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議会議事録(平成23年第8回定例会 12月16日)

議会議事録(平成23年第8回定例会 12月16日)

平成23年第8回羽幌町議会定例会会議録

〇議事日程(第2号)
平成23年12月16日(金曜日) 午前10時00分開議

第1 会議録署名議員の指名                          
第2 諸般の報告                               
第3 報告第 6号 平成23年度定期監査報告(第2次)について        
第4 議案第38号 羽幌町税条例の一部を改正する条例             
第5 議案第39号 羽幌町民スキー場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例
第6 議案第40号 羽幌町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例 
第7 議案第41号 羽幌町中小企業特別融資制度資金利子補給条例の一部を改正する条例
第8 議案第42号 平成23年度羽幌町一般会計補正予算(第6号)       
第9 議案第43号 平成23年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
第10 議案第44号 平成23年度羽幌町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
第11 議案第45号 平成23年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第2号) 
第12 発議第17号 議員の派遣について                    
第13 発議第18号 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について        
第14 意見案第 8号 環太平洋経済連携協定に反対する意見書の提出について    
第15 意見案第 9号 漁船用軽油にかかる軽油引取税の免税等に関する国への意見書の提出について
第16 意見案第10号 看護師・介護職員等の大幅増員と夜勤改善で安全・安心の医療・介護、地域医療の拡充を求める意見書の提出について

〇出席議員(11名)
    1番 森   淳 君
    2番 金木 直文 君
    3番 小寺 光一 君
    4番 寺沢 孝毅 君
    5番 船本 秀雄 君
    6番 磯野  直 君
    7番 平山美知子 君
    8番 橋本 修司 君
    9番 駒井 久晃 君
   10番 熊谷 俊幸 君
   11番 室田 憲作 君                  

〇欠席議員(0名)

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
     町長 舟橋 泰博 君               
     副町長 本間 幸広 君               
     教育長 石川  宏 君               
     教育委員会委員長 大橋 鉄夫 君               
     監査委員 長谷川 一志 君               
     農業委員会会長 高見 忠芳 君               
     会計管理者 大波 芳弘 君               
     総務課長 井上  顕 君               
          総務課政策推進係長 伊藤 雅紀 君
     財務課長 品野 万亀弥 君               
     財務課財政係長 室谷 眞二 君               
          財務課税務係長 豊島 明彦 君                             
     町民課長 藤岡 典行 君               
     町民課長補佐 今野 睦子 君               
     福祉課長 鈴木 典生 君               
     福祉課長補佐 江良  貢 君               
     福祉課主幹 更科 滋子 君               
     福祉課社会福祉係長 棟方 富輝 君 
     福祉課国保医療年金係長 今村 裕之 君 
     福祉課保健係主査 金子 和恵 君 
     建設水道課長 山口 芳徳 君               
     建設水道課長補佐 三浦 良一 君               
     建設水道課建築係長 石川 隆一 君       
     建設水道課港湾係長 熊谷 裕治 君               
     産業課長 三浦 義之 君 
     産業課農政係長 鈴木  繁 君 
     産業課商工労働係長 大平 良治 君 
     焼尻支所長 杉澤 敏隆 君               
     学校管理課長 熊木 良美 君               
     社会教育課長兼公民館長 浅野 勝彦 君                
     学校管理課長補佐兼学校給食センター所長 永原 裕己 君  
          社会教育課社会教育係長 葛西 健二 君 
     学校給食センター係長 近藤 幸臣 君               
     農業委員会事務局長 安宅 正夫 君               
     選挙管理委員会事務局長 井上  顕 君               

〇職務のため出席した事務局職員
     議会事務局長 水上 常男 君               
     総務係長 金丸 貴典 君               
     書記 加藤 典俊 君               

    ◎開議の宣告
〇議長(室田憲作君) これから本日の会議を開きます。

(午前10時00分)

    ◎会議録署名議員の指名
〇議長(室田憲作君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第118条の規定によって、
   6番 磯野  直 君    7番 平山 美知子 君
を指名します。

    ◎諸般の報告
〇議長(室田憲作君) 日程第2、諸般の報告を行います。
 会議規則第21条の規定により、本日の議事日程表は配付いたしましたので、ご了承願います。
 これで諸般の報告を終わります。

    ◎報告第6号
〇議長(室田憲作君) 日程第3、報告第6号 平成23年度定期監査報告(第2次)についてを議題とします。
 本案について代表監査委員の報告を求めます。
 代表監査委員、長谷川一志君。

〇代表監査委員(長谷川一志君) それでは、お手元の平成23年度定期監査報告(第2次)についてご説明を申し上げます。
 1ページをお開き願います。定期監査報告書。
 1、監査の時期及び対象は、平成23年10月21日から同年11月1日までのうち8日間であります。対象機関は社会教育課以下ごらんのとおりでありまして、駒井監査委員とともに実施をいたしました。
 2、監査の対象とした事項及び範囲でありますが、平成23年度に係る財務に関する事務の執行について、提出を求めた監査資料に基づき、事務事業は適正かつ経済的、効果的に行われているかなどを主眼に、証拠書類、その他関係書類などについてその内容を確認するとともに、各関係職員から聞き取るなどの方法により実施をいたしました。
 3、監査の結果、財務事務についてそれぞれ適正な執行に努められたものと認められました。
 主な内容については、次のとおり報告をいたします。2ページをお開き願います。最初に、福祉課について申し上げます。(1)、社会福祉状況、①、福祉タクシー利用状況であります。ハイヤーの乗車券を障がいの程度に応じまして該当者に交付しているものでありますが、23年度9月末現在の総交付枚数は2,472枚で、うち総利用枚数は735枚となっております。
 次に、②、子ども手当支給状況であります。児童手当制度が改正されたものでありますが、平成22年度と23年度9月末現在の状況をあらわしたものであります。
 ③、保育所入所状況であります。10月1日現在の園児在籍数は合計で58人で、前年同期に比較し、8人の増となっております。
 3ページをお開き願います。④の地域福祉基金状況から⑥の福祉バス利用状況まで省略をさせていただきます。
 ⑦、老人クラブ等助成金交付状況でありますが、前年同期に比較し、団体数は9団体で増減ありませんが、会員数は278人で13人の減となっております。次の交付決定額では、1万2,610円減の122万7,890円となっております。
 以下、⑧、敬老会事業助成金交付状況と次の4ページの⑨、敬老記念品贈呈状況は、省略をさせていただきます。
 4ページの(2)、国保医療状況の①、各医療費支出状況でありますが、会計区分ごとに費用をあらわしたものであり、前年同期と比較をいたしますと、表の一番右下に記載のとおり1,193万2,000円の減となっております。
 以下、②、国民健康保険給付費支払準備基金状況から次のページ、5ページになりますが、(3)、各種検診状況、6ページの(4)、すこやか健康センター利用状況、(5)、介護認定状況につきましては、いずれも省略をさせていただきます。
 7ページをお開き願います。7ページの下段、③、介護認定累計状況であります。平成12年4月から23年9月末現在までの実績でありますが、前年同期との比較を合計欄で申し上げますと、申請受け付け者数は130人増の1,416人、認定審査結果及び介護保険認定者はいずれも32人増の600人と556人となっております。
 8ページをお開き願います。(6)、特別養護老人ホームについてであります。いずれも9月末現在の利用者状況などでありますが、内容は省略をさせていただきます。
 次の9ページの(7)、介護保険給付状況から11ページの(10)、緊急通報装置設置状況までごらんをいただきまして、いずれも説明は省略をさせていただきます。
 次に、12ページをお開き願います。町民課について申し上げます。(1)、総合受け付け状況及び(2)、行政サービスコーナー利用状況については、ごらんのとおりとなってございます。
 次の13ページであります。(3)、公営住宅管理状況であります。前年同期に比較し、管理戸数で2戸、入居戸数で15戸、いずれも減少しておりますが、空き家戸数は13戸の増となっております。
 次に、(5)、児童遊園地設置状況であります。前年同期に比較し、市街地区及び焼尻地区においてそれぞれ1カ所減となり、設置数は9月末現在合計12となっております。
 以下、14ページの②、地区別ごみ収集状況まで省略をさせていただきまして、15ページをお開き願います。下段の(10)、北海道海鳥センター入館者状況であります。月別に入館者数をあらわしておりますが、4月から9月までの入館者は前年同期より57人増の1万5,270人となっております。
 16ページをお開き願います。(11)、地方バス通学定期運賃補助金交付状況であります。23年度の対象者数は前年同期より1名増の16名であり、定期運賃の額に100分の15を乗じて得た補助金額は65万8,800円となっております。
 下段の(12)、生活路線バス維持費補助金交付状況であります。運行実績に伴う経常収支赤字額に対し受益市町村が補助するうち、羽幌町が関与する対象路線の羽幌町の補助金は表の一番右下の合計で323万9,000円となっております。21年度と比較をいたしますと、84万2,000円の減であります。以下、内容を省略させていただきます。
 次の17ページでありますが、(14)、交通安全指導員出動状況、(15)、町内循環バスほっと号利用状況であります。
 次に、18ページをお開き願います。財務課について申し上げます。(1)、町税収納状況についてであります。税目別に現年度と滞納繰り越し分をあらわしております。表の右側に記載の収納率でありますが、合計欄の現年度分と滞納繰り越し分の計では本年度63.5%で、前年度に比較し、4.14ポイント上昇しております。以下、内容は省略をいたします。
 次の19ページ、(2)、保険税収納状況から20ページの(6)、備荒資金組合納付金状況までは、ごらんをいただくことにより内容は省略をさせていただきます。
 次に、21ページをお開き願います。出納室について申し上げます。有価証券及び出資による証券の保管状況であります。株券などは会計管理者において保管されておりますが、前年同期に比較して130万円減の5,331万7,800円となっております。減となりましたものは、オロロン観光株式会社の120万円と財団法人北海道建設技術センターの10万円であります。
 22ページをお開き願います。総務課について申し上げます。(1)、職員配置状況であります。前年同期との比較を表の一番右下の合計で申し上げますと、定数160人に対して増減はありませんが、現員数及び定数外職員ともに4人の減少により、合計で8人減の230人となっております。以下、23ページの基金状況まで省略をさせていただきます。
 24ページをお開き願います。教育委員会、学校管理課所管について申し上げます。(1)、奨学基金運用状況であります。表の右側に記載のとおり、9月末現在の基金運用額の内訳は貸付金は475万円、現金は997万円であります。
 下段の(2)、私立幼稚園就園補助金交付等状況についてであります。①、就園奨励費補助対象園児数の6月1日現在では、前年同期に比較し、藤幼稚園では合計で2人減の29人、まき幼稚園では10人減の75人となっております。以下、省略をいたします。
 次の25ページ、(3)、スクールバス利用状況につきましても省略をさせていただきます。
 26ページをお開き願います。(4)、小学校、中学校の現況について、10月1日現在の①、羽幌小学校の児童数は328人で、前年同期に比較し、増減はありません。②の羽幌中学校の生徒数は、前年同期より12人減少し、155人となっております。以下、省略をさせていただきます。
 27ページをお開き願います。社会教育課について申し上げます。下段の(3)、体育施設利用状況の中ほどにありますパークゴルフ場の利用者数は、9月末現在で前年同期より3,061人減少し、2万1,954人となっております。これに伴いまして、記載はありませんが、パークゴルフ場使用者協力金につきましても9月末現在15万6,916円で、前年同期に比較し、3万4,436円の減となっております。
 28ページをお開き願います。(4)、羽幌町文化協会加盟団体状況であります。加盟団体数は、前年度に比較し、2団体減の40団体で、会員数は34人減少し、670人となっております。
 (5)、羽幌町体育協会加盟団体状況につきましては、前年同期より1団体増の12団体で、会員数は4人増の693人となっております。
 (6)、中央公民館利用状況では、9月末現在で前年同期に比べ4,822人増加し、2万2,465人となっております。
 (7)、図書館利用状況は、ごらんのとおりとなってございます。
 以上で平成23年度第2次定期監査報告といたします。よろしくご理解賜りますようお願いを申し上げます。

〇議長(室田憲作君) これから監査報告の内容について、監査委員に対して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 討論は、議会の運営に関する基準に基づき省略します。
 これから報告第6号を採決します。
 本案は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) なしと認めます。
 したがって、報告第6号は原案のとおり承認することに決定しました。

    ◎議案第38号
〇議長(室田憲作君) 日程第4、議案第38号 羽幌町税条例の一部を改正する条例を議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 財務課長、品野万亀弥君。

〇財務課長(品野万亀弥君) ただいま上程されました議案第38号につきまして、その提案理由と内容につきましてご説明申し上げます。
 議案第38号 羽幌町税条例の一部を改正する条例。
 平成23年12月15日提出、羽幌町長。
 提案の理由でございますが、国民健康保険税の基礎課税額等の限度額を引き上げるための改正でございます。この改正に伴う地方税法施行令の一部を改正する政令につきましては、平成23年3月30日に公布され、同年4月1日施行でございますので、実質1年おくれの改正提案となるものでございます。今後さらに医療費の上昇等が見込まれる状況から、適宜引き上げていかなければ、将来限度額も含め税率等の大幅な引き上げをお願いしなければならないことも予想されますことからご提案いたしておりますので、ご理解賜りたいと存じます。
 それでは、羽幌町税条例の一部を改正する条例。
 羽幌町税条例の一部を次のように改正する。
 改正内容でございますが、第152条第2項ただし書き中50万円を51万円に1万円の引き上げは、基礎課税額医療費分でございます。
 同じく第3項ただし書き中13万円を14万円に1万円の引き上げは、後期高齢者支援金等課税額分でございます。
 同じく第4項ただし書き中10万円を12万円に2万円の引き上げは、介護給付金課税額分でございまして、合わせて4万円の引き上げで、限度額合計で77万円となるものでございます。
 次に、第159条第1項の改正につきましては、前段申し上げました同様の内容でございますので、省略をさせていただきます。
 附則、第1条、施行期日、この条例は、平成24年4月1日から施行する。
 第2条、適用区分、改正後の羽幌町税条例第152条第2項、第3項、第4項及び第159条第1項の規定は、平成24年度以後の年度分の国民健康保険税について適用し、平成23年度分までの国民健康保険税については、なお従前の例による。
 以上、よろしくご決定いただきますようお願いを申し上げます。

〇議長(室田憲作君) これから議案第38号について質疑を行います。
 2番、金木直文君。

〇2番(金木直文君) 健康保険税の限度額引き上げというのは今年に限ったわけではなくて、もう何年も続けて町のほうから示されている内容であることは理解をしております。今回の負担額、限度額引き上げ73万円から77万円、4万円引き上げとなる世帯の実態数をお聞きしたいと思います。何世帯ぐらいが対象となるのか、年間所得、平均ですね、大まかに年間所得幾ら以上の世帯が対象となっているのか、それらの世帯は加入世帯の中の何%ぐらいを占めるのか、その辺をお示しいただきたいと思います。

〇議長(室田憲作君) 財務課長、品野万亀弥君。

〇財務課長(品野万亀弥君) お答えをいたします。
 ただいま所得の部分につきまして調査をしておりませんので、ここで今、回答できません。といいますのは、限度額につきましては医療分であれば所得の何%、それと固定資産税の税額の何%、それとあと世帯割だとか、あと加入人数割ありますので、これ所得が一概にこれに影響するということ、直接影響はないと思います。それで、今回この部分で該当になる部分、まず国保の基礎課税額、これ医療分でございますけれども、この部分で36世帯が該当になると思われます。それと、国保の後期高齢者支援金課税額分につきましては67世帯が課税になると思われます。それと、国保の介護給付金の課税分、これにつきましては51世帯が限度額の対象になるかと思われます。それで、今うちのほうで試算しております内容につきましては、平成23年度の、今23年度で課税しているその所得で試算をしておりますので、これはあくまでも24年4月1日施行でございますので、この部分と、また人数等につきましては誤差が出てくる可能性がありますので、ご了承いただきたいと思います。
 以上でございます。

〇議長(室田憲作君) 2番、金木直文君。

〇2番(金木直文君) 大まかの所得額の金額を知りたかったわけですけれども、それぞれ医療、後期高齢、介護分別々にお話しされましたけれども、加入世帯全体数をちょっとお示し……さっき資料にあったですか。加入世帯どのぐらいなのか、その点をまずお願いします。

〇議長(室田憲作君) 暫時休憩します。

休憩 午前10時25分
再開 午前10時26分

〇議長(室田憲作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 答弁調整に時間がかかりますので、整い次第答弁を求めることにしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 2番、金木直文君。

〇2番(金木直文君) それでは、次の質問ですが、我が町では1年おくれでの実施ということになっておりますけれども、国のほうでは既に、もう来年度、24年度に向けてもさらに限度額引き上げを検討しているというふうに報道されております。これが実施されれば、平成18年以降7年連続限度額引き上げという事態になると思います。こうした事態について、羽幌町としてはどう考えておられるでしょうか。

〇議長(室田憲作君) 財務課長、品野万亀弥君。

〇財務課長(品野万亀弥君) お答えをいたします。
 24年度の限度額の引き上げにつきましては、23年12月10日に閣議決定をされまして、現状維持をするという決定がなされております。

〇議長(室田憲作君) 2番、金木直文君。

〇2番(金木直文君) そこまではちょっと存じておりませんでした。
 それにしても、今年まで毎年のように引き上げをされている。国のほうでは、ほかの医療保険制度との兼ね合いからまださらに上げていきたいという思惑もあるというふうに伝えられております。今回の限度額引き上げについて、国は負担感が強いとされている中間所得層の保険料を軽減することも目的としているというふうに言われておりますけれども、実際限度額を引き上げないことによって中間所得層の負担がふえるのか。限度額を引き上げることによって、そういう世帯の中間所得層の負担が減るのか、その辺の実態はどうなのか教えていただきたい。

〇議長(室田憲作君) 財務課長、品野万亀弥君。

〇財務課長(品野万亀弥君) 正式な試算はしておりませんけれども、限度額を引き上げることによって全体の保険料が増額になるのは確かです。それが今の中間低所得者層にどういう影響を与えるかというのは試算をしておりませんので、確たることは申し上げられませんけれども、仮に国保会計が苦しい状況になりまして、例えば税率その他を見直しをして改正をするという前提で考えたときに、その引き上げになったものも含めて税率改正するものですから、それが薄まるので幾らか、それは全体に薄巻きに負担が減るという、そういうことになるのかなという気はいたしております。
 以上でございます。

〇議長(室田憲作君) 2番、金木直文君。

〇2番(金木直文君) それで、先ほどどのぐらいの所得の世帯が対象になるのかお聞きしたところ、まだ不明ですということですが、自分なりの計算なのですが、自分の計算ですから正確ではないかもしれませんが、年間所得500万円の世帯で4人家族、子供2人という世帯ではどうなるのかなというふうに自分なりの羽幌町の税率を割り当てて計算をしてみました。所得500万円の場合でありますと、68万円という計算になりました。これは、資産割は含めておりません。ですから、その家庭で自分の家を持ち、土地を持ち、それなりの資産があるということになれば数万円、8万円、9万円という資産割が加われば限度額に達するということになろうかと思います。ですから、500万以上ぐらいの世帯からは限度額も超える可能性もあるのかなというように私はとらえておりましたけれども、現在この500万円の世帯というのは高額なのか中間所得層なのかという見方はあるかと思いますけれども、毎年こういった限度額の引き上げだけで対応するのではなくて、国保給付費支払準備基金、先ほどの資料によりますと9月末現在で2億2,228万円の残高があります。短期的にはこういった財源を使いながら負担を抑えるという取り組み、そして中長期的には根本的な解決に向けた羽幌町としての取り組みなども考えていく必要はあると思いますが、いかがですか。

〇議長(室田憲作君) 財務課長、品野万亀弥君。

〇財務課長(品野万亀弥君) お答えいたします。
 先ほど答弁をしていなかった11月末でございますけれども、国保の加入世帯が1,549世帯、それで被保険者数が2,619人という内容でございます。
 それで、今ご質問あった件にお答えをいたします。まず、仮に国保会計が非常に苦しくなって赤字が見込まれるというような状況になったとき、そのときにまずどういう手順でその国保会計を維持していくかという方法でございますけれども、まず1つは今議員さん申し上げられましたとおり、国保の支払準備基金の取り崩しも一つの手法だと思います。それで、現在2億円程度の支払準備基金がございますけれども、これは決して多い額ということで思っておりません。これは、この倍ぐらいあってもまだ足りないかなというような内容だと思います。それで、この基金の取り崩しにつきまして、例年取り崩しを行っておりますし、例えば大きな値上げになったときに赤字を見込まれるときに、そうしたらこの今の2億で足りるかというと、今のこの2億円では到底足りないという予想もできるわけでございます。
 それと、もう一つは、一般会計からの繰り出しも考えられますけれども、これにつきましては事務費の繰り出し、それと財政安定化支援事業に対する繰り出し、保険安定基盤制度に係る繰り出し、これらにつきましてはおおむねルールがございまして、それも今現行で一般会計から繰り出しを既に行っております。
 それと、もう一つは、最終的には税率の引き上げになるわけでございます。これは、国の制度がかわって国が資金を投入してということになれば話は別でしょうけれども、現行制度でいけば最終的には税率の引き上げが必要になるわけでございます。その税率引き上げの前段としては、先ほども申し上げました限度額の引き上げをやって、その状況を見て税率の引き上げというような状況になるというふうに考えております。
 以上のようなことで引き上げを提案いたしておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。

〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
 討論については、会議規則第52条により、最初に反対者、次に賛成者を発言させることになります。
 討論の回数は、1人1回限りとなります。
 まず、原案に反対の発言を許します。
 2番、金木直文君。

〇2番(金木直文君) 今回の国民健康保険税の賦課限度額引き上げにかかわる町税条例の一部を改正する条例について、反対の立場から討論を行います。
 毎年のように限度額を引き上げるという、こういう事態に対しまして、本来であれば国の責任で行う医療保険の事業ですから、本来国が出すべきお金を十分に出さないで、社会保障とはほど遠い相互扶助という名のもとに国保加入者への痛みを押しつけるという事態になっています。長引く不況から被保険者の低所得者層により負担感が強いとされる中間層の保険料負担を軽減するために限度額の引き上げが行われているわけですけれども、今回も一定の所得層に対しての負担を押しつけるというものであり、許せるものではありません。先ほどの対象世帯となる世帯の数、おおよそ50世帯というふうに計算すれば、限度額引き上げに伴う200万円の保険料増により、全体的には負担が軽減されるということになるかもしれませんけれども、中低所得者層に対しての負担軽減はわずかであると言えます。最高限度額が73万円から77万円になる世帯の所得に占める比率を自分なりに今計算したところ、加入世帯の3%ぐらいの世帯になるかと思います。自分なりの計算ですが、年間500万円の世帯で4人世帯77万円の賦課限度額に対する計算をしていきますと、500万円のうちの77万円ですから、15.4%の保険料負担率となりまして、これは全国社会保険協会の保険料の場合と比べて全国健康保険協会のほうでは約10%ということになっているようでありますので、国保のほうがはるかに高過ぎるという実態にもなっています。現在40歳以上の世帯主の4人家族、500万円の世帯ということはどのように見たらいいのかと。一般的には子育て真っ最中で大学生や高校生の子育て中の世帯であれば、ほかの200万、300万の世帯よりは高額に見えるかもしれませんけれども、まさに中間所得層と言えると思います。現在の深刻な景気の低迷、可処分所得も減少し、被保険者は厳しい生活状況にさらされている、そんな中で毎年のように負担額を引き上げるだけの対応ではなく、町としても中長期的な対応、短期的には支払い準備基金の積極的な活用で被保険者の負担増を抑える取り組みこそ必要であるということを訴えて反対といたします。

〇議長(室田憲作君) 次に、原案に賛成の発言を許します。
 1番、森淳君。

〇1番(森  淳君) 議案第38号 羽幌町税条例の一部を改正する条例に関して、賛成の立場から発言をさせていただきます。
 全体の今の賛成者の発言は、私自身もおっしゃることに対して賛同する部分もありますが、現実に羽幌町の国保行政、国保会計をどうするかという観点から考えますと、今現実に日本の少子高齢化の中で政府がこれといった手を打てない中、我々の町の国保会計は我々で守っていかなければならないという観点の中で、現実に健康保険の推移をなす社会保険も毎年上がっております。それから、管内近隣の各町村の多くも既に上げている。まず、今回の施行に関しては、不利益、不遡及の原則に基づいて1年間おくらせていること。最終的には、先ほど課長も述べましたけれども、町の国保会計を破綻させることはできない、これは使命でありますので、以上の観点から本議案に関しては賛成したいと思います。
 以上です。

〇議長(室田憲作君) ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) これで討論を終わります。
 反対討論がありましたので、この採決は起立によって行います。
 議案第38号 羽幌町税条例の一部を改正する条例は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)

〇議長(室田憲作君) 起立多数であります。
 したがって、議案第38号 羽幌町税条例の一部を改正する条例は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第39号
〇議長(室田憲作君) 日程第5、議案第39号 羽幌町民スキー場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 社会教育課長、浅野勝彦君。

〇社会教育課長(浅野勝彦君) ただいま上程されました議案第39号について、提案理由とその改正内容についてご説明申し上げます。
 議案第39号 羽幌町民スキー場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例。
 平成23年12月15日提出、羽幌町長。
 提案理由、スキー場利用者の利便性を考慮したスキー場利用者、またリフト利用者の増加を目的として、スキーリフト使用料に新たな区分を設け、それを改正しようとするものであります。
 続いて、改正内容についてご説明申し上げます。次のページをごらん願います。ページ中ほどにあります別表、スキーリフト使用料の欄でございますが、その欄の右側、区分の欄に30日券と4時間券を追加いたします。30日券につきましては、大人1万円、子供5,000円、4時間券につきましては大人1,700円、子供900円、左側の子供の欄ですが、子供の欄の括弧書き、中学生以下の者。ただし、未就学児は除く、このただしの欄を追加しております。これによりまして、就学前の子供さんに対しては無料とするということにさせていただきます。
 備考、(6)、30日券、発行日から30日間とする。
 (7)、4時間券、発行当日限りで、発行時間から4時間とする。
 以上、規定を追加しまして、提案させていただきます。
 附則、この条例は、公布の日から施行する。
 よろしくご審議、ご決定賜りますようお願い申し上げます。

〇議長(室田憲作君) これから議案第39号について質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) これで討論を終わります。
 これから議案第39号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第39号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第40号
〇議長(室田憲作君) 日程第6、議案第40号 羽幌町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 福祉課長、鈴木典生君。

〇福祉課長(鈴木典生君) ただいま上程されました議案第40号 羽幌町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例につきまして、その提案理由と内容のご説明を申し上げます。
 平成23年12月15日提出、羽幌町長。
 提案の理由でございますが、災害弔慰金の支給等に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、災害弔慰金の支給対象となる遺族の範囲を拡大するため、改正しようとするものであります。
 この法改正は、東日本大震災の被害の甚大さ等にかんがみ行われたものであり、災害弔慰金の支給対象となる遺族の範囲が兄弟姉妹まで拡大されたものであります。
 羽幌町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例。
 羽幌町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を次のように改正する。
 第4条第1項第1号中「維持していた遺族」の次に「(兄弟姉妹を除く。以下この項において同じ。)」を加え、同項に次の1号を加える。
 (3)死亡者に係る配偶者、子、父母、孫又は祖父母のいずれもが存しない場合であって兄弟姉妹がいるときは、その兄弟姉妹(死亡した者の死亡当時その者と同居し、又は生計を同じくしていた者。)に対して、災害弔慰金を支給するものとする。
 附則、この条例は公布の日から施行し、改正後の第4条第1項の規定は、平成23年3月11日以後に生じた災害により死亡した住民に係る災害弔慰金の支給について適用する。
 以上、ご審議の上、ご決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。

〇議長(室田憲作君) これから議案第40号について質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) これで討論を終わります。
 これから議案第40号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第40号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第41号
〇議長(室田憲作君) 日程第7、議案第41号 羽幌町中小企業特別融資制度資金利子補給条例の一部を改正する条例を議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 産業課長、三浦義之君。

〇産業課長(三浦義之君) ただいま上程されました議案第41号について、その提案理由と内容についてご説明いたします。
 議案第41号 羽幌町中小企業特別融資制度資金利子補給条例の一部を改正する条例。
 平成23年12月15日提出、羽幌町長。
 理由でありますが、長引く景気低迷の中、厳しい環境に置かれている中小企業の経営の安定化を図るため、改正しようとするものでありますが、特別融資制度の利子補給につきましては通常2%を超える部分の利子補給を行っております。景気低迷等を考慮して平成21年度から23年度までの3年間につきましては、1%を超える部分の利子補給を行ってきました。しかしながら、景気低迷が長引き厳しい状況が続いているという状況から、さらに3年間この制度を延長しようとするものであります。適用期限である平成24年を平成27年に改めるものでございます。
 羽幌町中小企業特別融資制度資金利子補給条例の一部を改正する条例。
 羽幌町中小企業特別融資制度資金利子補給条例(昭和63年羽幌町条例第4号)の一部を次のように改正する。
 附則第2項中「平成24年」を「平成27年」に改める。
 附則、この条例は、公布の日から施行する。
 よろしくお願いいたします。

〇議長(室田憲作君) これから議案第41号について質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) これで討論を終わります。
 これから議案第41号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) なしと認めます。
 したがって、議案第41号は原案のとおり可決されました。

    ◎議案第42号~議案第45号
〇議長(室田憲作君) 日程第8、議案第42号 平成23年度羽幌町一般会計補正予算(第6号)、日程第9、議案第43号 平成23年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、日程第10、議案第44号 平成23年度羽幌町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、日程第11、議案第45号 平成23年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)、以上4件を一括議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) ただいま提案となりました補正予算につきまして、その提案理由をご説明申し上げます。
 一般会計で既定の予算総額に歳入歳出それぞれ2億8,803万円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ59億3,805万3,000円とするものでございます。
 補正をいたします主な内容を申し上げます。歳出では、3款民生費、社会福祉費において国民健康保険事業特別会計繰出金171万2,000円の補正は、人事異動に伴う新旧職員の給与差に係るものでございます。
 同じく介護保険事業特別会計繰出金1,559万8,000円及び後期高齢者医療特別会計繰出金97万9,000円の補正は、給付費の増加及び住民基本台帳法改正に伴うシステム改修費等に係るものでございます。
 次に、6款農林水産業費、農業振興費において農業振興施設等整備事業補助金3,330万円の補正は、当町の基幹作物であるアスパラガスの鮮度保持及び品質保全等のために新規に導入するアスパラ選果選別機に対する補助であります。補助申請をしておりました地域づくり総合交付金が内定いたしましたことから補正するものであり、総事業費は約9,150万円で、残りは自己負担でございます。
 同じく地籍調査費において委託料など1,715万1,000円の減額は、事業確定に伴う関係費目の補正でございます。
 次に、8款土木費、港湾建設費において羽幌港旅客上屋建設工事請負費2億5,000万円の補正は、中央埠頭の供用が開始される平成25年に向け羽幌港旅客上屋を移転、改築するものでございます。本施設につきましては、旅客上屋と保管庫が渡り廊下で併設された構造となっております。旅客上屋につきましては、木造で一部2階建て、保管庫につきましては渡り廊下を含め鉄骨づくりであり、建築面積は合わせて803.81平方メートルでございます。本事業の着工は、当初平成24年度の予定でございましたが、国庫補助の採択見込みなどの関係から本年度予算措置をし、繰越明許費により平成24年度に繰り越して実施するものでございます。
 次に、歳入でありますが、普通交付税で交付額決定により9,303万6,000円、旅客上屋改築に係る港湾機能高度化施設整備費補助金7,750万円及び羽幌港旅客上屋建設事業債7,750万円、本年度事業確定による地籍調査事業道負担金1,039万8,000円の減額、アスパラ選果選別機導入に係る農業振興施設等整備事業補助金3,330万円などであり、不足いたします132万7,000円は繰越金を充てております。
 以上で一般会計を終わりまして、次に国民健康保険事業特別会計の補正につきましてご説明申し上げます。既定の予算総額に歳入歳出それぞれ484万6,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ12億134万7,000円とするものでございます。
 歳出では、1款総務費、一般管理費において給料及び共済費で171万2,000円の補正は、一般会計でもご説明申し上げましたが、人事異動に伴う新旧職員の給与差に係るものでございます。
 次に、9款諸支出金において療養給付費等負担金返還金及び特定健康診査・保健指導負担金精算還付金313万4,000円の補正は、前年度分の精算に伴う返還金等でございます。
 歳入につきましては、一般会計繰入金171万2,000円、第三者納付金78万6,000円、不足いたします234万8,000円は繰越金を充てております。
 以上で国民健康保険事業特別会計を終わりまして、次に後期高齢者医療特別会計の補正につきましてご説明申し上げます。既定の予算総額に歳入歳出それぞれ104万円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ1億504万円とするものでございます。
 歳出では、電算システム改修委託料104万円の補正は、住民基本台帳法改正に伴うシステム改修費でございます。
 歳入につきましては、一般会計からの事務費繰入金97万9,000円及び不足いたします6万1,000円は繰越金を充てております。
 以上で後期高齢者医療特別会計を終わりまして、次に介護保険事業特別会計の補正につきましてご説明申し上げます。既定の予算総額に歳入歳出それぞれ2,980万3,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ8億7,382万4,000円とするものでございます。
 補正をいたします内容は、保険事業勘定の歳出で1款総務費、一般管理費において委託料176万4,000円の補正は、住民基本台帳法改正に伴うシステム改修費でございます。
 次に、2款保険給付費、介護サービス等給付費において介護サービス等給付費2,750万6,000円の補正は、給付費の増加に伴うものでございます。
 歳入につきましては、国・道負担金など1,047万8,000円、一般会計繰入金及びその他経費繰入金1,580万4,000円、不足いたします352万1,000円は繰越金を充てております。
 以上が今回補正をいたします予算の主な内容でございます。よろしくご承認賜りますようお願い申し上げまして、提案の理由とさせていただきます。

〇議長(室田憲作君) 次に、財務課長から内容説明を求めます。
 財務課長、品野万亀弥君。

〇財務課長(品野万亀弥君)  続きまして、私から内容をご説明いたします。
 議案第42号 平成23年度羽幌町一般会計補正予算(第6号)でございますが、13ページをお開き願います。歳出でございます。2款総務費、戸籍住民基本台帳費において一般旅券交付端末機購入31万1,000円の補正は、道の権限移譲事務として一般旅券の発給申請受理、交付事務処理を住民の利便性向上のため平成24年度から実施するに当たりまして、事前準備のため本年度機器を購入するものでございます。財源につきましては、道補助金が10万円のほか、苫前町、初山別村及び羽幌町が平成21年から23年の旅券交付実績により応分の負担をするものでございます。
 次に、15ページをお願いいたします。6款農林水産業費、農業委員会委員報酬12万8,000円の補正は、7月19日、農業委員の改選がございました。農業委員の報酬につきましては年額報酬でございまして、就任または退任の属する月までの支給となっておりまして、7月分につきましては新旧委員に支給されるための増でございます。
 次に、17ページをお開き願います。7款商工費、企業振興促進補助金181万円の補正は、企業振興促進条例に基づく補助であり、補助対象投資額1,810万円の10%を補助するものでございます。
 次に、18ページをお開き願います。9款消防費、下段の災害対策費で89万2,000円の補正は、災害等により停電が発生し、電話等の既存通信手段が途絶えた場合の通信手段として衛星携帯電話の整備を図るものでございます。羽幌、天売、焼尻へ各1台を設置するものでございます。整備費の2分の1につきましては、国庫補助を予定いたしております。
 次に、19ページをお開き願います。10款教育費、学校給食費において空調制御機器整備業務委託料45万1,000円の補正は、厨房への冷風及び温風の温度管理をする機器の故障により労務等に支障を来すため機器等の補修をするものでございます。
 以上、一般会計の歳入及び各特別会計の補正の内容につきましては、町長の提案理由をもって私からの説明は省略をさせていただきます。よろしくご審議、ご決定いただきますようお願い申し上げます。

〇議長(室田憲作君) お諮りします。
 審議の方法については、各会計ごとに歳入歳出一括して質疑を行い、それぞれ討論、採決の順に従い、審議を進めることにしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、そのように進めることに決定しました。
 これから議案第42号 平成23年度羽幌町一般会計補正予算(第6号)について歳入歳出一括して質疑を行います。
 4番、寺沢孝毅君。

〇4番(寺沢孝毅君) 13ページの歳出の中で、まず総務費なのですけれども、一般旅券の端末機を購入するということについてお聞きいたします。
 これまでパスポートの申請、それから発給というのは、例えば留萌でいきますと留萌振興局、それからたしか札幌でもJRのすぐ近くのパスポートセンターというところで行われていたと理解しております。このたび道の権限の移譲という形で羽幌町でもそういったパスポートの受け付け、そして発給がなされるという、そういう意味だと思うのですけれども、もうちょっと詳しく教えていただきたいと思います。これは、管内の町村あるいは北海道内の市町村がこの平成24年度で一括でそういう業務を担うことができるようになるということですか、まずそこからお願いいたします。

〇議長(室田憲作君) 町民課長、藤岡典行君。

〇町民課長(藤岡典行君) それでは、ご質問にお答えをいたします。
 ご質問のとおり、権限移譲事務の一つとしてパスポートの発給、交付申請から発給に至るまでの事務が市町村に権限移譲されるということで、24年度から羽幌町で実施を予定しております。それで、基本的にはこれまで振興局が窓口になっておりまして、振興局経由で道のパスポートセンター、外務省という形で旅券の交付が行われておりました。これを市町村窓口でできるようにするということでありまして、まず道内の市町村の実施状況から申し上げますと、22年度では移譲済みの市町村が49市町村でありましたけれども、23年度で88にまで達しております。179市町村中の88市町村ということで、実施率は49%になっております。ちなみに、これが24年度になりますと、さらに13市町村上乗せになりまして、101市町村ということで56%の実施率になるというような実施状況になります。ちなみに、管内の状況を申し上げますと、既に小平町が23年度に始めております。24年度以降、中部の3町村、それから北部の2町村が実施を予定しておるということで、管内的には留萌市と増毛を除いて全町村が実施をする予定ということであります。当然この移譲によるメリットということでありますけれども、振興局まで申請に行かなくて済む分、地元の市町村窓口でできるということで、住民の負担を軽減して利便性の向上を図るということと、住民窓口で一括手続ができると。いわゆる申請に必要な添付書類、住民票等々の添付書類の交付も一括してできるということで利便性が増すというようなことで、そういう趣旨から実施をするということになりました。

〇議長(室田憲作君) 4番、寺沢孝毅君。

〇4番(寺沢孝毅君) 大変結構なことだと思います。できればもうちょっと早くこういった取り組みをしていただきたかったなと思うのですけれども、これは北海道のほうから何か実績に基づいてという話がありましたけれども、実績がその市町村でなければ、こういう取り組みは早期にはやることはかなわなかったという、そういう説明だったのでしょうか。

〇議長(室田憲作君) 町民課長、藤岡典行君。

〇町民課長(藤岡典行君) お答えをします。
 先ほどの財務課長の説明の交付実績云々の話でありますけれども、これはパスポートの交付実績、それぞれの市町村、この3町村ですけれども、交付実績に応じて機器購入に関しての負担割合を決めるという場合のお話をさせていただきました。実際に権限移譲事務に関しては、交付実績のあるなしということで、できるできないという判断ではありません。基本的には、権限移譲ができるようになって以降、徐々に全道各市町村で手を挙げてという形で希望する市町村から権限移譲がなされていったというのが実情でございます。ただ、全道的には、先ほど申しましたようにまだまだ実施率が低かったということもございまして、どちらかというと状況を見ながら、まだそれほど実施市町村も多くないという状況の中で、羽幌町としてはまだいま一つ実施に、権限移譲ということまで踏み切れずにいたと。それと、どれだけの地域需要があるのかという部分も正確に把握していなかったというような事情もございまして、若干出おくれたといいますか、今日まで延びたと、こういうようなことでございます。

〇議長(室田憲作君) 4番、寺沢孝毅君。

〇4番(寺沢孝毅君) 大変私はいいことだと思いますので、もしもこういうことがほかにもあるのであれば、どんどんとやはり住民の負担を少しでも軽減するという観点で取り組んでいただきたいというふうに思います。それから、周知のほうもひとつよろしくお願いしたいと思います。
 次に、17ページ、羽幌港旅客上屋の件なのですけれども、2億5,000万の補正ということでのっかってきております。これは、常任委員会のほうでも24年度に繰り越した形で事業を実施していくという説明は受けておりますが、現状大まかな設計というものは常任委員会でも示されまして、例えば食堂部分の希望もあるので残すだとか、そういう形で伺ってきております。ただ、トイレの問題なんかも未解決のまま残っていたりとかするのですけれども、どの程度現状でその設計が固まっているのかということをちょっと確認をしておきたいと思います。

〇議長(室田憲作君) 建設水道課長、山口芳徳君。

〇建設水道課長(山口芳徳君) お答えいたします。
 設計のほうでございますが、設計等の打ち合わせにつきましては過去3回やってきまして、平面については確定ではないのですが、ほぼ固まりつつあるという今現状でございまして、見込みといたしましてはでき上がるのはまだちょっとなお時間かかるという現状でございます。ご質問の部分のトイレ等につきましては、まだきちっとした図面上では示されていないのですが、要望といたしまして外部から24時間利用できるような形ということで設計の中では打ち合わせをしてございます。
 以上でございます。

〇議長(室田憲作君) 4番、寺沢孝毅君。

〇4番(寺沢孝毅君) トイレの部分なのですが、これをどうするかということにかかわる関係団体とかやっぱりありますよね。例えば実際管理をしなければならないフェリー会社、それからトイレが近くにできるかどうかということを非常に気にしている漁協、こういった関係機関との協議、連携も同時に行ってほしいということで常任委員会ではいろんな意見が出されておりましたが、その経緯と、もしも今後そういうことをしていこうというのであれば、その予定。もう一つは、設計をどのあたりまでにきちっと固めようとしているのか、そこを確認させてください。

〇議長(室田憲作君) 建設水道課長、山口芳徳君。

〇建設水道課長(山口芳徳君) トイレの関係でございますが、トイレの関係につきましては外部から利用できるトイレということで、フェリーの中に設置するということにつきましてはフェリー、それから漁協のほうとの話し合いは済んでおりまして、ただその運用につきましてどういう形にする、水道料をどうするとか管理をどうするとか、そういう細部につきましてはまだフェリーのほうとの打ち合わせは済んでおりません。ただ、そういう形で設けるというところまでは了解をいただいております。
(何事か呼ぶ者あり)

〇建設水道課長(山口芳徳君) 済みません。設計につきましては、最終的には2月でございますが、来週に設計業者との打ち合わせありまして、その中でほぼ平面というのが固められるのかなという形でございます。見込みといたしましては、その平面が決まりましてから細部の積み上げがありますので、1月の末ぐらいまでは概算が出てくるのかなというふうに考えております。

〇議長(室田憲作君) 4番、寺沢孝毅君。

〇4番(寺沢孝毅君) これからそういう形で細部が詰められるということは、2億5,000万という数字は現時点での一応金額ということで、さらにこれから詰められて、詳細はどこかで補正されていくという、そういうとらえ方でよろしいですか。

〇議長(室田憲作君) 建設水道課長、山口芳徳君。

〇建設水道課長(山口芳徳君) 事業費につきましては、これは繰越明許という形にするということで、23年度予算ということでの申請が必要だということで、当初の4月の段階の内報の国庫補助の部分をそのまま乗せまして、2億5,000万という総額につきましては、かなり大まかに出しております。その中身につきましては、まだ国直轄で行える外構工事の部分、駐車場の舗装ですとか、そういう部分もきちっとした部分どこまでできるのかというのは国の予算の関係もありまして、固まっていない部分あります。その部分も若干その辺に含めておりますので、その辺が固まってきた段階で最終的な補正をして繰り越しをするということになっておりますので、これはかなり大まかというか大枠で下回らない範囲でという形での予算計上とさせていただいております。

〇議長(室田憲作君) 2番、金木直文君。

〇2番(金木直文君) お聞きいたします。
 17ページの上のほうですが、企業振興促進補助金、先ほど投資額の10%補助ということで説明ありましたけれども、補助する先の事業者名、会社名と、どういった内容の事業に対する補助なのかご説明をお願いします。

〇議長(室田憲作君) 産業課長、三浦義之君。

〇産業課長(三浦義之君) 企業振興促進補助金ということで、会社につきましては株式会社北嶺ということでございます。それで、対象につきましては水産物の加工、製造ということでありまして、1,810万円の10%ということで、本年の8月末において設備を取得と。それから、建物、設備等を取得いたしまして、それから6カ月以内の支給ということになりまして、今回補正をさせていただいております。

〇議長(室田憲作君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) これで討論を終わります。
 これから議案第42号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第42号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第43号 平成23年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について歳入歳出一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) これで討論を終わります。
 これから議案第43号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第43号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第44号 平成23年度羽幌町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について歳入歳出一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) これで討論を終わります。
 これから議案第44号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第44号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第45号 平成23年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について歳入歳出一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) これで討論を終わります。
 これから議案第45号を採決します。
 お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第45号は原案のとおり可決されました。

    ◎発議第17号
〇議長(室田憲作君) 日程第12、発議第17号 議員の派遣についてを議題とします。
 お諮りします。本町の懸案事項の要望、促進を図るため及び議員の研修並びに各委員会の調査研究のため、本日より次期定例会までの間、本議会は必要と認められる事案について道内外の関係機関に議員を派遣したいと思います。なお、派遣する議員については、案件を勘案の上、その都度議長において指名したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、発議第17号は原案のとおり可決されました。

    ◎発議第18号
〇議長(室田憲作君) 日程第13、発議第18号 各委員会の閉会中の継続調査及び審査についてを議題とします。
 各常任委員会及び議会運営委員会における閉会中の所管事務調査について、それぞれの委員長から会議規則第75条の規定により閉会中の継続調査の申し出がありました。
 お諮りします。それぞれの委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、発議第18号は原案のとおり決定されました。

    ◎意見案第8号
〇議長(室田憲作君) 日程第14、意見案第8号 環太平洋経済連携協定に反対する意見書の提出についてを議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 5番、船本秀雄君。

〇5番(船本秀雄君) 意見案第8号 環太平洋経済連携協定に反対する意見書の提出について。
 このことについて、別紙のとおり会議規則第14条の規定により意見書を提出します。
 平成23年12月15日提出。
 提出者、羽幌町議会議員、船本秀雄。賛成者、羽幌町議会議員、寺沢孝毅、同じく、橋本修司。
環太平洋経済連携協定に反対する意見書(案)
 このたび、政府は、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への参加を表明した。
 畑作、酪農、畜産などの農林水産業を基幹産業とする本道において、TPPが締結されると、海外の安い農水産物が大量に流入し、農山漁村は崩壊するおそれが高い。
 こうした中で、国民に対して情報提供がなされず、国民合意がないまま、交渉参加に向けた関係国との協議の開始を総理大臣が表明したことは極めて遺憾である。
 今、政府が行うべきことは、足腰の強い農林水産業を構築し、農山漁村を再生させることである。
 よって、国においては、TPP協定が地方の産業と国民生活に及ぼす影響などについて十分な情報提供とあわせて国民的な議論を行うとともに、引き続き、道民・国民合意のないまま、関税撤廃を原則とするTPP協定には参加しないことを重ねて強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
 平成23年12月15日、北海道羽幌町議会議長、室田憲作。
 意見書提出先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、外務大臣、経済産業大臣、農林水産大臣。
 以上でございます。

〇議長(室田憲作君) 議会の運営に関する基準により、質疑並びに討論は省略することといたします。
 これから意見案第8号を採決します。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、意見案第8号は原案のとおり可決されました。
 議長名をもって、それぞれの関係機関に要請することといたします。

    ◎意見案第9号
〇議長(室田憲作君) 日程第15、意見案第9号 漁船用軽油にかかる軽油引取税の免税等に関する国への意見書の提出についてを議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 10番、熊谷俊幸君。

〇10番(熊谷俊幸君) 意見案第9号 漁船用軽油にかかる軽油引取税の免税等に関する国への意見書の提出について。
 このことについて、別紙のとおり会議規則第14条の規定により意見書を提出します。
 平成23年12月15日提出。
 提出者、羽幌町議会議員、熊谷俊幸。賛成者、羽幌町議会議員、寺沢孝毅、同じく、船本秀雄。
漁船用軽油にかかる軽油引取税の免税等に関する国への意見書(案)
 漁業においてはコストに占める燃油のウェイトは極めて大きいことから、北海道の漁業は、かねてからの魚価下落に加えて燃油高騰が継続する中、ここ数年で急速に疲弊した。さらに追い打ちをかけるように、今回東日本大震災の大打撃に加え原発事故の風評被害にも見舞われ、漁業経営はより深刻の度を深めている。
 このような中、国民に対する水産物の安定供給とともに、これに不可欠の前提となる漁業者の経営安定を維持するために、国会及び政府におかれては、漁船用軽油にかかる軽油引取税の免税をはじめとする、以下の燃油税制にかかる措置を要望する。

1.漁船に使用する軽油にかかる軽油引取税の免税措置について、恒久化すること。
2.農林漁業用A重油にかかる石油石炭税の免税・還付措置について、恒久化すること。
3.地球温暖化対策税については、漁業者の負担が一切増えることのないよう万全の措置を講じること。とくに燃油への課税についてはA重油に限らず、軽油も含めて油種にかかわらず負担増を回避するよう措置すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
 平成23年12月15日、北海道羽幌町議会議長、室田憲作。
 意見書提出先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、農林水産大臣、総務大臣。
 以上であります。

〇議長(室田憲作君) 議会の運営に関する基準により、質疑並びに討論は省略することとします。
 これから意見案第9号を採決します。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、意見案第9号は原案のとおり可決されました。
 議長名をもって、それぞれの関係機関に要請することといたします。

    ◎意見案第10号
〇議長(室田憲作君) 日程第16、意見案第10号 看護師・介護職員等の大幅増員と夜勤改善で安全・安心の医療・介護、地域医療の拡充を求める意見書の提出についてを議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 7番、平山美知子君。

〇7番(平山美知子君) 意見案第10号 看護師・介護職員等の大幅増員と夜勤改善で安全・安心の医療・介護、地域医療の拡充を求める意見書の提出について。
 このことについて、別紙のとおり会議規則第14条の規定により意見書を提出します。
 平成23年12月15日提出。
 提出者、羽幌町議会議員、平山美知子。賛成者、羽幌町議会議員、金木直文、同じく、磯野直。
看護師・介護職員等の大幅増員と夜勤改善で安全・安心の医療・介護、地域医
療の拡充を求める意見書(案)                     
 長寿世界一を誇る日本の医療は、長年にわたる社会保障費抑制政策の下でも、医師、看護師などの懸命な努力で支えられてきました。しかし医療現場は、長時間・過密労働に加え、医療技術の進歩や医療安全への期待の高まりなどで、看護職員などの労働環境は厳しさを増し、離職者も多く、深刻な人手不足になっています。東日本大震災では、地域医療の役割、とりわけ自治体立をはじめ公的医療機関の役割が鮮明となると同時に、その中で医師、看護師、介護職員など医療・福祉労働者の人手不足もあらためて浮き彫りになりました。
 厚生労働省が2011年6月17日に出した「看護師等の『雇用の質』の向上のための取り組みについての通知」では、「看護師等の勤務環境の改善なくして、維持可能な医療提供体制や医療安全の確保は望めない。夜勤・交替制労働者等の勤務環境改善は、喫緊の課題」としています。看護師など夜勤・交替制労働者の大幅増員と労働環境の改善によって従事者の確保・定着を促進することは、安全・安心の医療・介護の実現、地域医療充実にとって欠くことのできない課題です。
 看護師・介護職員等の大幅増員、夜勤の改善を実現し、安全でゆきとどいた医療・看護・介護、地域医療の拡充を図るための対策を講じられるよう、下記の事項について要望します。

1.看護師など夜勤交替制労働者の労働時間を1日8時間、週32時間以内、勤務間隔を12時間以上とすること。
2.医療・社会保障予算を増やし、医師・看護師・介護職員などを大幅に増やすこと。
3.国民(患者・利用者)負担を減らし、安全・安心の医療・介護を実現すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
 平成23年12月15日、北海道羽幌町議会議長、室田憲作。
 意見書提出先、内閣総理大臣、厚生労働大臣、財務大臣、文部科学大臣、総務大臣。
 以上です。

〇議長(室田憲作君) 議会の運営に関する基準により、質疑並びに討論は省略することとします。
 これから意見案第10号を採決します。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、意見案第10号は原案のとおり可決されました。
 議長名をもって、それぞれの関係機関に要請することといたします。

    ◎閉会の宣告
〇議長(室田憲作君) これで本日の日程は全部終了しました。
 したがって、平成23年第8回羽幌町議会定例会を閉会します。
(午前11時36分)

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