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議会議事録(平成23年第6回定例会 9月16日)

議会議事録(平成23年第6回定例会 9月16日)

平成23年第6回羽幌町議会定例会会議録

〇議事日程(第3号)
 平成23年9月16日(金曜日) 午前10時00分開議

 第1 会議録署名議員の指名
 第2 諸般の報告
 第3 認定第1号 平成22年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告)
 第4 認定第2号 平成22年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告)
 第5 認定第3号 平成22年度羽幌町老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告)
 第6 認定第4号 平成22年度羽幌町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告)
 第7 認定第5号 平成22年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について決算特別委員会審査報告)
 第8 認定第6号 平成22年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告)
 第9 認定第7号 平成22年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について(決算特別委員会審査報告)
第10 認定第8号 平成22年度羽幌町水道事業決算認定について(決算特別委員会審査報告)
第11 選挙第5号 羽幌町選挙管理委員会委員及び補充員の選挙について
第12 発議第13号 羽幌町総合振興計画調査特別委員会の設置並びに委員の選任について
第13 発議第14号 羽幌町防災計画調査特別委員会の設置並びに委員の選任について
第14 発議第15号 議員の派遣について
第15 発議第16号 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について
第16 意見案第5号 「離島振興法」の改正・延長を求める意見書の提出について
第17 意見案第6号 森林・林業・木材産業施策の積極的な展開に関する意見書の提出について
第18 意見案第7号 住民の安全・安心なくらしを支える交通運輸行政の充実を求める意見書の提出について

〇出席議員(10名)
  1番 森  淳 君
  2番 金木 直文 君
  3番 小寺 光一 君
  5番 船本 秀雄 君
  6番 磯野 直 君
  7番 平山 美知子 君
  8番 橋本 修司 君
  9番 駒井 久晃 君
 10番 熊谷 俊幸 君
 11番 室田 憲作 君

〇欠席議員(1名)
  4番 寺沢 孝毅 君

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
 町長 舟橋 泰博 君
 副町長 本間 幸広 君
 教育長 石川 宏 君
 教育委員会委員長 松村 益司 君
 監査委員 長谷川 一志 君
 農業委員会会長 高見 忠芳 君
 会計管理者 大波 芳弘 君
 総務課長 井上 顕 君
 総務課政策推進係長 伊藤 雅紀 君
 財務課長 品野 万亀弥 君
 財務課財政係長 室谷 眞二 君
 財務課税務係長 豊島 明彦 君
 町民課長 藤岡 典行 君
 町民課長補佐 今野 睦子 君
 福祉課長 鈴木 典生 君
 福祉課長補佐 江良 貢 君
 福祉課主幹 更科 滋子 君
 福祉課社会福祉係長 棟方 富輝 君
 福祉課国保医療年金係長 今村 裕之 君
 建設水道課長 山口 芳徳 君
 建設水道課長補佐 三浦 良一 君
 建設水道課港湾係長 熊谷 裕治 君
 建設水道課水道係長 竹内 雅彦 君
 産業課長 三浦 義之 君
 産業課水産係長 谷中 隆 君
 産業課商工労働係長 大平 良治 君
 焼尻支所長 杉澤 敏隆 君
 学校管理課長 熊木 良美 君
 社会教育課長兼公民館長 浅野 勝彦 君
 学校管理課長補佐兼学校給食センター所長 永原 裕己 君
 農業委員会事務局長 安宅 正夫 君
 選挙管理委員会事務局長 井上 顕 君

〇職務のため出席した事務局職員
 議会事務局長 水上 常男 君
 総務係長 金丸 貴典 君
 書記 加藤 典俊 君

    ◎開議の宣告
〇議長(室田憲作君) これから本日の会議を開きます。
(午前10時00分)

    ◎会議録署名議員の指名
〇議長(室田憲作君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第118条の規定により、
  10番 熊谷 俊幸 君   1番 森  淳 君
を指名します。

    ◎諸般の報告
〇議長(室田憲作君) 日程第2、諸般の報告を行います。
 本日の欠席届は、4番、寺沢孝毅君であります。
 会議規則第21条の規定により本日の議事日程表は配付いたしましたので、ご了承願います。
 これで諸般の報告を終わります。

    ◎認定第1号~認定第8号
〇議長(室田憲作君) 日程第3、認定第1号 平成22年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について、日程第4、認定第2号 平成22年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、日程第5、認定第3号 平成22年度羽幌町老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について、日程第6、認定第4号 平成22年度羽幌町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、日程第7、認定第5号 平成22年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、日程第8、認定第6号 平成22年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、日程第9、認定第7号 平成22年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、日程第10、認定第8号 平成22年度羽幌町水道事業決算認定について、以上8件を一括議題とします。
 本案については、本議会において羽幌町各会計決算特別委員会に付託した事件であり、その審査結果について、会議規則第77条の規定により、各会計決算特別委員会委員長から報告を求めます。
 羽幌町各会計決算特別委員会委員長、船本秀雄君。

〇各会計決算特別委員会委員長(船本秀雄君)

 平成23年9月15日

 羽幌町議会議長 室田 憲作 様

 羽幌町各会計決算特別委員会委員長 船本 秀雄

 委員会審査報告

認定第1号 平成22年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について
認定第2号 平成22年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第3号 平成22年度羽幌町老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について
認定第4号 平成22年度羽幌町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について
認定第5号 平成22年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第6号 平成22年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第7号 平成22年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第8号 平成22年度羽幌町水道事業決算認定について

 本委員会に付託された上記事件の審議結果について、会議規則第77条の規定により報告します。

 記
1 付託された議会  平成23年9月15日(第6回定例会)
2 委員会開催年月日 平成23年 9月15日
3 審査の経過及び結果
(1)地方自治法第233条第3項及び同条第4項に基づき監査委員から「決算審査意見書」について説明を求めた。
(2)理事者側(財務課長、建設水道課長)から決算書及び同認定資料について、それぞれ説明を求めた。
 これらの説明は詳細になされ、委員会では本案件を慎重に審議した結果、各会計とも認定すべきと決定したので報告する。
 以上でございます。

〇議長(室田憲作君) 本案については、全議員の委員をもって構成する各会計決算特別委員会において十分に審議が尽くされておりますので、質疑及び討論を省略することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 これから認定第1号から認定第8号までの8件を一括して採決します。
 本案に対する委員長の報告は、認定すべきとするものであります。
 したがって、本案は、委員長報告のとおり認定することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、認定第1号から認定第8号までの8件については、委員長報告のとおり認定することに決定しました。

    ◎選挙第5号
〇議長(室田憲作君) 日程第11、選挙第5号 羽幌町選挙管理委員会委員及び補充員の選挙を行います。
 お諮りします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選にしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、選挙の方法は指名推選にすることに決定しました。
 指名の方法については、議長において指名することにしたいと思います。ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、議長において指名することに決定しました。
 羽幌町選挙管理委員会の委員に、桑門孝明氏、住所、羽幌町南3条6丁目1番地、佐藤和史氏、住所、羽幌町南2条6丁目10番地、藤井裕介氏、住所、羽幌町北大通2丁目14番地の1、大窪敦子氏、住所、羽幌町緑町45番地の18、以上4名の方を指名します。補充員に、棟方法男氏、住所、羽幌町南5条3丁目9番地、芳賀美穂氏、住所、羽幌町北5条1丁目2番地、佐藤宇礼氏、住所、羽幌町南5条4丁目4番地、工藤喜文氏、住所、羽幌町字朝日1167番地の7、以上4名の方を指名します。
 お諮りします。ただいま指名した8名をそれぞれ当選人と定めることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 よって、ただいま指名をした8名の方が羽幌町選挙管理委員会の委員及び補充員に当選されました。
 次に、補充員の順序についてお諮りします。補充員の順序は、ただいま補充員の指名をした順序にしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、補充員の順序はただいま指名した順序に決定しました。
 なお、当選された8名の方には、会議規則第33条第2項の規定により議長名をもって告知いたします。

    ◎発議第13号
〇議長(室田憲作君) 日程第12、発議第13号 羽幌町総合振興計画調査特別委員会の設置並びに委員の選任についてを議題とします。
 お諮りします。地方分権、地域主権の時代を迎え、自主性、自立性を持って地域の実情に応じたまちづくりに取り組まなければなりません。議会としても我が町の将来あるべき姿について調査研究するため、全員の議員をもって構成する羽幌町総合振興計画調査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査終了までの閉会中の継続審査にいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、本案については全員の議員をもって構成する羽幌町総合振興計画調査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査終了まで閉会中の継続審査にすることに決定しました。
 お諮りします。ただいま設置されました羽幌町総合振興計画調査特別委員会の正副委員長の互選については、この場において特別委員会を開催し、指名推選により行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 暫時休憩します。

休憩 午前10時13分
再開 午前10時14分

〇議長(室田憲作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 休憩中の羽幌町総合振興計画調査特別委員会において正副委員長の互選が行われ、その結果、委員長に8番、橋本修司君、副委員長に6番、磯野直君であります。

    ◎発議第14号
〇議長(室田憲作君) 日程第13、発議第14号 羽幌町防災計画調査特別委員会の設置並びに委員の選任についてを議題とします。
 お諮りします。東日本大震災は、さまざまな課題を投げかける結果となり、現在の防災計画の見直しなど総合的な対策を講じなければなりません。議会としても防災対策に関する調査研究をするため、全員の議員をもって構成する羽幌町防災計画調査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査終了までの閉会中の継続審査にいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、本案につきましては全員の議員をもって構成する羽幌町防災計画調査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査終了まで閉会中の継続審査にすることに決定しました。
 お諮りします。ただいま設置されました羽幌町防災計画調査特別委員会の正副委員長の互選については、この場において特別委員会を開催し、指名推選により行いたいと思いますが、これに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 暫時休憩します。

休憩 午前10時16分
再開 午前10時17分

〇議長(室田憲作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 休憩中の羽幌町防災計画調査特別委員会において正副委員長の互選が行われ、その結果、委員長に10番、熊谷俊幸君、副委員長に2番、金木直文君であります。

    ◎発議第15号
〇議長(室田憲作君) 日程第14、発議第15号 議員の派遣についてを議題とします。
 お諮りします。本町の懸案事項の要望、促進を図るため及び議員の研修並びに各委員会の調査研究のため、本日より次期定例会までの間、本議会は必要と認められる事案について道内外の関係機関に議員を派遣したいと思います。なお、派遣する議員については、案件を勘案の上、その都度議長において指名したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、発議第15号は原案のとおり決定されました。

    ◎発議第16号
〇議長(室田憲作君) 日程第15、発議第16号 各委員会の閉会中の継続調査及び審査についてを議題とします。
 各常任委員会及び議会運営委員会における閉会中の所管事項調査について、それぞれの委員長から会議規則第75条の規定により閉会中の継続調査の申し出がありました。
 お諮りします。それぞれの委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、発議第16号は原案のとおり決定されました。

    ◎意見案第5号
〇議長(室田憲作君) 日程第16、意見案第5号 「離島振興法」の改正・延長を求める意見書の提出についてを議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 10番、熊谷俊幸君。

〇10番(熊谷俊幸君) 意見案第5号 「離島振興法」の改正・延長を求める意見書の提出について。
 このことについて、別紙のとおり会議規則第14条の規定により意見書を提出します。

 平成23年9月14日提出。

 提出者、羽幌町議会議員、熊谷俊幸。賛成者、羽幌町議会議員、橋本修司、同じく、小寺光一。

 「離島振興法」の改正・延長を求める意見書(案)

 昭和28年の離島振興法制定以後、全国の離島において離島振興事業が積極的に進められ、離島の生活条件が大いに改善し、産業基盤も着実に整備されてきたところである。
 しかしながら、高齢化の進行、割高な流通・生活コスト、航路及び航空路の廃止・減便、医療従事者の不足等、離島をとりまく環境は依然として厳しい状態が続いている。
 また、外海離島のように、国境を接している自治体は、領域や海洋資源、海洋漂着物等の大きな問題を抱え、周辺諸国との難しい国際関係に直面している。
 よって、国は離島の国家的・国民的な役割を十分認識し、離島自治体が自主・自立性を発揮して離島振興を進めることができるよう、離島振興対策の見直しを図る必要がある。
 特に、下記事項の実現を強く要望する。

 記

1 総合的な離島振興策を強力に推進するため、「離島振興法」を改正・延長すること。
2 国庫補助負担金の一括交付金化にあたっては、離島への補助金・交付金等は一括交付金の対象から除外し、国の責任において必要な額を確保すること。
3 平成23年度に実施された、「離島ガソリン流通コスト支援事業」については、暫定的予算措置であるため、税制改正により、恒久的な措置を実現すること。
4 離島医療の深刻な事情に鑑み、総合医の養成・確保を早急に行う対策を講じるとともに、ドクターヘリ等緊急輸送体制の整備を積極的に進めること。
5 離島へき地教育を充実するため、学校統合に伴う遠距離通学及び寄宿舎管理運営に係る財政措置を充実すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。

 平成23年9月14日、北海道羽幌町議会議長、室田憲作。
 意見書提出先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、沖縄及び北方対策担当大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣、農林水産大臣、国土交通大臣。
 以上であります。

〇議長(室田憲作君) 議会の運営に関する基準により、質疑並びに討論は省略することとします。
 これから意見案第5号を採決します。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、意見案第5号は原案のとおり可決されました。
 議長名をもって、それぞれの関係機関に要請することにいたします。

    ◎意見案第6号
〇議長(室田憲作君) 日程第17、意見案第6号 森林・林業・木材産業施策の積極的な展開に関する意見書の提出についてを議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 8番、橋本修司君。

〇8番(橋本修司君) 意見案第6号 森林・林業・木材産業施策の積極的な展開に関する意見書の提出について。
 このことについて、別紙のとおり会議規則第14条の規定により意見書を提出します。

 平成23年9月14日提出。

 提出者、羽幌町議会議員、橋本修司。賛成者、羽幌町議会議員、熊谷俊幸、同じく、船本秀雄。

 森林・林業・木材産業施策の積極的な展開に関する意見書(案)

 近年、地球温暖化が深刻な環境問題となっている中で、森林は二酸化炭素の吸収源として、大きな関心と期待が寄せられているところである。
 しかしながら、本道の森林・林業・木材産業を取り巻く環境は依然として厳しい状況にあり、引き続く経済の低迷は、経営基盤の脆弱な林業・木材産業に深刻な影響をもたらしている。
 このような厳しい状況の中、森林整備を着実に推進し、森林の多面的機能を持続的に発揮するとともに、林業の安定的発展と山村の活性化を図っていくためには、「森林・林業再生プラン」に基づき、森林施業の集約化、路網の整備、人材の育成等を積極的に進めるとともに、道産材の利用促進により、森林・林業の再生を図ることが重要である。
 また、先般の東日本大震災により、東北地方を中心に未曾有の大被害をもたらしたところであるが、その復旧・復興が必要であるため、以下の項目を実現するよう要望する。

 記

1 東日本大震災の速やかな復興に向けて、被災した森林や木材加工施設等の早期復旧に加え、復興木材の供給に向けた被災地域及び全国における森林・林業再生を加速化すること。
2 今般導入される地球温暖化対策のための税の使途に森林吸収源対策や木材利用促進を位置付けるなど森林整備推進等のための安定的な財源措置の確保による森林経営対策を推進すること。
3 間伐等森林整備の推進、持続可能な森林経営の確立に向け、森林管理・環境保全直接支払制度による搬出間伐の推進、路網整備等経営基盤の整備、担い手育成確保対策の強化を図るとともに、森林施業の集約化や機械化の推進、森林整備経費の定額助成の導入など効率的施業の推進と所有者の負担軽減を推進すること。
4 低炭素社会の実現に着目した公共建築物や民間住宅・事務所等での地域材の利用を推進するとともに、新たなエネルギー政策の転換の検討に当たって、木質バイオマスエネルギーを最大限活用するなど国産材の利用拡大を推進すること。
5 森林整備加速化・林業再生事業の拡充・延長により、川上・川下が一体となった森林・林業の再生に向けた取り組みを推進すること。
6 国民共有の財産である国有林については、一般会計により、公益的機能の一層の発揮を図るとともに、森林・林業政策の推進に貢献するため、国による一体的な管理運営体制を確立すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。

 平成23年9月14日、北海道羽幌町議会議長、室田憲作。
 意見書提出先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、農林水産大臣、国土交通大臣、文部科学大臣、経済産業大臣、環境大臣。
 以上であります。

〇議長(室田憲作君) 議会の運営に関する基準により、質疑並びに討論は省略することにします。
 これから意見案第6号を採決します。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、意見案第6号は原案のとおり可決されました。
 議長名をもって、それぞれの関係機関に要請することといたします。

    ◎意見案第7号
〇議長(室田憲作君) 日程第18、意見案第7号 住民の安全・安心なくらしを支える交通運輸行政の充実を求める意見書の提出についてを議題とします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 9番、駒井久晃君。

〇9番(駒井久晃君) 意見案第7号 住民の安全・安心なくらしを支える交通運輸行政の充実を求める意見書の提出について。
 このことについて、別紙のとおり会議規則第14条の規定により意見書を提出します。

 平成23年9月14日提出。

 提出者、羽幌町議会議員、駒井久晃。賛成者、羽幌町議会議員、磯野直、同じく、平山美知子。

 住民の安全・安心なくらしを支える交通運輸行政の充実を求める意見書(案)

 現代社会における住民のくらしにとって、交通と運輸が果たしている役割は極めて重大であり、「衣食住」に並ぶほどの社会生活の基本要素といえます。従って、安全・安心に移動することは国民の基本的人権のひとつであり、その交通・運輸が安全・安心に営まれるように指導・監督するのが行政の役割です。
 平成22年6月22日に政府は「地域主権戦略大綱」を閣議決定し、国の出先機関について原則廃止の方針を打ち出し、国土交通省の地方運輸局もその対象の一つとしています。地方運輸局は、ご存知のとおり国土交通省の出先機関として、地方ブロックごとに設置されており、その出先として各県ごとの地方運輸支局と行政需要の顕著な場所に自動車検査登録事務所や海事事務所が設置され、地方における交通・運輸にかかわる行政を行っています。
 こうしたなかで、3月11日に発生した東日本大震災にかかわっては、東北地方の出先機関で働く職員のみならず、全国の出先機関から派遣された職員とともに、本省(国土交通省)と一体となって被災地支援・復興にむけ全力でとりくんでいます。今回の大震災にみられるように、国民の生命を守り、暮らしの安心と安全を確保することは国の責任であり、同時に、国と地方のそれぞれが責任を持ち役割を果たすことによって、国民の生命と人権を守ることができるものと考えます。
 行政をどこが担うか考えるとき、住民の安全・安心なくらしにとって相応しいのはどこなのかが重要な視点となります。大綱が示すように、住民にとって地方自治体が最も近い行政組織であることに異論は無いものの、自治体の区域を越えて移動する自動車、鉄道、船舶などを対象とする行政にあっては、地方自治体が行うよりも国の方が効率的、効果的に担えるのは明らかと言えます。
 そもそも、交通運輸行政は地方と国の二重行政とはなっておらず、国土交通省が唯一の交通運輸行政組織であり、基本的人権たる移動する権利を国の責任で保障するためには、中央の国土交通省と出先機関である地方運輸局が一体となって行政を実施することは勿論、住民の安全・安心な交通と運輸を確保するためには地方運輸局の充実こそ必要といえます。
 つきましては、下記の事項について実現されるよう要望します。

 記

1 震災復興と被災地対策をはじめ、住民の安全・安心な交通運輸を支える行政は、国が責任をもって直接実施すること。
2 住民のための交通運輸行政を確立するために、国の出先機関である地方運輸局を充実すること。
3 広大な北海道の交通・運輸行政を充実するために、運輸支局を充実すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成23年9月14日、北海道羽幌町議会議長、室田憲作。
 意見書提出先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣。
 以上であります。

〇議長(室田憲作君) 議会の運営に関する基準により、質疑並びに討論は省略することとします。
 これから意見案第7号を採決します。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(室田憲作君) 異議なしと認めます。
 したがって、意見案第7号は原案のとおり可決されました。
 議長名をもって、それぞれの関係機関に要請することといたします。

    ◎閉会の宣告
〇議長(室田憲作君) これで本日の日程は全部終了しました。
 したがって、平成23年第6回羽幌町議会定例会を閉会します。
(午前10時39分)

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