議会議事録(平成23年第3回臨時会 4月13日)
議会議事録(平成23年第3回臨時会 4月13日)
平成23年第3回羽幌町議会臨時会会議録
〇議事日程(第1号)
平成23年4月13日(水曜日) 午後1時00分開会
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 諸般の報告
第4 承認第1号 専決処分の承認について「羽幌町社会福祉法人の助成に関する条例の一部を改正する条例」
第5 議案第28号 平成23年度羽幌町一般会計補正予算(第1号)
〇出席議員(9名)
2番 伊藤 昇 君
3番 寺沢 孝毅 君
4番 磯野 直 君
6番 森 淳 君
7番 駒井 久晃 君
8番 船本 秀雄 君
10番 熊谷 俊幸 君
11番 室田 憲作 君
12番 橋本 修司 君
〇欠席議員(1名)
9番 大山 新太郎 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
町長 舟橋 泰博 君
副町長 本間 幸広 君
監査委員 長谷川 一志 君
会計管理者 大波 芳弘 君
総務課長 井上 顕 君
財務課長 品野 万亀弥 君
福祉課長 鈴木 典生 君
福祉課長補佐 江良 貢 君
建設水道課長 山口 芳徳 君
産業課長 三浦 義之 君
産業課林務畜産係長 三上 敏文 君
学校管理課長 熊木 良美 君
〇職務のため出席した事務局職員
議会事務局長 水上 常男 君
総務係長 金丸 貴典 君
書記 加藤 典俊 君
◎開会の宣告
〇議長(橋本修司君) ただいまから平成23年第3回羽幌町議会臨時会を開会します。
(午後1時00分)
◎町長あいさつ
〇議長(橋本修司君) 町長から議会招集あいさつの申し出がありますので、これを許します。
町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) 平成23年第3回町議会臨時会の招集に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
議員の皆様におかれましては、何かとご多忙の中ご出席をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。去る3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、国内史上最大の地震として数多くの被災者を出し、いまだにたくさんの方が避難所での生活を余儀なくされております。この場をおかりいたしまして、亡くなられた多くの方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被災された皆様及び関係者のご心痛、ご苦労に心よりお見舞いを申し上げる次第であります。
ここで本町の対応と取り組みを少し述べさせていただきます。初めに、地震、津波に対する対応についてでありますが、この地震により羽幌では震度2を記録し、21時35分には北海道日本海北部沿岸に津波注意報が発令されたことから、防災担当職員及び消防職員が警戒態勢をとり、情報の収集と関係機関との連絡に当たったほか、天売支所では15世帯23名の自主避難者の対応に当たったところでございます。幸い本町では被害もなく、翌3月12日20時22分に津波注意報が解除されるまで警戒に当たっておりました。
次に、被災地への対応についてでありますが、3月14日に今後の対応について部内で協議をいたしました。その時点での本町の支援に対する考え方は、被災地の状況や北海道及び北海道町村会の状況を見ることとしつつ、情報の収集や今後の支援策について検討を始め、その支援策が具体的になった場合には必要の都度町民にお知らせすることも確認したところでございます。
次に、被災地への物資支援でありますが、3月16日に毛布100枚と簡易トイレ1基を送ることを決定し、3月22日に自衛隊留萌駐屯地へ持ち込み、被災地に提供させていただいております。
次に、避難者の受け入れ態勢でありますが、3月16日に公営住宅3戸及び3月24日に教職員住宅3戸の受け入れを決定したほか、老人福祉センターの2階及び老人憩の家の2階を一時避難所として開放する態勢をとっているところでございます。
次に、義援金につきましては、3月17日に役場窓口、公民館、天売及び焼尻支所に募金箱を設置し、町民各位から善意をいただいているところでありまして、9月末日まで行う予定としております。また、町といたしましては、本町が加入する北海道町村会において3月29日に岩手、宮城、福島の3県にそれぞれ5,000万円、計1億5,000万円を道内144町村の義援金としてまとめて寄附することを決定しております。
次に、人的支援につきまして、北留萌消防組合の活動ではありますが、3月28日から4月2日までの6日間、北海道道北地区第6次部隊として宮城県石巻市へ緊急消防援助隊5名、うち本町の消防本部及び消防署から3名を派遣し、復興支援に当たってきたところでございます。さらに、4月7日には第12次部隊としての派遣要請を受け、4月21日から4月27日までの7日間、派遣することを決定しております。また、全国町村会において現在人的派遣の調整がなされているところでありますが、本町では一般事務職員を2名1組として約1週間、交代制で延べ約1カ月、8名の職員を派遣することを4月1日に決定し、現在準備を行っているところでございます。今後被災市町村の受け入れ及び派遣可能な自治体での調整が行われた後、詳細が具体化するところでありますが、引き続き北海道や町村会などの関係機関と連携し、支援を行ってまいりますことにご理解を賜りたいと存じます。
さて、本臨時会に提案いたしております審議案件は、条例改正に伴う専決処分の承認が1件と補正予算1件の合わせて2件でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げまして、招集のあいさつといたします。
◎開議の宣告
〇議長(橋本修司君) これから本日の会議を開きます。
◎会議録署名議員の指名
〇議長(橋本修司君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第118条の規定によって、
3番 寺沢 孝毅 君 4番 磯野 直 君
を指名します。
◎会期の決定
〇議長(橋本修司君) 日程第2、会期の決定を議題とします。
お諮りします。本臨時会の会期は、本日1日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
したがって、会期は本日1日間と決定しました。
◎諸般の報告
〇議長(橋本修司君) 日程第3、諸般の報告を行います。
本日の欠席届は、9番、大山新太郎君であります。
本日の遅刻届け出は、10番、熊谷俊幸君であります。
会議規則第21条の規定により、本日の議事日程表は配付いたしましたので、ご了承願います。
次に、地方自治法第121条の規定により、本臨時会に説明員として出席通知のありました者の職、氏名を一覧表として配付してありますので、ご了承願います。
これで諸般の報告を終わります。
◎承認第1号
〇議長(橋本修司君) 日程第4、承認第1号 専決処分の承認について「羽幌町社会福祉法人の助成に関する条例の一部を改正する条例」を議題とします。
本案について提案理由の説明を求めます。
福祉課長、鈴木典生君。
〇福祉課長(鈴木典生君) ただいま上程されました承認第1号 専決処分の承認についてご説明を申し上げます。
羽幌町社会福祉法人の助成に関する条例の一部を改正する条例を地方自治法第179条第1項の規定に基づきまして、別紙のとおり専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。
平成23年4月13日提出、羽幌町長。
次のページをお開きください。専決処分書でございます。
低所得者に対する介護保険サービスに係る利用者負担額の軽減制度の実施についての一部を改正について(平成23年3月29日老発0329第10号厚生労働省老健局長通知)が通知されたことに伴い、羽幌町社会福祉法人の助成に関する条例の一部を改正する条例について、羽幌町議会を招集するいとまがないので、別紙のとおり地方自治法第179条第1項の規定により専決処分する。
平成23年3月31日、羽幌町長、舟橋泰博。
次のページをお開きください。羽幌町社会福祉法人の助成に関する条例の一部を改正する条例。
羽幌町社会福祉法人の助成に関する条例の一部を次のように改正する。
第2条ただし書を削る。
改正の理由につきましては、低所得者に対する介護保険サービスに係る利用者負担額の軽減制度の実施についての一部改正が通知されたことに伴い、社会福祉法人等による生活困窮者に対する介護保険サービスに係る利用者負担額軽減制度事業実施要綱の一部が改正され、特別養護老人ホームユニット型個室に入居する生活保護世帯の居住費が本制度の助成対象となりましたことから、今まで本町が行ってきました生活保護世帯におけるユニット型個室と多床型の入居費の差額を社会福祉法人へ助成する必要がなくなったことによります。
資料としまして、条例の新旧対照表を配付してございます。下線の部分が改正箇所でございますので、ご参照願います。
附則、この条例は、平成23年4月1日から施行する。
よろしくご承認賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(橋本修司君) これから承認第1号について質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(橋本修司君) これで質疑を終わります。
討論は、議会の運営に関する基準に基づき省略します。
これから承認第1号を採決します。
本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
したがって、承認第1号は原案のとおり承認することに決定しました。
◎議案第28号
〇議長(橋本修司君) 日程第5、議案第28号 平成23年度羽幌町一般会計補正予算(第1号)を議題とします。
本案について提案理由の説明を求めます。
町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) ただいま提案となりました平成23年度一般会計補正予算につきまして、その提案理由をご説明申し上げます。
既定の予算総額に歳入歳出それぞれ1,000万円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ55億8,000万円とするものでございます。
補正をいたしますのは、焼尻めん羊牧場管理運営負担金1,000万円でございます。その内容をご説明申し上げますと、焼尻めん羊牧場は平成20年度から指定管理により管理運営を行っておりますが、当初計画に基づき試算を行った上で管理運営負担金を計上し、執行してまいりました。販売収入については、当初羊肉及びジンギスカンブーム、そして直後には洞爺湖サミットでのメーンディッシュに使用され、知名度が上昇するとの期待等から平成20年度の1,300万円余りから平成24年度の3,200万円余りへと指定管理期間の5年間で2.4倍まで伸ばすこととして収入を見込んでおりました。現実には、羊肉ブームが去ったことやサミット効果も上がらなかったことに加え、リーマンショック以降の不況やデフレ等の影響から販売収入が1,700万円程度にとどまったところでございます。結果として、当初設定の販売収入は現実的には相当厳しい目標であり、このもくろみの誤りは町及び指定管理者双方にあったものであり、反省すべき点でございます。経営を継続させるためには、全体計画を見直しせざるを得ないものであり、指定管理期間の残り2年間の部分につきましては、基本的に22年度までの実績を勘案しつつ見直しを行うのが妥当であると考えております。販売収入につきましては、22年度実績の1,700万円程度を見込み、支出につきましては当初計上していなかった実質負担としております通販の出店料、販売手数料、宣伝費及び土壌改良剤の単価上昇などに伴う増額分を含み合計310万円ほどの増額見直しを行いました。また、逆に綿羊導入費につきましては、平成22年度から道立畜産試験場からの払い下げが終了となり、市場価格が下がったこと及び作業機械導入費の減価償却見合いでの減額見直しを行いました。このようなことから、23年度及び24年度においてそれぞれ1,000万円の運営負担金の増額が必要となるものであり、協定書の第6条、業務に要する費用負担の23年度分、現行200万円を1,200万円に、24年度分、現行100万円を1,100万円に改め、運営の継続を行おうとするものでございます。なお、財源につきましては、平成22年度の決算見通しから剰余金が見込まれるため繰越金1,000万円を充てることといたしております。焼尻めん羊牧場は、羽幌町の重要な地域資源であり、離島観光の柱として、また焼尻サフォークの認知度をさらに高めることにより、数少ない羽幌ブランドを守るということから、ぜひ存続させたいと強く思っております。平成25年度以降も継続して行うことを前提に、具体的な方針や指定管理のあり方などを今回の見直しを教訓といたしまして、早急に調査検討を重ねてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
以上が今回補正をいたします予算の主な内容でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げまして、提案の理由とさせていただきます。
〇議長(橋本修司君) これから議案第28号について質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(橋本修司君) これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(橋本修司君) これで討論を終わります。
これから議案第28号を採決します。
お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第28号は原案のとおり可決されました。
◎閉会の宣告
〇議長(橋本修司君) 以上で本日の日程は全部終了しました。
したがって、平成23年第3回羽幌町議会臨時会を閉会します。
(午後1時18分)
お問い合わせ先
議会事務局 TEL:0164-68-7011 お問い合わせフォーム