令和7年第10回定例会
令和7年第10回定例会
| 日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
|---|---|---|
| 1 | 会議録署名議員の指名 | |
| 2 | 会期の決定 | |
| 3 | 諸般の報告 | |
| 4 | 行政報告 | |
| 5 | 一般質問 | |
| 逢坂議員『羽幌町内におけるクマ問題について』 今年に入り、全国各地でクマの出没や被害が多発し、11月20日現在で死亡事故は13件、負傷者も190名以上にのぼり、過去最悪の事態となっております。 当町においては、クマの出没目撃や捕獲し駆除された事案が何件か確認されておりますが、幸い、今のところ人身的な被害もなく安堵しているところであります。 しかしながら、全国のクマの出没状況を見ますと、これまでに出没したことがない市街地や住宅地など、人々の生活圏内で多く出没している現状にあります。当町においても、いつそのような事態が発生しないとも限らないわけで、普段からの注意喚起や巡回・監視もより一層重要なことであると考えます。 こうした中、政府も新たなクマ対策パッケージを取りまとめ、さらに北海道においても支援強化を図る方針が示されたことは、クマ対策を行っていく上で大きな後押しになるものと期待するところであります。 また、過去に例を見ないクマ被害や出没は連日テレビや新聞などのマスメディアによる報道、インターネット上などで発信され、これらに接した町民の多くが「我が町にも突然クマ被害が起きるのではないか」といった心配や不安があると聞きます。今後、クマ被害を未然に防ぐとともに、町民の安心・安全な暮らしの確保と不安解消を図るためには、様々な取り組みや施策が必要と考えることから、以下について質問します。 1.町民から「他の町のヒグマ出没情報が新聞紙面等に載っているが、羽幌町のヒグマ情報が載っていないのは出没がないのか、それとも新聞等に発表していないのか」との声を聞くが、現状はどうか。また羽幌町での出没情報はどのように共有されているのか。さらに、ヒグマの被害にあった場合や足跡の発見、目撃をした場合、町民はどこに通報・連絡すればよいか。 2.10月31日に、羽幌警察署・北留萌消防組合消防署・羽幌町の3者間で、クマなどの有害鳥獣が町内に出没した場合、町民への注意喚起のため消防署の拡声放送を利用する協定を結んだことは、事前の被害防止に有効な手段であると考えますが、そのほかにヒグマ被害防止対策として具体的にどのような施策を考えているのか。 3.羽幌町内における猟友会等の組織について町はどの程度把握しているのか。また、ヒグマ対策についての連携はどのようになっているのか。さらに、出動報酬はいくらとなっているのか。 4.仮に町内市街地にヒグマが出没した場合、「緊急銃猟」などを実施できる体制は整っているのか。 5.今年、ヒグマによる物的被害や農産物の被害はあるのか、あるとすればどのような被害内容か。 6.これまでに、町は警察・消防・猟友会・農協・漁協・商工会などの関連団体と、ヒグマ問題について協議を行ったことがあるのか。 |
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| 阿部議員『羽幌町における雪対策と課題について』 除排雪業務をはじめとする雪に関する諸問題については、町民の関心が高く、これまでも多くの苦情や要望が寄せられてきたことと思われる。 特に近年は予想を上回る大雪により町民の負担が増していることと思われ、除雪作業が困難な高齢者世帯においては生活課題の一つとなっている。また、大雪に伴う屋根からの落雪対策なども、町民の生命・身体および財産を守る観点から、今後は様々な対策を考えていかなければならない。 令和6年度の除排雪業務における苦情・要望の件数は74件であった。経済活動の停滞に伴う除排雪業務に携わる建設業者への影響や他の公共事業等の受注による人員不足、担い手となる若年層の減少などにより今後さらに除雪従事者の確保が困難になることが懸念される。その中で寄せられる苦情・要望の全てに現実的に対応することが可能なのか否かについても、様々な状況を想定しながら検討していく必要がある。今後も町民の生活と交通環境を守ってきた除排雪業務の体制を維持しつつ、町民が冬期間においても安心・安全に暮らせるような取組や課題解決を図ることが重要と考え、以下の質問をする。 1.現在、除雪が困難な一人暮らし高齢者世帯などを対象に除雪サービスを行っているが、今年度のサービス利用予定件数は何件か。また、有償による冬季除雪作業員の募集を行っていたが、その応募状況はどうか。さらに、今後は除雪サービスの担い手となる作業員等の減少が予想され、事業の継続が困難となるおそれもあるが、この点に関して町の認識と今後の対策は何か。 2.近年、空き家等の屋根からの落雪による苦情を聞くが、町として状況をどの程度把握し、これまでどのような対応を行ってきたのか。また、高齢化等により屋根の雪下ろしが困難な世帯の増加も予想されることから、所有者の年齢や隣接する住宅との距離など一定の条件を定め、空き家を含めた住宅の屋根の雪下ろしに対する一部補助制度等を創設すべきと考えるが、どうか。 3.除排雪業務においては、毎年、町民から苦情や要望等が寄せられているが、これら全てに対応する場合に想定される課題(車両台数・性能、作業員数、財源など)は何か。また、対応が困難な場合には、町民の理解と協力を得ながら業務を進めていく必要があると考えるが、今後どのように対応していくのか。 4.人口減少が進む中、今後も現在の除排雪業務体制を維持していくことが重要である。また、路線によっては委託業者所有の車両を使用しており、車両更新時には多大な負担が生じることが想定される。安定した体制の維持・確保や委託業者の負担軽減策などについて、現時点で町としてどのようなことを考えているのか。 |
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| 磯野議員『今後の観光行政の在り方について』 本町において観光は地域経済の活性化や雇用創出にとって重要であることは言うまでもありません。また、観光は単なる経済活動ではなく、地域文化の再発見や人と人とのつながり、そして地域の誇りを取り戻す重要な手段でもあります。しかし、近年は観光スタイルの多様化や人口減少、少子高齢化などを背景に、従来型の観光政策だけでは対応が困難になってきていると考えます。 そこで、以下の観点から現状と課題、そして今後の方向性について、町長の考えを伺います。 1.地域資源を活かす観光戦略について 近年、観光客のニーズは「モノ消費」から「コト消費」、さらには「トキ消費」へと移行しています。単に温泉や名所旧跡を訪れるだけでなく、その土地ならではの文化や人との交流を求める傾向が強まっています。 二つの離島を持つ本町には、豊かな自然、歴史、そして人のぬくもりという貴重な地域資源がありますが、これらを戦略的に活かしきれていない面もあると感じています。本町として、既存の観光資源をどのように磨き直し、他地域との差別化を図っていく考えか、方針を伺います。 2.観光客の行動分析とデータ活用について 近年、観光客の行動パターンや嗜好をデータに基づいて把握し、マーケティングに活かす「観光DX(デジタル・トランスフォーメーション)」が注目されています。本町においても、観光客の滞在時間や移動経路、消費傾向などを正確に把握し、それに基づいた戦略を立てることが求められています。 観光DXの推進、特に観光データの取得・分析・活用について、現状の取組と今後の展望を伺います。 3.交流人口・関係人口の視点からの観光振興について 観光は「一時的な訪問」から「関係づくり」へと重心を移しつつあります。 都市部住民との継続的な交流、すなわち「関係人口」の創出は、地域活性化の鍵になると考えます。そのためには、都市と農山漁村をつなぐ交流プログラムや、長期滞在・二地域居住の促進などが必要です。関係人口の視点からの観光施策について、現状の取組と今後の計画を伺います。 4.ターゲット別観光戦略の必要性について 団塊の世代を中心としたアクティブシニア層や、Z世代のような個性重視の若年層など、観光客の層は多様化しています。例えば、団体旅行を敬遠し、自分らしい旅を求める傾向が強まるなか、画一的な観光プログラムでは対応できません。本町として、ターゲットごとのライフスタイルやニーズに合わせた観光戦略の構築をどのように進めていくつもりか、伺います。 5.持続可能な観光の推進について 観光振興は経済面の効果だけでなく、環境や地域コミュニティへの配慮も求められる時代です。特に、グリーンツーリズムやエコツーリズムといった持続可能性に配慮した観光の推進は、今後の地域づくりの中核になると考えます。 本町として、持続可能な観光(サステナブル・ツーリズム)をどう位置付け、具体的にどのように展開していくのかを伺います。 |
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| 金木議員『学校給食の調理業務委託について』 羽幌町では市街地区学校給食センターにおける調理業務について、必要な調理員の確保や施設の維持管理の必要がなく、全体費用の削減効果を見込み、調理業務の委託を検討しているとの説明が、去る6月の文教厚生常任委員会でなされた。この委員会では、町外の民間事業者が運営する工場で調理し、トラックにて運搬すること、年間平均約2、600万円の経費削減が見込まれることなどから、中学校を含めた給食費の完全無償化も検討するなどの説明があった。委員からは、調理員の確保状況や委託後の就業問題、物価高騰における運営やメニュー内容の低下の懸念、地域の特産品の利用はどうかなどの質疑があった。 業務委託へのスケジュールとしては、令和8年1月の3学期から試験運用し、4月から本格的に提供開始したいとのことであったが、現在までの進捗状況や、今後に向けた準備、検討課題等について質問する。 1.調理業務委託への移行スケジュールからすると、委託事業者の入札、契約を終え、事前準備の期間に入っているはずだが、現在の進捗状況はどうか。 2.現調理員の再就業への支援や見通しの状況はどうか。 3.天候不良や災害等での国道遮断時には、備蓄している救給カレー等で対応するとのことだが、特に冬期間の暴風雪時が心配される。国道が閉鎖されないまでも、警報が発令されているときなどの配送の判断はどうなるのか。 4.大幅なコストダウンの見込みから完全無償化を検討するとのことだが、保護者への通知や町民への発表はいつごろになるのか。 5.学校給食に関わる給食センターの設置条例や規則、要綱などの改正や廃止などの検討、実施はどうなるのか。 6.現学校給食センターの施設や機資材について、業務委託後はどうなるのか。 7.羽幌町市街地区での本格的な学校給食開始は昭和38年9月から(新羽幌町史)で、62年間続いている町直営のセンター方式による学校給食が大きく転換される。今後も問題なく、学校給食が続けられるよう、保護者、学校、受託業者、教育委員会が集まる4者懇談会を実施し、課題・問題点等の協議や改善、保護者や学校の要望等が学校給食に反映させられるようにしてはどうか。また、児童生徒へのアンケートも実施してもらいたい。 |
| 日程番号 | 議案番号等 | 件名等 |
|---|---|---|
| 1 | 会議録署名議員の指名 | |
| 2 | 諸般の報告 | |
| 3 | 報告第7号 | 令和7年度定期監査報告(第2次)について |
| 4 | 議案第79号 | 児童福祉法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例 |
| 5 | 議案第80号 | 羽幌町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 |
| 6 | 議案第81号 | 羽幌町特別会計条例等の一部を改正する等の条例 |
| 7 | 議案第82号 | 羽幌町公営企業に従事する企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例 |
| 8 | 議案第83号 | 指定管理者の指定について |
| 9 | 議案第84号 | 指定管理者の指定について |
| 10 |
議案第85号 | 指定管理者の指定について |
| 11 | 議案第86号 | 令和7年度羽幌町一般会計補正予算(第7号) |
| 12 | 議案第87号 | 令和7年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) |
| 13 | 議案第88号 | 令和7年度羽幌町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) |
| 14 | 議案第89号 | 令和7年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第2号) |
| 15 | 議案第90号 | 令和7年度羽幌町水道事業会計補正予算(第3号) |
| 16 | 発議第11号 | 議員の派遣について |
| 17 | 発議第12号 | 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について |
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