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令和4年第5回定例会

令和4年第5回定例会

議事日程第1号 令和4年6月23日(木)
日程番号 議案番号等 件名等
1 会議録署名議員の指名
2 会期の決定
3 諸般の報告
4 一般質問
逢坂議員
「町内における公共交通機関の役割について」

 現在、羽幌町が助成や補助を行っている主な町内の公共交通機関は、循環バスほっと号、スクールバス、羽幌港連絡バス、福祉ハイヤーなどがあり、それぞれの役割を持って運行されている現状である。

 このような町中を循環する交通体系は、地域住民の通勤、通学、通院や、日常生活の買い物、あるいは、離島へ渡るための移動など様々に利用される乗り物として重要な役割を担っているが、少子高齢化の進行や人口減少など生活環境が大きく変化してきている中で、この公共交通機関に求められるニーズも変化してきており、利用者への利便性の向上は勿論のこと、町民が気軽にかつ有効に利用でき、ロスのない効率的な運行と同時に、交通弱者などに対する日常生活を支えるためのものでなければ町民のための公共交通機関とは思えない。

 このことから、町が助成や補助を行い実施する公共交通機関の運行・運営はより生活交通としての利便性と有用性が求められるものであると同時に、町民の足代わりとして広く活用される役割と効果を果たすものでなければならないと考えることから、以下について質問する。

 1点目 循環バスほっと号は、平成15年の運用開始から今年で20年目を迎える。この間、コロナ禍の影響を除くと利用者数の極端な増減はなく事業効果としてはある程度あるものと推察するが、これだけの期間が経過しても、まだまだ広く一般町民には利用されていないように見受けられる。特に、若い方や高校生以下の子ども達にはほとんど利用されていない現状ではないかと認識している。このことから、費用対効果を含めて廃止や便数の増減、ルート変更など抜本的な見直しなど様々な検討をする時期にきていると考えるがどうか。

 2点目 今後、この事業を継続し、より一層の利用促進を図ることを目指すのであれば、運賃を完全無料化するか、高校生以下の利用を無料化すべきと思うがどうか。
 併せて、羽幌港連絡バスも観光振興の一環として運行されているのであれば、利用実態を検証しつつ、観光産業促進のため運賃を無料にしてはどうか。

 3点目 平成31年度から対象者範囲を拡充し運用されている羽幌町福祉ハイヤー料金助成事業をより幅広く効果のあるものにするため、現在の助成枚数を最重度障がい者は24枚から20枚に、重度障がい者と80歳以上の12枚は10枚に見直しを行い、助成対象者の年齢を現在の80歳以上から75歳以上の後期高齢者まで引き下げるとともに、自動車運転免許証の自主返納をした方も対象に加えるべきと考えるがどうか。
村田議員
「持続可能な農業の確立に向けて」

 現在の農業情勢は、新型コロナウイルス感染症の影響の長期化によるコメの価格低迷、生乳の廃棄寸前等大問題となっている。また、ロシアによるウクライナ侵攻や円安等により燃油、各種資材、農業機械、肥料の高騰による生産費の上昇、特に肥料は今年の秋以降の価格が国の100億円とホクレンの61億円の拠出をしても7~8割上がる見込みである。さらに昨年の秋に農林水産省が水田活用の直接支払交付金の見直しが発表され、今後5年間に一度も米の作付けを行わない農地は交付対象としない。牧草については播種から収穫を行う年は現行通り10アール当たり3.5万円、収穫のみの年は1万円に減額。また高収益作物による畑地化を進めるとし農家に衝撃を与えた。今は採算が合わない将来に不安がある中、営農している状況である。少しでも不安の解消や、担い手が意欲を持って農業に取り組め、羽幌町の農地が荒廃しないようこれまで以上に取り組みの強化が必要と考え以下の質問をする。

 1.生産コストを下げるとともにコスト上昇分を適正に価格転嫁されるべきだが、需給に大きく左右されるのが現状である。肥料費のコスト低減に向けた取り組みや、地産地消のような羽幌町農業を応援する取り組みはできないか。

 2.水田活用の直接支払交付金を受けている農業形態は、水稲中心もあれば転作中心もあり、酪農家も居るため見直しによりたくさんの課題がある。
 例えば、水を張れる水田は、5年の内に水を張り米と畑作物のブロックローテーションを進めるのか、水を張ることのできない水田はどうしていくのか、牧草の安定供給に向けての対策はあるのか、畑地化はどのような農地で取り進めていくのか、畑地化により、中山間直接支払いや、資源保全隊活動はどうなるのか、一度交付対象から外れると、所有者が変わっても元にはもどらないのか等々が考えられる。

 今後、持続可能な農業の確立に向けての町の考え方と課題解決に向けての農家への説明、指導はどう取り進めていくのかを伺う。
金木議員
①「今期の駒井町政と次期町長選出馬について」

 駒井町長におかれては、平成30年秋、2期目の町政執行を開始され、任期も残すところ5カ月ほどとなった。
 
 2期目の開始に当たって、「明日へつなぐ確かな町政」を基本理念に、基幹産業の振興、健全な財政運営、福祉の充実、医療体制・介護施策の充実、教育の振興、防災の推進などに取り組んでいくと所信表明された。また、この2年余りでは新型コロナウイルス感染症への対策といった予期せぬ事態も発生し、対応に追われた。

 議会との関係でみると、令和元年9月に上・下水道の使用料金を消費税8%から10%へ改定されるのに合わせた料金引き上げの条例改正案を否決。令和2年12月に特別養護老人ホームとデイサービスセンターの指定管理期間で、設定手続きの不備から指定を求める議案を否決。先の3月定例会、予算特別委員会では否決とはならなかったものの、天売複合化施設整備の延期で賛否が分かれ、賛成とした意見の中にも「町長に責任がある」「猛省していただきたい」といった厳しい指摘があった。また、数年続けてタブレットの購入、議会の動画配信関連予算を要求しているが、予算計上は見送りされてきた。
 2期目の任期も終盤を迎えたいま、以下、質問する。

1 今期の町政執行をどのように振り返るか。

2 議会との関わりについての所感はどうか。

3 一部では次期出馬の意向との報道もあったが、出馬の考えはどうか。そうした場合の、今後の施策や課題をどのように考えているか。

②「高校生までの医療費無料化拡大について」

 子ども医療費の無料化拡大について、これまで幾度となく一般質問してきており、昨年の3月定例会でも質問した。答弁は「恒久的な財源が必要」として、「他の事業なども含め総合的に判断したい」というものだった。
 
 その後、高校生、18歳までの医療費の無料化に踏み切る自治体はさらに増えており、留萌市も今年度の市政執行方針に高校生等までの無料化が掲げられた。これで、管内では羽幌町だけが高校生までの無料化や医療費の還元が未実施の自治体となる。さらに、今年初め、東京都でも高校生まで拡大する方針を固め、各区市町村との協議がまとまれば次年度から無料化される見通しと報道された。

 無料化を実施するには財源は必要だが、当面はふるさと納税応援寄付金でまかないながら、いよいよのときには一般財源から工面してでも実施していくべき事業と考える。また、このたび東京都でも実施に踏み切ったことで、国の制度として拡充されれば自治体の負担も軽減されるという期待も考えられる。高校生までの医療費無料化拡大の見解を伺う。
議事日程第2号 令和4年6月24日(金)
日程番号 議案番号等 件名等
1 会議録署名議員の指名
2 諸般の報告
3 報告第2号 令和4年度定期監査報告(第1次)について
4 報告第3号 令和3年度羽幌町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について
5 議案第32号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画(令和4年度~令和6年度)の策定について
6 議案第33号 羽幌町過疎地域持続的発展市町村計画(令和3年度~令和7年度)の変更について
7 議案第34号 北海道市町村総合事務組合規約の変更について
8 議案第35号 北海道市町村職員退職手当組合規約の変更について
9 議案第36号 北海道町村議会議員公務災害補償等組合規約の変更について
10 議案第37号 令和4年度羽幌町一般会計補正予算(第2号)
11 発議第4号 議員の派遣について
12 発議第5号 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について
13 意見案第1号 森林・林業・木材産業によるグリーン成長に向けた施策の充実・強化を求める意見書
14 意見案第2号 地方財政の充実・強化に関する意見書
15 決議案第1号 ロシアによるウクライナ侵攻について

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