議会議事録(平成23年決算特別委員会 9月15日)
議会議事録(平成23年決算特別委員会 9月15日)
羽幌町各会計決算特別委員会会議録
〇議事日程(第1号)
平成23年9月15日(木曜日)午前11時12分開会
第1 認定第1号 平成22年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について
第2 認定第2号 平成22年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
第3 認定第3号 平成22年度羽幌町老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について
第4 認定第4号 平成22年度羽幌町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について
第5 認定第5号 平成22年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
第6 認定第6号 平成22年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
第7 認定第7号 平成22年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
第8 認定第8号 平成22年度羽幌町水道事業決算認定について
〇出席議員(10名)
1番 森 淳 君
2番 金木 直文 君
3番 小寺 光一 君
5番 船本 秀雄 君
6番 磯野 直 君
7番 平山 美知子 君
8番 橋本 修司 君
9番 駒井 久晃 君
10番 熊谷 俊幸 君
11番 室田 憲作 君
〇欠席議員(1名)
4番 寺沢 孝毅 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
町長 舟橋 泰博 君
副町長 本間 幸広 君
監査委員 長谷川 一志 君
教育委員会委員長 松村 益司 君
教育長 石川 宏 君
会計管理者 大波 芳弘 君
総務課長 井上 顕 君
総務課電算共同化準備室長 馬渕 信行 君
総務課総務係長 酒井 峰高 君
総務課職員係長 飯作 昌巳 君
総務課情報管理係長 敦賀 哲也 君
総務課政策推進係長 伊藤 雅紀 君
総務課広報広聴係長 湊 正子 君
総務課電算共同化準備室係長 金子 伸二 君
財務課長 品野 万亀弥 君
財務課財政係長 室谷 眞二 君
財務課経理係長 清水 聡志 君
財務課税務係長 豊島 明彦 君
町民課長 藤岡 典行 君
町民課長補佐 今野 睦子 君
町民課住宅係長 木村 謙彦 君
町民課町民生活係長 高橋 伸 君
町民課環境衛生係長 杉野 浩 君
福祉課長 鈴木 典生 君
福祉課長補佐 江良 貢 君
福祉課主幹 更科 滋子 君
福祉課社会福祉係長 棟方 富輝 君
福祉課国保医療年金係長 今村 裕之 君
福祉課地域包括支援センター係長 奥山 洋美 君
建設水道課長 山口 芳徳 君
建設水道課長補佐 三浦 良一 君
建設水道課主幹 吉田 吉信 君
建設水道課管理係長 宮崎 寧大 君
建設水道課土木係長 笹浪 満 君
建設水道課建築係長 石川 隆一 君
建設水道課港湾係長 熊谷 裕治 君
建設水道課水道係長 竹内 雅彦 君
建設水道課土木係主査 小笠原 聡 君
産業課長 三浦 義之 君
産業課主幹 上田 章裕 君
産業課農政係長 鈴木 繁 君
産業課林務畜産係長 三上 敏文 君
産業課水産係長 谷中 隆 君
産業課観光振興係長 木村 和美 君
産業課商工労働係長 大平 良治 君
焼尻支所長 杉澤 敏隆 君
学校管理課長 熊木 良美 君
社会教育課長兼公民館長 浅野 勝彦 君
学校管理課長補佐兼学校給食センター所長 永原 裕己 君
学校管理課総務係長 渡辺 博樹 君
社会教育課社会教育係長 葛西 健二 君
学校給食センター係長 近藤 幸臣 君
社会教育課社会教育係主事 道端 篤志 君
農業委員会事務局長 安宅 正夫 君
農業委員会農地係長 有田 智彦 君
選挙管理委員会事務局長 井上 顕 君
選挙管理委員会総務係長 敦賀 哲也 君
〇職務のため出席した事務局職員
議会事務局長 水上 常男 君
総務係長 金丸 貴典 君
書記 加藤 典俊 君
◎委員長あいさつ
〇船本委員長 それでは、議事に先立ちまして、一言ごあいさつさせていただきます。
さきの本会議におきまして本委員会が設置され、委員長に私、副委員長に熊谷委員が指名を受けたわけでございます。皆様方にはご迷惑をおかけすることが多々あろうかと存じますが、ご容赦をいただきまして、ご協力をお願いする次第でございます。この決算特別委員会は、現行予算及び新年度の予算編成にも連動する大事な審査となります。町の予算規模も8会計に及び、その内容も多岐にわたっており、議会が決定した予算が適正に執行されたかどうか、行政効果や経済効果はどうか、また今後の行財政運営にどう役立て、改善、工夫すべき点はないかなどの観点から評価をする極めて重要な意味を持っております。慎重な審議はもちろんでございますが、理事者側及び各委員におかれましては簡潔な質疑、答弁など、本委員会の円滑な進行にご協力を賜りますようお願い申し上げます。
甚だ簡単ではございますが、開会に当たりましてのあいさつといたします。よろしくお願い申し上げます。
◎開会の宣告
〇船本委員長 それでは、ただいまから各会計決算特別委員会を開会いたします。
本日の欠席は、4番、寺沢孝毅君であります。
(開会 午前11時14分)
◎開議の宣告
〇船本委員長 これから本日の会議を開きます。
◎認定第1号~認定第8号
〇船本委員長 本委員会に付託されました認定第1号 平成22年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について、認定第2号 平成22年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第3号 平成22年度羽幌町老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について、認定第4号 平成22年度羽幌町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、認定第5号 平成22年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第6号 平成22年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第7号 平成22年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第8号 平成22年度羽幌町水道事業決算認定について、以上8件を一括議題とします。
次に、審査の方法についてお諮りいたします。本委員会では、計数の照合審査など監査委員の審査と重複することを避け、適正な執行状況並びに行財政効果などについて綿密に審査をすべきであり、監査委員の審査報告を信頼し、問題となる経理がない限り監査意見書に基づいて審査を進めたいと思います。
なお、審査に当たって証拠書類の検閲が必要となった場合は、地方自治法第98条あるいは同法第100条による議決がなければ証拠書類の提出を求めることができないという行政実例があります。したがって、本委員会では、まず決算書に対する監査委員の審査意見について報告を求め、その後財務課長から決算認定資料等に対する説明、続いて建設水道課長から水道事業会計決算認定書の内容説明を受けた後理事者に対する質疑を行い、逐次このような審査を進めたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 異議なしと認めます。
したがって、ただいま申し上げましたとおり審査することに決定いたしました。
それでは、代表監査委員から決算審査意見書の説明を求めます。
代表監査委員、長谷川一志君。
〇長谷川代表監査委員 それでは、お手元の平成22年度羽幌町一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況審査意見書の内容についてご説明を申し上げます。
なお、審査の意見は駒井監査委員との合議によるものでございます。
次のページをお開き願います。1ページ、第1、審査の対象は、一般会計と6つの特別会計でございます。第2、審査の期間は、平成23年7月14日から同年8月12日までであります。第3、審査の方法及び範囲は、平成22年度一般会計及び特別会計歳入歳出決算書、同事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書などについて、関係法令に準拠して調製されているか、会計処理及び予算の執行は適正であるか、計数は証拠書類に符合しているか、財政運営は健全かなどに重点を置いて審査するとともに、必要に応じて関係職員からの説明と資料などの提出を求め、審査の参考といたしました。なお、現金、預金残高並びに証書類などの確認については、定期監査及び例月出納検査の結果を踏まえて審査を行ったものでございます。第4、審査の結果でありますが、審査に付された一般会計及び特別会計歳入歳出決算書及び附属書類などは関係法令で定める様式に基づき作成されており、それぞれの内容を精査した結果、計数はいずれも正確であり、予算の執行など財務に関する事務処理についても適正に執行されたものと認められました。
2ページをお開き願います。一般会計及び特別会計決算総括表であります。合計欄で申し上げますと、歳入決算額は91億5,373万20円で、執行率は99.1%であります。歳出決算額は88億9,537万6,853円で、執行率は96.3%であり、歳入歳出差引額2億5,835万3,167円はいずれも翌年度へ繰り越しとなっております。
3ページをお開き願います。一般会計について申し上げます。一般会計の決算収支状況は、第1表のとおりであります。歳入総額から歳出総額を差し引いた額、形式収支額は2億3,981万8,000円の黒字で、この額から翌年度へ繰り越すべき財源となる繰越明許費充当額1,967万円を差し引いた実質収支額は2億2,014万8,000円の黒字決算となっております。以下省略をいたします。
4ページをお開き願います。2、歳入であります。歳入の決算状況は、第2表のとおりでありますが、調定額62億1,919万6,000円に対し、収入済額60億7,705万7,000円、収入率97.7%、執行率99.2%となっており、前年度と比較すると収入済額は2億8,729万6,000円、4.5%減少しており、収入率で4.1ポイント、執行率で5.9ポイント、いずれも上昇しております。不納欠損額は79万円で、収入未済額は1億4,142万7,000円となっております。ただいま申し上げました不納欠損額及び収入未済額のうち国庫支出金を除いた内訳は、認定資料の26、27ページに記載されてございます。次に、不納欠損額のうち町税は67万2,000円で、全体の85.1%を占めており、その主なものは固定資産税50万8,000円、都市計画税7万6,000円であり、両税で町税不納欠損額の86.9%を占めております。収入未済額の主なものは、町税では町民税720万1,000円、固定資産税1,782万6,000円であります。国庫支出金では9,917万6,000円で、国の緊急総合経済対策事業や公共土木施設災害復旧事業に伴い、翌年度繰越事業費充当として措置されたことによるもので、主なものは給食センター食器消毒保管機更新事業などであります。使用料及び手数料では、公営住宅使用料1,332万5,000円。財産収入では、土地貸付収入72万4,000円であります。当年度の町税及び税外の収入済額は前年度を0.3ポイント上回っており、徴収事務に努力されているところでありますが、今後とも滞納の実態に即した適切な徴収対策により収入の確保に一層努められるよう要望いたします。
次に、5ページをお開き願います。3、歳入決算構成であります。決算認定資料12ページの記載内容に基づき、普通会計ベースで一般財源と特定財源及び自主財源と依存財源に分類し、考察をいたしますと第3表及び第4表のとおりであります。第3表では、決算に占める一般財源は47億294万9,000円で、前年度に比較し、地方交付税など増となったものの、繰越金、諸収入などの減により3億3,923万8,000円、6.7%減少しております。特定財源は13億6,889万3,000円で、町債など減となったものの、国庫支出金、道支出金などの増により5,088万1,000円、3.9%増加しております。構成比率では一般財源77.5%、特定財源22.5%となっており、一般財源の比率は前年度に比較し、1.8ポイント低下しております。第4表は、ごらんをいただきまして、説明は省略をいたします。
6ページをお開き願います。4、歳出であります。歳出の決算状況は、第5表のとおりであります。予算現額61億2,375万7,000円に対して、支出済額は58億3,723万9,000円、翌年度繰越額1億2,414万6,000円、不用額1億6,237万2,000円となり、予算執行率は95.3%となっております。前年度に比較して支出済額では4億1,527万4,000円、6.6%減少し、予算執行率は3.6ポイント上昇しております。不用額を前年度に比較すると761万9,000円、4.9%増加しており、不用額の予算現額に対する割合は2.7%で、0.4ポイント上昇しております。
第5表の下段に前年度と比較しました款別増減の主なものを記載しておりますが、次の7ページでご説明をいたします。7ページをお開き願います。第6表、款別歳出決算状況でありますが、表の一番右に記載の対前年度との増減額、比率、増減の概要について説明をいたします。
まず、議会費であります。772万5,000円、16.1%の減少は、議場音響設備改修工事及び録音器具など備品購入費538万7,000円の減によるものであります。
総務費では、1,895万7,000円、3.1%の増加であります。財政調整基金積立金1億7,954万5,000円及び定額給付金給付事業の完了に伴い1億1,574万7,000円減となったものの、離島地区情報通信基盤整備委託料2億8,769万円及び栄町旧職員住宅解体工事関連事業費など委託料1,574万5,000円の増によるものであります。
民生費では、1億1,496万2,000円、15.7%増加しております。児童手当で3,598万円の減でありますが、子ども手当9,139万円、障がい福祉サービス扶助費2,940万円、国民健康保険事業及び介護保険事業特別会計繰出金で2,146万4,000円の増となっております。
次の衛生費では、1,707万1,000円、4.1%減少しております。医師研究資金など貸付金で1,050万円の増となったものの、子ども発達支援センター関連費用を3款民生費に移行により、報酬1,093万5,000円、離島歯科治療用ユニット備品購入費714万円及び障がい者居宅生活支援費844万5,000円の減によるものであります。
次の労働費は、省略をいたします。
次の農林水産業費では、2,919万6,000円、11%増加となっております。漁船上架施設改修工事補助金3,361万6,000円の減でありますが、増となったものは基幹水利施設ストックマネジメント事業負担金2,757万6,000円、鳥獣害防止総合対策事業補助金1,166万5,000円及び地籍調査委託料934万5,000円であります。
次の商工費で2,865万5,000円、18.3%の減少は、サンセットプラザ改修工事など請負費3,111万5,000円の減と企業振興促進事業補助金200万円の増であります。
次の土木費では、5,029万6,000円、6.1%増加しております。雇用促進住宅購入費で4,437万1,000円減となったものの、街路灯取りかえ補修業務委託料及び除雪業務委託料など4,264万5,000円、天売、焼尻フェリーターミナル外壁改修工事請負費1,779万8,000円及び朝日団地公営住宅新築工事請負費3,079万3,000円の増によるものであります。
次の消防費では、2,879万7,000円、10.6%の増加でありますが、小型動力ポンプつき水槽車購入費4,536万円のうち羽幌町負担分2,086万円の増によるものであります。
次の教育費では、5億797万4,000円、54.9%の減でありますが、教育施設整備基金積立金1億円、羽幌小学校プール鉄骨上屋塗装など工事請負費2,756万3,000円、羽幌中学校耐震補強及び改修など工事請負費2億5,396万2,000円及び中央公民館暖房設備など改修工事請負費1億920万円の減によるものであります。
次の災害復旧費で1,619万4,000円、5,867.4%の増加は、天売島赤岩展望台設備周辺地質調査業務など委託料793万3,000円、天売島港湾道路のり面災害など工事請負費821万1,000円であります。
次の公債費は、省略いたします。
諸支出金であります。2,124万2,000円、2.2%減少しております。一般会計所属職員の共済費は増となりましたものの、給料及び職員手当などが減となったことによるものであります。
表の中ほどにあります繰越額の1億2,414万6,000円は、繰越明許費であります。事業の内訳は、本意見書の24ページ、認定資料の37ページに記載してございます。
8ページをお開き願います。5、歳出決算構成であります。決算認定資料の13ページにあります款別性質別決算調べなどに基づきまして歳出決算額を性質別に区分し、考察をいたしますと第7表のとおりであり、前年度に比較すると義務的経費は2,765万5,000円、1.2%、投資的経費は1億3,259万7,000円、14.6%、それぞれ減少しております。構成比でありますが、義務的経費40.2%、投資的経費13.3%となっております。義務的経費の比率は、前年度に比較し、2.3ポイント上昇しております。
次に、9ページをお開き願います。6、財政指標であります。普通会計における財政力の動向、財政構造の弾力性を判断する主要財務比率の年度別推移は、次表のとおりであります。ア、財政力指数は、財政上の能力を示す指数で、1に近いほど財政力が強いことを示すものであり、本年度は0.194で、前年度に比べ微減しております。次のイ、経常収支比率は、臨時財政対策債を含んだ比率となっております。財政構造の弾力性を示す指標で、比率が高いほど財政の硬直化が進んでいると言えます。通常75%程度におさまることが妥当と考えられており、本年度は84.3%で、前年度に比べ2.8ポイント減少しております。次のウ、経常一般財源比率は、経常的に収支される税などの一般財源の額と標準財政規模との対比で、100を超え、その度合いが高いほど経常一般財源に余裕があるとされております。本年度は93.6%で、前年度に比べ0.4ポイント増加をしております。次のエ、公債費比率は、通常財政構造の健全性がおびやかされないためには10%を超えないことが望ましいとされており、本年度は前年度を1.7ポイント下回り、7.8%を示しております。次のオ、人件費比率の推移でありますが、本年度の経常収支における人件費比率は前年度を0.9ポイント上回り、18.4%となっております。
次の10ページ、7、財産に関する調書につきましては、ごらんをいただきまして、説明は省略をいたします。
11ページをお開き願います。特別会計について申し上げます。最初に、国民健康保険事業特別会計についてであります。概要は記載のとおりでありますが、歳入総額から歳出総額を差し引いた額及び実質収支額とも331万1,000円の黒字決算となっております。
次に、下段の2、歳入では、自主財源である保険税の収納状況は次のページの2表のとおりでありますが、予算現額2億1,501万5,000円に対し、収入済額2億3,108万5,000円であり、前年度に比較し、561万1,000円、内訳といたしまして現年度分361万4,000円、滞納繰り越し分199万7,000円で、2.5%増加しております。下から2行目の収納率は、前年度に比較すると現年度分は同率で、滞納繰り越し分で8.5ポイント上昇し、総体で2.2ポイント上回っております。
次の12ページ、3の歳出につきましては、ごらんをいただきまして、説明は省略をいたします。
13ページをお開き願います。老人保健医療特別会計について申し上げます。概要は記載のとおりでありますが、歳入総額から歳出総額を差し引いた額及び実質収支額ともゼロ円の決算となっております。歳入では調定額、決算額とも469万8,000円、執行率100%で、前年度決算額に比較して611万1,000円、56.5%、歳出では執行率100%で、前年度決算額に比較して142万1,000円、23.2%、それぞれ減少しております。
下段の2、歳入及び歳出については、説明を省略させていただきます。
14ページをお開き願います。下水道事業特別会計について申し上げます。概要は記載のとおりでありますが、歳入総額から歳出総額を差し引いた額及び実質収支額ともそれぞれ60万3,000円の黒字決算となっております。以下、説明は省略をさせていただきます。
15ページをお開き願います。2、歳入及び歳出であります。内容の説明は省略をさせていただきますが、下段から3行目に記載の水洗化の普及状況は、接続可能区域内人口6,531人に対し、既接続人口は3,331人で、水洗化率は前年度に比較して3.8ポイント上昇し、51.0%となっております。
次に、16ページをお開き願います。簡易水道事業特別会計について申し上げます。決算収支状況は第1表のとおりでありますが、歳入総額から歳出総額を差し引いた額及び実質収支額とも5万2,000円の黒字決算となっております。以下省略をさせていただきますが、下段から2行目に記載の年間配水量は6万6,727立方メートル、有収水量は4万4,182立方メートルで、有収率は66.2%となっております。
17ページをお開き願います。2、歳入及び歳出でございます。第2表の説明は省略させていただき、2表の下段、水道使用料の地区別収納状況について申し上げます。収入済額は1,958万3,000円で、前年度に比較し、18万7,000円、0.9%減少しており、収納率は98.4%で、前年度より0.3ポイント低下しております。
18ページをお開き願います。介護保険事業特別会計について申し上げます。決算の収支状況は第1表のとおりでありますが、保険事業勘定及び介護サービス事業勘定を合わせた歳入総額から歳出総額を差し引いた額及び実質収支額とも1,450万7,000円の黒字決算となっております。決算収支状況を前年度に比較すると、歳入では2億4,609万8,000円、16.7%、歳出では2億4,218万1,000円、16.6%、それぞれ減少しております。この主とするものは、特別養護老人ホーム改築事業費の減少に伴うものでありますが、内容は次のページ介護サービス事業勘定の決算状況でご説明をいたします。
19ページをお開き願います。2、歳入及び歳出でございます。下段の(2)、介護サービス事業勘定の左側に記載の歳入についてであります。繰入金では、前年度に比較し、7,405万3,000円増加しておりますが、老人ホーム整備基金繰入金6,685万8,000円及び一般会計繰入金719万5,000円の増によるものであります。町債の3億4,000万円の減は、老人ホーム改築整備事業債が減少したものであります。次に、右側の歳出でありますが、事業費では前年度に比較し、2億7,196万8,000円減少しておりますが、減となったものは工事請負費2億4,855万1,000円、備品購入費3,468万4,000円で、増となったものは工事監理など委託料1,338万4,000円であります。
20ページをお開き願います。後期高齢者医療特別会計について申し上げます。決算収支状況は第1表のとおりでありますが、歳入総額から歳出総額を差し引いた額及び実質収支額とも6万2,000円の黒字決算となっております。以下、内容は省略をさせていただきます。
22ページをお開き願います。各基金の決算状況であります。各基金は設置目的に沿って適正に処理されており、決算状況を基金別に見ると次表のとおりであります。合計では30億959万8,000円で、前年度に比較して2億6,587万2,000円の増となっております。増減の内訳は、記載のとおりであります。
23ページをお開き願います。不納欠損処分の事由別状況について申し上げます。一般会計、国民健康保険事業特別会計の不納欠損処分の事由別状況は次表のとおりであり、適法に処理されております。この不納欠損処分は、関係法令の定めるところにより、滞納処分の執行停止及び消滅時効などの成立により処理されたものであります。合計では132万3,502円で、38件となっております。なお、会計ごとの不納欠損額は、決算認定資料の29、30ページに記載されてございます。
24ページをお開き願います。繰越明許費でありますが、前段で申し上げました国の緊急総合経済対策事業や公共土木施設災害復旧事業に伴うもので、平成23年第1回臨時会及び第2回定例会において議決されたものであります。内容は、省略をさせていただきます。
25ページをお開き願います。平成22年度羽幌町定額基金運用状況審査意見書について申し上げます。1、審査の対象は、羽幌町奨学基金であります。2、審査の期日は、平成23年8月10日であります。3、審査の方法は、地方自治法第241条第5項の規定により、審査に付された基金運用状況調書について各関係諸帳簿、証書類などの確認を行ったものであります。4、審査の結果でありますが、基金運用状況調書は関係諸帳簿、証書類と符合しており、適正に運用されていることが認められました。
26ページをお開き願います。基金運用状況調書であります。中ほどにあります本年度運用状況では、貸付金返済金額は6人で77万円、貸付額は新規、継続合わせて6人の138万円となっております。本年度末現残額は前年同様1,472万円となっております。
以上で一般会計、各特別会計の歳入歳出決算並びに基金運用状況についての決算審査の内容といたします。よろしくお願いを申し上げます。
それでは、引き続きまして、平成22年度羽幌町水道事業会計決算審査意見の内容についてご説明を申し上げます。
本審査の意見におきましても駒井監査委員との合議によるものであります。
次のページ、1ページをお開き願います。第1、審査の概要、1、審査の対象は、次の(1)から(7)まで記載のとおりであります。2、審査の期間は、平成23年6月8日から同年6月29日までであります。3、審査の方法は、決算審査に当たっては、事業が常に経済性を発揮し、本来の目的である公共の福祉を増進するよう運営されているかに重点を置き、決算報告書、財務諸表、事業報告書、附属書類などの計数を照合し、定期監査及び例月出納検査の結果も踏まえ審査を行ったものでございます。
第2、審査の結果であります。1、決算諸表について、審査に付された決算報告書及び財務諸表は、地方公営企業法に準拠して作成され、それぞれの内容を精査した結果、計数は正確であり、事業の経営成績及び財政状態を適正に表示されているものと認められました。
2ページをお開き願います。2、経営状況について、(1)の経営成績についてでありますが、税抜き決算で収益は2億4,256万8,000円で、前年度に比較すると主に給水収益が153万円減少したことにより収益全体で155万3,000円、0.6%減少しております。また、費用においては2億679万7,000円で、前年度に比較すると配水及び給水費、総係費、支払利息が減となったものの、原水及び浄水費1,859万7,000円などの増により、費用全体で957万1,000円、4.9%増加しております。この結果、当年度の純利益は前年度より1,112万4,000円、23.7%減少し、3,577万1,000円となっております。今後とも予想されます給水人口の減少や景気の回復の兆しが不透明な現状を踏まえますと、有収水量の需要は期待薄と考えざるを得ません。また、企業債償還額のピークは平成27年度まで見込まれますことから、より一層健全経営の推進に努められるよう望むものであります。
なお、事業の経営内容を把握するため、全国平均値と比較すると次のとおりであります。ア、財務比率について、水道事業の財政状態の良否を示す財務比率は次表のとおりであります。(ア)の流動比率は、全国平均値(以下、「平均値」という。)を大きく上回っておりますので、短期債務に対する支払い能力は良好であると見ることができます。(イ)の自己資本比率は、総資本に占める自己資本の割合でありますが、前年度よりもややよいと言えますが、施設建設費に要した企業債を調達していることにより、平均値より比率が低いものと考えられます。次の(ウ)の固定資産対長期資本比率では、この比率が低いほうが一般的に柔軟な経営が可能であるとされておりますが、100%以下であることが望ましく、80%台を維持しており、良好に推移しているものと思われます。
3ページをお開き願います。収益比率でありますが、収益性を示す数値で、大きいほど収益性が高いことを示しており、平均値を上回っているものの、前年度に比較していずれも低く推移しております。
ウの施設利用率であります。利用状況の良否を総合的に表示する施設利用率は、平均値を微増しているものの、前年度を下回っております。
4ページをお開き願います。エ、労働生産性であります。職員1人当たりの労働生産性を示しているものでありますが、有収水量は18万2,712立方メートルで、前年度及び平均値より低下しております。これは、主としまして特別養護老人ホーム改築に伴い、浴槽容積が3.4トン規模のものから2.1トン規模のものに減少したことや各種産業活動が低迷したことによるものと思われます。
オ、料金に関する比較であります。回収率は113.9%と平均値を上回っているものの、前年度を下回っております。これは、回収率が100%を超えておりますので、給水に要する費用は水道料金で賄われていることを意味しております。また、前年度と比較すると給水原価の伸び率を供給単価の伸び率が下回ったことから、回収率は前年度より5.2ポイント下回っている状況となっております。
5ページをお開き願います。(2)、決算審査資料でありますが、業務実績を前年度と比較し、あらわしたものでございます。ごらんいただき、説明は省略をいたします。
6ページをお開き願います。第2表、決算額比較表でありますが、収益的収支及び資本的収支を前年度と比較し、あらわしております。説明は、省略をさせていただきます。
7ページをお開き願います。第3表、比較損益計算書でありますが、当年度中に得たすべての収益とすべての費用を前年度に比較し、あらわしたものであります。説明は、省略をさせていただきます。
8ページをお開き願います。第4表、比較貸借対照表であります。水道事業会計の財産、財政状態を総括的にあらわしております。左側の資産の部であります。対前年度増減で申し上げますと、1の固定資産では3,443万209円減少しております。構築物で3,360万7,717円、機械及び装置で82万2,492円減となったことによるものであります。次の2、流動資産の1,192万5,450円の減少は、主に現金預金1,163万1,938円の減によるものであります。次に、右側の負債、資本の部であります。3の流動負債では44万2,503円の減少でありますが、主に未払い金の減によるものであります。4、資本金8,168万4,837円の減は、企業債未償還残額が減少となったものであります。5の剰余金3,577万1,681円の増は、利益剰余金であります。したがいまして、資産合計及び負債、資本合計は28億6,901万994円となっております。
以上で水道事業会計審査意見の内容説明とさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。
〇船本委員長 昼食のため暫時休憩いたします。
休憩 午前11時57分
再開 午後1時00分
〇船本委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、財務課長から決算認定資料等の内容説明を求めます。
財務課長、品野万亀弥君。
〇品野財務課長 それでは、私から各会計決算認定資料に基づきまして説明をさせていただきます。
それでは、決算書161ページの次の羽幌町各会計決算認定資料をお開き願いたいと思います。認定資料の目次をめくっていただきまして、1ページをごらん願います。第1表の平成22年度各会計別決算総括表でございますが、これは町長からの提案理由説明と重複いたしますので、私からの説明は省略をさせていただきます。
次に、2ページをお開き願います。第2表の決算の状況に関する調べでございますが、説明の前に、昨年度の報告数値に誤りがございましたので、ご説明をさせていただきまして、ご理解とご了承を賜りたく、お願いを申し上げます。昨年度の本表の平成21年度、Q欄の積立金の額が4億4,682万7,000円と表示をいたしておりましたが、正しくは2億3,540万6,000円が正しい数値でございます。この欄に表示をする積立金につきましては、財政調整基金のみを表示するものでございますが、昨年度の数値には財政調整基金のほかに減債基金あるいはまちづくり基金なども含めた数値を表示いたしておりまして、まことに申しわけなく、おわびを申し上げます。本年度の本表、21年度のQ欄につきましては前段申し上げました正しい数値で表示をいたしております。なお、本数値がほかの表等に影響を及ぼすものではなく、決算数値等にも影響を及ぼすものではございませんので、よろしくご了承をお願いいたします。
それでは、この表につきましてご説明を申し上げます。第2表の決算の状況に関する調べ、一般会計決算の21年度と22年度の比較表でございます。増減の欄でございますが、歳入総額で2億8,729万6,000円の減、歳出総額では4億1,527万4,000円の減となっております。平成22年度の欄をごらん願います。歳入から歳出を差し引きしましたCの欄、歳入歳出差引額の欄は2億3,981万8,000円となります。翌年度に繰り越すべき財源のEの欄、繰越明許費1,967万円は、平成22年度一般会計予算で翌年度へ繰り越しを行った国の交付金事業及び公共土木施設災害復旧事業に伴う一般財源分でございます。そういうことで、Jの欄、実質収支はCの欄、歳入歳出差引額からIの欄、翌年度に繰り越すべき財源の計の額、つまり繰越明許費分を差し引いた額が実質収支2億2,014万8,000円となるものでございます。次の財政再建債等未償還元金はございませんので、Oの欄も同額となるものでございます。このように2億2,014万8,000円の黒字決算となっておりますが、平成21年度のOの欄をごらんいただきたいのですが、平成21年度も1億437万9,000円の黒字でございまして、この額が22年度へ繰越金として収入されて22年度の決算がされたものでございますので、この繰越金があったことにより22年度で2億2,014万8,000円の黒字額になったものでございます。したがいまして、22年度の単年度だけで見れば21年度の繰越額1億437万9,000円を引いた額であります22年度のP欄の額1億1,576万9,000円の黒字となるものでございます。あわせて、22年度中に黒字要素でございます財政調整基金に積み立てた額、いわゆる貯金した額でございますが、Q欄の積立金5,586万1,000円があり、一番下の数字、実質単年度収支はTの欄、1億7,163万円の黒字となるものでございます。
次に、3ページ、第3表でございます。以下11ページまで、各会計の歳入歳出決算額を21年度と22年度を款別に比較してございます。これから各会計別に増減の主なものをご説明いたします。監査委員のご説明と重複するものもございますが、ご了承願いたいと思います。
まず、3ページの一般会計の歳入でございます。10款地方交付税で前年度対比で1億1,507万2,000円、3.7%の増となっております。普通交付税においては、雇用対策及び地域資源活用推進費の創設による増及び特別交付税におきましては除排雪対策、地域交通の確保対策及び有害鳥獣駆除対策等に係る増が主なものでございます。
次に、13款使用料及び手数料で前年度対比1,271万1,000円、9.8%の増は、単独住宅の夕陽ケ丘団地の新設に伴うものがそのほとんどでございます。
次に、15款道支出金で前年度対比3,153万円、10.2%の増となっております。これは、子ども手当道負担金及び緊急雇用創出事業補助金等の増がその主なものでございます。
次に、16款財産収入で前年度対比2,929万5,000円、120.1%の増となっております。これは、旧役場跡地など町有地売り払いに伴う増でございます。
次に、18款繰入金で前年度対比4,654万円、92.3%の減となっております。これは、国の交付金事業等を有効に活用し、事業を実施いたしたことに伴い、減額となったものでございます。
次に、19款繰越金で前年度対比で2億6,187万3,000円、70.1%の減となっておりますのは、国の補正予算による交付金事業における繰越明許費による繰り越し分の減によるものでございます。
次に、20款諸収入で前年度対比1億2,683万円、37.8%の減となっております。これは、留萌広域行政組合出資金返還金1億1,900万円及び羽幌町宿泊施設内部設備改修資金貸付金収入2,000万円の減が主な要因でございます。
次に、21款町債で前年度対比6,654万9,000円、13.1%の減となっております。これは、小型動力ポンプ車整備事業債及び医師確保対策事業債など4,940万円の増と羽幌中学校耐震改修事業債、雇用促進住宅整備事業債、貯蔵冷蔵施設整備事業債及び公営住宅建設事業債など1億1,594万9,000円の減によるものでございます。
次に、4ページをお開き願います。一般会計の歳出でございますが、増減の主なものにつきまして説明をさせていただきます。1款議会費で前年度対比772万5,000円、16.1%の減は、議場音響設備等改修費で538万7,000円及び旅費で118万5,000円の減が主なものでございます。
次に、3款民生費で前年度対比1億1,496万2,000円、15.7%の増は、子ども手当給付費で9,139万円及び障がい者福祉サービス扶助費2,940万円の増等が主な内容でございます。
次に、6款農林水産業費で前年度対比2,919万6,000円、11.1%の増は、基幹水利ストックマネジメント事業負担金、めん羊牧場乾草舎整備工事請負費及び鳥獣害防止総合対策事業補助金など7,734万2,000円の増及び漁船上架施設補修事業補助金、それと畜産担い手育成総合整備事業負担金などで4,392万3,000円の減がその主なものとなっております。
7款商工費で前年度対比2,865万5,000円、18.3%の減は、観光協会補助金565万7,000円の増及びサンセットプラザはぼろ屋上防水工事など3,517万7,000円の減によるものでございます。
次に、9款消防費で前年度対比2,879万6,000円、10.6%の増は、小型動力ポンプ車整備など北留萌消防組合負担金の増によるものでございます。
10款教育費で前年度対比5億7,097万3,000円、54.9%の減は、羽幌中学校耐震化改修工事で2億3,520万円、教育施設整備基金積立金1億円及び繰越明許費による国の交付金事業など1億9,895万4,000円の減によるものでございます。
次に、5ページの特別会計でございます。まず最初に、国民健康保険事業特別会計でございますが、上段の歳入の合計で前年度対比で1,009万7,000円、0.9%の増となっておりますが、2款国庫支出金で7,500万4,000円、29.8%の増は療養給付費交付金及び財政調整交付金の増がその主なものでございます。
4款前期高齢者交付金1億5,916万5,000円、44.7%の減は、医療費において概算額で4,031万円及び前々年度精算額で1億1,885万4,000円の減によるものでございます。
次に、6款の共同事業交付金4,673万6,000円、42.2%の増は、高額医療費共同事業交付金で3,197万2,000円及び保険財政共同安定化事業交付金1,476万5,000円の増によるものでございます。
次に、8款繰入金で4,739万7,000円、41.4%の増は、財源補てんのため国保支払準備基金3,900万円及び一般会計から839万7,000円の繰入金の増によるものでございます。
次に、下段の歳出でございますが、前年度対比で885万9,000円、0.8%の増となっております。
その主なものは、1款総務費で809万6,000円、26.4%の増は、人事異動等に伴う人件費587万3,000円がその増の主な内容でございます。
次に、5款老人保健拠出金で1,738万1,000円、88.5%の減は、後期高齢者医療制度開始に伴い、平成21年度から精算額のみの拠出となっているものでございますが、医療費で前々年度分精算に係るものでございます。
次に、9款諸支出金541万円、45.8%の減は、精算に伴う療養給付費負担金及び療養給付費交付金の返還金の減でございます。
次に、6ページをお開き願います。老人保健医療特別会計でございます。歳入及び歳出決算額は、ともに469万8,000円でございます。制度廃止に伴い、精算に係るものであり、22年度をもって精算完了のため、本特別会計も廃止となるものでございます。
次に、7ページをお開き願います。後期高齢者医療特別会計でございます。上段の歳入の合計額で前年度対比で147万5,000円、1.5%の減となっておりますが、2款繰入金で186万円、4.9%の減は、事務費繰入金351万6,000円の減及び保険基盤安定繰入金165万6,000円の増によるものでございます。
下段の歳出の合計で前年度対比で139万2,000円、1.4%の減は、1款総務費で338万円、65.8%の減は、一般管理費のシステム改修及び保守委託料の減がその主なものとなっております。
2款後期高齢者医療広域連合納付金214万7,000円、2.2%の増は、事務費13万7,000円の減及び療養給付費負担金で228万4,000円の増によるものでございます。
次に、8ページ、介護保険事業特別会計の保険事業勘定でございます。上段の歳入合計で前年対比で2,165万2,000円、3.0%の増となっておりますのは、8款繰入金で436万4,000円、3.9%の増は介護サービス給付費の増によるもの及び9款繰越金で1,373万8,000円、302.0%の増は前年度精算に伴うものでございます。
下段の歳出合計で前年対比で2,543万3,000円、3.7%の増でございますが、まず1款総務費で325万6,000円、12.1%の増は、職員人件費において1名の増員による増でございます。
5款諸支出金で692万5,000円、447.0%の増は、前年度交付金等の精算に伴う増でございます。
次に、9ページをお開き願います。介護サービス事業勘定でございます。上段の歳入合計、昨年度対比で2億6,775万円、35.1%の減及び下段の歳出合計で前年対比2億6,761万4,000円の減は、ともに特別養護老人ホーム改築に伴う事業費等の減に係るものでございます。
次に、10ページ、下水道事業特別会計でございます。上段の歳入合計、前年度対比で3,644万6,000円、6.5%の減でございます。まず、1款の分担金及び負担金で520万8,000円、38.7%の減は新規賦課件数の減、それと3款国庫支出金で2,518万円、33.6%の減は交付金対象事業の減及び7款町債で起債対象事業の減少によるものでございます。
下段の歳出でございます。歳出合計で前年度対比で3,677万4,000円、6.6%の減でございますが、1款総務費で1,024万4,000円、12.4%の増は施設管理費の保守業務等の増、それと2款事業費で4,189万3,000円、25.9%の減は交付金及び起債対象事業の減などによるものでございます。
次に、11ページをお開き願います。簡易水道事業特別会計でございます。歳入合計で前年度対比で155万2,000円、3.1%の減及び歳出合計で前年度対比で154万4,000円、3.1%の減は、天売、焼尻配水池の清掃委託の完了による減でございます。
次に、12ページの第4表、経常収支等の状況に関する調べでございます。この表は、一般会計から公営企業に準じる経費として、港湾旅客上屋等に関する経費426万7,000円を除きました普通会計の決算をあらわしているものでございます。普通会計とは、一般会計といっても各市町村ごとに会計の範囲が異なっているなどのために、このままでは自治体別の財政比較ができないために地方財政統計上統一的に用いられている会計区分でございます。それでは、表の中身を説明させていただきます。まず、収入では収入決算額のうち臨時的な収入なのか、経常的な収入なのか、そしてその収入の使い道が特定されているものなのか、何にでも使える一般財源なのか、また支出のほうでは性質別区分の決算額Aの欄のうち経常的な支出経費C欄の額に対して一般財源がどれだけ充当されているかをあらわしており、このような区分の結果をもとにして経常収支比率を求めているものでございます。町長からも申し上げておりますが、経常収支比率でございますが、84.3%、この比率は通常比較する際に使用する数値でありまして、一般財源に臨時財政対策債と減税補てん債を加えた数値により算出したものでございます。その他の数値につきましては、ごらんいただきまして、内容の説明は省略をさせていただきます。
次に、13ページをお開き願います。第5表でございます。普通会計の決算額を款ごとに性質別にあらわしたものでございますが、その説明につきましては省略をさせていただきます。
次に、14ページの第6表ですが、15ページから23ページまでにつきましては、主立った投資的事業につきまして会計別、款別に区分をいたしまして、事業ごとに決算額、整備内容などを載せております事業効果表でございます。ごらんいただきまして、ご理解賜りたく、説明につきましては省略をさせていただきます。
次に、24ページをお開き願います。第7表でございます。歳入歳出の決算状況を目的別にグラフにあらわしたものでございます。左側の歳入の円グラフでございますが、歳入の半分強の53.2%を交付税が占めている状況にございます。また、右側の歳出総額ですが、このグラフにつきましては昨年と比較し、それぞれの比率については大きな変化はございませんが、そのうち教育費では昨年14.8%から22年度7.2%で7.6ポイント減と半減しているのは、羽幌中学校耐震化工事、それと国の交付金事業及び教育基金の減などによるものでございます。
次に、25ページをお開き願います。第8表ですが、町税の収入額をそれぞれ税別にグラフにあらわしたものでございます。減少傾向にございます。説明は、省略をさせていただきます。
次に、26ページから30ページの第9表でございます。収入状況調べ及び一般会計、特別会計の不納欠損額調べでございますが、監査委員からの監査意見がございましたので、説明は省略をさせていただきたいと思います。
次に、31ページをお開き願います。第10表、給与費決算調書でございます。一般会計と特別会計の特別職、一般職に係る職員数と給与費、共済費及び報酬の決算状況をあらわしてございます。一番下の差し引き欄で21年度と比較しておりますが、合計欄の一番右下でございます。154万3,000円、率にいたしまして0.1%の減となっております。内容は、説明を省略させていただきます。
次に、32ページ、第11表、債務負担行為の調べでございます。一般会計におきまして21年度以前に議会で議決をいただき、後年度で支出する内容を記載しております。事項別の内容は省略させていただきますが、(1)の物件購入、その他の表の一番右下の欄にありますように、22年度以降に一般財源で支出を予定されている額は1,101万2,000円でございます。
次に、33ページをお開き願います。第12表、地方債施設別現在高調べでございます。会計別に22年度末の未償還元金の額を記載しております。まず、一般会計でございますが、ほとんどの項目で減少いたしております。一般会計の総額では前年度より3億6,852万6,000円の減少となっており、22年度末残高は69億1,975万円となっております。また、簡易水道事業会計及び下水道事業会計は、いずれも前年度より減少いたしておりますが、下段の介護保険事業会計において特別養護老人ホーム改築に伴い2億6,000万円の増加となっておりますが、一般会計を含みます総合計では3億1,346万3,000円の減となっており、4つの会計の22年度末残高は112億4,835万2,000円となるものでございます。
右の第13表のグラフは、一般会計の22年度までの起債の借入額の状況とその分に係る元金の償還予定額の状況を平成26年までグラフにあらわしたものでございます。
次に、34ページ、第14表でございます。一般会計の決算額を款別、節別に集計したものでございます。ごらんをいただきまして、説明は省略をさせていただきます。
次に、35ページをお開き願います。第15表、基金運用状況調べでございますが、定額の資金を運用する奨学基金の状況を載せてございます。ごらんをいただきまして、説明は省略をさせていただきます。
次に、36ページ及び37ページをお開き願います。第16表、繰越明許費事業調べでございますが、ほとんどが国の補正予算に伴います交付金事業でございます。36ページは21年度からの繰越明許費決算状況であり、37ページにつきましては平成23年度への繰越明許費予算でございます。ごらんいただきまして、ご理解を賜りたいと存じます。
以上で22年度の決算資料の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議の上、認定賜りますようお願いを申し上げます。
〇船本委員長 次に、建設水道課長から水道事業決算報告書の内容説明を求めます。
建設水道課長、山口芳徳君。
〇山口建設水道課長 それでは、私のほうから平成22年度の水道事業決算報告につきましてご説明申し上げます。
決算書の1ページをごらんください。この決算報告書は、平成22年度の予算額に対してその執行の実績がどうであったかを示す計算表であります。税込みの金額で記載しております。(1)、収益的収入及び支出でございますが、収入では第1款水道事業収益2億4,921万4,000円の予算額に対しまして、決算額2億5,434万3,775円であります。支出は、第1款水道事業費用2億6,505万7,000円の予算額に対しまして、決算額2億1,747万9,449円で不用額が4,757万7,551円となっており、これは営業費用の薬品費や修繕費などの減が主な要因でございます。
次に、2ページをお願いいたします。(2)、資本的収入及び支出でございますが、これは投資的事業に係る費用と過去の設備投資に係る企業債の元金償還を含んだ収支でございます。今年度に関しましては、収入はありません。支出は、第1款資本的支出決算額9,839万337円で、この全額を損益勘定留保資金により補てんしたところでございます。
次に、3ページをお願いいたします。こちらからは公営企業会計方式による決算の区分に従って作成された財務諸表となります。まず損益計算書ですが、これは税抜きによりすべての収益と費用を記載し、利益を明らかにしたもので、さきに1ページでご説明しました収益的収支の税抜き額及び12ページの事業収入、事業費の内容と一致いたします。収益から費用を差し引いた3,577万1,681円が22年度の純利益となっております。
次に、4ページをお願いいたします。初めに、剰余金計算書でありますが、利益剰余金の部の積立金では21年度の減債積立金繰入額234万5,000円を加えた2,657万8,405円が積立金の合計となっており、未処分利益剰余金は繰越利益剰余金年度末残高3億4,690万7,722円に当年度純利益3,577万1,681円を加えた3億8,267万9,403円が当年度の未処分利益剰余金となっております。資本剰余金の部では今年度の発生がありませんので、昨年と同額の7億5,610万8,510円が翌年度繰越資本剰余金となっております。
次に、剰余金処分計算書でありますが、地方公営企業法の規定により、当年度の純利益であります3,577万1,681円の20分の1を下回らない額178万9,000円を減債積立金としてしなければならないことから、その対象額を当年度末未処分利益剰余金から差し引いた額3億8,089万403円が翌年度繰越利益剰余金となるものでございます。
次に、5ページをお願いいたします。この5ページ、それから次の6ページは、貸借対照表でございます。資産状況を5ページに、負債、資本状況を6ページに示し、企業の財政状況を明らかにするものであります。5ページの資産の部は、固定資産合計額23億6,969万1,766円と流動資産合計4億9,931万9,228円を加えた28億6,901万994円が資産の合計となっております。
6ページをお願いいたします。6ページは、負債の部の未払い金、その他流動負債合計の1,240万9,906円と資本の部の資本金合計である16億9,123万4,770円と資本剰余金合計の7億5,610万8,510円と利益剰余金合計の4億925万7,808円をそれぞれ加えました28億6,901万994円が負債、資本の合計となっております。これは、5ページの資産合計額と一致するものであります。
次に、7ページをお願いいたします。この7ページから15ページまでは、事業報告書でございます。最初に、7ページの概況ですが、給水状況では給水戸数と給水人口は前年度と比較して戸数で4件の減、給水人口では28人の減少となりましたが、下水道への接続の増加等の要因により年間配水量、有収水量ともに微減となりました。22年度に実施しました主な工事は、量水器取りかえ、配水管布設替などで総額5,619万3,711円となっており、工事概要につきましては9ページ及び10ページに掲載しております。7ページの中段以降につきましては、財務状況について述べております。
次に、8ページをお願いいたします。8ページは、議会議決事項、職員の配置数を掲載しております。ごらんいただいて、説明にかえたいと思います。
次に、9ページをお願いいたします。9ページ、次の10ページは、先ほど述べました工事契約の概要でございます。
引き続き、次の11ページは業務量、12ページは事業の収入、支出について、先ほど述べました給水人口や収益、費用など、それぞれ前年度との比較をあらわしたものであります。
次に、13ページをお願いいたします。13ページ、経営分析の結果でありますが、監査委員のほうから全国平均の比率などを含めた報告がございましたので、内容については省略させていただきたいと思います。
次に、14ページをお願いいたします。14ページは企業債の概況でございますが、政府資金、公庫資金合わせて前年度末残高15億6,166万8,416円から当年度の償還額8,168万4,837円を差し引いた14億7,998万3,579円が当年度末未償還残高となるものであります。
次に、15ページをお願いいたします。15ページは営業未収金調書でありまして、次の16ページから19ページは収益、費用の明細書、20ページは資本的収支の明細書、21ページは固定資産の明細書、22ページは企業債の明細書を掲載しております。それぞれ各明細につきましては、これまでの説明と重複いたしますので、ごらんいただきまして、省略をさせていただきます。
以上で平成22年度水道事業会計決算報告書の説明とさせていただきます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
〇船本委員長 これより理事者側に対する質疑を行いますが、質疑は決算書の内容についてのみにとどめられるようご協力をお願いいたします。
認定第1号 平成22年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について、これから質疑を行います。ありませんか。
2番、金木直文君。
〇金木委員 一般会計一括ということで。
〇船本委員長 はい、一般会計。
〇金木委員 それでは、ページ数ですが、28ページになります。2款総務費の中の、具体的な項目が委託料としかないので、恐らくこの部分でいいのかなと思うのですが、町が公表しているホームページに関する事業内容に触れてなのですが、昨今いろんな情報を得るためにホームページは非常に有効になっておりますし、近々10月10日には全国放送ドラマなども放送された折には、羽幌町というのは一体どんな町だろうかというようなことも、全国からまずはホームページを開いて調べてみようかなどというようなことも行われるかなと思います。それで、現在ホームページについてどのぐらいの費用がかかっているのか、決算ですのでいいかと思うのですが、その辺ちょっとお聞きしたいと思います。
〇船本委員長 総務課長、井上顕君。
〇井上総務課長 お答えいたします。
ホームページの費用につきましては、現在初期導入しましてから保守契約期間切れまして、費用についてはかかっておりません。
〇船本委員長 2番、金木直文君。
〇金木委員 わかりました。それで、私もほぼ毎日のように羽幌町のホームページを見てはいたのですが、個人的な話にもなるかもしれませんが、いろんなまちの様子を知るために私は例規集のページを開きます。そのまちでは例えば水道料金は幾らだろうかとか、福祉的な制度をどんな中身でやっているのだろうかというようなことを知るためにはまず例規集から条例を見るというのが私の一般的なやり方なのですが、羽幌町の場合例規集にたどり着くのにちょっと手間がかかるのです。まず、メーンページの中の行政資料だったですか、そこをまず1回クリックをする。そうしたら、縦長に40ぐらいの小さな項目がずらずらっと出まして、例規集オンラインというのが真ん中辺にあったと思うのですが、そこを押せば例規集のページにたどり着くわけですけれども、ほかのまちを見てみますと、まずメーンページに例規集というところが結構あると思うのです。苫前町も初山別も留萌市も、まず自治体のホームページの中のどこかに例規集のスペースというのでしょうか、マークがありまして、すぐにたどり着けるということもありますので、ぜひこの点の改善というのか、小さなことかもしれませんが、ほかの自治体もかなり多くそんな形態になっておりますので、改善の余地はないのか、ちょっと回答いただければと思いますが。
〇船本委員長 総務課長、井上顕君。
〇井上総務課長 お答えいたします。
実は、今年度ホームページのシステム更新ということで、現在検討に入っております。それで、何とか年度中には新しいホームページを立ち上げるということで、今委員さん言われたことを十分加味しながら選考していきたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。
〇船本委員長 2番、金木直文君。
〇金木委員 続きまして、その下のページになりますが、29ページになると、これもここになると思うのですが、財産管理費の中の15区分になります。工事請負費に関連してなのですが、町営住宅の水洗化接続の工事、何年かずっと毎年のように計画的に取り組まれていると思いますが、ちょっと聞いたところによると、町営住宅に住まれている方でこの改修工事になったと、午前中もちょっと触れましたけれども、便器の種類によっては、例えばウォシュレットを希望する場合は全額居住者負担になりますというふうに言われて、渋々といいますか、しようがなく通常のノーマルのウォシュレットのないタイプの便器にかえたという声をちらっと聞いたのですが、そういう対応しているということで間違いないでしょうか。
〇船本委員長 財務課長、品野万亀弥君。
〇品野財務課長 今ちょっと聞き漏らしをしたのですが、水洗化するときにウォシュレットをつけると自己負担ですというような話をされているということですか。そういうことであれば、私どものほうで公共施設の水洗化しておりますけれども、そういう指導というか、そういう言い方はしておりません。基本的には、今水洗でつないでいる部分についてはウォシュレットはつけない形で水洗化をしているという状況でございます。
〇船本委員長 2番、金木直文君。
〇金木委員 ということは、事業の内容そのものがウォシュレット対応ではない事業をしているということですね。
〇船本委員長 財務課長、品野万亀弥君。
〇品野財務課長 お答えいたします。
今公共施設につないでいる水洗化の部分については、財務課のほうで各原課から希望をとったり、その公共施設の状況を見て水洗化をしております。その中では、水洗化の中でウォシュレットについては対応していない。水洗化でつなぐだけというような事業費で組んでおります。
〇船本委員長 ちょっと休憩します。
休憩 午後1時43分
再開 午後1時45分
〇船本委員長 会議を開きます。
財務課長、品野万亀弥君。
〇品野財務課長 先ほどの水洗トイレのウォシュレットの関係でございます。
実際公共施設で今までつないでいない部分については、原課の要望なり公共施設の状況を見て財務課のほうで予算をつけて改修している状況です。それで、実際公営住宅管理している町民課のほうに今ちょっと確認しましたら、ウォシュレットを個人負担でつけてもいいか、悪いかという、そういう確認された事実がございません。それと、財務課のほうでもそういうことで相談受けたこともございません。まず、そういう状況でございます。
それで、結果的には例えば公営住宅に入居している人が水洗化をつなぐときに、私個人負担をしてもいいので、つけてもらえないかということになれば、それは自己負担で設置をしていただいて、もし出るときに後任者がそれが要らないということであれば、それの処理をしていただけるという条件であれば、それは設置可能だということで、そういう判断をしております。
〇船本委員長 2番、金木直文君。
〇金木委員 入居者の希望によっては自己負担でということですが、便器丸々自己負担なのか、通常のノーマルタイプの水洗便器よりもやや高額になるウォシュレットタイプのものとの差額分の負担でいいのか、その点はいかがですか。
〇船本委員長 財務課長、品野万亀弥君。
〇品野財務課長 水洗トイレとウォシュレットをどういう形でつけるか、ちょっとわからないのですけれども、後づけでつける部分について自己負担という、そういう判断になろうかと思います。
〇船本委員長 2番、金木直文君。
〇金木委員 一応理解いたしました。町側の考えはそういうことだということでわかりました。
続けて質問してよろしいでしょうか。40ページになりますが、40ページの上のほう、区分でいえば19区分、負担金補助及び交付金関連になるかと思いますが、ここは保健衛生費です。去年の暮れから正月にかけてですが、この地域猛吹雪で国道が2日ないし3日ほど不通状態になって、ふだんの生活はもちろんですけれども、救急患者さんの通院あるいは絶対この日は行かなければならないような人工透析患者の方々も不通になって非常に困った、苦慮されたということをお聞きしています。そういったときの場合の対応として町側としては何か支援策はなかったのかという思いをずっと持っておりまして、患者さんにすれば自己責任で前の日から、例えば人工透析の方であれば、ふぶいて交通事情が悪くなるようであれば自分で前の日に羽幌に来て泊まるなどということも当然それは考えられますけれども、突発的なそういった事態に陥った場合の支援というものを羽幌町として何か考えていくべきではないかなというふうに思っておりますけれども、そんな検討はこの間されていませんですか。
〇船本委員長 福祉課長、鈴木典生君。
〇鈴木福祉課長 お答えいたします。
今現状では考えてございません。ただ、今後、今年の吹雪とかそういうのを見ますと、そういうこともある程度考えていかなければいけないかなとは考えてございます。
〇船本委員長 2番、金木直文君。
〇金木委員 それで、羽幌町に住んでいる方であればはってでもずってでも道立病院には通えたのかもしれませんけれども、国道が不通になってしまった場合には天塩方面から道立に行きたかったけれども、どうしようもなかったと。これは命にもかかわってくる問題ですので、羽幌町と例えば道立病院側と協議しながら、今天気予報はかなり正確に出ますから、明日は猛吹雪で視界が非常に悪いと、車での移動は大変になりそうだということがもし事前に察知できれば、空き病床が今道立病院にいっぱいありますから、そこを何床か開放して前の日には泊まってもらうだとか、あるいは近所にある町の町内会館、栄町町内会館とか南町会館とかもあると思いますが、そういうところを緊急的な宿泊所として提供するとかいうような対応とかもぜひ、もう2カ月、3カ月にはそんな時期になってまいりますので、不測の事態にならない、命にかかわる問題ですから、そういった対応をまず羽幌町のほうから道立病院なりほかの近隣町村とも連携をとりながら、そんな対応をぜひ検討していってもらいたいと思いますが、考えをお願いします。
〇船本委員長 福祉課長、鈴木典生君。
〇鈴木福祉課長 お答えいたします。
委員さんのお話をお聞きしまして、私どものほうも検討させていただきたいと思っています。
〇船本委員長 8番、橋本修司君。
〇橋本委員 一般会計ということで、決算書の認定資料のほうからでもいいですよね。
〇船本委員長 はい。
〇橋本委員 認定資料の15ページですか、離島地区の高速通信網の件ですが、高速網が大変整いまして、聞くところによると大変便利な使い方をしているというふうに聞いておりますが、それらの現状の状態。それと、離島もこれだけ通信網発達したのに本町のほうはまだ半分程度しか通信網が発達していないということで、それらの将来的な、全町になるか、その予測等を伺いたいと思います。
〇船本委員長 総務課長、井上顕君。
〇井上総務課長 お答えいたします。
今委員さん言われました事業につきましては、昨年度離島地区情報通信基盤整備事業ということでブロードバンド化ということで、天売、焼尻地区を対象に光ケーブルの配置によりまして各家庭、そして事業所関係含めまして現在360戸ほど通信網が整備されております。それで、これはあくまでも任意の加入なのですけれども、当然これに付加できます光インターネットという形で現在合計で119件、天売につきましては63件、そして焼尻につきましては56件、合計119件加入がされております。それで当初見込んだより相当数字も上がっておりまして、この効果は非常に大きかったのかなとこちら側としても評価しております。それと、町場につきましては、ご存じのとおり国道から山側、川北地区はだめなのですけれども、国道地区から山側につきまして現在光が入っておりますけれども、これにつきましては以前にもお話ししたかもしれませんが、羽幌町としましてもまだ潜在的に国道から浜側、そして川北地区、光の行っていない部分があるということで、NTT側にも随時要請をしておりますけれども、なかなかその実現には現在至っていないというのが現状でございます。今後につきましても、潜在的に当然需要もありますことから、この辺強くまたNTTにも申し入れしまして、何とか早く羽幌全域で光ができるような形で羽幌町としても努力してまいりたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。
〇船本委員長 8番、橋本修司君。
〇橋本委員 今のお答え、島のブロードバンド化、十分効果上がっているということで、うれしく思っております。
それでは、その資料の中の16ページ、エゾシカ対策の電牧補助の絡みですけれども、行政等の支援をいただいて農村地区ほぼ、たしか9割ほど電牧が普及したというふうに聞いております。これによってシカによる農作物の被害対策は万全な状態になったのだなというふうに思っておりますが、これによってシカが行くところがなくて、だんだん町のほうに出てきているやに聞いておりますし、現実にも一度川北の本当の町の真ん中でシカが闊歩して歩いていたというのを私自身も目撃をいたしました。現状町なかにシカがどの程度おりてきているのか、その辺の情報が実際入ってきているのか。それから、シカは足が速いので、人間が近づけばすぐ逃げていくのだとは思うのですけれども、体が大きいものですから、飛び越えてどこかで事故やら物に損害を与えるというようなことも今後あるのかどうかわかりませんが、その辺の状況、それから今後の対策なども含めてお伺いをしたいと思います。
〇船本委員長 産業課長、三浦義之君。
〇三浦産業課長 エゾシカ対策につきましては、昨年防護さくということで相当数整備をさせていただきました。今委員おっしゃるとおり、整備をされたことによってまた逆に市街地に出てくるということもこの春先に羽小の近辺で見かけた。それから、最近では栄町の農家で若干見かけたというような情報も入ってきておりますけれども、現地に駆けつけたときには既にいないという状況で、とどまっている動物ではありませんので、あちこちに出没しているのかなというような現状にあります。それに対しましては、シカがこの辺にいるというような周知をしっかりした中で対策を練るのと、シカ以外にも有害ということではクマの出没もある中で、全体を通した中でいろんな周知を図りながら対策を練っていきたいと考えております。
〇船本委員長 8番、橋本修司君。
〇橋本委員 基金についてはここでいいのですか、基金の質問。
〇船本委員長 一般会計の。
〇橋本委員 一般会計の基金でいいのですね。
〇船本委員長 はい。
〇橋本委員 それでは、基金についてちょっと聞きたいのですが、159ページです。基金の状況があります。その中で、まず勉強不足で大変失礼なのですけれども、まちづくり事業基金、それと羽幌町地域福祉基金、それから羽幌町人づくり基金、羽幌町まちづくり応援基金、これらを一つ一つ、ちょっと申しわけないのですが、基金の中身というか、意味を簡単にで結構ですけれども、ご説明願えればと思います。
〇船本委員長 総務課長、井上顕君。
〇井上総務課長 それでは、私のほうから所管しておりますまちづくり事業基金、それとまちづくり応援基金、それと人づくり基金という形で3本説明させていただきます。
まず、まちづくり事業基金につきましては、羽幌町リバーサイド開発計画に基づきます観光施設、それと公園施設及び体育施設等の建設事業並びに市街地活性化推進事業等のまちづくりにかかわります事業の財源に充てるために、具体的には入湯税、これを積み立てるものでございます。ちなみに、入湯税につきましては668万7,000円ほど22年度で収入されまして、この基金に積み立てております。
次に、まちづくり応援基金につきましては、次世代に引き継ぐべき資源の保全だとか、あるいは継承を図るために広く住民の方あるいは町外の方に寄附金を募りまして、その寄附金を財源として、寄附者の社会的投資を具体化することによりまして多様な人々の参加によりますまちづくり、これに資することを目的としてこの基金をつくっております。それで、ちなみにこの基金につきましては、平成22年度実績で5件で266万円ほどまちづくり応援基金という形で町内、道内、道外の方々から基金の寄附をいただいております。
それと、人づくり基金につきましては、ご存じのとおり羽幌町のまちづくりのために人材育成という形で、それに資する事業を行う人あるいは団体、この方々に対しましてその費用の一部を助成しまして町民資質の向上と人材の育成を図るということで、これは平成13年10月に開基100年記念事業ございましたけれども、その事業からの引き継ぎ基金という形で当時4,840万3,000円、これを基金として積みまして、毎年度それを今言いました事業を遂行していくという形で基金を崩しながら事業費に充てております。ちなみに、22年度につきましては55万2,000円の基金の使用としております。
私の所管につきましては、以上の3点でございます。
〇船本委員長 福祉課長、鈴木典生君。
〇鈴木福祉課長 お答えいたします。
地域福祉基金につきましては、福祉政策に係る構造物等も含めまして福祉全般についての基金でございます。保育所の建設にも使えますし、特老の建設等にも使える。福祉全体の基金とご理解いただきたいと思います。
〇船本委員長 8番、橋本修司君。
〇橋本委員 私の考えを整理していないので、ちょっとわけのわからぬことを言うかもしれませんが、たくさんの基金を積み立てて、それぞれの目的があって基金を積み立てているのは十分理解はしているのですが、今回この合計金額見ますと30億を超える基金があると。しかし、現実には目的を持った基金ですから、この状態、経済が疲弊している時代ですから、商業活性化のためとか云々かんぬんで今後の町の活性化のために何かやれないかと思ったときに、では出せるお金はどこからかなと考えるとまちづくり事業基金なのかなと思います。しかし、これも今見ると2億8,000万ほどしかないというようなことで、ほかを見るとそれぞれたくさんあるのですけれども、何を言いたいかというと、もう少し大ざっぱなくくりで基金が積めないものなのかなという思いです。というのは、まちづくりの基金と人づくりの基金とそう大きな違いがないような気もします。まちづくりは人づくりからという言葉があるように、同じ基金の中で活性化のために使う基金と、それと人があっても、目的は違っても基金の中身は1つの財布でいいような気もします。それらも含めると、まちづくり応援基金は寄附金受けの口座だから問題ないかもしれないけれども、地域福祉基金も、ある意味活性化につながることも含めて考えるとそれらも含めて1つの基金として、この時代ですから時たま基金がふえているので、財布の中ふやすばかりが芸ではないと、多少ふえたのであれば、それをどこかで使うと、使わなければ町もよくならない。今回の住宅改修のことでも500万ほど使って、以前聞いたら8,000万ほどの効果があったと、そんなような上手な使い方することによって町も活性化されるのではないかなというふうに思って、今回この基金の本数と額を見て、本当にこれでいいのかなというような思いがちょっとあったものですから、町長のお考えあるかもしれませんが、ちょっと聞ければと思います。
〇船本委員長 町長、舟橋泰博君。
〇舟橋町長 確かに目的を持ってつくり上げた基金もたくさんあるのですけれども、今橋本委員の言われるとおり、そう見られる部分もあるのかなと。ただ、先ほど地域福祉基金の話ししていましたけれども、これは寄附によって、応援基金とは別に、これを子供のために使ってくださいとか、福祉のために使ってくださいとかと言って持ってくる寄附金もあるのです。そんなところでちょっといろいろと分かれて、基金の数が多くなっているというようなところもございます。そんなことも含めて確かにそういう嫌いもあるような気もいたしますし、どの程度まとめることができるのかということと、あと我々がちょっと融通きかせるのであれば、いろいろな意味で寄附だとかを利用するのであれば、こういうことに使わせていただきたいとか、使わせていただくとかというようなこともいろいろとお話の中では通じる部分あるのかなというふうに思いますので、ちょっと工夫してみたいというふうに思います。
〇船本委員長 8番、橋本修司君。
〇橋本委員 今後僕らの頭で考える以上にいい方法があるかと思いますので、ぜひお考えを伺いたいと思います。
先ほど説明の中で人づくり基金が4億4,800万あったものが現在4億5,000万ということで、これは以前どなたか議員が質問したかと思いますが、もう10年以上たっているのに300万ほどしか減っていないというような状況です。せっかくの基金を積んだわけですから、大いに活用していただければなという考えでありますので、ぜひお願いをしたいと思いますが、答弁お願いします。
〇船本委員長 総務課長、井上顕君。
〇井上総務課長 お答えいたします。
これにつきましては、さきの議会のほうで人づくり基金についてご意見いただいておりました。それで、早速今年、これまでもやってきたのですけれども、まずこの人づくり事業というものが何なのかから始まりまして、その活用方法を含めまして広報、これは毎年定例的に入れていましたけれども、まず4月号の広報に掲載しまして皆さんに見てもらう。それとともに、各団体、いろんな産業団体の青年団体だとかそういったようなところ、あるいは学校に対しましてそれぞれこの内容を書きました文書を周知しまして、広く協力を求めております。それと、今回23年の4月から変えたのですけれども、今まで例えば国だとか道の補助金を受けている事業につきましてはこの人づくり事業の補助を受けることは対象外だったと、そういうことも実は改正しまして、それについても使うことができる。それと、町の補助金についてもこれまで対象外だったのですけれども、特に町長が認めたものについては補助対象とすることできることとした。こういった使いやすさも1つ改善をしております。それと、もう一つ、補助金の交付額なのですけれども、今まで基本補助率、事業費の3分の2以内、100万円を上限という形でやってきましたけれども、これにつきましても4分の3以内まで、上限100万円は変わりませんけれども、4分の3以内まで使えるということで改正もしております。ただ、細目につきましては、それぞれ基準細目持っておりまして、当てはまる内容につきまして若干補助率は変更ありますけれども、これまで3分の2が4分の3まで補助率を上げたということで、これにつきましても使いやすい基金になったのでないかと思っています。ちなみに、8月末でこれまで4件の申請ございまして、65万2,000円ほど今回出る見込みでございます。今後につきましても、ご意見ありましたとおりこの事業が、せっかくある基金ですので、活発に使われるような形で担当課としましても努力していきたいと考えております。
以上です。
〇船本委員長 9番、駒井久晃君。
〇駒井委員 監査の重要ポイントとちょっと違って、毎年下水道供用区域外の合併浄化槽の設置について予算化されていますけれども、この22年度についてはどのような状況だったか、ちょっと教えていただきたいと思います。
〇船本委員長 町民課長、藤岡典行君。
〇藤岡町民課長 お答えします。
まず、合計で2基、原野地区1基と離島地区1基ということで2基、22年度の実績でございます。
〇船本委員長 ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 なしという声がございますので、これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで討論を終わります。
これから認定第1号について採決します。
本案は、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 異議なしと認めます。
したがって、認定第1号は原案どおり認定されました。
暫時休憩いたします。
休憩 午後2時11分
再開 午後2時20分
〇船本委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
認定第2号 平成22年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで討論を終わります。
これから認定第2号について採決します。
本案は、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 異議なしと認めます。
したがって、認定第2号は原案のとおり認定されました。
認定第3号 平成22年度羽幌町老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について、これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで討論を終わります。
これから認定第3号について採決します。
本案は、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 異議なしと認めます。
したがって、認定第3号は原案のとおり認定されました。
認定第4号 平成22年度羽幌町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで討論を終わります。
これから認定第4号について採決します。
本案は、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 異議なしと認めます。
したがって、認定第4号は原案のとおり認定されました。
認定第5号 平成22年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、これから質疑を行います。
2番、金木直文君。
〇金木委員 介護保険の特別養護老人ホーム費のところに関連して伺いたいと思います。しあわせ荘の管理運営については社会福祉協議会のほうで責任を持ってやっておられるということになっておりますけれども、ここでどの程度まで聞けるのかどうか私もちょっと定かではないのですが、おととし、去年とかけて、今は外構の舗装の工事などもされておりますけれども、以前よりも敷地は広くなったと、そしていろんな何棟、何棟ということで棟の数もふえてきたと、非常口の数も以前よりは多くなったということで、この後冬の除雪の体制はどうなっているのかなと、これは町が考えることではないということであればあれですけれども、除雪費用に対する見方なり、そもそも除雪はどこか業者に委託しているのか、職員内での自前の体制で行っていたのを例えば今度は敷地が広くなったということでそういう形式を変えることになるのか、その辺の情報なり考えというのはどうなっているのでしょうか。
〇船本委員長 福祉課長、鈴木典生君。
〇鈴木福祉課長 お答えいたします。
特別養護老人ホームの除雪につきましては、指定管理している社会福祉協議会のほうでやっていただくということになります。
〇船本委員長 2番、金木直文君。
〇金木委員 それであれば、委託先ですし、これまでの除雪体制ということには実際にはならないだろうと私は思うのです。職員のある方からもちらっとそういうこともお聞きしたのですけれども、これからは本当に大変になるのだと、除雪の機械の数といっても限られているし、人員もどのぐらいの人員体制が割り当てられるのかもまだちょっとわからないのだということでちらっとお聞きしたのですけれども、これまでの費用、いろんな運営費用の中で十分賄えるだけの委託費となっているのか、今度は建物のつくりも変わったということで、もう一回見直しをかけた費用体系ということの見直しになるのか、ぜひそういうことに見直してほしいと私は思いますが、その辺の考えはいかがですか。
〇船本委員長 福祉課長、鈴木典生君。
〇鈴木福祉課長 お答えいたします。
今現状では社会福祉協議会に指定管理して、採算は合っている状況にあると思います。除雪につきましても指定管理の中で行えると今のところは考えてございます。
〇船本委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで討論を終わります。
これから認定第5号について採決します。
本案は、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 異議なしと認めます。
したがって、認定第5号は原案のとおり認定されました。
認定第6号 平成22年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで討論を終わります。
これから認定第6号について採決します。
本案は、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 異議なしと認めます。
したがって、認定第6号は原案のとおり認定されました。
認定第7号 平成22年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで討論を終わります。
これから認定第7号について採決します。
本案は、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 異議なしと認めます。
したがって、認定第7号は原案のとおり認定されました。
認定第8号 平成22年度羽幌町水道事業決算認定について、これから質疑を行います。
1番、森淳君。
〇森委員 水道事業財務諸表、3ページ、損益計算書のうち3、営業外収益、1、受取利息及び配当金ゼロ、雑収益204万9,000円何がし、それから関連しますので、5ページ、資産の部、現金預金4億9,000万余り。これに関連して、一昨年の予算委員会で、現金預金については一般的に言う当座、利息がつかない形の預金という形で安全性を確保して町は置いておるということがありまして、その議論の中に、4億も5億もある中で今の金融状況を見た場合に金利を全くつけないまんま放置しておくというのは非常に効率が悪いということで私のほうから町にただしたところ、定期預金を検討したいという返事をいただきました。その後、正式に聞いたわけではないのですが、定期預金をしたようだというような話も聞いております。今回の損益計算書の中で受取利息及び配当金ゼロということですので、これは満期が来ていないので、ここに載せていないということなのか。それと同時に、雑収益204万9,538円というのは、この中身は何なのか。それから、5ページのほうですが、現在の現金預金の無利子預金のほう、当座の部分はどういう割合になっているのかをお聞きしたいと思います。
〇船本委員長 建設水道課長、山口芳徳君。
〇山口建設水道課長 お答えいたします。
定期の関係でございますけれども、満期が5月ということで、まだ22年度の段階では、3年間の定期になっていますけれども、1年目の満期が5月ということなので、それが満期来ておりませんので、ここには掲載をされておりません。それと、雑収益については、退職手当組合の還付金でございます。それから、現金預金の金額でございますが、その中の2億円、これを仕組み定期のほうに積み立てております。
以上でございます。
〇船本委員長 1番、森淳君。
〇森委員 2億円というのは最少の状況で、当時の議論の中では一時的に必要な資金もかなり要るので、大幅なパーセンテージは慎重に考えたいということから答弁ありましたので、そのあたりから2億円なのかなと思いますが、今年度でいえば年間の部分、それから今後の設備投資を考えた場合、先ほど私が聞いていなかったから答えなかったのはいいのですけれども、一定のお金、1億とかというものであれば、3年間で300万だとか、それ以上の金利がつく場合があると思うのです。今回一般質問等でも水道料金が高いということの中であるということであれば、営業の収益だけではなくて営業外収益でも少しでも、100万でも200万でも利益を上げるということを考えていくのは当然のことだと思います。そこで、今後の事業の関係も含めて、今2億のものを仮に1億ふやしても、あと1億9,000万、約2億近い本当の意味での流動的ないつでも使えるお金があるわけですから、その辺の検討も今後していただけないかなと思います。
〇船本委員長 建設水道課長、山口芳徳君。
〇山口建設水道課長 お答えいたします。
先ほど2億積んでいると申し上げましたが、今回金木議員の一般質問の中で町長から答弁したとおり、今23年、24年度で財政融資資金の補償金免除による繰上償還ということを考えております。ということで、毎年27年度まで1億1,700万円の償還をしているわけなのですが、財政健全化ということから24年度には大きく繰上償還をする予定にしております。先ほど積みました定期預金ですけれども、そちらの償還のほうに回すということで今予定をしております。一時的に現金預金不足になる可能性もないではないのですけれども、一応見通しとして何とか間に合うというような中で、財政健全化のために繰上償還をして対応していきたい。それによりまして、27年まで1億1,700万の起債償還があるわけなのですけれども、繰上償還によりまして25年度以降から7,000万弱の償還額ということになりますので、財政状況がその時点で改善されるということを考えております。
〇船本委員長 1番、森淳君。
〇森委員 今のお話はお話として、要するに幾ら金利がつくといっても当然低金利時代ですから、たかが知れているというか、率は低いわけで、数字は今おっしゃっていなかったですけれども、当然借り入れのほうの金利が高いわけで、繰上償還も非常に有効な手だてだと思います。そこで、今非常に抽象的だったのですけれども、具体的にそのことによってどういう金額がどういうふうに変わってくるのか、今お返しして7,000万になるというお話は聞きましたけれども、実際にどれだけの金額が浮いてきて、営業外収益としての金利は上がりますけれども、今度支出のほうが減っていくわけですよね、繰上償還すると、それを具体的にちょっと教えてください。
〇船本委員長 建設水道課長、山口芳徳君。
〇山口建設水道課長 この繰上償還によって免除される補償金額でございますが、2,235万1,000円が免除される予定でございます。
〇船本委員長 1番、森淳君。
〇森委員 特殊な世界なのかもしれません。2,200万が免除されると、要するに繰上償還されることによって今までかかった金利がかからなくなるわけで、その金利部分が2,200万という理解でよろしいのでしょうか。
〇船本委員長 建設水道課長、山口芳徳君。
〇山口建設水道課長 そのとおりでございます。
〇船本委員長 1番、森淳君。
〇森委員 基本的には了解しました。手持ち資金をただ持っているだけというのは非常に効率が悪いので、その中でいろんな選択肢があると思います。今の選択肢も非常に有効な手だてだと思います。ただ、詰めるものは詰めて、さらに有効なものを今後期待していきたいと思いますので、最後に改めて、大まかな今後の水道料金等も含めて人件費、まだかなり幅広いところがあるのですが、今日は決算委員会なので数字だけにとどめておきますが、有効な運用を期待して質問を終わります。
〇船本委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで討論を終わります。
これから認定第8号について採決します。
本案は、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 異議なしと認めます。
したがって、認定第8号は原案のとおり認定されました。
以上で各会計決算認定については、それぞれ認定することに決定しました。再開する本会議において報告することにいたします。
◎町長あいさつ
〇船本委員長 次に、舟橋町長からあいさつの申し出がありますので、これを許します。
町長、舟橋泰博君。
〇舟橋町長 22年度の決算認定ということで、長時間にわたりましてご審議まことにありがとうございました。
前段の提案説明のときにも申し上げましたけれども、非常に景気低迷が長引いております。また、いろんな意味で有効な予算の使い方ということも我々に課せられている命題でもございます。そんなところで効果的に、本当に住民の浄財として我々も知恵を出しながら、そして汗をかきながら取り組んでいきたいというふうに思います。今日はいろんな意味で決算のご指摘というか、ご意見ということよりもこれからのということも含まれていたようなご意見がたくさんございました。そんなことも意を酌みながら、またこれからの取り組みに生かしていきたいというふうに思います。
本当にどうもありがとうございました。
◎委員長あいさつ
〇船本委員長 それでは、委員長退任に当たりまして、一言お礼のごあいさつを申し上げます。
委員各位におかれましては、終始ご熱心に審査を賜り、まことにありがとうございました。また、理事者各位におかれましても、本日の資料の作成並びに審査の円滑な運営にご協力をいただきましたことを厚くお礼を申し上げます。皆様方のご指導とご協力により、決算特別委員会の全日程を終了することができました。心よりお礼を申し上げまして、退任のごあいさつとさせていただきます。
長時間にわたりましてありがとうございました。
(閉会 午後 2時40分)
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