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議会議事録(平成21年予算特別委員会 3月11日)

議会議事録(平成21年予算特別委員会 3月11日)

平成21年予算特別委員会会議録

〇議事日程(第1号)
 平成21年3月11日(水曜日) 午後1時38分開会

 第1 議案第6号 羽幌町介護保険条例の一部を改正する条例
 第2 議案第8号 羽幌町中小企業特別融資制度資金利子補給条例の一部を改正する条例
 第3 議案第9号 羽幌町道路占用料徴収条例の一部を改正する条例
 第4 議案第15号 平成21年度羽幌町一般会計予算
 第5 議案第16号 平成21年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算
 第6 議案第17号 平成21年度羽幌町老人保健医療特別会計予算
 第7 議案第18号 平成21年度羽幌町後期高齢者医療特別会計予算
 第8 議案第19号 平成21年度羽幌町介護保険事業特別会計予算
 第9 議案第20号 平成21年度羽幌町下水道事業特別会計予算
 第10 議案第21号 平成21年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算
 第11 議案第22号 平成21年度羽幌町水道事業会計予算 

〇出席委員(10名)
 2番 伊藤 昇 君
 4番 磯野 直 君
 5番 高野 輝雄 君
 6番 森  淳 君
 7番 駒井 久晃 君
 8番 船本 秀雄 君
 9番 大山 新太郎 君
10番 熊谷 俊幸 君
11番 室田 憲作 君
12番 橋本 修司 君

〇欠席委員(1名)
 3番 寺沢 孝毅 君

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
町長 舟橋 泰博 君
副町長 松本 信裕 君
教育長 山本 孝雄 君
監査委員 米澤 幸雄 君
会計管理者 長谷川 一志 君
総務課長 石川 宏 君
政策推進課長 鈴木 典生 君
財務課長 品野 万亀弥 君
財務課長補佐 三浦 義之 君
財務課財政係長 室谷 眞二 君
町民課長 大波 芳弘 君
町民課主幹 今野 睦子 君
町民課主幹 永原 裕己 君
福祉課長 柳田 昭一 君
福祉課主幹 野上 京子 君
福祉課主幹 藤岡 典行 君
福祉課主幹 熊木 良美 君
建設水道課長 西村 修 君
建設水道課長補佐 三浦 良一 君
農林水産課長 本間 幸広 君
農林水産課長補佐 山口 芳徳 君
農林水産課農政係長 高橋 伸 君
農林水産課地籍調査係長 上田 章裕 君
商工観光課長補佐 浅野 勝彦 君
商工観光課商工労働係長 敦賀 哲也 君
天売支所長 井上 顕 君
焼尻支所長 安宅 正夫 君
学校管理課長 水上 常男 君
学校管理課長補佐兼学校給食センター所長 尾崎 正克 君
社会教育課長兼公民館長 濱野 孝 君
監査室長 工藤 孝司 君
農業委員会事務局長 荒井 光昭 君
選挙管理委員会事務局長 石川 宏 君

〇職務のため出席した事務局職員
議会事務局長 伊勢田 正幸 君
総務係長 豊島 明彦 君
書記 富樫 潤 君

    ◎委員長あいさつ
〇伊藤委員長 会議に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 今期定例会におきまして、平成21年度羽幌町各会計予算を審議することに当たり設置されました特別委員会に副委員長として船本委員が、委員長に私が皆様からご推薦をいただき、その職責を担うこととなりました。まことにふなれではありますが、厳しい財政状況にあります中、平成21年度の重要な行財政の方向を決定する予算委員会であります。副委員長ともども懸命に務めたいと思いますので、皆様の特段のお力添えをお願い申し上げ、簡単ではありますけれども、就任のごあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。

    ◎開会の宣告
〇伊藤委員長 ただいまの出席委員は10名であります。委員の定足数に達しております。
 ただいまから羽幌町各会計予算特別委員会を開会いたします。
 なお、欠席の届け出は寺沢孝毅君であります。
(開会 午後 1時38分)

    ◎開議の宣告
〇伊藤委員長 これから本日の会議を開きます。

    ◎議案第6号、議案第8号~議案第9号、議案第15号~議案第22号
〇伊藤委員長 本委員会に付託されました案件は、議案第6号 羽幌町介護保険条例の一部を改正する条例、議案第8号 羽幌町中小企業特別融資制度資金利子補給条例の一部を改正する条例、議案第9号 羽幌町道路占用料徴収条例の一部を改正する条例、議案第15号 平成21年度羽幌町一般会計予算、議案第16号 平成21年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算、議案第17号 平成21年度羽幌町老人保健医療特別会計予算、議案第18号 平成21年度羽幌町後期高齢者医療特別会計予算、議案第19号 平成21年度羽幌町介護保険事業特別会計予算、議案第20号 平成21年度羽幌町下水道事業特別会計予算、議案第21号 平成21年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算、議案第22号 平成21年度羽幌町水道事業会計予算、以上11件を一括議題といたします。
 お諮りします。既に本会議において平成21年度各会計予算の提案理由の説明が終わっておりますので、本委員会では一般会計予算、各特別会計予算及び水道事業予算の内容説明を財務課長及び建設水道課長に求めることにいたしたいと思います。ご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 異議なしと認め、ただいま説明した順に従って進めることに決定いたしました。
 一般会計予算及び各特別会計予算の内容説明を求めます。
 財務課長、品野万亀弥君。

〇品野財務課長  それでは、お配りしております予算説明資料に基づきまして概要を説明させていただきたいと思います。
 まず、1ページをお願いいたします。予算総括表でございます。1番目、会計予算の状況の表では、各会計別に21年度の予算と前年度の予算を比較してあらわしております。一般会計と6つの特別会計を合わせた総額は合計欄に記載のとおり91億930万円、当初予算比では9.4%の増となっております。
 下段の2の表では、一般会計予算の対前年度伸び率を平成10年度からあらわしております。平成20年度との比較では2.0%の増となっております。増減の内訳につきましては、後ほど説明をさせていただきます。
 次に、2ページをお開き願います。一般会計予算の概要でございます。1の歳入の状況、(1)、町税でございます。前年度対比で5,103万9,000円、6.6%の減を見込んでおります。景気の減退に伴い、住民税の個人及び法人で2,092万2,000円、5.9%の減、固定資産税につきましては本年度評価替えの年でありますが、地価の下落等により1,434万3,000円、5.5%の減及び町たばこ税において890万5,000円、10.8%と大幅に減となっていることが主な要因でございます。(2)、地方譲与税等では、前年度対比で2,505万円 、12.5%の減を見込んでおります。主な要因は、地方消費税交付金が1,357万9,000円、14.1%の減及び自動車取得税交付金が647万9,000円、28.5%の減によるものでございます。これは、景気の減退が主な要因と考えてございます。次に、(3)、地方特例交付金でございますが、現行の概算要求等の状況から平成20年度交付決定額同額といたしてございます。次に、(4)、地方交付税でございます。国が示します地方交付税総額は、20年度と比べますと3.9%の減となっております。町長からの提案理由でも申し上げましたが、生活防衛のための緊急対策等の増額措置等も見込まれておりますけれども、不透明、不確定な面が多々あることから、普通交付税につきましては一定の推計により20年度当初予算との比較では3,100万円、1.1%の減となっておりますが、20年度の普通交付税の決定額から見ますと1億2,791万7,000円少ない4.5%の減、27億900万円を計上しているところでございます。特別交付税につきましては、20年度分がまだ確定していない段階でありますが、こちらは19年度決定額より6.1%の減、2億1,100万円を計上し、地方交付税総額では29億2,000万円を計上いたしているところでございます。次に、(5)の繰入金でございます。町長からの提案理由で述べておりますので省略させていただきますが、内訳につきましては摘要欄に記載のとおりでございます。その他といたしまして、諸収入で備荒資金組合納付金還付金1億円を計上いたしております。次に、(6)、町債でございます。内訳を記載しておりますが、総額では1億1,000万円の増となっております。なお、臨時財政対策債を除く建設事業に係る起債では、昨年度より3,940万円増加いたしております。その要因は、羽幌中学校耐震改修事業債で9,600万円の増及び公営住宅建設事業債で4,690万円の減が主なものでございます。
 その一番下になりますが、2の歳出の状況では、予算の総額に対する経常費と臨時費の内訳を載せてございます。ごらんいただきまして、説明は省略をさせていただきます。
 次に、3ページをお願いいたします。科目別収入内訳を示しておりますが、それぞれの収入科目ごとに一般財源、経常特定財源と臨時特定財源に分けております。ごらんいただきまして、全体の説明は省略させていただきますが、表の右側の合計のところで収入の多い上位3つを丸つき数字で表示してございます。
 次の4ページをお願いいたします。科目別歳出内訳の総括表でございますが、その内訳を次の5ページ、6ページで説明をさせていただきます。
 5ページをお願いいたします。5ページの経常費では、議会費から款別にあらわしておりますが、表の右側から4つ目の欄、網かけをしているところでございますが、当初予算で対前年との増減額を示しております。一番下の合計で4,428万円の増となっております。増減の主なものを申し上げますと、3款民生費の1億3,441万円の増は、後期高齢者医療負担金1億2,260万9,000円及び後期高齢者医療特別会計繰出金3,541万4,000円を臨時費から経常費に移行したことによるものでございます。12款公債費の5,940万1,000円の減は、起債償還金の減でございます。13款諸支出金の2,180万円の減は、給料及び職員手当の減によるものでございます。
 6ページをお願いいたします。臨時費を款別にあらわしておりますが、増減の主なものだけを申し上げたいと思います。3款民生費1億3,187万円の減は、経常費で申し上げましたとおり後期高齢者医療負担金1億2,260万9,000円及び後期高齢者医療特別会計繰出金3,541万4,000円を臨時費から経常費に移行したことによるものでございます。4款衛生費1,212万2,000円の増は、衛生施設組合負担金723万7,000円の増及び焼尻配水池の清掃を実施するため簡易水道事業繰出金366万7,000円の増が主なものでございます。6款農林水産業費2,253万2,000円の増は、増となる主なものは羽幌港漁船上架施設改修5,166万6,000円、地籍調査事業1,393万1,000円など、減となるものは漁協本所冷蔵施設設置事業補助金1,158万7,000円、漁協本所貯蔵施設システム改良事業補助金等が主な内容でございます。7款商工費1,328万8,000円の増は、増となる主なものは観光協会補助金284万7,000円、企業振興促進事業補助金200万円、サンセットプラザ改修事業1,797万9,000円など、減となるものは中小企業融資貸付金町預託金1,000万円などでございます。なお、観光協会補助金につきましては継続事業及び事務所経費等を予算づけいたしておりますが、新体制での新たな事業執行等も見込まれたことから、暫定的な面も含んだ予算づけとなっておりますことにつきましてご理解をいただきたいと存じます。次に、8款土木費9,828万1,000円の減は、公営住宅建設費3,477万4,000円の減、羽幌港港湾環境整備2,089万円の減及び先ほど議決をいただきました一般会計の補正予算中、平成21年度へ繰り越し実施いたします国の第2次補正予算に伴います道路関係事業分の中に平成21年度予算で予算づけの予定でありました事業のほとんどを計上したことに伴う減によるものでございます。10款教育費2億5,586万3,000円の増は、羽幌中学校耐震化2億6,398万3,000円の増が主なものでございます。このようなことから、臨時費総体の合計では6,572万円の増となったものでございます。
 次に、7ページ、8ページをお願いいたします。この表は、節別に集計したものでございます。ごらんいただきまして、ご理解いただきたいと思います。説明は省略いたします。
 次に、9ページをお願いします。この9ページから17ページまでは、本年度の臨時的事業を事業ごとに簡単な事業内容と事業費、財源内訳を記載しております。主なものにつきましてご説明を申し上げます。まず、9ページ、2款総務費の4番、姉妹都市交流事業の181万3,000円は、富山県平村、現在の南砺市との交流が30周年を迎えることから、その記念事業として南砺市を訪問し、今までの交流活動を祝い、今後の継続した交流を図る目的でございます。2泊3日で15名程度の訪問団を予定いたしております。同じく総務費の9番、生活路線・航路対策中、中ほどの地方バス路線車両購入補助359万4,000円は、幌延、旭川間快速バスが経年劣化のための更新でございます。羽幌町の負担分であり、協議会の補助決定事業でございます。
 次に、10ページ、同じく総務費、一番上の11番、庁舎等管理事業で庁舎屋上防水改修事業1,564万5,000円は、平成7年度に改修いたしておりますが、14年ほど経過し、さびが生じ、このまま放置すると腐食が進行することから改修をいたすものでございます。次に、3款民生費の1番、ボランティア活動支援でボランティア愛ランド北海道開催事業補助100万円は、羽幌町にて開催されることから、その開催を支援するものでございます。開催期日は、8月の1日から2日であり、参加予定数は700人ほどを予定しており、宿泊など経済効果にも期待をいたしております。同じく7番、貸付金で福祉施設運営適正化資金貸し付け3,500万円ですが、これは特養ホーム運営のため指定管理者である社協へ貸し付けいたしておりますが、今年度は500万円の減額をいたしたものでございます。
 次に、11ページ、4款衛生費、1番、医療対策・予防事業の下段になりますけれども、婦人科検診委託事業105万円は、婦人科検診の受診者の増加を図り、30代女性の死因第1位である乳がんの早期発見、予防を促進するため乳がん検診の日数を1日ふやし、子宮がん検診ともセットで受診できるよう充実を図るものでございます。同じくその下段の妊婦一般健康診査公費負担拡充事業338万6,000円は、妊婦の健康診査は平成20年度から5回の検査費用に対する助成を行っておりますが、本来1回の出産において14回程度必要とされており、残り9回について支援するものであり、平成21年度以降に出産を迎える者が対象となるものでございます。
 次に、12ページ、6款農林水産業費、1番の水産振興事業でウニ種苗センター改修事業372万8,000円は、本施設はウニの中間育成の中止に伴い、用途を漁業用作業保管施設に変更し、使用することとなったため内部改修を行うものでございます。同じく下段の羽幌港漁船上架施設改修事業5,166万6,000円は、現在5トンから10トン未満の漁船が使用している上架施設では船体形状の変更により上架中の移動時に損傷したり、修理時等に安定性の低下による横倒れの危険性が増しているため、その改修を図るものでございます。その他については、ほとんどが継続事業でございます。
 次に、13ページ、7款商工費の2番、観光協会補助、観光協会補助金1,034万7,000円は、観光PR事業及び観光パンフレット作成事業など継続事業で586万1,000円、新規として観光協会事務所経費として報酬300万円ほか社会保険料、自動車リース料、旅費、需用費など148万6,000円であり、先ほども申し上げましたとおり予算づけをしております内容につきましては暫定的な面もございますので、重ねてご理解をいただきたいと存じます。次に、商工費の3番、観光施設管理のサンセットビーチ管理委託415万6,000円は、直営で行ってきました管理業務を民間に委託し、実施するものでございます。
 次に、14ページをお願いいたします。同じく商工費の9番、庁舎等管理事業でサンセットプラザ改修1,797万9,000円は、主なものでは2階ホールじゅうたん改修371万3,000円、屋上防水シート改修930万円などであり、屋上防水につきましては総事業費2,400万ほどでございますが、3年計画で実施いたしたいと考えてございます。次に、8款土木費の4番、公営住宅建設、公営住宅建設事業1億1,602万円は、公営住宅建設2棟4戸、2LDK6,997万円、雇用促進住宅購入4,605万円でございます。次に、5番、公園施設整備、スポーツ公園整備事業351万5,000円は、亜細亜大学野球部合宿に係るものとして賃金、旅費、消耗品など87万6,000円及びブルペン設置、撤去委託料135万6,000円、残る128万3,000円はトイレ清掃、雪割り作業及びサッカー場の芝張り委託料でございます。
 次に、10款教育費、2番の学校整備事業、16ページ上段の羽幌中学校耐震改修事業2億6,398万3,000円は、校舎、屋体の耐震補強及び大規模改修として老朽化した外壁の改修、屋上防水及び内部床改修等を実施するものでございます。次に、同じく6番の教育振興事業、焼尻小中学校120周年記念事業補助30万円につきましては、記念誌の作成等に伴う補助でございます。
 次に、17ページ、教育費の14番、体育施設等管理事業、スポーツ公園野球場整備185万8,000円は、亜細亜大学野球部合宿に伴う危険防止のためA球場1塁側防球ネット設置及びバッティングマシン購入費でございます。
 以上で臨時的事業の主なものの説明を終わりまして、次の18ページをお願いいたします。18ページから21ページまでは、特別会計の概要でございます。町長からの提案理由をもって、ごらんいただき、私からの説明は省略させていただきます。
 次に、22ページをお願いいたします。給与費予算調書でございます。ここには、議会議員、町の特別職、それから定数内一般職員及び準職員、そして嘱託職員の報酬を含めました人件費の状況でございます。増減額の合計だけ見ていただきますと、一番下の一番右側でございますが、額の増減でいいますと20年度と比べまして789万8,000円の人件費の減となっているものでございます。
 次に、23ページの地方債の資料をお願いいたします。一番下の総合計の欄ですが、一番下の19年度末の残高121億6,735万9,000円が右から3番目の21年度末の見込みでは116億4,866万6,000円となるわけでございますが、それを起債区分ごとに内訳を載せてございます。この状況でいきますと、5億1,869万3,000円減少する見込みとなっております。また、このうち後年度に交付税で補てんされる額は、表の右から2番目にありますように21年度末残高に対し約67億1,681万8,000円、約58%ほどと見込んでございます。
 次の24ページでございますが、北留萌消防組合予算の概要、それから次の25ページは羽幌町外2町村衛生施設組合の予算の概要でございます。ごらんいただきまして、説明は省略させていただきます。
 以上で予算説明資料によります内容の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。

〇伊藤委員長 次に、水道会計予算の内容説明を求めます。
 建設水道課長、西村修君。

〇西村建設水道課長 それでは、引き続きまして平成21年度羽幌町水道事業会計予算の内容説明をさせていただきます。
 最初に、23ページから説明させていただきます。23ページ、平成21年度羽幌町水道事業会計予算実施計画説明書、収益的収入及び支出でございますが、本説明書は消費税込みで記載しております。
 それでは、1款水道事業収益、1項営業収益でございますが、1目の給水収益は収益的収入の9割以上を占める水道使用料の収入で2億4,319万7,000円を計上しております。この金額につきましては、対前年比で約1,100万円の減額となっておりますが、給水戸数の減少や節水による家庭用、営業用、工業用、団体使用料等すべての使用料がやや減少傾向になっていることから、使用料全体で4.5%程度の減額で予算を計上したものでございます。
 次に、24ページをお願いいたします。2目その他の営業収益でございますが、これにつきましては給水装置手数料、検査手数料、雑収益といたしまして479万9,000円を計上しております。
 次に、26ページをお願いいたします。水道事業費用でございますが、1項営業費用、1目原水及び浄水費の主な内容といたしまして、27ページ、16節の修繕料で臨時的経費であります配水池及び浄水池清掃業務や薬品注入ポンプ及び送水ポンプ修繕など580万7,000円を計上しております。この修繕料の臨時費対応分で209万5,000円の増や17節の動力費の電気料の値上げの分144万円の増及び22節工事請負費で取水堰工事負担金230万1,000円の増などで、対前年比563万3,000円の増加となっております。
 次に、28ページをお願いいたします。2目配水及び給水費でございますが、対前年比1,399万4,000円減少しておりますが、29ページの22節工事請負費の量水器取りかえ工事に係る減少が主なものであります。
 次に、30ページをお願いします。3目の総係費は、公営企業職員の人件費や内部管理経費が主なもので、2節給料や3節の手当、5節法定福利費の増加により前年度と比較して162万8,000円多い4,649万3,000円を計上しております。
 次の33ページでは、4目の減価償却費として5,004万7,000円を計上しております。
 34ページをお願いします。2項営業外費用は、借り入れに係る起債の利息3,810万3,000円に一時借入金利息22万円を加えた3,832万3,000円を計上いたしたものでございます。
 2目の消費税につきましては、水道料金などの仮受消費税から水道事業費用の仮払消費税を差し引きまして740万円の納付を予定しております。
 次の35ページ、資本的収入及び支出でございますが、資本的収入として配水管布設替に伴う補償金333万円を見込んでおります。
 次に、36ページをお願いいたします。資本的支出でございますが、1項建設改良費、1目設備拡張費536万6,000円は、朝日地区とスポーツ公園の配水管を布設替するものであります。
 2目設備改良費1,003万5,000円は、築別地区の道道改良工事に伴う配水管布設替520メートルで703万5,000円と羽幌大橋添架管布設替工事設計委託料の300万円を計上しております。
 次の37ページ、2項の企業債償還金ですが、これは平成15年度まで借り入れ分の元金償還でございます。
 次に、3ページに戻って説明させていただきます。3ページ、4ページは、先ほど説明いたしました23ページから34ページの内容の総括表となっております。本表は税込みの数値でありますが、3ページの収入予定額2億4,799万7,000円から4ページの支出予定額2億3,851万1,000円を差し引きしますと948万6,000円の黒字となる見込みであります。
 次に、5ページをお願いいたします。資本的収入及び支出の総括表でございますが、先ほど35ページから37ページで説明したとおりで、資本的収入333万円から資本的支出9,476万3,000円を差し引いた不足額9,143万3,000円は、損益勘定留保資金で補てんしようとするものです。
 次に、6ページをお願いいたします。この表は、前年度決算見込額と当年度の予定額を比較しておりますが、これは内部留保資金も含めた現金、預金に係る資金余裕額を示すもので、前年度の決算見込額は4億8,014万9,000円となり、当年度の予定額は4億5,670万8,000円となる見込みでございます。
 次に、7ページから11ページまでにつきましては、給与費の前年度比較及び増減の明細書でございます。ごらんいただいて、説明は省略させていただきます。
 次に、12ページをお願いいたします。19年度より浄水場等の運転管理業務委託を3カ年間継続契約により実施しているもので、それに関する債務負担行為調書となっております。
 次の13ページから16ページは、平成21年度水道事業の財政状況を示す予定貸借対照表でございますが、詳細については省略させていただきます。
 17ページをお願いいたします。17ページ、18ページの平成20年度予定損益計算書は経営成績を示すものですが、18ページの下段に記載のとおり20年度純利益として3,182万5,000円の利益が発生する予定であります。
 19ページをお願いします。19ページから22ページは、平成20年度の予定貸借対照表であります。全体的な財政状況をあらわしているもので、ごらんいただきまして、省略させていただきます。
 以上、水道事業の予算説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

〇伊藤委員長 以上で予算内容説明を終わります。
 お諮りいたします。関連議案及び各会計予算の質疑、討論、採決に入る前に、各会計予算の内容等についての調査を提案者側の出席を求めながら行い、その後にそれぞれの案件の総括質疑を行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 異議なしと認め、ただいま説明した順序に従って進めることに決定いたしました。
 それでは、各会計予算の内容調査を行います。
 まず、進め方としては、一般会計については歳出の款ごとに区切り、歳入は一括して調査を行うこととし、各特別会計及び水道事業会計は会計ごとに歳入歳出一括して調査を行いたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 異議なしと認め、ただいま説明した順序に従い進めることに決定いたしました。
 初めに、羽幌町一般会計予算の歳出から始めます。
 第1款議会費、81ページから82ページまで質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで質疑を終わります。
 それでは、暫時休憩いたします。

休憩 午後 2時14分
再開 午後 2時16分

〇伊藤委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、第2款総務費、83ページから110ページまで質疑を行います。
 高野輝雄君。

〇高野委員 まず最初に、2款の総務費のうちの一般管理費、85ページになるかと思います。その中の13節の委託料、今年度初めて出たと思うのですが、理事者の輸送業務委託料として87万1,000円が計上されてございます。これは、町長公用車を指すのだと思うのですが、これの具体的な説明をまずしていただきたいということでお伺いをします。

〇伊藤委員長 総務課長、石川宏君。

〇石川総務課長  ただいまの85ページ、理事者の輸送業務委託料ということで、今ご質問のありましたように20年度までは専用の運転手ということで嘱託職員がおりましたが、21年度からはそれをやめまして、町内の部分については関係課または職員が町長の部分については送迎すると。なお、札幌ですとか他町に出る場合につきましては、その専門のところ、今のところは例えばそういう通常の2種の運行を行っている沿岸ハイヤーさんですとか、沿岸バスさんですとか、共和交通さんですとか、そのようなところになるかと思いますが、その辺に入札を行って業務を発注したいということから、その費用として八十数万になっているということでございます。

〇伊藤委員長 高野輝雄君。

〇高野委員 それは理解しました。
 そこで、たしかこの町長公用車、平成9年だったと思うのです、購入。非常に古いですね。12年、相当年間も走行距離あると思うのです。これの車のこの後、来年ですか。来年以降、例えば今年度になるのか、来年になるのか、その購入をする予定はありますか。

〇伊藤委員長 総務課長、石川宏君。

〇石川総務課長  ただいまの公用車の件なのですが、車検が22年の5月か、そのぐらいまでございます。したがいまして、その間は今の公用車をそのまま使わせていただこうと思っておりまして、それ以降についてはちょっと今のところどのようにするか、今のところ新たに買うか、またリースにするのか、いろんな方法があると思いますが、その辺についてはまだ決めておりませんので、ご了解願いたいと思います。

〇伊藤委員長 高野輝雄君。

〇高野委員 私は、反対で言っているのではなくて、町長は常に重要な職務にあるので、ぜひまた安全性の高いものを購入をしていただきたいと、そういう観点から申し上げたわけでありますが、今はよろしいです。
 次に、6目の企画費なのですが、その中の2目で文書広報費、あわせて質問をさせていただきたいと思いますが、町長、町行政の執行方針の中でも触れておりましたし、再三再四言われているのですが、私がここで申し上げたいのは、しばらく町内において町政懇談会、たしか自立プランの部分が策定されたということで、一昨年でしたか、8月に開催をされたと。そして、それ以降開催されていないと。私、実はそういうことについて、なぜなのかなと思っていたのですが、一方で政策推進課長等の話として情報員の連絡員制度が充実していると、させたいと。そういうことから、わざわざ町理事者をして町政懇談会の必要がないやに実は昨年の9月に……9月ですよね。離島懇談会やっていますね。これは、定例的にやっていますよね。これが悪いということは申し上げません。島の部分も確かに重要だと思いますが、町の中は多種多様の産業がございますし、ぜひ町長、対話ということを全面的に掲げておられるし、協働の町づくりを掲げていますから、そこは大事な部分だと思うので、大変忙しいかと思うのですけれども、ぜひ今年度そういう重要な部分、また自立プランの改定等もあるようであります。合併等についてもよく聞かれるのですが、なかなか理解されていないということです。今期限切れますから。それらは別にして、ぜひ幅広く町政懇談会をやっていただきたいと思うのですが、その点についていかがでしょう。

〇伊藤委員長 町長、舟橋泰博君。

〇舟橋町長 高野委員のご指摘までもなく、昨年、20年度あたりから21年度の動きとして、さまざまな皆様方のご指摘を考えながらいろんなことを考えてきております。予算に絡まないという部分もあるのですけれども、どういう形で町民の方々といわゆる情報の共有を持つということも含めて、懇談会形式がいいのか、その辺は今相談をしながら次年度に向けて予定を立てているところでございます。

〇伊藤委員長 高野輝雄君。

〇高野委員 それは理解しました。
 次に、これまでも質問をした……昨年だったと思いますが、質問をしているのですが、地区別にそういう十分な説明、対応あるいは放送局への対応も十分されているやに聞いています。その努力はされているのですが、広く一般の方から見るとなかなか理解されない部分もあるので、実は地上デジタル放送開始に向けた、23年の7月24日からでしょうか。これで難視聴地区、上築とか曙地区への対応なのですが、改めてこれまでどのように対処し、関係者への説明、あるいはそれからNHKだけでなくて民放等、そういう部分があると思いますし、地域間関係者あるいは具体的には負担も出てくるのでしょうか。その辺も含めて、見通しで結構でありますが、現時点でのお答えをいただきたいと。

〇伊藤委員長 政策推進課長、鈴木典生君。

〇鈴木政策推進課長 お答えいたします。
 曙地区と上築、難視聴地区につきましては、もう一応地域の方のところに行きまして、今後のスケジュール等をご説明に上がっております。NHKの難視聴と個別の個人的な施設2つございますけれども、それにつきましてはNHKのほうが、今年の11月か12月に羽幌町のほうが地デジになるものですから、その後に難視聴地区の調査を行いまして、それでその施設につきましてはNHKのほうと、それから自主共聴の部分と、それをあわせて金額を出すと。どのぐらいかかるかという経費は出していただけると。それにつきましても団体等にご説明しております。その後、金額が出ましたら補助金等、また起債等も含めまして、うちのほうで試算してもう一度ご説明に上がりたいと思っています。
 以上です。

〇伊藤委員長 高野輝雄君。

〇高野委員 地区での反応というか、声は具体的には何かございましたでしょうか。

〇伊藤委員長 政策推進課長、鈴木典生君。

〇鈴木政策推進課長 現状では別に、私直接行きませんでしたけれども、うちの係の者が行ったのですけれども、別に今の状況を聞いて納得していただいていると聞いております。

〇伊藤委員長 船本秀雄君。

〇船本委員 90ページになります。5目の財産管理費であります。15節工事請負費で、まず町有施設の下水道の接続工事になりますが、昨年1,530万の予算計上をしておりました。新年度で250万、これは大体これで終わりということでしょうか。今年250万かけて、その後にまだ残る施設があるのかどうかお聞きします。

〇伊藤委員長 財務課長、品野万亀弥君。

〇品野財務課長 現行でほとんど終わっております。あと、まだ予定していないもので急遽出てくるもの等があると思いますので、そのときはまた予算計上をしたいと思っております。

〇伊藤委員長 船本秀雄君。

〇船本委員 92ページ、6目の企画費です。19節負担金補助及び交付金の中で、人づくり事業補助金100万の計上がされておりますけれども、これの実績といいますか、昨年、20年でも結構ですけれども、どの程度使われたのか。

〇伊藤委員長 政策推進課長、鈴木典生君。

〇鈴木政策推進課長 お答えいたします。
 20年度の実績でございますけれども、3件ございまして、青年総合研修事業、漁業の担い手の関係なのですけれども、それが2件ございます。それと、エンジョイスポーツ卓球教室事業を事業として行っております。以上3件です。

〇伊藤委員長 船本秀雄君。

〇船本委員 わかりました。
 それで、97ページの8目自治振興費になります。19節の負担金になりますけれども、先ほど予算説明の中で説明を受けておりますけれども、この地バスの車両購入の関係、協議会で決められたということで結構なのですが、これは年次計画で例えば何年に何台買っていくというような何か協議会の中での計画があれば、それを教えていただきたいと思います。

〇伊藤委員長 町民課長、大波芳弘君。

〇大波町民課長 お答え申し上げます。
 21年度につきましては、幌延、旭川間ということで快速バスの1台の要望が平成20年度にございました。それで、協議会といたしまして今後またその更新を予定されているということがあれば事業者のほうから出していただきたいということで、一応21年度1台ということで、あと25年まで22年から2台ずつ一応計上して、25年までは合計9台ということになっております。その辺につきましては、今後また協議会のほうで協議していくと、検討させていただくということでございます。

〇伊藤委員長 室田憲作君。

〇室田委員 86ページ、友好町村との締結30周年記念のことについて、先ほど15名程度の訪問団を結成してというような説明もございましたし、きのうの町長の執行方針の中でこきりこの訪問も予定されているようなこともありましたけれども、この辺をあわせてどういったような規模でこの30周年の訪問といいますか、交流をされるのか、もうちょっと説明をしていただければと。

〇伊藤委員長 総務課長、石川宏君。

〇石川総務課長 それでは、お答えいたします。
 この友好町村締結30周年記念事業補助金ということで181万3,000円を予定しております。先ほど説明の中でも積算上は補助金ということで出すということなのですが、積算上は15名程度の訪問団をもってしたいと思っております。大体2泊3日程度ということで、ご存じのとおり平地区におきましては昔村を構成しておりまして、それなりの受け入れ態勢もいろいろと整った状況もございますが、今は地区ということになって、その交流団体が仕切っているということもあって、なかなか今大きいものにはなり得ないのかなと思っておりますが、今のところ180万の中で15名というふうに申し上げましたが、内容によってはこの予算の中で一般住民も巻き込んだ中で、議会関係または平地区の方々、町職員と一般住民も巻き込んだ中で何らかの形で訪問したいというふうに思っているのが180万の内容でございます。
 それと、先ほどありました教育費の中でこきりこの保存の関係で平村へ行くというのが予算で上がりました。それにつきましては、子供たちが平地区の……ちょっと教育費のほうになるのですが、平地区のこきりこの伝承を習いに行くというか、そういうようなことが主眼でありまして、この2泊3日程度の中で一緒に合流していくというものとはちょっと性格が違うものですから、細かく打ち合わせはしておりませんけれども、ここと一緒になってこの交流事業と一緒に合同して行うというスタイルの性質とはちょっと違うものですから、ちょっと行うほうとしては今のところ別々な状況になるのかなと。ただ、これは受け入れ側のことも考えなければなりませんので、その辺につきましては教育委員会と、また平地区のほうとこれから内容を詰めさせていただきまして決定をしていきたいというふうに考えているところであります。

〇伊藤委員長 熊谷俊幸君。

〇熊谷委員 101ページです。納税貯蓄組合の補助金につきまして、これ2年前からいろんな補助金を削減したと思いますが、各町内会ではこの補助金等々を当てにしながら、その還付金等々を当てにしながら町内会の運営等々に寄与している町内会もあるわけですが、町とすれば今後何年後かにはこの補助金を廃止するやにも聞いておりますが、その辺の推移につきまして教えていただきたいと思います。

〇伊藤委員長 財務課長補佐、三浦義之君。

〇三浦財務課長補佐 お答えします。
 平成19年に昔の納税奨励金から現在のこの補助金に変えさせていただきました。5年間をめどに改めて見直すというようなことになっておりますので、この後3年後、21、22、23、この間に考えるという状況になると思います。

〇伊藤委員長 熊谷俊幸君。

〇熊谷委員 その内容は、ここ3年間後にはまたどうするかを考えるということですから、その際に補助金等々を全くなくするのかどうか、あるいは納税組合の中で各町内会の組合長さん、副組合長さん等々は高齢者の方々のいろんなそういうものにつきましても結構やっぱり活躍といいますか、一生懸命やっている町内会もあるわけですよね。そういう中で、町の3年後のそういう今の意向はわかりましたけれども、町は町としてそのときには、今度は町から各個人的に町内会の納税組合を経由しないで、そういう催促状といいますか、納金交付のそういうようなものを送ったり何かするのかどうかも一応お伺いしておきます。

〇伊藤委員長 財務課長補佐、三浦義之君。

〇三浦財務課長補佐 継続、それから廃止も含めて検討するということになっております。仮に廃止になったとすれば、今まで納税組合が行っていた業務につきましては羽幌町が当然行うということになろうかと思います。

〇伊藤委員長 森淳君。

〇森委員 97ページ、19、負担金補助及び交付金のうち離島航路関係で質問をさせていただきます。
 まず、離島航路事業運営補助金600万、これについては改めて中身を伺いたいと思います。
 それと、離島航路欠損補助金2,565万9,000円ですか。これ臨時費事業一覧の中では、財源内訳としてその他513万、一般財源2,000万ということになっていますけれども、当初これが導入されるときには、いろいろ経過を見ながら進めていくということと特別交付金のほうである程度埋めていくということの説明を受けてこれはスタートしたと思いますので、現時点での本年度予算における中身について説明を願います。

〇伊藤委員長 町民課長、大波芳弘君。

〇大波町民課長 お答え申し上げます。
 まず、1番目の離島航路事業運営補助金600万円の内訳でございます。これにつきましては、会社の航路損益計算に基づきまして欠損分に対し、国が標準で補助金交付額を決めるわけですけれども、その中で収入と支出、これは会社のほうのあれですけれども、収支率によりまして経営改善というか、収支率が多いことによってペナルティーというか、それは改善カット額という表現をしていますけれども、それ自体が国でも補助対象外になりまして、そしてあとは今の離島航路の欠損補助にもつながるのですけれども、それ以後北海道と羽幌町のほうで残りのものについて現在2分の1ずつ補助しているという状況であります。
 それで、さきに申し上げました経営カット額ですけれども、その年によって違うのですけれども、会社のほうで要するに事業運営欠損ということで上がってまいります。大体それの予算として、これは前にご存じのとおり建造費ということで、今現在5,000万、5,000万ということで1億ございまして、残りが今あるわけですけれども、年度ごとに600万ずつ予算計上しまして、その事業の欠損に充てるということで毎年600万ずつ計上しておりますけれども、その計上分をその事業の補てん、それに充てているという内訳でございます。
 それから、もう一点の離島航路欠損補助金につきまして、これは先ほど数字のほうは20%と80%ということで予算的には20%を、80%が交付税措置ということでございますので、20%を基金の交通対策基金のほうから繰り入れて財源に充てているという数字でございます。それで、2,565万9,000円の内訳でございますけれども、これにつきましても航路欠損の分の国が標準を見まして補助されると。その補助額と、それから経営改善カット額を除きまして、残額分について北海道と羽幌町で2分の1ずつ補助すると。でございますので、これの倍が大体国を除いた赤字額ということでございます。

〇伊藤委員長 財務課長、品野万亀弥君。

〇品野財務課長 ちょっと今の離島航路の関係で、特別交付税で欠損金の羽幌町の負担分、8割程度を補てんするということで、実績でいきますと19年度は約1,800万ほど、それと20年度は1,900万ほど交付税で補てんされてございます。

〇伊藤委員長 森淳君。

〇森委員 まず、離島航路事業運営補助、1億のうち毎年600万、最近は毎年出しているということで理解したいと思うのですけれども、残額は幾らぐらいになっているのでしょうか。

〇伊藤委員長 町民課長、大波芳弘君。

〇大波町民課長 残額につきましては3,851万1,000円、1億に対してですけれども、3,851万1,000円です。

〇伊藤委員長 森淳君。

〇森委員 離島航路欠損補助金の特交のほうの実績、財務課長のほうから聞きました。基本的には、この見方としては、では今年度に仮に当てはめた場合、恐らく今2,000万近いお金が特交で入ってくるということになると、2,500万を事業費で一般財源のほうの2,000万のうち2,000万近いものは埋められるということで理解していいのか。ここにあるその他の513万円というのは、では何なのかということを改めて確認したいと思います。

〇伊藤委員長 町民課長、大波芳弘君。

〇大波町民課長 お答えいたします。
 513万1,000円につきましては、交通対策事業基金を充てております。

〇伊藤委員長 森淳君。

〇森委員 これ当初は3年でしたか。一応そこまで確定しておいて、その後はまたという話で、去年ぐらいで3年だったような気もするのですけれども、今後もこれ今年度、来年度を含めて、これは継続的に特交のほうで見てもらえるというような話し合いがその後なされたかどうかを確認したいと思います。

〇伊藤委員長 町民課長、大波芳弘君。

〇大波町民課長 お答えいたします。
 18年度からでございますけれども、今後も特別交付税で見ていただくということでは確約しております。

〇伊藤委員長 船本秀雄君。

〇船本委員 ちょっと関連してお聞きします。
 今特交で入るということなのですけれども、これ特交で入るというのは特交を分析できるのでしょうか。

〇伊藤委員長 政策推進課長、鈴木典生君。

〇鈴木政策推進課長 お答えいたします。
 この分につきましては、ルール分でございまして、12月の算定で入ってきます。それで、その数字につきましては、ここに資料あるのですけれども、金額もそのまんまの数字で出ておりますので、入っております。

〇伊藤委員長 船本秀雄君。

〇船本委員 ちょっとしつこいようなのですけれども、今の基金については当時の代替バスの部分での基金でありました。そして、今はフェリー、これだけの大きい金額、この欠損補助金については、これは国と北海道が出しておりまして、町では一銭も出していなかったのです。といいますのは、当然海は国道だという考え方から、当時は11月ごろには仮決算を持って国、北海道に行ったと。そして、羽幌町で持ってほしいという話もあったようですけれども、羽幌町は議会が納得しないと、これは当然国・道が持つべきだと。それと、聞いている話では、国もこれはもう町で持つべきでないと、北海道から出してもらえという話になって羽幌町では出していなかったと。ここ何年か前から出されているようなのですが、いろんな事情があって羽幌町も受けたのだろうと私は思います。
 それはそれとして、特交に入っているのであれば、この特交で入った分を基金に積み立てできないのかという考えがあります。と申しますのは、先ほど地バス関係車両購入の計画を聞かせていただきましたけれども、これは前に14台購入しました。今となれば当時の国鉄廃止になってのご苦労さんというか、1キロ3,000万の金額が出まして、3億近く町がもらって積み立てしたと。そして、地バスと代替バスを1本にして羽幌の場合は走っているということからいえば、これは当然これから協議会の中で決められると思うのですが、バスの購入計画もこれからはどんどん出てくると思うのです。そうしますと、基金条例を改正したときも事業者のほうから勝手に基金条例を改正したという話もありました。だけれども、これは条例は羽幌町の条例なのだから、業者に云々くんぬん言われる筋合いがないということで通しました。それは、こんなに離島航路のほうでかかるという考えがなかったものですから、このままでいきますと、だんだんと底をついてしまうと。基金がなければ一般財源で考えればいいことですけれども、なかなかそうなれば厳しいと思いますので、もし私の考えとしては特交で入ってくることがはっきりわかるのであれば、分析できるのであれば、その分だけでもいいから基金のほうに積み立てできないのかなということでちょっとお聞きします。

〇伊藤委員長 財務課長、品野万亀弥君。

〇品野財務課長 お答えいたします。
 ただいま委員さんが申されましたとおり、当初は国鉄代替の部分でということで積み立てていた基金、それを途中で交通全般で使用する基金にしようということで、途中改定をして現在に至っております。
 それで、今の提案でございますけれども、今年度末で大体1億7,500万程度の基金の残額になると思います。当面は、今の条例にあります目的に沿ってこの基金を活用していきたいと思います。それで、いずれかの時点で、どうしてもこの離島の部分についても陸上の部分についても赤字というのは継続して出てきますので、その時点で検討していきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。

〇伊藤委員長 ほかに質疑ありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで質疑を終わります。
 暫時休憩をします。

休憩 午後 2時47分
再開 午後 2時58分

〇伊藤委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、第3款民生費、111ページから124ページまで質疑を行います。
 船本秀雄君。

〇船本委員 112ページになります。19節の地区更生保護女性会の補助金でありますが、これは今年から新しく出たのかなと思いますので、この中身について説明いただきたいと思います。

〇伊藤委員長 福祉課長、柳田昭一君。

〇柳田福祉課長 お答えいたします。
 この補助金につきましては、まず1点は本年度更生保護女性会が創立30周年を迎えるということでございまして、これは30周年の経費ということで10万円、それから先般行政執行方針の中でも申し上げましたけれども、旭川地区の連盟大会が7月に500人ほどが集まって1日開催されます。それに対します助成補助金が30万円、合わせて40万円でございます。

〇伊藤委員長 ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで質疑を終わります。
 次に、第4款衛生費、125ページから136ページまで質疑を行います。
 船本秀雄君。

〇船本委員 131ページになります。この中の1節報酬で、公衆便所清掃嘱託報酬載っておりますけれども、これは場所はどこなのでしょうか。

〇伊藤委員長 町民課長、大波芳弘君。

〇大波町民課長 お答え申し上げます。
 神社の境内の中にございますトイレです。

〇伊藤委員長 船本秀雄君。

〇船本委員 これは、どういう方々が使われるのでしょうか。使っている便所なのでしょうか。例えば、ちょっと説明不足かもわかりません。観光客のためなのか、町民のためなのかというようなことをお聞きしたいのです。

〇伊藤委員長 町民課長、大波芳弘君。

〇大波町民課長 町民全般というふうに考えております。

〇伊藤委員長 船本秀雄君。

〇船本委員 この公衆トイレは、下水道の接続はされていますか。

〇伊藤委員長 町民課長、大波芳弘君。

〇大波町民課長 なっておりません。
(「計画はありますか」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 町民課長、大波芳弘君。

〇大波町民課長 計画は、今のところ検討していないです。

〇伊藤委員長 船本秀雄君。

〇船本委員 一般町民の方が対象ということであればいいのですけれども、夜も電気こうこうとついていますし、あそこへ入っている人というのは余り……私も何回も行っていませんけれども、なかなか目につかないような状況であります。中もちょっと見たのですけれども、非常に入って使える状況……使えないということもないですけれども、もし町民のためにあれするのであればやっぱり下水道も整備して、きちっとしたほうが私はいいのではないかなと思います。
 それと、場所についてもあそこがいいのか、町民のためであればあそこがいいのか。あるいは、例えばどうしても神社ということになりますと、昨年もちょっといろんな問題で、政教分離の問題も出ておりますので、そこら辺も含めながらもう一度検討されてはどうかなと。今のままであれば、町民の方々もなかなか使えないだろうし、それと観光客が対象であれば観光時期だけをやられて冬期間は閉めるだとか、それでなければここ何日間か見たのですけれども、電気こうこうとついていますし、なかなか一般の人が中を見てもちょっと入りづらいなというような部分もあります。答えはいいです。

〇伊藤委員長 磯野直君。

〇磯野委員 132ページの負担金補助及び交付金の中の合併処理浄化槽設置事業補助金の項目なのですけれども、いわゆる下水道の計画地区から外れた例えば離島とかに対しての補助金だと思うのですが、実績としてこれどのぐらい使われたか、数字はありますか。

〇伊藤委員長 暫時休憩します。

休憩 午後 3時04分
再開 午後 3時05分

〇伊藤委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 磯野直君。

〇磯野委員 トータルの数字は後からで結構です。今後の推移として、どの程度のものを見ていくのかということでちょっとお答え願いたいのですが。

〇伊藤委員長 町民課長、大波芳弘君。

〇大波町民課長 お答え申し上げます。
 14年度から始まりまして大体5基、離島も含めまして5人槽あるいは7人槽、5基見てきたわけですけれども、最近はちょっとあれなので3基、2基分ちょっと予算的には見ておりませんけれども、一応計画では5基ということで上げております。

〇伊藤委員長 船本秀雄君。

〇船本委員 135ページ、お願いします。13節の委託料であります。ごみステーションの製作委託料でありますが、今年もごみステーションをつくられると思うのですが、それでちょっと私からお願いがあるのですが、既存の設置したステーション、これは鉄骨というのか、鉄でできておりまして、土台がないものですから、重量かかって傾いてきているというような状況が何カ所か目につきます。それで、それも町で直していただけるのか。また、ちょっと聞いたら、それは町内会でというお話があったのですが、何人かで持ったのですが、なかなか人の手で何人かでは動かせないような重さなのです。それで、何とかこれをちょっと町でやるときに、今すぐでなくても何かのついでのときにできないものなのかどうかというのが1点。
 それから、今年新しく製作される部分についても、また場所も移る場合もありますし、人の手で、これから町内なら町内で使っている利用者が当然管理していかなければならないわけですから、その人たちも何人かで動かせるような工夫をしていただければなという思いがあります。それについてお答えいただければ。

〇伊藤委員長 町民課長、大波君。

〇大波町民課長 お答え申し上げます。
 まず、1点目の移動なのですけれども、改めて違う場所に移動されるということではなくて傾いた部分で。その状況を見まして、例えば何かついでにやっている部分でもしあれば対応したいなと思います。
 それから、工夫、重さか何かになるかと思いますけれども、今現在は簡単に倒れないような中で、いろいろ設計した中であの形になっておりますので、今後その発注をする中でももう少しそういうことが可能なのかどうか検討させていただきますので、ご理解願いたいと思います。

〇伊藤委員長 森淳君。

〇森委員 大変申しわけないのですが、特定健診絡みの予算をちょっと探していたのですけれども、ここにはないようなので、これ国保のほうか何かで出てくるのですか。それをちょっと確認しておきたいのですが。

〇伊藤委員長 福祉課主幹、藤岡君。

〇藤岡福祉課主幹 お答えします。
 特定健診関係の予算は、国保特別会計の8款で見ておりますので、後ほど説明します。

〇伊藤委員長 ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで質疑を終わります。
 次に、第5款労働費、137ページから138ページ、質疑を行います。
 高野輝雄君。

〇高野委員  労働費の労働諸費になりますか。これから新年度に向けて、特に雇用対策に関して、非常に雇用の悪化があって、昨年来企業の倒産がずっとふえてきている。今年度もまた2件ありました。そういうことで、非常に仕事が全般的に景況感が悪い中で、町の中でもリストラも含めて失業者が相当数ふえていると思うのです。
それで、雇用対策に関して、企業倒産の部分を含めて町側で副町長を筆頭に対策委員会を設置されたということで文教厚生常任委員会でも報告がありました。そこで、ハローワーク等に対するそういう紹介だとか、いろいろの関係はわかるのですが、町独自として、町の独自の施策として、こういうことでありますから一般的な雇用対策も含めた、さらには羽幌町の場合はこういう深刻な状況になっていますね、企業倒産で。この部分の具体的に羽幌町としてどのような対策というか、雇用対策、具体的に言えば雇用をどのように創出されているのか。これまでのそういう町関係でこれから、今まで例えば羽幌町独自に羽幌町として雇用をする、来年に向けてそういう雇用をするという具体的な部分があればまずお示しをしていただきたい。

〇伊藤委員長 暫時休憩。

休憩 午後 3時11分
再開 午後 3時12分

〇伊藤委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 副町長、松本君。

〇松本副町長 お答えいたします。
 今まで事業所として4件ほど閉鎖されたというのがございます。1つには、大きな事業所である宮坂さんだとか、そういうところにつきましては、ちょうどその次の年に使うということで、積極的に失業保険もらっていて雇用として望まなかった人を除いてはできるだけ町の臨時職員だとか、いろいろな面で対応していますし、それからあと北伸さんのときにつきましてもできるだけ公園の作業員だとか、いろんな形で働いていただいたと。それからあと、その後マキタさん等につきましては、現在働いていた人が会社全体としてははっきりしていないのですが、できるだけほかの事業所に移られる方とか、そういうような形で今のところ、あとハローワークのほうにお願いという形でやっております。それからあと、今もう一つ閉鎖になる三上さん等につきましては、今のところうちのほうではすぐ使えるというような考えにはない状況なのです。それで、できるだけハローワークのほうで職場をと。それからあと、この後も予算がありますから、新年度予算でできるだけそういうような方を含めて、そういう対応できる賃金等あるいは職員として対応できるような形であれば積極的に採用していきたいというふうには考えています。
 以上でございます。

〇伊藤委員長 高野輝雄君。

〇高野委員  深刻なのですね。実は、私も役場にいた関係あって、特に今船本さんもそうだと思うのですが、やっぱり言われるのです。いろんな役場の部分で何か使うところないのかと。具体的に言うと臨時職員、町が使っている部分で例えばそういうものがないのかとか。
 実は、この間かつてマキタさんにいた方なのですが、亡くなった方がいて、その葬儀のときに同僚の方々がたくさん来ていまして、そのロビーで非常に寒い日だったのですが、出棺する際まで私は何度にもわたって具体的に言われました。かなり責められる口調だったのです。それは、私が特にどうこうできるわけではないのです。もちろん議員としてもそういうことで声を出したのだと思うのですが、そういう場でもそういうような声があるのです。何とか具体的に町側で、例えばいろんな公園作業、使っていた部分だとか、そういうところでないのかどうか。それから、もっと言わせていただくと、具体的なことを言っています。もっとどこかで、例えば給食センターだとか、具体的にあると。ここもありますね。総務で警備ではないですけれども、従来ずっと使っていますね、外で用務員的な仕事。こういうところまで、私はいつまで使うのだとかを含めて、やっぱりそういう目で見られていますから。だから、もっと具体的にやっぱり町が真剣に答えていただかないと、北伸興業さんのときも何人かやっぱり町外へ転出したのです。どうしても仕事がないのです。それで、美唄へ行った方もいます。そういうことで、非常に厳しい状況に置かれているわけですから、ここはやっぱりもっと突っ込んだ形で具体的にどういうふうにやっていくのか、もうちょっと具体的に答えられないのかなというふうに思います。

〇伊藤委員長 副町長、松本信裕君。

〇松本副町長 お答えいたします。
 今高野委員さんのおっしゃるのは、そのとおりだと思います。ただ、うちのほうにも問い合わせは結構あるのですが、現実町の施設に関連する臨時の方で働いている方の給与というのは大体13万円ぐらいなのです。引かれましたら11万ぐらいで、それをお聞きしたら大体の人は、それではちょっと生活が無理かなというようなことで辞退されるというケースもあるわけです。ですから、本当にそういう人方が生活を持って働ける場所なのかというようなこともありますので、あとは公園の方々ですともうちょっと賃金が上がるのかなということも、ぎりぎりだと思いますが、そんな形で町の施設としてはやっぱりどうしても年金をもらっているような人だとか、あるいは女性の方でというようなことでないと、なかなか賃金が合わないというようなこともありますので、それはご理解いただきたいと思います。

〇伊藤委員長 高野輝雄君。

〇高野委員  大変難しい状況だというのは今わかりましたが、改めて生活をするとなると、60とかでない限り年金がないと、そういうことはなかなか難しい実態もあるのですが、それだけ何とか期待をしているのだと思うのです。何とか使うところが、たくさん町だと臨時職員あるというところに目がつくのです。だから、その辺、今聞くとなかなか折り合わないのかもしれない。ぜひ真剣に受けとめていただいて、具体的なことを話しすれば、またそういうことも理解されるのだと思います。真剣に取り組んでいただきたいというふうに思います。答弁はいいです。

〇伊藤委員長 ほかに質疑ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで質疑を終わります。
 暫時休憩します。

休憩 午後 3時18分
再開 午後 3時19分

〇伊藤委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 船本委員、着席をお願いいたします。
 次に、第6款農林水産業費、139ページから156ページ、質疑を行います。
 船本秀雄君。

〇船本委員 148ページの6目の地籍調査費であります。13の委託料でありますが、昨年度から見れば大体1,300万強増額になっていますけれども、これは何か特別な理由があるのでしょうか。

〇伊藤委員長 地籍調査係長、上田君。

〇上田農林水産課地籍調査係長 お答えします。
 平成20年度までは、大体市街地のほうの調査を行っていたのですが、市街地につきましては調査面積が大体0.4キロ平方メートル程度で進んでおりまして、今回から寿町のほうに入ってくるものですから、面積がかなり広がるものですから、面積に応じて事業費というのが膨らみましてこの額になっております。

〇伊藤委員長 熊谷俊幸君。

〇熊谷委員 155ページです。漁業近代化資金利子補給金の件なのですが、これも北るもい漁協が合併する前に私も質問をいたしまして、当時の助役でありました花村助役等々のいろんな答えもありましたけれども、0.5の補助金、羽幌の場合は0.5だったのですが、0.6にしてもらったという経過がありますが、先般の漁協とのいろんな懇談会、委員会の懇談会でも委員の方々を初め、皆さんもご存じだと思いますが、3年前にこの北るもい漁協というのが合併しましてできて、北は天塩、初山別、羽幌、苫前という4町村なのですが、この利子補給の件が苫前は1.5、初山別も1.5、天塩も1.5なのです。羽幌は、2年前からですけれども、0.5が0.6になりましたけれども、いろんな根拠があると思いますが、この理由というのをまずお聞かせ願いたいと思います。

〇伊藤委員長 農林水産課長補佐、山口君。

〇山口農林水産課長補佐 お答えいたします。
 近代化資金ですが、熊谷委員おっしゃったように平成17年からそれまでずっと0.5%の上乗せ補助であったものが0.6に改定をした経緯がございます。その当時、いろいろ北海道、それから管内、いろいろ近隣についても調査をいたしまして、0.6ということで決めさせていただいた経緯がございます。苫前、初山別については、その当時も1.5%という上乗せ措置があったわけなのですが、ただ予算規模でいいますと平成19年度の予算だったのですが、苫前では340万ぐらい、それから初山別では44万ぐらいというのが町の予算規模でした。その当時羽幌では、18年度予算で415万が羽幌町の近代化資金の補給金ということで予算化されていたところなのですが、そういうことで予算規模が全然違うということがありまして、その当時検討したときにもし1.5%でやると羽幌町としたら1,200万ぐらい予算が必要だということで、とてもその当時の部分ではちょっと無理だということで0.5%ということになったわけです。ご承知のように、この近代化資金については北海道が1.25%の上乗せ措置がされておりまして、現在の基準金利が2.85%でございますので、羽幌町が0.6%上乗せをしている関係で漁業者の負担というのが1%ということになっております。1%ということでありますので、先ほどの商工会の部分等と比較しましても、かなりというか、1%またどんなところかなというような気がいたします。
 以上でございます。

〇伊藤委員長 熊谷俊幸君。

〇熊谷委員 経過につきましては、いい意味で理解をいたしております。羽幌町の場合は天売、焼尻支所もありますから、当然漁船の数というのは多いことは課のほうでも承知していると思いますけれども、ただこれはもう2年前、3年前、利率の問題も私も合併したときには、そのとき私の質問しているのは、合併する前でしたから、北るもい漁協という組合ができる前でしたので、3年前に私が質問して、その後1年後に0.6になったという経過ですから、そのときから苫前にしても初山別にしても天塩にしても1.5なのです。隻数等々の問題もわかります。今言いますように、当然羽幌の場合は組合員数、隻数が多いですから、私は1.5にすれば1,000万超えることもわかります。ただ、累計して北るもい漁協ばかりではなくて、新星マリン漁協というのもあるのですけれども、これは留萌と小平町が合併してできた漁協なのですけれども、これも小平も1.5なのです。それから、留萌市も財政が逼迫して非常に厳しい中でやっている市ですけれども、これも1.0の補助金出しているわけです。ですから、私からいろんな面で漁業のいろんな施設関係、この上架等々にも今回も目を出していただいて、多額の助成もしていただいておりますから、私からはどうのこうの言いませんが、やはり1に近いくらいのやっぱり補助金というのは今後何年かの中で引き上げる必要があるのではないのかなと。これも私ども、私も漁業者の一人ですけれども、漁業者はもちろんのこと、総務産業常任委員会でもこれもかなり言われたことでございますし、これらについても今後検討していただきたいと思います。この答弁は要りません。どうぞよろしく検討していただきたいと思います。

〇伊藤委員長 高野輝雄君。

〇高野委員 私のほうからは、国営草地事業でやった部分のいわゆる開パ事業と言われるのでしょうか。早くに終わっているのですが、これまでも農業振興地域からのこれを外す、除外する手続は進んでいるのだと思いますが、それに関連していわゆる耕作放棄地に関する部分、羽幌町の。これは、農業委員会が多分町側に勧告をする、勧告というか報告、そして農政、具体的に言うと農政課のほうになると思うのですが、そこを具体化していくということになるのでしょうけれども、耕作放棄地が全体で幾らあって、そのうち、それできれば所有者も含めてなのですが、さらにそのうち草地造成事業に係る部分、これらの部分での実際に耕作されていない部分、現実にありますよね。それで、具体的にはどのように進んでいるのか。具体的に例えば耕作放棄地で農業委員会が勧告して造林といいますか、木を植えるだとか、そういうことが具体的に進んでいるのだとすれば、どこまで進んでいるのかを含めてお答えください。

〇伊藤委員長 暫時休憩。

休憩 午後 3時29分
再開 午後 3時29分

〇伊藤委員長 それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
 農業委員会事務局長、荒井君。

〇荒井農業委員会事務局長 お答えいたします。
 私どものほうで、いわゆる高野委員が言った開パ地区なのですけれども、そちらの農家基本台帳のほうは畑になっておりますけれども、実際使っている部分と使っていない部分、原野化しているところがありまして、長い間農業者の方も何とかならないかということで私どもも困っていたのですけれども、たまたま何年か前から言っておりますけれども、国のほうで耕作できるものと耕作できないものに分けろということで話はあったのですけれども、平成20年度にかなり具体化された施策が出まして、実際に私ども中に入りまして分けております。やり方としては、耕作しているところはそのままでよろしいのですけれども、耕作していないところを調べまして、管理といたしましては農地でないもの、耕作できないものは農家台帳から外すということで、該当する方をお呼びいたしまして実際にこれからどうするのだというふうにお伺いしております。ほとんどの方は、できれば木を植えたいのだけれども、お金がかかるという現状であります。
 それで、その決定なのですけれども、20年の12月24日に聴取したところですけれども、そこは農地から外すということで総会で決めております。それで、各該当者のほうに非農地通知書、これは該当する方に交付しております。それは、まだやっておりませんけれども、雪が解けてからそれは農地、今は地目は畑ですけれども、それから地目変更をすると、その部分の添付書類としてやりたいと思っております。それで、できれば農業委員会のほうで皆さんの賛同を得られればその部分固めて、私どもでまとめて地目変更登記のお手伝いをしたいと思っております。それで、全部締めておりませんけれども、実際に農地から外す面積は大体100ヘクタールぐらいになると思います。それで、お名前はちょっと申し上げられませんけれども、非農地通知のほうは今年の1月9日付で発行しておりますけれども、17通発行しております。それで、先ほど申し上げましたとおり皆さんからまとまりましたら、私どものほうで地目変更登記して農家台帳から外して農地から外していきたいと思います。それでいわゆる耕作放棄地はなくなると、そういう形になります。農業委員会のほうでは、そういうふうな今までの現状でございます。

〇伊藤委員長 高野輝雄君。

〇高野委員 今わかりましたが、それを受けてつまり町側では、今度は農地からそういうふうになくなったから、後は全く関与、関係しないということでしょうか。

〇伊藤委員長 農政係長、高橋伸君。

〇高橋農林水産課農政係長 お答えいたします。
 今農業委員会で農地から外すということで、100ヘクタールぐらいのことで言われているのですけれども、うちのほうでは農業振興地域の農用地区域の見直しを19年から行っております。その際に、農地1筆1筆すべて拾って、およそ約1年間かけて全部拾った上で、20年度変更ということで調整をしていたのですけれども、先ほど農業委員会のほうの話があったとおり100ヘクタール、それが農地から外れるということで、それを追加しての今農業振興地域の農用地の見直しということで支庁と協議しているところであります。

〇伊藤委員長 高野輝雄君。

〇高野委員 今そういう作業を、新たに100ヘクタールの部分も加わったということであれでしょうけれども、この間相当たっていますから、それで農業振興区域から具体的に外される、道の認可だと思うのですが、その部分の見通しは21年度およそどのぐらいになるのでしょうか。

〇伊藤委員長 農政係長、高橋君。

〇高橋農林水産課農政係長 認可の見通しということなのですけれども、今道との協議前の支庁との事前協議ということで、2月末に全部一式出しているのですけれども、その段階で今まで全筆調査というのをしていなかったもので、かなりの面積の移動があります。それに関して、支庁との協議の段階で今内容のほうを詰めているところで、まだ道の協議までいくにはもう少しかかるかなという予定でおります。

〇伊藤委員長 高野輝雄君。

〇高野委員 21年度中には、くどいようですが、何とかなりそうですか。その辺、見通しは立ちませんか。

〇伊藤委員長 農政係長、高橋君。

〇高橋農林水産課農政係長 21年度中には、告示まで含めてやりたいと思っております。

〇伊藤委員長 室田憲作君。

〇室田委員  ブルーベリー、金額的には大したあれではないのですけれども……
(何事か呼ぶ者あり)

〇室田委員 ビルベリーです。昨年答弁では、億単位の産業に発展するだろうという答弁が副町長からあったので、期待をして再度質問をしたいと思います。先日も約40本ですか、成長して多少実もなったというような説明もありましたけれども、現在の生育状況並びに今後の見通しについて何か考えられていることがありましたら、ひとつお答えを願いたいなと。

〇伊藤委員長 農政係長、高橋君。

〇高橋農林水産課農政係長 ビルベリーの生育状況につきましては、今はまだおよそ30本ほどの苗として試験所の圃場のほうで今雪の下になっております。それに関しましては、その場において今後も生育のほうを見ていきたいと思っております。これからの状況といたしましては、新しい種、ビルベリーの種子のほうを提供いただいておりますので、それの芽出しを含めて苗のほうの増産ということで、年次的にというか、1年ごとに100なら100という株をふやしていきたいという考えでおります。

〇伊藤委員長 ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで質疑を終わります。
 次に、第7款商工費、157ページから160ページまで質疑を行います。
 高野輝雄君。

〇高野委員 商工費、2目の観光費なのですが、その中に委託料がございます。この予算の説明資料の中で、先ほどサンセットビーチの管理委託415万6,000円というふうになっているのですが、予算書の159ページ、13節の委託料、サンセットビーチ管理委託料715万4,000円、これは昨年の当初予算337万1,000円ですから、378万3,000円ふえているのですが、先ほどの予算の資料から見てもちょっとこれわかりづらいので、この715万4,000円の内訳を示していただきたいということです。

〇伊藤委員長 商工観光課長補佐、浅野君。

〇浅野商工観光課長補佐 それでは、お答えします。
 サンセットビーチの管理委託ということで、今回は全部で299万8,000円と、それから415万6,000円、これが計上されて、合計で今のおっしゃった七百何万になっていると思いますが、内訳でございますけれども、サンセットビーチ管理運営委託ということで、今年からサンセットビーチの管理の委託、従来は町営で直営でやっておりました管理委託を民間のほうに委託したいということでその分ふえてございます。それが415万6,000円、それとあと299万8,000円につきましては従来のビーチの管理委託、例えばフロートの撤去だとか設置だとか、そういう関連の経費を見ております。
 以上でございます。

〇伊藤委員長 高野輝雄君。

〇高野委員 わかりました。
 同じく13節の委託料の天売焼尻公園管理委託料373万7,000円計上されております。これも平成20年の当初予算で231万5,000円ですから、142万2,000円の増となっているわけですが、計数だけ見ると。これの内容、増額になっている内容をお答えいただきたいと。

〇伊藤委員長 暫時休憩します。

休憩 午後 3時42分
再開 午後 3時42分

〇伊藤委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 商工観光課長補佐、浅野君。

〇浅野商工観光課長補佐 済みません。お答えいたします。
 これにつきましては、従来天売のトイレの清掃だとか維持管理、それから天売公園内の清掃、トイレの清掃、それから草刈り、それから天売島のマムシ駆除、これについて委託契約を結んでおりますけれども、昨年まではちょっと自然公園の管理協議会というのが増毛と羽幌で結んでおりまして、その中に負担金として従来支出した分が今回その協議会をやめまして、うちのほう独自で公園の管理をするということになりましたので、その分の負担金の分が若干こちらのほうにふえて入ってきている状況でございます。中身を申し上げますと、天売公園内の清掃委託ということで、これは天売の港のトイレ、それからロンババの浜トイレ、それから赤岩展望台トイレ、愛鳥公園トイレ、それとその周辺の草刈り等を含めまして145万4,000円ほどの委託料を見ております。それプラス天売公園の従来やっておりました浄化槽の維持管理委託、これにつきましても25万9,000円ほど、それから天売のマムシの駆除につきましても36万円ほどの経費を見ております。
 以上でございます。

〇伊藤委員長 高野輝雄君。

〇高野委員 ここは、これを最後にしますが、絡めてちょっと前に戻って申しわけないのですが、同じ観光施設管理で先ほど質問しましたが、415万6,000円、サンセットビーチの管理委託、これは新たに民間にということですね。それで、その民間の検討をされた中で、当然予算査定いろいろやられているのでしょうから、どこということでないですよ。基本的にどういうところにやられるのか。よく言う高齢者事業団とかが出てくるのだけれども、それはやっぱり今回のような、先ほど質問をした労働費のところで言ったように非常に今逼迫した雇用情勢ですから、ぜひそういうところを含めて民間というのであれば、例えば建設業者だとか、そういうところにやらせるだとかしないと、やっぱり高齢者事業団に偏ってしまうと。そういうことは、ぜひやっぱり配意していただきたいということですが、いかがでしょうか。

〇伊藤委員長 商工観光課長補佐、浅野君。

〇浅野商工観光課長補佐 お答えします。
 今高野委員からご質問ありました件ですけれども、私たちのほうとしましてはできるだけ維持管理のほうを安くしたいという気持ちも当然ございます。ただ、どこの業者ということは今申し上げることはできませんけれども、広く入札なり見積もり合わせなり、それは考えております。

〇伊藤委員長 森淳君。

〇森委員 さっき労働費で言うのか、ここで言うのか、ちょっと迷ったのですけれども、実は高野委員の先ほどの失業者の対策の部分で職場が、副町長おっしゃったいわゆる失業保険を下回るような部分が多いのだという説明は、そのとおりだと思うのです。ちょっと直接サンセットビーチだけに限った話ではなくなってしまうのですけれども、お許し願って言うと、失業保険をいただいている方の中で、いわゆる副業は基本的に認められていると。よく俗に言う内職というのがあって、基本的に週20時間以内、1日4時間以内、かつその人の基本的なもともともらっている給料、仮に今回の算定が1日1万円だとしていくと1日4時間以内、3,600円以内であれば失業保険を一銭も減らされないで、そのまんま上乗せして働けるのです。だから、例えば20日間働いて3,600円掛ける20日、7万ぐらいですよね。だから、30万円ぐらいの人は15万円ぐらいもらえるのです。そうすると、7万円足して22万円もらえる。働いてもそれは減らされないのです。
 もう一つは、アルバイト、これも実は問題ないのです。ただし、アルバイトというのは今の内職より上回って1日7時間とか6時間働いている人なのです。そこで所得があった人は、仮に今11カ月の失業の給付があった場合に、基本的には月にもらえる分が減らされるのです。仮に今10万あったら、15万もらっていたら5万しかもらえないのです。では、その10万の権利が消えるかというと消えなくて、12カ月目に回るのです。だから、この11カ月が最大で、勤めた年数とかによって決まってくるのですけれども、例えば4カ月とか5カ月の人もいるわけですよね、失業といっても。その場合には、そこで4カ月なり5カ月をそういう形で働くと6カ月目もしくは7カ月目に上乗せしていけるのです。だから、単独1日8時間の労働でやると、いわゆる失業保険もらっている人にとってメリットはないのだけれども、仮に4時間に小分けして週に5日間だけ、ちょっと管理は大変になるかもしれないですけれども、そういうことを考えていくと、やっぱり現実に現役で例えば子供に仕送りしなければならないという人が今倒産、仮に倒産しても大変だというのはきっとあるのではないかと思うのですけれども、そういう場合に15万ではちょっと仕送りまでしていくのは大変なのだけれども、6万、7万内職で来たら22万になるよということも制度としてありますので、これいきなり今急にここで言って一つの方向を出してほしいという意味ではないのですが、そういうことの中での検討というのも、ちょっとどなたに答弁してもらったらいいのかわからないですけれども、してもらえないかなということで、できればどなたか答弁してもらいたいと思います。

〇伊藤委員長 総務課長、石川宏君。

〇石川総務課長 ただいまの失業者対策ということなのだと思います。少額であれば失業保険も減らされないで、やはりそれがプラスになって生活の足しになるということで、町のほうもその辺も含めた中で考えられないのかというご意見だと思います。現実的には、そのようなことはよく理解できます。ただ、羽幌町の場合、臨時にしろ、嘱託にしろ、地方公務員法が適用になる人間でありまして、その営利企業に対するものに対する就業というのはできないというこれは規則になってしまっておりまして、アルバイト等はできないのです。したがいまして、そのようなことからいきますと3,000円だろうが、5,000円だろうが、アルバイトと言ったらおかしいのですけれども、副業的なもので収入を得るということは、町の収入のほかにそれを得るということはちょっとかなり難しい部分もあるのかなと。
(何事か呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 暫時休憩します。

休憩 午後 3時50分
再開 午後 3時52分

〇伊藤委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 総務課長、石川君。

〇石川総務課長 申しわけございません。ちょっと勘違いしていた部分があるのですが、時間によってはそういう形態で今言った3,600円以下で使えるようなことも考えられるのかもしれません。短時間作業的なことになるのだと思いますが、そういうものがあれば、そのようなことの募集要項の中で応募していただいて、働けるようなことができれば、またその辺も考えてみたいというふうに思います。

〇伊藤委員長 船本秀雄君。

〇船本委員 先ほど予算説明でご説明をいただけるのかなと思ったのですが、事業内容については余り説明がありませんでしたので、改めて質問をさせていただきます。
 まず、7款のほうの商工振興費、新年度に新しく新規事業として上がっている負担金です、19節の負担金。例えば企業振興促進補助金、それからその下の商業基盤整備、羽幌町観光物産展、これも新しい事業だと思いますので、この中身をまずご説明いただければなと思います。

〇伊藤委員長 商工労働係長、敦賀君。

〇敦賀商工観光課商工労働係長 ただいまの質問にお答えします。
 まず、1点目の企業振興促進補助金についてですが、町における企業振興を促進するため、製造業で本町に事業場を新設または増設するものに対しまして、助成の措置を行うことにより町の経済の発展に資することを目的に助成するものということで、今回平成20年度中にそういう増設をした製造業がおりまして、それに対する企業振興促進補助金ということで平成21年度に助成をするものであります。
 次、2つ目の商業基盤整備事業補助金につきましては、商店街の街路灯の懸垂フラッグの作成事業補助金ということで、羽幌町商工会のほうで行う事業に対する補助金になります。これにつきましては、地域の活力活性化事業の一環としまして、メーンストリートの街路灯に消費者や観光客を歓迎するフラッグを平成18年度に商工会が作成しております。年数もたちまして、フラッグの損傷もひどく、在庫もなくなってきたということで新たに作成する必要が生じておりまして、その作成に係る費用の2分の1の助成をするというものであります。枚数につきましては、そういう街路灯のフラッグを300枚作成するものに対して2分の1の助成をするものであります。
 次、3つ目の羽幌町観光物産展事業補助金、これにつきましては平成20年度に漁協、農協、商工会、観光協会が中心となりまして羽幌町物産展実行委員会というものを設置しております。これにつきましては、札幌圏での羽幌町の豊富な海産物や農産物及び町内製造加工食品等の販売を通じ、羽幌の特産品のPRを行うとともに消費及び販路拡大並びに観光PRを図ることを目的に実施をしております。引き続きまして、平成21年度につきましても札幌圏でのそういう事業を実施するものに対しての運営費的なものの助成となっております。
 以上です。

    ◎時間延長の議決
〇伊藤委員長 お諮りします。
 本日の会議、時間が4時に迫りまして、議事の都合によりあらかじめ延長したいと思いますが、この後まだ質疑のある方、若干ちょっと手を挙げてみてください。
(何事か呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 それでは、延長したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 異議なしと認め、したがって本日の会議は延長することに決定いたしました。

    ◎議案第6号、議案第8号~議案第9号、議案第15号~議案第22号(続行)
〇伊藤委員長 船本秀雄君。

〇船本委員 今の件については了解いたします。
 それで、ちょっとここで、この商工振興費で質問していいのかちょっと迷ったのですけれども、実はこれについては市町村で認定を受けなければならないということもありますので、ここで質問させていただきます。ご存じのとおり昨年の10月、緊急保証制度というのが国で打ち出されました。これは、来年の3月までの時限立法ということで、これは簡単に申し上げますと10年くらい前に国が特別信用保証制度ということで、本来は銀行から保証協会、保証協会がだめであれば借りれないというのが、例えば何かあった場合に保証協会に負担をかけないと、国が全部負担するということで、当時羽幌町でも十二、三件使った経緯がありました。そして、当時それが終わって、苫前、初山別がわからなかったということで一件も使っていなくていろいろ騒いでいた、新聞にも出た経緯がありますので、ちょっと質問をさせていただこうと思うのですが、これは当然PRもされていると思うのですが、今回はこれ市町村が認定をするということになっておりますので、この申し込みというか、羽幌町で認定された件数があるのかどうなのか、これをまず1点お聞きします。

〇伊藤委員長 商工観光課長補佐、浅野君。

〇浅野商工観光課長補佐 現在羽幌町では14件認定を受けております。
 以上です。

〇伊藤委員長 船本秀雄君。

〇船本委員 それでは、観光費、160ページ、きのう、おとといですか。議員全員協議会の中で、観光協会の補助金の説明の資料、説明をいただきましたが、これは説明はこの19節の観光協会補助金1,034万7,000円の部分の説明だったわけでございます。その中で、170万ほど昨年から見れば減額になっているのだということになっておりますけれども、これは今までも必要ないものが予算ついていたのか。私は、いろんな問題が今回起きておりますけれども、必要な部分はやはりつけるものはつけるべきだと思います。それがまず1点です。
 そして、この中に私が知らないうちに、新聞紙上でわかったわけですが、年間300万、月25万で観光協会の事務局長を置くのだという募集をしているように見受けられました。私は、この300万円というお金は、必要があれば結構なのですが、本当にこの金だけを出せば自立してやっていけるのかという心配があります。といいますのは、何年か前にも自立するということで予算をつけた経緯がありました。これもいないからといって、何か不用額で落としたという経緯もあります。
 そして、私はこの300万円というのが頭に入る前に、やはりこういう問題が起きたからといって自立すれというのはちょっといかがなものかなと。やはり自立をさせるのであれば、例えば2年なら2年、3年なら3年の間に自立できるように行政もそういう指導をしていかなければならないのではないかと。こういう問題が起きたから幸いにして、きつい言い方かもしれませんが、自立すれと。そして、事務所だけは町で置くというような言い方というのはどうなのかというように考えます。
 そして、私はこの300万円というのは、1.0の部分なのでしょうけれども、これまで事務局長というのは観光課長だけでないですから、商工がメーンだと思うのです。さらに、新年度からサンセットビーチも委託するということになれば、今まででも私はそういう計算したことありませんけれども、0.5あるかないかの仕事だと思うのです。それを何か工夫をして、羽幌町の300万円があれば、またいろんなことにも使えますので、例えば一つの例を挙げさせていただければ、商工会に置くだとか、そして商工会もいろんな今忙しい時期ですから、こういう状況になって忙しいあれになっていますから、余力を商工会が使うだとか、あるいは町に置くのであれば2年なり3年の間に自立させるということで、担当係長なり補佐が事務局長を兼務して課長がチェックすると。そして、2年なり3年の間に自立してやっていけるような、それまでに人も育てなければならないと思います。何かそういう工夫を、ただお金をやるからやるという時代では僕はないと思うのです。そこら辺、どんなお考えを持っているのか、まず町長からお答えいただければと思います。

〇伊藤委員長 町長。

〇舟橋町長 私の職員管理不行き届きということで、町民の方々におわびをした身であります。いろんな意味で観光協会のあり方、過去を含めてこれからということで考えている中での観光協会、またさまざまな方々の意見を参考にしながら、今回の予算づけというふうになっております。委員がおっしゃられるとおり、さまざまな考え方というのが出てくるかと思います。突き放したというような意味合いも全くございませんし、何度となく言っているとおり羽幌町の観光行政と羽幌町とやはりある意味では一体となって町民全体として動かなければならないということもございます。そんなことも含めながら、今回のこの形というのはやはりスタートでありますし、我々が突き放すものでもない。やはりこういう形になる上でも一緒になって考えていかなければならないというふうに思って、これからも進めていきたいというふうに思っております。

〇伊藤委員長 ほかに質疑ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで質疑を終わります。

    ◎延会の宣告
〇伊藤委員長 お諮りします。
 本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 異議なしと認めます。
 したがって、本日はこれにて延会することに決定いたしました。
 あすは、羽幌中学校の卒業式に当たり、理事者及び議員各位が出席する者もいるため委員会の開会を午後1時からといたします。
 ご苦労さまでした。
(延会 午後 4時04分)

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