れ、資金面など様々な問題に直面し、町政が厳しい舵取りを迫られていることも察するが、そんな中でも羽幌町が進むべき方向性や、前向きな考えは示していくべきと感じており、以下について町長に伺う。 1 就任当初の公約はどの程度の進捗状況となっているのか。また、その状況を町長自身はどう評価しているか。 2 離島の観光業は人口減により受け皿となる施設や食堂が減少しているが、焼尻は綿羊事業、天売は旅行会社による新施設計画が明るい話題となっている。離島観光の展開方針や地元意見なども踏まえ進めるべきと思うが、今後どのように進めて行くつもりか。 3 市街地区でも飲食店の減少、ハイヤー運行時間短縮などに加え、新鮮な魚介類を提供できる店が少ないといった声が多く聞かれる。将来の街づくりについて、少しでも前向きな変化のある考えを町民は期待していると思うが、町長が考える将来の街づくりとは。 |
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村上議員 『職員住宅の改善等について』 いわゆる「消防アパート」と言われている職員住宅について、老朽化が著しく、湿気もひどく、シャワーもなく職員が不便だという話を聞いた。災害時にいち早く駆け付けなければならない消防職員が、職場のみならず家に帰っても大変な思いをしていることと思われる。先の北海道新聞において、住居手当の記事が掲載されたこともあったことから、職員住宅の扱い等について次の通り質問する。 1 いわゆる「消防アパート」について、建設から何年経過し、過去どのような修繕工事等を行ってきたのか。また、戸数、入居者数及び入居者年代、間取り等はどのようになっていて住宅設備はどのようなものがあるのか。 2 根室市など教職員住宅においてはPFIによる建設を行っているところや、天塩町のように補助金を支出して教職員住宅の管理運営を民間に任せているところもある。職員が民間アパートを借りることを考えると、このような民間資金を活用して職員住宅を確保しておくことによって職員募集がしやすくなるなどの利点もあると思うがどうか。 3 国家公務員住宅においても老朽化や独身者・単身者住宅の不足が問題視されており、東日本大震災の復興財源の捻出のため抑制されていた新規建設等が再開されつつある。北海道新聞において、先月持家手当の件についての記事が掲載され、「総務省給与能率推進室は「地方公務員の給与は国家公務員に合わせるのが基本。国は既に持ち家手当を廃止し、全国に廃止の通知を出している」と説明。」との記載があった。そもそも国家公務員や道職員のように職員住宅が確保されていれば職員が住宅ローンを組んで建設することもなく、また、民間アパートが充実していれば持家手当は必要なかったかもしれないが、持家手当について当時羽幌町は国家公務員が月額2,500円を0円にしたことを踏まえ、月額5,000円を2,500円にしたと認識している。現在の持家手当についての考えは。 4 また、地方公務員の給与は国家公務員に合わせるのが基本ということは、持家手当以前に国と異なる昇給昇格基準や各種手当をまず国と同様とし、既に人材不足が懸念されるこの地域で働き続けていただくためには、賃金水準や勤務条件について国の制度を超える必要があると思うが、町長の考えは。 5 職員住宅とは少し離れるが、焼尻島において冬期間の宿泊施設が足りなく、電話や電気などインフラサービス維持のために焼尻島での宿泊が必要な方がいた場合の対応に苦慮しているという話を聞いた。町で配慮してあげられることは何かないか。 |
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金木議員 『再生可能エネルギー発電設備の現状と今後について』 羽幌町では、町内における再生可能エネルギー発電施設等の設置および運用について、従前のガイドラインでは基準尊守の強制力がなく、基準に反して発電設備が建設されるケースが多かったことから、令和3年6月に「羽幌町再生可能エネルギー発電設備等の設置及び運用の基準に関する条例」を制定した。条例化が検討されていた当時、町内の小形風力発電設備が45基、太陽光発電が1基設置されていたが、設置予定の申請数も相当数あるとされていた。その後、どのような状況になっているのか。また、国では2050年カーボンニュートラルの実現へ向けて、洋上風力発電を再生可能エネルギーの主力電源だとして整備を進めている。こうした動きについて、町はどのように考えているか。 1 条例制定後の現在、設置されている発電設備はどのような状況なのか、設備の設置数および事業者数はどうか。 2 設置基準の尊守状況はどうか。 3 設備周辺地域とのトラブル、自然環境への影響などはないか。 4 洋上風力発電について、条例第5条6項に「海上は、景観、漁業及び船舶の航行等に支障を及ぼさないものとする。ただし、海洋再生エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律に基づく海洋再生可能エネルギー発電設備促進区域の指定を受けたときは、この限りでない」とあるが、町の基本的な考えはどうなのか。 |
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小寺議員 『ハートタウンはぼろの運営と中心市街地活性化の推進について』 中心市街地活性化を推進するために建設されたテナントミックスによる商業複合施設「ハートタウンはぼろ」は、平成17年6月にオープンした。開業当時は小売業として、スーパーマーケット、ベーカリー、ラーメン、地場産品、花・ガーデニング、写真、携帯、衣料品、アウトドア用品等を扱うテナント8店舗と行政サービスコーナーも併設されていた。その後、テナントの撤退や入れ替えなどもあったが、今年4月末に開業当初からの衣料品店が撤退した。 集積店舗建設事業は、中心市街地活性化の最重要事業の第1弾として、活性化基本計画、市街地再開発基本計画、TMO構想、TMO計画に基づいて、まちなかに人の流れをつくり、憩いとやすらぎの街並み空間を演出し、市街地の活性化を目指すことを目的としていた。 また、ハートタウンはぼろの施設を建設・運営し、中心市街地活性化を主体的に取り組み、中心市街地活性化計画及びタウンマネジメント計画等で中心的な役割を担っていた第三セクターである会社は施設を羽幌町に売却し、会社を解散した。 中心市街地だけでなく、まちづくりを担う会社が残した施設を町が必要と判断し購入したが、衣料品店の撤退で、施設を今後どのように活用し、まちづくりに生かしていくのか、町民も大変気になっていると考える。 これからのハートタウンはぼろの施設の活用と、それに伴う中心市街地活性化の推進におけるまちづくりについて次のとおり質問する。 1点目、ハートタウンはぼろの施設は、町にとってどのような位置づけと目的を持った施設なのか。また、中心市街地活性化やまちづくりとしてどのような取り組みを行っているのか。 2点目、ハートタウンはぼろは、現在町有施設として管理しているが、年間の運営コストをどのように捉えているのか。昨年は整備更新を先延ばしていた冷暖房を供給していたガスヒートポンプの更新、また事業用地の一部を購入したものの、未だに借地を利用している現状を踏まえ、今後の大規模改修や事業用借地購入等の計画はどのように進めていくのか。 3点目、時代とともに施設の役割を考える必要もあると考える。今後も商業複合施設としての活用していくのか、それとも用途の変更なども考えているのか。 4点目、補助金の交付を受けている現在の施設は、商業複合施設から施設の用途変更はどの程度認められるのか。その際、国や道への補助金の返還がどの程度あるのか。 5点目、6月5日に行われた文教厚生常任委員会でも質疑の中にあったが、3町村で運営される留萌中部地域子ども発達支援センター建替えの代替案を検討された中で、既存施設の活用はしないとのことだった。 公共施設マネジメント計画の見直しを行う中、新たな施設建設ではなく、既存施設の活用も模索すべきであり、また、既存施設の新たな利活用方法として、今後建設予定の公民館の図書室の移転や、熱中症予防のため「クーリングシェルター」としての開放や、子育て支援施設、遊び場の確保など、あらゆる利活用方法を検討すべきと思うがどうか。 6点目、中心市街地は、地域の経済や社会の発展に重要な役割を果たしている。人口減少や少子高齢社会に対応しながら、多様な都市機能を集積したコンパクトなまちづくりを目指し、暮らしやすい環境を提供することが求められている。町が引き続き中心市街地活性化に向けて施策を展開し、地域の発展と住民の暮らしをサポートしていくことは必然と言える。過去にあった中心市街地活性化基本計画、市街地再開発基本計画、TMO構想、TMO計画のような計画や具体的な事業はないと認識しているが、今後「まちなかに人の流れをつくり、憩いとやすらぎの街並み空間を演出し、市街地の活性化を目指す」中心市街地活性化などの事業が、これからのまちづくりには必要になってくると考えるが、町としての見解と、施策についての考えは。 |
日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
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1 | 会議録署名議員の指名 | |
2 | 諸般の報告 | |
3 | 報告第3号 | 令和6年度定期監査報告(第1次)について |
4 | 報告第4号 | 令和5年度羽幌町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について |
5 | 報告第5号 | 令和5年度羽幌町一般会計継続費繰越計算書の報告について |
6 | 議案第42号 | 羽幌町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 |
7 | 議案第43号 | 羽幌町企業振興促進条例の一部を改正する条例 |
8 | 議案第44号 | 羽幌町農林漁業の六次産業化の促進に関する条例の一部を改正する条例 |
9 | 議案第45号 | 羽幌町過疎地域持続的発展市町村計画(令和3年度~令和7年度)の変更について |
10 | 議案第46号 | 令和6年度羽幌町一般会計補正予算(第2号) |
11 | 議案第47号 | 令和6年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第1号) |
12 | 発議第5号 | 羽幌町議会委員会条例の一部を改正する条例 |
13 | 発議第6号 | 議員の派遣について |
14 | 発議第7号 | 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について |
15 | 意見案第1号 | ゼロカーボン北海道の実現に資する森林・林業・木材産業施策の充実・強化を求める意見書の提出について |
16 | 意見案第2号 | 地方財政の充実・強化に関する意見書の提出について |
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