議会議事録(平成21年第1回臨時会 1月23日)
議会議事録(平成21年第1回臨時会 1月23日)
平成21年第1回羽幌町議会臨時会会議録
〇議事日程(第1号)
平成21年1月23日(金曜日) 午後2時00分開会
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 諸般の報告
第4 報告第1号 平成20年度特別監査(第二次)結果報告について
第5 議案第1号 特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
〇出席議員(11名)
2番 伊藤 昇 君
3番 寺沢 孝毅 君
4番 磯野 直 君
5番 高野 輝雄 君
6番 森 淳 君
7番 駒井 久晃 君
8番 船本 秀雄 君
9番 大山 新太郎 君
10番 熊谷 俊幸 君
11番 室田 憲作 君
12番 橋本 修司 君
〇欠席議員(1名)
1番 蒔田 光子 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
町長 舟橋 泰博 君
副町長 松本 信裕 君
教育長 山本 孝雄 君
監査委員 米澤 幸雄 君
会計管理者 長谷川 一志 君
総務課長 石川 宏 君
政策推進課長 鈴木 典生 君
財務課長 品野 万亀弥 君
商工観光課長補佐 浅野 勝彦 君
監査室長 工藤 孝司 君
〇職務のため出席した事務局職員
議会事務局長 伊勢田 正幸 君
総務係長 豊島 明彦 君
書記 富樫 潤 君
◎開会の宣告
〇議長(橋本修司君) ただいまの出席議員は11名であります。
定足数に達しておりますので、ただいまから平成21年第1回羽幌町議会臨時会を開会いたします。
(午後2時00分)
◎町長あいさつ
〇議長(橋本修司君) 町長から議会招集のあいさつの申し出がありますので、これを許します。
町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) 平成21年第1回町議会臨時会の招集に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。議員の皆様におかれましては、心身ともにご健勝で平成21年の新春を迎えられたことと拝察し、心からお喜びを申し上げますとともに、本日何かとご多忙の中ご出席をいただきましたことを厚く御礼を申し上げます。本年も議員の皆様を初め町民の皆様のご支援、ご協力をいただきながら、職員と一丸となって町勢発展のため努力をしてまいりたいと考えております。
本臨時会に提案いたしております審議案件、監査報告1件と条例改正1件であります。よろしくご審議賜りますようお願いを申し上げまして、招集のあいさつとさせていただきます。
◎開議の宣告
〇議長(橋本修司君) これから本日の会議を開きます。
◎会議録署名議員の指名
〇議長(橋本修司君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第118条の規定によって、
2番 伊藤 昇 君 3番 寺沢 孝毅 君
を指名します。
◎会期の決定
〇議長(橋本修司君) 日程第2、会期の決定を議題とします。
お諮りします。本臨時会は、本日1日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
したがって、会期は本日1日間と決定しました。
◎諸般の報告
〇議長(橋本修司君) 日程第3、諸般の報告を行います。
本日の欠席者の届け出は、1番、蒔田光子君であります。
会議規則第21条の規定により、本日の議事日程表は配付いたしましたので、ご了承願います。
次に、地方自治法第121条の規定により、本臨時会に説明員として出席通知のありました者の職、氏名を一覧表として配付してありますので、ご了承願います。
これで諸般の報告を終わります。
◎報告第1号
〇議長(橋本修司君) 日程第4、報告第1号 平成20年度特別監査(第二次)結果報告についてを議題とします。
本案について代表監査委員の報告を求めます。
代表監査委員、米澤幸雄君。
〇代表監査委員(米澤幸雄君) それでは、ただいま議題に供されました平成20年度特別監査(第二次)の結果報告につきまして申し上げます。
お手元の資料について申し上げますが、このことについて地方自治法第199条第7項の規定に基づき、羽幌町長から羽幌町が財政的援助等を与えている次の団体について監査の要求があり、監査を実施したので、同法同条第9項の規定により、監査の結果を別紙のとおり報告いたします。
監査対象団体名でございますが、羽幌町観光協会であります。
次に、1ページお開き願います。特別監査(第二次)報告書。
1、監査の期日、平成20年12月24日から同年12月30日までの期間におきまして大山監査委員とともに実施いたしました。
2、監査の対象及び実施方法。本監査は、羽幌町が財政的援助等を与えている羽幌町観光協会における平成15年度及び平成16年度にかかわる出納その他の事務の執行について羽幌町長より12月18日付で監査の要求があったことにより実施したものであります。なお、監査は提出を求めた資料、出納関係諸帳簿、預金通帳及び収入支出関係書類等により、次の事項に重点を置きまして関係者から説明を求めるなどの方法により実施いたしました。
次の(1)から(6)までの事項につきましては省略をさせていただきますが、特に食糧費等の取り扱いにつきましては厳に節度ある対応が求められることの観点に立ちまして、組織としての活動や運営のために必要であったか否か、また社会通念上許容される範囲のものであったか否か、さらに必要かつ最小限度にとどめる努力を失われているようなことはなかったかなど、このことを基本的に踏まえ、事務局が保存している証拠書類などを総合しながら判断いたしたものであります。
次に、3の監査結果及び意見について申し上げます。まず、マル1、当協会の活動実績のうち特異なものを挙げると、平成15年度はテレビドラマ「土曜ワイド劇場」が羽幌町と天売島でロケーション、平成16年度では北海道ヨットクラブによる天売島クルージング及びテレビの連続ドラマ「青空クリニック」が天売島でロケーションが行われております。また、両年度にわたり奈良市東大寺学園高等学校の修学旅行一行が天売、焼尻島を訪れており ます。
次に、マル2、年度別収支概要でありますが、一覧表につきましては補助金の交付額と食糧費等の支出額をそれぞれ記載しております。説明事項を申し上げますと、平成15年度と平成16年度を合わせた決算概要をあらわしますと次のとおりであります。収入額の大半は羽幌町補助金であり、合計で2,267万8,000円と全体の90.5%を占めております。一方、支出額において食糧費等は総合計で142万6,000円、構成比率は16.3%で、この内訳を見ると事務局費35万8,000円、同30.6%、事業費が95万1,000円、13.4%、広告料11万7,000円、24.5%となっております。
次のページをお願いいたします。3、食糧費等の支出について申し上げます。これは、交際費と類似する要素も含まれておりますが、一覧表は年度別ごとに(1)、昼食、飲食等、(2)では海産物等の贈与や提供、(3)は他団体との懇親会等に要した内訳をそれぞれあらわしております。説明事項を申し上げますと、昼食、飲食等に要した消費合計89万1,000円のうち、使途目的が明確でないものや補助金の性格から客観的公益性が認められない支出と言わざるを得ないものが括弧内の数値で、金額は内数でありますが、平成15年度では10件、22万1,000円、平成16年度では18件、30万4,000円となっております。また、海産物等の贈与や提供が48万円についても目的、内容、対象者等から見てその経費の性質にかんがみ(補助金)、妥当性を欠く支出と判断せざるを得ないものが多く見られるなど遺憾である。なお、この合計は、記載のとおり54件で37万7,000円となっております。また、(3)の他団体との懇親会につきましては、特に申し述べることはございません。
次に、4、間接補助金の交付事務について申し上げます。平成15年度まるごと二島味わい事業実行委員会に対して補助金252万100円交付するも、収支決算に伴う欠損金に充てるため事務処理の手続を行わずに14万5,829円追加交付されているのがあった。
次に、5、証拠書類の整備について。収入支出帳票や領収書等の整備において一部不備な点が見受けられたところでございます。
以上のとおりでありますが、今後とも補助事業の執行状況に対しましてより一層厳正かつ適切なる行政の指導監督を強化されますよう要望いたすものであります。
なお、このたびの特別監査結果につきましても地方自治法等の規定に基づきまして、本書をもって速やかに公表いたすことといたします。
以上で特別監査結果報告といたします。よろしくお願いを申し上げます。
〇議長(橋本修司君) これから特別監査報告の内容について、監査委員に対して質疑を行います。
7番、駒井久晃君。
〇7番(駒井久晃君) 3ページの4番、間接補助金の交付事務についてですが、平成15年度のまるごと二島云々で補助金が252万100円が出ていまして、その後に14万5,829円支出されているということですが、これは何に使われているのですか。使途はわからないのですか。
〇議長(橋本修司君) 暫時休憩します。
休憩 午後2時12分
再開 午後2時13分
〇議長(橋本修司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
代表監査委員、米澤幸雄君。
〇代表監査委員(米澤幸雄君) 大変申しわけございません。それで、ただいまのご質問に対するお答えでございますけれども、このまるごと味わい事業実行委員会、一応事業が終了いたしまして、その結果合計で34万5,829円の欠損金が出たということでございまして、そのうち天売、焼尻の支部でそれぞれ10万円ずつ負担をいたしております。その残りの14万5,829円がこの観光協会から支出をしているというものでございます。今その内容でございますけれども、34万5,829円の内訳につきましてはちょっとここで資料はございませんので、後ほどお伝えをしたいというふうに思います。協会が負担した分の14万5,000円につきましては、たしか宣伝広告料であったかなというふうに記憶しておりますが、後ほど、大変申しわけございませんが、お伝えをしたいと思います。
以上でございます。
〇議長(橋本修司君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(橋本修司君) これで質疑を終わります。
討論は、議会の運営に関する基準に基づき省略します。
これから報告第1号を採決します。
本案は、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
したがって、報告第1号は原案のとおり承認することに決定しました。
◎議案第1号
〇議長(橋本修司君) 日程第5、議案第1号 特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。
本案について提案理由の説明を求めます。
町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) ただいま提案されました議案第1号 特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例でありますが、提案内容をご説明申し上げます前に、監査委員から報告がありました羽幌町観光協会等の特別監査結果報告に対するその措置につきましてご報告を申し上げます。
まず、監査委員より平成17年度から平成19年度の監査結果が平成20年12月9日にありました。その内容につきましては、12月定例議会で報告されたところであります。その報告内容を受けまして、さらなる監査の必要性を認め、12月18日付で平成15年度と16年度につきましても監査委員に監査をお願いしておりましたが、その結果が平成21年1月9日に報告されました。これまで2回の監査結果報告を受け、その改善方策及び検討内容につきまして1月22日に文書をもって監査委員に報告したところでありますが、その概要を申し上げます。
監査委員の報告では、補助金による食糧費の支出のあり方、補助対象経費の妥当性及び事務手続等の不備が指摘されました。これらの指摘事項につきましては、監査報告のとおり食糧費では事業推進のため一定程度必要とはいえ過度な面があり、妥当性を欠いた支出であること、補助対象経費ではその事業を実施するために必ずしも必要な経費として認められないこと、その他の事務処理方法では適正を欠いている処理であることを確認いたしました。この結果を受けまして、今後は適正な事務処理を指導徹底いたしますことと監査報告のとおり適切さを欠く支出と補助の趣旨から関連性が薄い支出であると判断をいたしました補助金141万4,713円全額の返還を求めることにいたしました。
次に、関係職員の処分につきまして申し上げます。地方公務員法及び羽幌町職員の分限、懲戒及び表彰に関する条例等に照らし、次のとおり処分を決定いたしました。監査対象団体の所管課長である商工観光課長は、2月及び3月の2カ月間停職処分といたしました。また、当時の課長補佐及び主幹として適切な指導、助言を行わなかった職員2名は厳重注意処分といたしました。観光事業では、事業を効果的に展開するために団体内部での意思疎通はもとより、対外的な折衝や依頼、要請事項も多種多様であることや外部関係者に対する接待、食品の提供等を必要とする場合もあると考えられますが、その経費のほとんどを町の補助金である団体が社会通念上儀礼の範囲を超えて行うことは厳に慎まなければならないものであります。
今回このような結果となりましたことを受けまして、ご提案申し上げました議案第1号 特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の内容でありますが、不適切な支出や事務処理が長年行われ、その責任を明らかにするため、指揮監督の立場にある副町長は2月、3月の2カ月間の給料月額を10%減給といたしました。また、私といたしましても町民の信頼を損ねた責任を痛感しており、副町長と同じく2月、3月の2カ月間給料月額を10%減給といたしたく提案申し上げた次第であります。
改めまして町民の皆様に心より反省とおわびを申し上げます。今後このような不適切な会計処理等が行われないよう意を注ぎ、さらに指導の徹底を図ってまいりますので、何とぞご理解を賜りたく、よろしくお願いを申し上げます。
以上、提案の理由とさせていただきます。
〇議長(橋本修司君) これから質疑を行います。
2番、伊藤昇君。
〇2番(伊藤 昇君) 今町長のみずからの反省含めて意見を聞きましたが、この問題は、私は確証ができませんでしたが、相当以前からうわさがあり、本当かどうかということを非常に心配しておりました。しかし、いかんせん一議員としてはこれは資料もなく、そして調査することもできないので、実は町の監査委員か、あるいはその辺の情報がいつ出るのかということで心配しておりました。今町長が副町長含めましてこの件に関してその責任をみずから減俸という形で、厳しい反省のもとで部下の処分も行ったということが言われました。これが果たして町民が納得できるものかどうかは、今後の町民の判断にゆだねることになりましょう。昨今の厳しい社会情勢の中で、日々満足な食事もできないという人たちも増加の一途をたどっている現状であります。このたびの2度にわたる町監査の結果、うわさのとおり血税である町の補助金が長年にわたって目的外の使用があったことが私としては遺憾でもあり、残念でもあり、言葉になりません。そこで、町長に質問をいたしますが、この要因はどこにあったのかと、まずここが町長みずからどう考えるのですかと。もう一つ、うわさの段階で早くこれに対処してほしかったのですが、町長として、あるいは町側として、このうわさをキャッチしたのは一体時期としてはいつごろだったのでしょう。この2点についてまず質問いたします。
〇議長(橋本修司君) 副町長、松本信裕君。
〇副町長(松本信裕君) 事務方の副町長として答弁をさせていただきたいと思います。
まず、心から町民の皆さんにおわびしたいと思います。ただいま伊藤議員からご質問ありました町の大切な補助金を観光協会として適切な支出がされていないのでないかといううわさにつきましては、平成18年度の最初ころだったと私は記憶しております。それから、私のほうといたしましても実は観光協会のほうに19年度になりましてから一応口頭でお聞きしたところで調査を進めておりました。その後、6月の議会の議員の質問を踏まえまして、私といたしまして観光協会の経理を18年度、19年度につきまして監査をさせていただきました。その結果につきましては、議会のほうにもご報告をさせていただきましたし、その時点では私のほうといたしましても食糧費あるいは交際費的なもので適切さを欠く支出があるということがわかりました。その後、監査のほうで17年から19年まで監査をしていただいて、その結果町といたしましてそうであればそういう結果を踏まえましてさらに15年、16年、5カ年間ということで監査をあと2年足しましてしていただいたということでございます、今までの流れといたしましては。
それで、今のその要因はどういうようなことかというのがもう一つあるわけですけれども、これは私もまことに反省しているわけですが、やはりその課に長く職員を配置したということが要因だったのかなというのが一つです。もう一つは、補助をする団体と、それから検証をすべき課がその担当課長が事務局長をするということで、非常にあいまいというか、あるいは事務局が担当課にあることによって非常に検証というものがされてこなかったのではないかと。さらには、指導すべき町職員としてやはり指導をしてこなかったという、そういうようなことが今回こんなことになってしまったのではないかというようなことを思っております。
以上でございます。
〇議長(橋本修司君) 2番、伊藤昇君。
〇2番(伊藤 昇君) 3点ほどの大きな要因を挙げました。私もそうであろうというふうに感ずるのです。これが二度と起きないということは、それは町理事者にしても議会にしても一般町民にしても願うことなのです。しかし、物事というのは絶対があり得ないということを考えていきますと、町長も言っていましたが、万全の措置を講じ、今後考えていくということでありましょうと思います。結局は今副町長のほうから言った3点、長く職員の配置であるとか、あるいは協会の検証が課長であったというところに問題点があるとか、あるいはきちんと指導すべきことを指導しなかったというこの3点なくするためにはきちんとここに線を引く必要があるだろうと思いますが、もし具体的なことを構想あればお聞かせ願いたいと思います。
〇議長(橋本修司君) 副町長、松本信裕君。
〇副町長(松本信裕君) お答えいたします。
このことを踏まえまして観光協会とも話を詰めておりまして、今後観光協会として独立で事務局を持っていただくと。商工観光課といたしましての観光係といたしましては、行政の立場であらゆるほかの面で支援をしていくと。これは、一つは観光を産業というふうにとらえておりますし、非常に観光というものはこの町にとっては大切なものだと思っていますので、その辺の経理等につきまして今後は観光協会でやっていただくということで現在お話は進んでおります。そのために今後3月議会におきまして来年度予算におきましてまた事務局費等のご提案をさせていただくことになると思いますけれども、そんな形でまずやるということを考えております。
それからあと、実は平成17年から補助金の100万円以上の団体とか、あるいはそのほかに指定管理者ではございませんが、委託業務等についてのそういう事業につきましてもその原課として課長が検証するというようなことを補助金制度とは別につくっておりまして、これをさらに各団体を仕事を持っている課のほうに徹底を図って補助金の適正な執行を目指していきたいというふうに考えております。
〇議長(橋本修司君) 2番、伊藤昇君。
〇2番(伊藤 昇君) 当然そういう整理がされていくだろうと思います。ただ、課長に検証させるということは、それはそれで作業上いいと思うのです。ただ、やっぱり大きな補助金の場合であれば、その年々に町の監査が必要でないのかなという気もいたしております。その辺もまた考慮に入れてほしいということです。
いずれにしても、絶対はありませんが、もう絶対ないという、そういうことで今後厳しい町長の検証、検査をお願いして、私一応質問を終わります。
〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。
〇5番(高野輝雄君) ただいま伊藤議員の質問に対して副町長のほうからありましたし、先ほどは町長のほうからこれまでに至る経緯、どうしてなったのか、反省点も、さらに徹底していきたいということでありましたが、ただいまの副町長の答弁を聞いていますと私は納得をしかねていると。もっと厳しく、では私もこれまで団体の事務に関する部分、他の部分も含めて町側の考え方をこれまで監査の部分聞いてきました。そのときの副町長は、当時助役だったかどうか、とにかくそういうふうに私の質問に対して議会で答えてきたことは、12月議会でも私は指摘をさせていただきましたが、厳しさが足りないのだと。万全にやっていると、町側は万全にやっているとこれまで繰り返してきたのです。だったらこんなことにならないのです。伊藤議員も言いましたけれども、私はもっともっと庁内での検査体制を強化すべきだと思う。ちなみに、他町村のほうでこの問題が出てから私のほうにも電話来ますが、厳しくやっています、もっと。実績報告については副町長が、事務方のトップがきちっとやっている、厳しく。あるいは、財務もこれだけ厳しい予算査定をしているわけです。その結果を受けて、そういうプロジェクトを組んででもやるべきである、総務課長も入って。そういうことを原課の課長に任すということがあるから、そういう体制を、たまたまこれは偶然かもしれないけれども、発生した。そして、町民に対してそういう大変な責任を感じていると町長言いました。私は町長に言うよりは、6月議会の部分も含めて、これまでのいわゆる議長あてにあった10月27日の監査の結果、町が検査をした、副町長ですね。この内容を見てびっくりしました。なぜ18、19に限定したのかと。それで、議員の指摘ということが書いてある、私が6月に質問していますから。それが端緒であれば、なぜもっと早くやらなかったのか。あの2年の検査結果を見て、私は愕然としました。10月27日に報告していますが、検査をされたのは副町長室で副町長みずから9月22日からやっている。当然私は9月の議会にそういうものが動きがあるということを聞いていましたから、あるのだと思って9月の議会の質問を見送ったわけであります。きちっと改善されているのなら私も指摘をそんなことしたくないのです、何度も前にも言ったように。決して今思うと、この後を考えても副町長は責任ある答弁していないのでないかと、責任を感じているのかというふうに思います。
それから、さらに言わせていただけば、この処分についても町長の補佐をすべき政策的提言をする副町長となった名称をきちっとしっかりと押さえてなっていればこんなことにならなかった。私は、町長はある面では非常に気の毒だと思っています。こういうことに精力を割かなければならない。町長、公務であらゆるところに出ますよね。そこを事務方のトップとしてきっちりとやっていないから、こういう結果になるのだと思う。私は厳しく指摘をさせていただきます。そのことについて副町長はどのように思っているのか、改めて答えてください。
〇議長(橋本修司君) 副町長、松本信裕君。
〇副町長(松本信裕君) お答えいたします。
ただいま高野議員からのご指摘はごもっともだというふうに思っております。私も甘かったと言われることがあったと思います。それは、町の監査、定期監査あるいは定例監査、こういうようなことの中で一応報告を受けているという形をどうしても補助金につきましても見るわけで、あとその団体につきましてはこの団体さんにも監査委員さんもおられるし、それから団体が総会で承認されているというようなことも、私としてはそんなようなことがあったものだから、あくまでも適正に処理されているというふうな言葉を発してきたわけですけれども、実際にそれではということでみずから入ったところ、やはりちょっとこれは食糧費あるいは交際費については適切さを欠く支出があるのではないかというのがわかりました。
それから、何で18年、19年、これは先般の12月議会でもご答弁させていただいたのですが、監査のほうから19年度の決算等を踏まえて、それで18年度についてもその事務処理で不適切さがあるということで指導しているということをお聞きしたものですから、そのことで18、19私としてはやってみるということでございますので、別に17年度はやらぬとかどうだという他意はございません。そんなことでご理解をいただきたいと思います。
〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。
〇5番(高野輝雄君) 今も総じて聞いているけれども、今、なおやっぱり心もとないというのは、長々と答弁していますが、きちっとしっかりと受けとめているのかどうかということを私は言っているのです。それぞれ町民の代表です。町長も町民の代表。きちっと町のほうの声を聞いてください、きちっと厳しく目を向けて。そうしないとだめだと思うのです。このことについて改めて答弁は求めませんが。
それから、先ほどこういう結果を受けて町長はいろいろ話をされていました。厳しく受けとめているのだということで議会にあったわけでありますが、町民に対していわゆる町行政に不信を与えたのだと町長もおっしゃっています。私もそのとおりだと思います。こんなことしたら大変な信頼回復に時間かかります、対外的にも。したがって、しっかりとこういう不信を招いた結果を町民にどういうふうにして説明をされていくのか、ここが大事だと思うのですが、どのような形でこれは説明責任を果たしますか、透明性を確保するために。
〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) 情報の開示と申しますか、共有とでも申しますか、そんな形の中ではさまざまな方法があって、またいろんな事情によっては形も変わってくるのかなというふうに思います。このたびのこの問題については、まず基本的には公告される問題でもありますし、ここまできているいろいろな関心の深まりもあることでありますので、ある意味ではそう広がりも早い、知ることも容易なのかなと、そんな見方もしております。ただ、私自身はこの問題が出てきてからさまざまな集まりがありますし、その中で現状説明だとか流れというものをその場で言えないこともありますし、未決定の部分もありますし、単なる見通しだけで話すわけにもいきません。そんな中でもある程度の報告も含めて、現状ということであちこちでお話をしてきました、年末から年始にかけて。そんなことも含めて、まだこれからもいろんな場所があります。今までどおりインターネットだとか文書で伝えようという部分についてはできる限りのことすべてをやりますし、また私の口頭で伝えれるチャンスというのもあるわけですので、そういうところでも現状としてのことを報告していきたいと。その中で住民の方々がさまざまな見方、考え方もあろうかと思いますけれども、とらえ方が出てくるのかなというふうに思っております。
〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。
〇5番(高野輝雄君) これを最後にしますが、余りくどく言いたくないのですが、ただいま聞いて、それは町長としてわかりますが、町民に対して広報がございます。町広報が出ています、毎月。そういうことで、その中で今回の経緯、それから返還、それがわかるように、そうすれば一番わかると思うので、それはどういうことで受けとめるか、そのことについて。
〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) もちろん今の答弁の中にそれも含まれております。できる限りできるものすべてにおいてそれをやるということです。
〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。
〇3番(寺沢孝毅君) 私も平成18年度から町観光協会の副会長を務めていたという立場上質問するというのは非常に迷ったわけですけれども、事実確認だけをさせていただきたいというふうに思います。
先ほど副町長の答弁では、平成18年ごろに町観光協会の不適正な支出についていろいろ話を聞いたというふうに答弁されておりました。私の調査によりますと、平成15年度、「土曜ワイド劇場」のロケ隊が多数天売島に入ってきた年度でございますけれども、それに関する書類上ではパーティー打ち上げという項目で27万円の支出がございます。そのうちの2次会経費が9万4,500円、3次会経費が1万5,540円ということでございます。数字から見てもかなり盛大な会合であったかと思うのですが、そこには町の多数の幹部職員も入っていたというふうに聞いております。町長自身はそこにいたのかどうか、まずお尋ねいたします。
〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) 後で、平成15年あのメンバーが羽幌町に来たときに歓迎するというか、事務局長のほうから連絡がありまして参加しております。1次会、1次会というか、辰巳琢郎さんだとかが来たときだというふうに記憶しておりますけれども、参加しております。
〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。
〇3番(寺沢孝毅君) 2次会のほうはどうですか。
〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) 1次会は焼き肉だったと思うのですけれども、それは記憶にきちっとあります。というのもあのときはもくもくの煙の中で写真を撮って、写真が一枚も物にならなかったという記憶があるので、私の中にはあるのです。2次会のほうはよく覚えておりません。ただ、行った方々もいるのでしょうから、そのときに情報集めればわかるのかもしれません。状況が出てくるのかもしれません。
〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。
〇3番(寺沢孝毅君) そのような形で参加されていたということなのですけれども、町自身が観光協会がそういった形で補助金を食糧費に使うということについてある程度了解していたというふうに受け取られても仕方がないのではないかなというふうに私は思うのですけれども、その点の解釈はどうですか。
〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) 私としては、そのときのいろんなものの流れの中でいわゆる招待されたという形の意識の中で行っているのですけれども、町職員がたくさん行っていたということで、そういうふうに解釈されるのでないかということよりも、我々の考え方がいいのか、結果的には今それらのものを全部出されて、監査のほうで監査がこう思う、ああ思うという結論を出しているわけでありますので、私としてはこの論議はちょっと控えたいというか、監査の報告に対しての我々の考え方を示したということでご理解いただきたいなというふうに思います。
〇議長(橋本修司君) 3番、寺沢孝毅君。
〇3番(寺沢孝毅君) その時点でこの経費は一体どこから支出されるのかということを考えて適正に対処していれば、ここまでのことはなかったのではないかなというふうに私は思うのですけれども、その点についていかがですか。
〇議長(橋本修司君) 代表監査委員、米澤幸雄君。
〇代表監査委員(米澤幸雄君) 大変申しわけございません。町長に答弁を求めている段階でございますけれども、実は私監査している立場で若干申し上げさせていただきたいと思います。
そこで、ただいま寺沢議員が質問されている内容について、まず1点目の「土曜ワイド劇場」の打ち上げ、これは当然1次会でございます。これ1次会ということは、当然本来の事業目的のために使途されているものでございまして、このたびの監査結果におきましてもその部分についてはこれは妥当性を欠くというふうには認識はいたしておりません。当然食糧費として認めるべきだというふうに、そちらのほうにカウントをさせていただいております。
それから、2次会、3次会という前段お話がありました。それも町長は出ているか出ていないかという、町長は記憶がないということですけれども、これは例えば町長が、例えばですよ、出席されたとしても、町長という職務上これは常に日常いかなる場合があっても公務だというふうに認識されるわけでございます。ですから、町長がもし例えば出たとしても、それは公務であるわけです。むしろそれを論ずるよりも2次会、3次会を執行するほうがいかがだったかということ、そのほうをお話ししたほうがいいかというふうに。ですから、町長が行ったか行かないか、それは論外の話だというふうに私は認識しておりますので、ご理解をしていただきたいと思います。
〇議長(橋本修司君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(橋本修司君) これで質疑を終わります。
これから討論を行います。ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(橋本修司君) これで討論を終わります。
これから議案第1号を採決します。
お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第1号は原案のとおり可決されました。
◎答弁保留の件
〇議長(橋本修司君) 先ほど承認されました特別監査報告に当たり、答弁保留しておりました件がありましたので、監査委員より答弁の申し出がありましたので、答弁を許します。
代表監査委員、米澤幸雄君。
〇代表監査委員(米澤幸雄君) 大変申しわけございません。先ほどの駒井議員の質問に対する私の言葉足らずがございましたので、ここで改めて補足説明をさせていただきたいと思います。
それで、先ほど申し上げた点と重複いたしますが、まるごと二島味わい事業実行委員会で開催いたしました事業経費の中で、この内容は日本一の味覚ウニ祭りという事業を展開しております。天売、焼尻島におけるウニ祭り、それから両島における花火大会等でございます。これらにかかわる決算結果が、先ほども申しましたが、欠損金が34万5,829円、このうち天売、焼尻支部においてそれぞれ10万ずつ負担をしております。その差額の14万5,829円を当協会から支出したものでございますが、その内訳を申し上げますと、これはPR用のおもしろ情報誌に掲載する経費8万円と、それとウニ祭りにかかわる6万3,949円、それから事業不足分として1,880円、これらを加えたものが14万5,829円というふうになっておりまして、この分を追加で交付いたしたという内容でございます。この点ひとつご理解を願いたいと思います。
〇議長(橋本修司君) 以上であります。
◎閉会の宣告
〇議長(橋本修司君) これで本日の日程は全部終了しました。
したがって、平成21年第1回羽幌町議会臨時会を閉会いたします。
(午後2時51分)
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