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令和4年第10回定例会

令和4年第10回定例会

議事日程第1号 令和4年12月8日(木)
日程番号 議案番号等 件名等
1 会議録署名議員の指名
2 会期の決定
3 諸般の報告
議事日程第2号 令和4年12月14日(水)
日程番号 議案番号等 件名等
1 会議録署名議員の指名
2 諸般の報告
行政報告
一般質問(4名)
阿部議員 (1)『令和5年度予算編成について』

 令和5年度予算については、羽幌町総合振興計画を最上位とし予算編成されると思うが、11月8日告示の羽幌町長選挙において、駒井町長は「活力ある街づくり」を掲げて3回目の当選となった。今後は選挙公約でもある産業振興、医療・介護・福祉の推進、教育・文化・交流の振興、自然環境保全・土地利用・防災の充実、堅実な行財政運営、町政の主人公の6つを基本施策として、町政運営を行うことと考える。そこで駒井町長にとって3期目最初の予算編成となる令和5年度予算編成について、町長の考えを伺う。

1 令和5年度予算編成に向けてどのような指示を出したのか。また、毎年度大幅な不足額が生じているが、令和5年度はどの程度の不足額を見込んでいるのか。
2 継続事業以外の町長の選挙公約は新年度予算に盛り込むのか。また、町民や各団体からの要望等はどの程度反映されるのか。
3 令和5年度の重点事業は何か。
阿部議員 (2)『今後の財政運営について』

 羽幌町の財政状況は、財政力指数が令和3年度で0.202と令和2年度より微減しており、自主財源に乏しい財政基盤となっている。歳入面については、人口の減少やコロナ禍の影響による地域経済の低迷など、税収の増加が見込めない状況であり、歳出面においても、多様化する住民ニーズへの対応のほか、会計年度任用職員制度や公務員の定年延長による人件費の増加、また施設建替え工事等の大型事業も続くことから、義務的・投資的経費の縮減に努めつつ、その他経費(町民サービス等)の財源確保を行ってきたと思われるが、厳しい状況が続くことが予想される。また、令和6年度より下水道事業特別会計が企業会計に移行するとの説明が本年8月にあり、水道事業会計とともに独立採算制の原則を堅持し、健全運営に努めなければならない。今後については、多様化する住民ニーズや行政課題に対応するため、新たな行財政改革に取り組みながら、より堅実で持続可能な財政運営を目指していかなければならない。そこで今後の財政運営について、以下の質問をする。
 
1 自主財源である町税の収納率向上や税外収入、ふるさと納税の確保と職員数の適正化等について、今後の具体的な取り組みと考えは。
2 大型事業が続き公債費の増加が予想されるが、今後の起債計画と公債費抑制に向けた対策について、どのように考えているのか。
3 企業会計については独立採算制が原則であり、各特別会計においても一般会計からの繰り入れに安易に頼ることのないよう、企業会計と各特別会計の財源確保と歳出の見直し等、今後どのように取り組んでいくのか。
4 健全な財政運営を行うにあたり、最も重視することは何か。
磯野議員 『我が町におけるデジタル化・IT化の取り組みについて』

 本年9月、政府は来年度の「デジタル田園都市国家構想交付金」の配分に際し、自治体ごとのマイナンバーカードの普及状況を反映させる方針を固めた、という報道があった。
 また、マイナンバーカードについて政府は、2024年度秋までに現行の健康保険証を廃止しマイナンバーカードとの一体化を目指すとともに、また来年3月までにすべての医療機関と薬局にマイナンバーカードのカードリーダーを配置するという情報もあった。
 このことについては、様々な議論があることは承知しているが、すでに各種産業においてもスマート農業や漁業、また医療・福祉・教育など様々な分野でデジタル化・IT化は進んでおり、また普段の生活の中でもあらゆる場面において、今後益々デジタル化・IT化が進むことは明らかであり、それに沿った街づくりを進めていくことが各自治体における大きな課題であると考える。
 本町においては、すでに役場業務の中においてデジタル化・IT化が進められており、今後さらにマイナンバーカードの利用も含めた新たなデジタル化・IT化に沿った施策を進めることが、住みよい街づくりとより良い住民サービスを提供するための必須課題と考える。
 そこでこの際我が町独自のデジタル田園都市構想を掲げ、国の交付金を最大限利用し、それに沿った施策を進めるべきと考える。
 そこで具体的な提案を示しながら町長の考えを伺う。

1 役場窓口業務については、様々な手続きに対応しているが、申請手続きに来た住民は、それぞれの書類に住所氏名を記入し、それを窓口の職員が確認するという作業をしなければならない。
  これについては、マイナンバーカードを利用することでペーパーレスへの移行を進めている自治体もある。我が町でも実施すべきではないかと思うが、町長の考えを伺う。
2 現在本町で実施している福祉ハイヤー事業については、対象者にそれぞれ決まった枚数を申請に基づき配布し、ハイヤー会社は受け取った利用券を取りまとめて役場に請求し、役場はそれを確認して指定口座に入金するという手順だと思うが、この事務事業の効率化を図るため利用券を廃止しマイナンバーカードに移行する自治体もあると聞く。これは行政にとっては利用券の印刷、発送の作業がなくなり、ハイヤー会社にとっては利用券の取りまとめ、請求などの手間が省けることになる。同じことが温泉入浴利用券事業等にも言えるが、我が町でも実施可能ではないかと考えるが、町長の考えを伺う。
3 離島住民に対するフェリー運賃割引制度があるが、
  この割引制度の利用に際しては、島民は役場支所窓口へ出向き
 書類に必要事項を記入し、それを確認して職員が割引証に必要事項を記入する。それを受け取りフェリー会社の窓口に提出し差額料金を支払い、チケットを受け取る。会社は受け取った割引証を取りまとめ請求書とともに役場に提出し、役場はそれを確認し指定口座に入金するという手順だが、マイナンバーカードを利用することでターミナルの窓口だけで手続きは完了することから、事務の効率化が図れると同時に、島民の労苦も軽減されると思うが、町長の考えを伺う。
4 健康支援課においては、すでに各種検診において商工会と連携して受診者に対しポイントを付与する事業を実施しているが、この事業についても将来マイナンバーカードと連携することで、もっと利用が広がるのではないかと考える。
  また、政府は将来個人の検診情報をデジタル化しマイナンバーカードと紐づけることで受診記録や投薬情報も確認できるようにするという情報もある。当町は離島もあることから、島民の健康管理をデジタル化し一元管理することで、他の病院で診療を受ける際や、また救急搬送された場合などにおいて、マイナンバーカードを読み取ることで、いち早く患者の情報を知ることができ、検査の時間も短縮され、薬の二重処方なども防げると考える。そこで、我が町としてはぜひとも離島住民のデジタル健康管理システムを作り、他の病院とのネットワークを構築してほしいと考えるが、町長の考えを伺う。
5、先般、羽幌中学生による「羽幌町PRプロジェクト」という催しがあり議会議員も参加し生徒たちの生の声を聴く機会に恵まれた。その中で生徒からは、観光資源の新たな利活用や、町の特産物であるアスパラの売り込み方法など貴重な提案があった。このプロジェクトを実現するためにはIT技術の活用が不可欠であり、この際ぜひとも生徒たちの思いを実現させてやりたいと思うが、町長の考えを伺う。
村田議員 『駒井町政3期目について』

 去る11月8日、任期満了に伴い羽幌町長選の告示がなされ、現職の駒井氏以外立候補の届けが無く即日当選が決定されました。公約のスローガンに「活力ある街づくりへ」とあり、1次産業の振興をはかり商工業や建築、土木業へ発展させ、若い人の雇用の場を生み出したいと発言しています。私もこの考えには賛同しています。また、2期目に積み残した天売島の複合施設の建設や焼尻小中学校、そして役場庁舎の道筋をつけたいとも発言しています。今後4年間の町政を行ううえで、これらの件についてどのような施策や取り進め方を遂行していくのか、以下のことについて考えを伺います。

1 行政の無駄を省きながら、ふるさと納税等の自主財源確保に努めてまいりますとあります。総務省によると、2021年度の寄附総額は8302億円と発表され、国民に浸透しました。町としてもまだまだふるさと納税をしてもらうための努力をすべきと考えます。現地で寄附してもらいその場で返礼品を受け取る新たな方式が広がっています。道の駅などにふるさと納税の自販機を設置している自治体もあります。返礼品も品物だけでなく、体験型のものやサービスの提供等、羽幌町に来ていただいた方にリピーターになってもらえるような、観光に寄与する取り組み等も考えてはどうか。
2 基本施策に産業の振興があり、農林水産加工業の振興を基本とし、商業、建築土木へ発展させる、観光資源を生かし、地場産品の振興を図るとありますが、これだけでは人口減少や活気あるまちづくり、雇用の場の確保は難しいのではないか。基本施策の中で、脱炭素社会の推進にも触れており、新しい事業を取り組むため、国や北海道が進めているゼロカーボンシティを宣言して、自主財源をなるべく少なく抑えて事業展開し雇用の場の確保により人口減少を食い止め、活気ある町を目指すのもひとつの方法と考えるがどうか。
3 ハード事業においては様々な問題があり、天売複合化施設、焼尻小中学校では令和6年度着工できるよう取り進めていると思うが、今現在議会に何の説明も無く、どのような形で進めるのか。また、令和5年度の予算に何が反映されるのか伺いたい。役場庁舎の道筋については2期目にも入っていた公約であるが取り組めなかった。今後4年間の時間の中で、複合化、場所、規模、事業費、財源、着工年度等、構想やスケジュールについてどのように考えているか。今現在の考え方を伺う。
金木議員 (1)『新型コロナとインフルエンザの同時流行に備えた対応について』

 去る10月5日、新型コロナの対策に当たってきた専門家が連名で、この先の見通しを示す文書を、厚生労働省の専門家会合に提出した。「10月から来年3月の半年間に、新型コロナの流行拡大と季節性インフルエンザの流行が発生する可能性が極めて高い」とする内容である。そして、厚生労働省でもホームページ上で「より多くの発熱患者が同時に生じる可能性」から「発熱外来(診療・検査医療機関)等にかかりづらくなる場合に備え、事前の準備が重要です。また、感染状況や、一人ひとりの重症化リスク等に応じた外来受診・療養へのご協力をお願いします」と呼びかけられている。
 羽幌町では、現在、オミクロン株対応の新型コロナワクチンの5回目の接種が始まり、季節性インフルエンザ予防接種も行われ始めた。しかし、同時流行の可能性が懸念されることから、これまで以上にワクチン接種や感染予防の呼びかけ、発熱など諸症状がみられたときの行動など、町民への周知、広報が必要であると考える。直近の羽幌町での新型コロナ感染の状況、新型コロナとインフルエンザ同時流行に備えた対応など見解を伺う。
金木議員 (2)『インフルエンザ予防接種の助成拡大について』

 羽幌町では現在、季節性インフルエンザの発症防止と重症化防止を図るため、高齢者や子どもを対象とした任意の予防ワクチン接種に対して助成を行っている。高齢者は1人1000円の自己負担、生後6カ月から中学3年生までの子どもは全額町負担で実施している。しかし、留萌管内では高齢者でも無料にしたり、子どもでは高校生までを対象に無料としている自治体もある。
 特に、高校3年生では進学や就職といった人生の大きな節目を迎える時期でのインフルエンザ感染のリスクを下げる効果が期待される。ワクチン費用の心配なく、進学や社会へ送り出してあげる温かな施策として助成拡大をしてもらいたい。必要経費など試算した上での見解を伺う。
議事日程第3号 令和4年12月15日(木)
日程番号 議案番号等 件名等
1 会議録署名議員の指名
2 諸般の報告
一般質問(1名)
小寺議員 『中学生の地域活性化案や町民・議会の提案を生かした「活力のあるまちづくり」について』

 駒井町長は3期目の公約として「活力のあるまちづくり」を掲げられている。9月の一般質問では、4年間の町長の施策や事業によって「活力のある元気なまちに向けて進んでいる」と答弁があった。しかし、具体的なデータや数字など客観的な検証もなく、8年間で約1145名もの人口減、事業者や企業者数や売り上げや生産量・生産額の減少が続いている現状にも「活力があった」と答弁された。
 10月21日に羽幌中学校の2年生が「羽幌町に人を呼び込め!羽幌町PRプロジェクト」をテーマに、総合的な学習の時間を活用して取り組んできた学習活動で、生徒達は8班に分かれて深川市や沼田町、秩父別町への宿泊研修や町内での取材活動を実施し、地域活性化に向けたアイデアを発表し、町長に向けて「町のために1つでも実現させて欲しい」と強く要望していた。どのグループも今の羽幌町について客観的データや乳幼児の親へのアンケート、他地域との比較、取材を通して、ふるさとである羽幌町の課題解決に向けて真剣に取り組んでいたと感じる。
 町長は発表会に欠席していたので、11月2日に生徒代表が直接プレゼンテーション資料と動画を町長に直接手渡しに行ったと聞いている。
 これからの町の未来を担う生徒達が、羽幌町の未来への不安を解決するアイデアや強い思いを形にすることが、この町に住む大人の役割であり、町民・議会・行政が一緒になって町の活性化を現実にしていくことが議会・行政の責務だと考える。
 また、町長は3期目に向けて、今まで8年間できていなかった、生徒を含むさまざまな世代の町民や議会の声を真摯に受け止めること、また「やらない理由」をあげるのではなく、どのように実現させることができるのかを検討、協議を十分に行い、町民・議会への丁寧な説明と思いや要望を形にするべく、町政運営を行って欲しい。
 町長が掲げる「活力のあるまちづくり」を実現するために次の通り質問する。

1点目、現時点での羽幌町の現状認識については、町長は「活力がある」との認識だが、町民、また生徒からは、「町は残念ながら、停滞し衰退している」との声を多く聞く。町長と町民の現状認識にかなりの乖離があると思うが「活力のある」と考える具体的・客観的な理由はついて、どのように考えているのか。
2点目、「活力のあるまちづくり」にするため、4年間で短期・中長期に行う具体的な施策や内容、また達成目標や数値目標についてどのように考えているのか。
3点目、中学生から提案された8つの「君に届け聖地巡礼スタンプラリー」「移住者を増やす」「花火大会」「羽幌神社祭を盛り上げる」「おろちゃんランドのPRプロジェクト」「羽幌の宝物『農業』」「バラ園のPRプロジェクト」「羽幌産アスパラに付加価値を付ける」の各プロジェクトテーマは今後羽幌町にとって重要な「観光振興」「移住定住」「産業振興」「町民の住みやすさ」「子どもの居場所」などの課題提起でもあり、すぐにでも実現可能な提案が多くあったと考える。これらについて、町として短期間で次年度にすぐに取り組める事項は何があるのか。また中長期間で計画的に行う必要があるものは何があるのか。具体的な取り組み方や施策をどのように考えているのか。真剣に提案した生徒達には、町の責任者として、きちんとした回答をすべきとも考えるがどうか。
4点目、今までの議会からのさまざま要望、特に長く町に住み続けるための「住宅リフォーム事業」や町民への新たな情報提供方法としての「議会のインターネット配信事業」に対して、新年度に向けて再度十分な協議・検討が必要と考える。現段階で実施への課題解決策をどのように考えているのか。
5点目、町民や町民の代表である議会からの要望が十分に町政に反映されていない8年間であったと考える。町長が否定的でやりたくない事業も、町民にとって有益なことがあり、そのための協議や検討もまったく行われていない現状があった。町長の一方的な判断や言動が議会だけではなく、町政にも影響が出てきている。このまま今の状況が続けば、町は活力ではなく、衰退していくことが危惧される。今までの8年間の反省を今後4年間どのように町政に活かしていくのか。
報告第7号 令和4年度定期監査報告(第2次)について
議案第55号 地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例
議案第56号 羽幌町職員の高齢者部分休業に関する条例
議案第57号 羽幌町再生可能エネルギー発電設備の設置及び運用の基準に関する条例の一部を改正する条例
議案第58号 羽幌町国民健康保険税条例の一部を改正する条例
議案第59号 令和4年度羽幌町一般会計補正予算(第8号)
10 議案第60号 令和4年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
11 議案第61号 令和4年度羽幌町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
12 議案第62号 令和4年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
13 議案第63号 令和4年度羽幌町水道事業会計補正予算(第1号)
14 発議第9号 議員の派遣について
15 発議第10号 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について

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