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議会議事録(平成19年予算特別委員会 3月13日)

議会議事録(平成19年予算特別委員会 3月13日)

平成19年予算特別委員会会議録

〇議事日程(第1号)
 平成19年3月13日(火曜日) 午後 1時50分開会

 第1 議案第20号 平成19年度羽幌町一般会計予算
 第2 議案第21号 平成19年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算
 第3 議案第22号 平成19年度羽幌町老人保健医療特別会計予算
 第4 議案第23号 平成19年度羽幌町下水道事業特別会計予算
 第5 議案第24号 平成19年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算
 第6 議案第25号 平成19年度羽幌町介護保険事業特別会計予算
 第7 議案第26号 平成19年度羽幌町水道事業会計予算

〇出席議員(15名)
  1番 高山 誓英 君
  2番 熊谷 俊幸 君
  3番 高野 輝雄 君
  4番 室田 憲作 君
  5番 有沢 護 君
  6番 金木 直文 君
  7番 橋本 修司 君
  8番 駒井 久晃 君
  9番 大山 新太郎 君
 10番 寺沢 孝毅 君
 11番 磯野 直 君
 12番 蒔田 光子 君
 13番 伊藤 昇 君
 14番 松井 道弥 君
 15番 森  淳 君

〇欠席議員(0名)

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
 町長 舟橋 泰博 君  
 助役 松本 信裕 君
 教育長 山本 孝雄 君
 教育委員会委員長 松村 益司 君
 監査委員 米澤 幸雄 君
 農業委員会会長 林 弘之 君               
 総務課長 本間 幸広 君
 総務課総務係長 井上 顕 君
 財務課長 長谷川 一志 君
 財務課長補佐 石川 宏 君
 財務課主幹 三浦 義之 君
 政策推進課長 小川 雅人 君
 政策推進課長補佐 鈴木 典生 君
 町民課長 鈴木 義勝 君
 町民課長補佐 大波 芳弘 君
 町民課主幹 濱野 孝 君               
 福祉課長 柳田 昭一 君
 福祉課長補佐 浅野 勝彦 君
 建設水道課長 平山 光彦 君
 建設水道課主任技師 岩井 広和 君
 建設水道課長補佐 水上 常男 君
 農林水産課長 西村 修 君
 農林水産課長補佐 尾崎 正克 君               
 商工観光課長 張間 正美 君
 商工観光課主幹 安宅 正夫 君
 天売支所長 熊木 良美 君
 焼尻支所長 永原 裕己 君
 出納室長 今野 睦子 君
 学校管理課長 品野 万亀弥 君
 学校管理課長補佐兼学校給食センター所長 三浦 良一 君
 社会教育課長兼公民館長 工藤 孝司 君
 社会教育課社会教育係長 春日井 征輝 君
 農業委員会事務局長 荒井 光昭 君
 選挙管理委員会事務局長 本間 幸広 君

〇職務のため出席した事務局職員
 議会事務局長 伊勢田 正幸 君
 総務係長 渡辺 博樹 君
 書記 小林 政利 君

   ◎委員長あいさつ
〇駒井委員長 会議に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 今期定例会におきまして、平成19年度羽幌町各会計予算を審議するに当たり設置されました特別委員会に副委員長として室田委員が、委員長に私が皆様からご推薦をいただき、その職責を全うすることになりました。まことにふなれではありますが、厳しい財政事情にあります中、平成19年度の重要な行政の方向を決定する委員会であります。副委員長ともども懸命に努めたいと思いますので、委員皆様の特段のお力添えをお願い申し上げ、簡単ではありますが、就任のあいさつといたします。どうぞよろしくお願いいたします。

   ◎開会の宣告
〇駒井委員長 ただいまの出席委員は15名です。委員の定足数に達しております。
 ただいまから羽幌町各会計予算特別委員会を開会いたします。
(開会 午後 1時50分)

   ◎開議の宣告
〇駒井委員長 これから本日の会議を開きます。

   ◎議案第20号~議案第26号
〇駒井委員長 本委員会に付託されました案件は、議案第20号 平成19年度羽幌町一般会計予算、議案第21号 平成19年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算、議案第22号 平成19年度羽幌町老人保健医療特別会計予算、議案第23号 平成19年度羽幌町下水道事業特別会計予算、議案第24号 平成19年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算、議案第25号 平成19年度羽幌町介護保険事業特別会計予算、議案第26号 平成19年度羽幌町水道事業会計予算、以上7件を一括議題とします。
 お諮りいたします。平成19年度各会計予算の提案理由の説明が終わっておりますので、本委員会では一般会計予算、各特別会計予算及び水道事業予算の内容説明を財務課長及び建設水道課長に求めることにしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 異議なしと認め、ただいま説明した順に従って進めることに決定しました。
 一般会計予算及び各特別会計予算の内容説明を求めます。
 財務課長、長谷川一志君。

〇長谷川財務課長 それでは、お配りしております予算説明資料に基づきまして概要を説明させていただきます。
 1ページをお願いいたします。予算総括表でございます。1番目、会計予算の状況の表では、各会計別に19年度の予算と前年度の予算を比較してあらわしております。一般会計と五つの特別会計を合わせました総額を合計欄に記載のとおり103億7,560万円、当初予算比では5.4%の増となっております。
 2番目の下の表では、一般会計予算の対前年度伸び率を平成8年度からあらわしております。18年度との比較ではプラス9%ほどとなっております。増減の内容につきましては、後ほど説明をさせていただきます。
 次に、2ページをお願いいたします。一般会計予算の概要であります。歳入状況の(1)、町税でございます。税源移譲に伴うための改正や地方税の制度改正に伴う定率減税などの廃止により、個人町民税で前年度対比で9,936万8,000円、42.9%の増を見込んでおりますが、固定資産税、町たばこ税などで減額が見込まれますことから、総額では8,990万7,000円、12.7%ほどの増加を見ております。
 (2)、地方譲与税などでは前年度対比で5,363万5,000円、20.3%ほどの減を見込んでおります。三位一体改革で税源移譲されるまで暫定的に措置されました所得譲与税が平成18年度をもって廃止となり、6,100万円が減額となったことが主な理由であります。
 次に、(3)、地方特例交付金でありますが、11年度に実施されました恒久減税の影響で減少見込額の4分の3相当が交付されておりました減税補てん特例交付金が18年度をもって廃止となり、減額となったことが主な要因であります。18年当初予算との比較では550万、45.8%ほどの減となっております。
 次に、(4)、地方交付税であります。国が示します地方交付税総額は、18年度と比べますと4.4%の減となっております。羽幌町の19年度町税総額は、先ほどご説明申し上げましたとおり大幅な増加を見込んでおりますが、一方では所得譲与税が廃止となりますことや景気低迷により税収の伸びが見込めないこともあり、さらには国が新型交付税導入に伴う影響額についての試算を行いましたところでは、当町では約800万円の減少が見込まれるなど現段階では不確定要素も多く、普通交付税につきましては一定の推計により18年度決定額2.9%減の26億6,500万円を計上しております。特別交付税につきましては、18年度分が確定していない段階でありますが、こちらは18年度当初予算より2.1%減の2億3,500万円を計上し、地方交付税総額では29億円計上いたしております。
 次に、(5)の繰入金でありますが、町長の提案理由で述べておりますので、省略させていただきますが、内訳につきましては摘要欄に記載のとおりでございます。その他といたしまして、諸収入で備荒資金組合納付金還付金6,500万円を計上いたしております。
 次に、町債であります。内訳を記載しておりますが、全体といたしまして1億9,220万円の増となっておりますが、臨時財政対策債と減税補てん債を除く事業に係る起債では5億2,310万円で、18年度と比較して2億1,620万円の増であります。その要因といたしまして、農林水産業整備において米穀乾燥調製貯蔵施設整備と広域水産鮮度保持施設整備で2億6,940万円の増によるものであります。
 なお、地方交付税の振りかえ措置であります臨時財政対策債につきましては、19年度も措置されることとなっております。
 2の歳出の状況では、予算総額に対する経常費と臨時費の内訳を載せてございます。
 次に、3ページをお願いいたします。科目別収入内訳を示しておりますが、それぞれの収入科目ごとに一般財源、経常特定財源と臨時特定財源に分けております。ごらんいただきまして、全体の説明は省略させていただきます。
 4ページでは、科目別歳出内訳の総括表でございますが、その内訳を次の5ページ、6ページで説明をさせていただきます。
 5ページをお願いいたします。5ページの経常経費では、議会費から款別にあらわしておりますが、表の右側から四つ目の欄に当初予算で対前年比の増減額を示しております。網かけ部分でございますが、一番下の合計で18年度と比較しますと6,017万円の減となっております。増減の主なものを申し上げますと、3款民生費の1,925万円の減は、制度の改正により生きがいデイサービス事業が介護保険特別会計へ移行したことにより1,264万円の減と対象者の減少により老人福祉施設措置費594万8,000円の減が主なものであります。4款衛生費で子供発達支援事業分が臨時費から経常費へ振りかわったことにより2,834万9,000円の増となっております。8款土木費で2,062万8,000円の増となっておりますが、下水道会計への繰出金1,855万5,000円の増が主なものであります。12款公債費では、元金償還分で3,867万4,000円、利子償還分で1,414万3,000円の合わせて5,281万7,000円の減額となっております。13款諸支出金の2,174万円の減は、職員の退職による給与費で4,078万8,000円の減のほか退職手当組合追加負担金などで1,904万8,000円の増額によるものであります。
 次に、6ページをお願いいたします。臨時費を款別にあらわしておりますが、主なものだけを申し上げますと、2款総務費では旧営林署庁舎など解体費2,110万5,000円の減が主な要因であります。3款民生費の3,950万9,000円の増は、社会福祉協議会へ貸し付けいたしますしあわせ荘運営資金貸付金4,500万円の増が主なものであります。4款衛生費の2,656万7,000円の減は、経常費でご説明申し上げましたが、子供発達支援事業分が臨時費から経常費へ振りかわったことによるものであります。6款農林水産業費で7億2,806万3,000円の増となっておりますが、米穀乾燥調製貯蔵施設整備7億9,265万円増のほか二股ダム取水塔改修で3,474万8,000円の減、畜産担い手育成総合整備負担金で4,311万4,000円の減が主な要因であります。7款商工費では、2,149万4,000円減となっておりますが、サンセットプラザ大浴場改修分2,896万円の減が主なものであります。8款土木費で9,755万7,000円の減となっておりますが、港湾整備負担金で4,410万円の減、公営住宅建設事業2,742万7,000円の減が主な要因であります。臨時費総体の合計では、5億8,617万円の増額となったものでございます。
 次に、7ページをお願いいたします。7ページ、8ページは、節別に集計したものでございます。ごらんをいただきまして、説明は省略させていただきます。
 次に、9ページをお願いいたします。9ページから17ページまでは、本年度の臨時的事業を事業ごとに簡単な事業内容と事業費、財源内訳を記載しております。主なものについてご説明申し上げます。9ページ、2款総務費、1番、事務改善、システム維持管理の599万6,000円は、住民基本台帳ネットワーク機器及びウイルスソフト更新委託で266万1,000円、法制度改正によりますシステムプログラムの修正で140万円を見ているほか端末パソコン15台分で193万5,000円としております。2番、電算室空調設備導入の132万3,000円は、冬期間も動作可能なエアコン一式を整備するものであります。10番の町有施設下水道接続は、15年度から実施しておりますが、19年度は教職員住宅、川北地区青少年育成センターの合わせて7カ所の接続と2,826万4,000円の事業費を予定しております。財源につきましては、受益者負担金1,096万4,000円と庁舎など整備基金1,730万円を充てております。次に、10ページをお願いいたします。11番、固定資産税評価替えは、21年度の評価替えの準備作業に向けて業務委託するものであります。
 3款民生費、3番、介護福祉対策事業の上段でありますが、介護予防給付事業及び地域包括支援事業に係る業務システム導入のため介護保険事業会計への繰出金310万円であります。4番、しあわせ荘運営資金貸し付けは、社会福祉協議会へ運営資金として4,500万円を貸し付けするものであります。5番、児童福祉、子育て支援の下段にあります692万円でありますが、制度の拡大によりゼロ歳以上3歳未満の児童に対します児童手当が月額一律1万円になったことによるものであります。
 4款衛生費、1番、霊園管理整備事業の羽幌霊園整備85万1,000円は、街路灯5基と水道漏水の修繕を行うものであります。次に、11ページをお願いいたします。5番、医療対策事業でありますが、焼尻歯科診療用コンプレッサー1台を購入するものであります。7番、後期高齢者医療制度事業374万9,000円でありますが、後期高齢者医療制度が20年度に創設、開始されることにより、実施母体となる広域連合の共通経費として拠出するものであります。8番、簡易水道会計への繰り出しの形で焼尻配水池屋上防水改修など施設改修費で1,553万円としております。
 6款農林水産業費、6番、農業振興地域整備計画の301万6,000円であります。整備計画につきましては、法律によりおおむね5年ごとの総合的な見直しが求められておりますが、新年度都市計画マスタープランにおいて用途指定などの見直しを行う予定であり、マスタープランとの整合性が必要となりますことから、農用地を含め総合的な見直しと整備を行うものであります。後ほど8款土木費で出てまいりますが、都市計画マスタープラン策定業務として1,130万4,000円を計上しております。7番の農作物振興事業、米穀乾燥調製貯蔵施設整備事業7億9,265万円でありますが、19年度は建物、サイロ、附帯機械の建設を行い、20年産米から供用開始の予定でありますが、総事業費11億7,726万円、補助対象経費は10億8,530万円となりまして、このうち道補助金は5億4,265万円で、羽幌町の負担は定額といたしまして右にありますように起債2億5,000万円としております。次に、12ページをお願いいたします。10番、土地改良事業、下段になりますが、農地・水・環境保全向上対策支援事業、事務費も含めまして776万7,000円計上いたしておりますが、地域ぐるみによる農村環境保全向上などの資源を守るため活動を行う組織に支援交付金が交付されるものでありますが、道、地域協議会が実施主体となって、19年度から23年度までの5カ年間行う事業となっております。17番、水産振興事業、広域水産鮮度保持施設建設補助1,946万2,000円は、苫前町に広域の集約化施設、製氷貯氷冷凍冷蔵施設としましてRCづくり2階建て1,958.59平方メートルの施設を建設するものでありますが、総事業費5億3,098万5,000円、町村負担分8,428万1,000円のうち羽幌町負担は起債1,940万円と一般財源6万2,000円としております。
 次に、13ページをお願いいたします。7款商工費、2番の観光、地域活性化事業で下から三つ目になりますが、10月初旬開催が予定されております北海道観光大会の開催に対する補助金90万円と、その下になりますが、日本海えびタコ街道推進事業の10万円はご当地グルメ開発に伴う紹介、マップなどチラシの作成経費であります。その下は、5月下旬開催予定の社会人野球北海道結成記念大会開催補助金85万円を計上しております。5番、観光施設整備事業としましてサンセットビーチ整備は斜路、歩道改修などで249万5,000円と、その下にあります観光施設整備は観光施設案内看板作成で180万円計上いたしております。7番、リバーサイド開発事業、温泉管理は、温泉観測機器設置などで114万円とその下は停電時の応急対応のため劣化しておりますサンセットプラザ蓄電池設備の改修で482万1,000円を計上いたしております。財源につきましては、まちづくり事業基金を充てております。
 8款土木費でございますが、14ページをお願いいたします。上から三つ目になりますが、温泉橋モニュメント灯具取りかえは灯具を発光ダイオードに取りかえするもので210万円計上いたしております。3番、河川管理事業、福寿川河川区域変更の126万円は、河川の管理及び港湾管理上支障を来さないために区域変更の業務委託を行うものであります。4番、港湾施設管理の中ほどにあります天売港、焼尻港の補修でありますが、港旅客上屋のトイレの臭気抜きを行うもので、合わせて92万円計上いたしております。6番、公営住宅管理整備の公営住宅解体費901万9,000円は、南町B団地4棟16戸の解体と南2条1丁目団地解体工事設計委託料を計上いたしております。
 次に、15ページをお願いいたします。10款教育費、3番、教育活動推進事業の教育支援員配置180万円でありますが、教員免許保有者1名を配置し、生活及び教育的な面からのサポートを行うものであります。5番、学校整備事業、一番上になりますが、羽幌中学校耐震化調査でありますが、中学校の校舎及び屋体の学校施設における地震に対する安全性を調査するため耐震診断を行うもので、638万1,000円を計上いたしております。一番下の天売高校校舎改修の504万4,000円は、トイレの簡易水洗化と体育館屋根の改修を行うものであります。次に、16ページをお願いいたします。6番、中学校及び小学校図書整備でありますが、新5カ年計画の1年次目に当たり、小中学校各200冊分の合わせて40万円を計上いたしております。8番、教育指導事業では、教科書改訂により羽幌中学校及び高校教師用指導書の購入で、合わせて20万円を計上いたしております。11番、のびのび子育て教室公演、子育て支援講演でありますが、幼稚園、保育所園児及び入園前の乳幼児を対象とした演目の開催と乳幼児から生徒までの保護者を中心にした講演会の開催に要します委託料100万5,000円を計上いたしております。17ページをお願いいたします。17番でありますが、焼尻給食センターで事務室などの改修のほか市街地区給食センターで蒸気温水ボイラー入れかえなどの設備改修にあわせまして1,350万9,000円計上いたしております。
 以上で臨時的事業の主なものの説明を終わりまして、次の18ページをお願いしたいと思います。18ページから20ページまでにつきましては、特別会計の概要でございます。町長の提案理由をもちまして私からの説明は省略をさせていただきます。
 次に、21ページをお願いいたします。給与費予算調書でありますが、ここには議会議員、町の特別職、それから定数内一般職員及び準職員、嘱託職員の報酬を含めました人件費の状況でございます。増減額の合計で見ていただきますと、一番下の一番右端でございますが、額の増減でいいますと18年度と比べまして2,500万5,000円の人件費の減となっているものであります。
 次に、22ページをお願いいたします。地方債の資料でございます。一番下の総合計の欄でございますが、一番左の17年度末の残高130億1,202万7,000円が右から3番目になりますが、19年度の末の見込みでは122億1,194万5,000円となるというものを起債区分ごとにそれぞれ内訳を載せているものでございます。このうち後年度交付税の補てんは、表の右側から2番目にありますように74億3,416万1,000円見込まれるものでございます。
 次の23ページでございますが、北留萌消防組合予算の概要、24ページにつきましては羽幌町外2町村衛生施設組合予算の概要であります。ごらんいただきまして、説明は省略をさせていただきたいと思います。
 以上で予算資料の説明を終わらさせていただきます。よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。

〇駒井委員長 次に、水道事業会計予算の内容説明を求めます。
 建設水道課長、平山光彦君。

〇平山建設水道課長 予算の内容の説明の前に、字句の間違いがありましたので、訂正をしていただきたいと思います。17ページをお開きいただきたいと思います。(2)の利益剰余金のうち、内訳が下段、中間辺に載っておりますが、その中の当年度純損失と印刷されていますけれども、当年度純利益に訂正していただきたいと思います。
 それでは、引き続きまして平成19年度羽幌町水道事業会計予算の内容説明をさせていただきます。最初に、24ページから説明させていただきます。平成19年度羽幌町水道事業会計予算実施計画説明書、収益的収入及び支出でございますが、本説明書は消費税込みで記載しております。
 それでは、1款水道事業収益、1項営業収益ですが、1目の給水収益は収益的収入の9割以上を占める収入で、2億6,512万9,000円を計上しております。この金額につきましては、対前年比で約330万円の減額となっておりますが、下水道水洗化の普及などで家庭用使用料はやや増加しているものの家庭用以外では減少傾向となっていることから、使用料全体で1.2%程度の減額で計上したものでございます。
 次に、25ページをごらんください。2目その他の営業収益でございますが、これにつきましては給水装置手数料、検査手数料、雑収益といたしまして429万9,000円を計上しております。
 次に、26ページをお願いいたします。2項営業外収益では、預金利息と臨時職員の雇用保険料預かり分を計上しております。
 次に、27ページ、水道事業費用でございますが、1項営業費用、1目原水及び浄水費の主な内容といたしまして、次の28ページをお願いいたします。14節の委託料で浄水場や高区配水池の計装保守点検委託料403万4,000円、浄水場運転管理委託料として2,095万8,000円を計上しており、対前年比で1,370万円ほど増加となっております。
 次に、29ページの2目配水及び給水費でございますが、対前年比903万3,000円減少しておりますが、30ページの22節工事請負費の量水器取りかえ工事や配水管布設替工事にかかわる減少が主なものであります。
 次に、31ページをお願いいたします。3目の総係費は、公営企業職員の人件費や内部管理経費が主なものでございまして、5,193万4,000円を計上しております。
 次に、34ページをお願いします。4目の減価償却費として5,206万7,000円を計上しております。
 次に、35ページの2項営業外費用は、借り入れにかかわる起債の利息4,200万6,000円に一時借入金利息を加えた4,222万6,000円を計上いたしたものでございます。
 2目の消費税につきましては、水道料金などの仮受消費税から水道事業費用の仮払消費税を差し引きまして760万円の納付を予定しております。
 次に、36ページをお願いいたします。資本的収入及び支出でございますが、資本的収入として配水管布設替に伴う補償金429万2,000円を見込んでおります。
 次に、37ページの支出でございますが、1項建設改良費、1目設備拡張費295万1,000円は、川北地区の6条通りの一部に配水管を布設する工事と朝日地区の管末における残留塩素の調整を行うため、自動排泥弁を取りつけるものであります。
 2目設備改良費1,353万5,000円は、築別地区の道道改良工事に伴う配水管布設替570メートル、国道232号線の法流寺前から生コンまでの配水管布設替260メートルが主なものとなっております。
 次に、38ページをお願いいたします。2項の企業債償還金ですが、これは平成13年度まで借り入れ分の元金償還であります。
 次に、4ページに戻って説明させていただきます。4ページ、5ページは、先ほど説明いたしました24ページから35ページの内容の総括表となっております。本表は税込みの数値でありますが、4ページの収入予定額2億6,948万6,000円から5ページの支出予定額2億6,776万8,000円を差し引きしますと171万8,000円の黒字となる見込みであります。
 次に、6ページをお願いいたします。資本的収入及び支出の総括表でございますが、先ほど36ページから38ページでご説明したとおりで、資本的収入429万2,000円から資本的支出5,448万8,000円を差し引いた不足額5,019万6,000円は、損益勘定留保資金で補てんしようとするものです。
 8ページをお願いいたます。次に、8ページから12ページまでにつきましては、給与費の前年度比較及び増減の明細書であります。ごらんいただきまして、説明は省略させていただきます。
 13ページをお願いいたします。13ページは、浄水場の運転管理業務委託を長期継続契約により実施しようとするもので、債務負担行為に関する調書となっております。
 次に、14ページをお願いいたします。14ページから17ページは、平成19年度水道事業の財政状況を示す予定貸借対照表でございますが、詳細については省略させていただきます。
 18ページを参照いただきます。18ページ、19ページの平成18年度予定損益計算書は、経営成績を示すものですが、19ページの下段に記載のとおり当年度純利益として2,917万1,000円の利益が発生する予定であります。
 次に、20ページをお願いいたします。平成18年度の予定貸借対照表でありますが、20ページから23ページに全体的な財政状況をあらわしているもので、ごらんいただきまして、省略させていただきます。
 以上、水道事業の予算説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。

〇駒井委員長 以上で予算内容説明を終わります。
 お諮りいたします。各会計予算の質疑、討論、採決に入る前に、各会計予算の内容等についての調査を提案者側の出席を求めながら行い、その後にそれぞれの案件の総括質疑を行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 異議なしと認め、ただいま説明した順序に従って進めることに決定しました。
 ここで暫時休憩します。

休憩 午後 2時33分
再開 午後 2時50分


〇駒井委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 それでは、各会計予算の内容調査を行います。
 まず、進め方としては、一般会計については歳出の款ごとに区切り、歳入は一括して調査を行うこととし、各特別会計及び水道事業会計は会計ごとに歳入歳出一括して調査を行いたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 異議なしと認め、ただいま説明した順序に従い進めることに決定しました。
 初めに、羽幌町一般会計予算の歳出から始めます。
 第1款議会費、85ページから86ページまで質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 これで質疑を終わります。
 次に、第2款総務費、87ページから118ページまで質疑を行います。
 3番、高野輝雄君。

〇高野委員 まず、総務費でありますが、総務費の中の庁舎管理に関係して、88ページ、庁舎管理ということで、費目が出ているということではございませんから、庁舎管理ということでお答えをいただきたいのですが、既に健康増進法というものが施行されております。既に4年目になるかと思いますが、地方公共団体である羽幌町、この町有の施設全般にわたるわけであります。なかんずく総務課にお聞きをしたいのは、羽幌庁舎内のこれはたばこ、喫煙というもの、これは受動喫煙ということで今厳しく求められております、世間からの面。民間も既に、私あるところに行きましたが、多くは喫煙室を設けているということです。ところが、羽幌庁舎内を見ると、多くの不特定多数の方々、子供もあれば、やっぱり乳幼児、妊婦さん方も庁舎を訪れるわけです。しかし、依然としてオープンスペースの中でたばこを吸われていると。これは、隅だとか廊下だとかで吸っているのでありますが、これをどういう認識を持っていられるのか、改めてここでお聞きをしたいと思います。

〇駒井委員長 総務課長、本間幸広君。

〇本間総務課長 お答え申し上げます。
 今の高野委員さんのおっしゃられた受動喫煙ということで、健康増進法が平成15年5月に施行されてございます。そんなことで、当庁舎としましても、現時点での取り扱いについては全面禁煙にはご承知のとおりしてございません。ただ、15年以来、一気にともいきませんので、とりあえず執務室、会議室、一般ロビーも一部東側の部分で一般の客の方もたばこを吸う方もいらっしゃいますし、吸い殻の捨て場ということもございまして、そんなことで1カ所ございます。それから、もちろん各施設フロアについては、ご承知のとおりすべて西側、いわゆる庁舎の海側でございますが、フロアに1カ所喫煙場所を設けてございます。これについては、当初もいろんな意味で囲いをつけて、あるいは分煙機を設置してというようなことで検討はしてみたものの、実はかなりこういう財政事情の中で多額な費用がかかるというようなことございまして、とりあえずそれぞれのフロアにドアで、廊下で間仕切りがございますので、そのようなことで現在はセットしている状況でございます。
 なお、それらについて全面禁煙というあれについては、施設の性格上庁舎外においては健康センター、あるいは保育所、学校も含めてございますけれども、そんなことで全面禁煙にはしてございますが、まだ一部そのあたり庁舎内部で吸われる方のその部分もございますので、なるべく吸う方のマナーを十分守っていただくということを徹底して取り扱っていきたいと、こんなふうに思ってございます。

〇駒井委員長 3番、高野輝雄君。

〇高野委員 そういうことで、羽幌町全体を町の方はそういうリードすべき立場にあると思うのです、健康増進ということで。収入が8,300万たばこ消費税であるからとかそういうことでなくて、根本は違うのですから、健康を守る立場の先頭に立たなければならない庁舎が、それでしかも指導的立場にならなければならない羽幌町だと思うのです。どこ行っても、民間でも言われました。私ども何で羽幌町が、あるいは他の公共機関、他町村でも既に庁舎外であっても敷地内でもだめだというくらい厳しいわけです。それが本来の、羽幌町だって民間でさえそれを守っている。民間にまたそういう指導をしていかなければならない立場ではないですか。いま一度お答えをいただきたい。町長の方からお答えをいただきたい。

〇駒井委員長 町長、舟橋泰博君。

〇舟橋町長 高野委員の健康に対する熱い気持ちはわかりますし、今この流れからいって健康増進ということからも受動喫煙も含めた喫煙というものに対しての物のお考え方が伝わってきたような気がいたしております。ただ、民間、民間と申しますけれども、どこまで徹底されているのかということもありますし、町として先頭に立った健康増進を考えなければならないという立場であることは自覚もしておりますし、そういう認識をしております。総務課長の方から言った言葉が今の羽幌町の取り組みでもありますし、今後やはり改善できるところ、全くの今ゼロということは考えていませんけれども、いわゆる職員としてのはっきり言って今のたばこだけのこと、喫煙のことを言うのであれば、非常にルーズな場所の設定だとか吸い方だとかというところも見受けられます。そんなところも一つ一つ改善しながら、ある程度規律ある、マナーのある環境をつくっていきたいなというふうに思っております。
 ちなみに、新年度に向けてまたさまざまな健康増進も含めた喫煙に対する取り組みも今総務課といろいろと話をしているところでもあります。参考までに町長室を禁煙にしようということが先日確認されております。前向きにご意見として伺っておきたいというふうに思います。

〇駒井委員長 3番、高野輝雄君。

〇高野委員 町長が答弁あった後ですから、これ以上申し上げたくないのですが、ぜひ町長の意を受けてやっていただきたい。なかんずく1階、せめてできるところは1階が一番やっぱり町民が訪れる機会が多いということですから、徐々にそういう体制にしていただきたい、ぜひそういうふうに思います。
 次に、また健康の部分ですが、これは一般質問でも触れてきておりますし、これまでも予算委員会で質問してきておりますが、町有施設におけるアスベストに関する健康調査なのですが、この対策どのようにされて、その後どういうふうになっているのか。健康調査を実際にどういう形で行っているのか、その点について。

〇駒井委員長 暫時休憩します。

休憩 午後 2時58分
再開 午後 2時59分


〇駒井委員長 休憩前に引き続き会議を再開します。
 総務課長、本間幸広君。

〇本間総務課長 今の質問につきまして具体的に経過、経緯を記載しました資料につきましては、ただいまちょっと係に持ってこさせるように指示いたしましたが、高野委員さんがアスベストの関係でご質問して、当時うちの具体的に申し上げますと公共施設に従事しておりました特にボイラー関係にかかわった職員についてそれぞれ個人の意向を受けて、しかるべき調査をしてございます。後ほど報告させてください。

〇駒井委員長 暫時休憩します。

休憩 午後 2時59分
再開 午後 3時01分


〇駒井委員長 それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
 3番、高野輝雄君。

〇高野委員 次に、実は昨年も質問して、企画費なのですが、一般会計の96ページ、企画費、96ページです。ここに全国地域航空システム推進協議会負担金4万5,000円、それから中央空港促進期成会負担金10万円、それから道地域航空推進協議会負担金3万6,000円、これらがあるのですが、昨年の予算委員会においても私と寺沢委員が質問して、なかんずく寺沢委員への町長の答弁がありました。直ちにはできないのかもしれないけれども、もう各地でこの用はなしていないのだと私は思うのです。こんな負担金の額でなくて、こういう協議会をいつまで続ける、何の目的があるのか理解されないです、これは、去年も言いましたが。町長は、皆様方が今指摘されているとおりなのかなというふうにも思います。財政的なことだけで論じるというのも難しい部分はありますけれども、今年1年かけながら、中部3町村振興協議会の中でよくこれを話していると思うのですけれども、そんなところで議題として出して検討する価値はあるのかなというふうに思っておりますということでありました。これについて町長がそのように答弁されておりますので、町長その後どのような議論をされて、どういうふうになっているのかお答えをいただきたい、担当課長ですね。

〇駒井委員長 政策推進課長、小川雅人君。

〇小川政策推進課長 それでは、私の方からただいまの質問に対して答弁をいたします。
 この部分については、高野委員の方からもいろいろご心配をいただいております。期成会につきましても昭和60年に発足しまして、それぞれ3町村でこの期成会をつくってコミューター空港の運動をしてきているということで、もう20年を経過している中で昨年もそういうお話をいただいたということで、昨年どうするかということで3町村とお話し合いをしております。このままいくのかどうかということで、最終的に事務段階としては19年度をもって退会をするというか、現在北海道では羽幌を含めて五つのグループを持っているわけですけれども、事務段階としてはそういう方向にして、最終的な判断を2月の15日に中部振興協議会を開いて、振興協議会の中で話をするようなものではないのですけれども、その前提の上に立って振興協議会それぞれ首長さん方、それから議会の長さん方が集まっていますので、この問題についてはそういう方向でいきたいということで、19年度をもって退会をしたいという意思決定をしております。それにつきましては、先日、枝幸が事務局になっておりますので、枝幸の方にも羽幌としては退会をしたいという申し入れをしておりますので、19年度をもってこれについては解散、それから退会をするという方向になっておりますので、よろしくご理解をお願いしたいと思います。

〇駒井委員長 3番、高野輝雄君。

〇高野委員 次に、97ページなのですが、97ページの実は方面区……。これは、町長の執行方針の中にもございましたし、昨年これも一般質問触れているのですが、方面区の担当職員制度についてでありますが、これは非常に効果的、実効性のあるものとするための見直しを行っていると町政執行方針で触れております。さらには、新年度には新体制で臨むところであるが、具体的にはどのように体制を整えて、町民と情報共有を図っていくのかということで述べております。つまり見直しをするのだというふうに思いますが、現在検討されている見直しというのはどのようなものなのかお答えをいただきたい。

〇駒井委員長 政策推進課広報広聴係長、飯作昌巳君。

〇飯作政策推進課広報広聴係長 ただいまの高野委員の質問にお答えいたします。
 この制度につきましては、昨日の町長の町政執行方針の中でも述べておりますけれども、制度自体の見直しを行うということにおきまして、まず制度の目的、それから担当職員が担う役割、これらについてもう一度検討をするということで今見直し調整を進めております。先日の9月議会の高野委員の一般質問の中にもございましたけれども、担当職員の配置されている職員が係長以下ということで、その指摘もございましたが、そちらにつきましてもどういう範囲で担当職員を配置するか、そこら辺進めているところでございまして、新年度早々早いうちにも制度を立ち上げまして、改めて進めてまいりたいと、このように考えております。

〇駒井委員長 1番、高山誓英君。

〇高山委員 それでは、広域連携の取り組みについてお伺いをいたします。
 まず、広域連携について町長が執行方針の中で具体的に取り組みたいというご説明がありましたが、まず今年度の予算の中に具体的にどういうふうな盛り込みをされているのか、その点についてまずお伺いしたいと思います。

〇駒井委員長 政策推進課長、小川雅人君。

〇小川政策推進課長 ただいまの高山委員のご質問は、予算ということで限定して考えますと今回19年度の予算については措置しておりません。とりあえずそういうことで。

〇駒井委員長 1番、高山誓英君。

〇高山委員 けさの北海道新聞も見まして、せんだっての道新の報告等々を見ますと全道の自治体の長の約9割がここ5年から10年にわたって各町村の財政はほぼ破綻しそうだというアンケート調査が載っておりました、うちの町長はどうお答えになったのかわかりませんけれども。全道に限らず全国的にそういう動きになっているのはほぼ事実かなと思っておりますが、この中で広域連携、本来は合併を国が施行させる方向なのかなと私は感じているのですが、自主の取り組みをするという宣言をしている以上お互いに広域的に助け合おうという連携姿勢をとった、これは一つの方向としてあるべき姿とは思うのですが、具体的な対策をとらないと正直言って大変ではないかなと私は感じるのですが、町長のお考えをお聞かせください。

〇駒井委員長 町長、舟橋泰博君。

〇舟橋町長 現在の状況としては、合併特例法のもとでの合併協議が壊れて、それ以後の新法での取り組みもあと3年ということで、現状では特例法のもとでの後から今自立への道ということで、合併なしということでの自立プランということではなく、今の現状では新法での取り組みもなかなか難しい状況ではないのかなということでとらえております。
 ただ、一方では連携ということなのですけれども、いわゆる今広域連合で研究を進めている部分もございます。そんなことも含めて、合併も確かに選択肢の一つかと思います。ただ、現状で、最初の合併議論のときにも皆様方といろんなお話になりましたけれども、非常に破綻の仕方ということと、あと北海道の指導力がどこまで出てくるのかとかということも含めるとなかなか現状で合併という道にそう容易には進まないだろうと。そんな中で広域連合で取り組めること何があるのかということを今一生懸命昨年1年間もかけて研究しておりますし、その形をできるだけ具体化していこうという動きも今一生懸命取り組んでいるところです。確かに新聞で、ちょっと誤解しているのかなと思いますけれども、より厳しいということで連合連携ということも視野に入れていかなければならないというアンケートが一番たしか多かったはずです。そんなところで我が町もそんなようなアンケートに回答したはずです。そんなところで、より一層のいわゆる連合なり、連携にしても、各町村の財政というものに重点を置きながらの考え方ですから、今後もそういう可能性というものを、そしてなかなか連合という一つの取り組みを目指したとしても、それぞれの町村の事情でなかなか難しい壁にぶつかります。ただ、いっときのメリットを求めて、すぐ先のメリットを求めて賛成する方、そしてまたデメリットだけを見て反対する方という、地域あるのですけれども、やっぱりこういう連合だとか連携だとかというときには将来を見据えた後の効果というところも思いながら、考えながら、こういう論議は進めていかなければならないのかなと。現実では今そういうところで話を進める中でいろんな壁にぶつかっているという状況もございます。今は一生懸命そういう意味では羽幌町の財政ということも含めて、それぞれの町村が一生懸命いろんな知恵を出しながら取り組んでいるという現実をお伝えして、答弁にします。

〇駒井委員長 予算の関連ですか、今のですか。

〇高山委員 今の関連です。予算がないということなので、どうしても聞かざるを得ない。

〇駒井委員長 1番、高山誓英君。

〇高山委員 そういたしますと、今回の参議院選挙が終わった後、統一地方選挙が終わった後も含めて、国は相当強い体制で臨んでくるだろうという方向づけが何となく伝わってきますが、あるリーダーの方が羽幌町さんもっとリーダーシップとってくれないだろうかなということを言って、ちらっと聞くのですが、リーダーシップというのはだれがどういうふうにとっていこうとされているのですか。この管内は非常に広くて、それは気持ちの上では難しいのはわかりますが、だれかリードとらないと具体的に予算化もできないのではないのでしょうか。そこのところはどういうふうになっておるでしょうか。

〇駒井委員長 政策推進課長、小川雅人君。

〇小川政策推進課長 お答えをいたします。
 広域連携の関係につきましては、基本的な考え方は今町長の方から答弁されたとおりですけれども、この広域連携を進めるという前提は合併の協議が一回終わったということで、その後どういう形で進めていくのかということで、その中で広域連携を考えていこうということで、一昨年の12月にまず3町村で広域連携を進める事業というものがどうなのかということから出発しております。その後1月に入りまして、昨年の1月ですけれども、その中で管内の市町村長の集まりでありますその会合の中で町村会として管内の広域連携を進めようではないかということで、町村会として実務研究会を立ち上げるという形になっております。その中で、羽幌町としては既に3町村の部分もありますし、その中で考えて、羽幌町としては3町村でやれることと、それから全体的な広域については町村会で立ち上げた実務研究会の方で研究をするという形で昨年1年間広域連携についてそれぞれ研究をしております。
 その中で、事業としてはそれぞれ23項目ぐらいの事業を含めながら、各町村から広域になじむ事業というのはどういうものがあるのか、そういう前提の中で出発しております。それで、最終的に絞り込んだのは四つの事業についてできるところからやりましょうということで、国保の事業、国民健康保険事業、それから介護保険事業、それから滞納整理事業、それともう一つは行政システム、これは処理がほとんどコンピューター処理で行っておりますので、この行政システムの統一、この四つについては管内として取り組んでいこうということで研究をして、昨年の12月の26日にその結果について町村会の役員、ですから町村長さんの集まりの役員の方に研究の結果としてはこの四つの事業については積極的に取り組んでいってもらいたいと。それに基づいて管内としてそれぞれ持ち帰って、それぞれの町村で検討してきております。その結果、2月の15日に再度研究会で研究したことをそれぞれの町村で持ち帰って、それぞれの町村の意思の確認をしております。その中では、それぞれ町村としてもいろんな状況があったり、もう少しこの研究の結果についてもどうするかと、実施をするためにもっと具体的に課題があるのではないかと、そういう部分がありましたので、その2月の15日の段階ではとりあえずもう少し研究会として研究してみるという形になっております。
 それで、予算の関係ですけれども、その辺の部分がしっかり決まらなければそれぞれ予算はできないということになります。全体的な部分では、管内的な考え方としては今そういう方向にあるということです。それと、もう一つ、広域ですから、3町村の部分ですけれども、現在3町村で絞っておりますのは広域火葬場の部分で研究をしております。これについてもそれぞれ一定の方向は出ておりますけれども、もう少し詰めるところがありますので、実施主体、実施母体の関係、それからどういう形で進めるか、この辺もありますので、現在のところ19年度予算には反映まだしておりません。
 以上です。

〇駒井委員長 1番、高山誓英君。

〇高山委員 よくわかりました。ひとつよろしくお願いいたします。
 次に、せんだって羽幌タイムスに遠別の森林の財産売り払いの……
(「ちょっと休憩してもらえませんか」と呼ぶ者あり)

〇高山委員 いや、中身ではないですよ。

〇駒井委員長 暫時休憩します。

休憩 午後 3時19分
再開 午後 3時20分


〇駒井委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 高山委員。

〇高山委員 それでは、単刀直入に聞きますが、私が聞きたいのは町内のいろいろと行政財産がございます。それと、今町の予算の問題とがありますが、これらに関してバランスシートをつくって具体的に見る必要があるのではないかというのが私の考えなのですが、ここの点について町行政ではどう考えておられるか、そこを聞きたかったということでございます。

〇駒井委員長 財務課長、長谷川一志君。

〇長谷川財務課長 ただいまのご質問にお答えいたします。
 非常にバランスシートということで昨今お話しになっておりますが、一番問題になりますのがいかにわかりやすくするか、それとその活用方法が非常に難しいということでお聞きしております。それとまた、非常に事務的なボリュームだとかそういうのもございまして、今管内的にもいろいろ意見等、意見といいますか、管内でやっているところもございまして、そういったところもいろいろ状況等を聞きながら、またそういったものは考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

〇駒井委員長 高野委員の質問のアスベスト対策について答弁調整しておりましたが、総務課長の答弁を求めます。
 総務課長、本間幸広君。

〇本間総務課長 大変時間を要しまして失礼いたしました。それでは、高野委員さんのアスベスト問題に関する健康調査、あるいは健康診断についてその結果をご報告申し上げたいと思います。
 これは18年度に実は実施してございまして、18年の5月に健康管理調査ということとあわせて同時に健康診断のご案内通知を申し上げてございます。なお、アスベストにかかわる場所に勤務しておりましたまず職員を調べ上げまして、古くは昭和45年から全体で15名の方が該当者ということでそれぞれご案内申し上げました。内訳としては、役場庁舎にあれしていたのが6名、それから漁村センター、それからフェリーターミナル、いわゆる両島運輸の場所に、天売、焼尻でございましたが、お勤めであった8名の方、合わせて15名でございます。調査した内容については、それぞれまずは個人の調査票と、これちょっと内容的には非常にプライバシーの問題もございますけれども、その辺はあくまでもアスベストに起因するという内容でまず個人に調査票をお渡しして、現在健康状態も含めて、過去の経緯も含めて調査をさせていただき、あわせて検診機関で受診をいただきたいということでご案内申し上げました。
 その結果、まず検診機関として1次検診と2次検診に分けて実は私どもも考えてございまして、まずは1次検診をお受けいただくということが一つと、それ以後今度は専門な、仮にです、その時点でアスベストに起因した傷病例があったとすれば、それ以後さらに労災指定病院というような専門の機関に行かなければ詳細がわからないというようなことも含めてご案内申し上げたところでございます。その結果、一応受診者につきましては先ほども言いました15名ご案内しまして……まず調査票の関係です。調査関係は15人中4名の方がご報告いただいております。それから、実際の1次検診お受けいただいたのが2名と、そういうような状況でございます。もちろんこの調査につきましては、あくまでも調査受診は本人の意向によるものと、そういうことで進めさせていただきました。それによって結果的に申し上げれば、医師の診断結果も添付してご報告いただいた中ではそういうアスベストに係る傷病というふうにはご報告ありませんで、結果として1次検診の段でその部分は該当ないというふうに私どもの方では押さえております。こんなところです、とりあえず。
 以上でございます。

〇駒井委員長 3番、高野輝雄君。

〇高野委員 余り深くは追及いたしませんが、この調査なのですが、調査票をかなり理解をされたのか、郵送なのか、それとも直接行ったとか、職員、健康に関する保健師さんとかそういう方々が行ったのか、それとも郵送でされたのか、その辺はいかが。

〇駒井委員長 総務課長、本間幸広君。

〇本間総務課長 まず、直接的には郵送でご案内申し上げ、文書の中にはそういう詳細があれば私どもの方へご連絡いただきたいというようなことでご案内させてございます。

〇駒井委員長 3番、高野輝雄君。

〇高野委員 最後にしますが、こういう部分、いろんな行政の部分、昨日来も言われていますけれども、きちっと対象者にしっかりとわかるように、あれだけニュースになっていますからわかると思うのですが、しかし町有施設で働いていた人方ですから、ましてや命にかかわるということの前提から見るとしっかりとフォローをしていただいて、できるならやっぱりこの後もそういう各個人ごとに訪問をして、そういう調査をすべき、わかりやすく説明をすべきでないのかなというふうに思います。このことについてはいかがでしょうか。

〇駒井委員長 総務課長、本間幸広君。

〇本間総務課長 高野委員さんのおっしゃる昨日来も行政のそういうものについては受けではなくてぜひ足を運んで、具体的にそういう調査なりを積極的にすべきだよということでご提言いただきました。そのとおりかと思います。ただ、私どもも文書出しっ放しではなくて、電話照会もいただきながら、個人とお話しして、具体的な内容によっては足を運ぶスタイルではおりました。あとは調査結果によってということで、先ほど言いました回収率が現実のところは余りよくなかったわけですけれども、そういうご心配な方は遠慮なく私どもの方からご案内したいということも電話でお話ししました。さらには、それぞれの検診機関、先ほど言いました大きく町内にお住まいの方であれば道立病院、私どもも事前に本人どうぞ勝手に行ってくださいということではなくて、道立病院に赴きまして、その内容や検査の方法も含めて十分打ち合わせした上で受診いただく体制を整えました。それで、医師のそういう専門的なお話もしながら対応したつもりでございましたが、多少そういうことでもっと親切に対応すればということであれば、今後そういうことで私ども職員に対しては誠実に対応したいという考えはふだんから持ってございますので、本件についてはそういうことでご了解をいただきたいと思います。

〇駒井委員長 6番、金木直文君。

〇金木委員 88ページの町交際費に関連して質問をさせていただきます。
 昨年の私の一般質問でも町交際費公開すべきだということについて早速公開に踏み切っていただいたということで、町ホームページでも町広報紙でも公開されるようになりました。その点については大変評価をさせていただきたいと思います。ただ、その公開内容が大ざっぱ過ぎるといいますか、月ごとに何月幾ら幾ら、区分けの仕方も何々に関連してという形で、実際のところぜひ見てみたいと思って、興味を持って見る方は、どういう内容に使われているのかというところまでが関心のある部分ではないかと思うのです。先進的な自治体ではもっと詳しく載せているところもあるのはご承知だと思いますが、特に姉妹町である内灘町あたりはかなり詳しく載っていると思います。その辺どのように検討されたのか、もう一歩踏み込んで具体的な公開をしていっていただきたいということについてはどうお考えなのかお願いします。

〇駒井委員長 総務課長、本間幸広君。

〇本間総務課長 金木委員さんのご質問にお答えいたします。
 前段の部分は、金木委員さんがご説明していただきましたので、そんなことで17年度内容としては年間まとめてそういうふうな形で公表はさせていただきました。その後、それはその年度急遽年まとめしかできなかったものですから、そんなことにしましたが、その以後実はもう既に1月の内容については、15日現在かと思いますけれども、金木委員おっしゃるような内容でそれぞれ区分、それから支出内容、金額というような形で既にホームページの方へ掲載してございます。さらに、そのほかにも総務課の方にも実はその結果を備えつけしておりまして、いつでもどなたでも見れるような形をとってございます。よろしいでしょうか。

〇駒井委員長 10番、寺沢孝毅君。

〇寺沢委員 99ページの支所費の中の天売焼尻救急患者搬送協議会補助金、この30万円、これについてちょっとお尋ねいたします。
 これは、両島にかかわる建船の急患搬送にかかわる補助金でございますけれども、天売島に関しては1回5万円という想定、それから焼尻に関しては1回3万円という、そういう想定の半額を補助するという、そういう内容のものだというふうに承知しております。年間建船による急患搬送というのは両島合わせても大体10件前後、少ないときには本当の数件で済むこともあるというのが現状でございます。それで、昨年来から何とか離島の救急搬送にかかわる経費を全額負担していただけないかということで担当の総務課長を通じましてお願いしているところでございますが、現在も検討中ということでご返事をいただいております。救急搬送にかかわる経費というのは、こういう建船、それからもう一つ、医者が急患で搬送しなければならないというふうに判断した時点で定期船が偶然来ている場合には定期船を利用すると、そういう経費も当然含まれてくるのかなというふうに思います。ぜひそんなに大きな額面がかかるわけではございませんので、今後まだ不透明な部分は残すもののドクターヘリなんかの運用もうまく始まれば、こういった経費もさらに減っていくだろうという予想もつきます。それまでの間離島の急患搬送にかかわる部分の何とか負担をしていただけないか質問いたします。
(「関連で質問あります」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 11番、磯野直君。

〇磯野委員 関連で、離島救急搬送に関して私の方からも1点質問させていただきます。
 今寺沢委員の方からもありましたように、離島の住民にとっては本当救急搬送というものは非常に命にかかわることなので、皆さん大変憂慮している部分があります。具体的な話をしますと、例えば焼尻なんかでは、きのうの一般質問で言いましたけれども、ヘリコプターが留萌まで来て帰ったとき、これ実は2隻出たのです。なぜかというと、非常に天気が荒れていたために1隻では危ないということで、搬送して2隻の漁船で出ました。こういう場合も実は半額しか出ない。では、それを患者本人に2隻分出してくれと、これは非常に言いづらいということで、どうしても遠慮する。それから、例えば患者の方も中には生活保護もらっている年寄りの独居の方もいれば、いろんなケースがあると思うのです。私一般質問の中で言いましたけれども、緊急搬送というのは本来やはり行政が担う業務である、そういうことを考えれば、例えば2隻が来た、またこういうケースもありました。来たのだけれども、もっと荒れてきたので、結局その人たちは漁船は帰れなかったと、どうしても羽幌で1泊しなければならない、そういった実費にかかわる部分はやはり行政が負担してしかるべきではないかなと思いますので、その部分も含めて答弁お願いします。

〇駒井委員長 総務課長、本間幸広君。

〇本間総務課長 それでは、寺沢委員さんと磯野委員さん、お二方関連しますので、まず救急搬送という観点で私の方でお話しさせていただきます。それから、役場内で、前段ちょっと申し上げますが、そういう意味で救急搬送の部分で私総務課の方でかかわりを持ち、さらに先ほど言いました離島の協議会にかかわる助成の話になりますと保健福祉関係のお話ということで役場の中で整理しているものですから、その部分は後ほど福祉課長にお話しいただくことにして、私は前段の救急搬送に対する考え方の部分でちょっと前段ご説明申し上げたいと思います。
 そういうことで、費用あるいは手段というようなことでは非常に気持ちは察します。ところが、いわゆる救急患者と急病患者、あるいは通常の先ほど言いましたフェリーを使って本土へ来るという話になりますと、この辺は病状によってお医者さんの判断ということになろうかと思うのです。私たちの方では急患ということであれば、町長の一般質問の答弁でもお答えしたとおり、1次的にヘリコプター、ヘリの空の状況によっては巡視船と、今のところはここまでを救急搬送というとらえ方をしております。過去の経緯を若干調べてみましたところ平成8年に今の救急搬送協議会というものが両島に発足した経緯の中に、いわゆる建船というのは本来は漁船であって、通常の急患の場合は目的外使用と申しまして、この辺が実は運輸局の方と十分実態をお話しして、そういう救急の場合の扱いについては通常の解釈として憂慮いただける範疇ということで今はそれぞれ地元の搬送協議会さんの協力していただける団体をもって運営されているものと思ってございます。そして、助成の基本的な当時の話としては、それぞれかかる費用がはっきり幾ら幾らというふうには明記してございませんが、その時点でしかるべきこの程度のやはり漁船をお願いしている関係上患者、家族の側からするとお礼と申しますか、そんな形である額が相場として支払われていると、そういうような実態を踏まえまして、その辺は何とか町でも支援していただきたいという要望もございましたし、当時としては支援いたしましょうというふうなことで具体的にはかかる費用の2分の1程度と申しますか、こんなことで現在に至っております。とりあえずそんなことで、私の方からはそこまででとめたいと思います。

〇駒井委員長 福祉課長、柳田昭一君。

〇柳田福祉課長 今総務課長の方から平成8年度にこの建船の関係が議会でも大変長時間論議されまして、その中でやはり基本的には総務課長申し上げましたように救急搬送というのはヘリコプターと巡視船というのが基本であるという流れは当時もありました。それで、昔から島民がお互いに助け合うという中で、昔からそういう病気が発生した場合に近所の人がそれではおれの船を出してやるというような習慣があって、そういう歴史もあったということから、そういう事故というものを考えると町としては補償といいますか、そういうのはなかなか難しいということで、当時は建船については町としては全面的に支援することは難しいと。ただ、島民のそういう事情を考えますと、今総務課長も言いましたように建船については全面的にだめというわけにはいかないということで、その当時の保安庁の方も災害という観点からいうと出している例もあるので、認めるというような解釈もあったようでございます。あくまでもそれは島民が協働精神で自主的にそういう組織を持たれて活動すると。ただ、お金がどうしてもかかるので、その部分町としても側面から支援をしていただきたいということで、この協議会等も発足して現在に至っているというぐあいに解釈しております。その辺は、全額を町が持つということについては、今後全面的なそういう補償問題等も絡んでまいりますので、慎重に協議しなければならない問題かなとも思っております。この点については、先般の一般質問の中でもお話ししましたように、今後また協議会とどういう方法が最適なのか、経費等も含めて協議させてもらいたいなというぐあいに思っています。

〇駒井委員長 10番、寺沢孝毅君。

〇寺沢委員 今のお話を聞きますと、全額経費を持つことによって町の補償問題が生じる、それでできないという、そこがネックになっているようなご答弁ですが、町が補償できない、責任持てないものを今現状として一漁民の方が船を運航して背負っているわけです。このプレッシャーを十分感じ取っていただきたいのです。大抵船が出るというときはべたなぎのときではありません。何らかのいろんな障害がある中で船が一番の短時間で行く手段だという、そういう悪条件を縫って行くわけですから、先ほどの焼尻の事例もありましたように。そういう話をここでしてしまえば、建船協議会自体の存続が私は危ぶまれると思います。そうなった場合に、では町の方で救急搬送用の船でも用意していただけるのでしょうか。それはできないわけですよね。経費的にも人的にも非常に難しい。そういう議論を経て半額助成ということに私はなってきているのだろうと思います。したがって、私はあとは町長の政策判断でできるのかできないのか、やるのかやらないのか、私はそういうことではないのかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。

〇駒井委員長 総務課長、本間幸広君。

〇本間総務課長 大変申しわけありません。その前段ちょっと今の無料化の部分で参考になりましたらということで私の方からご説明申し上げますが、先ほども申し上げましたいわゆる漁船というスタイルのもので町が満額持つということになると、この辺のとらえ方が海運上のそのあたりにどうなるかというのが非常に心配なものですから、その辺はよく調べた上でなければ回答できないのかなと、そんなふうに思ってございます。

〇駒井委員長 11番、磯野直君。

〇磯野委員 漁船の事故云々に関しては、私前もたしかここで話したことあると思うのですが、奥尻沖の地震のときに漁船を利用して、それは有料で果たして人なり、人的なものを運んでいいのかというときに、国の方でそれはオーケーという結論を出したはずです。それはNHKの方が確認して、それで漁船で有料で運んでいます。そういうことで私たちは認識していたと思うのですけれども。

〇駒井委員長 総務課長、本間幸広君。

〇本間総務課長 大変差し出て申しわけありませんが、もう一点だけ、これも具体的に今磯野委員さんのおっしゃったところよく調査研究や確認もしてみたいと思います。ただ、私ども認識しておりますのが、仮にです。今のいわゆる災害、言いかえれば島自体で島外脱出と、こうなれば今言ったようなことは一向にもちろんうちの行政側としても全船借り上げて、あるいは島内の船全部借り上げてでも脱出していただかなければなりませんので、そういう災害対策としては十分今言ったようなお話かと思います。ただ、そういう急患の例の中で恒常的にと申しますか、既成の事実として航行することが果たしてどうかなと、大変申しわけありませんが、ちょっと勉強不足なのですけれども、そんな状況にあるということで、これからよく研究はさせていただきたいなと思っております。

〇駒井委員長 町長、舟橋泰博君。

〇舟橋町長 ちょっと話が、平成8年ですか、この協議会でき上がった当初のその設立までの経緯だとか、今現在こうだああだとかといういろんなお話で、ちょっと私自身も現状何が正しいことなのかつかみかねます。そんなことも含めて、さきの答弁で申し上げましたとおり、協議会と今までの形というものを度外視してでも今後どうあるべきかというところで協議会とじっくりお話しする機会をつくって進めていきたいというふうに思います。

〇駒井委員長 10番、寺沢孝毅君。

〇寺沢委員 町長も離島には年に最低1度来られますから、そういうときにぜひとも、2度ですか、済みません。数回来られるはずですから、そういうときにぜひ現場の方とお会いしていただきながら詰めていただければなと、そういうふうに希望します。よろしくお願いいたします。

〇駒井委員長 7番、橋本修司君。

〇橋本委員 90ページです。職員組合福利厚生費補助45万円ですけれども、この45万円の補助の意味合いとこの福利厚生費という、職員組合の福利厚生費という中身というのですか、余り詳しい中身はいいですけれども、どんなようなものなのかちょっとお聞かせ願いたいと思います。

〇駒井委員長 総務課長、本間幸広君。

〇本間総務課長 橋本委員のご質問にお答えいたします。
 それは、90ページの職員組合福利厚生費補助45万円、この件かと思いますが、これにつきましては何の分が幾らというふうに私今ちょっと手元に明細持ってございませんが、趣旨内容としましては、実は我が羽幌町には職員の福利厚生会という団体が構成されてございません。これ大きな市、あるいはそれなりの町村になりますと、別途通常の職員福利厚生会というのが構成されているところでございますが、その内容は通常の職員のいわゆる健康増進、あるいは引き去りといいますか、本来は給料からは直接引き去りすることはできませんが、そういう職員団体という中で扱う料金の控除も含めて、事務的な部分も含めて実はやっているのが実態でございますが、それを本町の場合はそういう先ほど申し上げました団体がございませんので、それ相当分の、昔50万円だったと思うのですけれども、1割カットして以来長年そういう事務をかかわっていただいている、それから職員の福利厚生事業というものに事業所として45万円補助させていただいているのが実態でございます。
 以上でございます。

〇駒井委員長 7番、橋本修司君。

〇橋本委員 厚生会というものがないので、職員の福利厚生のために使われる45万円ということで理解しましたけれども、そういう厚生会がないということは僕も知らなかったのですが、インターネットのページなんか見ますと最近こういう職員組合みたいなところに補助出すということがお手盛り行政みたいな判断されるということで、方々でこういう補助助成をやめているように書いていました。実際に全道でも町村の間でも徐々にそういうのは廃止しているということで見ましたので、当町においても今後どのような形で検討されるかわかりませんけれども、ぜひその辺のこと見直しか検討できないのかどうかちょっと聞きたいと思います。

〇駒井委員長 総務課長、本間幸広君。

〇本間総務課長 お答えいたします。
 大変申しわけありません。私手元に資料なくて、大ざっぱな実は回答しかできなくて大変失礼をいたします。できれば、まずはこの45万の件も含めて本委員会中にお答えはしたいということが1点、いわゆるお手盛りだとか、そういうたぐいのものというのは私は実はないと思っていますけれども、こればかりでなく、それ以外ででもそういうたぐいが間違ってもないように、その辺はきちっと筋立てをしまして、何が必要で、何の分なのだということで今後ともやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

〇駒井委員長 7番、橋本修司君。

〇橋本委員 大分時間も気にしているようですから、二つだけ、二つさせてもらいます。
 一つは、次のページの91ページですけれども、羽幌町広報の件なのですが、これははやりのはんてん着ているわけではないのですが、収入の減を最近大きな市とか県がいろんな行政が出すものに対して広告費を取ると、そんなようなのもテレビで見ているとぼちぼち出てきているなと。そんなことで、羽幌町にとっていいのか悪いのかもわかりませんが、実際その経費もかかりますから、その辺の度合いわかりませんけれども、今後検討する考えがあるのかどうかちょっと伺いたいと思います。

〇駒井委員長 政策推進課長、小川雅人君。

〇小川政策推進課長 ただいまの橋本委員の質問については、非常にいい意見かなというふうに伺いました。できればいろんな部分で歳入を確保する、もらえるものはできるだけもらっていきたいなというふうには考えています。ただ、実際にこの場合広告ですから、広告料としてもらう場合に町内に限定するとではどれだけ参加があるかなということもあるでしょうし、ただ、今の意見を踏まえて、もし検討できるのであれば検討していきたいなというふうには考えております。

〇駒井委員長 7番、橋本修司君。

〇橋本委員 あと、最後ですけれども、105ページです。徴税費の中で、別にないのですが、要は最近新聞で見ますと増毛町で悪質滞納者に対して、税の滞納者に対して行政サービスの停止をするという条例をつくったということで見まして、羽幌町にもきっと悪質な滞納者いるのか、その辺詳しくわからないのですけれども、もしもそういう人がいれば、やはり公平性からいけば税も払わないのに同じように行政サービス受けるというのも不公平だなと思っております。払えない人も確かにいますから、それはそれでいいのですけれども、悪質な滞納者に対してそういうような行政サービスの停止をするというようなお考えがあるかどうかお聞きしたいと思います。

〇駒井委員長 財務課長、長谷川一志君。

〇長谷川財務課長 ただいま橋本委員の質問にお答えしたいと思います。
 現在進めておりますのが督促状から催告書、それから預金の調査だとかいろいろな手段をとりまして、最終的には差し押さえという方法になるわけですが、一連の流れでそういった事務を進めております。今のところそういったことはある程度のことは見られるのですが、今一番重点的にやっておりますのが相談業務、これを重点的にしてやろうということで進めておりまして、これがどうしてもやっていく中で無理といいますか、それが進んでいけばまたそういったことも考えたいと思っておりますが、今のところはあくまでも納税相談ということを重点に置きまして進めていきたいというふうに考えております。そういうことでご了承願いたいと思います。

〇駒井委員長 7番、橋本修司君。

〇橋本委員 相談して、きちっと税払ってくれれば問題ないのです。でも、悪質者というのはそういうことでも決して払わないわけですから、そういう払わない人に対してただ差し押さえするといっても、それもまたきっと裁判上どういうあれはわからないのですけれども、本当に条例つくることも僕はいいのではないかなというふうに増毛の例を見ると考えて、それで実際にもほかの町でもそういうのが出てきたということで、これだけ税収が少しでもどこかからお金出さなければならないとなると、それこそやっぱり不公平、それをどこかで食いとめるということが必要だと思いますので、ぜひ検討もしていただきたいと思います。再度お答えください。

〇駒井委員長 財務課長、長谷川一志君。

〇長谷川財務課長 ただいまの橋本委員のご質問でございますが、いろいろそれ実施に当たりましては要綱だとかいろんなことを考え、そして含んでそういったもの必要になってくると思いますので、そういうものをつくるに当たりましては全体的なこともいろいろ検討しながら、そういったことも含んで、増毛町でやっているということもございますので、そういったこともいろいろ意見等を聞いてみたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

〇駒井委員長 9番、大山新太郎君。

〇大山委員 106ページ、固定資産税の評価業務委託ということで、この評価鑑定士については地元の人間ですかどうか、そこをひとつまず。

〇駒井委員長 財務課主幹、三浦義之君。

〇三浦財務課主幹 地元の人間かどうかということでご質問ですけれども、地元の人間です。

〇駒井委員長 9番、大山新太郎君。

〇大山委員 地元の人間ということでひとつ安心しておりますけれども、最近固定資産税の評価額において例えば銀行に担保入れるというふうにしてなると非常に担保評価が少なくなって、それなりに評価額のとおりには担保能力がないということで商店で非常に困っているところもあるので、やはりこの際地元の人間であればきちっとした担保評価というか、そういう評価額に……

〇駒井委員長 暫時休憩します。

休憩 午後 3時59分
再開 午後 3時59分


〇駒井委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 9番、大山新太郎君。

〇大山委員 今地元というから、まず一安心したのですけれども、特に固定資産税の評価額に対して地元の例えば商店でお金借りるときに銀行に担保を入れるということになれば、現在では非常に担保能力がないというふうに聞いております。そういうような意味で、私はこの21年に評価替えになるということは大変よかったなというふうに感じております。そういう意味で厳正な評価をきちっとしていただきたいなというふうに思っております。

〇駒井委員長 財務課主幹、三浦義之君。

〇三浦財務課主幹 ちょっと確認しますけれども、先ほどご質問いただいた件は106ページの委託料の中での固定資産ということで……

〇大山委員 この評価額の鑑定士が今地元と言いましたでしょう。

〇三浦財務課主幹 済みません、私お答えしたのが、訂正いたしますけれども、105ページに関しての固定資産の評価委員の報酬についてということでの理解だったので、それについては訂正させていただきます。
 再度お答えしますが、106ページの委託に関しての固定資産の評価ということに関しては、地元にそのような業者がおりませんので、一般の競争入札ということで広く求めているというような状況にあります。ちなみに、前回については札幌の業者ということで進めさせていただいております。

〇駒井委員長 9番、大山新太郎君。

〇大山委員 今聞くところによると札幌の業者というふうになれば非常にまずいというか、羽幌町の例えば固定資産に対して適正な評価ができるのかできないのかというようなちょっと危惧するところもあるのではないかなというふうに感じております。特に最近固定資産税というか、評価が非常に高い割には担保能力がないという、そういうような実態がありますので、その辺例えば札幌の業者が受けたということになれば、どのような羽幌町の中の固定資産の評価に対して情報を求めるのか、その辺ちょっと注意しなければならないのでないかなというふうに考えております。

〇駒井委員長 財務課主幹、三浦義之君。

〇三浦財務課主幹 固定資産の評価については、専門的な知識が要するということで、不動産鑑定士という資格も当然要りますし、今回の標準地を定めるに当たってはこちらで仕様書をつくりまして、町内86カ所、その地点について正確な情報をもらいながらつくるということになっております。

    ◎時間延長の議決
〇駒井委員長 お諮りします。
 本日の会議時間は、議事の都合によりこの際あらかじめ延長したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 異議なしと認めます。
 したがって、本日の会議時間は延長することに決定しました。

   ◎議案第20号~議案第26号(続行)
〇駒井委員長 先ほど橋本委員の答弁調整について総務課長から答弁できた旨ありましたので、総務課長、本間幸広君。

〇本間総務課長 大変申しわけありません。何度もお待たせいたしましたが、先ほど橋本委員さんからのご質問の職員の福利厚生事業の補助ということで45万円、どんな趣旨で、どんな内容で補助しているのかということでございますが、それの回答を申し上げたいと思います。
 まず、根拠といたしまして地方公務員法に、42条でございますが、そこに厚生制度ということで地方公共団体は職員の保健、元気回復その他厚生に関する事項について計画を樹立し、これを実施しなければならない、こういうことで根拠としてはございまして、これに基づいて先ほども申し上げたとおり実は自主独自開催が困難でございますので、先ほど言いましたそういう事務を担当している部署でお願いをして、していただいているということの内容でございます。それで、予算ベースで申し上げますと、全体事業費では68万円ほど予定しています。そのうち内訳としまして、それぞれの親睦のクラブその他でございます。カメラクラブだとか野球部、ゴルフ愛好会、ソフトボール、バレーボール、マラソン、職員と家族のレクリエーション、このような形で全68万円の事業費のうち、先ほど言いました事業主としての厚生制度の一環として45万円それに補助をしている実態でございます。
 以上でございます。

〇駒井委員長 7番、橋本修司君。

〇橋本委員 クラブとかそういうものに対しては、いろんな意味で意義があると思って、全然問題ないと思いますけれども、懇親とか親睦とかというと飲食絡みになるのではないかというふうに思います。それらをまた一部でも対象にしているということは、意味合いとしては余りいいことではないのではないかなというふうに思いますので、できればクラブのとかそういうそのための運営だということであれば問題ないと思いますけれども、ということでどうでしょうか。

〇駒井委員長 総務課長、本間幸広君。

〇本間総務課長 大変何度も説明不足で申しわけありません。そんなことで、一応支出の根拠を羅列し、述べさせていただきました。その前段、先ほどの答弁で申し上げましたとおり、そういう誤解を招くような費用に充てるだとか、あるいは過大にそれを活用するなどということは実際に考えてございませんので、その辺十分周知しながら執行してまいりたいと、そんなふうに思っています。ご理解をいただきたいと思います。

〇駒井委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 なければ総務費を終わります。

    ◎延会の宣告
〇駒井委員長 お諮りします。
 本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇駒井委員長 異議なしと認めます。
 したがって、本日はこれにて延会することに決定しました。
 明日は、午前10時から本委員会を開会します。
 どうもご苦労さまでした。
(延会 午後 4時07分)

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