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議会議事録(平成19年予算特別委員会 3月15日)

議会議事録(平成19年予算特別委員会 3月15日)

平成19年予算特別委員会会議録

〇議事日程(第3号)
 平成19年3月15日(木曜日) 午前10時00分開議

 第1 議案第20号 平成19年度羽幌町一般会計予算
 第2 議案第21号 平成19年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算
 第3 議案第22号 平成19年度羽幌町老人保健医療特別会計予算
 第4 議案第23号 平成19年度羽幌町下水道事業特別会計予算
 第5 議案第24号 平成19年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算
 第6 議案第25号 平成19年度羽幌町介護保険事業特別会計予算
 第7 議案第26号 平成19年度羽幌町水道事業会計予算


〇出席議員(15名)
  1番 高山 誓英 君
  2番 熊谷 俊幸 君
  3番 高野 輝雄 君
  4番 室田 憲作 君
  5番 有沢 護 君
  6番 金木 直文 君
  7番 橋本 修司 君
  8番 駒井 久晃 君
  9番 大山 新太郎 君
 10番 寺沢 孝毅 君
 11番 磯野 直 君
 12番 蒔田 光子 君
 13番 伊藤 昇 君
 14番 松井 道弥 君
 15番 森  淳 君

〇欠席議員(0名)

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
 町長 舟橋 泰博 君  
 助役 松本 信裕 君
 教育長 山本 孝雄 君
 教育委員会委員長 松村 益司 君
 監査委員 米澤 幸雄 君
 農業委員会会長 林 弘之 君               
 総務課長 本間 幸広 君
 総務課総務係長 井上 顕 君
 財務課長 長谷川 一志 君
 財務課長補佐 石川 宏 君
 財務課主幹 三浦 義之 君
 政策推進課長 小川 雅人 君
 政策推進課長補佐 鈴木 典生 君
 町民課長 鈴木 義勝 君
 町民課長補佐 大波 芳弘 君
 町民課主幹 濱野 孝 君               
 福祉課長 柳田 昭一 君
 福祉課長補佐 浅野 勝彦 君
 建設水道課長 平山 光彦 君
 建設水道課主任技師 岩井 広和 君
 建設水道課長補佐 水上 常男 君
 農林水産課長 西村 修 君
 農林水産課長補佐 尾崎 正克 君               
 商工観光課長 張間 正美 君
 商工観光課主幹 安宅 正夫 君
 天売支所長 熊木 良美 君
 焼尻支所長 永原 裕己 君
 出納室長 今野 睦子 君
 学校管理課長 品野 万亀弥 君
 学校管理課長補佐兼学校給食センター所長 三浦 良一 君
 社会教育課長兼公民館長 工藤 孝司 君
 社会教育課社会教育係長 春日井 征輝 君
 農業委員会事務局長 荒井 光昭 君
 選挙管理委員会事務局長 本間 幸広 君

〇職務のため出席した事務局職員
 議会事務局長 伊勢田 正幸 君
 総務係長 渡辺 博樹 君
 書記 小林 政利 君

    ◎開議の宣告
〇駒井委員長 ただいまの出席委員は15名であります。
 定足数に達しておりますので、ただいまから会議を開きます。
(開議 午前10時00分)

    ◎議案第20号~議案第26号
〇駒井委員長 昨日に続き平成19年度各会計予算の内容調査から再開します。
 羽幌町下水道事業特別会計予算、1ページから30ページまで、歳入歳出一括して質疑を行います。
 11番、磯野直君。

〇磯野委員 3ページの歳入の部分で繰入金3億5,000万ほどがありまして、予算説明書の部分の方でも工事費として5,000万ほどの繰り入れがあります。この下水道事業に関してはかなり年数がたつことで、当初いろんな論議を呼びました。事業スタートの時点から当初20億だったものが40億、それから60億、町の財政的にも大変圧迫している部分があるだろうと思うのです。私の聞きたいのは、始めるときは大変論議をしたわけなのですが、いざスタートしてみるとなかなか我々も、議会も行政側もといいますか、あとはできるまでという感じになってしまうので、ここでもう一度再確認をしたいという意味で質問させていただきます。もうそろそろ事業も終わる年度に近づいてきているわけなのですが、いわゆる一般財源からの繰入金の今後の推移、それから起債もそろそろピークにかかる、起債の償還がピークにかかるのだろうと思いますが、その辺のピーク時の年度、それから今後どのぐらいかかるのか、その辺のところをお知らせ願います。

〇駒井委員長 建設水道課長、平山光彦君。

〇平山建設水道課長 ただいまの磯野委員の質問に対してお答えいたします。
 現在下水道事業特別会計の予算見込みというもので資料作成しておりますが、まず繰り入れの形でいきますと、今後19年度以降の年次別の数値でいきますと大体19年度で3億468万9,000円、20年が3億3,300万、21年が3億4,900万、22年が3億3,900万、それと23年が3億3,100万、以下3億3,000万台で26年ぐらいまでいって、27、28になると若干下がって二千七、八百万という数値になっております。償還金につきましては、18年度が2億6,600万、19年度が2億8,900万、20年度が2億9,700万、21年から24年までは約3億ベース、それから25年は2億8,800万まで落ちまして、26年以降大体25億から23億までの償還、今後の借り入れも含んだ中での金額でその程度になる見込みとなっております。

〇駒井委員長 11番、磯野直君。

〇磯野委員 これは町の自立シミュレーション、財政シミュレーションの中にも当然織り込み済みなのだろうと思うのですけれども、ということはその計画そのものはこれの計画が終わればそれで完了ということで、この後また新たな計画ということにはならないということですよね。

〇駒井委員長 建設水道課長、平山光彦君。

〇平山建設水道課長 現在申し上げました元利償還の部分絡めてですけれども、当面23年度までに大体幹線、主管というのですか、そういう大まかなところの主たる管渠については終了する見込みとなっております。ただ、その後の中で枝線とかそういうものも含んできます。そういうものができなければ収益につながらないということもありまして、現在のところは28年度までいくことによってある程度枝線も枝管もすべて網羅できるのでないかと、このような判断をしております。

〇駒井委員長 11番、磯野直君。

〇磯野委員 先ほど言いましたように工事費の部分については既にシミュレーションの中に入って、財政計画の中に当然入っていることなのですが、大変なのは実はこれから実際に動き出す、そうなりますと今後独立会計ですから赤字になっていくと当然ランニングコスト等の問題が出てくる。当初予定どおり皆さん下水道つけてくれればいいのでしょうけれども、今現在どの程度の普及率になっているのでしょうか。

〇駒井委員長 建設水道課長、平山光彦君。

〇平山建設水道課長 ただいまの質問に対してお答えいたします。
 今年の3月12日現在の数値を持っておりますけれども、下水道の普及率自体は72.4%、それと水洗化率、実際に接続済みの人口が41.5%となっております。

〇駒井委員長 11番、磯野直君。

〇磯野委員 心配なのは水洗化率の部分です。これが上がってこないことにはなかなか収益が上がってこないということであります。今後やはり一番心配されるのは、収益が上がってこないということは結局ランニングコストに響いてくる。そうなると、スタートしますから当然人件費等がかかってくる。そうなったときに、いわゆる受益者負担というのが原則ですから、その部分をすべて受益者負担にするのか、それともやはり町からある程度の部分は繰り出しをして、なるたけ受益者負担を抑えていくのか。繰り出しをするということになると、また新たな財源ということが必要になってくるのでしょうけれども、その辺のところはどのような見通しでおられるのでしょう。

〇駒井委員長 建設水道課長、平山光彦君。

〇平山建設水道課長 お答えします。
 ただいま委員がおっしゃいましたとおり、接続率が伸びなければ当然収益が上がらないということで、繰り入れという方法しかないような感じしますけれども、現状の中では5%ぐらいずつの推移で接続がふえていっていると。それと、もう一つは、現状の計画は計画で作成されておりますけれども、今後もう一度その辺のところで人口、接続人口、計画人口が当然落ちてきますので、そこらを今後二、三年のうちに精査した中で新たな計画がえも必要でないかと。そのような中で繰り入れがどうなるかというような考え方で検討していきたいと思っております。

〇駒井委員長 11番、磯野直君。

〇磯野委員 ということは、当初のこれ始めるときにいわゆる収益の部分を想定して、人口の減少、そういうものを想定していたのですが、想定より大分数字が違ってきて、それで見直すという意味なのでしょうか。

〇駒井委員長 建設水道課長、平山光彦君。

〇平山建設水道課長 お答えします。
 当初の計画時点では8,900ぐらいの人口で推移しておりますけれども、大体今のところは最終的には6,600ないし700程度の数値に落ち込むのでないかという予想もされていますので、それと高齢化と中間層の人口が流出していくということを考えれば接続率もますます落ち込む可能性も将来的に出てくるということで、そのための見直しはかけていかなければならないと、こう思います。

〇駒井委員長 11番、磯野直君。

〇磯野委員 やはり町民が一番心配しているところは、確かに生活環境整って便利になる、これは大変結構なことなのですが、結果的に町財政が厳しくなる。先ほど言いましたけれども、基本的には受益者負担ということになる。そうなると、やはり受益者にとっては大変厳しいことになると思うのですが、もう一度町長に伺いますが、こういう方向でいったときに将来的にやはり町長の考えとしては基本的には受益者負担という思いなのか、なるたけ上げないで、受益者に迷惑かけないようにある程度は町からの繰り出しということを覚悟して今後財政を進めていこうという思いなのか、その辺のところはいかがでしょう。

〇駒井委員長 町長、舟橋泰博君。

〇舟橋町長 お答えいたします。
 仮定としてこれからの流れの中、人口形態等含めた中で受益者負担を強いるようなことになった場合どう考えるのかということですけれども、まずは第一義的には接続する方々のPRを一生懸命取り組みながら接続人口をふやしていきたいというのがまず第1です。それと、将来的には負担という形がいいのか、そしてそれを受け入れられることになるのか、負担ありきということではなくしてさまざまな議論をしながら方向というものを、また住民に理解を得なければならないという経緯の中で至ったときにはやはりそれなりの理解を求めていく形になろうかと思います。

〇駒井委員長 11番、磯野直君。

〇磯野委員 町財政も大変な中で、もうこれはスタートしてしまった部分として何とか町民に今言うように納得していただくしかないのかなというふうに考えています。
 そういう中で、ちょっと細かい部分なのですが、17ページの一般管理費に職員給与の部分と、それから19ページの方に運転業務委託料というの出てきます。こういう中で、将来的には例えば業務委託の部分をどんどん多くしていって、いわゆる民間委託みたいな部分というものを考えているのですか。

〇駒井委員長 建設水道課長、平山光彦君。

〇平山建設水道課長 ただいまの質問に対してお答えします。
 民間委託の部分というか、浄水場センターですね、浄化センター、これにつきましては19年度に水道の浄水場と一体とした民間委託を予定しております。他については今のところ、あとそれに付随するものって特にありませんし、あとは一般事務経費が、役場職員の人件費が主たるものでありますので、その部分だけ今とりあえず委託に向けて作業を進めております。

〇駒井委員長 暫時休憩します。

休憩 午前10時13分
再開 午前10時14分

〇駒井委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 11番、磯野直君。

〇磯野委員 中のちょっと18ページの委託料の部分で1点質問、これが最後になりますけれども、管理システム業務委託料というの出てくるのですが、これはいわゆる一般の職員の中の業務としてはできない、どうしてもこのシステムの委託というのはなされるものなのですか。

〇駒井委員長 建設水道課長、平山光彦君。

〇平山建設水道課長 お答えいたします。
 18ページの委託料の下水道管理システム業務委託料の件だと思うのですけれども、これについてはシステム的なものを考えますと今いる現況の職員の中では対応できるような容易なものではありませんので、これは継続して委託していかなければならないと思います。

〇駒井委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで質疑を終わります。
 次に、羽幌町簡易水道事業特別会計予算、1ページから24ページまで、歳入歳出一括して質疑を行います。
 3番、高野輝雄君。

〇高野委員 16ページをお願いします。16ページの15節工事請負費でありますが、この中で水道施設整備工事費請負379万5,000円ありますが、それと水道施設の改修工事の請負費です。特に後段の水道施設の改修工事請負費1,102万5,000円について、どこの施設でどういう状況なのかちょっとお聞かせをいただきたい。

〇駒井委員長 建設水道課長、平山光彦君。

〇平山建設水道課長 ただいまの高野委員の質問に対してお答えいたします。
 水道施設設備工事請負費が2件ほど上がっていますけれども、1点目が離島のメーター器の交換業務で、今年度両島で50個を計画しておりまして、この部分が379万5,000円でございます。下段の1,102万5,000円につきましては焼尻のタンクです。貯水タンク、2,000トンタンクの屋根が円形状のものでできておりますが、その覆いのものが破損して、修理をしなければ今後またそこから、中にコンクリートで屋根打ってあるわけですけれども、劣化等も生じて雨水が入る可能性も強いということで、そのためにその補修をするということになっております。取りかえということです、屋根の覆いを。

〇駒井委員長 3番、高野輝雄君。

〇高野委員 この貯水タンクというのは、何年に設置をされたものですか。

〇駒井委員長 暫時休憩します。

休憩 午前10時17分
再開 午前10時17分

〇駒井委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 建設水道課長、平山光彦君。

〇平山建設水道課長 お答えします。
 昭和62年に設置されたものでありまして、有効水深4メートルであります。この2,000トンタンクの屋根の補修ということです。

〇駒井委員長 3番、高野輝雄君。

〇高野委員 主たる原因は台風被害とか何かのそういう災害なのか、通常かなりもつものだというふうに聞いているのですが、突発的なものなのか。何が原因なのか。

〇駒井委員長 建設水道課長、平山光彦君。

〇平山建設水道課長 1点は、年数的にも経過していますし、それともう一つは台風というか、強風がありまして、それで劣化の進んでいるところが剥離してきたということで、1年間投げておいたというか、まだ間に合うだろうと思ったのですけれども、なかなかそうもいかなくなってきている状況が見えますので、それで今回対応したいということでございます。

〇駒井委員長 建設水道課主任技師、岩井広和君。

〇岩井建設水道課主任技師 関連しまして私の方からちょっと補足したいと思います。
 今の関係につきましては、円形の貯水タンクで、その部分はみんなコンクリートでできていまして、その上に役場と同じで屋上防水をかけているのです。ウレタンという、5ミリなら5ミリという、そういうもので覆っているのですけれども、これが今約20年ぐらい経過しています。通常防水の場合はこんなにもつということにはならないのですけれども、長くもった方なのかなという感じです。それを改修するということです。

〇駒井委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで質疑を終わります。
 次に、羽幌町介護保険事業特別会計予算、1ページから58ページまで、歳入歳出一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで質疑を終わります。
 次に、羽幌町水道事業会計予算、1ページから38ページまで、歳入歳出一括して質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで質疑を終わります。
 以上で全予算の調査を終わりました。
 それでは、これから新年度予算、一般会計及び各特別会計、水道事業会計について一括して総括質疑を行います。質疑はありませんか。
 15番、森淳君。

〇森委員 平成19年度予算審議を終えるに当たり、総括質問をさせていただきます。
 まず、この4年間各議員の多様な質疑に対し、町理事者を初め職員の方々の真摯なるご答弁に対し敬意をあらわしたいと思います。
 さて、夕張市の財政破綻以降行政、議会の責任論を含め、地方財政に対する地域住民の関心が大きい中、19年度予算は厳しい財源の中3年ぶりの増額予算でありましたが、当然のこととしてすべての要求にこたえることは難しい現実であります。しかし、議論を通じ、費用をかけなくても工夫をし、住民の気持ちに立って行政運営をしていく方向が見えてきたことは大変喜ばしく、今後とも大いに進めていただきたいと思います。
 また、今後の町の大型建設事業に対し実に重要な発言がありました。羽中の耐震化調査の予算審議の中、昭和55年以前の公共施設、例えば羽小、羽中、町役場、うわさではありますが、構造上町長室が非常に危ないという話も聞いております、旧児童会館などほとんどの建物が現在の耐震基準を満たしていない可能性が指摘されました。これらの施設は、日常から不特定多数の住民が利用しているのに加え、地震を含めた災害の避難場所となっていることからも、早急な対策を立てなければならないと考えます。これらの事業を実行するためには極めて多額な費用がかかり、大変な財政負担となります。現在町は、自立と共生への町づくり計画を立て、大型建設事業として特老しあわせ荘、保育園、羽幌港中央埠頭の進捗に関する事業等を検討中でありますが、これらのことから緊急度、必要性からも見直しを視野に入れる必要があると私は考えます。
 一方、国は地方自治体の財源に対し大変厳しい目を向け始めております。今後の地方公共団体の運営に大きな影響を与えると思われる法案である新しい地方公共団体の再生法制が今月閣議決定の後、今国会に上程される予定になっております。この法案は、従来からある財政の健全化判断比率を改め、新しく1、実質赤字比率、2、連結実質赤字比率、全会計の実質赤字等の標準財政規模に対する比率であります。3、実質公債費比率、4、将来負担比率、公営企業出資法人等を含めた普通会計の実質的負債の標準財政規模に関する比率であります。内容的には、この特徴の一つは企業会計、特別会計を含むというのが大きな特徴であります。また、20年度決算から実施し、即判定するとのことであります。集計は、現在の予算から始めるということでありますので、2年間その集計をしながら、その対応をするということなのではないかと思っております。内容的には、一つには先ほど申した四つのうち一つでも基準以上であれば財政健全化計画を立て、毎年道、国に報告をしなければなりません。さらに、先ほど申した1、2、3のうち一つでも基準以上であれば財政再生計画を定めねばならず、主な対応としては外部監査の義務づけ、総務大臣による地方債の制限、これは驚きましたが、予算の変更までも国が関与するという方向の検討がなされているところであります。これらのことからも基準を超えると夕張のような財政再建団体と大差ない状況も考えられなくはありません。また、北海道におきましては、近い将来限られた市町村を除きほとんどの町村がボーダーライン上になるのではないかという推測もなされております。これら町内外の状況を見据え、町長はどう認識し、さらにどう対応されていくお考えかを伺い、総括質問とさせていただきます。

〇駒井委員長 町長、舟橋泰博君。

〇舟橋町長 森委員の総括質問に対してお答えをしたいと思います。
 執行方針、また予算提案でも19年度予算の中での取り組み姿勢ということでお話をさせていただきました。国の財政再建という根底の中で、住民の方々にもその制度負担というものが重くのしかかってきていることも現実でありますし、また地域経済疲弊していると、都市との格差があるという中でも住民の方々にもさまざまな負担感、痛みを感じている部分もあるわけであります。そんな中で、今森委員の方から今後の国の財政、またその影響による地方財政ということについての新たな制度ということでお話がありました。私もこの制度、詳しく情報が流れてきたのがつい最近でございまして、財務の方といろいろとお話を聞きながら、その中身をいろいろと考えておりました。ちょっと森委員の方とダブるかもしれませんけれども、少しだけ私の感じているところお話をしたいというふうに思います。
 それとは別に今回の予算の前段の説明でも申し上げております新型交付税というものが導入されております。これも段階的に、激変緩和という意味も含めて段階的に導入していくということでございますけれども、今森委員の方からお話しされたのはいわゆる各自治体財政、今まで普通会計だけでとらえていたものが全会計にわたって連結した指標をつくると、そしてその指標のもとで、これは全国一律という見方ができるのだと思うのですけれども、平たく言えば全国それぞれランクづけができるという言い方にもなるかと思います。そんな中で、もう3月上旬に閣議決定され、すぐ国会提出ということになりますし、中身の方は20年度決算から始まるというふうに思っております。しかしながら、実際の財政そのものがいわゆる住民の方々からも各自治体間同士でも今置かれている状況というものが本当に判断される、明確に判断される、そして判断のできる指標であるということになります。健全なところ、早期是正措置をしなければならないところ、また財政の再生、この財政の再生というこの段階がいわゆる夕張の段階に近い段階ということにもなります。そんなところで、この線引きをどこでするかということはまだ先の話でありますけれども、そんな中でそれぞれの線引きされているところで対応措置が求められると。その対応措置が求められるという義務的なものではなくして、指導的なものではなくして、相当強い権限の中でさまざまな対策を打ち出されてくるというふうに今考えられております。そして、これはあくまでも私の推測でありますけれども、こんな中で各自治体財政が相当な厳しい状況があからさまになってきた段階で、やはり次のものの総務省としての考え方、また地域の再編というようなことも想像できるのかなというようなこともこの行く先にはあるかもしれないというふうに自分自身では考えているところでもあります。
 いずれにいたしましても、今森委員の方からさまざまな耐震調査にかかわる羽幌町のハードの部分でのお話がありました。非常に今日々さまざまな制度変更、制度が改正される中、そして地方財政に国そのものが相当の権限を持って法の改正をしながら財政の再建ということも求めてきております。地域主権、地方分権という観点からはまことに重要なことでもありますし、私たちも心して取り組んでいかなければならない部分でもございます。これからのいわゆるそのハードの部分を含めた連結フロー指標とでも申しますか、そんな中で数字が出される前にやはり先取りした、先を見通した羽幌町の財政として、国の方針をまつまでもなくある程度の整理をしながら、先を見ながら、そして一つ一つの事業、自立と共生の自立プランではありませんけれども、その見直しも含めながら健全財政、そして将来にわたって負担とならない、公平負担ということもありますけれども、慎重に取り組んでいきたいというふうにも思っております。
 いずれにいたしましても、これら今申し上げましたこともここで議会議員様方とだけの理解ということで終わらないように、住民の方々を通してこの情報というものをわかりやすく、本当に羽幌町の財政、ほかのところと比較していいとか悪いとかということではなくして、羽幌町の本当の将来を見詰めた中で財政はこうなのだと、そして事業一つ一つ、特に大型事業、多額の事業負担を伴うものについては住民の方々の理解を得ながら、説明責任を果たしていきたい、そして一つ一つ住民協働というものも含めた中での意識の醸成も一方では図っていきたいというふうに思っております。非常に厳しい時代でもありますし、また厳しい時代がゆえにそれをどう住民とともに取り組んでいくかというふうな大きな課題かと思います。見直しを含めながら、そして住民との意識をともに持ちながら、説明を果たしていきたい。そして、取り組んでいきたいということで答弁にさせていただきます。

〇駒井委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで質疑を終わります。
 これより採決に入ります。
 既に各会計予算の内容調査が終了しておりますので、一般会計及び各特別会計、水道事業会計ともそれぞれ一括して質疑を受け、討論、採決の順に従い、審議を進めることにしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 異議なしと認め、ただいま説明した順序に従い、審議を進めることに決定しました。
 それでは、予算審議に入ります。
 議案第20号 平成19年度羽幌町一般会計予算について、歳入歳出一括して質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで討論を終わります。
 これから議案第20号について採決をいたします。
 本案については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 異議なしと認めます。
 したがって、議案第20号については原案のとおり可決することに決定しました。
 議案第21号 平成19年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算について、歳入歳出一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで討論を終わります。
 これから議案第21号について採決をいたします。
 本案については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 異議なしと認めます。
 したがって、議案第21号については原案のとおり可決することに決定しました。
 議案第22号 平成19年度羽幌町老人保健医療特別会計予算について、歳入歳出一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで討論を終わります。
 これから議案第22号について採決をいたします。
 本案については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 異議なしと認めます。
 したがって、議案第22号については原案のとおり可決することに決定しました。
 議案第23号 平成19年度羽幌町下水道事業特別会計予算について、歳入歳出一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで討論を終わります。
 これから議案第23号について採決をいたします。
 本案については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 異議なしと認めます。
 したがって、議案第23号については原案のとおり可決することに決定しました。
 議案第24号 平成19年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算について、歳入歳出一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで討論を終わります。
 これから議案第24号について採決をいたします。
 本案については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 異議なしと認めます。
 したがって、議案第24号については原案のとおり可決することに決定しました。
 議案第25号 平成19年度羽幌町介護保険事業特別会計予算について、歳入歳出一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで討論を終わります。
 これから議案第25号について採決をいたします。
 本案については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 異議なしと認めます。
 したがって、議案第25号については原案のとおり可決することに決定しました。
 議案第26号 平成19年度羽幌町水道事業会計予算について、歳入歳出一括して質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで討論を終わります。
 これから議案第26号について採決をいたします。
 本案については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 異議なしと認めます。
 したがって、議案第26号については原案のとおり可決することに決定しました。
 以上で本特別委員会に付託された案件の調査及び審査が全部終了しました。その旨本会議に報告することにいたします。

    ◎町長あいさつ
〇駒井委員長 町長からあいさつの申し出がありますので、これを許します。
 町長、舟橋泰博君。

〇舟橋町長 3日間にわたりまして予算委員会の慎重審議ありがとうございました。また、今回の予算委員会、内容調査はもとよりやはり一つ一つのこの厳しい時代の中での予算編成ということで、委員の皆様方から個々にわたる基本となる物の考え方、またご質問もございました。住民の方々にさまざまな面でサービスの部分、また制度上でのご負担、非常に厳しい状況が続いているわけであります。そんな中で、やはり行政としてできること、そして住民の方々と一緒に協働で取り組んでいかなければならないこと、予算づけがされるからそれは行政だということではなくして、そのつけられた予算の中でともにまた住民の方々に理解を求めて、一緒に取り組んでいかなければならない。そして、今回の議会でも何度となく出ておりました住民の方と行政と信頼関係を持ちながら、本当の意味での心の支え、心と心の触れ合うそんな社会を醸成していかなければならないと今回のこの予算の審議のさまざまな皆様方からのご意見の中で感じたところでございます。今後とも非常に厳しい財政とは思いますが、皆様方の知恵を拝借しながら、住民のため、羽幌町のためということを頭に置きながら、これからも取り組んでいきたいというふうに思います。
 長時間にわたりましてご審議本当にありがとうございました。これからもご支援、ご協力よろしくお願いいたします。どうもご苦労さまでした。

    ◎閉会の宣告
〇駒井委員長 以上をもちまして羽幌町各会計予算特別委員会を閉会いたします。
(閉会 午前10時42分)

    ◎委員長あいさつ
〇駒井委員長 一言ごあいさつを申し上げます。
 委員の皆様には、長時間にわたりまして終始ご熱心なご審査を賜りまして厚くお礼を申し上げます。また、理事 者各位におかれましては、親切にして明快なご答弁、ご説明をいただき、予算審査の円滑な運営のご協力に対し、改めて厚くお礼を申し上げます。皆さん方のご協力により、付託を受けました案件につきましてはすべて終了させていただきました。心から厚くお礼を申し上げまして、予算特別委員会終了のあいさつにかえさせていただきます。ありがとうございました。

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