議会議事録(平成24年第1回定例会 3月9日)
議会議事録(平成24年第1回定例会 3月9日)
平成24年第1回羽幌町議会定例会会議録
〇議事日程(第3号)
平成24年3月9日(金曜日) 午前11時00分開議
第1 会議録署名議員の指名
第2 諸般の報告
第3 議案第3号 天売島ネコ飼養条例(予算特別委員会審査報告)
第4 議案第10号 乳幼児等医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例(予算特別委員会審査報告)
第5 議案第11号 羽幌町介護保険条例の一部を改正する条例(予算特別委員会審査報告)
第6 議案第14号 羽幌町水洗便所改造等補助金条例の一部を改正する条例(予算特別委員会審査報告)
第7 議案第15号 羽幌町水洗便所改造等資金貸付条例の一部を改正する条例(予算特別委員会審査報告)
第8 議案第27号 平成24年度羽幌町一般会計予算(予算特別委員会審査報告)
第9 議案第28号 平成24年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告)
第10 議案第29号 平成24年度羽幌町後期高齢者医療特別会計予算(予算特別委員会審査報告)
第11 議案第30号 平成24年度羽幌町介護保険事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告)
第12 議案第31号 平成24年度羽幌町下水道事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告)
第13 議案第32号 平成24年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告)
第14 議案第33号 平成24年度羽幌町港湾上屋事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告)
第15 議案第34号 平成24年度羽幌町水道事業会計予算(予算特別委員会審査報告)
第16 同意第1号 羽幌町固定資産評価審査委員会委員の選任について
第17 諮問第1号 人権擁護委員の推薦について
第18 発議第2号 議員の派遣について
第19 発議第3号 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について
第20 意見案第1号 道立羽幌病院における地域医療の充実を求める意見書の提出について
第21 意見案第2号 地域医療の充実を求める意見書の提出について
第22 意見案第3号 国の出先機関改革に関する意見書の提出について
〇追加日程
第1 議案第35号 平成23年度羽幌町一般会計補正予算(第8号)
〇出席議員(11名)
1番 森 淳 君
2番 金木 直文 君
3番 小寺 光一 君
4番 寺沢 孝毅 君
5番 船本 秀雄 君
6番 磯野 直 君
7番 平山 美知子 君
8番 橋本 修司 君
9番 駒井 久晃 君
10番 熊谷 俊幸 君
11番 室田 憲作 君
〇欠席議員(0名)
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
町 長 舟橋 泰博 君
副町長 本間 幸広 君
教育長 石川 宏 君
教育委員会委員長 大橋 鉄夫 君
監査委員 長谷川 一志 君
農業委員会会長 高見 忠芳 君
会計管理者 大波 芳弘 君
総務課長 井上 顕 君
総務課総務係長 酒井 峰高 君
総務課職員係長 飯作 昌巳 君
総務課政策推進係長 伊藤 雅紀 君
財務課長 品野 万亀弥 君
財務課財政係長 室谷 眞二 君
財務課税務係長 豊島 明彦 君
町民課長 藤岡 典行 君
町民課長補佐 今野 睦子 君
町民課住宅係長 木村 謙彦 君
町民課環境衛生係長 杉野 浩 君
福祉課長 鈴木 典生 君
福祉課長補佐 江良 貢 君
福祉課主幹 更科 滋子 君
福祉課社会福祉係長 棟方 富輝 君
福祉課国保医療年金係長 今村 裕之 君
建設水道課長 山口 芳徳 君
建設水道課長補佐 三浦 良一 君
建設水道課土木係長 笹浪 満 君
建設水道課港湾係長 熊谷 裕治 君
建設水道課土木係主査 小笠原 聡 君
産業課長 三浦 義之 君
産業課林務畜産係長 三上 敏文 君
産業課商工労働係長 大平 良治 君
天売支所長 春日井 征輝 君
焼尻支所長 杉澤 敏隆 君
学校管理課長 熊木 良美 君
社会教育課長兼公民館長 浅野 勝彦 君
学校管理課長補佐兼学校給食センター所長 永原 裕己 君
学校管理課総務係長 渡辺 博樹 君
学校給食センター係長 近藤 幸臣 君
社会教育課社会教育係長 葛西 健二 君
農業委員会事務局長 安宅 正夫 君
選挙管理委員会事務局長 井上 顕 君
〇職務のため出席した事務局職員
議会事務局長 水上 常男 君
総務係長 金丸 貴典 君
書記 加藤 典俊 君
◎開議の宣告
〇議長(室田憲作君) これから本日の会議を開きます。
(午前11時00分)
◎会議録署名議員の指名
〇議長(室田憲作君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第118条の規定により、
2番 金 木 直 文 君 3番 小 寺 光 一 君
を指名します。
◎諸般の報告
〇議長(室田憲作君) 日程第2、諸般の報告を行います。
会議規則第21条の規定により、本日の議事日程表は配付いたしましたので、ご了承願います。
これで諸般の報告を終わります。
◎議案第3号、議案第10号~議案第11号、議案第14号~議案第15号、議案第27号~議案第34号
〇議長(室田憲作君) 日程第3、議案第3号 天売島ネコ飼養条例、日程第4、議案第10号 乳幼児等医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例、日程第5、議案第11号 羽幌町介護保険条例の一部を改正する条例、日程第6、議案第14号 羽幌町水洗便所改造等補助金条例の一部を改正する条例、日程第7、議案第15号 羽幌町水洗便所改造等資金貸付条例の一部を改正する条例、日程第8、議案第27号 平成24年度羽幌町一般会計予算、日程第9、議案第28号 平成24年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算、日程第10、議案第29号 平成24年度羽幌町後期高齢者医療特別会計予算、日程第11、議案第30号 平成24年度羽幌町介護保険事業特別会計予算、日程第12、議案第31号 平成24年度羽幌町下水道事業特別会計予算、日程第13、議案第32号 平成24年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算、日程第14、議案第33号 平成24年度羽幌町港湾上屋事業特別会計予算、日程第15、議案第34号 平成24年度羽幌町水道事業会計予算、以上13件を一括議題とします。
本案については、本議会において羽幌町各会計予算特別委員会に付託した事件であり、その審査結果について、会議規則第77条の規定により、各会計予算特別委員会委員長から報告を求めます。
羽幌町各会計予算特別委員会委員長、森淳君。
〇予算特別委員会委員長(森 淳君)
平成24年 3月 9日
羽幌町議会議長 室 田 憲 作 様
羽幌町各会計予算特別委員会委員長 森 淳
委員会審査報告書
議案第3号 天売島ネコ飼養条例
議案第10号 乳幼児等医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例
議案第11号 羽幌町介護保険条例の一部を改正する条例
議案第14号 羽幌町水洗便所改造等補助金条例の一部を改正する条例
議案第15号 羽幌町水洗便所改造等資金貸付条例の一部を改正する条例
議案第27号 平成24年度羽幌町一般会計予算
議案第28号 平成24年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算
議案第29号 平成24年度羽幌町後期高齢者医療特別会計予算
議案第30号 平成24年度羽幌町介護保険事業特別会計予算
議案第31号 平成24年度羽幌町下水道事業特別会計予算
議案第32号 平成24年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算
議案第33号 平成24年度羽幌町港湾上屋事業特別会計予算
議案第34号 平成24年度羽幌町水道事業会計予算
本委員会に付託のあった上記事件について審査の結果、下記のとおり報告します。
記
1 付託された議会 平成24年 3月 7日(第1回定例会)
2 委員会開催年月日 平成24年 3月 8日~ 9日
3 審査の経過及び結果
本委員会は、理事者側から各会計予算内容等の説明を求めた後、各会計予算の調査を行いました。
各委員からは活発に審議があり、また、提言もあり、それぞれ慎重な審議の結果、本委員会はいずれも原案のとおり可決すべきと決定を見たので報告します。
〇議長(室田憲作君) 本案について、全員の議員をもって構成する各会計予算特別委員会において十分に審議が尽くされておりますので、質疑並びに討論を省略することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
これから議案第3号、議案第10号、議案第11号、議案第14号、議案第15号、議案第27号から議案第34号までの13件を一括して採決します。
本案に対する委員長の報告は、13件いずれも原案のとおり可決するものであります。
したがって、本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
したがって、予算関連議案として5件、議案第3号、議案第10号、議案第11号、議案第14号、議案第15号、平成24年度各会計予算として8件、議案第27号、議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第32号、議案第33号、議案第34号、計13件について、委員長の報告のとおり可決されました。
◎同意第1号
〇議長(室田憲作君) 日程第16、同意第1号 羽幌町固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題とします。
本案について提案理由の説明を求めます。
町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) 同意第1号 羽幌町固定資産評価審査委員会委員の選任について、提案理由のご説明を申し上げます。
住所、苫前郡羽幌町南3条3丁目7番地の2、氏名、坂口剛史、生年月日、昭和17年5月20日生まれ、69歳。
現委員であります坂口剛史氏が平成24年4月30日付をもちまして任期満了となるため、氏の人格、識見及び広く税務の実情に精通しておりますことから、引き続き羽幌町固定資産評価審査委員会委員としてご同意を賜りたく、ご提案を申し上げた次第でございます。
よろしくご審議の上、ご決定を賜りますようお願い申し上げまして、提案の理由とさせていただきます。
〇議長(室田憲作君) これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
討論は、議会の運営に関する基準により省略します。
これから同意第1号についてを採決します。
本案は、同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
したがって、同意第1号については同意することに決定しました。
◎諮問第1号
〇議長(室田憲作君) 日程第17、諮問第1号 人権擁護委員の推薦についてを議題とします。
本案について提案理由の説明を求めます。
町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) 諮問第1号 人権擁護委員の推薦について、提案理由のご説明を申し上げます。
住所、苫前郡羽幌町栄町101番地の78、氏名、花房毅、生年月日、昭和19年4月13日生まれ、67歳。
現委員であります花房毅氏が平成24年6月30日付をもちまして任期満了となるため、氏の人格、識見から引き続き人権擁護委員として推薦いたしたく、ご提案を申し上げた次第でございます。
よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げまして、提案の理由とさせていただきます。
〇議長(室田憲作君) これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
討論は、議会の運営に関する基準により省略します。
これから諮問第1号について採決します。
本案は、同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
したがって、諮問第1号については同意することに決定しました。
◎発議第2号
〇議長(室田憲作君) 日程第18、発議第2号 議員の派遣についてを議題とします。
お諮りします。本町の懸案事項の要望、促進を図るため及び議員の研修並びに各委員会の調査研究のため、本日より次期定例会までの間、本議会は必要と認められる事案について道内外の関係機関に議員を派遣したいと思います。なお、派遣する議員については、案件を勘案の上、その都度議長において指名したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
したがって、発議第2号は原案のとおり決定されました。
◎発議第3号
〇議長(室田憲作君) 日程第19、発議第3号 各委員会の閉会中の継続調査及び審査についてを議題とします。
各常任委員会及び議会運営委員会における閉会中の所管事項調査について、それぞれの委員長から会議規則第75条の規定により閉会中の継続調査の申し出がありました。
お諮りします。それぞれの委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
したがって、発議第3号は原案のとおり決定されました。
◎意見案第1号
〇議長(室田憲作君) 日程第20、意見案第1号 道立羽幌病院における地域医療の充実を求める意見書の提出についてを議題とします。
本案について提案理由の説明を求めます。
6番、磯野直君。
〇6番(磯野 直君) 意見案第1号 道立羽幌病院における地域医療の充実を求める意見書の提出について。
このことについて、別紙のとおり会議規則第14条の規定により意見書を提出します。
平成24年3月6日提出。
提出者、羽幌町議会議員、磯野直。賛成者、羽幌町議会議員、森淳、同じく、平山美知子。
道立羽幌病院における地域医療の充実を求める意見書(案)
道立羽幌病院は留萌中部・北部のセンター病院として、大きな役割を担っており地域住民にとってなくてはならない医療機関であります。診療体制は平成17年度には常勤医師11名であったものが、現在は内科医3名、外科医1名の4名体制で外来診療の縮小や病床の一部休止など地域センター病院としての機能存続が危惧される状況となっています。
圏域は南北に長く離島地区も抱えていることから、基幹病院となる留萌市立病院への移動は相当の時間を要することとなり、冬期間の救急搬送及び高齢者や妊産婦などの負担は計り知れないものがあります。
道によるH23必要医師数実態調査の結果によると留萌圏域は医師の必要度が高く、また、過疎地と都市部の医療格差が浮き彫りとなるなど過疎地における医療環境は極めて厳しく深刻な状況にあります。
地域住民が安心して必要な医療を継続して受けることが出来るよう地域医療の充実に向け、次の事項を強く要望します。
記
1 常勤医師を確保するとともに勤務医の労働条件の改善を図ること。
2 地域センター病院として2次医療機能の確保と診療体制の重点的な整備をすること。
(小児科、産婦人科、整形外科、麻酔科、人工透析の継続実施、救急受入体制の整備)
3 道立羽幌病院を充実し、離島診療所との連携・支援体制を図ること。
4 臨床研修終了後、医師不足や地域における医師の偏在を解消するため、一定期間過疎地等への勤務を義務付けるなど国に働きかけること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成24年3月6日、北海道羽幌町議会議長、室田憲作。
意見書提出先、北海道知事。
以上です。
〇議長(室田憲作君) 議会の運営に関する基準により、質疑並びに討論は省略することとします。
これから意見案第1号を採決します。
本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
したがって、意見案第1号は原案のとおり可決されました。
議長名をもって、それぞれの関係機関に要請することにいたします。
◎意見案第2号
〇議長(室田憲作君) 日程第21、意見案第2号 地域医療の充実を求める意見書の提出についてを議題とします。
本案について提案理由の説明を求めます。
9番、駒井久晃君。
〇9番(駒井久晃君) 意見案第2号 地域医療の充実を求める意見書の提出について。
このことについて、別紙のとおり会議規則第14条の規定により意見書を提出します。
平成24年3月6日提出。
提出者、羽幌町議会議員、駒井久晃。賛成者、羽幌町議会議員、金木直文、同じく、平山美知子。
地域医療の充実を求める意見書(案)
留萌圏域は北海道北部に位置し、日本海に面した積雪寒冷地という非常に厳しい条件下にあります。
圏域は、離島を抱え南北に長く、地域の中核となるセンター病院においては、医療に従事する常勤医師が極めて不足しており、特に小児科医や産婦人科医、麻酔科医の不在による診療科目の休止により、出産の取り扱い中止や救急医療体制の維持にも支障が生じ危機的状況にあります。
厚生労働省の「医療計画の見直し等に関する検討会」は、人口規模が20万人未満の2次医療圏について見直しを検討するとしています。見直しにより2次医療圏が広がると、遠方への通院は精神的、経済的負担はもとより、冬期間の救急搬送は一刻を争うことから地域住民の不安は計り知れないものとなります。
地域医療は、住民の生命・健康に直結するものであり、地域住民が安心して必要な医療を継続して受けることが出来るよう、次の事項を強く要望します。
記
1 医師の偏在解消と計画的な養成を図り、安心できる医療提供体制の確保を図ること。
2 臨床研修終了後、医師不足や地域における医師の偏在を解消するため、一定期間過疎地等への勤務を義務付けること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成24年3月6日、北海道羽幌町議会議長、室田憲作。
意見書提出先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣、総務大臣。
以上であります。
〇議長(室田憲作君) 議会の運営に関する基準により、質疑並びに討論は省略することとします。
これから意見案第2号を採決します。
本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
したがって、意見案第2号は原案のとおり可決されました。
議長名をもって、それぞれの関係機関に要請することにいたします。
◎意見案第3号
〇議長(室田憲作君) 日程第22、意見案第3号 国の出先機関改革に関する意見書の提出についてを議題とします。
本案について提案理由の説明を求めます。
8番、橋本修司君。
〇8番(橋本修司君) 意見案第3号 国の出先機関改革に関する意見書の提出について。
このことについて、別紙のとおり会議規則第14条の規定により意見書を提出します。
平成24年3月6日提出。
提出者、羽幌町議会議員、橋本修司。賛成者、羽幌町議会議員、寺沢孝毅、同じく、熊谷俊幸。
国の出先機関改革に関する意見書(案)
政府は、地域主権改革の一環として、国の出先機関原則廃止の取組を進めており、国土交通省地方整備局(北海道開発局を含む)などを廃止・移譲する方針を決め、今国会に法案提出を目指していると聞いております。
今冬の雪害状況を見るまでもなく、北海道は広域分散型の地域社会であり、自治体の財政力は脆弱であることなどから、国と道とが適切な役割分担を担って公共事業を進めていくことが必要であります。
また、北海道開発局の廃止は、北海道開発の枠組み、つまりは国による北海道開発の必要性や国庫補助・負担率の北海道特例などの廃止につながるものであり、それによって食料、エネルギー問題などの国家的課題に対処する北海道総合開発の使命を果たすことができなくなるとともに、基盤整備の立ち遅れによって、経済格差の拡大が懸念されます。
特に留萌管内においては、農林漁業を中心とした第1次産業における生産基盤が整備途上であり、国直轄・補助事業について唯一直接の架け橋となる北海道開発局廃止の影響は計り知れず、地域活動が著しく低下し地域崩壊を招くこととなります。
よって、北海道内全体の開発推進と経済安定維持のため、北海道開発局の果たす役割は極めて重要であり北海道開発局存続のため、次の事項について強く要望します。
記
1 北海道局・北海道開発局という現行の「北海道開発の枠組み」を堅持すること。
2 北海道の開発は、北海道が引き続き我が国の課題解決に貢献していく地域であり、これまでどおり国の施策として推進していく必要があることから、北海道開発局を存続すること。
3 国出先機関の改革については、拙速に結論を出すことなく十分な情報提供を行うとともに、地元自治体の意見を聞くなど慎重に検討を進めること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成24年3月6日、北海道羽幌町議会議長、室田憲作。
意見書提出先、内閣総理大臣、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策地域主権推進)、経済産業大臣、国土交通大臣。
以上であります。
〇議長(室田憲作君) 議会の運営に関する基準により、質疑並びに討論は省略することとします。
これから意見案第3号を採決します。
本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
したがって、意見案第3号は原案のとおり可決されました。
議長名をもって、それぞれの関係機関に要請することにいたします。
◎日程の追加
〇議長(室田憲作君) お諮りします。
ただいま町長から議案第35号が提出されました。これを日程に追加し、追加日程第1として議題にしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第35号を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決定しました。
◎議案第35号
〇議長(室田憲作君) 追加日程第1、議案第35号 平成23年度羽幌町一般会計補正予算(第8号)を議題とします。
本案について提案理由の説明を求めます。
町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) ただいま提案となりました補正予算につきまして、その提案理由をご説明申し上げます。
一般会計で既定の予算総額に歳入歳出それぞれ1億9,200万円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ58億9,331万7,000円とするものであります。
補正をいたします内容を申し上げます。歳出では、6款農林水産業費、農業振興費で1億9,200万円の補正は、オロロン農業協同組合が実施主体で行います米穀乾燥調製貯蔵施設整備事業につきまして北海道の補助内示がありましたことから、補正をいたすものでございます。事業費は、4億3,200万円でございまして、道補助金1億9,200万円、残り2億1,100万円につきましては同農協が負担いたすものでございます。事業内容につきましては、ライスターミナルの増設事業でございますが、サイロ500トン用が4基、乾燥機10トン用が6基及びもみすり機1台の整備を行うものでございます。
歳入につきましては、道補助金でございます強い農業づくり交付金1億9,200万円を補正いたしております。
なお、事業につきましては繰越明許費により平成24年度に実施いたすものでございます。
以上が今回補正をいたします予算の主な内容でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げまして、提案の理由とさせていただきます。
〇議長(室田憲作君) これから議案第35号について質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) これで討論を終わります。
これから議案第35号を採決します。
お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第35号は原案のとおり可決されました。
◎閉会の宣告
〇議長(室田憲作君) これで本日の日程は全部終了しました。
したがって、平成24年第1回羽幌町議会定例会を閉会します。
(午前11時31分)
お問い合わせ先
議会事務局 TEL:0164-68-7011 お問い合わせフォーム