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議会議事録(平成24年第5回定例会 9月20日)

議会議事録(平成24年第5回定例会 9月20日)

 

平成24年第5回羽幌町議会定例会会議録

〇議事日程(第2号)
平成24年9月20日(木曜日) 午前10時01分開議

第1 会議録署名議員の指名                          
第2 諸般の報告                               
第3 報告第6号 専決処分の報告について「和解及び損害賠償の額の決定について」          
第4 報告第7号 財政の健全化判断比率及び公営企業の資金不足比率の報告について                            
第5 承認第6号 専決処分の承認について「平成24年度羽幌町一般会計補正予算」(第4号)     
第6 議案第49号 羽幌町暴力団の排除に関する条例              
第7 議案第50号 羽幌町防災会議条例の一部を改正する条例          
第8 議案第51号 羽幌町災害対策本部条例の一部を改正する条例        
第9 議案第52号 羽幌町国民健康保険条例の一部を改正する条例        
第10 議案第53号 新たに生じた土地の確認について              
第11 議案第54号 町の区域の変更について                  
第12 議案第55号 平成24年度羽幌町一般会計補正予算(第5号)       
第13 議案第56号 平成24年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)                           
第14 議案第57号 平成24年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第2号) 
第15 認定第1号 平成23年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について    
第16 認定第2号 平成23年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について                         
第17 認定第3号 平成23年度羽幌町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について                          
第18 認定第4号 平成23年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について                           
第19 認定第5号 平成23年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について                            
第20 認定第6号 平成23年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について                           
第21 認定第7号 平成23年度羽幌町港湾上屋事業特別会計歳入歳出決算認定について                           
第22 認定第8号 平成23年度羽幌町水道事業剰余金の処分及び決算認定について
第23 発議第6号 羽幌町各会計決算特別委員会の設置並びに委員の選任について 

〇出席議員(11名)
 1番 森      淳 君
 2番 金 木 直 文 君
 3番 小 寺 光 一 君     
 4番 寺 沢 孝 毅 君
 5番 船 本 秀 雄 君 
 6番 磯 野    直 君
 7番 平 山 美知子 君
 8番 橋 本 修 司 君
 9番 駒 井 久 晃 君
10番 熊 谷 俊 幸 君
11番 室 田 憲 作 君

〇欠席議員(0名)

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
 町  長  舟 橋 泰 博 君               
 副町長  本 間 幸 広 君               
 教育長  石 川   宏 君               
 教育委員会委員長  大 橋 鉄 夫 君               
 監査委員  長谷川 一 志 君               
 会計管理者  大 波 芳 弘 君               
 総務課長  井 上   顕 君               
 総務課長補佐  酒 井 峰 高 君               
 総務課総務係長  伊 藤 雅 紀 君               
 総務課企画室政策推進係長  熊 谷 裕 治 君                                
 財務課長  三 浦 義 之 君               
 財務課財政係長  葛 西 健 二 君               
 町民課長  藤 岡 典 行 君               
 町民課長補佐  今 野 睦 子 君               
 町民課町民生活係長  高 橋   伸 君     
 福祉課長  鈴 木 典 生 君               
 福祉課長補佐  安 宅 正 夫 君               
 福祉課主幹  更 科 滋 子 君               
 福祉課主幹  室 谷 眞 二 君               
 福祉課社会福祉係長  棟 方 富 輝 君                                 
 福祉課介護保険係長  木 村 和 美 君    
 福祉課地域包括支援センター係長  奥 山 洋 美 君
 建設水道課長  山 口 芳 徳 君
 建設水道課主幹  石 川 隆 一 君               
 建設水道課土木係長  笹 浪   満 君     
 建設水道課港湾係長  三 上 敏 文 君    
 産業課長  江 良   貢 君               
 産業課長補佐  鈴 木   繁 君               
 天売支所長  渡 辺 博 樹 君               
 焼尻支所長  今 村 裕 之 君               
 学校管理課長  熊 木 良 美 君               
 社会教育課長兼公民館長  浅 野 勝 彦 君
 学校管理課長補佐兼学校給食センター所長  永 原 裕 己 君
 社会教育課長補佐  杉 澤 敏 隆 君 
 学校管理課総務係長  宮 崎 寧 大 君                                  
 社会教育課社会教育係長  大 西 将 樹 君
 農業委員会事務局長  春日井 征 輝 君    
 選挙管理委員会事務局長  井 上   顕 君               
                                 

〇職務のため出席した事務局職員
 議会事務局長  水 上 常 男 君               
 総務係長  金 丸 貴 典 君               
 書記  逢 坂 信 吾 君               

    ◎開議の宣告
〇議長(室田憲作君) これから本日の会議を開きます。

(午前10時01分)

    ◎会議録署名議員の指名
〇議長(室田憲作君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第118条の規定によって、
   4番 寺 沢 孝 毅 君    5番 船 本 秀 雄 君
を指名します。

    ◎諸般の報告
〇議長(室田憲作君) 日程第2、諸般の報告を行います。
 会議規則第21条の規定により、本日の議事日程表は配付いたしましたので、ご了承願います。
 これで諸般の報告を終わります。

    ◎報告第6号
〇議長(室田憲作君) 日程第3、報告第6号 専決処分の報告について「和解及び損害賠償の額の決定について」を議題とします。
 本案について報告の内容説明を求めます。
 学校管理課長、熊木良美君。
〇学校管理課長(熊木良美君) 報告第6号 専決処分の報告について。
 地方自治法第180条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分をしたので、同条第2項の規定により報告する。
 平成24年9月19日提出、羽幌町長。
 提案の理由につきましては、議会において指定されている和解及び損害賠償の額の決定について別紙のとおり専決処分したので、報告するものであります。
 次のページをごらんください。この専決処分書は、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会の議決により指定された町長の専決処分事項について専決処分したものであります。
 専決処分の内容についてご説明申し上げます。専決処分事項、和解及び損害賠償の額の決定について。
 和解の相手方の住所、氏名は記載のとおりとなっております。
 和解の内容は、羽幌町の過失割合を100%とし、破損させた相手方の乗用車の修理代として損害賠償金を支払うものであります。また、今後事由のいかんを問わず双方とも一切の異議の申し立て等はしないとするものであり、損害賠償額は1万7,325円です。
 事故の概要につきましては、羽幌小学校のグラウンド周辺の草刈り作業中に飛散させてしまった石が駐車中の乗用車運転席横の窓ガラスに当たり、破損させたものであります。
 事故後の対応といたしまして、即日当事者への指導を行うとともに、直ちに関係者へ作業中の十分な安全確保及び機器の操作方法の遵守を含む留意事項を注意喚起として通知したことをご報告し、深くおわび申し上げます。
 以上であります。
〇議長(室田憲作君) これから報告第6号について質疑を行います。
 4番、寺沢孝毅君。
〇4番(寺沢孝毅君) この案件については理解できるのですけれども、私の記憶の中でもこうした草刈り作業中石が飛んで車とかを傷めたということがここ数年の間にも発生しております。そのときにこの議場でもどのように対処していくのかという質問が出たときには講習会に出て、安全を徹底するというような、そういう答弁がなされるわけですけれども、またこうして間を置かず起きてしまうということはやはり安全管理に問題があるのではなかろうかと思わざるを得ないのです。それでまず、例えば講習会に参加するとかそういうことは実際にされた方なのかどうかとか、あるいはそういう作業をする方々はどの程度そういったことをされているのかということをまず質問したいと思います。
〇議長(室田憲作君) 学校管理課長、熊木良美君。
〇学校管理課長(熊木良美君) お答えいたします。
 議員ご指摘のとおり、この件については過去において対応した部分があるのですが、今現在羽幌小学校のほうにおいては2名の公務補がいます。そのうち1名につきましては、従前からいた者なのですが、そのうちの1名につきましては昨年の12月に任用した者であります。そして、その従前からいた者については、既にその講習会を修了しているのですけれども、昨年の12月に任用した者については未修了となっていました。今回の事案については、その未修了の者が起こした事案でありまして、うちのほうといたしましては講習会の開催においては参加させる考えもあったのですけれども、今現在それがなかった関係で講習はしておりません。ただ、今年度あるいは来年度に向けて必ず講習をさせたいというふうなことで考えております。
 以上です。
〇議長(室田憲作君) 4番、寺沢孝毅君。
〇4番(寺沢孝毅君) わかりました。
 今回は相手が車だったので、まだ物損で済んだわけですけれども、近くに例えば小さな子供がいたりとか、そういった場合も十分考えられますので、教育委員会のみならず安全管理ということについては、特に新しくそういう作業当たる方については事前に講習やる、やらないということは問題外としても事前にやはりきちっとすべきというふうに考えますけれども、その辺徹底していただけますか。町長にお願いいたします。
〇議長(室田憲作君) 町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) 想像できるというか、ことであったのかなと。ただ、研修そのものでゼロになるということもあり得ないのですけれども、我々の立場としてはできるだけ、できるだけって絶対起きてはいけないということでの指導はもちろんそれに対する対応というものを進めていきたいというふうに思います。
〇議長(室田憲作君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 本案は、議会の委任による専決処分のため承認を要しませんので、これをもって報告を終わります。

    ◎報告第7号
〇議長(室田憲作君) 日程第4、報告第7号 財政の健全化判断比率及び公営企業の資金不足比率の報告についてを議題とします。
 本案について報告の内容説明を求めます。
 財務課長、三浦義之君。
〇財務課長(三浦義之君) ただいま上程されました報告第7号 財政の健全化判断比率及び公営企業の資金不足比率の報告についてご説明申し上げます。
 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、財政の健全化判断比率及び公営企業の資金不足比率を次のとおり報告し、承認を求めるものでございます。
 平成24年9月19日提出、羽幌町長。
 1、財政の健全化判断比率でございますが、①、実質赤字比率については一般会計の実質的な赤字が町税等の財源規模に対してどの程度の割合かを示すものですが、羽幌町は黒字であり、比率としては出ません。
 ②、連結実質赤字比率については、一般会計に特別会計及び公営企業会計を含む全ての会計を加えたものであり、これについても黒字であり、比率としては出ません。
 ③、実質公債費比率については、公債費相当額の一般財源に占める割合の過去3年度の平均値ですが、13%であり、早期健全化基準の25%を下回っております。前年度は14.1%で、1.1%減少しており、その要因は公債費の元利償還金の減少と普通交付税の増加に伴うものでございます。
 ④、将来負担比率については、一般会計等の借入金や将来支払う可能性のある負担等の現在高の程度を指標化したものですが、15.1%で早期健全化基準の350%を下回っております。前年度は30.1%で、15%減少しており、その要因は地方債現在高の減少によるものでございます。
 財政の健全化判断比率は、いずれも基準を下回っており、財政状態は健全であることをあらわしています。
 次に、2、公営企業会計に係る資金不足比率については、①、水道事業会計、②、簡易水道事業特別会計、③、下水道特別会計、いずれも資金不足はなく、健全な経営状態であることをあらわしています。
 なお、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定に基づき、監査委員の審査を終えておりますので、別紙のとおり報告書を添付しております。
 以上、よろしくご承認賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(室田憲作君) これから報告第7号について質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 討論は、議会の運営に関する基準に基づき省略します。
 これから報告第7号を採決します。
 本案は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、報告第7号は原案のとおり承認することに決定しました。

    ◎承認第6号
〇議長(室田憲作君) 日程第5、承認第6号 専決処分の承認について「平成24年度羽幌町一般会計補正予算」(第4号)を議題とします。
 本案について承認の内容説明を求めます。
 財務課長、三浦義之君。
〇財務課長(三浦義之君) ただいま上程されました承認第6号 専決処分の承認についてご説明申し上げます。
 地方自治法第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分をしたので、同条第3項により報告し、承認を求めるものでございます。
 平成24年9月19日提出、羽幌町長。
 処分理由は、平成24年度羽幌町一般会計補正予算(第4号)でございます。
 次のページをお開き願います。専決処分書でございますが、羽幌町エコアイランド構想事業に伴う補正で、平成24年8月29日付による専決でございます。事業内容は、天売島に小型風力発電施設を設置し、発電能力の検証を行うこと、電気自動車における島内観光等の使用実現の可能性を検証するものでございます。
 次の補正予算書をお開き願います。既定の予算総額に歳入歳出それぞれ80万円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ57億2,386万円とするものでございます。
 7ページをお開き願います。歳出の補正でございます。2款総務費、企画費において80万円の補正は、委託料において自然エネルギー導入事業委託料67万8,000円が主なもので、内容は小型風力発電施設導入及び電気自動車導入であります。また、それに伴う旅費や消耗品費、手数料、自動車借り上げ料を計上しております。
 歳入につきましては、全額地域づくり総合交付金を充てております。
 以上、よろしくご承認賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(室田憲作君) これから承認第6号について質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 討論は、議会の運営に関する基準に基づき省略します。
 これから承認第6号を採決します。
 本案は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、承認第6号は原案のとおり承認することに決定しました。

    ◎議案第49号
〇議長(室田憲作君) 日程第6、議案第49号 羽幌町暴力団の排除に関する条例を議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 町民課長、藤岡典行君。
〇町民課長(藤岡典行君) それでは、ただいま提案されました議案第49号 羽幌町暴力団の排除に関する条例について、提案理由並びに内容についてご説明申し上げます。
 羽幌町暴力団の排除に関する条例。
 平成24年9月19日提出、羽幌町長。
 提案理由でありますが、羽幌町における暴力団の排除について基本理念を定め、町、町民及び事業者が一体となって暴力団の排除を推進し、地域経済の健全な発展と町民の安全で平穏な生活の確保に資するため制定しようとするものであります。
 なお、本条例は、暴力団組織による市民生活への不当な介入等を防止するため、北海道警察の要請により北海道が条例制定を行い、全道市町村がこれに倣って条例を制定する中、羽幌町においても本議会において制定を求めるものであります。
 次に、各条文の内容でありますが、その要旨を説明させていただきます。お手元の議案の次ページからをごらんいただきたいと思います。
 第1条、目的でありますが、この条例は、羽幌町における暴力団の排除について基本理念を定め、町、町民及び事業者が一体となって暴力団の排除を推進し、地域経済の健全な発展と町民の安全で平穏な生活の確保に資することを目的に制定する旨規定しております。
 第2条、定義でありますが、この条例における用語の定義を行うことで用語、用法の明確化を図るものであります。
 第3条、基本理念でありますが、暴力団を恐れないこと、暴力団に資金を提供しないこと、暴力団を利用しないことを基本として、町、町民等や関係機関、団体による相互連携のもと、暴力団の排除を推進すべきことを規定しております。
 第4条、町の責務でありますが、暴力団の排除に関する施策の実施、北海道、北海道警察、その他関係機関との連携、情報提供その他必要な支援について規定しております。
 第5条、町民等の責務でありますが、暴力団の排除のための自主的活動や相互連携、事業者と暴力団との関係の遮断、町が実施する施策への協力、町や道警察その他関係機関への情報提供に努める旨規定しております。
 第6条、町の事務事業における措置でありますが、町が発注する事務事業に対して暴力団が関与することがないよう町が実施する入札からの排除、受注業者への暴力団等を排除するための協力要請、暴力団員による不当介入の報告など必要な措置を講ずる旨規定しております。
 第7条、公の施設の利用の不許可等でありますが、公の施設が暴力団の活動に利用されることがないよう施設の利用を許可しないとともに、許可済みのものにあってはその許可を取り消す等の措置を講ずる旨規定しております。
 第8条、町民等に対する支援でありますが、町は町民等が取り組む暴力団排除のための自主的活動や相互連携を支援するとともに、道警察との連携のもと安全の確保に配慮する旨規定しております。
 第9条、青少年に対する教育等のための措置でありますが、町は設置する学校の生徒の暴力団への加入や暴力団員による犯罪被害を防止する等の措置を講じ、教育関係者に対して必要な指導ができるよう情報提供等の支援を行う旨規定しております。
 第10条、広報及び啓発でありますが、町は暴力団の排除に関する理解を深めるため、広報その他の啓発活動を行う旨規定しております。
 第11条、委任でありますが、この条例の施行に関し必要な事項は別に定める旨規定しております。
 附則、1、施行期日、この条例は、平成24年10月1日から施行する。
 2、調整規定、この条例の施行日が、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の一部を改正する法律(平成24年法律第53号)の施行日前である場合には、同法の施行日の前日までの間における第4条第2項の規定の適用については、同項中「第32条の3」とあるのは「第32条の2」とする。
 なお、この調整規定でありますが、本条例の第4条第2項において引用する暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の一部を改正する法律第32条の3の規定が改正前は第32条の2であるため、改正後の適用を見込んだ条例本文の規定の読みかえとして附則において規定するものであります。
 3、羽幌町公共施設の暴力団排除に関する条例の廃止、羽幌町公共施設の暴力団排除に関する条例(平成11年羽幌町条例第14号)は、廃止する。
 なお、廃止する条例は、本条例の制定以前における暴力団排除に関する事項を公共施設に限定して規定した条例でありますが、本条例の制定により不要となることから廃止する旨附則において規定するものであります。
 よろしくご審議、ご決定を賜りますようお願い申し上げ、提案理由と内容の説明とさせていただきます。
〇議長(室田憲作君) これから議案第49号について質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで討論を終わります。
 これから議案第49号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第49号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第50号~議案第51号
〇議長(室田憲作君) 日程第7、議案第50号 羽幌町防災会議条例の一部を改正する条例、日程第8、議案第51号 羽幌町災害対策本部条例の一部を改正する条例、以上2件について関連がありますので、一括議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 総務課長、井上顕君。
〇総務課長(井上 顕君) それでは、ただいま上程されました議案第50号 羽幌町防災会議条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由とその内容につきましてご説明申し上げます。
 平成24年9月19日提出、羽幌町長。
 提案の理由でございますが、災害対策基本法の一部を改正する法律の施行に伴い、地方防災会議と災害対策本部の所掌事務の見直しが図られたため、この法律に基づき本町においても制定しております羽幌町防災会議条例の一部を改正しようとするものであります。
 なお、今般の改正は、東日本大震災の主な教訓から国において災害対策基本法が一部改正されたものであります。
 羽幌町防災会議は、羽幌町地域防災計画の作成や実施、また災害に関する情報収集などを行うため町長が会長となり、町及び教育委員会、留萌開建の出先機関、留萌振興局及びその出先機関、道立病院、警察、消防、消防団、北電、郵便局、農協、漁協、商工会、土地改良区、水難救難所、沿岸バス、三師会など25機関から構成される附属機関であります。
 初めに、この設置等を規定しております本条例の改正に当たり、その要因となりました災害対策基本法の改正概要について申し上げます。改正前の災害対策基本法においては、地方防災会議の所掌事務としては地域防災計画の作成及びその実施の推進のほか、災害が発生した場合に防災に関する情報を収集することなどとされておりました。これに対し災害発生時、特に災害応急対策の段階では地方防災会議で災害に関する情報の収集を行うことよりも都道府県、または市町村に設置されております災害対策本部において一元的にそれらの事務を行うことが効果的であると考えられますことから、地方防災会議と災害対策本部の所掌事務について見直し、明確化を行ったものであります。一方で、地方防災会議については、中央防災会議と異なり、防災会議に関する重要事項の審議については所掌事務と規定されていませんでしたが、防災に関する諮問機関としての機能を強化する観点から所掌事務としてこれを追加し、あわせて多様な主体の参画を図るため学識経験等を地方防災会議の委員に選任できることになりました。これらが本条例の改正起因でありますが、続きましてお配りしております資料、羽幌町防災会議条例新旧対照表にて条例の改正内容についてご説明いたしますので、ごらん願います。なお、この新旧対照表では、左に現行の条文を、右に改正条文を、また改正箇所にはアンダーラインを引いております。
 初めに、第2条の所掌事務では、現行の第1項にありますの各号を削りますが、これは表現方法の変更でございます。
 次に、同じく現行の第2条第1項第3号の町の地域に係る災害が発生した場合において当該災害に関する情報を収集することを改正案のとおり町長の諮問に応じて町の地域に係る防災に関する重要事項を審議することに改めます。
 これに関連しまして、新たな第4号として、前号に規定する重要事項に関し、町長に意見を述べることを追加します。
 第2条の改正では、先ほどの災害対策基本法の改正概要で述べましたとおり、所掌事務の一つであります災害発生時の情報収集を今後は災害対策本部の事務とすべく見直し、明確化したものであります。また、防災会議が諮問機関としての機能を強化するため、所掌事務の明確化を図るため防災に関する重要事項の審議及び町長への意見の具申について新たに追加したものでございます。
 次に、第3条の会長及び委員では、現行の第3条第5項にありますの各号を削りますが、これも表現方法の変更でございます。
 また、第5項には現行では第1号から第7号までがありますが、改正案のとおり新たな第8号として自主防災組織を構成する者又は学識経験のある者のうちから町長が任命する者を追加します。
 次に、現行第3条第6項の及び第7号を改正案のとおり、第7号及び第8号に改めます。
 次に、現行第3条第7項に改正案のとおり及び第8号を追加します。
 第3条の改正では、防災会議の委員の構成及び定数を規定しているものでありますが、これについても先ほどの災害対策基本法の改正概要で述べましたとおり、新たに学識経験者等を地方防災会議の委員に選任できることになりましたことによります追加条文であります。なお、第3条第6項及び第7項中における号の追加は、新たな委員の規定を追加しましたことに伴い、これと整合性を図るため追加するものであります。
 以上が今般の改正内容でございます。
 それでは、議案に戻っていただきますが、条例改正文の朗読につきましては、ただいまの説明をもってかえさせていただきたいと存じます。
 附則、この条例は、公布の日から施行する。
 以上でございます。よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。
 続きまして、議案第51号 羽幌町災害対策本部条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由とその内容につきましてご説明申し上げます。
 平成24年9月19日提出、羽幌町長。
 提案の理由でございますが、先ほど提案申し上げました羽幌町防災会議条例の一部を改正する条例同様に災害対策基本法の一部を改正する法律の施行に伴いまして、羽幌町災害対策本部条例を改正しようとするものであります。
 羽幌町災害対策本部につきましても羽幌町防災会議同様災害対策基本法に基づき設置しているもので、法律で規定されております災害時における情報収集や応急対策などが主な任務でありまして、町長を本部長に関係機関と連携を図りながら、副町長、教育長、そして職員から構成される組織であります。今般この条例の制定根拠となる災害対策基本法が改正されましたので、本町の条例もこれにあわせて改正しようとするものであります。
 法律の改正内容は、災害対策基本法の第23条に規定しております都道府県や市町村の災害対策本部の設置根拠条文が1条追加されましたので、この法律を引用して根拠条文としております羽幌町災害対策本部条例第1条の条文をこれに合わせまして整合性を図るため改正するものでございます。
 それでは、改正条文を朗読いたします。羽幌町災害対策本部条例の一部を改正する条例。
 羽幌町災害対策本部条例(昭和38年羽幌町条例第8号)の一部を次のように改正する。
 第1条中「第23条第6項」を「第23条の2第8項」に改める。
 附則、この条例は、公布の日から施行する。
 以上であります。よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(室田憲作君) これから議案第50号 羽幌町防災会議条例の一部を改正する条例について質疑を行います。
 9番、駒井久晃君。
〇9番(駒井久晃君) 条例に特に不都合があるとかはないのですけれども、先ほどの説明の中で関係25団体という話が出ていて、この中で委員の定数が18名ということになると関係団体が全部参加しないことになるのですね、この審議会に。その辺どういうふうに吸い上げるというか、そういう連携はどういうふうになっていますか。
〇議長(室田憲作君) 総務課長、井上顕君。
〇総務課長(井上 顕君) お答えいたします。
 防災会議につきましては、現在25機関、25名の委員から構成されております。それで、議員ご質問の定数の18名につきましては、会議の根拠となります災害対策基本法の根拠条文に基づきそれぞれの機関を指定しております。それで、今回18名の委員の定数というのは、例えば指定地方行政機関といいまして留萌開建、あるいは留萌北部森林管理署、それと留萌振興局、道立病院、それと指定公共機関でございます北電、郵便局、土地改良区、三師会、農協、漁協、水難救難所、沿岸バス、商工会、こういった部分の定数が18名でございまして、現在17名の委員が選任されております。それで、今回新たに学識経験者等ということで1名追加させていただきましても条例で言う18名については定数内ということで特に改正を必要としませんので、この辺ご了解願いたいと思います。
〇議長(室田憲作君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで討論を終わります。
 これから議案第50号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第50号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第51号 羽幌町災害対策本部条例の一部を改正する条例について質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで討論を終わります。
 これから議案第51号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第51号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第52号
〇議長(室田憲作君) 日程第9、議案第52号 羽幌町国民健康保険条例の一部を改正する条例を議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 福祉課長、鈴木典生君。
〇福祉課長(鈴木典生君) ただいま上程されました議案第52号 羽幌町国民健康保険条例の一部を改正する条例につきまして、その提案理由と内容のご説明を申し上げます。
 平成24年9月19日提出、羽幌町長。
 提案の理由でございますが、国民健康保険制度の安定的な運営を確保するため国民健康保険法の一部を改正する法律の施行に伴い、本条例で引用しております国民健康保険法第72条の4が第72条の5に繰り下げられたことから条例の整理を行うため、改正しようとするものであります。
 羽幌町国民健康保険条例の一部を改正する条例。
 羽幌町国民健康保険条例の一部を次のように改正する。
 第7条中「法第72条の4」を「法第72条の5」に改める。
 附則、この条例は、平成27年4月1日から施行する。
 以上、ご審議の上、ご決定賜りますようよろしくお願いいたします。
〇議長(室田憲作君) これから議案第52号について質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで討論を終わります。
 これから議案第52号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第52号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第53号~議案第54号
〇議長(室田憲作君) 日程第10、議案第53号 新たに生じた土地の確認について、日程第11、議案第54号 町の区域の変更について、以上2件について関連がありますので、一括議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 総務課長、井上顕君。
〇総務課長(井上 顕君) ただいま上程されました議案第53号 新たに生じた土地の確認につきまして、その提案理由と内容のご説明を申し上げます。
 地方自治法(昭和22年法律第67号)第9条の5第1項の規定により、本町に新たに生じた次の土地を確認するため議会の議決を求めるものであります。
 平成24年9月19日提出、羽幌町長。
 提案理由でありますが、公有水面埋め立て事業により生じた港湾区域内の土地を新たに生じた土地とするためのものであります。
 それでは、新たに生じた土地についてご説明いたします。恐れ入りますが、この議案と次のページをあわせてごらん願います。新たに生じました土地は、現在新フェリーターミナルを建設しております埋立地でありまして、図面上に記載しております①、港町1丁目35番及び36番に隣接する公有水面埋立地、面積1万4,214.83平方メートルと②、港町1丁目34番に隣接する公有水面埋立地、面積1,185.31平方メートルの計1万5,400.14平方メートルであります。これらを本町に新たに生じた土地とするため、地方自治法第9条の5第1項の規定によりまして議会の議決を求めるものでございます。
 以上、ご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。
 続きまして、議案第54号 町の区域の変更につきまして、その提案理由と内容のご説明を申し上げます。
 本町の町の区域を次のとおり変更するため、地方自治法(昭和22年法律第67号)第260条第1項の規定により議会の議決を求めるものであります。
 平成24年9月19日提出、羽幌町長。
 提案理由でありますが、公有水面埋め立て事業により生じた港湾区域内の土地を本町の字等の区域に編入するためのものであります。
 それでは、編入いたします区域等についてご説明いたします。恐れ入りますが、この議案と次のページをあわせてごらん願います。なお、編入いたします町の名称、区域、面積につきましては、議案第53号の新たに生じた土地と同様であり、図面上に記載しております①、港町1丁目35番及び36番に隣接する公有水面埋立地、面積1万4,214.83平方メートルと②、港町1丁目34番に隣接する公有水面埋立地、面積1,185.31平方メートルの計1万5,400.14平方メートルであります。本議案は、公有水面埋め立てにより生じた港湾区域内の土地を本町の字などの区域に編入するため、地方自治法第260条第1項の規定により議会の議決を求めるものでございます。
 以上、ご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(室田憲作君) これから議案第53号 新たに生じた土地の確認について質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで討論を終わります。
 これから議案第53号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第53号は原案のとおり可決されました。
〇議長(室田憲作君) 次に、議案第54号 町の区域の変更について質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで討論を終わります。
 これから議案第54号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第54号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第55号~議案第57号
〇議長(室田憲作君) 日程第12、議案第55号 平成24年度羽幌町一般会計補正予算(第5号)、日程第13、議案第56号 平成24年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、日程第14、議案第57号 平成24年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)、以上3件を一括議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) ただいま提案となりました平成24年度一般会計の補正予算につきまして、その提案理由をご説明申し上げます。
 既定の予算総額に歳入歳出それぞれ4,736万9,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ57億7,122万9,000円とするものであります。
 補正をいたします主な内容を申し上げます。歳出において2款総務費、辺地共聴施設改修整備事業補助金781万2,000円の補正は、曙丸山地区に設置されている共同受信施設が40年を経過し、老朽化したことから改修費用の一部を補助するもので、地域住民の情報確保と地域間格差の解消及び防災上の関連から実施する事業であります。総事業費891万2,000円のうち、受益者負担金として曙丸山地区テレビ共同受信組合11世帯110万円を充て、残りの781万2,000円を北海道地域づくり総合交付金190万円と町補助金591万2,000円で補助するものであります。
 次に、3款民生費において障がい福祉サービス扶助費858万円の補正で、1点目は障害者自立支援法及び児童福祉法の改正による子ども発達支援センターに対する支援給付単価の変更で、当初予算978万円から1,437万5,000円の事業費となり、差し引き不足額406万5,000円を補正するものであります。2点目は、障がい児通所支援事業の中の放課後等デイサービス事業を実施するNPO法人への負担分で、事業予定額451万5,000円を補正するものであります。財源につきましては、1点目と2点目の合計額858万円が対象費用となりますことから、国2分の1、道4分の1、643万5,000円の負担で、残り214万5,000円を一般財源から充てるものであります。
 同じく3款児童福祉費で器具等購入費487万5,000円の補正は、児童虐待防止対策緊急強化事業によるもので、すこやか健康センターに木の砂場の遊具を配備し、子供向け事業の積極的展開と親子での訪問機会をふやし、気軽に子育て相談を行える環境を整え、児童虐待の未然防止、あるいは早期発見に努めるものであります。また、相談員の人材育成を図る虐待防止研修会への参加費用として旅費7万4,000円、事務用ノートパソコン等の備品を購入するもので、事業費494万9,000円の全額が北海道安心こども基金からの補助金によるものでございます。
 次に、4款、すこやか健康センター屋上防水工事請負費1,428万円の補正は、平成9年に建設され、15年を経過したすこやか健康センターの屋上が防水処理の老朽化により剥離が激しく、室内及び事務機器、書類への雨漏り被害が出ていることから早急な雨漏り防止対策が必要であり、屋上全面の防水改修工事を実施するもので、一般財源を充てております。
 次に、8款土木費においてモニュメント設置委託料300万3,000円の補正は、昭和54年に作成した羽幌港長期整備計画構想による港湾整備が本年度の中央埠頭の完成により33年間に及ぶ長期計画が完成することから、これを記念するモニュメントを設置するものでございます。また、この中央埠頭には両島の玄関口であるフェリーターミナルや北るもい漁協の市場、本所事務所、産地直売所も新築移転され、新年度から供用開始となり、羽幌港の中心エリアがこの中央埠頭の完成により形づくられることになります。モニュメントにつきましては、縦2.3メートル、横4メートル、高さ1.5メートルの大きさで、文字については焼尻出身の日本を代表する書家、中野北溟氏を予定しております。今回補正をいたします4,736万9,000円の財源でございますが、ただいま説明いたしましたそれぞれの事業に対する歳入予算に計上している特定財源のほか、不足いたします2,116万円につきましては繰越金を充てております。
 また、当初予算で学校給食センター設備整備事業で調理機器取りかえ事業委託料1,218万7,000円を一般財源で見込んでおりましたが、過疎債の対象となったことから歳入の21款町債で1,140万円を計上しております。
 以上で一般会計を終わりまして、次に国民健康保険事業特別会計の補正につきましてご説明申し上げます。既定の予算総額に歳入歳出それぞれ82万3,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ11億9,582万3,000円とするものであります。
 補正をいたします内容は、歳出、6款介護納付金において介護給付費等の確定に伴う予算超過額の減額補正88万5,000円と9款諸支出金において平成23年度分の交付金確定に伴う療養給付費交付金返還金170万8,000円の補正でございます。財源は、繰越金を充てております。
 次に、介護保険事業特別会計の補正につきましてご説明申し上げます。既定の予算総額に歳入歳出それぞれ640万5,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ8億1,810万2,000円とするものであります。
 補正をいたします内容は、歳出の介護サービス事業勘定において特別養護老人ホームで平成16年に設置した特殊入浴設備の浴槽内昇降装置が補修不能となり、入浴に支障を来していることから設備更新するもので、640万5,000円の補正となります。財源は、特別養護老人ホーム整備基金からの繰入金を充てております。
 以上、今回補正をいたします予算の主な内容であります。よろしくご審議、ご承認賜りますようお願い申し上げまして、提案の理由とさせていただきます。
〇議長(室田憲作君) 次に、財務課長から内容説明を求めます。
 財務課長、三浦義之君。
〇財務課長(三浦義之君) 続きまして、私から内容をご説明いたします。
 11ページをお開き願います。一般会計の歳出でございますが、2款総務費、一般管理費において電算システム導入委託料42万円の補正は、予防接種制度改正に伴い新たに追加される不活化ポリオワクチン及び四種混合ワクチンの予防接種業務への対応で、健康管理システムを更新するものでございます。
 12ページをお開き願います。3款民生費、社会福祉費において23節償還金利子及び割引料357万3,000円の補正は、平成23年度の障がい者医療費等の精算による補助金確定に伴う返還金で、内訳は障がい者医療費国庫負担金返還金198万8,000円、障がい者自立支援給付費等国庫負担金返還金52万1,000円、障がい者医療費道費負担金返還金93万2,000円、障がい者自立支援給付費道費負担金返還金9万3,000円、障がい者自立支援対策推進費補助金返還金3万9,000円となっております。
 同じく介護福祉費において器具等購入費46万円の補正は、天売高齢者支援センターに平成12年に設置した給湯用給湯器と追いだき用給湯器の劣化が著しく、補修不能の状況となり、事業に支障を来していることから機器を更新するものであります。
 同じく児童福祉費において費用弁償10万9,000円の補正は、本年6月に設置された就学前子育て支援審議会の臨時委員が決定し、当初予定していた費用弁償に不足を生じたためでございます。
 同じく常設保育所費において広域入所委託料91万6,000円の補正は、羽幌町民で羽幌保育園に入所させることが困難な児童1名を他市町村の保育園に入所させることに伴う保育委託料で、苫前保育園との委託契約となります。
 14ページをお開き願います。4款衛生費、保健衛生費において除雪委託料50万1,000円の補正は、道立羽幌病院隣接地に整備予定のドクターヘリのヘリポート除雪委託料で、冬期間の緊急時におけるヘリポートの円滑な活用を促進するためのものであります。
 同じく健康センター運営費において予防接種委託料149万1,000円の補正は、予防接種法改正により生ポリオワクチンの使用が中止となり、単価の高い不活化ポリオワクチンの使用に移行すること及び集団から個別接種に変更することに伴う増額補正であります。
 次に、10款教育費、体育施設費において体育施設設備管理業務委託料80万7,000円の補正は、グラウンド用黒土96立米、ダンプ12台分の運搬委託料でありますが、グラウンド状態を確認し、より良好なグラウンド状態を確保するためには降雪前に土を投入することにより圧雪で土がなじむことから今から準備をしておくことが必要であり、補正をするものであります。また、次年度においては、全道規模の大会が予定されていることから、あわせてその開催に向けて準備をするものであります。同じく体育施設費において器具等購入費46万8,000円の補正は、町民スキー場の食堂で平成10年から使用しているゆで麺機が故障し、今後のシーズン開幕に向けて支障を来すことから、食堂の機能維持、利用者への対応から更新するものであります。
 同じく学校給食費において1,140万円の財源更正は、先ほど町長から説明いたしました学校給食センター設備整備事業の一般財源から地方債への財源更正でございます。
 以上が補正の内容でございます。よろしくご審議、ご承認いただきますようお願い申し上げます。
〇議長(室田憲作君) ここで暫時休憩をいたします。

休憩 午前10時56分
再開 午前11時10分

〇議長(室田憲作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 お諮りします。審議の方法については、各会計ごとに歳入歳出一括して質疑を行い、それぞれ討論、採決の順に従い、審議を進めることにしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、そのように進めることに決定しました。
 これから議案第55号 平成24年度羽幌町一般会計補正予算(第5号)について歳入歳出一括して質疑を行います。
 2番、金木直文君。
〇2番(金木直文君) まず、歳入でいえば9ページになりますが、町長の説明でもありましたけれども、子育て支援対策事業費補助金494万円、道からの安心こども基金を使って、13ページになりますが、器具等購入費、すこやか健康センターの中に木の砂場とおっしゃいましたか、を購入する予定だということなのですが、どういうものなのか私なりの考えでは結構大きなもので、下に木の玉がころころ転がっていて、滑り台のようなものがあれば上から滑って、その木の玉の中にどぼんとつかって遊ぶようなものなのかなというイメージがありますが、これを購入しようということになったそのいきさつ、町側の考えで決めたのか、すこやか健康センターに通う親御さんからの要望などがあったのかどうか、その辺のいきさつをまず説明していただきたいと思います。
〇議長(室田憲作君) 福祉課長、鈴木典生君。
〇福祉課長(鈴木典生君) お答えいたします。
 議員おっしゃるとおり木のプール、木の砂場みたいな、玉がたくさん入って、そういう砂をイメージしたものでございます。そして、それにつきましては、うちのほうでカタログ等から探して決めました。
〇議長(室田憲作君) 2番、金木直文君。
〇2番(金木直文君) それで、私見たものはかなり大型のもので、幅、奥行き、高さ、6畳間ぐらいにすっぽり天井まで使っておさまるようなかなり大型のものですが、すこやか健康センターで使うということは、うさこちゃん何とか遊びとか各年齢ごとの子供さんら、親御さんらが通うときに使われるのかなと思いますが、そのほかにも例えば保育園児とかは使えないのか、すこやか健康センターに通う親御さんだけしか使えないものなのかどうか。それから、大きさからいって指を挟んだり、足を挟んだりとかということも、常に大人がそばについているでしょうから安全だとは思うのですが、その辺の安全対策、それから使う対象児童とかはどのようにお考えなのかお聞きしたいと思います。
〇議長(室田憲作君) 福祉課長、鈴木典生君。
〇福祉課長(鈴木典生君) うさこちゃんも全てそこを利用する方たちに利用していただくと。保育所の園児も来た場合にも使える状況にはなります。あと、それを使う状況には職員もいますので、管理はきちんとしようと思って考えております。
〇議長(室田憲作君) 1番、森淳君。
〇1番(森  淳君) 説明は聞いたのですけれども、今の説明で虐待防止対策でこの500万の木の砂場というのがどう関連づけて理解したらいいのかちょっと見当もつかないので、もうちょっと説明加えていただきたいと思います。
〇議長(室田憲作君) 福祉課長、鈴木典生君。
〇福祉課長(鈴木典生君) お答えいたします。
 父兄の方が相談に来た場合、子供たちを遊ばせておくというための遊具でございます。
〇議長(室田憲作君) 1番、森淳君。
〇1番(森  淳君) まず、金額が500万ということで、実際に現物を見ていませんので、いい、悪いというのはこの場では避けたいと思いますけれども、要するに一定の時間遊ばせるということの中でこの器具500万、持ち出しは非常に少ないわけですけれども、それは果たして本当に必要なものかというのは今の説明でもちょっと、使い方としては相談に来たときに子供をそこで遊ばせるということだけなので、費用対効果みたいなこともちょっと理解できないのですけれども、担当の方でも結構なので、もう一度詳しい説明をよろしくお願いします。
〇議長(室田憲作君) 福祉課社会福祉係長、棟方富輝君。
〇福祉課社会福祉係長(棟方富輝君) お答えします。
 親御さんたちが何でも相談しやすい、しに来やすい体制を整えておくことによって児童虐待の防止、未然防止の状況を整えるということでございます。
〇議長(室田憲作君) 1番、森淳君。
〇1番(森  淳君) 相談に来やすいような体制をとるとか、そういうことはわかるのですけれども、そこで子供たちが遊ぶために500万の器具やって、その時間帯だけ遊ばせるということに対して500万という大きな金額をかけてこれを選んだ理由が要するに時間をその間に過ごさせるということの繰り返し同じような答弁なのです。それで、それがちょっと説得力を持ってこちらには伝わってこないのです。例えばデパートでも何でもいろんなところに子供が何かをするときにちょっと遊ばせるというようなスペースとかいろいろ見ますけれども、そんな多額の金額かけているもの余り見たことないですし、ちょっとわからないのです。課長が当初言ったのは、自分たちでカタログ見て、これがいいだろうということで選んだということですけれども、しかも補正でこの時期に出てくるというのもちょっと、これだけのものであれば本来当初予算の中に出てきておかしくないので、急に何か緊急性があってやるということもちょっと理解できませんので、大変しつこくて申しわけないですけれども、もう一度わかるように説明をお願いしたいと思います。
〇議長(室田憲作君) 暫時休憩します。

休憩 午前11時18分
再開 午前11時19分

〇議長(室田憲作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 福祉課社会福祉係長、棟方富輝君。
〇福祉課社会福祉係長(棟方富輝君) 済みません、お答えします。
 まず、この木の砂場という遊具になったことについてですが、木育に絡みまして留萌振興局のほうからも木の遊具を導入してほしいということもあり、このものになりました。この木の砂場のサイズにつきましては、直径2メートル、高さ33センチ、一応木の玉が3万8,000個を使用するような規模のものとなっております。
 以上です。
〇議長(室田憲作君) 1番、森淳君。
〇1番(森  淳君) なぜこの時期に補正でこれだけの高額なものが出てきたかということについてお願いします。
〇議長(室田憲作君) 福祉課社会福祉係長、棟方富輝君。
〇福祉課社会福祉係長(棟方富輝君) お答えします。
 振興局のほうから補助率が10分の10の補助があるものですから、児童虐待防止の関係で事業実施の依頼があり、今回補正で上げさせていただくものであります。
〇議長(室田憲作君) 1番、森淳君。
〇1番(森  淳君) どっちが先にやるかということで金木さんが先にやったのですけれども、金木さんの質問の中でどういう経緯でというところに我々がパンフレットを見て、我々が必要だと思って購入したというようなニュアンスで私はまず受け取ったのです。でも、実態は、こういうこともあるというのはわかりますけれども、振興局のほうでぜひ消化してほしいということと10分の10ということなのでということは理解します。
 恐らく大変いいものだろうというふうに想像したいと思いますので、場所の問題とか、目的がこうですから対応する人間というのも限られていますし、補助がこうだからほかに使ってはだめということでなければ、さっきの課長の説明では保育園児も場合によっては来る機会があればと言っていましたけれども、そうではなくてせっかくこれだけいいものがあるのであれば積極的に保育園児なんかも来させて、すこやか健康センターの人間がそこで対応するというのは大変だと思いますので、保育園の先生とか、一緒に有効に高額なものですから使えるようにしてもらえないかなと思います。答弁お願いします。
〇議長(室田憲作君) 福祉課長、鈴木典生君。
〇福祉課長(鈴木典生君) 議員おっしゃるとおり、なるべく保育所の児童につきましても利用できるような体制を整えまして実施していきたいと思います。
〇議長(室田憲作君) 3番、小寺光一君。
〇3番(小寺光一君) 別件で15ページの8款土木費、港湾費の中の委託料、モニュメント設置委託料について質問します。
 先日5月22日の委員会の中で、委員会の報告の中でもあったのですけれども、港湾事業費がかかり過ぎているのではないかと。その中で300万をかけるのはどうかということで、内容も含めて持ち帰って検討したいということで担当の課のほうで持ち帰って検討したそうなのですけれども、具体的にどのような検討が行われたか教えていただけますか。
〇議長(室田憲作君) 建設水道課長、山口芳徳君。
〇建設水道課長(山口芳徳君) お答えいたします。
 港湾事業費がかかり過ぎるということで、300万が高過ぎるというご指摘というふうに受けとめましたけれども、当初5月22日の常任委員会で提案させていただいたときは、まことに当方の浅慮でありまして、フェリーターミナルの建設事業にということで、一緒に工事費の中にということでどうでしょうかということでご提案させていただきまして、議員の皆様からはそれはよろしくないと、趣旨が違うだろうというご指摘がありました。そういう中で、もう一度持ち帰りまして、今回は港湾建設費のほうで提案をさせていただいておりますが、そのときの300万円というのは一応フェリーターミナル建設事業費の中に入っておりますので、いろいろな諸経費部分で安くなる部分がありまして300万ということでございました。今回それと切り離して計上いたしましたので、その部分は高くなるということがございまして、当課といたしましてはその高くなる部分をある程度サイズの縮小ですとかそういうものを考えまして、一応300万以内ということで提案させていただいております。このサイズにつきましては、それが妥当かどうかという部分ではご指摘があるのかもしれないのですが、サイズを下げて300万ぐらいにしたということで、これ以上下げると記念碑というか、そういう当初の目的上どうかということで、そういう金額になってございます。
〇議長(室田憲作君) 3番、小寺光一君。
〇3番(小寺光一君) サイズを下げたということなのですけれども、自分の認識というか、前の設計図と6月に出された設計図では両サイドがほんの数ミリ、七十何ミリの設計の違いだと思うのですけれども、それぐらい変えることによって大幅に予算を抑えたということになるのでしょうか。
〇議長(室田憲作君) 建設水道課長、山口芳徳君。
〇建設水道課長(山口芳徳君) サイズ的にはそれほど変わっていないのですけれども、予算が膨らむということでサイズを抑えるという形で提案しております。5センチずつサイドのサイズを、計10センチということでありますが、その辺の妥当かどうかという部分についてはちょっとあるのですけれども、一応本体を変えない形で計上をさせていただきました。
〇議長(室田憲作君) 3番、小寺光一君。
〇3番(小寺光一君) 自分の5月のときの認識では、300万円という、形がどうのではなくて、その物自体、本当にその形で、そこにあることが意義があるのかと、そういうことを含めて検討していただくのかなというふうに思っていました。ただ、6月の委員会のときの再提案された中では代案というのですか、それにかわるものは検討はしていなかったということもありましたし、特に異論も出なかったということで、自分は結構大規模な改定というのですか、デザインも含めてそういうことが行われているのかなと思ったのですけれども、もう一度繰り返しになるのですけれども、そういうような大規模なコンセプトも含めて、デザインも含めて、その話し合い、検討の中でそういう話は出てきたのでしょうか。
〇議長(室田憲作君) 建設水道課長、山口芳徳君。
〇建設水道課長(山口芳徳君) 検討についてなのですが、まずこのモニュメントを最初に設計した段階で担当課といたしましては広く広範囲な情報を収集いたしまして、またフェリーターミナルの設計業者等からも情報をいただきまして、そして長い間変わらずにここに記念碑として設置するものでございますので、材質的なものも考えまして、当初からこういう形でということで十分な取捨選択をした中で決定をさせていただいております。その後、常任委員会がありました後そういう部分につきましてありましたので、庁内のまちづくり政策会議の中でも意見をいただきました。そういう中で、この記念碑として建てるということに対してはよろしいというか、そういう判断をいたしたところでございます。
 この必要性ということでございますが、委員会で申し上げましたけれども、もう一度ここで説明させていただきますと、一応中央埠頭の完成を記念して設置するというモニュメントでございますが、この中身といたしましては羽幌港の完成を記念するということで担当課としては捉えて、町としては捉えております。港湾事業といたしましては、その完成という言葉、港湾としては完成ということは直轄事業の関係上ならないということであります。前から町長もおっしゃいましたけれども、昭和54年から始めてずっとこの羽幌港の計画というのが33年間経過しまして、今年度中央埠頭の完成をもってこの33年間の計画が終了するということでございます。当然これから静穏度対策ですとか老朽化対策ですとか、いろいろ使いやすい港湾に向けて整備は必要なのですが、そういう計画的なもの、羽幌港としての計画、これについては本年度完了ということになるわけでございまして、羽幌港完成というその記念的なものといえば今年度をおいてほかにないという、こういう時期的なものがございます。そういうことから、こういう記念碑的なものを建てるということを提案をいたしたわけでございます。新年度ですけれども、これについてはこういう式典等も、そういう祝い式典等も予定しておりますので、そういう中でやっぱり記念碑等の除幕等もそういう中に入れる必要があるのかなというふうに考えている次第です。
 ちなみに、54年からの国の整備事業費というのは全体で300億以上の国費が投入された事業ということで、これにつきましてはこれからも今までも羽幌町の事業としてはなかったものであって、その全体計画が完了したという記念ということで町としては捉えております。
 以上でございます。
〇議長(室田憲作君) 3番、小寺光一君。
〇3番(小寺光一君) 自分としては、モニュメントがいいのか、記念をするものはあっていいと思います。ただ、それが本当に石のものが、300万のものが今このいろんなところで財政がどうの、厳しいと、全体を見なければいけないですよということも聞きましたし、その中で本当に300万円のモニュメントが必要かというのは疑問に思います。
 それと、これは誰のためにつくるのかというのが率直な僕の疑問で、それは国から300億円のお金をもらって、羽幌町としては一大事業が完成したというのはわかるのですけれども、それをつくることによって、それは誰のための記念なのか、そこは誰のためなのですか。町民のためなのでしょうか、それとも観光にもということで資料はいただいているのですけれども、いろんな用途に使われると思うのですけれども、そのモニュメントは誰のために建てるのでしょうか。
〇議長(室田憲作君) 建設水道課長、山口芳徳君。
〇建設水道課長(山口芳徳君) 誰のためにと言われると非常に難しいご質問だと思うのですが、港湾計画自体というか、港湾をつくるということ自体は全町民の合意と、それから町民のためということであります。それをできたという記念でございますので、それは当然町民のためということに、誰のためということであればそういうことになろうかと思います。
〇議長(室田憲作君) 3番、小寺光一君。
〇3番(小寺光一君) 自分は、これがそのまま通って出たときに町民が本当に喜ぶのかと。これができて、港自体は今つくって完成するとは思うのですけれども、そのモニュメントをつくることで町民が本当によかったのだと、自分たちの税金を使ってそのモニュメントを建てたことでいろんな効果があって、本当に建ててよかったと思えるかどうかは疑問に思いますし、自分自身もそれを町民に皆さんのお金を使って建てますと、こういう有効的に使いますという説明は今の段階ではできません。
 もう一つ質問します。前回の委員会の資料の中で観光のシンボル的な役割もそこに担わせるというのですか、ことを考慮してということで字とかそういうのの関係で伝えているのですけれども、観光的な位置づけ、シンボル的なものとして活用するということですが、それをどのように生かしていくようなシミュレーションというか、こういう効果があるよということがもしあれば教えていただきたいのですが。
〇議長(室田憲作君) 建設水道課長、山口芳徳君。
〇建設水道課長(山口芳徳君) お答えいたします。
 これは一つの一要素でございますが、この文字自体を揮毫を中野北溟さんにしていただきたいということで考えております。この方は、ご承知のとおり日本で有名な方でございまして、焼尻島出身ということでございます。フェリーターミナルの横にこれを設置することによって焼尻島ゆかりの人ということと書道に興味のある人ですとかそういう人がまた見に来たり、それで一つは焼尻島というものの認識もまた新たになる部分があろうかと思います。
〇議長(室田憲作君) 3番、小寺光一君。
〇3番(小寺光一君) 自分は、中野北溟氏に書いていただくことは大変いいことだと思いますし、それを有効に活用できるのであればいいと思うのですけれども、それを単独でするのか、それとも町内にまたある、今度また公民館の談話室につくるそういうのを連携して観光として生かしていくという大きなものがあって今回そのモニュメントをつくるのか、それともフェリーターミナルにつくるので、それを見に来た人がそれを見て焼尻のことを、島に行ってもらおうという単独なのか、その辺が本当にわかりませんけれども、どうしても300万円を使ってつくる本当の費用対効果というのですか、つながりというのが僕自身はどうしても理解できないということです。特に質問ではないのですけれども、そういうことです。済みません。
〇議長(室田憲作君) 答弁はいいのですか。
〇3番(小寺光一君) はい。
〇議長(室田憲作君) 4番、寺沢孝毅君。
〇4番(寺沢孝毅君) ただいまの関連なのですけれども、これは常任委員会には2度にわたって担当課の説明を受けて、そして協議させていただきました。1回目の協議では全体のフェリーターミナルの建設費が余ったからということで、それを流用させてもらいたいと、そんなような説明だったので、全体の空気としてはそれはちょっとまずいのでないかと、課長のほうからも今説明ありましたけれども。再度ご提案いただいたわけですけれども、やはりその中の議論の中でも本当にこのものがフェリーターミナルの脇に建って、モニュメントとしてふさわしいかどうかという議論最後まで行われました、何度も。そういう経過があって、今ここに提案されたわけですけれども、私自身はそうやって提案されるものなわけですから、町長自身のやっぱり強い思いだとか意思だとか、そういうものがあってぜひともつくりたいということだろうというふうに理解をしたのですけれども、こういう本会議の場でもここまでやっぱり議論がなってきたら、それはやっぱり町長の生の言葉でどうしてこれが必要なのかということをご説明いただきたいなというふうに思うのですけれども、よろしくお願いいたします。
〇議長(室田憲作君) 町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) お答えいたします。
 この港湾建設に向けては、本当に長い間さまざまなご苦労、紆余曲折しながら、また港湾の計画変更等も伴いながら取り組んできたところでございます。非常に途中では財政の厳しいとき、また平準化をしながら何とか借金をならしながらというようなことで取り組んできた事業でございます。そういった意味では、私の時代、またそれ以前のときから長年にわたって今の一大事業、羽幌町の一大事業として港湾の完成というか、一応の区切りを見る時期に来たということでございます。そういった意味では、過去のさまざまな思いも含めて完成記念ということで何かしらの記念、後世に伝える何かしらのものをつくり上げていきたいというのがこの考え方の発端でありました。そんな中でいろいろと庁内での議論、論議をしながら、モニュメントという形で最後にはきておりますけれども、そういうことがございます。私としては、私の時代になってからはやはり財政的なことだとかいろんな細かいことでの変更等がありましたけれども、何とか議会の方々と論議を重ねながら、今の新しい本当に埠頭完成というところまでこぎつけてきたなというふうに思っています。先代の本当に苦労した、また港づくりワークショップということの中で一般の子供たちを交えながら羽幌町の港、羽幌港の姿というのも描いた時代もございました。そんなもろもろのことを思い出しながら、本当に苦労してでき上がった、そしてまた羽幌港全体を見ますと本当に新埠頭としてこれからまた新たなスタートが切られるという、周りの環境整備も含めてでございますけれども、そんなところでこのモニュメント設置ということで強く建設を希望して取り組んできたと、現在に至っているというところでございます。本当にそういった意味では今300万が金額がどうのこうのということ、費用対効果がどうのこうのという話でございますけれども、そういったことよりもやはりこの新港スタートという年に向かって、また新たなこれからの港湾の利用、また港湾を生かしていくということも含めて、そんな気持ちの中でこの建設を進めていきたいというふうに思っているところです。
〇議長(室田憲作君) 4番、寺沢孝毅君。
〇4番(寺沢孝毅君) 質問は今の論点からちょっと変わりますけれども、委員会の場でも中野北溟先生に揮毫してもらいたいのだという、そういう説明がございました。それで、ある委員の謝礼のほうはどうなっているのかという質問に対して、それは必要ないというふうに考えているという答弁があったのですけれども、今も町長を初め日本を代表する書家であるということで、そしてそういう方に揮毫をいただくということに対して本当にそれでいいのだろうかと私は思うのです。その方が今まで培ってきた、そして今ある芸術ですから、僕は何かそういう経緯があってそういう判断をされているのだろうと思うのですけれども、その辺何かあればご説明いただきたいと思います。
〇議長(室田憲作君) 総務課長、井上顕君。
〇総務課長(井上 顕君) モニュメントの建設につきましては建設水道課長のほうからご答弁申し上げておりますが、中野北溟さんとの交渉窓口といいますか、担当の総務課としまして今の質問にお答えしたいと思います。
 常任委員会でもそういった意見がございましたことを踏まえまして、内部でも十分検討いたしました。ただ、考え方として今回の揮毫につきましては、ただいま申し上げましたとおり港湾事業の一応の節目に対しまして記念となるモニュメントを製作したいということで、焼尻出身の書の大家、中野先生に町長が揮毫をお願いしましたところ、郷土のためにということで快く受託された経過から揮毫料そのものについては支払う考えは現在ございません。ただ、今寺沢議員からもお話もありましたとおりこれだけの書の大家でございますから、それではならないと。ただ、現在まだ揮毫いただく文字も決まっていないですけれども、これまでの過去の経過、例えばふるさと100年に実は中野先生にバラ園のところにあります記念碑に揮毫いただいたという経過もございます。そういった経過も含めまして、今後謝礼については検討していきたいなと考えております。ただ、謝礼ということになりますとタイミング、その辺もはかる必要がございまして、まだ本決まりではございませんが、先ほど建設水道課長も若干お話ししましたとおり来年4月にフェリーターミナルの完成の竣工式典を行いたいということで内々に今計画も検討しております。そういった中で、その際に贈呈を行うということも一つの考え方でございますので、これを含めまして今後決まりましたらまた議会にもお諮りして、ご相談申し上げたいと考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
〇議長(室田憲作君) 6番、磯野直君。
〇6番(磯野 直君)  今の関連なのですけれども、こういうモニュメント、よく一昔前に高度成長時期に橋つくった、何つくったというときには必ず地元の国会議員だとかなんとかというのが何かをつくって、そこに自分の名前を入れて、焼尻にも工兵街道という石碑がありますけれども、堂垣内尚弘と後ろに入って、私がつくったのですよという、どうもそういうイメージが拭えないのですけれども、そういう国会議員だとか首長さんがそういうイメージでということなのでしょうか。私はそういうイメージに見えるのですけれども、そうではないのですか。
〇議長(室田憲作君) 町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) 磯野議員の言い方、お話ですけれども、中野北溟さんがということになるのでしょうか。そういうことであれば私は全くないと。例えばそれが今国会議員だとか首長とかという話が出ていましたけれども、そういう意味合いであれば全くそんな考え方もございません。中野北溟さんに対してそういう考え方持つのではちょっと私も失礼かなと思いますけれども。
〇議長(室田憲作君) 6番、磯野直君。
〇6番(磯野 直君)  そういう意味ではなくて、書のつくりました、そこに下に一言誰それと入るのかなという、そういうイメージで、中野北溟さんの書に対しては何ら問題はないと思います。ただ、今までのそういう島にあるものもそうですけれども、必ずその下にそのときの国会議員だとか首長さんの名前がわざわざ入ると、そういうイメージでしょうかというふうに聞いたのです。
〇議長(室田憲作君) 暫時休憩します。

休憩 午前11時48分
再開 午前11時49分

〇議長(室田憲作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 建設水道課長、山口芳徳君。
〇建設水道課長(山口芳徳君) お答えいたします。
 まだ詳しいところまで細かくは決めていませんが、中野北溟さんから揮毫いただいた文字が入ると。碑自体の説明というのは、完成記念なら完成記念、何月何日という部分と、北溟さんの説明等入ることになって、しようと思いますけれども、今磯野議員がおっしゃられたような国会議員ですとか町長の名前ですとか、そういう部分はまだ検討もしておりませんので、何かこれから特にそういう部分で意見があるのであればしんしゃくしたいというふうに考えております。
〇議長(室田憲作君) 6番、磯野直君。
〇6番(磯野 直君)  それはわかりました。ただ、先ほどからいろんな論議になっていますけれども、確かに港というのは何十年もかかってという意味合いはよくわかるのですけれども、ずっと町民の方々にいろんな角度から財政が厳しいのだ、厳しいのだと言っているときに本当に私も今300万かけてこれなのかなという気はいたします。
 以上です。
〇議長(室田憲作君) 町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) 今これだけかけてということで、議員はちょっと首をかしげたくなるというようなことかというふうに思います。我々もいろんな角度から検討した中でのご提案でございます。皆様方のおっしゃられることもある意味では理解のできる部分もございますが、庁内でのまちづくり会議ということで、皆様方のご指摘を受け、そして審議を重ねた中での方向性でございます。ここまで皆様方のご意見を聞いていて、私としてはご理解をいただきたいというふうに申し上げたいと思います。
〇議長(室田憲作君) 3番、小寺光一君。
〇3番(小寺光一君) 先ほどの8款土木費、港湾費にかかわると思われるので、質問します。
 5月22日の最初にモニュメントの設置の委員会の後半部、委員会が終わった後の雑談にはなったのですけれども、現在のフェリーターミナルの横にあるオロロン鳥の今のモニュメント、それについてその時点では検討もしていないということで話が雑談の中ではあったのですけれども、現在どういう計画になっているでしょうか。
〇議長(室田憲作君) 産業課長、江良貢君。
〇産業課長(江良 貢君) 現在立っているレプリカの移設の関係につきましては、そのレプリカの設置業者自体が現在倒産しておりまして、設計図等々の詳細の部分ですとかわかっておりません。今のところその会社の関係者等から事情を聞いて、その方が働いているそういう会社に詳細の設計といいますか、移設が可能かどうかも含めてちょっと今検討を依頼をしているところでございます。
〇議長(室田憲作君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
 3番、小寺光一君。
〇3番(小寺光一君) 今回の補正予算の中のフェリー岸壁のモニュメント設置について反対いたします。
 完成を記念するものということでは理解できますが、まだまだ議論、検討が不十分だと考えています。また、現在の町全体の財政を考えた中で、より簡素化した中で少ない費用の中で作成することも検討の余地があると思います。この300万をかけてモニュメントをつくることが今本当に必要な時期なのかということにも疑問が残ります。今回の設置の目的とその後の活用、それと300万の予算をかけてつくるということで、先ほども話しましたが、費用対効果を考えると町民の税金を使う、300万円を使うこのモニュメントに関しては住民から十分な理解が得られないと考えて、反対いたします。
〇議長(室田憲作君) 次に、原案に賛成の発言を許します。
 4番、寺沢孝毅君。
〇4番(寺沢孝毅君) 私もろ手を挙げて賛成という気持ちにはなれませんけれども、町民の負託を受けた町長が強い意思を持ってこれをやりたいという、そういうことを重く受けとめまして、私は最終的に賛成いたします。
 ただ、やはり財政のことであるとか、そのものの効果であるとか、あるいは議論が庁内という言葉を使われていましたけれども、恐らくそれは町民からお話を聞いたということではなくて、庁舎内の会議で議論したということだと思うのです。やはり今後こういったものについては町民の幅広い意見の聴取だとか、それからそれをどのように波及効果を持たせていくかとかと、そういうこともやっぱり説明としてもっと聞きたかったなというふうに思います。しかし、先ほど申し上げましたとおり町長の意思を私は尊重したいというふうに最終的に判断いたします。
〇議長(室田憲作君) 9番、駒井久晃君。
〇9番(駒井久晃君) 今賛成討論が出たわけでございますが、私も賛成討論であえて一言言わせていただきます。
 中野北溟氏という焼尻が誇る、また日本を代表する書家が焼尻出身ということで、今回町長さんが言われたように三十数年かかった離島への埠頭、岸壁、そこに揮毫されたものを記念碑として飾るということを私は賛成したいと思います。それは、中野北溟氏であれば島へ向かう島民、また観光客、それから島から出られる、羽幌町を去る、そういうときの見送るすばらしい字を書いていただけるものと心から思うところでございますので、額は確かに言うとおり問題があるのか、高いか、安いか私には比べるものはないのでございますけれども、そういった意味で賛成したいと思います。
〇議長(室田憲作君) ほかございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 次に、原案に反対の発言を許します。ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで討論を終わります。
 反対討論がありましたので、この採決は起立によって行います。
 議案第55号 平成24年度羽幌町一般会計補正予算(第5号)は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
〇議長(室田憲作君) 起立多数であります。
 したがって、議案第55号 平成24年度羽幌町一般会計補正予算(第5号)は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第56号 平成24年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について歳入歳出一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで討論を終わります。
 これから議案第56号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第56号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第57号 平成24年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)、歳入歳出一括して質疑を行います。
 2番、金木直文君。
〇2番(金木直文君) この介護保険の事業の部分で8ページに老人ホーム改築工事640万が計上されておりますけれども、この工事内容を説明されていなかったと思いますが、お願いいたします。
〇議長(室田憲作君) 福祉課長、鈴木典生君。
〇福祉課長(鈴木典生君) お答えいたします。
 町長の説明にございましたように平成16年10月に購入しました浴槽昇降機でございます。昇降する装置なのですけれども、名前が昇降浴槽でございます。済みません、ちょっと名前があれだったのですけれども。
〇議長(室田憲作君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで討論を終わります。
 これから議案第57号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第57号は原案のとおり可決されました。
 昼食のため暫時休憩いたします。

休憩 午後 0時03分
再開 午後 1時00分

〇議長(室田憲作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

    ◎認定第1号~認定第8号、発議第6号
〇議長(室田憲作君) 日程第15、認定第1号 平成23年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について、日程第16、認定第2号 平成23年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、日程第17、認定第3号 平成23年度羽幌町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、日程第18、認定第4号 平成23年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、日程第19、認定第5号 平成23年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、日程第20、認定第6号 平成23年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、日程第21、認定第7号 平成23年度羽幌町港湾上屋事業特別会計歳入歳出決算認定について、日程第22、認定第8号 平成23年度羽幌町水道事業剰余金の処分及び決算認定について、以上8件及び次の日程第23、発議第6号 羽幌町各会計決算特別委員会の設置並びに委員の選任についてを一括議題とします。
 先に、認定第1号から認定第8号までの提案理由の説明を求めます。
 町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) 平成23年度羽幌町各会計の決算認定をご提案するに当たりまして、その概要をご説明いたします。
 資料については、羽幌町各会計決算認定資料に基づきご説明いたします。まず、一般会計では、歳入決算額58億1,888万8,330円、歳出決算額56億6,647万9,939円、差し引き剰余金1億5,240万8,391円となっております。このうち投資的経費は4億2,122万9,000円で、前年対比3億5,655万5,000円減となっております。その要因としては、離島地区情報通信基盤整備事業の完了や公営住宅建設で1棟2戸の減、焼尻めん羊牧場乾草舎の完成、道路維持整備事業の減、基幹水利施設ストックマネジメント事業による羽幌頭首工改修事業の減が主なものでございます。
 次に、国民健康保険事業特別会計では、歳入決算額11億5,565万558円、歳出決算額11億5,473万5,871円、差し引き剰余金91万4,687円となり、前年度より歳出決算では1,733万6,170円の減額となっておりますのは、保険給付費において一般被保険者療養給付費負担金の減と共同事業拠出金において高額医療費拠出金及び保険財政共同安定化事業拠出金の減額がその主なものでございます。
 次に、後期高齢者医療特別会計では、歳入決算額1億237万6,027円、歳出決算額1億185万8,905円、差し引き剰余金51万7,122円となり、前年度より歳出決算額では193万5,252円の増額となっておりますのは、住民基本台帳法改正に伴う電算システム改修費の増がその主なものでございます。
 次に、介護保険事業特別会計では、歳入決算額8億5,435万6,350円、歳出決算額8億5,312万4,787円、差し引き剰余金123万1,563円となり、前年度より歳出決算額では3億5,965万1,380円の減額となっておりますのは、サービス事業勘定において特別養護老人ホーム改築に伴う事業費の減がその主なものでございます。
 次に、勘定別にご説明いたします。まず、保険事業勘定では、歳入決算額7億4,813万4,949円、歳出決算額7億4,790万3,198円、差し引き剰余金23万1,751円となり、前年度より歳出決算では2,911万8,808円の増額となっておりますのは、保険給付費において介護サービス等給付費の増と地域支援事業費において介護予防事業委託料の増がその主なものでございます。
 次に、介護サービス事業勘定では、歳入決算額1億622万1,401円、歳出決算額1億522万1,589円、差し引き剰余金99万9,812円となり、前年度より歳出決算では3億8,877万188円の減額となっておりますのは、先ほど説明いたしましたが、特別養護老人ホーム改築に伴う事業費の減がその主なものでございます。
 次に、下水道事業特別会計では、歳入決算額4億9,758万3,244円、歳出決算額4億9,756万1,406円、差し引き剰余金2万1,838円となり、前年度より歳出決算では2,271万5,220円の減額となっておりますのは、施設管理費でポンプ場における破砕機、電動機及び浄化センターの曝気装置減速機の点検整備完了と公債費の減がその主なものでございます。
 次に、簡易水道事業特別会計では、歳入決算額6,111万8,848円、歳出決算額6,042万6,653円、差し引き剰余金69万2,195円となり、前年度より歳出決算では1,203万5,228円の増額となっておりますのは、天売地区で電磁流量計取りかえ工事、焼尻地区で浄水濁度計設置工事及び曙地区で削井工事による増がその主なものでございます。
 次に、港湾上屋事業特別会計では、歳入決算額7,435万500円、歳出決算額1,409万169円、差し引き剰余金6,026万331円は、翌年度への繰越明許費、羽幌港旅客上屋整備事業分であり、平成23年度から特別会計としたものでございます。
 次に、水道事業会計のご説明をいたします。収益的収支の収入では、給水戸数や給水人口の減少及び羽幌高校のプール授業の中止や特別養護老人ホーム改築の浴槽設備更新の影響などにより有収水量が2.7%減少いたしております。22年度との営業収益を比べますと569万4,937円の減額となりましたが、支出においても工事請負費などの減により支出全体で313万646円の減額となり、結果損益計算書では3,230万2,397円の純利益が生じたところでございます。次に、資本的収支では、羽幌大橋配水管布設替など建設改良費で3,809万円、企業債償還金が8,982万4,041円で、支出総額は1億2,791万4,041円となっております。それに対しまして収入がありませんので、不足いたします1億2,791万4,041円につきましては留保資金等で補填いたしたものでございます。
 次に、普通会計の財政指標等の状況についてご説明いたします。まず、財政構造の弾力性を示します経常収支比率は83.1%であり、平成22年度より1.2ポイント減少しておりますが、公債費及び人件費の減少によるものが主なものでございます。このことから弾力性は若干回復しているものであります。また、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率及び公営企業会計に係る資金不足比率につきましては、このたびの議会に報告いたしているとおりでありますが、各比率ともに前年より低下しており、現況として財政の健全化が図られているという判断ができるものでございます。
 以上、平成23年度各会計の決算概要をご説明いたしましたが、景気は引き続き厳しい状況で推移しておりますことから、今後は新たな長期財政計画を作成するとともに、その計画に基づき簡素で効率的な行財政の運営に努めてまいるとともに、町民各位のご理解を得ながら徹底した行財政改革を進め、将来を見据えた健全財政の維持に努めてまいる所存でございます。
 また、別途監査委員から決算審査が報告されますが、審査意見等も踏まえ、適正な行財政運営を進めてまいりたく、これらの点もあわせて議会のご承認を賜りたく、よろしくご審議くださいますようお願い申し上げまして、提案の理由とさせていただきます。
〇議長(室田憲作君) 次に、発議第6号の提案理由は、平成23年度羽幌町各会計の決算を審査するため特別委員会を設置しようとするものであります。
 お諮りします。ただいま一括議題となっております認定第1号から認定第8号については、発議第6号により、羽幌町議会委員会条例第4条の規定に基づき、全員の議員をもって構成する羽幌町各会計決算特別委員会を設置し、同委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、発議第6号は全員の議員をもって構成する羽幌町各会計決算特別委員会を設置し、これに付託し審査することに決定しました。
 暫時休憩します。

休憩 午後 1時13分
再開 午後 1時14分

〇議長(室田憲作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 決算特別委員会の正副委員長の互選の結果、委員長に5番、船本秀雄君、副委員長に4番、寺沢孝毅君と決定しましたので、報告します。

    ◎休会の議決
〇議長(室田憲作君) お諮りします。
 各会計決算特別委員会の決算審議のため、これから9月21日まで休会したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、これから9月21日まで休会をすることに決定しました。
 ただし、会議規則第10条第3項の規定により、休会中であっても決算特別委員会終了次第本会議を開きます。
 以上で本日の日程は全部終了しましたが、各会計決算特別委員会の審査状況に即応するため、休会して各会計決算特別委員会を開催することといたします。
(午後 1時15分)

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