議会議事録(平成22年予算特別委員会 3月11日)
議会議事録(平成22年予算特別委員会 3月11日)
平成22年予算特別委員会会議録
〇議事日程(第2号)
平成22年3月11日(木曜日) 午前10時00分開議
第1 議案第7号 羽幌町営住宅等整備基金条例
第2 議案第22号 平成22年度羽幌町一般会計予算
第3 議案第23号 平成22年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算
第4 議案第24号 平成22年度羽幌町老人保健医療特別会計予算
第5 議案第25号 平成22年度羽幌町後期高齢者医療特別会計予算
第6 議案第26号 平成22年度羽幌町介護保険事業特別会計予算
第7 議案第27号 平成22年度羽幌町下水道事業特別会計予算
第8 議案第28号 平成22年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算
第9 議案第29号 平成22年度羽幌町水道事業会計予算
〇出席委員(10名)
2番 伊藤 昇 君
3番 寺沢 孝毅 君
4番 磯野 直 君
6番 森 淳 君
7番 駒井 久晃 君
8番 船本 秀雄 君
9番 大山 新太郎 君
10番 熊谷 俊幸 君
11番 室田 憲作 君
12番 橋本 修司 君
〇欠席委員(0名)
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
町長 舟橋 泰博 君
副町長 本間 幸広 君
監査委員 米澤 幸雄 君
教育委員会委員長 松村 益司 君
教育長 山本 孝雄 君
会計管理者 大波 芳弘 君
総務課長 石川 宏 君
総務課総務係長 酒井 峰高 君
総務課職員係長 飯作 昌巳 君
総務課情報管理係長 葛西 健二 君
政策推進課長 柳田 昭一 君
政策推進課政策調整係長 伊藤 雅紀 君
政策推進課広報広聴係長 湊 正子 君
政策推進課行革推進係長 鈴木 繁 君
財務課長 品野 万亀弥 君
財務課長補佐 江良 貢 君
財務課財政係長 室谷 眞二 君
財務課経理係長 清水 聡志 君
町民課長 藤岡 典行 君
町民課主幹 今野 睦子 君
町民課主幹 永原 裕己 君
町民課住宅係長 高山 信雄 君
町民課町民生活係長 金子 伸二 君
福祉課長 鈴木 典生 君
福祉課長補佐 熊木 良美 君
福祉課主幹 野上 京子 君
福祉課主幹 更科 滋子 君
福祉課社会福祉係長 棟方 富輝 君
福祉課国保医療年金係長 今村 裕之 君
福祉課国保医療年金係主査 大平 良治 君
福祉課介護保険係長 近藤 幸臣 君
福祉課地域包括支援センター係長 奥山 洋美 君
建設水道課長 西村 修 君
建設水道課長補佐 三浦 良一 君
建設水道課主幹 鷲尾 伸一 君
建設水道課管理係長 宮崎 寧大 君
建設水道課土木係長 笹浪 満 君
建設水道課建築係長 石川 隆一 君
建設水道課港湾係長 熊谷 裕治 君
建設水道課水道業務係長 吉田 吉信 君
農林水産課長 山口 芳徳 君
農林水産課農政係長 高橋 伸 君
農林水産課林務畜産係長 三上 敏文 君
農林水産課水産係長 谷中 隆 君
農林水産課地籍調査係長 上田 章裕 君
商工観光課長 三浦 義之 君
商工観光課観光振興係長 木村 和美 君
商工観光課商工労働係長 敦賀 哲也 君
天売支所長 井上 顕 君
焼尻支所長 安宅 正夫 君
学校管理課長 水上 常男 君
学校管理課長補佐兼学校給食センター所長 浅野 勝彦 君
学校管理課総務係長 渡辺 博樹 君
社会教育課長兼公民館長 濱野 孝 君
社会教育課社会教育係長 春日井 征輝 君
社会教育課体育振興係長 杉澤 敏隆 君
学校給食センター主事 越谷 弘和 君
農業委員会事務局長 荒井 光昭 君
農業委員会農地係長 有田 智彦 君
監査室長 工藤 孝司 君
選挙管理委員会事務局長 石川 宏 君
〇職務のため出席した事務局職員
議会事務局長 伊勢田 正幸 君
総務係長 豊島 明彦 君
書記 富樫 潤 君
◎開議の宣告
〇熊谷委員長 昨日に引き続き一般会計予算の内容調査から再開をいたします。
第5款労働費、137ページから138ページまで質疑を行います。質疑ありませんか。
2番、伊藤昇君。
〇伊藤委員 オロロン中部、北部のこの協議会に絡みまして、現状と、それから今後について少し考え方をただしてみたいと思います。この今ある協議会というのは、平成19年に実はその以前にあった冬期講習事業という3年間の時限立法が繰り返し繰り返し、いわゆる積雪寒冷地の冬場の仕事がないと、ここが実はベースになっているわけなのです。与党、野党、北海道中心になりまして、知事先頭にして北海道の冬場の雇用をどう確保するかと随分頑張って長年3年間の時限立法を繰り返してきたのです。ところが、平成17年に3月31日をもってこの冬期事業打ち切りになりました。さあ、これは北海道大変だということで知事先頭にしていろんな陳情しながら、当面ということで3年間の時限立法できたのがこれであります。この名称のもの。ただ、これは秋の、運動が機関いろいろあって4月からスタートできなくて10月スタートになったのです。したがって、正確に言うと、3年立法でありますけれども、22年の3月31日となるから、これは2年6カ月で仕事が終了するわけです。これが終了するということで大変だと。この事業そのものは、働く人たちに直接賃金は当たりません。ただ、働くという場所が見つかったときに、いろんな技能を高めていくためのそういう技術を講習させていくというスタイルなのです。だから、米買う銭こは入ってこないのですけれども、米買えるようなところへ行けたときに使っていただけるような技術を身につけるという制度です。これが実は今年3月31日で切れますが、さあ、これどうするというので北海道の議員さんたち頑張っていただいたおかげで、もう一年という、本当にここ1年という時限立法が延長1年ついたわけなのです。だから、ここの補助金として21万円が計上されました。昨年は、これは27万5,000円です。これは、若干下がっていますが、これは人口割とかなんとか、その等分割のところで変わってきたのだろうと思います。そういう経過の中で町もこうした負担金を出しましたし、1年間やっていただくのですが、それではこれまでの成果がどうであったかと。国のほうでは、費用対効果ということを非常に厳しくチェックして、これがどうも費用対効果うまくいっていないという、それはいかないでしょう。田舎で通年雇用やるような事業があったら、何も文句はないのですから。だけれども、羽幌地方、中部地方としては技能を高めるということでは結構効果がありましたし、一昨年のこの場所で私が質問したときには、通年雇用という本来の目的どのぐらい果たしましたかというと、担当課の答弁で6名という答弁でありました。
1つ質問は、21年度この目的である講習事業たくさんやっています、専従の方がおりますから。大変工夫して、もうパソコンの果てまでやってくれているのです、技能講習。私が今聞きたいのは、一昨年6名だったものが昨年通年雇用がどのぐらいに拡大したのかなという、そこをまず聞きたいと思います。
〇熊谷委員長 商工観光課長、三浦義之君。
〇三浦商工観光課長 お答えします。
季節労働者対策として通年雇用化を目的に、オロロン留萌中部・北部通年雇用促進協議会というのが平成19年にできました。これにつきましては、季節労働者対策ということで1,000人規模程度の地域ということで縛りがありますから、苫前町から天塩町の5町村という広域的な中での協議会をつくっております。今委員からありましたように、平成19年については実績として通年雇用化ということでの目標10名の中で6名という結果に終わったのですけれども、平成20年度につきましては目標値10名という中では11名という実績があります。本来でありますと、3年計画でありましたから、21年度をもって終了になったのですが、国のほうで継続ということでもう少し雇用対策、この季節労働者対策を継続ということになりましたので、もう一年継続ということでそれぞれの協議会の了承も、継続という意向になりました。そこで、本年も21万円という予算を計上させていただきました。予算的には、今まで事務所を町内に構えて相談窓口も兼ねながらやっていたのですが、相談窓口に関しましてはこちらから行くことに関してはいいのですけれども、来るというような状況にはなかなかなっていないので、訪問事業に重点を置きまして、事務所を本庁舎に移管ということで事務所の経費が浮いたということで、その分予算を縮小した形で計上しております。そのほかにも通年雇用といたしましては、いろんなセミナーですとか、それから資格取得事業を各種行っておりまして、実績がありますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇熊谷委員長 2番、伊藤昇君。
〇伊藤委員 人数的に若干伸びているということは、それは大きな費用対効果なかったにしてもやっぱり成果があったなというふうに考えております。
次、これが1年後どうなるかということは、全くやみの中であります。だれもわかりません。ただ、言えることは、北海道にこの季節的な労働をする方がやはり20万人はいるだろうと。羽幌町でも200人はいるだろうというふうに推定できるわけです。そういう方々が全く再来年からやみの中ということであれば、これを捨てておくわけにはいかないだろうと思います。したがって、何らかの方法、一番いいのはかつて国のほうで責任を持ってやった失業対策事業なんていうものがあって、それには役場に係を置いていろんな失業対策の仕事を与えていたのです。今はやりません。これは、戦後ずっと続いていました。最初職安に並んでみんな伝票もらって稼ぎに行く、賃金が1日240円だったので、通称これをニコヨンなんて呼んでいましたけれども、記憶あると思います。あれがずっと続いて、戦後のどさくさ、何とか貧困層の労働者に米を与えてきたのです。ところが、今こういうような経済状況の中でなかなか非常に冬場の仕事といってもないと。とすれば、何とか失業対策的な考え方を国も持ち、また町のほうもそういう底上げをしていく必要があるのでないかと、そういう声上げていく必要があるのでないかというふうにも考えております。羽幌町だけで見てみますと、羽幌町長はありがたいことにずっとここの部分、名称は違いますが、ずっと予算を組みまして、季節労働者冬期雇用対策費として毎年事業を継続してやっていただいています。今年度も予算がとられております。町長は、わずかだと思っているかもしれませんけれども、働く人にとってはやっぱり100万程度の金が冬場に稼げるとすれば、これは米ぐらいは買えるという、そういう値段なわけです。だから、これはぜひともまた継続していただくとしても、町長にひとつ頑張ってほしいことは、来年からどうなるかという行き先の見えないものを失業対策的な考え方のもとに、やはり各首長さんでこぞって声を上げて、うちの町ではこれだけの予算とって何とかしのいでいますと、各町村も国でやらないからとにかく苦しい場をこうしてしのぐと、そういうようにして国に何としても最低前にあった、4年前までありました冬期雇用事業くらいは継続させていく、そういう運動をぜひとも町長にお願いしたいということでありますが、町長、いかがでしょうか。
〇熊谷委員長 町長、舟橋泰博君。
〇舟橋町長 季節労働者の組合の会合等というか、できる限り参加をしながら事情だとかよく聞いております。大変な状況であるということ、まず私の立場からは、一義的には羽幌町のやはり活性化、企業の活性化というものが一番大事なところなのかなと、そのことによって雇用の広がりもでき上がってくるというふうにも思います。委員おっしゃるとおりの状況、各地域の首長も皆考えていることでもありますし、一方では組合の集まりに行って感じることなのですけれども、その集まりの人数がどんどん、どんどん減ってきているというような現実もあるのかなと。そういう意味では、組合そのものの運動も難しくなってきている部分もあるのではないかというふうに思っております。しかしながら、雇用の場と、また通年雇用ということの中での安定した生活が図られることによって地域の元気、活性化も図られるというふうに思いますので、意を酌みながら活動していきたいというふうに思います。
〇熊谷委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
次に、第6款農林水産業費、139ページから154ページまで質疑を行います。質疑はありませんか。
4番、磯野直君。
〇磯野委員 153ページの離島漁業の再生支援交付金についてなのですが、各離島からそれぞれの漁業再生ということでメニュー等も上がってきていると思うのですが、具体的にはどのようなメニューなのでしょうか。
〇熊谷委員長 水産係長、谷中隆君。
〇谷中農林水産課水産係長 今現在事業的には平成17年度からやっていますけれども、継続事業といいますか、ウニの人工種苗放流だとか、あと移殖放流だとか、そういう継続的なものが主体といいますか、あと新しい事業につきましては4月の中旬までに北海道のほうに促進計画というものを出さなければならないので、今最終的に詰めているという段階でございます。その中で一番交付金の要綱として大事なのが創意工夫ということで、例を挙げますと、焼尻でしたら海水冷却装置で価格アップをねらっております。今後天売のほうも焼尻と同様なことをやろうかというようなことがありますけれども、それはまだきちっと決まっていないという段階でございます。それを今月中にまとめて、金額的なこともございますので、1世帯当たりの交付金の金額といいますのは前回と同じで13万6,000円ですが、それと同じようなことをやっていって、なるべく漁業者の所得がアップするような形で今検討している最中でございます。
以上でございます。
〇熊谷委員長 4番、磯野直君。
〇磯野委員 種苗の放流だとかいろいろとやられていると思うのですが、17年度からということなのですが、離島としてはそういう実績がぜひどんどん、どんどん上がっていってほしいなというのが1つあります。
それから、今のこの交付金がその場限りで終わらないように、今後どういう形で続いていくのか、今後の見通しというのはあるのでしょうか。
〇熊谷委員長 農林水産課長、山口芳徳君。
〇山口農林水産課長 お答えいたします。
17年度から始まりました離島漁業の交付金でありますけれども、これは第1期ということで平成21年度で5年間の事業が終了したところでございます。22年度からは新規事業ということでまた5年間、26年まで取り組まれるということで決まりましたので、22年度は初年度ということでまた最初から計画をつくりながら実行していくという段階になっております。
〇熊谷委員長 4番、磯野直君。
〇磯野委員 こういう交付金の中に今後例えば、例えばというか、今一番大事なことはやはり後継者の育成だとかそういうことだと思うのですけれども、交付金の中にそういうものは含まれていくのでしょうか、今後。
〇熊谷委員長 農林水産課長、山口芳徳君。
〇山口農林水産課長 この離島漁業再生交付金と申しますのは、17年からの継続でありますが、中身についてもほとんど変わりございません。ということで、この交付金の趣旨につきましては創意工夫で、地域でいろんな取り組みを創意工夫していくというのが一番の主眼でございます。ですから、担い手ですとかそういう部分で力を入れたい部分、特にソフトの部分、そういう部分には本当に地域で話し合い、そういうものを持たれながら取り組んでいくというのが主眼でございますので、地域で高齢化も進んでおりますので、そういった部分は必要であるというふうに考えます。
〇熊谷委員長 8番、船本秀雄君。
〇船本委員 それでは、何点か質問させていただきます。
まず、141ページ、農業被害貸付資金支援事業補助金40万1,000円とありますけれども、これは今年から新しい事業だと思いますので、事業内容について説明していただきたいと思います。
〇熊谷委員長 農林水産課長、山口芳徳君。
〇山口農林水産課長 お答えいたします。
農業被害貸付資金支援、利子補給金ということでございますが、これにつきましては平成21年、今年度の広域的な冷害、そういう被害を受けた農作物に対する経営補てんの資金の借り入れということに対する利子補給でございまして、経営補てんということでありますので、農業共済等で支払われた上で、なおかつ計画に届かない部分に対して借り入れをする、その借り入れの融資額に対する利子補てんということになっております。補助率につきましては、町として0.45%を補助するという事業でございます。農協のほうで0.9%資金というのを用意をいたしまして、そのうち0.45%、半分を町が補助するという事業となっております。
〇熊谷委員長 8番、船本秀雄君。
〇船本委員 これ件数的に何件くらい見ているのですか。
〇熊谷委員長 農林水産課長、山口芳徳君。
〇山口農林水産課長 件数につきましては35件、融資総額が8,900万円ということでございます。
〇熊谷委員長 8番、船本秀雄君。
〇船本委員 わかりました。
次に、142ページお願いします。これは、19節の負担金の関係であります。めん羊地元消費奨励補助金ということで60万予算計上されております。これについては、まずその内容についてお聞きします。
〇熊谷委員長 農林水産課長、山口芳徳君。
〇山口農林水産課長 めん羊地元消費奨励補助金ということで60万計上させていただきましたが、これにつきましては8月の27日に行われました総務産業常任委員会の中で指定管理者の業務報告ということをさせていただいた中で指摘を受けた部分もございまして、以前にもこういう綿羊を買うのに町民還元という考え方はないのかということでご指摘を受けていたところでございますので、そういった面から検討させていただいた部分でございます。20年度から指定管理者が導入になった後、綿羊価格が非常に高騰しておりまして、町内でもキロ8,000円という高価格になってしまったというような状況がありまして、綿羊自体は高く各地で評価されているところでございますが、現在はデフレ経済情勢の中で販売が非常に難しい状況にもなってきております。そういった中で町民も食べることができないと、手が出ないというような状況では町の特産品としての地位というものが危ぶまれてくるのではないかということから、地元ブランドをまず地元に定着させると、そして広く浸透させるという目的を持って購入補助を行うということでございまして、中身につきましては要綱、要領をつくりまして、1人当たり購入仕入れ価格について補助金をつけて、肉商組合に加盟した商店にその仕入れ価格に対して補助をすると、そういった内容で価格を購入しやすい価格に設定をしながら販路拡大というか、ブランドの定着を図りたいという趣旨でございます。
〇熊谷委員長 8番、船本秀雄君。
〇船本委員 平成20年に指定管理者制度ということで、その前に総務産業常任委員会が開催されまして、そこで町民の還元用ということでお話をさせていただきまして、町長の政策的に出すというお話でありましたけれども、その後私が昨年、おととしもそれを聞きに行ったけれども、やる考えはないと、その前に政策的にやるというものですから、町民の還元用があるということで議会広報にも出した経緯がありました。そして、今回こうやって22年度から実施されるということは、非常に町民還元用ということでよかったなと思うのですが、どうも今までの経緯からいって、昨年の秋ですか、綿羊を安く販売するというようなことで販売された経緯もありました。これはもう冷凍を長くしてしまって売れないから町民に安くするというのは、私は還元にはならないだろうというように思っております。そして、今回町民の還元用ということで、綿羊が売れないからこういうことになったのかなという考えもありますけれども、私は素直にとって今年から町長も町民の還元用を出すように決断してくれたのだなというように理解はしております。しかし、現在1キロ8,000円の値段ではなかなか町民は手は出せないというのが現実であります。そこで、今8,000円の部分をこの補助金を出してキロどのくらい、およそで結構ですけれども、幾らくらいで販売できるのか、それとその販売する期間、去年のような遅い11月、12月でなく、早い本当のラムとして出せるような期間に出せるのかどうなのか、そこら辺をお答えいただきたいと思います。
〇熊谷委員長 農林水産課長、山口芳徳君。
〇山口農林水産課長 お答えいたします。
まず、価格の問題でございますが、卸売価格と、それから販売価格という部分でありますので、今現在は8,000円ということで販売をされておりますが、あくまで試算の上で今の予算化の上では一応枝肉が5,000円で卸をされております、町内に関しましては。それに対してキロ当たり2,500円、半額ぐらいの補助をしながら販売価格を5,000円ぐらいに抑えるというのが一応試算の上での考え方でございます。ただし、これにつきましては、卸売価格につきまして萌州のほうと若干の話し合いが今されておりまして、萌州のほうも少し下げる予定もございますので、もう少し実際のところは販売価格としては下がってくる可能性もございます。去年萌州が設定した4,500円と、そのあたりになるのかなという予想はしているところでございます。
それから、販売の時期でございますが、これは一番皆さんの消費する時期に合わせて販売をするということで予定をしております。そして、販売の仕方につきましては、予約販売ということで一定期間をとる中で予約を受ける、そういう中で販売をしたいと。それにつきましては、町の広報ですとか、ホームページですとか、そういう中で宣伝をしながら町民還元をしていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
〇熊谷委員長 8番、船本秀雄君。
〇船本委員 うちのサフォークは、もう完全にブランド化しておりますから、キロ8,000円というのはわかりますけれども、今後販売が町民に還元されて4,500円から5,000円くらいかなというようにお答えをいただいたわけであります。まず、地元特産品、特にブランドになっているサフォークは、やはり地元の方々が食べて、地元の方々から宣伝をするというのが最高のPRではないかなと思いますので、今後もぜひひとつ継続してやっていただきたい。ただ、毎年毎年いつまでもこの60万というのは、非常に財政も厳しくなりますので、これはなかなか大変だと思うのです。ですから、できるだけ指定管理受けた企業が努力をされて、できるだけこれが地元から出さなくても、町から出さなくても自分たちが町民の還元用、地元でやっている商売なのだからという意味から、ぜひそういうような方向に持っていっていただきたいと思います。これは要望であります。
それから、すぐ続けて質問させてもらってよろしいでしょうか。145ページ、農業試験所費でありますけれども、全体的に160万近く予算が増額しておりますけれども、これはビルベリーの試験栽培、これを拡大すると、大きくするということなのでしょうか。前の委員会であらあらお聞きしましたけれども、そういう予算的に大きくやるというようなお話は聞いておりませんけれども、予算の中では主に委託料の圃場整備の委託料が大きな金額かなと思いますが、全体で160万近い金額になっています。そこら辺の内容をご説明いただきたいと思います。
〇熊谷委員長 農林水産課長、山口芳徳君。
〇山口農林水産課長 お答えいたします。
農業試験所の運営につきましては、2月9日の総務産業常任委員会でもお話を申し上げたところでございますが、この中身につきましてはビルベリーの試験栽培事業につきましては60万ほどの予算でございまして、ほとんど消耗品ですとか、そういう中でございます。この試験所費の多くにつきましては、圃場整備ということでございまして、圃場の委託費と、実はオンコが圃場の中で全然今まで手入れされていないと、間伐も行われていないという中でブッシュ状態になっておりまして、それの整備というか整理、そういうものを含めまして昨年、21年度から取り組んでいるところでございます。21年度、約半分終わったところでございますが、22年度につきましては残りの部分のオンコの間伐と、それと21年分の廃棄、それを含めて予算化をしているところでございます。農業試験所の管理業務の委託につきましては38万4,000円ということで、多くの部分、オンコの間伐、廃棄につきましては88万7,000円、それから昨年のオンコの間伐の残渣の廃棄に60万円ということで、多くがオンコの整理のためにかかる部分でございます。
〇熊谷委員長 8番、船本秀雄君。
〇船本委員 それでは、149ページお願いします。森林組合の関係であります。総務産業常任委員会でご説明をいただいて、森林組合に100万円の補助をしたいと、赤字決算の100万を限度にして100万円ずつやりたいと、この部分は民有林の振興普及指導事業補助金250万、これに入っているというように理解していいのでしょうか。
〇熊谷委員長 農林水産課長、山口芳徳君。
〇山口農林水産課長 大変申しわけございません。予算書のほうでは、民有林の普及指導事業補助金ということで250万ということで一括載っておりますが、これにつきましてはこの予算書の印刷が2月の上旬、早い時期だったもので、その時点でまだ議員説明会で説明したように留萌中部森林組合経営補助金100万円という形でなるということが決まっていなかった部分がありまして、そういうことで一括になっていたわけでございます。その後苫前町との話し合いの中で、今までの指導補助金と分けて経営補助金ということで計上するということで話がまとまったところでございまして、執行段階におきましては留萌中部森林組合経営補助金100万円ということで執行するということで財務当局のほうとの話し合いができておりますので、まことに申しわけございません。そういうことでございますので、ご了承願いたいと思います。
〇熊谷委員長 8番、船本秀雄君。
〇船本委員 それは、了解いたしました。
そして、この森林組合の補助金、現在普及指導事業の補助金として150万、前はまた高かったわけですけれども、150万出して、今回100万と、250万ということになります。森林の役割は非常に重要であるということは、町長の執行方針でも述べられておりまして、私もそのとおりだと思います。しかし、私が心配するのは、本当に組合員の方々が自分たちの財産は自分で守るのだと、そして自分たちもできるものはやると、そして行政に支援してほしいというのであればわかるのですが、どうも私が理解できないのは、組合員の方々が自分たちの財産、そして森林というものは本当に重要なのだというように理解されているのかどうなのかというように疑問を持ちます。といいますのは、余りそっちのほうには触れませんけれども、出資金を使わないでそのままにして自治体のほうに、行政のほうに支援してほしいと。私は、本当にこの組合は継続してほしいという願いはあります。ただ、本当にこの組合が継続してやっていけるのかどうなのか、前回の常任委員会の中でも技術的な方、あるいは経営的な参事クラスの方もいないと、1人だということで、組合員の方々に説明しても、これは当然理解はできないだろうと思いますし、またそういう中で行政が町民の税金でありますからそれをそれだけで出していいのかと。私は、本当に行政もやるという気持ちがあるのであれば、苫前、羽幌を含めてそういう方々を探すだとか、いろんな支援の方法もあると思うのです。それと、委員会でまだ総会もやっていない、ちょうど議会と同じ時期ではないかなというようなお話もありましたけれども、総会でどういうような形になったのか、それから道森連の指導を受けての事業計画、こういうものもどうなっているのか、そこら辺を含めてお聞きいたします。
〇熊谷委員長 農林水産課長、山口芳徳君。
〇山口農林水産課長 お答えいたします。
前回の議員説明会で職員の体制ですが、中心的な立場の職員を年度当初に勧奨によって退職をさせ、残る2名のうちの1名が12月に自己都合で退職したと、そういった中で職員が1名だけ残るということで、その結果全面的に道森連の協力を仰ぐことになった旨を説明を申し上げました。そのような非常に困難な状況でありましたけれども、現在どうであるかと申しますと、経理の関係につきましては苫前町内の会社の都合で失業していた方でございますが、複式簿記に明るいということで、そういう方を1月から臨時的に雇用しておりまして、仕事ぶりも良好であることから、4月以降も継続で雇用するというような見通しであるというふうに聞いております。また、現場の関係につきましては1名しかいないという中でございますが、今年遠別初山別森林組合の参事職を務められていた、そういう方が退職をされまして、3月からこの方を雇用するという運びになっております。さらに、苫前町におきまして平成22年度の緊急雇用創出事業というものを活用する中で、4月から1年間参事級の人材を雇用するという方向で今人選に入っているというふうに聞いてございます。前に残っていた職員につきましては、羽幌の担当ということでございますので、羽幌の山に精通した職員は引き続き勤務をしております。苫前の山に関しましては、先ほど申しましたベテランの人材でありますけれども、まだ山自体を把握をし切れていない、これから把握するということで多少時間はかかるかもしれませんが、いずれにいたしましても体制的には昨年以上の事業にするべく努力をしているところでございまして、多少時間はかかるかもしれませんが、行く行くは昨年以上の体制になっていくというふうに思うところでございます。
〇熊谷委員長 8番、船本秀雄君。
〇船本委員 それでは、最後にもう一点お聞きいたします。151ページお願いします。19節の鳥獣害防止総合対策事業補助金1,275万ですか、この事業内容についてお聞きします。
〇熊谷委員長 農林水産課長、山口芳徳君。
〇山口農林水産課長 お答えいたします。
鳥獣害防止総合対策事業補助金1,275万でございますが、この中身につきましてはシカの電牧さくの設置ということでございます。事業費につきましては2,550万、総延長が9万4,530メートルで、受益戸数92戸ということでございます。これにつきましては、昨年が非常にシカ被害が多くなりまして、その後町政懇談会でも非常に要望が出された中で、各地区の協議を行いまして、要望を農協のほうで取りまとめていただきまして、事業化をしたということでございます。本事業につきましては、2,550万の総事業費のうちの2分の1の町補助ということで本予算を計上させていただいているところでありますが、実は総合対策事業といたしましては国の直轄の事業が21年度までございました。これにつきましては、仕分けの部分で地方にやらせなさいという結論が出まして、国から道へということで交付金事業ということになったようでございます。ただ、この部分につきましては、まだ要綱、要領もできていない状況でございまして、予算措置上どうなるかわからない部分でございましたので、一応町単補助ということで2分の1をつけさせて予算計上させていただいておりますが、これから道の鳥獣害防止総合対策事業のほうで事業化が要綱、要領でき上がって申請段階になりましたら、そちらのほうで申請をいたして協議会の中で実施をしていきたいというふうに考えております。予定でございますが、その中では道交付金55%、1,425万円が出ると、採択されましたら1,425万円が出るということで、町補助につきましては35%の892万5,000円と、それで受益者負担が10%の255万という中で実施をしていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
〇熊谷委員長 6番、森淳君。
〇森委員 142ページ、3目畜産業費、13、委託料、15、工事請負費、めん羊牧場の乾草舎関連でございます。合わせて2,000万を超える事業ということでありますけれども、議会としては内容等をまだ伺う機会がありませんでしたので、まずその事業内容と今後の事業に関するタイムスケジュールについて説明を願います。
〇熊谷委員長 農林水産課長、山口芳徳君。
〇山口農林水産課長 お答えいたします。
めん羊牧場乾草舎整備工事ということでございます。焼尻めん羊牧場の運営につきましては、現在指定管理の手によって行われているわけでございますが、財務課のほうの説明でもございましたように、飼養頭数が非常に計画よりも多くなってきておりますために、飼料の保管場所の部分で支障を来しているという現状があり、乾草舎の整備の要望をされていたところであります。町といたしましては、有利な補助制度等を検討してきたところでございますが、平成21年度に緊急的に国の森林整備関連の予算化がなされた、そういう中に間伐材のフル活用を目指した事業として緑の産業再生プロジェクトということで森林整備加速化・林業再生事業が設けられたところでございます。この事業は、道の2定の補正予算の対応となったものでございまして、町村には6月の末に事業概要が示されたところでございまして、示されて募集期間が1カ月足らずのわずかな期間で募集があったところでございます。事業概要を簡単に説明いたしますと、間伐材のフル活用という目的を達するために、道は国からの補助で基金を積み立てて、その基金を北海道の産業再生協議会という協議会を設けて運用していくという内容でございます。その協議会のもとに各地、支庁単位に地区部会というものを設けてその事業推進を図るということになっています。管内におきましては、留萌地区部会というのがこれに当たりまして、留萌地区部会は小平町に事務局を持ってやっているところでございます。この事業のメニューにつきましては、1つは間伐材及び路網の整備、それから森林境界の明確化、里山再生の取り組みなどでございました。もう一つは、間伐のフル活用のための製材施設、バイオマス利用施設、高性能林業機械の整備、木質バイオマスあるいは間伐材の流通の円滑化の取り組みということになっています。3点目に、学校の武道場や社会福祉協議会などの公共施設での地域材の利活用というものがあって、本事業につきましてはその3点目の木材の公共施設整備事業というものに当たるところでございます。この整備費につきましては、定額の補助ということになっておりまして、建設費として平方メートル当たり13万5,000円が支払われるということになっています。この乾草舎につきましては、端的に言いまして木造の倉庫というような構造のものでございますので、単純構造でありますので、定額の補助金の中で100%賄うことができるという見込みでございます。建築面積的には196平方メートルでありますから、大体2,600万強ぐらいが補助対象になるところでございまして、ここに工事請負費として1,785万を見込んでおりますが、これはすべてこの基金の中で賄うことができるというふうに考えてございます。ただ、この施設につきましては、単に乾草舎ということでは事業の趣旨からいいましてちょっと採択がおぼつかないということがありますので、乾草舎として利用しない観光時期、5月から8月ぐらいまでを牧場の体験型観光の拠点として利用したいということで申請をすることにしておりまして、申請に当たりましては牧場交流乾草舎共用施設という、そういう名称のもとで申請をするものであります。その体験観光、どういったことを考えているかと申しますと、綿羊の毛刈り体験ですとか、えさやり体験、それから綿羊との触れ合い、それからクラフト体験、それから小物販売といったようなことで、具体的にはまだもう少し詰めを指定管理者のほうとする必要がありますが、萌州ファームの経営に関する考え方の中には観光への貢献という部分がありまして、その中でもこういったことが取り上げられておりますので、その面でも有効な施設であるというふうに当課では考えているところでございます。
〇熊谷委員長 6番、森淳君。
〇森委員 実は、補助制度のことはちょっと一たん整理してまた後でお聞きしたかったので、今先に説明詳しくお聞きしたのですけれども、まずとりあえずそれはおいておいて、中身の部分、それからタイムスケジュール、ここに整備設計委託料が載っていますけれども、いつまでに実施設計をやって、ではこういう建物で、いつできて、いつから施工になって運用されるかということもちょっとお聞きしたかったので、あわせて今その中身のことと言うので、そのとき答弁よろしくお願いいたします。
今詳しく説明あって、非常にわかりやすい説明で理解できたのですけれども、いわば体験型観光ということをこの乾草施設に加えたいというご説明がありました。非常にいいことだなと思っております。また、先ほど後でと言いましたけれども、いわば建物に関しては間伐材利用する限り平方メートル13万、逆に言えば坪にすれば約四十数万円が補助、その以内であれば一円も出さないで建物が建つという制度だという説明でありました。であるのであれば、実際にその乾草施設だけで坪幾らかかるということは私はわかりませんけれども、体験型観光部門ということに関してある程度持ち出しをせよとは言いませんけれども、充実して本当に観光に役立つものを考えてもいいのではないかというふうに思っております。今のところは具体的な説明がなくて、その理由としては相手があって、そのこともあってすべてをかなえられないということでありますけれども、やはり地域の観光関連の方々、それから萌州ファームを含めて、せっかくの機会ですから、より有効なものにしていただきたいなと思っております。具体的にそのいわゆる観光部門というのは、もう少し肉づけして話ができるのであれば、現状の中で私どもが中身をいい悪いとここで議論をする考えはありませんけれども、ちょっとお伺いしたいと思いますので、タイムスケジュールその他もあわせてお願いします。
〇熊谷委員長 農林水産課長、山口芳徳君。
〇山口農林水産課長 まず、事業のタイムスケジュール的なものを申し上げますと、大まかな部分での話、申請等が済んでおりまして、協議会の中で内示が、内々示はいただいておりますので、内示が来るのが大体4月の上旬ぐらいに予定をしております。その後実施設計に入りまして、6月から9月ぐらいにかけまして本体事業ということの予定を考えております。
それから、観光の具体的な中身でございますが、その乾草舎の中に大きな造作はできないのですが、中に子羊を置いておけるようなスペース、さくとかそういうものを用意しまして、子羊とそこで触れ合うことができるという中と、それとあとは羊毛を使った簡単なクラフト、具体的な部分はちょっとまだ詰めていないのですが、緬羊工房とも話しまして、観光客が1時間なり30分なりで何か簡単に羊毛を使ってつくれるようなもの、そういうものが緬羊工房のほうの指導を受けながらやれたらということで萌州とも話をしております。それからあと、そういったつくったものを販売できるような若干のスペースということも考えてございます。あとは、羊との触れ合いの中で、できれば毛刈り体験だとかえさやり体験、そういうものもできる、ただこれにつきましては非常に手が足りない中でございますので、現地のほうで対応できるかどうかという部分はちょっとまだ確定できないところでございます。
〇熊谷委員長 6番、森淳君。
〇森委員 4月中旬に内定、事実上大丈夫なのだろうというふうに私は理解しますけれども、それから実施設計やって9月にできるということは大分詰まっているのかなという思い、早く詰まることは別に悪いことではないのでとも思いますけれども、その中で材料を用意したり何して9月ということからすると、早目に内容も決定しているから、事実上それでいくということなのかなと思います。これに対して答弁は要らないです。
ただ、やっぱり今中身を聞くと、我々も一昨年でしたか、島の視察行って、ここ行ったときに、俯瞰で見るとすごいいい景色で、綿羊がいて、やっぱり日本じゅうでここしかないというような、海も兼ねて、非常にいいところではあるのですけれども、実際に観光客等が行ったときにそこで休むところが基本的にはないのです、港の周辺。しかも、島の議員もいますけれども、今焼尻はそういう施設に関しては非常になくなってきているというか、もうほとんどないということがあります。今の説明を聞くと、綿羊の製品、多分羽幌のほうでやっているものなのだろうと思いますけれども、あとは子羊を見れるとか、その発想はすごくいいのですけれども、そこ行ったときにその観光客がただいるだけというのではなくて、例えばですけれども、先ほど議論をする気はないと言ったのですけれども、例えば飲み物だとか、ちょっとした軽食だとか、そんなようなものが地元のアルバイト等の中でもあれば、もっとすごく時間の経過も場合によってはとれるし、より充実したものになるなという、これは直観的に今聞いていて思ったことなので、実際に詰めているわけではないのですけれども、そういうような議論というのは今まである程度詰める中では全く出ていないのでしょうか。
〇熊谷委員長 農林水産課長、山口芳徳君。
〇山口農林水産課長 現地の観光につきましては、萌州ファームのほうの最初の提言の中には休憩舎として現地の昔の萌州建設の宿舎ですとか、そういうものを利用しながら食事の提供だとか、そういうものを含めてやりたいという提言の中はあったわけでございますが、実際はまだその辺には手をつけられていないという状況もございます。町といたしましては、そういう提言もございますし、またこういう取り組みもやっていくということの中では、ぜひそういう形で当初の部分を少しでも進めていただけるようにお願いをしていきたいというふうに考えているところでございます。
〇熊谷委員長 6番、森淳君。
〇森委員 萌州側もやっぱり始めて何年かですし、そういうサービス部門というのはやっぱりそこが単独でまた抱えるというのはいろんな大変なこともあるのかなという想像もしますし、場合によっては地元の観光協会だとか、そういうところとも連携しながらよりよい施設にしていただきたいなと思います。
そこで、先ほど言った補助金の関係なのですけれども、先ほどの説明も含めて緑の産業何たかこんたか活用どうのこうので、実質その間伐材を使えば、建物に対しては1平方メートル当たり13万5,000円でしたか、坪当たり四十数万円のものについては全額出るというような、ちょっと今までなかったような補助ではないかなと思っております。また、説明の中で国から一たん道が基金をつくって、それを各部会におろして、それを使うということなのですけれども、その上で実は私もそれなりに聞いたことがあるという前提なのですけれども、それで一たん基金を積んで、当初は使うところがあるのかないのかということも含めて、この時代でしたので、制度の中身がはっきりしていないということであって、単独1年で打ち切りということではなくて、3年間の間にというようなお話もあったかと思います。羽幌もここで1,700万ぐらいもらうわけで、うわさによると留萌管内でも羽幌の何倍かの予算規模でこの資金を活用して公共施設をつくるというところもあるというふうには聞いております。本当にこういうのは余りないなと思うので、もし基金が余って来年度以降またあるのなら、やっぱりこれはいろんな意味で使い道が非常に高いと思うのですけれども、現状として来年度以降予算が残ってまた続いていくようなことが客観的にあり得るのかということをまずお聞きしたいと思います。
〇熊谷委員長 農林水産課長、山口芳徳君。
〇山口農林水産課長 お答えいたします。
この事業につきましては、先ほど申し上げましたけれども、21年から23年までの事業ということで21年6月になって町村等におろされてきたものでございまして、実は21年におろされた時点で募集をかけたわけでございますが、1カ月ぐらいで募集期間が終わってしまったものですから、ほとんど固まっていなければ出せないような、そういう事業でございました。結果的に22年、23年の事業ということで募集をしたわけですが、22年度の事業の中で全道的にかなりの量が出まして、23年度事業については実施できないという中でなったわけでございます。22年度の中でも大型の施設につきましてはできないものが何点かあって、小さいものについては拾いましょうということでうちの施設も該当になったというふうに聞いております。管内では小平と羽幌ということで採択されたところでございまして、委員おっしゃるとおり、非常に今までなかったもので有利な部分だと思いますが、そういう形ですぐ売り切れというか、そういう状況になったということでご説明を終わりたいと思います。
〇熊谷委員長 6番、森淳君。
〇森委員 先ほども申したように、この施設に関してはちょっと不勉強でわからなかったので、聞かしてもらったのですけれども、こっちの制度については昨年来からちょっと勉強させていただいて、課長ともお話しさせていただいたことがあったと思います。その上で今、あの時点ではやっぱり時期的な問題もあって埋まるのかということで支庁のほうでもほかの部分のお金も足して基金をふやそうなんていうようなことも、全体の予算評価の中でということだったのですけれども、皆それぞれ各自治体検討すればこんないい機会というのはないわけでありまして、現状としてはもうこれは終わった事業というふうに理解をさせていただきます。
そこで、町長にお伺いしたいのです。町長のほうも留萌地区部会の会長でしたか、副会長でしたか、幹部ですよね、産業再生協議会の中で。聞いていませんでしたか。
(何事か呼ぶ者あり)
〇森委員 今のいわゆる資金に関してそれをどう使うかという留萌地区部会の副会長でしたか、会長でしたか、
(何事か呼ぶ者あり)
〇森委員 副会長ですよね。その上で、実は昨年からの中でこういう機会はめったにないということで、窓口の山口課長は要するにそれは使い道も実はかなりひもが緩くて、極端に言うと間伐材を使って公共施設的なものであれば、それに準ずるものなら、今のは必ずしも公共施設ではないですから、そうであれば要するに坪50万まで全部金出してくれますよと、使い道も幅広いですよという制度だったわけです。山口課長も私の聞くところによると、各課に対してこういう資金があるよということで、保育園も含めて流したという事実があると思います。その時点では、先ほども言った前提のあるように、ひょっとしたら余ってしまうのではないかと、支庁あたりは。そういう思いもあって、実は支庁の担当者から私のところにも、個人的な話ですけれども、電話も来たこともあります。そんな中で実際には町のほうとしては、いわゆる懸案事項に関する施設についてはこの資金は必要ないということになったのだろうと思って、山口さんのほうでいろいろ知恵を使って自分のかかわり合いのあるこのめん羊牧場のほうを萌州に話を持ちかけてまとめたのかなというふうに想像はいたします。でも、この中身については別に答弁は要りません。
その上で、やっぱり町長本人がその情報を先に仕入れられる立場、ましてやその中である程度の運営する立場であったということがあると思います。今後こういうことがあるかどうかというのは、これはもう終わりですけれども、こういうことがあるかどうかというのはわからないですけれども、こういうチャンスがあれば、例えば小平は、よその町のことですから、具体的には言いませんけれども、先ほど言ったように、羽幌の何倍もの施設をこのお金を使ってただ状態で建てるわけです、実際のところ。そういうことを非常にうまく活用していくということが、今後やっぱり非常に財政運営が厳しいという前提があるとすれば、大事なことだと思います。多少抽象的なことでもいいのですけれども、この問題に絡めて情報収集とその決断と中身についてこういう国関係の制度資金を有効に活用すべきと思いますけれども、わかりづらい質問で申しわけないですけれども、町長の現時点のお考えをお聞きしたいと思います。
〇熊谷委員長 町長、舟橋泰博君。
〇舟橋町長 森委員のおっしゃられること、全くそのとおりかというふうに思います。今回のこの流れにつきましては、申請するまでに要する時間が余りにもなさ過ぎたということで、今のこの流れになったということでご理解はいただけたのかなというふうに思います。ただ、いろんな立場もありますし、情報的には早く流れてくる部分もございます。本当に制度上でここ数年このような地域の振興を図る、また産業の振興を図るというようなことで非常に有利な制度というのも次々出てきているような側面もございます。そんなことも含めて早く情報を知った中で早く敏速に動いて、そして自分たちの地域で抱えているものに有効に活用できないかというような姿勢に気をつけながら取り組んでいきたいというふうに思います。
〇熊谷委員長 3番、寺沢孝毅君。
〇寺沢委員 150ページから151ページの野生動物対策費についてお伺いいたします。町長の町政執行方針の中でも環境保護、あるいは自然環境保全については冒頭で述べられていたかと思うのですけれども、一つの我が町としての最重点課題という形でとらえてのことだと私は理解しております。私質問したいのは、その中でも天売島の海鳥繁殖地の保全についてであります。現在環境省が中心になりまして、天売島の海鳥の中で特にウミガラスについて特定してデコイ、それから音声等で誘致活動を行っているところでありますけれども、町長初め皆さんご存じのとおり、環境保全というのはウミガラスのみではなく全体としてとらえて、どのような人と自然との調和をつくっていかなければならないか、そんな視点で動かなければならないということだと思います。
そこで、予算書の中で2ページにわたっていろいろと計上されておりますが、羽幌町が天売島の海鳥繁殖地保護のために直接的に実施される何か予算的なもの、あるいは予算に計上はされていないけれども、こういうことをやるのだというものがありましたら、ご答弁願いたいと思います。
〇熊谷委員長 町民課長、藤岡典行君。
〇藤岡町民課長 ただいまの質問にお答えをいたします。
天売島の海鳥の保護につきましては、環境省の職員の方が定期的に保護、観察のための活動を行っております。これに関して天売島の有志で結成する団体の方、寺沢委員さんもその構成メンバーかと思いますが、方々がその活動等を紹介する機関紙を発行するなどの啓発活動に取り組んでおられるということで、町もわずかながら補助金を出しておりますけれども、町は直接的にこの保護対策に関して具体的に今事業予算を組んで活動しているという実績はございません。
〇熊谷委員長 3番、寺沢孝毅君。
〇寺沢委員 財政的な面もいろいろありますので、それほど大きな予算を組んでどうこうということはこれまでなかなかできなかったというのもあると思うのですけれども、数年来私担当の係にも申し上げていた中身で、住民が持ち込んだであろうペットが海鳥繁殖地内に侵入して、そして食害、いわゆる食って被害を与えているので、その辺をこれまでの経過も踏まえて何とか事業化に向けて取り組めないかというお話をしてきたかと思います。その点についての検討状況というか、教えていただけますか。
〇熊谷委員長 町民課主幹、永原裕己君。
〇永原町民課主幹 今の質問にお答えいたします。
私が担当していた当時ではないのですけれども、以前猫を捕獲して、それから処分するということで一度町ともいろいろ検討して活動しようとしたときに、愛護団体からの猛烈な抗議がありまして、それで猫についての処分というのはやれなかったという実績がまず、寺沢さんもご存じだと思いますが、以前ありました。それで、その後3年間か4年間ぐらいですか、避妊ということで羽幌町の獣医さんに協力をいただきまして、避妊手術を実施した経過があります。ただ、その避妊手術も繁殖の匹数というか、繁殖力が強いためになかなか効果が上がらなかったという事実もありました。そして、今その猫対策ということで検討していましたが、羽幌町で今実施できる何らかの手段ということでいろいろ検討しております。ただ、東京の小笠原ですか、そちらのほうで実施している獣医さんに捕獲した猫をペット化して買い主を探すだとか、そういうような手段がなかなかとれるような状況にないと。そのほか今ちょっと模索しているところですけれども、今年度海鳥センターの自然保護官ということで沖縄のほうから渡邊自然保護官が来ております。先日自然保護官ともいろいろ相談しまして、ペットの対策ということで協議している最中ですけれども、なかなか適当な手段というのがないのが事実です。ですが、このまま放置するということもならないだろうということで今協議しておりますが、なかなかいい手段がないということも今の実情ですので、ご理解いただきたいと思います。
〇熊谷委員長 3番、寺沢孝毅君。
〇寺沢委員 これまでの経過も含めて今説明をしてくださったと思うのですけれども、地元の天売島海鳥保護対策委員会では、今説明あったとおり、不妊、去勢の手術をたしか5年ぐらいにわたってずっと継続してきたこともありました。そういうかなり古い時代の話になってしまったわけですけれども、その時点では非常に住民意識もやはり高くて、ただ単に猫へのえさやりをしてはいけないだとか、海鳥に被害を与える、あるいは近隣の住民の方にも被害が及ぶということで結構意識が高かったのです。ところが、いろんな問題がありまして、地元で取り組みが中断してから最近やはりそういうペットへの意識がまたちょっと緩んできているなという感じがしております。そんな実態を受けて、先般の町内会長、それから方面委員会議におきましても非常に猫がふえて、そして住民生活にも支障を来している、それからとれた漁獲物を管理する漁協からもそういう面で被害の報告なんかも受けてきております。もう一つは、訪れる観光客の方々、こういった方からも海鳥の島なのに何でこんなにたくさん猫がうろうろしているのだというような声も聞かれるようになりました。そこで、今なかなか難しい問題だというお話ありましたけれども、私も同じ認識を持っています。しかしながら、沖縄県のヤンバルクイナという鳥がいるのですけれども、同じような状況の中、やはり地元の獣医師、それから行政、そして環境省、こういったところが連携しながらこの問題について取り組んで解決の道を見出してきているという経過もございます。ぜひとも私はこれ町長に本当にお願いしたいのですけれども、1年かけて来年度からこの予算書の中に具体的にこういった問題を解決するのにこういうことをやるというようなことを盛れるように、本気で取り組んでいただきたいなというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。
〇熊谷委員長 町長、舟橋泰博君。
〇舟橋町長 この猫対策につきましては、環境省との話し合いの中でも何回となく聞いておりますし、今寺沢委員からも聞いておりました。非常に難しい問題とは思いますけれども、ただ、今のお話の中では住民生活への影響、また産業への影響、観光への影響とさまざまな影響も出てきているということもございます。過去には取り組みの中で住民意識も確かに高まっていたときもあったということでございますので、それが緩んだということの現状があるのであれば、やはりそのことについてまた取り組まなければならないし、何らかの取り組んだ形として残さなければならないのかなというふうに思います。来年の予算書に載せてくれということですけれども、1年間かけながらその結果として載せるのか載せれないのか今断言するわけにはいきませんけれども、それに向かって強い要望として聞き入れておきたいというふうに思います。
〇熊谷委員長 3番、寺沢孝毅君。
〇寺沢委員 具体的に、では沖縄でどんなことがやられているかということをちょっと説明しますと、捕獲をして、それを獣医師がきちっと凶暴なものを飼い猫となるように手懐けて、そして希望者に渡すという物すごい大変な作業をやっています。これには、やはり物すごいお金がかかるのです。お金というのは、労力がかかる、イコール労力ということです。これは、本当に真剣に解決しようと思わなければできません。仕事としては、だれしもがやりたいと思うような中身ではありません。でも、やっぱりやらなければどんどん、どんどん悪くなって状況は悪化して、そして最終的にはもうどうしようもなくなると思うのです。私は、そういう状況がもう目の前に迫っているという危惧を強く持っておりますので、ですからこうやって申し上げております。ひとつ実態をご理解いただきまして、真剣な取り組みをお願いしたいというふうに切に要望します。
以上です。
〇熊谷委員長 7番、駒井久晃君。
〇駒井委員 151ページの免許取得5万9,000円、これについて事業内容をちょっとお願いいたします。
〇熊谷委員長 農林水産課長、山口芳徳君。
〇山口農林水産課長 お答えいたします。
狩猟免許取得の奨励補助ということで5万9,000円でございますが、この中身につきましては猟銃の所持許可の関係では猟銃等初心者講習会受講申し込み手数料、それから狩猟免許関係につきましては狩猟免許試験予備講習費、それから狩猟免許試験申請手数料、これらの3つについて全額補助するというものでございます。今猟友会につきましては、高齢化によって狩猟免許を所持している人がどんどん減っていると、実動部隊が減っているという中でございますので、そういう補助をしながら少しでも狩猟免許取得者、それから猟銃所持者というのをふやして有害鳥獣の駆除に働いていただきたいなという部分で補助をするものでございます。これにつきましては、町の羽幌町鳥獣被害防止計画の中に計画として入れてございます。ちなみに、猟銃の所持と、それから狩猟免許につきましては、そういう免許関係だけで1人当たり8万円から9万円ぐらい費用がかかるという中でございまして、今回はその中の3点だけでございまして、3点だけで1人当たり2万円程度の補助ということになってございます。
以上でございます。
〇熊谷委員長 7番、駒井久晃君。
〇駒井委員 ありがとうございます。額も少ないわけでございますけれども、全国的にそういう免許取得者がいないのと、当町でもシカの被害だとか、狩りができる時期的な問題もあるのでしょうけれども、そういう実態もよく聞かれているので、ほかの事業でもそうなのですけれども、補助の額の多い少ないでなくて、そういったものの周知徹底といいますか、そういうものがされないと応募者も少ないのでないかと、せっかくの補助金も使われずじまいと、きのうも申し上げましたけれども、そういった補助も結構ありますので、ぜひ全額使われるように宣伝等もお願いしたいと思います。
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
説明員入れかえのため、暫時休憩いたします。
休憩 午前11時22分
再開 午前11時30分
〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、第7款商工費、155ページから158ページまで質疑を行います。質疑ありませんか。
11番、室田憲作君。
〇室田委員 臨時事業費の6ページ、修学旅行の誘致事業ということで、これは町長の方針の中でも数年ぶりに修学旅行の誘致が復活したということで大変喜びの言葉がありましたけれども、これは以前にもやり、そして中断し、またこのたび来られるというようなことですけれども、どういうような誘致運動をやっているのかということと、もう一つは町としてこの修学旅行団体に対してどういう支援を行っているのかということについてお伺いします。
〇熊谷委員長 商工観光課長、三浦義之君。
〇三浦商工観光課長 お答えいたします。
修学旅行に関しましては、以前からいろんなPR機会をとらえて観光事業施設とか、それから直接学校関連等もPRをしながらやってきた成果が今回あらわれているのかなということで思っております。具体的な事業の内容につきましては、今回東京都の杉並工業高校が5月の11日から3泊4日の日程で来るわけです。その中で天売では2泊、羽幌で1泊するわけですが、天売におきましては地元の子供たち、それから学生等と一緒に交流をしたいということで、工業高校ですので、何かをつくりたいということで、ともにブックエンドですとかベンチ等をつくりたいというような要望がありまして、その材料費代ということでこのお金を見込んでおります。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 誘致のためのPR運動を重ねてきた成果だと言われましたけれども、具体的にもう少しどういうふうな形で誘致運動をされてきたのかということを聞いています。
〇熊谷委員長 商工観光課長、三浦義之君。
〇三浦商工観光課長 具体的な内容でいいますと、留萌、それから上川管内の小中学校、高校も含めまして一斉に回りましてPR用チラシを配ったという経緯がございます。あと、本州に伺って実際にツアー関連のそういう事業所に呼びかけたというような具体的な行動もあります。
(何事か呼ぶ者あり)
〇三浦商工観光課長 観光協会としても、今札幌では観光振興機構ということで名称変わっていますけれども、それらへの働きかけも実際に行いながら活動を行っております。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 その程度で来られるのかなというような気がちょっとしたものですから、来たことに対しては大変うれしいことで、大いに歓迎をするところなのですけれども、今後ある程度継続をしてこの誘致をしていきたいということだろうと思うし、私たちもそうなることを願うわけで、例えば東京の杉並区の工業高校がぽっと羽幌に来ると、こういうものにはもう少し何かがあるのでないかと思うのですけれども、以前には町長が出張したら、そういう候補として挙がりそうな学校にあいさつ回りに行ったというような話もちょっと聞いたことがあるのですが、その辺も含めてもうちょっと具体的なことないですか。
〇熊谷委員長 商工観光課長、三浦義之君。
〇三浦商工観光課長 先ほど申し上げましたとおりの活動プラスアルファ町長の上京時にもやっているわけですけれども、今回杉並工業高校が来るということに関してはその流れの一環もあろうかと思いますが、その工業高校自体が離島の修学旅行というのを中心とした学校でして、前年度までは九州、沖縄近辺の離島に行って離島の住民との交流を図っていたと。今年については北海道ということで、学校が決めるのではなく、子供たちが主体的に決めるという中で北海道の天売が選定されたというような経緯がございます。こちらから継続事業ということで主体的になるのはもちろんでございますが、今回につきましては向こうからオファーがあったというような内容でございます。
〇熊谷委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
説明員入れかえのため、暫時休憩いたします。
休憩 午前11時36分
再開 午前11時37分
〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
第8款土木費、159ページから174ページまで質疑を行います。質疑はありませんか。
6番、森淳君。
〇森委員 172ページ、積立金、それと予算説明資料でいくと土木費の単独住宅管理事業、管理経費一式1,372万6,000円、それから臨時事業一覧表の関連でいくと単独住宅一千三百何ぼ、その辺にかかわって一言お伺いいたします。これは、いわゆる雇用促進住宅にかかわるものだと思っております。臨時費のほうでは備考欄に単独住宅使用料、それから単独住宅共益費と書いていますので、この予算の1,372万6,000円について、まず具体的な中身を教えていただきたいと思います。
〇熊谷委員長 町民課長、藤岡典行君。
〇藤岡町民課長 ただいまの質問にお答えをいたします。
臨時費の単独住宅の使用料の関係ですが、委員ご指摘のとおり、旧雇用促進住宅、改称しまして栄町夕陽ケ丘団地でありますが、これの家賃収入が主であります。これが一応60戸で1,249万2,000円と、それから共益費、同じくこれも旧雇用促進住宅分でありますが、60戸の月額800円で12カ月ということで57万6,000円見込んでおります。これらが合わせて1,333万2,000円ということになっております。
〇熊谷委員長 6番、森淳君。
〇森委員 予算書の中の合計としては、どれとどれとどれがこうなって1,300万になるのか、まず確認したいと思います。
〇熊谷委員長 財務課長、品野万亀弥君。
〇品野財務課長 お答えいたします。
その1,372万6,000円の内訳でございますけれども、役務費が20万6,000円、委託料が70万1,000円、原材料費が80万7,000円、備品購入費で16万3,000円、それと積立金で721万4,000円がその内訳でございます。
〇熊谷委員長 6番、森淳君。
〇森委員 最初の細かいのは、この辺の171ページ、172ページにばらばらっといろいろまざって入っているというふうに理解していいのでしょうか。わかりました。
資料のつくり方なのでしょうけれども、予算説明資料の中では管理経費一式ということになっていて、実態の一番大きいところは積立金ですから、誤解を呼ぶかなというような思いがあるのですが、ちょっと危惧しているのは、前回の臨時議会の中で管理経費800円というところで私の聞いている範囲の中では、実はそんなものでおさまらないというような話があって、町民課長にこれはこれで間違いないのかというお話ししたら、間違いないと、この中でおさまるということだったのです。今60戸ということですから、これ今二十数戸ですから、当然収入は3倍になるわけですけれども、管理経費が3倍になるとは必ずしも言えないということがあるのですが、ではさっきばらばらっとありましたけれども、いわゆる管理経費、いわゆる共益費に当たるものの合計としてはその収入の部分と整合性がとれているのかどうかということを確認したいと思います。
〇熊谷委員長 町民課長、藤岡典行君。
〇藤岡町民課長 基本的には、整合性をとるように共益費の設定をさせていただいております。2月の議会のときにも若干質問ございましたので、お答えしましたけれども、当初は共益費についてはもう少し高目の設定を考えていたわけですけれども、現行共益費が800円ということで、これを値上げしない方向で改めたという経緯がございました。それと、共益費については、いわゆる共用部分ですとか共同施設等に係る部分の使用料とか維持管理費という形になっておりますけれども、おおむねこれらの年間の維持管理費、使用料を算定をしまして、それを戸数で割り返すと大体これぐらいでおさまるだろうという試算をしております。ただ、一部管理人室の暖房料等は除外するという形で一応設定をさせていただいています。
〇熊谷委員長 6番、森淳君。
〇森委員 そのときも決め方の順序としては本当に疑問だったのです。800円ありきでやって、それに結果として予算を合わせるということで、本来であれば共益費というのは俗に言う例えば共通的な水道代だとか掃除だとか、そういうことが一般的に浮かぶけれども、消耗品関係なんかも当然そこから出すべきものであって、ここの場合でそういう想定しているかどうかわかりませんけれども、例えば通路の中の蛍光灯が切れたとか、そういったたぐいもすべて共益費の中から、本来的にいうと、ある程度そういうものを試算しながら盛り込んでいくというのが本来的なものだと思うのです、家賃は別にあるわけですから。だから、ただ一般のところであれば家賃の収入の中から仮に食い込んだら、では会社であればちょっと今年は少なかったら来年上げなければならないけれども、そこからお金を使うかということになるのだけれども、今回のスキームからすると上がった家賃は基金に積もうということだから、その基金を積む部分と共益費的に必要経費としてかかる部分というのは明確に分けていかないと、その辺をあいまいにしたまま今後いくと、やっぱり基金という性格上問題があるのでないかなというふうに思うのです。生じてくる可能性があるかなと思うのです。その辺について途中経過の中でどういう考えを持っているのか、基金を積もうという、今回後で議案第7号のほうで出てくるのかもしれないですけれども、立ち上がった機会なので、一緒に聞こうと思います。
〇熊谷委員長 町民課長、藤岡典行君。
〇藤岡町民課長 基金については、昨日提案させていただいた考え方で、単独住宅の家賃収入から維持管理費等を除いた毎年の利益相当分を予算に見合う形で毎年幾ら幾らということで予算に計上して基金に積み立てていくという考え方でおります。ただ、その共益費の部分については、家賃に比して少額であるということで、それほど目くじらを立てると言ってはなんですけれども、シビアな算出をする必要はないだろうという考え方で、現行の額でほぼ間に合うという算定で一応共益費の金額を設定させていただいているということです。
〇熊谷委員長 6番、森淳君。
〇森委員 それでは、その共益費にかかわらない、いわゆる収入から維持管理費を引くということですけれども、維持管理費というのは具体的にどういうことなのですか。
〇熊谷委員長 町民課長、藤岡典行君。
〇藤岡町民課長 お答えします。
これが171ページから2ページの予算書にあります各歳出の科目に振り分けられているわけですけれども、例えばその中でいいますと、報酬部分でいきますと事務職員の嘱託報酬の部分、それから需用費の一部でありますが、主に消耗品費部分で25万弱、あるいは燃料費で14万、光熱水費で100万強、それから修繕料で240万弱ということで計上しております。そのほか通信運搬費等々でも少額ですが、計上しております。それから、委託料では除雪委託料、あるいは消防用設備の点検業務の委託料、さらには特殊建物定期調査報告業務委託料等々で計上をしております。メーンになる部分は、先ほど申し上げた積立金ということであります。
〇熊谷委員長 6番、森淳君。
〇森委員 まず、嘱託職員ですか、それは何に使うかと、何なのかというのをちょっと、管理人は置かないという説明があったと思うので、何か聞きたいのですけれども。
やっぱり一番ずれているのは、今言ったようなものというのは共益費ですよね、普通からすれば。例えば共通で使う集会所なんかの燃料費だとか、そういったものも共益費ですよ、普通。そういうのは共益費に入れないで、いわゆる維持管理費用として見て、家賃の中から払うということなわけですよね。だから、結果としては、通常の民間のアパートなんかでどうしているかというのはいろいろあると思うけれども、これ入る人にとってはすごくいいかなと思います。例えば2万円で4階、5階入れて、必要経費として1戸当たりにしたら月何千円もかかるのに、それは町のほうで払ってくれるということだから、場合によっては共益費800円って、普通札幌あたりに子供さん出している人ならわかるけれども、安くたって5,000円、場合によっては1万円に近いようなものを共益費として取るわけだよね。共益費それぐらいかかるのですよ、基本的にかかるものなのです。それを町側が出してやっているということなのだけれども、その辺の中でトータルとして入居者にある程度安いお金で入ってもらいたいということに対しては異存がないのだけれども、それだったら家賃例えば1万8,000円で共益費2,000円だとか、普通だったら1万6,000円で共益費4,000円だとか、そのような取り方したほうが本当は正しいのかなと思います。私は、もうここまでスタートしていますので、今年のこれに関しては言いませんけれども、やっぱりこの積立金の中で将来の補修を賄えるという前提の説明が議会にあって今のすべてが進んできていますから、その中で入居者もあけてみなければわからないけれども、いろんな経費も今後ますます現実にある程度の消耗的なものに対しては促進事業団が、雇用開発能力何とかでしたか、が直してくれたとはいうものの、やっぱり古い建物であるわけだから、どんどんいろんなものがまた今後とも費用としてかかってくる可能性があるわけです。その中で今後家賃なりなんなりの見直しなり、共益費の見直しをしながら現実に合わしていくという作業は、数年間の中で行う中で当初考えた積立金の中で大規模改修にかかわるようなものについて賄えるような状況というのはやっぱり考えていかなければならないと思うのです。やっぱり買うという議論の中には、現状の入居者が今ここで出されて、その受け皿がないというのは基本だったけれども、かつて買わないというふうに言った方針というのは、ああいう古い建物を買うと、いわゆる補修その他に物すごいかかるし、最終的には解体にもいろいろかかるのではないかということで町内部で一たんは買わない方針を出したわけだよね。それをさっき言った現状に入っている人たちの住民の住宅確保という前提があったものだから、なるべく過去のいろんな問題点というのか、将来に対しての疑問点をおいてもやりますということにしたわけだろうと思います。その上で、その一つの根拠としては、そういうものは入居者の家賃相当で賄えるのだと、解体費まで含めて賄えるのだという説明でしたよね、課長のほうから、20年、30年後の。その中で維持管理費を家賃から取らないでいろんなものを引いているという、実際は家賃から出してやっているということであると、本当にそういう試算が成り立つのかという心配もするのです。ただ、今現状ではまだ募集も始まっていませんし、だからあくまでも考え方の違いなのですけれども、その辺はシビアに一応コスト的に家賃相当、積立金で補修、それから将来の解体まで賄えるのだということを原則守れるようなことを今後も含めて腹に置いて進めてもらいたいと思うのですけれども、その辺について答弁をお願いします。
〇熊谷委員長 町民課長、藤岡典行君。
〇藤岡町民課長 お答えをします。
まず、最初のご指摘の共益費の部分でありますけれども、例えば集会所の光熱水費等々につきましては共益費に入れて計算をしております。ただ、細かい部分で森委員が指摘するような部分で一部漏れている部分はあり得ますので、その辺は将来の推移を見ながら、また改正が必要であれば、検討はさせていただくということにしたいと思います。
それと、毎年家賃収入から維持管理費を除いた収益費の一部を基金に積み立てるという形で将来の計画的な修繕、あるいは解体に備えていくということで、委員会においても一応今後10年、20年なりのシミュレーション、過去にしたシミュレーションの中では黒字となって解体費用も捻出できるというようなシミュレーションでありました。これについては、改めてまた新しいシミュレーションをお示しするということで委員会のほうではご説明をさせていただいたわけですけれども、それを提示する機会がなく今日に至ったわけですけれども、改めてまた機会を設けてその辺のシミュレーションは提示をさせていただきます。今現在暫定的に持っているそのシミュレーションの数字というのは、必ずしも楽観的な数字ではなくて、やはり相当に厳しい数字になっております。その計画的修繕の内容にもよりますけれども、これまで雇用・能力開発機構が計画的に行ってきた大規模改修に匹敵するような修繕事業を年次計画で行ってまいりますと、やはり10年、20年後にその家賃収入からそれらを差し引いて黒字になっているかというと、必ずしもならない現状にあります。それは、入居率と、あるいは入居者の家賃の減免を受ける方の入居の割合等々の数字の組み合わせにもよりますけれども、大変厳しい数字になっております。ですから、委員ご指摘の懸念はまさに現実的になる可能性が十分ありますので、その辺のことを勘案しながら将来的な計画的な修繕に対応できるような基金管理をしていく必要があるということは十分認識しておりますので、よろしくお願いします。
〇熊谷委員長 6番、森淳君。
〇森委員 率直に言うと、やっぱりリサーチ不足みたいのがあったのかなと。だから、あのときはあそこで質問やめましたけれども、800円なんかでおさまらないのだと、実際に中にいる人間から、住民ではないですよ、その筋から聞いていたのです、私は。だけれども、そっちはもうそういうあれだと、向こうもそう言っている、こう言っている、800円で間に合うのだということで、これ毎月の積み重ねですから、実質共益費に係るものが仮に3,000円だ、4,000円だとしたときに1戸当たり2,000円、3,000円が60戸なりにするともう10年、20年で莫大な金額の変更が出てくるのです。それと、やっぱり一番大きいのは、今言ったシミュレーションの部分である程度入居率を確保するということが第一なのでしょうけれども、それ以上にやっぱり減免その他の家賃設定が、先に家賃設定がありきだったような気がするのです。ただ、その辺を確認もしたつもりではいたのです。ただし、前提としてその中でさっき言った補修、それから解体までできるのだと言うから、我々がかわりに計算するわけにいかないものなのだけれども、あのときは本来はこういうものがかかってこうだから、逆に家賃設定をこうしなければならないというよりも、2万3,000円ぐらいが適当かなだとか、ほかのアパートの影響を受けない値段はどうだとかこうだとかというような、ちょっと心配な要素があったのです。ただ、今スタートする中で不透明な部分があるということと、早い時点で第2のシミュレーションを前回の委員会を通じてつくったということなので、今後の議論は委員会でさせていただきますけれども、町長にお願いしたいです。これやっぱり財政にもかかわってくるし、それから単に促進住宅の問題ではなくて、ほかの公住にもすべてかかわってくるので、やっぱり役場の中でも横の部分も含めて、建設課も含めてもうちょっときちっと精査しながら今後進めていくと、もう走ってしまったけれども、必要があるのでないかなと思うので、その辺の検討ができるかどうかということをお願いして、質問を最後にします。
〇熊谷委員長 町長、舟橋泰博君。
〇舟橋町長 一般住宅、一般のアパート等、マンション等のものに当てはめながらの考え方ちょっとお聞かせいただいたのですけれども、やはり共益費の800円の内容も含めて、それで将来に向かっての基金という形で残されている部分への影響というか、本当にそれが正しかったのかということも含めながら、今この形で進んでおりますけれども、やはり早急の時期にこれをまた精査しなければならないなというふうには思っております。そんな中で横の各課担当の連携の中で、ちょっと反省材料になるのですけれども、どれだけの話し合いの中でこの額が設定されたのかということも含めていま一度精査しながら検討、取り組みたいというふうに思います。
〇熊谷委員長 ほかに質疑はありませんか。
(何事か呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 質疑ありますか。
(「土木終わっちゃう」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 土木、これで終了、困りますか。
それでは、昼食のため暫時休憩いたします。
休憩 午前11時58分
再開 午後1時00分
〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
土木費について質疑をいたします。質疑はありませんか。
11番、室田憲作君。
〇室田委員 予算説明資料の15ページ、8番、合宿誘致対応事業としてブルペン設置及び撤去等ということで予算化されておりますが、この内容についてちょっと説明をお願いをします。
〇熊谷委員長 商工観光課長、三浦義之君。
〇三浦商工観光課長 今の質問についてお答えいたします。
平成20年度、21年度から大学生が野球の合宿を羽幌町で行っておりまして、本年も来るという前提のもとにこのブルペン関連の合宿誘致ということで計上してございます。
(「どんなもんだ、中身」と呼ぶ者あり)
〇三浦商工観光課長 具体的に申しますと、作業等の賃金、それから選手等の出迎え、それから用具関連、それから消耗品ではラインを引く消石灰ですとかボールコンテナ、それから自転車を使用するので、自転車関連のお金、それからブルペンの設置、それから撤去作業というようなことの内容となっております。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 亜細亜大学が2年続けて来られて、来年度も一応亜細亜大学が来るという想定のもとに予算化されたということですけれども、その辺の事情をもう少し、もう時期的に来れそうなのか来れないのかというあたりのことがよく、その辺の事情をもうちょっと教えていただければと思うのですが、わかっている範囲内で結構です。
〇熊谷委員長 商工観光課長、三浦義之君。
〇三浦商工観光課長 予算計上時においては、来るという前提で予算計上していたわけですけれども、当初3年程度は来るというような話の口約束ではありますけれども、あったものですから、それら等で今年も来るという前提で上げたのですけれども、結果的には来ないというような状況が濃厚というような状況となっております。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 何年かかけてスポーツ公園の野球場にAコートを中心として施設の整備をして、ある程度硬式野球にも対応できるようにということで外野フェンス等も直してきたと思うのですけれども、今このブルペン設置及び撤去というのですが、この施設をつくることについてはいいと思うのですけれども、そういうことで施設を整備しているわけですけれども、これからのそういう誘致事業といいますか、野球場の活用といいますか、というものを含めてその辺の今後の見通しなども教えていただければと。
〇熊谷委員長 社会教育課長、濱野孝君。
〇濱野社会教育課長 室田委員のご質問にお答えをいたします。
まだ今要綱等については策定中ではございますけれども、文化スポーツ合宿誘致補助金交付要綱というのを今検討しております。この内容につきましては、宿泊等の一部補助という形を考えておりまして、このような補助を考えながら広く合宿誘致を考えていきたいというふうに、そして町内のいろんな施設を有効に活用したいというふうに考えております。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 管内的に見てもうちのAグラウンド、野球場は遜色のないすばらしい施設だと思うので、誘致運動をもう少し具体的に積極的に進めていくべきだろうと。たまたま来たとか、たまたま来そうだとか、そういうことでなくて、やはり羽幌にこういうものがあるよということで大きく手を挙げて、そして全道的に、またはもし可能であれば全国的にもそういうようなPR活動といいますか、そして受け皿をしっかりつくって誘致運動を進めていくべきだと思うのですけれども、その辺のことについてもう少し考え方があれば聞かせていただきたい。
〇熊谷委員長 社会教育課長、濱野孝君。
〇濱野社会教育課長 先ほども申しましたけれども、合宿誘致につきましては22年度から社会教育課のほうで担当していきたいと思っています。町のホームページなどいろんな形でもって広く道内、道外にPRをしていきたいというふうに考えております。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 言われていることはわかるのですけれども、もう少し何か力強い言葉が欲しいのだな、どうですか、町長。
〇熊谷委員長 町長、舟橋泰博君。
〇舟橋町長 室田委員のおっしゃられる意味、十分にわかります。せっかくのいい施設を持っていながら、それを有効に活用するという意味では合宿誘致ということの経験もできているわけでありますし、喜ばれる施設であるというふうに自負しております。そんな中から積極的に足を使ってでも、またさまざまな誘致方法はあろうかというふうに思います。本当にこの町にもたらすさまざまな好影響というものもございますし、ある意味では町の活性化につながる事業ともなり得るわけでございますので、積極的に力強く動いていきたいなというふうに思っております。
〇熊谷委員長 3番、寺沢孝毅君。
〇寺沢委員 関連で質問させていただきますけれども、今の質疑と答弁のやりとりを聞いていて私は非常に腑に落ちない面がございます。これは、合宿誘致対応事業という項目で100万以上の150万ですね、予算をつけているわけですけれども、予算を一応つける段階ではまだ可能性があったけれども、実際問題今年に関しては来ないという、では削るべきではないでしょうか。私は、単純にそう思いますけれども、いかがですか。
〇熊谷委員長 商工観光課長、三浦義之君。
〇三浦商工観光課長 先ほどブルペン関連等の予算でつけたと、そして来る予定でということでお話ししましたけれども、1大学ということにこだわらないで予算計上した経緯もございます。それで、過去の経緯といいますと、商工観光課で合宿誘致ということで担当していたのですけれども、観光課がその窓口としてふさわしいのかどうかという論議を関係各課と行いました結果、やはりスポーツ振興、それから教育的関連からも文化的関連からも社会教育が窓口が正しいのでないかということで窓口を一本化して社会教育にしたという経緯もございます。予算につきましては、先ほど申し上げましたとおり、1大学の誘致ということでは計上してはございますが、継続して合宿誘致という大きな目的のもとに使う予定もございますので、計上してございます。
〇熊谷委員長 3番、寺沢孝毅君。
〇寺沢委員 1大学のためのものではないという答弁ですけれども、でも1大学が来るという想定で当初はつけたものですよね。私は、この施設がスポーツ施設として老朽化が進んでいるので、そういう合宿が来る来ないにかかわらず、そういう補修等が必要だというのであれば納得しますけれども、今のような説明ではちょっと納得できないのですけれども。
(「暫時休憩」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 暫時休憩いたします。
休憩 午後1時11分
再開 午後1時11分
〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
答弁を求めます。
商工観光課長、三浦義之君。
〇三浦商工観光課長 予算のつけ方ということに関しましては、これにつきましては施設の維持管理につきましてはきっちり修繕等はほかにつけております。これに関しましては、誘致に関して必要な部分ということでつけていますので、維持管理ではなくて合宿が来た場合においては当然使うべきお金ということで想定していますし、先ほど申し上げましたとおり、1大学ということではなくて、当初はその予定もありますけれども、全体的に考えて合宿誘致ということでつけていますので、ご理解願いたいと思います。
〇熊谷委員長 3番、寺沢孝毅君。
〇寺沢委員 今年のシーズン中の合宿ということになりますと、もうそろそろスケジュールというものが各大学ですとか決まっている、当然決まっていなければいけない、しかしながら今のところ町側では把握していないということになれば、1大学を除いても合宿先が今年に関してはないということになりませんか、それともどこかあるのでしょうか。
〇熊谷委員長 商工観光課長、三浦義之君。
〇三浦商工観光課長 現在のところでは、4月からラグビーが来るというような予定となっております。それ以外についてもまだ発表段階ではありませんが、誘致活動の中で来たいというような関連もございまして、時期が近づきましたら、いろんな面で町民の協力等も得なければなりませんので、周知をしていきたいと考えております。
〇熊谷委員長 3番、寺沢孝毅君。
〇寺沢委員 そのような説明をやはりきちっとしていただかなければならなかったのではないのかなと思います。では、しっかりと来ていただけるように努力をしていただきたいと思います。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 今関連質問で寺沢委員のほうにいってしまって、何だか最後歯切れ悪く終わってしまったのですけれども、1つだけもう一回、社会教育課長が答弁してくれたので、あえてここでもう一つ誘致のことについて、合宿のことについてあれします。
今三浦課長が4月から高校ラグビー部が来られる予定だということですけれども、半月後のことですから、もう恐らく決定されているのだろうと思うのですが、その受け入れ態勢だとかそういったことについてどう対応されているのかちょっと聞かせてください。
〇熊谷委員長 社会教育課長、濱野孝君。
〇濱野社会教育課長 現在、高校生のラグビー部が道内各地から何校か羽幌町のほうで合宿をするというお話を内々聞いております。まだ人数、それから校数についてははっきりしておりません。うちのほうとしては、その宿泊の関係とかというものに対して一部助成というふうな形での助成をしていきたい、あとそれから宿泊施設等の情報などについてもお知らせしているという状況であります。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 私は、やはりせっかく羽幌へ合宿に来られるのですから、もちろんそれ相応の支援体制というのをきちっとつくって、そして町としても支援するものは支援すると、そしてそれが今後にどんどんと広がり、輪が広がって羽幌が合宿の村といいますか、合宿の町として全道に少しでも影響していくような方法を講じるよう努力をしていただければなと、このように考えておりますし、そうすることが今まで施設改良に投資してきた価値が出てくるのではないのかなと、こういうように思いますので、これ以上そのことについてはあれしません。
続いて、もう一つ、今度は臨時事業費の7ページの中に5ですか、道路維持整備事業費の中に町道植樹枡整備と、金額的には少ないのですけれども、この内容についてちょっと教えてください。
〇熊谷委員長 建設水道課長、西村修君。
〇西村建設水道課長 それでは、室田委員の町道植樹枡整備事業12万6,000円の予算ですけれども、内容につきましては公園通りの福寿川の河川敷の花壇の苗木500本と、それと昨年まで課の職員が直接植えていたのですけれども、今回委託業務で考えております。その金額8万8,000円と植樹苗購入の3万7,500円の事業費でございます。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 植樹の枡をどうこうするということでは、今までの街路樹の根元をどうこうするというようなことではないのですね。
それに関連して、以前にも私一度質問していることがあるのですけれども、以前台風によって街路樹が非常に倒れ、その後抜いて整理をしたと、そしてその後植樹をしないのかと、街路樹を植えていかないのかということを何回かお聞きしたのですが、除雪対応からして難しいとか、または秋になると葉が落ちて、それの処理で苦情が来るとか、そういうような話があって今のところはそういう計画がないというような話をしていたのですが、もう課長もご存じだと思うのですが、年々町なかの緑といいますか、こういうのが減っていっているというのが現状なのです。除雪で何本か倒れていくというのも中にはあります。そういうようなことから、そういう整備といいますか、街路樹というのですか、街路樹の整備ということについてどのように考えているのかということ、それからもう一つ、現在わずかに残っている街路樹もそのまま、そのままと言うと変ですけれども、枝が伸びてもそのままというような、または枝が横へ出てきても、根から出てきてもそのまま、管理されていないというような状況があちこちに見られるわけですが、その辺どこが責任持ってそういうようなことをやられているのかということ等についてちょっと聞かせてください。
〇熊谷委員長 建設水道課長、西村修君。
〇西村建設水道課長 それでは、お答えします。
昨年まで、21年度まで先ほど委員おっしゃったとおり、一応歩道等で障害あって歩道整備のため植樹枡つぶして整備してきました。それで、22年度今年度抜本的に植樹枡の活用方法を考えようと。それで、22年度関係する課、町民課と、それから政策推進課と庁内でそういう関係する課で植樹枡等の活用を抜本的に継続して活用できるような計画を立てようということで今回去年の植樹枡のつぶす予算を見ておりません。それで、今年度そういう整備計画の作成に着手したいと思っております。
それとあと管理なのですが、今現在植樹、植えられた木については1,460本ございます。それで、今うちの車両関係、職員1人で、あと嘱託1人で、その植樹枡の植樹の木、一応点検して歩いているのですが、なかなか手が回らないというような状況でございます。それで、そういうことも含めまして、今後街路樹の整備計画等を検討したいと思っております。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 一歩前進した回答をいただきました。ぜひ、どこにでもここにでも植えろというようなことではありませんので、適地を考えて、今年植えたから来年育つというものとは違いますので、やっぱり将来を見通して羽幌の町を緑豊かな町につくり上げていくのだという一つの大きな夢を持ちながら考えていただきたいと思うのです。
それから、職員の手が足りなくて管理が十分に行き届かないというお話ですけれども、それはわからないわけではないですけれども、ただこういう声も聞くのです。仮に自分のうちの前に街路樹があると、切ればいいことはわかっていると、枝を。でも、その後の処理が困るのだと、そういうような意見もあちこちにあるのです。または、葉が落ちると、落ちて掃くことも覚えているのだが、それを処理するのに困るというような意見もあるわけです。だから、町内の連絡員制度などもあるので、そういったようなところを有効に活用しながら町民のそういう声も聞いて、そして的確に処理をしていくというようなことであれば、職員の手の回らない部分も補っていける、まさに協働のまちづくりができるのでないかと思うのです。だから、そういうところを活用して大いに考えていくと、こういうようなことについてどう思いますか。
〇熊谷委員長 町長、舟橋泰博君。
〇舟橋町長 私の答弁すべきことかなというふうに思いますので、答弁させていただきます。
このことについては、やはり17年でしたでしょうか、あの風台風以来本当に街路樹さま変わりしてしまいました。そんなことも含めて当初は倒れた木の整理ということとバリアフリーと歩道との関係等々を考えながら、いわゆる植樹枡をつぶしてきたという経緯もございました。いつまでもそういう状況でいいのかという問題は、数年前から投げかけられておりましたし、そのことについてずっと取り組んできたのも事実ですし、ただいま課長のほうから答弁のあった、今年そのことについて考えながら今度逆に緑をふやすと、時代の流れ、CO2の削減という観点からもやはり緑をふやしていくべきだろうというようなこと、また今まで街路樹に対していろいろと問題があった部分についても住民参加ということも含めながら対応策を考えていかなければならないのかなというようなさまざまな内部的なご意見がありました。そんな中で今回今年度プロジェクトチームではないですけれども、担当課を中心にしてさまざまな意見を集約しながらこの計画をきちっとしたものを立てていきたいと、そしてそれについて一つ一つ取り組んでいきたいというふうに思います。本当に先ほど委員も言っておりましたけれども、一朝一夕にすぐ形になるものでもございません。やはりかわいがる、育て上げる、そんな周りの気持ちも大切なことではないのかなというふうに思いますので、やはりそういう育てる気持ちを持ちながら町の形成をつくり上げていきたいというふうに思っています。
〇熊谷委員長 7番、駒井久晃君。
〇駒井委員 予算説明資料の15ページ、道路維持、街路灯取りかえ補修30基、これどこになるのかと、それから道路維持費で2目、これは予算の161ページ、2目道路維持費で前年度比較で1,452万円ふえているその理由とお願いいたします。それと、新設改良事業、15ページの街路灯の下のそれの内訳というか、内容を説明お願いします。
〇熊谷委員長 建設水道課長、西村修君。
〇西村建設水道課長 それでは、お答えします。
まず、第1点目の街路灯の取りかえ補修事業につきましては、今回30基予定しております。場所につきましては、街路灯かなり設置年度似通ったところがありますが、悪いところから、ほとんど悪いのですけれども、その中でもある程度傷んでいるところから逐次手つけていきたいと思っております。箇所につきましては、大体頭にあるのですが、まだ正確に実態調査、30基分の場所は後で決める予定になっております。
あと、2点目の道路維持費の増減1,452万の増減なのですが、一応この目の13節委託料の中で道路維持補修等、この辺で工事関係の委託料関係、去年この委託料が800万だったのが2,400万に予算ついたり、増減いろいろ大きいのはその部分でございます。
〇熊谷委員長 7番、駒井久晃君。
〇駒井委員 街路灯については、何本あって30本なのですか、箇所はまだはっきりしないということなのですけれども。
〇熊谷委員長 建設水道課長、西村修君。
〇西村建設水道課長 街路灯につきましては、島を含めまして459基ございます。それで、そのうち19年度から計画的に補修してきております。それで、昨年度21年度末で59基補修しております。それで、まだ数が多いものですから、一応今後計画的に取りかえていく予定でございます。設置してからもうほとんど35年以上経過してかなり老朽化しているものですから、最近ないのですけれども、昨年、一昨年、その前の年とか、根元から街路灯折れて車道に倒れ込むというようなこともありましたので、そういうことのないように計画的に取りかえていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇熊谷委員長 7番、駒井久晃君。
〇駒井委員 予算説明資料の15ページの6番、道路維持整備事業の2番目の道路新設改良事業で高台3線と白浜舗装、この中身教えてください。
〇熊谷委員長 暫時休憩をいたします。
休憩 午後1時33分
再開 午後1時33分
〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
答弁を求めます。
建設水道課長、西村修君。
〇西村建設水道課長 それでは、お答えいたします。
この道路新設改良事業につきましては、築別高台3線、高台上がりまして、すぐ上がった頂上の辺から左に、北側に行く町道があります。その道路の簡易舗装と、それから焼尻白浜、それから東浜の簡易舗装事業を予定しております。
〇熊谷委員長 これで土木費の質疑を終わります。
審議の都合上、第11款災害復旧費の質疑を先に行います。207ページから208ページまで質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
次に、第9款消防費、175ページから178ページまで質疑を行います。
2番、伊藤昇君。
〇伊藤委員 委託料のハザードマップ作成料、これたしか羽幌防災計画が長年改正されないできながら、五、六年前に改正されて、それに基づいてマップがつくられたというようなことを記憶しております。でき上がったものをこのようにして全戸配布をしたのです。ただ、これはその後何人かの議員も防災計画についての不備な点も申し上げておりますし、十分わかっていると思うのです。どこがどうかということで申し上げますと、結局この辺で一番心配しなければならないのは津波なのです。前に奥尻島の地震があったときに川北地区に消防車キンコン、キンコン鳴らしながら来て、私も高台へ避難しました。幸い大したことなかったのですが、私はこのハザードマップが今5,000部、200万の予算でつくるわけですが、これはこれでいいのです。ただ、1つ、まだこれが印刷されないことを願いながらこれから申し上げるのですが、津波の面で書いてはいるのですが、若干インパクトが弱い。私は、自分なりにはどういうふうに、どんなときの状況にどうして逃げるかということは自分で決めています。この計画書や、あるいはマップに津波のときどこへ逃げろなんていうことを指示することは困難だと思うが、ふだんからきちんとしたそういうルートをそれぞれのところで確認しておけとか、そういうようなことは必要事項として載せておいていただきたいということ。
それから、羽幌で津波が来たら、やっぱり羽幌川と福寿川が上ってまいりますから、そうすると状況によっては違いますが、高台地区であるとか、あるいは望潮山であるとか、こういうところがそれぞれの避難ルートとして考えていくときに参考になるだろうというようなものをつけ足した手引をつくったらどうかなと思っています。島のほうはわかりません、これで十分なのか。
もう一つ、避難場所については、これしかないのかと思うのですけれども、避難所についてはおさまってからそこへ避難して寝泊まりするというような、あるいはストックどうかということはまた研究してもらえばいいのですけれども、まず津波のときに応急処置としてそれぞれがどういうふうにルートつくってという心構えぐらいはきちんと示しておいたものをつくってほしいということなのですが、いかがでしょう。
〇熊谷委員長 総務課長、石川宏君。
〇石川総務課長 今ハザードマップの作成予算に関してのご質問だと思います。前、9月でしたか、一般質問の中でも若干ありましたが、今北海道のほうで日本海沿岸の浸水予測図というものをつくっておりまして、それをもとにしながら町のほうも津波または洪水、土砂災害または地震に備えて揺れの激しさ等も出てくるような情報もありそうなので、それも含めたマップをつくりたいというふうに思っております。今伊藤委員のご質問にありました津波の関係が一番今大きな話としてされておりました。当然波が来ますと一番低いところが一番先にということで、今回のハザードマップの中にはやはり一番浸水被害が起きやすい地域はここだというふうにわかりやすく地図上で示したいというふうには考えております。一般的に避難のルートにおきましても、津波の場合は遠くへよりも高くへ逃げるというのが常識的な避難方法だと言われております。川北地区であれば高台のほうになるのか、または強固な建物の2階以上のところへ逃げるのかというようなこともあろうかと思います。今言われたようなことも念頭に置きながら、まだ作成というか、内容の詰めまでは至っておりませんので、その辺も考慮しながら作成に取りかかっていきたいと思っております。
〇熊谷委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
説明員入れかえのため、暫時休憩いたします。
休憩 午後1時40分
再開 午後1時55分
〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、第10款教育費、179ページから206ページまでを質疑を行います。質疑はありませんか。
6番、森淳君。
〇森委員 先ほどの室田委員の関連にもなるかと思うのですけれども、今日この場に来て合宿誘致活動については商工観光課から社会教育課に移るということを初めて聞いたわけであります。具体的な話も含めてお聞きしたいのですけれども、まず当然活動するためには、具体的に動くためには予算も必要だと思うのですけれども、何ページのどこにあるのかわかりませんので、まずその辺の確認から始めたいと思います。
〇熊谷委員長 社会教育課長、濱野孝君。
〇濱野社会教育課長 森委員のご質問にお答えいたします。
大きい予算書の196ページ、社会教育費、19節の文化スポーツ振興事業補助金50万円というのが合宿誘致事業の予算であります。
〇熊谷委員長 6番、森淳君。
〇森委員 この50万は、丸々合宿誘致費ということでよろしいのでしょうか。
それでは、先ほどの中で具体的に、もともと観光課にちょうど私がかかわったのはちょっと古い話なのですけれども、そのときは特別具体的な予算はないのですけれども、観光課というのはさまざまな形で旅行代理店やらそういうところを訪問する機会、それからイベント等で本州等も行く機会があって、そういうときにあわせてそういう活動もしていた記憶があります。それで、この50万の中で今考えていることとして具体的な活動について説明願いたいと思います。
〇熊谷委員長 社会教育課長、濱野孝君。
〇濱野社会教育課長 先ほど室田委員のご質問のときにもご説明しましたけれども、宿泊費の一部、それから入浴費の中の一部というのを検討しております。そして、対象としましては、道内の高校、大学、各種学校、専修学校というところも考えております。
〇熊谷委員長 6番、森淳君。
〇森委員 私が主体的にお聞きしたいのは、誘致活動でありまして、今の話でいくと来たものに対して使うお金というふうに、主な説明だと思います。それからすると、文化スポーツ振興事業補助金ということ自体も項目としては何かそぐわないような気がするのです。これは、もともと合宿誘致というのはなぜ観光課でやったかというと、やっぱりいわゆる地域経済に及ぼす影響が非常に大きいということの中でそちらのほうで受けてやったことがあると思うのです。だから、この文化スポーツ振興というのは、別に羽幌町の予算で他の地域の学校のスポーツ振興なりを我々の予算で持つべきものでは筋からいってないのであるので、その辺の矛盾も含めて冒頭にお聞きした具体的にどういう活動をして誘致活動に結びつけるのかということを改めてお聞きしたいと思います。
〇熊谷委員長 社会教育課長、濱野孝君。
〇濱野社会教育課長 お答え申し上げます。
この社会教育課で行う誘致事業ということでありますので、町民の文化スポーツの振興というのがまず最初に来るかと思っています。その関連でいろんな町村から人がたくさん来て町が活性化するというのも、次には来るかと思います。そして、今実際に羽幌高校などいろんな学校とかでほかのところにも行っていろんな合宿だとか、合同で合宿をやったりとかという動きもたくさんしております。そのようなところから、先ほどの回答の中でラグビー部というお話もしましたけれども、今年についてはそのような関連の中からラグビー部が合宿に来るという形になっております。あと、そのほかにも野球部のお話もあるかというふうに聞いております。そういうふうな中でほかの町村の人方にということのお話がありましたけれども、羽幌町のほうでこのような合宿をやってくださる、そしていろんな羽幌町の若者、子供たちというのがそういう合宿を見て、またいろんな形での発見なり触発なりというのを受けてもらいたいというのも考えておりますし、また羽幌町内の子供たちとの交流というのも、ぜひ羽幌町民との交流というのも期待をしているところであります。
〇熊谷委員長 6番、森淳君。
〇森委員 先ほど商工観光課で修学旅行誘致というのもありましたけれども、ご存じのように、やっぱり北海道というのは日本が今熱帯化している中で夏の間非常にスポーツに適しているということで、メジャーなところでいえば、網走のラグビーだとか、士別の陸上だとか、要するにやっぱり産業活動の一環としてかなりの多額な設備をしながら継続的に相当な運動をしながら続けてきているというのが実態だと思います。その中でやはり今の答弁では、では具体的にどこに何をやって、それが今後の具体的な合宿活動につながるということに対してお答えがないように思うのです。ただ、現時点ではもしないとしても、この50万の中でそれを全額ではないわね、ほとんど来た人間に充てるということですけれども、具体的に羽幌町側から動いていかない限り、あとは受け身で待っていても一定の人間関係とかそれ以外のものというのは生まれてくることが難しくなると思うのです。しかも、これは継続的なことをやったからすぐ結果が出るというものでもないですし、やっぱり長い間いろんな格好で継続的に動く中で次に出てくるということがあるので、そういう意味合いも含めて少し意識を変えて積極的にこっちから出ていって動いていくと。行き先については、まだ何も決まっていないみたいですから、いいですけれども、そういうことのお考えあるかどうかお伺いして、最後の質問にします。
〇熊谷委員長 社会教育課長、濱野孝君。
〇濱野社会教育課長 今後いろんな関係者の方々と協議をしまして、またいろんな形での情報を得たり、またこちらのほうから情報を発信しながら誘致活動を進めていきたいと考えております。
〇熊谷委員長 9番、大山新太郎君。
〇大山委員 202ページ、社会教育施設整備工事請負費、この中身をちょっとお願いします。
〇熊谷委員長 社会教育課長、濱野孝君。
〇濱野社会教育課長 お答えいたします。
スポーツ公園、サッカー場のほうのフェンス、これ今から5年ほど前に半分直しているのですが、そのもう半分の部分を直すというものであり、よろしくお願いします。
〇熊谷委員長 9番、大山新太郎君。
〇大山委員 予算資料見れば、パークゴルフ場修繕となっているけれども、上か下か、その辺どこら辺を修繕するの。
(「16ページ」と呼ぶ者あり)
〇大山委員 16ページ、予算資料。
〇熊谷委員長 社会教育課長、濱野孝君。
〇濱野社会教育課長 この予算説明資料のほうの16ページの中に1つ入っていますのは、パークゴルフ場のポンプの取りかえの部分でございます。昨年の秋に、パークゴルフ場の水圧が低いものですから、そこでポンプアップして散水をすると、そこが昨年1基壊れました。それを今回取りかえるものでございます。そして、この予算は修繕料のほうでついているものでございます。
〇熊谷委員長 9番、大山新太郎君。
〇大山委員 大体今の説明でわかりました。
このパークゴルフ場は、今年度の予算収入見ると36万、たまたまスキー場の予算資料見ると、これも440万、パークゴルフ場はつくるのに2億弱か、それにスキー場は4億ちょっと、このことを思えば、スキーをやっている人がたまたま私のところに、最近私やっておりませんけれども、来て、最近すごく不公平感を感じ、そして高いという、ほかの町村、自治体へ行けば、今少子化でかなり利用率が少ないので、あっちのスキー場、こっちのスキー場といって利用者を呼び込むためにやはりかなりダンピングしているというか、そのような経緯があるので、このことについて考えているかいないか、今後。
〇熊谷委員長 社会教育課長、濱野孝君。
〇濱野社会教育課長 スキー場のリフト料金のことですが、今のうちの町民スキー場の規模からいうと、もしかしたらちょっと高いという形が感じるかもしれません。ただ、今現在この料金を値下げするとかという考えは今のところございません。
〇熊谷委員長 9番、大山新太郎君。
〇大山委員 今々値下げするという考えはないという考えですけれども、たまたま私も今年2回ほど行ってきたのですけれども、子供にしてみれば、小学校の3年生ぐらいになってちょっと上手な子にすれば、回数券11回券、例えば1,200円か、それはほんの1時間ももたない、ちょっと上手な子では30分でなくなる、親にしても1,800円でこれも同じくらいの気持ちで、ただ半日遊ぶのにそれこそ3,000円やそこらでは全然足りないという、やっぱり5,000円ぐらいかかるなという、そういうような感じがすごく父兄にしてみれば、やはり子供の健康だとか親子の触れ合いを求めるためには、片一方ではまるで協力金といってそれこそ入れるか入れないかわからない金、片一方では正規に取る、このアンバランスをやはり町としてぜひとも是正しなければならないのではないかと。片一方でスキー場もそのように取るのであれば、片一方もきちっと徴収する、これがやはり平等の精神でないかなというふうに感じるので、この辺町長側のほうとしてどう考えるのか。
〇熊谷委員長 町長、舟橋泰博君。
〇舟橋町長 大山委員のご質問、それぞれのお立場というか見方によって不公平感を感じたりいろいろなことがあるのかなというふうに思います。パークゴルフ場の関係ということにもなるのですけれども、協力金という形でスタートいたしております。協力金として入っているものがイコール利用者であるならば、相当利用者も減ってきているのかなというふうに感じますけれども、現実はそうではないということも指摘されております。そんなことも含めながら、やはり使う方々がみずから協力金のもと協力していただきながら、パークゴルフの環境整備も含めて取り組んでいきたいというのが趣旨でもございます。そういう気持ちの起きないように、他方から見て不公平感の起きないように私のほうとしては取り組んでいきたいというふうに思います。
〇熊谷委員長 9番、大山新太郎君。
〇大山委員 今町長の苦しいところも十二分に理解するところ、わかりますけれども、先ほどから言うように、協力金で終わるのであれば、スキーの親子の触れ合いのほうもやっぱりそれなりに考えていただければ、十二分に配慮していただければありがたいかなというふうに思っております。その辺だけお願いし、よろしくお願いいたします。
〇熊谷委員長 答弁は要りますか。
〇大山委員 課長でいいです。
〇熊谷委員長 社会教育課長、濱野孝君。
〇濱野社会教育課長 いろんな形でスキー場の利便性を高めて、町民の方々がなるべく有効に活用していただけるように今後頑張っていきたいと思います。
〇熊谷委員長 2番、伊藤昇君。
〇伊藤委員 ページでいいますと、どこかあれですけれども、206ページあたりに関連するかというふうに考えます。どういうことかというと、206ページのところに学校給食研究協議会なんてというのが名前あります。それら全般にわたって地産地消の問題でいろいろと意見を申し上げ、お答えいただきたいというふうに考えるのです。たくさんあちこちでやっぱり中国のギョーザ問題始まってから非常に敏感になりまして、あちこちの学校給食では地産地消ということを非常に真剣に取り組みを始めました。だから、検索してみれば、数限りないほど出てくるのですが、今日は二、三の例を述べながらひとつ考えていただきたいと。羽幌は、幸い漁業、農業全く恵まれた、地産地消やれば、本当に材料が豊富にそろいそうだなと素人目には見えます。しかし、数の問題や、あるいは生産者の問題、どうなっているのかはよくわかりません。そこで、北海道の成功している例の一つとして、大空町の例を申し上げてひとつ考えていただきたいと思います。この大空町は、既に始まって年数は大分たっております。中身は、たくさん書いているのですが、メニューまで書いています。基本的なことを申し上げますと、まず自分の土地でとれるものを探すということが第一なのです。そこで調達ができない場合は道内産を探しますと、そこで調達できない場合は国内産を探しますというような食材の調達のルートを基本的に決めているということなのです。それでは、地元でどんなものができるかというと、年じゅう通して使えるものは何か何かということがあります。例えばここでいったらジャガイモ、タマネギ等年間通じて使えますと、したがってそういうものを基本的なものに使っていくと。あるいは、季節的に使えるものは何と何だということもきちんと分類しています。そういうようなものを分類した上で、次は生産者とその給食つくる者との折衝を始めまして、どういうシーズンにどのぐらいのものが調達できるかというまず協議が始まるのです。そういうふうに一つ一つ生産者と詰めていって、どのシーズンにどれだけのものが調達できるかと、地元でどうしてもできなければ道内でどうなるのかと、道内でどうしてもできなければ国内でどうなるのかということで、いわゆる食の安全をやっぱり外国の輸入品に頼らないということを基本にしているというのがこの大空町の考え方なのです。それで、これは時間がないからいいですが、もう一つは南足柄市のやつも見ました。やはり同じような基本線に立っているのです。だから、私が言いたいことは、羽幌町の給食センター、島含めまして、地産地消の実態がどうなっているか、ちょっと聞かせてください。
〇熊谷委員長 学校給食センター所長、浅野勝彦君。
〇浅野学校給食センター所長 伊藤委員のご質問にお答えします。
地産地消につきましては、前回委員会の中でもご説明申し上げましたけれども、できる限り地元のものを使えるものは使う、それから先ほど申しました道内産のものについてもできるだけ使っております。うちの市街地区の給食センターにつきましては、国外品というか、海外のものはほとんど使っておりません。先ほど地元のものを優先、それから道産をその次、それからその次が国内産という形の基本線はうちも同じような考え方でおります。ただ、今数字的に資料ございませんので、何%地元産のもの、道内産も使っているというお示しはできませんけれども、先ほどの考え方については私たちのほうもそのとおりやっているつもりでございます。
それから、前回の委員会の終わった後に地元のほうからエビのお話いただきまして、地元の羽幌の甘エビを使った給食も実施しております。
以上でございます。
〇熊谷委員長 2番、伊藤昇君。
〇伊藤委員 すべて整うとは考えられませんが、そういう努力をしていると。これは、医食同源といいまして、まず医者にかかる前に食べ物だということは常識でありますから、できるだけそういうことの努力をしていただきますが、もう一つ詰めておきたいことは、生産者とのそういうような調査、協議というものがあるのかないのかということ。
〇熊谷委員長 学校給食センター所長、浅野勝彦君。
〇浅野学校給食センター所長 お答えいたします。
残念ながら今のところ生産者と直接お話をするということはやっておりません。
〇熊谷委員長 2番、伊藤昇君。
〇伊藤委員 そこで、やっぱりどういう食材がどのぐらい量がそろうか、シーズン的にどうなのかというようなやつを詳しく調べていかなければ、本当の意味での万全を期した地産地消にはならないし、食の健康、地元のものを地元でということにならないので、ただ面倒くさいから、委員会が面倒くさいのでないですよ、生産者が面倒くさいから協力できないというのであれば、それまでなのですが、やっぱり生産者というのも十分理解していただいて、そしてちょうど育ち盛りの子供は非常にそういうものに影響されたいと。したがって、生産者も協力をしていただくという、そういうような協働の精神を持っていくような働きかけを委員会のほうも努力していただきたいというようなことを考えております。その辺はどうでしょう。これからそういう調査やそういうような段階に入っていってほしいのですが、努力いただけませんか。
〇熊谷委員長 学校給食センター所長、浅野勝彦君。
〇浅野学校給食センター所長 お答えいたします。
今現在も直接生産者とかその協議はしておりませんけれども、そのしゅんに応じた野菜を手に入れるためにそれぞれ農協だとかそういうところにお話はしておりますので、実際問題できるだけしゅんのものを子供たちに食べさせたいということで今センターのほうでは努力しているところであります。これから生産者との協議ということでございますけれども、やはり大もとであります漁協、農協だとか、そういうところをまず通しながら、うちも進めていきたいなとは考えております。
〇熊谷委員長 2番、伊藤昇君。
〇伊藤委員 遠くて見えないのですが、ここにメニューがありまして、そして学校給食やるときに月曜日から金曜日までメニューに従って担任の先生がそのメニューを説明するのです。そのときにこの食材は羽幌からなのですよ、おいしいと思いますということを、そういう給食指導にも使っていかなければならないものですから、メニューの中に羽幌産だとかきちんと書くと、メニューなんかセンターでつくるわけですから、そういう配慮もひとつお願いして何とか徹底して研究してみていただきたいと。
以上で終わります。
〇熊谷委員長 答弁はいいですか。
〇伊藤委員 いいです。
〇熊谷委員長 3番、寺沢孝毅君。
〇寺沢委員 それでは、質問いたします。
小学校費あるいは中学校費の部分に相当するかと思うのですけれども、パソコンの借り上げですとか教育用パソコンの購入という予算の項目が上がってきております。昨今ニュース等で教育に関する個人情報が流出したとか、あるいは成績だとか父母の情報とか、そういうものの流出というニュースを聞いたりいたします。その辺で個人情報の保護、管理というのは、かなり厳重に漏れないように管理するようにということで文部科学省とかいろいろ通達あるかと思うのですけれども、そこで町内の学校の実態を予算書にあわせてお伺いしたいのですけれども、学校の先生方、成績の管理ですとか、あるいは通信だとか、さまざまな形でパソコンを個人個人独自に使う必要性というのはかなり高いと思います。教育委員会でそういう各学校、先生方に対してパソコンを購入して準備をされているという予算上何かありましたら、教えていただきたいと思います。
〇熊谷委員長 学校管理課長、水上常男君。
〇水上学校管理課長 ただいまのご質問にお答えいたします。
教師用のパソコンということでお答えいたしますけれども、まず教師用パソコンについては、羽幌小学校については平成19年からリースしておりまして、それについてはすべての先生方に1台ずつ当たっております。あと、羽幌中学校については、平成20年度に買い取りということで、それについてもすべて先生方には1台ずつ当たっております。あと、島の天売小中学校、焼尻小中学校、あと天売高校につきましては21年度のICTの環境整備事業におきましてすべて完了しております。
以上です。
〇熊谷委員長 3番、寺沢孝毅君。
〇寺沢委員 了解いたしました。その辺では、パソコンの個人の教育に関する使用ということはもうなくなっているというふうに理解をしていいということだと思うのですけれども、もう一点はあとはソフトの問題があると思います。道庁内の不正ソフトコピーだとか、さまざま問題になっていますけれども、ソフトというのは年々更新されていくものです。それから、パソコン自体も基本OSとか、そんなのも更新されていくのですけれども、そういったことも配慮してタイミングを見ながら更新を図る必要があると思いますけれども、そういった配慮というのはなされておりますか。
(「休憩」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 暫時休憩いたします。
休憩 午後2時24分
再開 午後2時24分
〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
答弁を求めます。
学校管理課長、水上常男君。
〇水上学校管理課長 お答えいたします。
羽幌小学校については、リースということで最新のものが入っております。あと、今回のICTの環境整備におきまして、すべて新しいものが入っているということで理解していただきたいと思います。
〇熊谷委員長 3番、寺沢孝毅君。
〇寺沢委員 細々したことを聞きますと時間がかかりますので、避けますが、いろいろな教育に必要なソフトがあるのです。基本OSというのは、例えばウィンドウズ7とか、それからマッキントッシュであればマックOS テンとか、それ以外に例えば身近なものではワープロソフト、それから表計算ソフトというのがあります。そういったものも当然必要になりますので、その辺十分に認識されまして、問題のないようにひとつお願いしたいという確認でございます。
以上です。
〇熊谷委員長 学校管理課長、水上常男君。
〇水上学校管理課長 今回の予算書の中では189ページになりますが、備品購入費ということで教育用パソコン等購入費でワード、エクセルなどのライセンスの取得によるものを予算計上させていただいております。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 先ほどの大山委員の質問に関連してちょっとお願いします。パークゴルフ場のことについては今後考えてみたいということは、これはもう何回も繰り返されたことであると、このパークゴルフ場の料金をどうするかということについて何回も繰り返されてきたことなのですが、先ほどスキー場とパークゴルフ場の不公平感ということで出ていますけれども、パークゴルフ場そのものの利用の仕方に不公平感があるという問題が起こっていることは教育委員会でも十分承知だろうと思うのです。そういうようなことから、まず1点目、ここ二、三年の協力金の金額を教えてください。
〇熊谷委員長 暫時休憩いたします。
休憩 午後2時27分
再開 午後2時27分
〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
社会教育課長、濱野孝君。
〇濱野社会教育課長 現在21年度の金額しか覚えておりませんが、21年度は34万という形です。大体30万強という形になっております。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 先ほど町長も答弁されておりましたけれども、パークゴルフ場を利用している人口は決して減っていないようだと、しかし協力金が減っているやに聞いているというようなことで34万ということは、一番先は80万に近い協力金があったのです。それから利用者が減ったにしても、つい二、三年前は50万あるという話も聞いているのです。それが現在34万ということは、言うまでもなく入れていない人がいると。そして、それが当たり前で、おまえ、なぜ入れたのだというような会話すら交わされているという現実なのです。だから、こういうことをそのまま放置しておいてよいわけがないので、なぜ取らないのだと言ったら、下の公園のほうはこれはこういうふうにしてできてきたものだから、あそこは取れないとか、上はこうだとかといろいろな理由をつけておりますけれども、それで中には料金を取るのならもう少し整備をしろと言う利用者もいるのです。そういう言葉も聞くのです。そこが悪いのなら、違うほう行ってやればいいのでないかと、私は開き直ればそういう言葉になりますけれども、ある程度整備されている状況の中で妥当な線で料金をやはり設定すべきであろうと、こういうふうに思うのです。前は人件費にかかると。だれがそれでは取るのだということで、人件費にかかるというようないろんな話があったのですが、その辺も含めて主として使われているゴルフ愛好会の幹部の方々と本当に根っこから話してみる必要があるのでないかということを1つつけ加えたいと思います。
次、質問かわります。先ほどから給食のことについて出ておりますので、ちょっとあれします。臨時費の10ページに離島地区の栄養職員配置事業として606万2,000円組まれております。それと、こちらの会計予算書の中の205ページの上段に栄養士嘱託報酬として564万円組まれております。これは、一体どういうように違うのか、まずお聞きします。
〇熊谷委員長 財政係長、室谷眞二君。
(「暫時休憩」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 暫時休憩します。
休憩 午後2時31分
再開 午後2時32分
〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
学校給食センター所長、浅野勝彦君。
〇浅野学校給食センター所長 それでは、私のほうからお答えいたします。
臨時費の説明資料の10ページにございます606万2,000円の内訳でございますが、予算書の報酬費と、それから旅費と、それから備品購入費が含まれたものでございます。備品購入費につきましては、栄養計算ソフト、これ2本分で19万8,000円、旅費につきましては両島で22万4,000円、それから報酬が560万4,000円となっております。
以上でございます。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 そういう設備費なども含めると、六百幾らになるということになるのですね。
それで、両島のほうに、天売、焼尻のほうに町単独の栄養士さんを配置するということで配置されたのだろうと思うのですが、どういう形でその職員採用をされたのか、ちょっとその辺お聞きしておきます。
〇熊谷委員長 学校管理課長、水上常男君。
〇水上学校管理課長 お答えいたします。
天売、焼尻の栄養士の配置については、かねてからいろいろと委員会等でもお話ししておりましたけれども、まず天売については職員の募集についてはしておりません。天売については、職員については今までおりました道の負担職員がおりまして、その方が引き続き業務を行うということで配置を考えております。焼尻については、今までいた道の職員がどうしても島を離れるということで一般公募をかけまして募集をかけたところであります。
以上でございます。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 天売のほうについては、今まで勤めていた方がということですね。焼尻のほうは、退職されて、かわって、募集して決定しているのですね。
私の聞きたいのは、栄養士という資格を持った方というのは、そこここにおられるものなのかということをちょっと疑問に感じているものだから、その辺の採用がどうなったのかということを聞きたいのです。
〇熊谷委員長 学校管理課長、水上常男君。
〇水上学校管理課長 お答えいたします。
確かに栄養士の資格を持っている方というのは、多分少ないのであろうと思います。島の中で探すというのもまた大変な話で、焼尻の栄養職員の募集については町の広報紙、あとハローワークを通じて募集いたしました。その結果、今年新卒になる方が1名応募がありまして、先日面接一応いたしまして、仮に採用予定というふうになっております。
以上でございます。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 理解いたしました。
では、二、三、細かいことをちょっと質問します。予算説明資料の16ページ、一番上に教育活動推進事業として外国青年招致というのが485万9,000円ということでありますが、このことについてちょっと内容を説明してください。
〇熊谷委員長 学校管理課長補佐、浅野勝彦君。
〇浅野学校管理課長補佐 ただいまのご質問にお答えいたします。
ただいまの件は、今行われています英語指導助手ALTの報酬等でございます。
以上でございます。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 そうすると、180ページの報酬の中で事務局費として英語指導助手報酬402万とあるのは何ですか。
〇熊谷委員長 財政係長、室谷眞二君。
〇室谷財務課財政係長 ただいまの質問にお答えいたします。
説明資料の485万9,000円の内訳ですが、報酬で402万円、そのほかに招致事業の関連経費としまして旅費が60万7,000円、需用費関係で6万円、役務費で5万、備品購入費が5万、その他負担金等で総額が485万9,000円が全体の事業費となっております。
以上です。
〇熊谷委員長 室田憲作君。
〇室田委員 そうすると、このものとこちらとが含まさっているということでいいのですか。
そうしましたら、関連して、前年度まで英語指導助手招致事業負担金というのが30万ほどあったのです。それが今年は消えている、消えているというか、ないのです。上げられていない。だから、それらもこの中に入っているということですか。
〇熊谷委員長 学校管理課長補佐、浅野勝彦君。
〇浅野学校管理課長補佐 お答えいたします。
その30万というのは、前についていたと思うのですけれども、今回は2年目ですので、その30万というのは恐らく移動のための旅費の部分だと思います。今回は、2年目の継続でございますので、その金額についてはございません。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 了解しました。
ちょっと違う項目で質問します。社会教育のほうになりますが、実は中学校のプールのことでちょっと質問したいのですが、昨年から一般開放はしませんと、こういうことで中学校の授業のみに使うと、こういうことであれして、6月に開設をし、7月いっぱいで夏休みと同時に閉じると、こういう形で去年は行われたようですけれども、プールの設置といいますか、テント設備、そのほか管理人等の賃金等を合わせると、金額的にはあれなのですが、約90万くらいの金がかかっている、そのほかに薬品であるだとか、そういったような諸経費等もかかっているだろうと予想すると、約100万くらいのものがかかっていると。それが中学160名の子供たちのためのプールですね、はっきり言うとそのためのプールです。一般開放はしませんということだったのですが、何らかの形でその活用方法というのはないのか、いまだに同じ考えかどうかちょっと聞きたいです。
〇熊谷委員長 学校管理課長、水上常男君。
〇水上学校管理課長 お答えいたします。
昨年一般開放をやめまして、期間短縮を行いました。学校の授業のみに利用したわけですけれども、結果どうだったかということについてはちょっと今後推移を見ていきたいなというふうに考えております。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 結果は、羽幌中学校の体育の授業で使ったということだと思うのです。だけれども、私は約100万ほどの予算をつけてやっているせっかくのプールなので、この授業といっても34時間か40時間に満たない時間だと思うのです、プールを使っている授業というのは。だから、そういうことからすると非常にもったいないような状況なので、その辺のことについて今後どうしようかということは考えているかどうかということなのですけれども、どうでしょうか。
〇熊谷委員長 社会教育課長、濱野孝君。
〇濱野社会教育課長 学校開放の関係でお答えをしたいと思います。
中学校のほうのプールの一般開放という形は、今年度は考えておりません。羽幌小学校のほうで利用をお願いしたいと思っております。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 理解はしていませんけれども、わかりました。やはりせっかくの施設ですし、そして水も満々と張って、そしてやっておられる、そしてわずか1カ月半くらいの期間ですけれども、そこには管理人もおられるのですから、何らかの形で利用できるような方法を考えていただきたいなと思って質問をさせていただきましたので、誤解のないようにお願いします。
最後に、1つ、学校図書のことについて。非常に厳しい中でも羽幌では、学校図書についてはずっと継続的に児童用の図書の購入を図ってきております。そういうことで、この利用度、先日の教育長の行政方針の中で今年は国際読書年であるというようなことも言われておりましたが、これらの図書活用ということを特にどのように行われているのか、その実態を教えていただければと。例えばある時間をとって読書の時間よというようなことを各学校で行っているのかいないのか、その辺の状況を教えてください。
〇熊谷委員長 学校管理課長、水上常男君。
〇水上学校管理課長 お答えいたします。
学校図書の関係については、毎年度継続して予算づけを行っております。蔵書の冊数については、小学校については目標値には達しております。中学校については、若干不足ということもあります。読書の関係については、天売、焼尻離島地区については朝10分間の朝読書、あと羽幌地区については統一しては行っておりませんけれども、一部朝読書を行っている学級もございます。
以上でございます。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 多くは小規模校では、時間的な余裕もあってそういうようなことも実際に学校学習活動の中で利用されているだろうと思いますが、ややもすると、今では大規模校とは言えませんね、350名くらいですから中規模、こういう学校ではなかなかそういうようなことが行われないというのも現状だと思いますので、教育長、今年は読書年であるというようなことから、教育委員会としても強く、単に学校にゆだねるだけではなくて、そういうように羽幌町の子供たちの読書率をふやしていくという面から指導すべきでないかと思いますが、いかがですか。
〇熊谷委員長 教育長、山本孝雄君。
〇山本教育長 お答えいたします。
先ほどの朝読書、例えば一つの朝読書の例でいいますと、市街地区の学校ではある程度のクラスがありまして、全体的に統一はされておりませんけれども、中の学級によっては学級文庫みたいな形にしていろいろな読書活動に前向きな学級もあります。でも、いずれにしましても今室田委員おっしゃいましたように、個々の先生にお任せするのではなくて、ある程度町として羽幌小学校全体、羽幌中学校全体という形で少しでも目に見えるような形でやって読書活動を進めていければと思っております。
それと、今課長のほうから冊数の基準の関係で話がありましたけれども、さらに中身、古いものから廃棄して更新作業などもきちっとやっていくことによって子供たちに本に対する意識を芽生えさせるとか、そういう学校図書室の中身についても学校全体で目を配っていくようなことを進めていきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
〇熊谷委員長 11番、室田憲作君。
〇室田委員 最後に、1つ、教育長、先生方の研究費というのを非常に苦しい中でも今までどおり現状維持しながらつけているようなわけなのですが、実際羽幌町の学校を考えると、小学校1、中学校1、島にはそれぞれ併置校が1、1ということですけれども、隣の苫前町においても小学校2、中学校2と、それから初山別はこのたび有明が合併というようなことで学校数が少なくなって、言ってみると以前から比べると相当少人数の中での先生方の研究ということが行われているわけです。そういうことで、よりその研究成果を上げるという意味から、教育委員会としてはせめて中部地区の合わさったような研究というようなことの取り組みといいますか、方向性といいますか、そういうことについては教育長どのようにお考えですか。
〇熊谷委員長 教育長、山本孝雄君。
〇山本教育長 お答えいたします。
私どもの町内の中の研究組織もそうでございますし、あと管内的な研究組織、それから教科ごとの研究会と、なかなか一般の方には知られておりませんけれども、先生方のそういう研究組織団体というのはかなりあると私は思っております。そういう関係で羽幌町単独では、教育研究所という組織で年間何十回となく所員の先生に集まっていただいて研究していただいているのですけれども、そのほかに管内的な教育研究所等もありますし、先ほど言いましたように、教科ごとの先生の管内の研究団体もございます。そういう形で今私どもとしては、羽幌町の子供たちにとってそれを特化して研究していただく羽幌町内の組織と、それから管内的な視野での研究組織という形のそういう関係で町内の先生も関係していただいておりますので、今の段階ではその中でさらに中部地区だけの研究組織を新たに組織していただくという形は今のところ私の頭にはありませんので、ご理解いただきたいと思います。
〇熊谷委員長 7番、駒井久晃君。
〇駒井委員 室田委員の熱心な質問に聞きほれていたら、自分のは何ページだったかちょっと、予算書の180ページ、2目事務局費、本年度1億2,400万円、それから前年が1,700万と、比較として1億726万5,000円となっておりまして、この大きい部分は積立金という1億円、それで端数の分の700万円強につきまして、これ内訳ちょっと、修繕料かなと思うのですけれども、そことも金額ちょっと違う、中身について教えていただきたいと思います。
〇熊谷委員長 学校管理課長、水上常男君。
〇水上学校管理課長 180ページの委託料、学校耐震化調査委託料、これが主なものかと思われます。
以上です。
〇熊谷委員長 7番、駒井久晃君。
〇駒井委員 あと200万弱は、どっちにどう振り向く。
〇熊谷委員長 学校管理課長、水上常男君。
〇水上学校管理課長 お答えいたします。
細かい部分ではあるかと思いますけれども、あと修繕料のほうで若干ふえているのかなというふうに考えております。
以上です。
〇駒井委員 中身は何ですか。
〇熊谷委員長 学校管理課長、水上常男君。
〇水上学校管理課長 今年の22年度の予算づけいたしました修繕料の中身といたしましては、教職員住宅の屋根の塗装だとか、あと物置の修繕、あと経常的な修繕がございます。それが主なものでございます。
〇熊谷委員長 ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
暫時休憩いたします。
休憩 午後2時55分
再開 午後3時10分
〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、12款公債費、209ページから210ページまで質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
次に、13款諸支出金、211ページから212ページまで質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
次に、14款予備費及び給与費明細書及び債務負担行為に関する調書並びに地方債に関する調書について、213ページから222ページまで質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
これで歳出を終わり、次に歳入に入ります。
なお、債務負担行為と地方債が16ページから17ページまで、歳入は26ページから78ページまで一括して質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
次に、特別会計に入ります。
羽幌町国民健康保険事業特別会計予算、1ページから51ページまで、歳入歳出一括して質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
次に、羽幌町老人保健医療特別会計予算、1ページから15ページまで、歳入歳出一括して質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
次に、羽幌町後期高齢者医療特別会計予算、1ページから18ページまで、歳入歳出一括して質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
次に、羽幌町介護保険事業特別会計予算、1ページから58ページまで、歳入歳出一括して質疑を行います。質疑はありませんか。
8番、船本秀雄君。
〇船本委員 それでは、私のほうから新特別養護老人ホームについてご質問をいたします。念願の新特別養護老人ホームの一部、1期工事、ユニットができ上がりまして、家族会並びに入所者の方も非常に喜んでいらっしゃるわけでありますが、昨年ベッドの出入りができないということから、その入り口のドア等を約300万をかけまして直した経緯がございます。これにつきましても一部の議員さんから質問して、300万を流用したというお話でございました。流用は項、目、節ですか、款は議決になっておりますから、当然できるわけで、問題はないわけでありますけれども、金額的に300万という金額であります。流用するのは、違法でも何でもないわけですから、いいわけですけれども、やはり300万となれば、やっぱりこういうものはちょっとお話を議員に説明されてもいいのでないかなというように思います。文教厚生常任委員会のほうでご説明をされているのかもわかりませんが、私は所管が違うものですから、ちょっとわからなかったと。これは、もうやってしまったことですから、いいのですが、そのほかに町のほうで800万をかけて家族会あるいは社協からの要望についてまた直すのだというお話が聞こえてまいりました。これは、町の中でもあちこちで話が飛んでおります。それが事実なのかどうか、まず1点目、それをお聞きいたします。
〇熊谷委員長 福祉課長、鈴木典生君。
〇鈴木福祉課長 ただいまのご質問にお答えいたします。
800万をかけまして、家族会とお約束しました段差の解消とユニット棟の出口の開き戸の開口部をかえるという事業を行います。
〇熊谷委員長 8番、船本秀雄君。
〇船本委員 それでは、これは新年度予算に計上しているのですか。これどこに計上されていますか。
〇熊谷委員長 福祉課長、鈴木典生君。
〇鈴木福祉課長 お答えいたします。
47ページの15節工事請負費、特別養護老人ホーム改築工事請負費、この中に800万入ってございます。
〇熊谷委員長 8番、船本秀雄君。
〇船本委員 一括で3億9,888万3,000円と、どうもわからない部分であります。この中に入っているということで、私は理解はいたします。しかし、新しい建物を建てて、それを1,000万以上の金をかけて直すというのは、普通ちょっと常識では考えられないのでないかなと私は思います。どうもあいまいな形で終わらせてしまうのかなというように私は考えているのですが、町場でも相当この話が飛んでおりますので、この際総括をして原因をきちっと調査をして把握すべきでないかなと。そして、今後2期工事今年始まるわけでありますけれども、二度とこういうようなことのないように、きちっと調査をして議会に説明していただきたい。議会は、町民の代表でありますから、私らも説明するにしても今の段階では十分説明できないわけであります。原因はどこなのだと言われても、全然その内容的にはわからないで終わってしまっているようなところであります。町長、ここでぜひひとつ総括をして明らかにきちっと町民に説明していただきたい。舟橋町長は、町民に非常に信頼されて期待をされている町長でありますから、こういうあいまいな言い方で終わらせないような形にすべきだと思いますが、町長、どのようにお考えになっていますか。
〇熊谷委員長 町長、舟橋泰博君。
〇舟橋町長 お答えをいたします。
総括ということでございますけれども、私の考え方としては今次期工事に向かって取り組んでいるところでもありますし、また基本的には特老に入られている方々、安心、安全で、また温かい憩いの生活空間でなければならないということは言うまでもないと思います。ただ、総括的なことではなくして、設計上、消防法上、基準法にも反するものではございませんでした。ところが、現実には不合理な点も多々出てきたというご指摘を受けたわけでございます。現場との話し合いの中でこれから特老に入られる方々の安心、不安、またそういうようなものを助長するようなものになってはいけないということで直すということになったわけであります。総括簡単にここでできるわけではないのですけれども、本来そういうことは設計の段階で打ち合わせを密にしておればわかったことも部分的にはあるのかなというふうには思っております。また、その段階でどう役場なり設計事務所なり現場なり、そして特老側、事業者なりがかかわっていけたのかなというようなところをちょっと振り返ってみますと、やはり不足だった部分が多々あるような気がいたしております。まだ基本的には工事が完結していないということもありますし、まだ2期工事がこれから今進められようとしております。そんなことも含めながら、所期の目的でありました地域への貢献度、また指定管理者のあり方、また空間として特老の建物そのものがどうだったのかと、今また委員が指摘されたようなことも含めまして検証、また総括しなければならない時期は近々に来るというふうに思っております。
〇熊谷委員長 8番、船本秀雄君。
〇船本委員 今の町長のお答えである程度の理解はさせていただきました。私は、この場で総括をして議会に報告してくれということは言っておりません。この後でやっぱり内部でどこがどうだったのか、原因はきちっと調査をして二度とこういうことを起こさないようにすべきでないかなと思います。
それと、もう一点は、もう終わりましたけれども、ちょっとさかのぼらせていただきますと、その約300万かかった部分についても新聞報道では家族会が入所を拒否と、こんな言葉で報道もされております。しかし、私の聞いている範囲では、ベッドを出す考えはないのだと、そういう災害があった場合には別な方法で安心して入っていただくのだということを聞きましたけれども、それであれば家族会なり社協なりに十分そこら辺話し合って理解をしていただいて、私は直すべきではなかったのでないかなと。家族会も社協も我々も含めて建築のことというのは本当の素人ですから、やはり行政のほうは設計段階でもプロの方、ましてや町長も設計に詳しい方ですから、そういう方々がきちっとして安心して入れるということであれば、そこら辺家族会によく理解していただいて、やっぱり300万、これ両方で1,000万出るわけですけれども、町民の税金でありますから、そこら辺含めてきちっとしていただきたいなということで私は申し上げているわけであります。町長にもう一度お答えいただきたいのは、やはりこれは内部で十分話し合っていただいて2期工事にそういうことが、使いづらいだとか、でき上がったら当然一部はそういうものが出るのは当たり前なことであります。しかし、このような大まかにでき上がったものを壊して、そして金をかけるというのはいかがなものかなと思いますので、最後に町長、今後二度とこういうことのないように、内部で話し合うのなら話し合うというお答えをいただきたいと思います。
〇熊谷委員長 町長、舟橋泰博君。
〇舟橋町長 前段の質問の中でお答えしたとおりでございますけれども、やはりどこかの部分で打ち合わせなりが足りなかったというふうに反省はしております。今後先ほども申し上げましたけれども、2期工事の中では本当にこういうことが起きないように、また入る方々が一番の対象なのですけれども、本当に喜ばれる建物ができるように努めていきたいと。そして、委員ご指摘のとおり、我々内部の打ち合わせも密にとりながら、現場サイド、そして設計サイド、特老サイドと事業者サイドということで取り組んでいきたいというふうに思います。
(「関連」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 関連を許します。
9番、大山新太郎君。
〇大山委員 今船本委員の質問によって、町側の考えはおおむね理解できるところ十分あります。ただ、しあわせ荘の改築については、5社のコンペというか、競争コンペということで、羽幌町側の要望といって木造だとか、それから避難だとか、そういうようなもろもろのことをコンペの設計競技に出して、それに応じた会社がたまたま設計競技に残って、そして万全を期して施工し、そして完了し、それをまた完了検査を受けて、そして先ほど船本委員が言ったように、今特老の移ろうかというやさきにドアを直す、これは使いやすさのために直すのかもしれぬけれども、やはり工事の一環としては今までかつてこのような工事はなかったのでないかなと、自分も過去にはいろいろそういうのを見てまいりましたけれども、そう思います。特にこの工事については、手戻り工事、そういうふうにして言い、またこのたび両方合わせて一千何ぼの金をかけて直すということは、町長も先ほど町側と設計屋さんのそういうコミュニケーションがなかったのではないかというふうに言われますけれども、私としてはやっぱり建築確認申請も通り、消防法上もきちっと通っているものを町側がちょっと腰の弱い、引けたような感じを持って言うということはまことに遺憾に思うので、特に設計業務に関してはやはり今後いろいろあろうかと思いますけれども、十二分に町側の意向を申し述べて、そして二度とこのようなことのないように、特に担当課の課長は今年定年ということで最後の花道を飾るために、このことについて皆さんに知らしめるために答弁をひとつよろしくお願いいたします。
以上です。
〇熊谷委員長 建設水道課長、西村修君。
〇西村建設水道課長 今回特老の改築工事につきましては、設計屋さんと一応1週間に1回打ち合わせ、現場とうちの監督者、打ち合わせ等行って逐次設計に沿った内容で行ってきたのですが、これから22年もう2期工事継続して行われますので、今後事業主体、それから使用する団体と連絡密にしまして、設計等の内容等を熟知してもらい、確認しながら22年度についてはこのようなことのないように執行していきたいと思っております。本当に申しわけございませんでした。
〇熊谷委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
説明員入れかえのため、暫時休憩をいたします。
休憩 午後3時27分
再開 午後3時27分
〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、羽幌町下水道事業特別会計予算、1ページから29ページまで、歳入歳出一括して質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
次に、羽幌町簡易水道事業特別会計予算、1ページから24ページまで、歳入歳出一括して質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
次に、羽幌町水道事業会計予算、1ページから38ページまで、歳入歳出一括して質疑を行います。質疑はありませんか。
8番、船本秀雄君。
〇船本委員 それでは、私のほうから水道事業会計の債務負担行為についてお聞きをいたします。債務負担行為で13ページになるわけでありますが、ここで平成22年から24年度まで6,500万の債務負担行為を行われております。私が言いたいのは、これは今現在旅の業者に委託をしております。私の経験からいって地元の民間企業で幾らでもできると思うのですが、これは19年から21年の3年間が終わったわけですね。この19年度のときにそういう地元の業者、町長はよく行政の仕事できるものはできるだけ地元の業者に指定管理者、あるいは委託をするというお話をしておりますけれども、これこそまさに私は地元の業者ができるのでないかなと思うのですが、お答えをいただきたいと思います。委員長、町長からお答えを下さい。
〇熊谷委員長 町長、舟橋泰博君。
〇舟橋町長 できるできないかということよりも、正式な委託、そういう形で当初3年間の公募をしたというふうに記憶しております。今回新たなことでということですけれども、私のほうで内容的なことを今ちょっと把握しておりませんので、ちょっとお時間をいただきたいなと思います。
〇熊谷委員長 建設水道課長、西村修君。
〇西村建設水道課長 それでは、ちょっと内容を、19年度一応浄水場につきましてはプロポーザル方式でうち管理業務委託募集しました。その時点で地元の業者というのは、申し込みがありませんでした。それで、その申し込みあった業者の中で選定したというふうな経過になっております。
〇熊谷委員長 8番、船本秀雄君。
〇船本委員 今建設水道課長からお答えをいただきましたけれども、私の聞いている範囲では、当時業者の方が何人か原課のほうに聞きに行ったところ、大体もう決まっていると言ったらちょっとあれになりますけれども、地元ではできないのだというような話でもう全然だめだったと。それは、私は実際にそのあれはありませんから、わかりませんけれども、ちょっと今課長が言っているのと違うような気がするのです。それと、契約方法も今新しいそういう形でいろんな、町もそういう形でやっておりますけれども、地元でできるものは地元で、やはり地元の業者と話し合って、地元の企業も企業努力が私は足りないと思うのです。それは業者にも話したのです。企業努力が足りないと。私も現職のときにも、企業が来ないで逆にどうなのだと行政のほうから言っているような状況がいまだに続くのだったら、みんな旅いってしまうよと、だから企業努力もきちっとしなさいと、担当課長、副町長、町長のところにもお願いに行きなさいという話だったのですが、どうも私の聞いている範囲では下水道と同じ浄化槽の業者と同じ業者で、災害があった場合にはそっちからも応援をしてもらわなければできないので、大体そういう業者だということを言われたと。私は、私の経験では、もし何かがあった場合には、下水道のほうの業者というのは使い物にならないとはっきり申し上げます。といいますのは、私もいろんな災害にぶつかりました。そのときにはやっぱり各家庭の水が、飲料水が一番大事なのですが、やはり役場の職員に皆さん協力していただいて水運びをやる、そしてまた今下水道が設備されまして、下水道も水をしょっているトイレの便槽というのですか、あれはしょっているやつと水のしょっていないやつがあります。しょっているやつについては、風呂のお湯を使ってもらうだとか、風呂の残りの湯を使ってもらうとかとあるのですが、しょっていないやつについては直流になりますから、これは使えないのです。だから、そういうときはバケツで水を準備しておいてもらうだとか、いろんなことといったらやっぱり役場の職員が大勢出て1軒1軒回ってもらうより方法ないと思うのです。それは、そんな理由で、私の聞いた範囲の理由で旅に出すというのはどうなのかなと私は思います。それで、今年4月、もう日にちも余りありません。ぜひひとつ今年地元の業者と話し合って、地元でできるものは全部地元でやるという姿勢を町長見せていただきたいと思います。
〇熊谷委員長 暫時休憩いたします。
休憩 午後3時34分
再開 午後3時35分
〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
答弁を求めます。
町長、舟橋泰博君。
〇舟橋町長 日にちもないことなのですけれども、羽幌町の業者でできるものであるならば、プロポーザルでやるにしてもその公募に応募していただければ対象となるというふうに思います。今の私の知識でできるものなのかできないものなのかという判断ちょっとつきませんので、追っかけ公募されるときには内容についても公表されますので、業者の方々ができるできないの判断は出てくるというふうに思います。
〇熊谷委員長 6番、森淳君。
〇森委員 私の勉強不足で教えていただきたいというような趣旨の質問になるかと思いますけれども、22年度貸借対照表、流動資産、現金資産4億900万、それから21年度で4億8,100万があるのですけれども、まず1つ、現金で、いわゆる普通預金という意味なのかもしれませんけれども、そういうことであれば、それは非効率なわけで、まずどういう内容の預金にしてあるかということと、昨年から今年にかけて8,000万ぐらいこの分が減っているということについてお聞きしたいと思います。
〇熊谷委員長 建設水道課長補佐、三浦良一君。
〇三浦建設水道課長補佐 私のほうからお答えいたします。
現在の留保資金につきましては、現金保管で通帳預金でございます。
あと何だった。
(「8,000万減っている理由について」と呼ぶ者あり)
〇三浦建設水道課長補佐 それにつきましては、羽幌川に取水堰を設けてありますが、これは道の所管で事業費21年と22年度で計画的に工事を行っております。それで、22年度については、最終年度でありまして、約1億円の工事になっております。それで、分担方法が道が72、羽幌町が28ということでもって、今回当初の昨年度の予定では6,000万程度の工事費だったものが一挙に1億ということでございまして、約2,800万ちょっとの羽幌町の負担となります。その辺で工事費が増額したということで、それと14、15年度に改築しました借入金の返済が今年から約3,000万程度ふえたということであります。
〇熊谷委員長 6番、森淳君。
〇森委員 通常これ一つの新しい事業が起きたという部分に関しては、理解します。ただ、今年、今までなかったと思うのですけれども、一応赤字決算というような形の流れ、それだけ表面的に見ると、これだけのお金があるので、実際資金繰りに困るわけでもないですし、即水道料の値上げとか、そういうことにつながるものではないというふうには理解しております。ただ、やはり前回の価格を決めたときもある程度一定期間上げないという前提の中で、かつ今まで余りにも順調にいき過ぎたということもあるのかもしれませんけれども、やはりそういう部分を長く続けるためには極力赤字ではないほうがいいのは当然決まっているわけでありますし、こういう極端な形で現金預金が減るということに関しては不安を持つと思うので、今後こういう形での見込みというか、ここはやっぱり企業経営としては極端に何%もいわゆる流動資産の現金分が減るということに関しては一番チェックしなければならないところなので、今後の見通しをあわせて聞くのと、それとその程度のあれだったら、普通預金にしているのは幾ら金利少ないといってももったいないのではないかと思うのです。何らかの形でやっぱりその資金計画の中でもっと効率のいいような、別に定期でも何でもその辺をすれば数十万円とか、そういう単位でお金が入ってくるのではないかなと思うのですけれども、そういう検討はなされたことがないのか、その2点もう一度お願いします。
〇熊谷委員長 建設水道課長、西村修君。
〇西村建設水道課長 お答えします。
森委員の質問で今回の事業費と17年度の料金改定のときある程度予想できていたのかという点ですが、この取水堰の改修等についてはその当時から計画していました。あと、その10年間の工事で大きいのは、橋の添架、そういうある程度見通しできた大きい事業については17年料金改定のとき見越しております。あと、通常の業務については、各年度修理費として定額見越して、22年当初の状況では17年度当初計画していた10年間、27年まで今の料金で安定経営できる見通しとなっております。
もう一点の今の留保金の保管の関係ですが、今普通預金なのですけれども、その辺定期等、もうちょっと利回りのいい方法等、一応財務当局と相談しながら有利な方法を考えて今後検討していきたいと思います。
〇熊谷委員長 6番、森淳君。
〇森委員 今すぐ返事するということではないのですけれども、仮に1億現金残しておいて3億例えば1年定期にしてもかなりのお金に本来なるのです。だから、今までしていなかったということは何か特別な理由があるのか、最近ぐっとここ何年間でこういう積み上がった形があったと思うのですけれども、そういう大きい事業終われば、減価償却毎年5,000万ぐらいしているわけですから、やっぱり通常ベースでいくとまた少しずつふえてくるということがあるので、いわゆる定期に関しても5年物だとか3年物だとか1年物だとか、1年物ならいつでも解約別にしても問題ないわけで、仮に4億の定期で、金利の計算はしませんけれども、1人の人件費の何割ぐらいは簡単に出てくると思いますので、ここでもうちょっと前向きな話がしてもらえればなと思うのですけれども、もう一度お願いします。前段のほうはわかりましたので。
〇熊谷委員長 建設水道課長補佐、三浦良一君。
〇三浦建設水道課長補佐 私のほうからお答えいたします。
通常の監査、決算の報告で監査委員からも指摘を受けておりまして、減債基金の積立金については20分の1という規定にはめ込んでしまい、そのとおりの基金を造成していました。剰余金すべてを減債基金のほうに回したらどうだということもありまして、毎年約3,000万ちょっとあるわけでありますが、これをすべて21年度決算からは減債基金のほうに積み立てるという考えでおります。それで、今森委員ご指摘がありましたとおり、現金でもって4億ちょっと保管しておりますが、これについてはペイオフという問題もありましたことから、定期預金ということについては私の来る前にそういう形で現金保管ということにしたそうでありますが、それについても優位な方法があれば、ほかの方法でもって対応をしたいというふうに思います。
〇熊谷委員長 6番、森淳君。
〇森委員 言いたいこともわかりましたし、多分前向きな検討すると。ただ、ちょっと気になるのは、普通預金だとペイオフ対象にならないということでは、当座とかだったらペイオフの対象にはならないでしょう、仮に起きても。普通預金でも定期でも同じことですから、それはつぶれたときには。その辺のご理解だけしてもらうことをお願いして、さっきぱっと大山さん計算してくれたら、4億なら最低でも80万か100万になるぞということなので、今年赤字百何十万あるので、それも普通に置いておけば、これは雑収入で入ってきますので、ぜひ前向き検討ということでお願いいたします。いいです、答弁は。
〇熊谷委員長 ほかに質疑はありません。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終了いたします。
◎時間延長の議決
〇熊谷委員長 お諮りをいたします。
議事の都合により、この際あらかじめ時間を延長したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 異議なしと認めます。
したがって、会議時間を延長することに決定いたしました。
議事の都合上、暫時休憩をいたします。
休憩 午後3時47分
再開 午後3時55分
〇熊谷委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎議案第7号、議案第22号~議案第29号(続行)
〇熊谷委員長 以上で全予算の調査を終わりました。
それでは、これから新年度予算、一般会計及び各特別会計、水道事業会計について一括して総括質疑を行います。質疑はありませんか。
12番、橋本修司君。
〇橋本委員 それでは、総括質疑をする前に今回の予算委員会の感想を2つだけちょっと述べさせていただきます。
今年の予算は56億ということで、中身を見ますと、歳入のほうも地方交付税が2億7,000万ほどふえたということで、きっと予算上は組む上ではいつもから見るとやりやすかったのかなというふうな私なりの感想です。違えば、またあれなのですけれども、そうした中で今回の質問等あった段階でそれぞれ各課が細かな数字がなかなかぱっと答えれないというようなケースが間々ありましたので、これからぜひその辺をきちっと周知をしてやっていただきたいなというふうに思います。
それとあわせて、今回初めてだと思いますけれども、予算説明書と、それから臨時費の事業一覧表ということで2つのものが出てきたと思います。これがなかなかわかりづらいところがあったのかなというふうな感じもします。書類的なものですけれども、その辺もぜひまた一考されることが必要ではないかなというふうに感じました。
それで、質問をいたしますけれども、今回の町長の町政執行方針の中で「元気なまちづくり」、それから「暮らしやすいまちづくり」、そして「安心安全なまちづくり」と、こういうことが町政執行方針で言われております。「暮らしやすいまちづくり」と「安心安全なまちづくり」につきましては、この予算書の中では多く反映をされているなというふうに私は感じました。それで、最初の「元気なまちづくり」の件でありますけれども、当然この言葉の意味としては経済の活性化された町ということで、それが元気という表現をされているのかなと、私なりにそう感じております。そう考えますと、今我が町の状況といいますと、当然でありますけれども、1次、2次、3次産業すべて大変な状況でありますので、どうなれば元気になるかということをじっくり考えなければならないだろうと感じております。政権もかわりまして、今後を見通すということはなかなか難しい状況でありますけれども、通常は民の力をいかに引き出すかということでありますが、これほど危機的な状態になりますと、民間の力というのもなかなか出てこないと思います。それであれば、行政みずから積極的に取り組むこともまた必要ではないかなと私は思っております。具体的に例を言いますけれども、一昨年私も総括で言ったかと思いますが、例えばでありますけれども、農水産物の1次産品のものを付加価値をつけると、そして販売、流通をさせるという、そういう取り組みが行政が主体となって取り組めないだろうかと、そういうようなことを申し上げたつもりであります。昨年管内の議長会の視察で、高知県の馬路村というところで視察をしてまいりました。これは、皆さん方もご存じかと思いますけれども、ユズのジュースを今、年間30億売り上げているということで、そこに至るまでにはしばらくの時間はかかってはいるのですが、人口1,000人ほどの小さな村がユズのジュースをつくって30億を売るということで、農協も組合員たしかそんなにいないはずだったのですけれども、そんなような売り上げをしている例を私見てまいりまして、大変感動いたしました。ですから、我が町でもそこまでいかなくても何とか産業団体と連携して新たな産業の創出にぜひ取り組んでいただければなと、そんな思いで視察をしてまいりました。羽幌町もビルベリーの栽培に取り組んでいるわけでありますけれども、それらも本当はこういうことが最終的な力になるというふうに私は信じております。しかし、なかなかまだ試験段階でありますので、それらも含めて具体的な取り組みをしていただければというふうに感じております。先日商工会を中心として地域活性化戦略会議という名称の基本条例の要望書というのが上がったということを報道で知りましたけれども、条例制定はともかくとしても時期としては的を射た要望書だったなというふうに私は新聞を見て感じておりました。今国では政権はかわりましたけれども、第6次産業化促進法案というのが今の国会で取りざたされております。中身については、まだ問題整理されていない点もあるやに聞いておりますけれども、近々その第6次産業化促進法案というのが国会を通るというふうに新聞で知りまして、この6次産業というのは、では何なのかということで調べましたところ、1次産業、2次産業、3次産業、これを足したら6となるわけで6次産業、ある意味の造語であります。しかし、この造語を法案に盛り込むか盛り込まないか、今鋭意検討していると聞いておりますが、今そういう時代でありますので、1次産業の産品を2次産業の加工して、3次産業の販売、流通に乗せると、これを一体化して例えばやることが産業の可能性と活性化、そしてまた他産業との連携で町全体の活性化と、それと雇用創出などのさまざまな経済効果があるというふうに思います。ぜひ羽幌町も山、海、さまざまな産品あります。そしてまた、商工会のそれぞれの能力もノウハウもあるわけですから、それらのものをうまく引き出すようにして官民一体となって取り組みをされることをぜひ期待をしております。それらについて、理事者のお考えを伺いたいと思います。
以上であります。
〇熊谷委員長 町長、舟橋泰博君。
〇舟橋町長 橋本委員の総括に対して答弁を申し上げます。
委員の言われるとおり、まさに6次産業の創出という形が成り立つことが町に元気を与えるものだというふうに私も思います。この6次産業という造語ですけれども、3年ほど前留萌支庁長であられました方が留萌支庁の振興といういろんな話の中でこの1次、2次、3次産業をあわせた6次産業の大切さというものを説いていた時代がありました。それはそれとしてでも、やはり1次産業それぞれが生産、販売に知恵を絞っている形という中と、そして2次、3次の産業の方々の工夫を加えて、そして取り組みをしていくということでは、やはりそれぞれ産業の横のつながり、連携を深くして、そしてまたそれには住民の力も必要でしょうし、そういった意味では協働の形ということにもつながるものになるのかなというふうに思います。先ほど例に出されておりましたユズのことですけれども、まさに紆余曲折しながら、大変な思いをしながら、そしてまたその中心となる方の熱い気持ちで取り組んでいった、そんな姿で今のあの形が生まれてきたというふうに私も承知しております。我が町にも全国に誇れる産物たくさんございます。そんなことも含めて粘り強く力を合わせて取り組む気持ち、そんなことを大事にしながら、やはり6次産業創出ということに向けての我々の仕掛けとでも申しますか、一朝一夕にすぐ形になるものではございません。粘り強くそんなことを担当課ということではなくして、役場の横断的な連携をとりながら取り組んでいきたい、そして町の活性化に、そして町の元気につなげていきたいというふうに思っております。
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
これより採決に入ります。
既に関連議案の提案説明及び各会計予算の内容調査が終了しております。それぞれの議案審議をいたします。なお、予算については、一般会計及び各特別会計並びに水道事業会計とも歳入歳出それぞれ一括して質疑を受け、討論、採決の順に従い、審議を進めることとしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 異議なしと認め、ただいま説明した順序に従って、審議を進めることに決定いたしました。
それでは、関連議案の審議に入ります。
議案第7号 羽幌町営住宅等整備基金条例について質疑を受けます。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで討論を終わります。
これから議案第7号について採決します。
本案について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 異議なしと認めます。
したがって、議案第7号については原案のとおり可決されました。
次に、予算審議に入ります。
議案第22号 平成22年度羽幌町一般会計予算について、歳入歳出一括して質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで討論を終わります。
これから議案第22号について採決をいたします。
本案については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 異議なしと認めます。
したがって、議案第22号については原案のとおり可決することに決定しました。
議案第23号 平成22年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算について、歳入歳出一括して質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで討論を終わります。
これから議案第23号について採決をします。
本案については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 異議なしと認めます。
したがって、議案第23号については原案のとおり可決することに決定いたしました。
議案第24号 平成22年度羽幌町老人保健医療特別会計予算について、歳入歳出一括して質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで討論を終わります。
これから議案第24号について採決をします。
本案については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 異議なしと認めます。
したがって、議案第24号については原案のとおり可決することに決定いたしました。
議案第25号 平成22年度羽幌町後期高齢者医療特別会計予算について、歳入歳出一括して質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで討論を終わります。
これから議案第25号について採決をします。
本案については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 異議なしと認めます。
したがって、議案第25号については原案のとおり可決することに決定いたしました。
議案第26号 平成22年度羽幌町介護保険事業特別会計予算について、歳入歳出一括して質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで討論を終わります。
これから議案第26号について採決をします。
本案については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 異議なしと認めます。
したがって、議案第26号については原案のとおり可決することに決定いたしました。
議案第27号 平成22年度羽幌町下水道事業特別会計予算について、歳入歳出一括して質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで討論を終わります。
これから議案第27号について採決します。
本案については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 異議なしと認めます。
したがって、議案第27号については原案のとおり可決することに決定いたしました。
議案第28号 平成22年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算について、歳入歳出一括して質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで討論を終わります。
これから議案第28号について採決をします。
本案については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 異議なしと認めます。
したがって、議案第28号については原案のとおり可決することに決定しました。
議案第29号 平成22年度羽幌町水道事業会計予算について、歳入歳出一括して質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 これで討論を終わります。
これから議案第29号について採決します。
本案については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇熊谷委員長 異議なしと認めます。
したがって、議案第29号については原案のとおり可決することに決定いたしました。
以上で本特別委員会に付託された案件の調査及び審査は全部終了しました。この旨本会議に報告することにいたします。
◎町長あいさつ
〇熊谷委員長 町長からあいさつの申し出がありますので、これを許します。
町長、舟橋泰博君。
〇舟橋町長 平成22年度の予算審議を終えまして、一言ごあいさつ申し上げます。
熊谷委員長初め委員の皆様におかれましては、2日間にわたりまして慎重審議をいただき、まことにありがとうございました。本予算委員会、内容精査はもとより、委員の皆様が将来の姿を描きながら貴重なご意見をいただきました。新年度予算に対しまして新たな期待を持ちながらスタートする時期でもありますし、そういう気持ちになっているのが通常の姿というふうに思います。
しかしながら、今道立羽幌病院の医師の減員という住民の安心、安全な生活を脅かす事態が発生をいたしております。新年度からの体制が間もなく示されるというところでございますし、当地出身の道議がその一般質問での北海道からの答えを引き出すということにもなっております。我々もこの問題につきましては、何度となく要請活動してまいりました。副知事、知事からのお話をいただいておりまして、現状の診療体制の確保を願うものでもあります。
一方、少子高齢化という進行がどんどん、どんどん進んできております。我が地域は、天売、焼尻、離島対策を含んだ保健、医療、福祉、教育と各分野においても取り組む課題は山ほどあるわけであります。
また一方で、新政権ができてまいりまして、今後の流れもまだはっきり見えてこない、そして我々住民サイドの見方としては不安も少し感じる部分もあるわけであります。この落ちつきが出てきた中で、やはり我々も将来展望をきちっと持ちながら、描きながら住民に信頼のできる行政、そして住民の方々がともに町づくりに参加できる、そして参加しようという意欲の持てる、そんな施策を執行していかなければならないというふうに思っております。
今後とも住民の皆様、そして議員の皆様におかれましても、ともに住みよい町づくりのためにご支援、ご協力をお願い申し上げまして、一言、簡単でございますけれども、予算審議を終えてのあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。
◎閉会の宣告
〇熊谷委員長 以上をもちまして羽幌町各会計予算特別委員会を閉会いたします。
(閉会 午後4時18分)
◎委員長あいさつ
〇熊谷委員長 一言ごあいさつを申し上げます。
委員の皆様には、長時間にわたりまして終始ご熱心な審査を賜り、厚く御礼を申し上げます。また、理事者を初め各位には答弁及び説明に当たり格別のご理解とご配慮をいただき、委員会の円滑な運営にご尽力をいただきましたことに対し、改めて感謝を申し上げます。皆様方のご協力により、付託を受けました案件につきましてはすべて終了させていただきました。重ねて御礼を申し上げまして、予算特別委員会終了のあいさつにかえさせていただきます。ありがとうございました。
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