トップ > 議会・各種委員会 > 羽幌町議会 > 議事録 > 平成19年 > 議会議事録(平成19年決算特別委員会 9月20日)

議会議事録(平成19年決算特別委員会 9月20日)

議会議事録(平成19年決算特別委員会 9月20日)

羽幌町各会計決算特別委員会会議録

〇議事日程(第1号)
 平成19年9月20日(木曜日) 午前11時00分開会

 第1 認定第1号 平成18年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について
 第2 認定第2号 平成18年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
 第3 認定第3号 平成18年度羽幌町老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について
 第4 認定第4号 平成18年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
 第5 認定第5号 平成18年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
 第6 認定第6号 平成18年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
 第7 認定第7号 平成18年度羽幌町水道事業決算認定について

〇出席委員(11名)
  1番 蒔田 光子 君
  2番 伊藤 昇 君
  3番 寺沢 孝毅 君
  4番 磯野 直 君
  5番 高野 輝雄 君
  6番 森  淳 君
  7番 駒井 久晃 君
  8番 船本 秀雄 君
  9番 大山 新太郎 君
 11番 室田 憲作 君
 12番 橋本 修司 君

〇欠席委員(1名)
 10番 熊谷 俊幸 君

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
 町長 舟橋 泰博 君
 副町長 松本 信裕 君
 監査委員 米澤 幸雄 君
 教育委員会委員長 松村 益司 君
 教育長 山本 孝雄 君
 会計管理者 長谷川 一志 君
 総務課長 本間 幸広 君
 総務課総務係長 井上 顕 君
 総務課職員係長 更科 滋子 君
 総務課情報管理係長 谷中 隆 君
 総務課情報管理係主査 葛西 健二 君
 政策推進課長 鈴木 典生 君
 政策推進課政策調整係長 江良 貢 君
 政策推進課広報広聴係長 飯作 昌巳 君
 政策推進課行革推進係長 鈴木 繁 君
 財務課長 石川 宏 君
 財務課主幹 三浦 義之 君
 財務課財政係長 室谷 真二 君
 財務課財政係主査 棟方 富輝 君
 財務課経理係長 湊 正子 君
 町民課長 大波 芳弘 君
 町民課長補佐 濱野 孝 君
 町民課主幹 今野 睦子 君
 町民課住宅係長 高山 信雄 君
 町民課町民生活係長 田中 重秋 君
 福祉課長 柳田 昭一 君
 福祉課長補佐 浅野 勝彦 君
 福祉課主幹 野上 京子 君
 福祉課主幹 藤岡 典行 君
 福祉課社会福祉係長 豊島 明彦 君
 福祉課保健係長 近藤 幸臣 君
 建設水道課長 平山 光彦 君
 建設水道課長補佐 水上 常男 君
 建設水道課管理係長 宮崎 寧大 君
 建設水道課土木係長 笹浪 満 君
 建設水道課建築係長 石川 隆一 君
 建設水道課港湾係長 今村 裕之 君
 建設水道課水道業務係長 吉田 吉信 君
 建設水道課下水道係長 鷲尾 伸一 君
 建設水道課下水道係主査 大平 良治 君
 農林水産課長 西村 修 君
 農林水産課長補佐 尾崎 正克 君
 農林水産課主幹 山口 芳徳 君
 農林水産課農政係長 高橋 伸 君
 農林水産課林務耕地係長 三上 敏文 君
 農林水産課地籍調査係長 上田 章裕 君
 商工観光課長 張間 正美 君
 商工観光課長補佐 安宅 正夫 君
 天売支所長 熊木 良美 君
 焼尻支所長 永原 裕己 君
 学校管理課長 品野 万亀弥 君
 学校管理課長補佐兼学校給食センター所長 三浦 良一 君
 学校管理課総務係長 酒井 峰高 君
 社会教育課長兼公民館長 工藤 孝司 君
 社会教育課社会教育係長 春日井 征輝 君
 社会教育課体育振興係長 杉澤 敏隆 君
 学校給食センター主事 越谷 弘和 君
 農業委員会事務局長 荒井 光昭 君
 選挙管理委員会事務局長 本間 幸広 君
 選挙管理委員会総務係長 谷中 隆 君

〇職務のため出席した事務局職員
 議会事務局長 伊勢田 正幸 君
 総務係長 渡辺 博樹 君
 書記 富樫 潤 君


    ◎委員長あいさつ
〇伊藤委員長 議事に先立ちまして一言ごあいさつを申し上げます。
 さきの本会議において、本委員会が設置され、委員長に私が、副委員長に船本秀雄議員が指名を受けたわけでございます。何分にもふなれなために、皆様方にはご迷惑をかけることが多々あろうかと存じますが、ご容赦いただきまして、ご協力をよろしくお願いいたします。
 従来の決算審議は、9月定例会で提案され、理事者の提案理由説明と各会計決算特別委員会設置にとどめ、11月に改めて特別委員会を開催して審議してまいりましたが、本年度より9月定例会中の審議となります。審議開始時期が大幅に縮減されましたが、町理事者初め会計管理者及び財務課長並びに監査委員のご苦労の成果でもあります。町の予算規模も7会計に及び、その内容も多岐にわたっておりますことから、本委員会は議会の議決の趣旨に沿いまして、適正かつ効率的な予算執行がなされているかどうか、また予算執行の財政的、経済的効果あるいは住民福祉の増進など、それぞれの行政効果を確認する上で重大な使命を有している委員会でございます。したがいまして、慎重なる審議が必要であろうと存じますが、本委員会の円滑な進行において特段のご協力を賜りますようお願い申し上げまして、甚だ簡単措辞ではございますけれども、開会に当たりましてごあいさつといたします。

    ◎開会の宣告
〇伊藤委員長 本日の出席委員は11名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから羽幌町各会計決算特別委員会を開会いたします。
 本日の欠席届は、10番、熊谷俊幸君であります。

(開会 午前11時00分)

    ◎開議の宣告
〇伊藤委員長 これから本日の会議を開きます。

    ◎認定第1号~認定第7号
〇伊藤委員長  本委員会に付託された認定第1号 平成18年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について、認定第2号 平成18年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第3号 平成18年度羽幌町老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について、認定第4号 平成18年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第5号 平成18年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第6号 平成18年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第7号 平成18年度羽幌町水道事業決算認定について、以上7件を一括議題といたします。
 次に、審査の方法についてお諮りいたします。本委員会では、計数の照合審査など監査委員の審査と重複することを避けて、適切な執行状況並びに行財政効果等について精密に審査をすべきであり、監査委員の審査報告を信頼し、問題となる経理がない限り監査意見書に基づいて審査を進めていきたいと思います。
 なお、審査に当たって証拠書類の検閲が必要となった場合は、地方自治法第98条あるいは同法100条による議決がなければ証拠書類の提出を求めることができない行政実例があります。したがって、本委員会では、まず決算書に対する監査委員の審査意見について説明を求め、その後財務課長から決算認定資料等に対する説明、次いで建設水道課長から決算認定書の内容説明を受けた後、理事者側に対する質疑を行い、逐次このように審査を進めていきたいと思います。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 異議なしと認めます。
 したがって、ただいま申し上げたとおり審査することに決定いたしました。
 それでは、代表監査委員から決算審査の意見書の説明を求めます。
 代表監査委員、米澤幸雄君。

〇米澤代表監査委員 それでは、ただいま議題に供されました決算審査につきまして、お手元の意見書に基づき、ご説明を申し上げます。
 なお、本会議で舟橋町長からありました提案理由の内容と重複する事項がありますので、あらかじめご了承を賜りたいと存じます。
 それでは、平成18年度羽幌町一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況審査意見書につきまして申し上げます。
 地方自治法第233条第2項及び同法第241条第5項の規定により、審査に付された平成18年度羽幌町一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに羽幌町定額基金の運用状況につきまして審査いたしましたので、別紙のとおり提出をいたします。なお、地方自治法第199条第11項の規定に基づく大山監査委員との合議は、8月10日でございます。
 次の1ページをお開き願います。平成18年度羽幌町各会計歳入歳出決算審査意見書の第1、審査の対象は、次の一般会計及び各特別会計でございます。第2の審査の期間につきましては、平成19年7月12日から同年8月9日までの期間において行ったものであります。第3、審査方法及び範囲につきましては、平成18年度一般会計及び特別会計に関する各会計歳入歳出決算書、各会計歳入歳出事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書等について、関係法令に準拠して調製されているか、会計処理が適正に行われているか、決算書等の計数が証拠書類に符合しているか、予算は適正に執行されているか、財政運営は健全か等に重点を置いて審査するとともに、必要に応じて関係職員からの説明と資料等の提出を求め、これらを審査の参考にいたしたところであります。なお、現金、預金残高並びに証書類等の確認につきましては、定期監査及び例月現金出納検査の結果を踏まえて本審査を行ったものでございます。第4、審査の結果につきましては、審査に付された一般会計及び特別会計歳入歳出決算書及び附属書類等は関係法令の様式に基づき作成されており、それぞれの内容を精査した結果、その計数はいずれも正確であり、予算の執行と財務に関する事務処理等につきましても適正に執行されていることが認められました。当年度一般会計及び特別会計をあわせた決算総括表は、次ページに掲げるとおりであります。
 次の2ページをお開き願います。一般会計及び特別会計決算総括表につきまして申し上げますが、合計欄でいきますと、歳入決算額では97億2,671万3,350円で、執行率98.7%、一方の歳出決算額では95億9,634万273円、執行率97.4%で、歳入歳出差し引き1億3,037万3,077円は翌年度へ繰り越しております。
 次、3ページをごらん願います。まず、一般会計について申し上げます。1の概要でありますが、当年度一般会計の決算収支状況は第1表のとおりでありますが、当初予算額58億6,400万円で、補正予算額7,108万5,000円を増額し、予算総額59億3,508万5,000円に対し、歳入総額58億6,090万8,000円から歳出総額57億7,831万5,000円を差し引いた額及び実質収支額とも、それぞれ8,259万3,000円であり、黒字決算となっております。また、当年度の実質収支額から前年度の実質収支額を差し引いた単年度収支額は、166万9,000円の黒字となっております。
 次の4ページを願います。2の歳入について申し上げます。歳入の決算状況は第2表のとおりであり、執行内容でございますが、調定額59億19万6,000円に対し、収入済額58億6,090万8,000円、収入率99.3%で、執行率は98.8%となっております。前年度に比較すると収入済額は1億9,415万2,000円、3.4%増加しており、収入率では同率、予算執行率では0.3ポイント低下しております。不納欠損額は209万4,000円であり、前年度の296万4,000円に比較し87万円、29.4%減少しております。不納欠損額のうち、町税では154万円で全体の73.6%を占めており、その主なものは固定資産税82万2,000円、構成比で申し上げますと53.4%、町民税58万7,000円、同じく38.1%で、これらは町税不納欠損額の91.5%を占めております。また、収入未済額は3,719万4,000円であり、前年度の3,984万円に比較し264万6,000円、6.6%の減少となっております。収入未済額の生じた主なものは、町税では固定資産税1,243万9,000円、構成比は53.0%でございます。町民税899万7,000円、同じく38.4%、都市計画税184万7,000円、同じく7.9%であります。また、収入未済額のうちで税外収入の使用料及び手数料では、公営住宅使用料1,251万5,000円、構成比で98.3%でその大半を占めております。なお、収入未済につきましては、経済環境の中で収納事務に鋭意努力されていることが認められるところでございますが、今後とも収納対策等をさらに推進され、税負担の公平と税収入の確保により一層努められますよう要望いたすものでございます。
 次、5ページをお願いいたします。歳入決算額についてでございますが、普通会計ベースで一般財源と特定財源を前年度に比較すると、第3表のとおりでございます。決算認定資料の11ページに記載されております。記載のとおりでございますので、ごらんいただくことによりまして省略させていただきます。
 次、6ページをお開き願います。3の歳出についてでありますが、歳出の決算状況は第4表に示しておりますが、予算現額は59億3,508万5,000円であり、これに対し支出済額は57億7,831万5,000円で、予算執行率は97.4%となっております。前年度に比較して支出済額では1億9,248万3,000円、3.4%増加し、予算執行率では0.2ポイント低下いたしております。不用額は1億5,677万円で、前年度に比較すると2,201万4,000円、16.3%増加しております。以下省略いたします。
 次の第4表の下段で款別の主な増減について記載している内容でございますが、省略させていただきまして、次の7ページにあわせてご説明をいたしたいと思います。7ページの第5表は、款別歳出決算状況でありますが、款ごとに増減の主なものにつきましてその概要を申し上げます。
 まず、議会費は、省略いたします。
 総務費では、18年度支出済額4億2,759万円、執行率95.2%で、前年度より1億3,588万1,000円、46.6%増加いたしております。前年度に比較して支出額が増加した主なものは、減債基金積立金1億2,323万3,000円、旧営林署庁舎解体委託料2,237万6,000円、離島航路欠損補助金2,051万9,000円の増等、一方減となった主なものは、南3条5丁目職員住宅土地、建物購入費、納税奨励報償費及び国勢調査統計調査費などでございます。
 次の民生費では、支出済額6億1,780万8,000円、執行率95.4%で、前年度に比較し5,219万5,000円、9.2%の増となっております。前年度より増加した主な内訳でございますが、介護保険事業特別会計繰出金で保険事業勘定、介護サービス事業勘定を合わせて2,865万4,000円、羽幌町社会福祉協議会運用資金貸付金5,000万円及び児童措置費の扶助費999万円の増と、減少した主なものは介護予防事業委託料、社会福祉費の扶助費、介護福祉費の扶助費及び老人福祉施設措置費などが減となったものでございます。
 次の衛生費では、支出済額5億3,244万5,000円で、執行率は98.1%で、前年度より8,335万9,000円、18.6%の増加となっております。増となった主なものは、羽幌町外2町村衛生施設組合負担金6,579万4,000円及び老人保健医療特別会計繰出金3,787万5,000円で、一方減となった主なものは、簡易水道事業特別会計繰出金及び老人医療扶助費などでございます。
 次の労働費は、省略いたします。
 農林水産業費では、支出済額は3億1,775万5,000円、執行率は98.7%で、前年度より6,350万1,000円、25.0%の増となっております。増加した主なものでございますが、農業振興施設等整備事業補助金800万円、畜産担い手育成総合整備事業負担金1,246万円、羽幌二股ダム取水塔塗装工事費3,305万4,000円、国営造成施設管理体制整備促進事業補助金526万1,000円及び天売製氷貯氷施設整備事業補助金2,653万円などとなっております。なお、減となったものは、農業委員会費、農業試験所費、林業費及び野生動物対策費などでございます。
 次の商工費では、支出済額1億5,094万1,000円、執行率は99.2%で、前年度に比較して23万8,000円の0.2%と微増でありますが、増減の主なものはリバーサイド改修工事費2,457万4,000円の増と、一方減の主とするものはいきいき交流センター改修工事負担金でございます。
 次に、土木費では、支出済額は8億6,413万1,000円、執行率96.3%で、前年度に比較いたしますと110万8,000円、0.1%減少いたしております。前年度と比較し増加した主なものは、ロータリ除雪車購入費1,228万5,000円、羽幌港、天売港国直轄港湾整備事業負担金4,275万3,000円、公営住宅建設工事費2,715万9,000円、住宅マスタープランなど策定業務委託料651万円及び公営住宅解体業務委託料747万6,000円などがそれぞれ増となっております。また、減となった主とするものでございますが、天売、焼尻港湾施設整備工事費、羽幌埠頭用地整備工事費、優良建築物等整備事業補助金及び除排雪車両借上料等が減となったものでございます。
 次の消防費は、省略いたします。
 次の教育費でございますが、支出済額は3億1,724万1,000円、執行率95.9%で、前年度より1億1,865万9,000円、27.2%減少いたしております。この主な執行状況でございますが、当年度において羽幌及び焼尻中学校校舎及び設備改修工事費1,995万円、焼尻郷土館外部改修工事850万5,000円及び市街地区給食センター機械設備改修工事費693万円の施工があったところでございますが、前年度において天売小中学校グラウンド整備工事及び旧校舎等解体工事完了等が主に減となったことによるものでございます。
 次に、災害復旧費及び公債費につきましては、省略をさせていただきます。
 次の諸支出金では、支出済額10億6,063万4,000円で、執行率は97.3%でございます。前年度と比較し2,426万5,000円、2.2%減少いたしております。執行の内訳では、一般会計所属職員の給料及び諸手当などが前年度より3,799万8,000円の減及び旧農業開発事業所羽幌分駐所建物等購入費1,373万3,000円の増によるものでございます。
 以上でございます。
 次に、8ページをお願いいたします。4の財政指標でございますが、当年度の財政状況について財政力指数、経常収支比率及び公債費比率はそれぞれ第6表から第8表のとおりでありますが、これらの各指標値を前年度に比較いたしますと、財政力指数は3年間の平均値で0.004ポイント、経常収支比率では1.4ポイント、それぞれ上昇し、公債費比率では、財政支出に占める公債費の割合でございますが、1.1ポイント低下している状況にございます。財政力指数の上段の数値は3年間の平均値、下段の括弧は当年度をあらわしております。なお、表の下に記載しております米印を申し上げますと、財政上の能力を評価するためのもので、この数値が1に近いほど財政力が強いとされているものでございます。また、第7表の経常収支比率でございますが、当年度は96.8%となっております。これは、臨時財政対策債及び減税補てん債の額を除いて算定された数値でございまして、決算認定資料の11ページに記載をされております。表の下の米印でございますが、財政構造の硬直度なり弾力性を評価するものであり、この比率が高いほど硬直化であるとされており、町村にあっては70%程度におさまることが一応妥当と考えられております。次の第8表の米印では、経常一般財源に占める公債費の負担状況をあらわすもので、通常財政構造の健全性が脅かされないためには10%を超えないことが望ましいとされております。
 次に、9ページをお開き願います。5の財産に関する調書でございますが、平成18年度における財産の増減高及び現在高は、次表に掲げるとおりでございます。表以下におきまして内容を記載しておりますが、(1)の公有財産につきましては、アの土地の現在高は1,522万3,959平方メートルであり、前年度に比較し、87万7,616平方メートルの減少となっております。この減となった主なものは、町有林地、遠別町でございますが、86万3,436平方メートル、炭鉱鉄道跡地、築別でございます。1万1,737平方メートル。旧農業開発羽幌分駐所施設用地、南町3番地の4、5,169平方メートルなど売り払いによるものでございます。次、イの建物の現在高は13万1,185平方メートルであり、前年度に比較し、75平方メートルの減となっております。増減の主なものは、新朝日団地公営住宅1,022平方メートルの増と南町公営住宅等解体606平方メートル、旧築別中学校体育館売り払い491平方メートルなどの減によるものでございます。次、ウの有価証券の現在高は4,148万円であり、前年度に比較し7,500万円減少しております。この減となったものは、羽幌観光開発株式会社の清算に伴う株券返却によるものでございます。以下につきましては、記載のとおりでございますので、省略をさせていただきます。
 以上で一般会計の説明といたしますが、次に10ページをお開き願います。特別会計について申し上げます。
 最初に、国民健康保険事業特別会計について。1の概要でありますが、本会計の決算状況は、当初予算額11億2,290万円、補正予算額5,423万5,000円を増額し、予算総額11億7,713万5,000円に対し、歳入総額11億2,785万3,000円から歳出総額11億2,023万3,000円を差し引いた額及び実質収支額ともそれぞれ762万円であり、黒字決算となっております。以下省略させていただきます。
 2の歳入について申し上げます。自主財源である保険税の収入状況は11ページの第2表で示しておりますが、予算現額2億9,637万9,000円に対し、収入済額2億9,881万5,000円であり、前年度に比較し722万6,000円、2.5%の増となっております。執行率では100.8%で、前年度に比較し5.0ポイント上昇いたしております。なお、不納欠損額は237万4,000円で、前年度に比較し177万2,000円、42.7%減少いたしております。収入未済額では4,362万5,000円、前年度に比較し272万7,000円、5.9%の減少でございます。また、収入率では86.7%であり、うち現年度分及び滞納繰り越し分を前年度に比較すると、総体では1.5ポイント上昇いたしております。
 次の11ページの3の歳出の関係について申し上げます。第3表のとおりでございますが、総務費及び諸支出金を除く純給付費計は10億8,907万4,000円であり、前年度に比較すると6,934万2,000円、6.8%増加をいたしております。これは、主として保険給付費、保健事業費が減少したものの、老人保健拠出金及び新たに保険財政共同安定化事業の創設により共同事業拠出金等が増加したことによるものでございます。
 次に、12ページをごらん願います。老人保健医療特別会計について申し上げます。1の概要につきましては、本会計の決算状況は、当初予算額13億5,660万円、補正予算額9,487万3,000円を減額し、予算総額12億6,172万7,000円に対して、歳入総額12億6,172万8,000円から歳出総額12億6,139万7,000円を差し引いた額及び実質収支額ともそれぞれ33万1,000円であり、黒字決算となっております。以下記載のとおりでございますので、省略させていただきます。
 次に、2の歳入及び歳出について申し上げますが、款別歳入歳出決算状況を前年度と比較してみると次表に掲げるとおりでございますので、以下内容は省略させていただきます。
 次、13ページをごらん願います。下水道事業特別会計について申し上げます。1の概要につきましては、本会計の決算状況は、当初予算額7億1,810万円、補正予算額1,953万5,000円を減額し、予算総額6億9,856万5,000円に対し、歳入総額6億8,256万5,000円から歳出総額6億8,243万4,000円を差し引いた額及び実質収支額とも13万1,000円であり、黒字決算となっております。以下記載のとおりでございますので、省略をさせていただきます。
 14ページをごらん願います。2の歳入及び歳出でございますが、款別歳入歳出決算状況を前年度と比較してみると、第2表のとおりでございます。まず、歳入では、一般会計からの繰入金2億6,222万円で、前年度に比較すると339万6,000円、1.3%、町債では1億7,730万円で、前年度に比較いたしますと4,470万円、33.7%、それぞれ増加となっております。歳出では、事業費3億2,755万7,000円で、前年度に比較いたしますと4,088万8,000円、14.3%、公債費では2億6,624万4,000円で、前年度に比較して3,377万4,000円、14.5%がそれぞれ増加をいたしております。事業費で増となった主とするものは、浄化センター水処理施設整備委託料によるものでございます。なお、水洗化の普及状況につきましては、接続可能区域内人口6,319人に対し、既接続人口は2,639人となっており、水洗化率は前年度に比較して5.3ポイント上昇し、全体で41.8%となっております。以下記載のとおりでございますので、省略をさせていただきます。
 次に、15ページをお開き願います。簡易水道事業特別会計について申し上げます。1の概要につきましては、本会計の決算状況は、当初予算額5,470万円、補正予算額406万8,000円を減額し、予算総額5,063万2,000円に対し、歳入総額4,752万8,000円から歳出総額4,744万円を差し引いた額及び実質収支額ともそれぞれ8万8,000円の黒字決算となっております。以下ごらんいただくことにより、省略をさせていただきます。
 次、16ページを願います。2の歳入及び歳出について、款別歳入歳出決算状況を前年度と比較してみると第2表のとおりでございますが、歳入では一般会計からの繰入金2,390万6,000円で、前年度に比較し659万9,000円、21.6%減少しております。さらに概要について若干申し上げますと、歳入の主なものは使用料及び手数料及び繰入金で、これらは歳入総額の96.5%を占めております。一方歳出においては、簡易水道費が歳出総額の63.1%を占めており、前年度に比較してみると696万9,000円、18.9%の減となっております。この主なものは、当年度において曙簡易水道施設改修事業の施行があったものの、前年度におきまして執行した天売貯水タンク屋根ふきかえ工事、天売簡易水道漏水調査委託業務の完了及び需用費等の減によるものでございます。
 次に、下の表であらわしております水道使用料の地区別収納状況についてでございますが、給水人口、調定額を記載しておりますが、次の収入済額では曙、焼尻、天売各地区の合計では2,186万5,000円で、前年度に比較し69万4,000円、3.1%減少いたしております。収納率では97.1%で、前年度よりも0.8ポイント低下いたしている状況にあります。一方収入未済額では、合計で64万6,000円、前年度より17万1,000円、36.0%増加をいたしております。
 次に、17ページをお開き願います。介護保険事業特別会計について申し上げます。1の概要については、本会計の決算状況は、当初予算額7億2,850万円、補正予算額402万9,000円を増額し、予算総額7億3,252万9,000円に対し、歳入総額7億4,613万1,000円から歳出総額7億652万1,000円を差し引いた形式収支額3,961万円の黒字で、この額から翌年度へ繰り越すべき財源となる繰越明許費充当額146万8,000円を差し引いた実質収支額は、3,814万2,000円の黒字決算となっております。以下記載のとおりでございますので、省略をさせていただきます。
 次に、18ページを願います。款別歳入歳出決算状況の保険事業勘定及び介護サービス事業勘定についてでございますが、主な概要を申し上げますと、保険事業勘定の歳入総額は6億6,914万円で、うち保険料、国庫支出金、道支出金及び支払基金交付金を合計したこれら依存財源でございますが、5億2,897万4,000円で、歳入総額の79.1%を占めております。また、繰入金は1億50万2,000円で、この執行の主な内訳でありますが、介護給付費及び予防給付費に要する費用と地域支援事業費及び人件費相当額が一般会計より繰り入れによるものでございます。次に、介護サービス事業勘定につきましては、歳入総額7,699万1,000円、歳出総額5,877万2,000円で、これらを前年度に比較いたしますと、歳入では3億7,415万5,000円、82.9%、歳出では3億9,136万6,000円、86.9%がそれぞれ減少いたしております。この主なものは、指定管理者制度の導入に伴う特別養護老人ホーム運営費の減によるものでございます。また、繰入金は4,368万2,000円で、執行の主な内容は、人件費及び居宅介護支援事業等委託料分を一般会計より繰り入れによるものでございます。以下省略させていただきます。
 次に、19ページをお願いいたします。各基金の決算状況を申し上げます。各基金の運用状況につきましては、設置目的に沿って適正に処理されており、決算状況を基金別に見ると、次表に掲げるとおりでございます。下段の合計欄で申し上げますが、対前年度増減では1億24万7,000円の減となっております。基金ごとの執行状況につきましては、記載のとおりでございますので、内容を省略させていただきます。
 次に、20ページをお願いいたします。不納欠損処分の事由別、件数別集計表について申し上げます。18年度における一般会計、国民健康保険事業特別会計及び介護保険事業特別会計の不納欠損処分の事由及び件数は次表に掲げるとおりでございますが、決算認定資料の28、29ページに件数と金額が示されております。なお、執行の主な概要につきまして申し上げますと、不納欠損処分につきましては関係法令の定めるところにより、滞納処分の執行停止及び消滅時効等の成立により適切に処理をされております。合計で103件、これらの金額は457万2,000円で、前年度に比較いたしますと62件、金額では278万9,000円、それぞれ減少いたしております。内訳を申し上げますと、町税では地方税法第15条の7第4項の適用でありますが、滞納処分の執行停止が3年間継続となったことにより消滅したもので、これら事由別ごとに件数を記載しておりますとおり、処分する財産がないときについては3件、生活を著しく窮迫させるおそれがあるときにつきましては6件、所在及び滞納処分をすることができる財産がともに不明であるときにつきましては2件、これらの計は11件の金額は35万9,000円で、うち国民健康保険税が2件の29万4,000円となっております。以下につきましては区分ごとの事由内訳は省略させていただきますが、次の地方税法第18条の適用では計69件の金額では355万5,000円、うち国民健康保険税が18件の207万9,000円となっております。次の税外につきましては、地方自治法第236条第1項適用では計16件の43万4,000円で、うち常設保育料が1件の29万2,000円及び清掃手数料15件の14万2,000円となっております。次の民法第167条適用は、土地貸付収入が1件の11万9,000円、次の介護保険法第200条第1項適用では介護保険料6件の10万5,000円となっております。
 次に、21ページをごらん願います。繰越明許費でございますが、平成19年度への繰越明許費予算につきましては、介護保険システム改修事業で、平成19年5月9日開催の臨時議会におきまして議決されたものでございます。
 次、22ページをごらん願います。平成18年度羽幌町定額基金運用状況審査意見書について申し上げます。審査の対象は、羽幌町奨学基金でございます。審査の期日は、平成19年8月10日であります。審査の方法は、地方自治法第241条第5項の規定により、審査に付された基金運用状況調書に基づきまして関係諸帳簿、証書類等の確認を行ったものでございます。審査の結果につきましては、基金運用状況調書は、関係諸帳簿、証書類と符合しており、適正に運用されていることが認められました。
 次のページをごらん願います。基金運用状況調書についてでございますが、前年度末残高は1,616万円で、本年度の運用状況では貸付金のうち返済額は6人で83万2,000円と免除要件の該当者は1人で36万円、貸付金額では新規1人、24万円、継続5人、114万円で、計6人の138万円となっております。なお、本年度末残高の内訳では、預金が767万2,000円と貸付金額12人で812万8,000円、計1,580万円となっております。
 以上で平成18年度の一般会計、各特別会計の歳入歳出決算並びに定額基金運用状況についての決算審査の内容説明といたします。よろしくお願いを申し上げます。
 なお、引き続きまして、平成18年度羽幌町水道事業会計決算審査意見について申し上げます。地方公営企業法第30条第2項の規定により、審査に付された平成18年度羽幌町水道事業会計決算に関する審査意見書を別紙のとおり提出いたします。なお、大山監査委員との合議は、6月22日でございます。
 1ページを願います。18年度羽幌町水道事業会計決算審査意見書の内容でございますが、第1、審査の概要でありますが、審査の対象は以下記載のとおりでございます。審査の期間は、平成19年6月5日から同年6月19日までの期間において行ったということであります。審査の方法でありますが、審査に当たっては、事業が常に経済性を発揮し、本来の目的である公共の福祉を増進するよう運営されているかに重点を置き、決算報告書、財務諸表、事業報告書、附属書類等の計数を照合するとともに財務事務が適正に処理されているかについて、定期監査、例月現金出納検査の結果などを踏まえ、本審査を行ったものであります。審査の結果につきましては、審査に付された決算報告書及び財務諸表は、地方公営企業法に準拠して作成され、それぞれの内容を精査した結果、計数は正確であり、事業の経営成績及び財政状態を適正に表示されており、財務事務等についても適正に執行されたことと認められます。
 次、2ページをお願いいたします。2、経営状況でございますが、(1)の経営成績であります。事業経営については、収益の大半は給水収益であり、税抜き決算で2億5,111万1,000円と全体の98.6%を占めております。前年度の2億5,659万4,000円に比較すると548万3,000円の給水収益が減少したことにより、収益全体では881万円、3.3%減少しております。一方、費用におきましては、前年度と比較すると原水及び浄水費137万4,000円、減価償却費75万8,000円増加となっておりますが、総係費190万7,000円、支払利息143万8,000円などの減少により、費用全体では126万9,000円、0.6%減少いたしております。このことにより、当年度の純利益は前年度より754万1,000円、16.7%減少し、3,768万7,000円の決算となっております。今後とも予想される人口等の減少による収益減や企業債償還額の増加などが後年度への財政負担を伴うものであることから、安定した経営継続を必須条件として、これからも一層の経営努力を望むものであります。
 なお、経営内容を考察するため、計数の分析を行い、全国平均と比較すると、以下に掲げるとおりでございます。この全国の平均値につきましては、平成17年度の地方公営企業の決算状況を基礎にして算定された給水人口が5,000人以上1万人未満の各事業所の平均値でございます。主な概要を申し上げますと、まずアの財務比率でありますが、事業の安定度を見るための指標でございます。上段の流動比率でありますが、本年度では3,987%と全国平均値を大きく上回っております。これは、流動負債に対する流動資産の割合を示しているものでございますが、短期債務に対する支払い能力をあらわしたものでございます。流動性を確保するためには、流動資産が流動負債の2倍以上であること、したがって理想比率は200%以上が必要とされております。このことにより、支払い能力は大であることを意味しております。以下記載のとおりでございますので、省略をさせていただきます。
 3ページをお願いいたします。イの収益比率につきましては、収益性を見るための指標であります。数値が大きいほどその収益性が高いことを意味しております。いずれも全国平均値を上回っております。内容は、省略させていただきます。ウの施設利用率につきましては、施設の効率性を示す指標となっております。施設利用率につきましては、ごらんのとおり全国平均値を上回っておりますが、次の最大稼働率に負荷率を乗じた数値がイコール施設利用率でございます。これらは、相互に関連をいたしておるものでございます。次の有収率は、全国平均値を若干下回っている状況となっております。
 次に、4ページをお願いいたします。エの労働生産性につきましては、職員1人当たりの生産性について、給水人口、有収水量及び営業収益をそれぞれ把握するための指標でございます。内容は記載のとおりでありますので、省略させていただきます。次に、オの料金に関する比較でございますが、水量1立方メートル当たりの給水原価と供給単価をあらわしております。また、回収率につきましては、当年度が115.7%と100%を超えておりますので、これらは給水に要する費用は水道料金で賄われていることを意味するものでございます。
 次、5ページをお開き願います。第1表の業務実績比較表でございますが、区分欄の3は年間配水量について前年度より3万9,248立方メートル減少いたしております。次に、区分欄10の人件費でございますが、総体で前年度より135万7,573円で、3.1%減少いたしております。以下ごらんいただくことにより、省略させていただきます。
 次に、6ページをお願いいたします。第2表、決算額比較表でございますが、まず収益的収支では18年度の消費税差し引き後の決算額で申し上げますと、下段の収支差引額は当初申し上げましたとおり3,768万7,695円の利益となっております。
 次に、資本的収支でございますが、収入は水道管布設替補償金であります。一方支出におきましては、建設改良費及び企業債償還金となっております。下段にあります決算額の差し引き3,777万3,004円の不足額は、損益勘定留保資金より補てんをされております。
 次、7ページをお願いいたします。第3表、比較損益計算書についてでございます。18年度における水道事業の経営成績を明らかにするために、当年度中に得たすべての収益とこれに対応するすべての費用を記載したものでございますが、先ほど申し上げましたとおり本年度の純利益は表の下段にて記載しております3,768万7,695円で、前年度と比較して754万1,863円、16.7%の減となっております。
 次に、最後のページをごらん願います。第4表、比較貸借対照表でございまして、水道事業会計の財産、財政状態を総括的にあらわしております。まず、資産の部でありますが、1の固定資産につきましては前年度より4,058万4,620円減少しております。これは、減価償却によるものでございます。2の流動資産につきましては前年度より5,223万6,522円の増となっておりますが、主なものは現金預金となっております。次に、右側の負債、資本の部でございますが、3の流動負債につきましては前年度より22万6,489円の減となっておりますが、主なものは営業未払い金などによるものでございます。4の資本金につきましては、前年度より2,884万9,430円の減は企業債未償還残高が減となったものであります。5の剰余金では前年度より4,072万7,821円の増となっておりますが、これはさきに申し上げましたとおり水道管布設替工事に伴う補償金304万126円と本年度において生じた利益剰余金3,768万7,695円であります。
 以上で平成18年度水道事業会計審査意見の内容説明とさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。

〇伊藤委員長 昼食のため、これより休憩に入ります。

休憩 午前11時58分
再開 午後 1時00分


〇伊藤委員長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
財務課長から決算認定資料等の説明を求めます。
 財務課長、石川宏君。

〇石川財務課長 それでは、私から各会計決算認定資料に基づきまして説明させていただきます。
 決算書の150ページの後ろのほうに、ちょっと色が変わっておりまして、羽幌町各会計決算認定資料というのがございますので、そこから説明させていただきます。決算書自体は150ページになっておりまして、相紙が2枚入っていると思います。認定資料の目次をめくっていただきまして、第1表、平成18年度各会計別決算総括表でございますけれども、これは町長からの提案理由と重複いたしますので、私からの説明は省略させていただきます。
 次に、2ページをお開き願います。第2表、決算の状況に関する調べ、一般会計決算の17年度と18年度の比較表であります。増減の欄でありますが、歳入総額では1億9,415万2,000円の増、歳出総額では1億9,248万3,000円の増となっております。平成18年度の欄を見ていただきたいのですが、歳入から歳出を差し引きましたCの欄、歳入歳出差引額の欄は8,259万3,000円となります。翌年度に繰り越しをいたします財源はありませんので、Jの欄、実質収支の欄も8,259万3,000円、財政再建債等未償還元金もございませんので、Oの欄も同額の8,259万3,000円であります。このように8,259万3,000円の黒字決算となっておりますが、17年度のO欄を見ていただきたいのですが、17年度も8,092万4,000円の黒字でありまして、この部分が18年度へ繰越金として収入されて18年度の決算がされたものでありますので、この繰越金があったから18年度で8,259万3,000円の黒字額になったものであります。したがいまして、18年度の単年度だけで見れば、17年度の繰越金8,092万4,000円を引きました額であります18年度のPの欄の額166万9,000円の黒字となるものであります。ただ、18年度中に黒字要素であります財政調整基金に積み立てた額、いわゆる貯金した額でございますが、Qの欄の積立金4,215万3,000円があるため、一番下の数字になりますが、実質単年度収支を算出しますと、Tの欄ですが、4,382万2,000円の黒字となるものであります。
 次に、3ページ、第3表でございます。以下10ページまで、各会計の歳入歳出決算額を17年度と18年度を款別に比較してあります。監査委員からの報告と重複するものもございますが、これから各会計別に増減の主なものをご説明いたします。まず、3ページ、一般会計の歳入でありますが、1款町税で前年度比較で2,015万7,935円、2.9%の増となっております。増加要因といたしまして、税制改正に伴い、定率減税の縮減や老年者控除の廃止等に伴い、個人町民税で2,288万6,786円の増が主な要因となっております。一方、町税で減少しているものもございまして、固定資産税は評価替えなどもありまして201万6,411円、入湯税は施設の浴場改修などの影響もありまして165万6,900円減少していることが主な要因であります。
 次に、2款地方譲与税では1,710万6,934円、14.1%の増でありますが、これは国の三位一体改革により地方への税源移譲がされるまでの間暫定的に措置されております所得譲与税2,835万5,000円の増加が主な要因であります。
 次に、10款地方交付税では704万6,000円、0.2%の減少であります。内訳は、普通交付税で1,415万6,000円、0.5%の増加となっております。これは、臨時財政対策債及び過疎債等の起債償還の増加によりまして交付税措置されたことが主な要因となっているものであります。ただ、特別交付税では2,120万2,000円、8.7%の減少となっており、この減少要因は国の出口ベース5.9%の減少と、幸いにも本町では大きな災害もなかったことや暖冬による除雪経費の減少等によるものと考えており、結果として交付税全体で0.2%の減少となったものであります。なお、交付税の振りかえ措置であります臨時財政対策債と普通交付税との合計額では、17年度が29億5,866万7,000円、18年度が29億5,139万1,000円となっておりまして、比較いたしますと727万6,000円、これも0.2%の減となっております。
 続きまして、14款国庫支出金では5,171万8,763円の減少となっておりますが、減少の主なものは三位一体改革による公営住宅家賃対策補助金2,364万4,000円の減少、天売小中学校グラウンド整備など補助金1,381万3,000円の減少が主なものであります。
 15款道支出金では3,076万4,185円の増となっておりますが、増の主なものは二股ダム取水塔の塗装工事補助で2,495万6,000円、天売地区の製氷貯氷施設整備補助で1,990万円などが主な要因となっております。
 16款財産収入では1億3,431万5,088円の増となっておりますが、この主なものは羽幌観光開発株式会社の解散分配金6,293万3,000円、役場裏にありました旧農業開発事務所の建物と土地の売り払い金6,065万円などであります。
 18款繰入金では4,070万円の増となっておりますが、各種基金の繰入金の内訳といたしましては、減債基金1億5,000万円、役場庁舎整備基金2,093万円、まちづくり事業基金3,664万5,000円、交通対策事業基金1,287万4,000円などの合計で2億2,151万5,000円の繰り入れをしております。17年度と比較しますと、サンセットプラザの浴場改修などによりますまちづくり事業基金の繰入金がふえましたことが4,070万円の増加の主な要因となっております。
 20款諸収入では6,122万1,297円の増となっておりますが、この主な要因は社会福祉協議会への福祉施設運営資金貸付金返還金収入5,000万円であります。このような結果、歳入総額で17年度と比較しますと1億9,415万2,165円の増となったものであります。
 次に、4ページをお開き願います。一般会計の歳出でございますが、増減の主なものにつきましては監査委員からの報告がありましたので、私からの説明は省略させていただきます。
 次に、5ページ、特別会計に入りまして、国民健康保険事業特別会計でございますが、上段の歳入の合計額で前年度対比で7,103万5,986円の増となっておりますが、4款道支出金2,237万5,686円の増は、国の財政調整交付金から北海道財政調整交付金へ補助対象メニューが移行したことによるものであります。
 5款共同事業交付金5,364万9,341円の増は、18年度の制度改正によりまして保険財政共同安定化事業が創設されたため、その交付金の増加であります。
 9款繰越金2,056万602円の減は、過年度であります17年度分の精算交付金が少なかったため、繰越金が減少したものであります。下段の歳出でございますが、前年度対比で7,232万2,378円の増となっております。主なものは、2款保険給付費で1,318万5,838円の減でありますが、一般被保険者及び退職被保険者に係る医療費が減少したことによるものであります。
 3款老人保健拠出金4,519万742円の増は、2年前の平成16年度の老人医療費をもとに算出されますが、16年度は15年度より医療費が多かったため増加しているものであります。
 5款共同事業拠出金4,377万9,026円の増でありますが、18年度の制度改正により保険財政共同安定化事業が創設されたことによるものであります。
 6款保健事業費934万4,544円の減は、電算システムの健康管理システム更新経費が減少したためであります。
 次に、6ページをお開き願います。老人保健医療特別会計であります。上段の歳入の合計額で前年度対比で1,273万7,707円の減となっておりますが、1款支払基金交付金5,251万5,000円の減は、老人医療費の減少に加え、負担割合の改正に伴い、支払基金の負担割合が減少しているためであります。
 4款繰入金は3,787万5,000円の増でありますが、これは一般会計からの繰入金で、国庫支出金の概算交付額が1%減少したことと前年度精算交付金の減少に伴う繰入金の増加によるものであります。
 6款諸収入1,204万9,201円の減は、前年度の精算交付金の額が17年度より少なかったためであります。
 下段の歳出ですが、前年度対比で1,280万7,565円の減少となっております。その主な要因は、入院医療費は17年度より5.9%、3,632万5,000円増加しておりますが、通院医療費で6.1%、1,653万円、調剤医療費で10.2%、3,058万3,000円の減少によるものであります。
 次に、7ページ、下水道事業特別会計であります。歳入合計で7,797万5,913円の増でありますが、3款国庫支出金で2,310万円の増は、17年度と18年度の2カ年で実施した浄化センターの水処理施設整備に伴います国庫支出金の増であります。
 また、7款の町債4,470万円の増につきましても、水処理施設整備事業の増が主な要因であります。
 下段の歳出でありますが、歳出合計で7,788万5,833円の増となっております。この増加の主な要因は、2款事業費で4,088万7,922円の増となっております。この増は、歳入でもご説明いたしましたが、2カ年事業であります浄化センターの水処理施設整備事業費が17年度より4,400万円多いことによるものであります。
 3款公債費3,377万4,107円の増は、起債償還額の増加によるものでございます。
 次、8ページをお開き願います。簡易水道事業特別会計であります。歳入合計で637万3,059円の減であります。主な減少要因は、2款繰入金で659万9,000円の減で、これは天売簡易水道貯水タンク屋根ふきかえ工事で一般会計からの繰入金の減少によるものであります。
 歳出でありますが、642万9,205円の減であり、これも歳入で申し上げましたが、単独事業であります貯水タンクの屋根ふきかえ工事の減少によるものであります。
 次に、9ページ、介護保険事業特別会計の保険事業勘定であります。歳入合計で873万4,745円の増加であります。
 まず、1款保険料1,006万130円の増は、介護保険料の改定によるものであります。
 3款国庫支出金、4款道支出金、5款支払基金交付金につきまして増加や減少しております要因は、歳出の保険給付費の減少要因もありますけれども、保険給付費に対しますそれぞれの負担率の改定によるものであります。
 8款繰入金は、保険給付費の減少により600万円の減。
 10款諸収入1,926万1,308円の増加は、施設介護サービス費の過誤による返還金があったためであります。
 歳出でありますが、合計で前年度と比べますと407万4,954円の増加であります。
 まず、2款保険給付費は2,028万1,859円、3.3%の減少で、これはサービス事業量の減少によるものであります。
 4款地域支援事業費671万798円の増は、制度改正による事業開始による支出の増加であります。
 5款基金積立金979万4,033円の増加は、サービス事業量が減少したため保険給付費が減ったことによる支出の減と保険料改定による増収のため歳入がふえたことから、基金への積立金が増加したものであります。
 7款諸支出金1,112万9,763円の増は、前年度の精算還付金があったことによるものであります。
 次に、10ページをお開き願います。介護サービス事業勘定でありますが、歳入合計で3億7,415万4,482円の大幅な減少となっておりますが、この要因は特別養護老人ホームの指定管理者制度の導入によるものでありまして、1款サービス収入の4億3,288万7,487円の減は、平成17年度のサービス収入は羽幌町だったものが18年度からは指定管理者の収入となったためであります。
 3款繰入金3,465万4,000円の増は、17年度まで一般会計で行っていた在宅介護支援センター運営事業の委託費が制度改正によりまして本サービス事業勘定へ移行いたしましたことと職員の会計間異動による人件費等の事務費相当の増加によるものであります。
 5款諸収入2,312万2,898円の増加は、指定管理者からの施設利用納付金2,540万810円があったことによるものであります。
 歳出に入りますが、合計で3億9,136万5,240円の減少は、これも指定管理者制度の導入によるものでありまして、2款事業費で3億6,784万5,681円の減となっておりますのも、これも社会福祉協議会に運営委託料として支出しておりましたものが18年度ではなくなったことによるものであります。
 3款基金積立金3,492万9,491円の減となっておりますが、これは指定管理者からの施設利用納付金のうち当初予算で措置している積立金の額1,410万円を積み立てたもので、先ほど申し上げましたが、最終的に決定いたしました納付金額2,540万810円の差額、いわゆる残額であります1,196万810円は19年度へ繰り越しをしておりまして、この分は19年度で積み立て予算措置をして基金へ積み立てることといたしております。
 これで特別会計の説明を終わらせていただきまして、次に11ページの第4表、経常収支等の状況に関する調べであります。この表は、一般会計から公営企業に準ずる経費として港湾旅客上屋等に関する経費107万1,000円を除きました普通会計の決算をあらわしているものでございます。普通会計とは、一般会計といいましても市町村ごとに会計の範囲が異なっていることなどのため、このままでは自治体別の財政比較ができないため、地方財政統計上統一的に用いられている会計区分であります。それでは、表の中身を説明させていただきます。まず、収入では、収入決算額のうち臨時的な収入なのか、それとも経常的な収入なのか、そしてその収入の使い道が特定されているものなのか、何にでも使える一般財源なのか、また2の支出の状況の表に入りますが、支出のほうでは、性質別区分の決算額、字が小さいのですが、A欄のうち経常的な支出経費、Cの欄の額に対して一般財源がどれだけ充当されているかをあらわしておりまして、このような区分の結果をもとに経常収支比率を求めているものでございます。
 なお、18年度決算より、一番下になりますが、3の各種指標として新たな表を設けさせていただいております。主な指標数値を載せております。まず、町長からも申し上げましたが、経常収支比率でございますが、91.5%、この比率は通常比較する際に使用する数値でありまして、一般財源に臨時財政対策債と減税補てん債を加えた数値により算出したものであります。また、実質公債費比率は15.4%となっております。その他の数値についてはごらんになっていただき、説明は省略させていただきます。
 次に、12ページをお開き願います。第5表でありますが、普通会計の決算額を款ごとに性質別にあらわしたものでございますが、ここは省略させていただきます。
 次に、13ページの第6表、事業効果表ですが、13ページから22ページまでにつきましては、主立った投資的事業につきまして会計別、款別に区分をいたしまして事業ごとに決算額、整備内容などを載せております。ごらんをいただきましてご理解賜りたく、説明は省略をさせていただきます。
 次に、23ページをお願いいたします。第7表でありますが、歳入歳出の決算状況を目的別にグラフにあらわしたものであります。左側の歳入の円グラフでありますが、歳入の半分を交付税が占めている状況にありますことと、右側の歳出総額のうち公債費、いわゆる借金の返済費と諸支出金、いわゆる職員の給与費が主なものでありますが、合わせますと38%程度を占めている状況になっております。
 次に、24ページをお開き願います。第8表ですが、町税の収入額をそれぞれ税別にグラフにあらわしたものであります。ごらんをいただきましてご理解願いたく、説明は省略させていただきます。
 次に、25ページから27ページの第9表ですが、収入状況調べとなっております。町税につきましては、先ほど一般会計歳入でご説明をさせていただきましたことと、28ページ、29ページにあります一般会計、特別会計の不納欠損額調べにつきましても監査委員から監査意見がございましたので、説明は省略させていただきたいと思います。
 次に、30ページをお開き願います。第10表、給与費決算調書であります。一般会計と特別会計の特別職、一般職に係る職員数と給与費、共済費及び報酬の決算状況をあらわしております。一番下の差し引き欄で17年度と比較しておりますが、合計欄の一番右下になりますが、2,145万円、1.6%の減となっております。これは、退職者分の不補充による定数内職員の2名の減少などが主な要因であります。
 次に、31ページ、第11表、債務負担行為の調べでありますが、一般会計におきまして18年度以前に議会で議決をいただき、後年度で支出する内容を記載してあります。事項別の内容は省略させていただきますが、物件購入、その他の表の一番右下の欄にありますように、19年度以降に一般財源で支出を予定されている額は2,231万円であります。
 次に、32ページをお開き願います。第12表、地方債施設別現在高調べですが、会計別に18年度末の未償還元金の額を記載してあります。まず、一般会計でありますが、ほとんどの項目で減少しておりますが、中段よりやや上ほどにあります公営住宅施設で公営住宅の建て替え事業によりまして6,356万1,000円、下段のその他で1億1,440万円が増加しております。これは、交付税の振りかえ措置であります臨時財政対策債の増加によるものであります。結果として、一般会計の総額では前年度より4億5,191万4,000円の減少となっており、18年度末残高は84億1,151万円となっております。また、簡易水道事業会計、下水道事業会計はいずれも前年度より減少いたしておりまして、一般会計を含めます減少額の総額は4億8,495万9,000円の減少となっており、3つの会計の18年度末残高は125億2,706万8,000円となっております。
 13表の右のグラフでございますが、一般会計分、18年度までの起債の借入額の状況とその分に係る元金の償還予定額の状況を平成22年度までグラフにあらわしたものであります。点線の折れ線グラフが元金償還予定の状況を示しておりますが、19年度では元金分9億2,000万円でありますが、これに利息の償還分も含めますとおおむね10億8,960万円、20年度が10億7,206万円、そしてグラフの最後にあります22年度は9億1,264万円程度の償還になるものと見込んでおります。
 次に、33ページ、14表でありますが、一般会計の決算額を款別、節別に集計したものでございます。ごらんをいただきまして、説明は省略させていただきます。
 次に、34ページをお開き願います。第15表、基金運用状況調べでありますが、定額の資金を運用する奨学基金の状況を載せてあります。ごらんをいただきまして、説明は省略させていただきます。
 次に、35ページ、16表、繰越明許費事業調べでございますが、これは18年度で予算措置をし、19年度へ予算繰り越しの議決をいただいております事業の状況であります。ごらんをいただきまして、ご理解を賜りたいと思います。
 以上で平成18年度決算資料の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議の上、認定賜りますようお願い申し上げます。

〇伊藤委員長 次に、建設水道課長から水道事業決算報告書の内容説明を求めます。
 建設水道課長、平山光彦君。

〇平山建設水道課長 それでは、平成18年度の水道事業決算報告につきましてご説明申し上げます。
 決算書の1ページをごらんいただきたいと思います。この表は、平成18年度の経営状況に伴って発生した収益と費用を計上したものです。(1)、収益的収入及び支出でございますが、収入では第1款水道事業収益2億7,212万7,000円の予算額に対し、決算額2億6,722万5,333円であります。支出は、第1款水道事業費用2億6,129万5,000円の予算額に対し、決算額2億2,863万8,386円で、不用額は3,265万6,614円となっており、これは原水及び浄水費の薬品費の減や配水管布設替など工事費の減が主な要因でございます。
 次に、2ページをお願いいたします。(2)、資本的収入及び支出でございますが、これは投資的事業にかかわる費用と過去の設備投資にかかわる企業債の元金償還も含んだ収支でございます。収入では第1款資本的収入決算額304万126円に対しまして、支出は第1款資本的支出決算額4,081万3,130円で、差し引き不足額3,777万3,004円は損益勘定留保資金により補てんしたところでございます。
 次に、3ページをお願いいたします。これは、税抜きによりましてすべての収益と費用を記載し、利益を明らかにしたもので、さきに1ページでご説明しました収益的収支の税抜き額及び12ページの事業収支、事業費の内容と一致する表でございます。収益から費用を差し引いた3,768万7,695円が18年度純利益となっております。
 次に、4ページをお願いします。剰余金計算書及び剰余金処分計算書でありますが、利益剰余金の部の積立金では、17年度の減債積立金繰入額226万2,000円を加えた1,868万7,405円が積立金の合計となっており、未処分利益剰余金は減債積立金226万2,000円を差し引き、当年度純利益3,768万7,695円を加えた2億3,469万5,172円が当年度の未処分利益剰余金となっております。資本剰余金の部では、配水管布設替に伴う補償金304万126円を加えた7億4,925万7,122円が翌年度繰り越し資本剰余金となります。
 次に、剰余金処分計算書でありますが、地方公営企業法の規定により当年度純利益であります3,768万7,695円の20分の1を下回らない額188万5,000円を減債積立金としなければならないことから、その対象額を当年度未処分利益剰余金から差し引いた額2億3,281万172円が翌年度純利益剰余金となるものでございます。
 次に、5ページ、6ページは貸借対照表でございまして、資産状況を5ページに、負債、資本状況を6ページに示し、企業の財政状況を明らかにするものであります。5ページの資産の部は、固定資産合計額25億1,858万9,101円と流動資産合計4億4,552万9,669円を加えた29億6,411万8,770円が資産の合計となっております。
 次の6ページは、負債の部の未払い金、その他流動負債合計1,117万4,532円と資本の部の資本金合計19億5,030万4,539円、資本剰余金合計7億4,925万7,122円、利益剰余金合計2億5,338万2,577円、それぞれを加えた29億6,411万8,770円が負債、資本の合計となっております。これは、5ページの資産合計額と一致するものであります。
 次に、7ページをお願いいたします。7ページから15ページまでは、事業報告書でございます。最初に、7ページの概況ですが、給水状況では給水戸数、給水人口とも前年度と比較して、戸数で30軒、給水人口で110人の減少となり、年間配水量、有収水量とも減少しました。18年度実施した主な工事は、量水器取りかえ、配水管布設替など総額5,651万5,200円となっており、工事概要は9ページ、10ページに掲載しております。以下、財政状況について述べております。
 次に、8ページです。8ページは、議会議決事項、職員の配置数を掲載しております。説明は、省略させていただきます。
 次に、9ページ、10ページは、先ほど述べました工事契約の概要であります。省略をさせていただきます。
 次の11ページの業務量、12ページの事業の収入支出について、先ほど述べました給水人口や収益費用など、それぞれ前年度との比較をあらわしたものであります。説明は、省略させていただきます。
 次に、13ページです。13ページの経営分析の結果でありますが、監査委員から全国平均の比率などを含めた報告がございましたので、省略させていただきたいと思います。
 次に、14ページの企業債の概況でございますが、政府資金、公庫資金合わせて、前年度末残高17億6,790万2,778円から当年度の償還額2,884万9,430円を差し引いた17億3,905万3,348円が当年度末未償還残高となるものです。
 次に、15ページから25ページですが、その前に、14ページと15ページの間に附属書類という青色の相紙が入っていますけれども、とじ間違いで、15ページと16ページの間に入る相紙でありますので、まことに恐縮でありますが、よろしくお願いしたいと思います。
 15ページは、営業未収金調書でございます。
 次に、16ページですが、16ページから19ページまでは、収益費用が明細で計上されております。
 20ページをごらんください。20ページは、資本的収支明細書でございます。ごらんいただいて、省略させていただきます。
 21ページをお願いいたします。21ページは、固定資産明細書となっております。これについてもごらんいただくことで、説明を省略させていただきます。
 22ページをごらんください。22ページは、企業債を掲載しております。それぞれの各明細につきましては、これまでの説明と重複いたしますので、ごらんいただきまして、省略させていただきます。
 以上で平成18年度水道事業会計決算報告書の説明とさせていただきます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。

〇伊藤委員長 これより理事者側に対する質疑を行いますが、質疑は決算書の内容についてのみにとどめられますよう協力をお願いいたします。
 認定第1号 平成18年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について、これから質疑を行います。
 5番、高野輝雄君。

〇高野委員 まず、一般会計の歳出で、費目で言うと5目の財産管理費になるのでしょうか、監査委員のほうの決算審査に係る部分あるいは財務課長のほうからの説明にもありましたが、昨年営林署跡地に係る部分で工事を行っています。2,200万だと思ったのですが、昨年の6月に臨時議会を開いて補正をしたと、そのときに私質問をさせていただいたのでありますが、営林署のほうに対して、今は天塩森林管理署ですかね、この部分の工事費の増額の原因となった部分について、つまり契約をした中で瑕疵責任があるのでないかということで私は当時質問をしております。したがって、私はあるというふうに判断をしているのでありますが、そのことによって営林署、つまり天塩の森林管理署とその後どのようなことになったのか、向こうは責任を認めないのだと思いますが。改めてわかりやすく言いますが、当時今の副町長がお答えになっていますが、交渉はするということを言っていましたが、相手側は瑕疵を認めないというような話をされたと思うのです。この原因となったものは、私が言っているのは、くい61本、30センチのPC管あったと思うのですが、これが設計書のほうで明らかに町が、私は文書公開条例によってその書類を持っていますから、設計図も見ているのですが、この設計図によると6メートルのくいだと。だから、町側もそれに基づいて設計をして行ったと、ところが現実に工事にかかったところが10メートル近く、9メートル50ですか、10メートルくらいのくいがあるということだったと思うのです。それで、その費用が増額になったと。明らかに設計書に基づいて町側はそういう積算をしたわけでありますから、町側に瑕疵があったということを言っているのではない。国有財産の管理をしている旧営林署、ここが明らかにその存在をわかっていたはず、6メートルと。それが6メートルでなかったのです。現実に工事をやったら、10メートル以上のくいが入っているということですから、それに係る費用を町側が全額負担するということについては私は納得いかないということで質問しているのですが、その後の交渉経緯、あるいは全くその後交渉されていないのか、されていないとすれば、なぜなのか、その辺をお答え願いたいと思います。

〇伊藤委員長 財務課長、石川宏君。

〇石川財務課長 今資料のほうをちょっと持ち合わせておりませんが、確かに当時高野議員のほうから質問を受けまして、その後天塩のほうに電話等をいたしまして、今お話のあったようなことで、我々としては6メートル何がしのものだということで設計をしながら解体をした。やってみた結果、9メートル入っているということは、どこかに9メートルを入れたという図面があるのではないかと、それを示してくれないために我々はこういうことになっているのだということを話しながら、その資料を何とか捜すように管理署のほうに電話等で何回もやりとりしておりましたが、管理署のほうでは今6メートルの図面しか存在しないのだということでございました。それで、先ほど言いましたように、瑕疵というか、その辺についてもお話をしてきたところなのですが、2度ほど交渉いたしておりますが、最終的には我々も6メートルだということでありまして、その分を賠償というわけではないのですけれども、お金をいただくというようなことにはなり得なかったというのが現状でありまして、全くしなかったわけでもなくて、いろいろと電話等で交渉させていただきましたが、現状このような形になっているということでご理解願えればというふうに思います。

〇伊藤委員長 5番、高野輝雄君。

〇高野委員 町側のほうも予期せぬ事態ですから、戸惑いあると思いますが、しかし今財政難でいろいろ財政状況を言って、財政状況厳しいのだということでいろんな部分で町民の制約をされているわけです。自立プランの説明会も行ったようですが、しかしやっぱり厳しい。町民の負担を求めていく中にあって、もっときっちりと、現実は6メートルの設計ですから、これは東京でどこの業者が設計したか、営林署の下請機関がやっているのですが、そういうことだから、なおなったのか。とにかく当時からそういうものは、あの近くの住民は、どんどん、どんどん10メートル以上のくいが入っているのだと工事現場見ている人がいるのです。現実に工事を営林署が発注しているわけですから、当然請け負った業者もいますし、そのことはいいです。現実にそういうきちっとしたものがあるのですから、それは6メートルだと。6メートルのものを現実に羽幌町が水増しして、そのくいを長くしたわけでないのだから、そこのところはきちっと、このまま納得せず、しっかりとやっていかないと、この後いろんなものあったって、みんなそういうことで泣き寝入りになってしまう。それでなくても、こんなこと言いたくありませんけれども、当時この土地の購入については町民の方々からいろんな批判も出ている。跡地利用もできない中でいろんなことがあるわけだから、多額の費用を要しているところでもありますし、注目している。やっぱり納得しないと思います。だから、きちっとそこを受けとめて、再度交渉に当たっていただきたい。具体的には、わかるように国の責任だ。羽幌町は、もともとこの土地は有効利用という目的からいうと当時無償だったらいいですよということで言っていたわけですから、そこの費用負担、それだけの金をかけているところに、200万円とはいえ増額になった経緯というのはきっちりと受けとめて、粘り強く交渉していただくと。それは、やっぱり向こうは一方的に払いたくないでしょうけれども、原因をつくったところはどこかということ、ここのところをしっかり受けとめていただきたいと思います。いかがでしょうか。

〇伊藤委員長 副町長、松本信裕君。

〇松本副町長 高野委員にお答えいたします。
 事実の内容につきましては、今財務課長からご説明したとおりでございますけれども、羽幌町といたしましても先ほどお話ししたように2回、3回と実際に天塩の北部管理署へ行きまして要望というか、したわけですけれども、管理署といたしましても図面上そのもので売り払いをやったものですから、うちのほうの9メートルもあるというものについてなかなか認めづらいというか、実際には今高野さん言っているように現実としてそういうことになっているのですけれども、そんなようなこともありまして、何回か交渉しましたけれども、結果としては減額はさせてもらえなかったということで、うちもその後やむを得ないということでやめたのが現実です。ただ、今高野さん言いましたように、もしそういうことであれば再度要望しなさいということですので、ちょっとうちのほうも検討させていただきたいなというふうに思っています。

〇伊藤委員長 5番、高野輝雄君。

〇高野委員 だめ押しするようなことは言いたくないのですが、何度も言うようにきちっとあきらめないでやっていただきたい。これは、町民の貴重な税金が投入されているわけですから、わざわざ補正をやったわけですから、その原因となったものをしっかり受けとめて、言いなりになってはだめだと思いますので、ぜひしっかりと受けとめていただきたい。これは、答弁結構です。

〇伊藤委員長 3番、寺沢孝毅君。

〇寺沢委員 私は、歳入の部の町民税に関連して質問したいと思います。平成18年度決算によると、町民税、個人と法人がございますけれども、個人の町民税が2億6,768万何がし、それから法人による町民税が約5,000万ということで計上されております。先ほどの説明で、平成17年度との比較において個人による町民税が微増したといいますか、若干ふえている理由は税制改革によるものだということが説明されたわけですけれども、町民税収入というのは町民の方々、個人あるいは法人、企業のほう、その営業活動あるいは経済活動の実態を知る上で非常に参考になるものだというふうに私は考えて数字を見ておりました。そこで、さかのぼりましてこの数字を比較してみたわけなのですけれども、例えば10年前、平成9年、個人による町民税が3億7,300万、大ざっぱな数字で申し上げますけれども、3億7,300万、そして平成18年が2億6,800万ですから、10年間で約72%の割合で減少しております。税制改革で若干ふえているわけですから、前年の平成17年で比較しますと個人は2億4,700万ですから、昨年では66%ということで、かなり急激に落ち込んでいるということが言えるわけです。このまま税制改革なく進んできていれば、10年前と比較すれば恐らく60%近くまでは個人による町民税は減少したものと思われます。法人に関して比較しますと、平成9年が約6,600万、平成18年度決算が約5,000万ですから、76%にまで落ち込んでおります。単純に落ち込んでいるというのだけではなかなか、人口減なんかもありますので、単純には言えないわけで、人口もちょっと調べてみました。平成9年の人口が9,963人、4月1日現在ということなのですけれども、そして平成18年度の人口が8,827名、89%の減少です。この人口減に比べても、明らかに町民税がかなり急激に落ち込んでいるという実態が見えてまいります。私この数字から酌み取った背景なのですけれども、企業のほうは例えば賃金カット、それから人員削減等でいろいろと切り詰めながら何とか耐えている実態。そういう中で、住民個人の方々の収入がどんどん、どんどん落ち込んでいって、そして10年前と比べるとかなり行き詰まった生活の状況が見えてくるのではないのかというふうに理解するのですけれども、町のほうではどのような理解をするのか、まずお聞きしたいと思います。

〇伊藤委員長 財務課長、石川宏君。

〇石川財務課長 町民税関係でございますので、私のほうから。今お話しされたような実態をどう考えているかということでございますので、詳細に分析して、ここの部分が減って、この部分がということはいたしていないのが実態であります。ただ、人口減少11%に比較しますと先ほど言いましたように3割ほども落ち込んでいるということは、税制改正ですとかいろいろな面をあわせましても、やはり冷え込んでいるといいましょうか、そういうことはこの数字から見れるものではないかというふうに思います。

〇伊藤委員長 3番、寺沢孝毅君。

〇寺沢委員 私の酌み取った理解とさほど違わないというような答弁だったというふうに理解するわけですが、最近町の施策として、行政改革はもちろん、それから協働の町づくりということで、例えば今まで町が業者に発注してやっていたような、これは小さな仕事も含まれると思うのですけれども、そういった部分もどんどん民間の方々の活力を利用して、そちらのほうに移していこうという傾向が見てとれます。それは、私理解をするわけなのですけれども、そこばかり推し進めていくと、町民の方々の生活も圧迫することに一方ではつながらないかという懸念をしているのですけれども、業者の方々の仕事がどんどん、どんどん減っていくということに対して歯どめがかからないということなのです。その辺の懸念というのは、なさらないのでしょうか、それとも持たれているのか、お聞きしたいと思います。

〇伊藤委員長 暫時休憩いたします。

休憩 午後 1時54分
再開 午後 1時58分


〇伊藤委員長 休憩前に引き続き会議を開催いたします。
 政策推進課長、鈴木典生君。

〇鈴木政策推進課長 寺沢委員のお話にお答えいたします。
 寺沢委員お話しのとおり、羽幌町の町の中を見ますと活気が薄れている状況にあるのは私ども理解しているつもりでございます。当町としましては、これまで限られた財源の中で各産業の発展のためにそれぞれに補助等の施策を行ってまいりました。町では打開策は検討していますが、これといった手だてが見つからないのが現状でございます。今後も引き続き検討を重ねてまいりますが、議員初め各種団体の方と力を合わせて方向性を見出せればと考えております。どうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。

〇伊藤委員長 それでは、町長、舟橋泰博君。

〇舟橋町長 寺沢委員の質問にお答えいたします。
 現実に町民の方々、民間の方々がやれるものは積極的にやっていただきたいという方針のもとでさまざまな事業を出しております。そんな中で、逆に言うと生活者を圧迫するような状況にもなっているのではないのかなという、その検証というものは一切しておりません。というよりも、出すことに対してのプラス要素ということを想定しながらいろんな取り組みを進めているというのが現実です。ただ、いろんな部分で民間の方々にやっていただきたいという、その根拠となるのは、今課長のほうからもお話ありましたけれども、町そのものも今の財政事情だとかさまざまな状況の中でスリム化していかなければならない。スリム化していく中での仕事量だとかいろいろ考えていきますと、やはり民間の方でできるものは協働ということも含めながらやっていただきたいというのが町の行政改革の中で一方では求めることとして取り組んでおります。そんな中で出てくる形であるのですけれども、数字の分析だとかその中身についての判断というものですから、寺沢議員の視点で物事を考えて発想されることと私たちが目的とする、そして動いている、そして形にするものとどこで整合性があるか、同じ方向を見れるのか、どういうことになるのかというのはちょっと私もつかみかねる部分がございます。これからというよりも、今までも考えていないというわけではないのですけれども、生活者の生活そのものに圧迫感が与えられないような、そして総体的に見て住民のためという大きな目標の中でこれからも取り組んでいきたい、十分に考慮しながら取り組んでいきたいというのが考え方ではございます。数字の分析も含めて物事を今質問されているようですので、そのことは今ここで一朝一夕にその数字に関する分析というのは出てくるものではないというふうにも思います。ただ、目標として我々が取り組んでいる姿というのは、何度も言いますけれども、住民福祉、住民のためという大きな命題の中で取り組んでいるということでご理解をいただきたいというふうに思います。

〇伊藤委員長 3番、寺沢孝毅君。

〇寺沢委員 私は、町税収入が少しでも上向くようにと、つまり住民の方々の暮らしが少しでも豊かになるようにという視点で町長も取り組まれているでしょうし、そのための手だてはどういうものがあるという考え方で日々やっておられるということは理解している上での質問なのですけれども、財政が厳しい折の中でさまざまスリム化していく、それと同時に何か企業向けとか、あるいはこれから何か町の中でやろうとする人に対する支援も同時に進めていかなければ、どんどん、どんどん萎縮をして、私たちの町は延命するだけで終わってしまうのではないのかなと、そういう心配を持つから、こういう質問をしたわけなのです。ぜひとも私が今申し述べたように現在いろんな仕事を営んでいる人、それからこれからやろうとする人に対する支援策を具体的に来年度に向かっていろいろと思案いただきたいなというふうに強く念願するわけですけれども、その点についてご答弁をいただきたいと思います。

〇伊藤委員長 羽幌町長、舟橋泰博君。

〇舟橋町長 決算状況からいろいろな数字を追いながら、寺沢委員のお考えをお聞きいたしました。ごもっともな考え方でございますし、決算状況というよりもこれからの施策の中で検討していきたい、取り組んでいきたいというふうに思います。

〇伊藤委員長 5番、高野輝雄君。

〇高野委員 道路維持費の部分なのですが、8款の土木費、2目の道路維持費でありますが、この中には賃金、それから需用費、燃料費等を含めた部分、それからここに委託料がございます。それら含めて、除雪の部分についてお聞きをしたいのでありますが、18年度の決算から見て決算状況で、なかんずく市街、これからどういうふうに検討されていくのか、今まで過去ずっと4年間私どもの所管するかつての常任委員会でも議論にならなかったのですが、民間委託含めて、この部分は18年度のこういう決算を受けて、道路管理状況、職員数も少なくなっていますし、それから現実に直営でやっていてどういう弊害があって、どういうふうなことを検討されて、例えば民間委託にこれから進んでいくだとか、現在18年度決算から見てどのように町側で考えられているのか、その辺ちょっとお聞きしたい。

〇伊藤委員長 暫時休憩させてください。

休憩 午後 2時06分
再開 午後 2時07分

〇伊藤委員長 それでは、休憩前に引き続き会議を開催いたします。
 それでは、ただいま高野委員の質問について、除雪の18年度分の状況についての質問について答弁をいただきたいと思います。
 建設水道課長、平山光彦君。

〇平山建設水道課長 今言われていることは、18年度の除雪の直営に対しての考え方ですか。
(「直営でやっている部分についての考え方」と呼ぶ者あり)

〇平山建設水道課長 基本的には、過去ずっと幹線道路は直営でやっているということで、19名の臨時職員を使ってやって、通勤時間あるいは登校時間に間に合うような体制を組んで、大体重機全部出して対応していっぱいいっぱいの状況で、ただ18年度の実態だけで言いますと、降雪量が少なかったということがありまして、予算的には相当不用額が、残ったということですから、そういう面では18年度単年度を見れば非常に楽な状況だったけれども、平均をならしてしゃべると、予算的には当然直営でやることについては最小限の予算ということになるのだと思います。ただ、いろんな雇用、先ほど言った町なかの普及等を考えた場合の雇用対策の一面を担っているということで、それと全体的な今の行革の中でのスリム化ということで、民間にできることは民間におろしましょうと、こういうような検討もされていますので、それも今後の対応としてはあるのでないかと、現状18年だけで、今までの経過でいけば多いとき、少ないときにという予算の減はあるけれども、通常の年度でいけばそれなりのものはかかって、ただし管内的に見ますと従来のやり方でいく中では他の町村とは問題にならない町なかの幹線道路の整備がされているのでないかと、このように思っております。

〇伊藤委員長 5番、高野輝雄君。

〇高野委員 次に、諸支出金のところで、全体に職員の給与あるいは手当に関連する部分でありますが、まずお聞きをしたいのは、職員の休日出勤、それから祝日の出勤、それぞれあるわけでありますが、時間外勤務手当あるいはそういうものに相当する、それを管理職も含めて、管理職は時間外手当ありませんが、健康管理の上から振りかえ休日だとか代休という形になると思います。一方管理職以外、一般職員の部分については時間外手当というものに波及するわけでありますが、ここも当然振りかえ休日と代休という部分がございます。そこで、改めて週休の振りかえの部分の制度と、それから代休という部分、私は振りかえというのは当然土曜、日曜日の勤務を要しない日に出た分、これを一般職であれば時間外を支給しなくて、それを振りかえに充てるということ、管理職もそうだろうと思う。それから、代休に関しては、祝日に関する法律がありますから、これに基づく祝日、それから正月休みと言いますが、年末年始の休み、これが該当するのだと思いますが、これで間違いないかどうか、改めてちょっと確認したい。

〇伊藤委員長 総務課長、本間幸広君。

〇本間総務課長 今の高野委員のご質問にお答えいたします。
 全く委員さんおっしゃるとおり、振りかえ休日という言葉を使うのは、通常土曜日、日曜日の週休日という定義をしておりますが、それを振りかえてお休みを与える場合のことを言っております。それから、国民の祝祭日、それから年末年始の休日、これに勤務した場合にかわりの休日を与えることを代休と申しまして、勤務条件その他にはそういう文言で提起しております。一般平たくそれをまとめて代休ということでお話ししていることと思います。そういうときに勤務した場合に、そういう制度を活用する場合もございますし、これは一般職員の時間外とはちょっと概念が違うのですけれども、管理職にある一定の時間以上勤務させた場合には基本額としては6,000円、さらに6時間以上を超えるような長時間にわたる場合は9,000円支給するという条例も持ってございます。
 以上でございます。

〇伊藤委員長 5番、高野輝雄君。

〇高野委員 そこで、振りかえ休日、それから代休の対象となる勤務時間。例えば1日代休を振りかえをするというときの基本的時間は何時間なのか、お答えをいただきたい。

〇伊藤委員長 総務課長、本間幸広君。

〇本間総務課長  先ほどの説明でちょっと不足かなと思うのですが、そんな定義を振りかえに当たっては、基本的に半日単位あるいは1日単位で行うという制度の趣旨でございます。ただ、実は半日の単位がきっちり時間外勤務のように、今は1日8時間でございますので、4時間きっちりやって半日ということではなくて、多少幅を持たせてございまして、条例上で4時間ぐらいの幅の中、それについてはおおむね半日と、フルタイムの通常勤務時間出勤したとすれば8時間なので、それは1日ということで取り扱ってございます。そして、この趣旨は、週休2日制の職員の健康管理と、それから休日を与えるという趣旨の部分でなされた制度でございますので、通常勤務日と言われる以外の休日に勤務された場合はそういう制度で活用させていただくというのもございます。
 以上でございます。

〇伊藤委員長 5番、高野輝雄君。

〇高野委員 改めてちょっと確認をしたいのですが、そうすると振りかえ休日、代休のもととなる時間、実際勤務を要しない日に勤務をしたということが前提になっていると思うのですが、そのときに半日とは3時間30分ですか、それと1日というのは通常の職員の勤務なのですか、その辺明確に。

〇伊藤委員長 暫時休憩します。

休憩 午後 2時14分
再開 午後 2時15分

〇伊藤委員長 休憩前に引き続き会議を開催いたします。
 総務課長、本間幸広君。

〇本間総務課長 大変失礼しました。手元にルールブックを差し込んでいなかったものですから。
 半日の定義は、一応幅を持たせてと私ご説明したのは、3時間半から4時間半の幅、この中での実質勤務を先ほど言いました予定がある場合もそうですし、当初予定していなかったのですが、休日を前にして明日勤務してくれということになれば代休制度を活用するという、あらかじめもともと指定して休日を用意しておく場合もございますし、実質勤務したものに対する代休も与えると、制度としてはそのように構成されてございます。

〇伊藤委員長 5番、高野輝雄君。

〇高野委員 大変わかりづらく言いまして、申しわけないと思います。諸支出金の中で給与、実際には諸手当、時間外の手当に一般職であれば該当するし、あるいは先ほど言った実際に管理職でも場合によっては6,000円ないし9,000円という部分を支出するということで、現実に町の予算に絡むことですから、そこで確認をしたわけです。これがそのことに影響しますので、そういうことで質問しているので、一見関係ないようで大変申しわけないのですが、もう一度改めてお伺いしますが、半日、3時間30分から4時間ということを言いました。それから、1日の部分、代休を1日とりますよというもととなった1日、その部分は。

〇伊藤委員長 総務課長、本間幸広君。

〇本間総務課長 お答えいたします。
 今のご質問の中で、とりあえず1日の定義だけお答えすればよろしいでしょうか。それは、1日通常の、今現在で言うと普通勤務では8時間ということになっておりますので、それで想定をしております。ですから、それ以上超えても、先ほどの管理職の部分に触れますけれども、きっちり何時間何十分で幾ら幾らということではなくて、それ以上勤務したら、もう1日ということで整理をしております。

〇伊藤委員長 5番、高野輝雄君。

〇高野委員 決算の委員会ですから、もっとお聞きしたいところがあるのですが、決算に限定するということになるとなかなか聞きづらいのですが、今財政の効率化、寺沢さんも心配されております、将来の部分。いろんなところで、なかんずく給与と公債費なんかの部分では非常に占める割合が高くなってくると思うのです、幾らやっても。だから、その効率化、行財政改革もこれからどんどん、どんどん議論されてくると思いますから、そのことに関連するので、基本的に今日はお聞きをしているところでありますから、今回はこれ以上お聞きしません。ぜひ効率的に。それから、勤務時間に関する町民の目も非常に厳しくなっているのです。私は役場にいたのに私が言うというのは、言いづらいのです。だけれども、町民の声として聞いていただきたい。厳しい状況がありますから、そんなことで改めて町長、その決意、職員の管理含めて、総合的な管理含めて時間外として効率的になるように、勤務時間をきちっと、町民の目にさらされているということを受けて、改めてきちっとしっかりと財政面から見た時間外勤務の姿勢をお聞きしたい。

〇伊藤委員長 町長、舟橋泰博君。

〇舟橋町長 高野委員の言わんとすることは、きちっと決まりを守り、取り組んでくださいということだというふうに思います。町民の目を気にしながら、指摘のないように取り組みます。

〇伊藤委員長 7番、駒井久晃君。
〇駒井委員 下水道で94ページ、歳入で下水道使用料、この部分で5%ほどの増加があったという説明だったと思うのですけれども、もう一回説明していただけますでしょうか。

〇伊藤委員長 暫時休憩します。

休憩 午後 2時20分
再開 午後 2時30分

〇伊藤委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 松本副町長より発言を求められていますので、これを許します。
 副町長、松本信裕君。

〇松本副町長 高野委員に先ほど営林署の跡地の購入につきまして私のほうから営林署との経過説明がちょっと不足しておりましたので、どうして町としてやむを得ないという判断をしたかについての管理署と町とのそれまでの交渉経過について財務課長の石川課長から説明させますので、よろしくお願いいたします。

〇伊藤委員長 財務課長、石川宏君。

〇石川財務課長 先ほど私のほうからもご答弁申し上げまして、それに至るまでの交渉の話の経過等も含めて、2回ほどやったのだけれども、なかなかそういうふうにならなかったということで、資料もございませんでしたので、そのような話し方をさせていただきました。今資料を持ってきまして、去年の6月議会のときにそういう質問があって、町のほうからそういうことで申し入れをしたいという新聞報道がされたことに伴いまして、次の日早速逆に森林管理署のほうから、夕方の4時ですが、電話が来ております。そのときの話としては、町のほうから負担を森林管理署に申し入れたいという書き方をされているけれども、以前にも言っていたのだけれども、費用負担は契約書の中で瑕疵担保は買い主、買ったほうについては、その中の数量不足ですとか何か違うことがあっても一切物は言わないという条項があるのだから、まずそれはできないのだということがこちらから言う前にあちらから来たということでございます。ただ、うちのほうもそれだけではどうにもなりませんので、そうはいっても予算不足がありますし、もう少しうちのほうで協議して、もう一回再度お話をさせていただきたいということで6月の時点では終わっております。その後それを受けまして内部協議をいたしまして、森林管理署のほうに電話をいたしておりまして、前に森林管理署の考え方も聞いたのだけれども、やはりもう少し再度協議したいので、前回の内容と森林管理署の態度は変わらないのかというようなことをお話ししておりまして、結果的にそのときも国としての費用の負担はできないという回答が来ております。その後、それから1時間ほどたったときにもう一度、こういう話でなくて、瑕疵担保みたいのがあるのであるから、町のほうにそういう費用負担はできないという何か、書類でもいいから国からもらえないものかというふうに話をしておりますが、それは契約条項の12条の瑕疵担保を前面に出しておりまして、書類等の交換ということもできないので、ご理解願いたいということで、はっきり言いまして3回ほど交渉いたしましたが、断られた経過がありまして、12条のほうを見れば確かにそのようなことが書いてありますので、大分交渉したつもりではございますが、先ほど副町長が言いましたように結果として請求できなかったという状況になっております。

〇伊藤委員長 一般会計歳入歳出の決算認定について、引き続き質疑を受けたいと思います。
 5番、高野輝雄君。

〇高野委員 今町側の説明が改めてあったのですが、それでは私はますます不可解なのです。私は、決して町側を追い詰めるとか、そんなつもりで言っているのではないです。私どもはこの議会の前年の6月も、新聞報道があったとはいえ、新聞報道は新聞報道として、国側がそんな態度をとるのが逆におかしいのであって、議会として、町民の代表である議会からそういう声があるのだということを背景にして町側も強硬に強く出なければならない、対等なのですから。瑕疵担保の部分に触れますけれども、瑕疵担保条項というのは今そこにありますか、ちょっと読み上げてください。

〇伊藤委員長 財務課長、石川宏君。

〇石川財務課長 瑕疵担保、第12条になっておりまして、乙というのは買い受け人、羽幌町ということでご理解願いたいと思います。乙は、本契約締結後、売買物件に数量の不足または隠れた瑕疵のあることを発見しても、売買代金の減免もしくは損害賠償の請求または契約の解除をすることができないという12条の条項であります。

〇伊藤委員長 5番、高野輝雄君。

〇高野委員 それは、民法上からいっても、そういうのは国による詐欺行為に等しいのではないですか。そんなことはないと思います、民法上の解釈では。町側は、あらかじめそういうことを知って契約をしたのですか。知っていた、つまり納得しているということですか。公有財産の多くを取得する道庁とか国の機関に私は問い合わせたことがあるのです、昨年。そのときに、そんなばかなことはあり得ないと言っています。当然訴訟ざたになる問題だと、そんな条項は民法上からいって、そういう条項を入れたとしても一方的なものであって、無効だとまで私はそのとき、そのときは言っていないです。ちゃんときちっと交渉してくれると思っていた。瑕疵担保条項も、私公文書公開条例によって見ていますから、契約書も手元にあるのです。それに基づいて、国、道庁、やっぱりいろいろあるのです。それは、無効だとまで言っています。そのことをきちっと、今はこれ以上やりとりしませんから、受けとめていただいて、ただ弁明でなくて、町民の声だということで、しっかりとそれを背に改めて交渉していただきたいと思いますが、いかがでしょう。

〇伊藤委員長 副町長、松本信裕君。

〇松本副町長 町として、この瑕疵担保の件でそういう条項があったということでやむを得ないということで判断して今日に至ったということだけは、高野委員さんにご理解していただいて、また今高野委員がお話しのように、このことについてまた管理署のほうにもう一度お話はしたいというふうに思っています。

〇伊藤委員長 ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで討論を終わります。
 これから認定第1号について採決します。
 本案は、原案のとおり認定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 異議なしと認めます。
 したがって、認定第1号は原案のとおり認定されました。
 認定第2号 平成18年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで討論を終わります。
 これから認定第2号について採決します。
 本案は、原案のとおり認定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 異議なしと認めます。
 したがって、認定第2号は原案のとおり認定されました。
 認定第3号 平成18年度羽幌町老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで討論を終わります。
 これから認定第3号について採決をいたします。
 本案は、原案のとおり認定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 異議なしと認めます。
 したがって、認定第3号は原案のとおり認定されました。
 認定第4号 平成18年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで討論を終わります。
 これから認定第4号について採決します。
 本案は、原案のとおり認定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 異議なしと認めます。
 したがって、認定第4号は原案のとおり認定されました。
 認定第5号 平成18年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで討論を終わります。
 これから認定第5号について採決します。
 本案は、原案のとおり認定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 異議なしと認めます。
 したがって、認定第5号は原案のとおり認定されました。
 認定第6号 平成18年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで討論を終わります。
 これから認定第6号について採決を行います。
 本案は、原案のとおり認定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 異議なしと認めます。
 したがって、認定第6号は原案のとおり認定されました。
 認定第7号 平成18年度羽幌町水道事業会計決算認定について、これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 これで討論を終わります。
 これから認定第7号について採決します。
 本案は、原案のとおり認定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇伊藤委員長 異議なしと認めます。
 したがって、認定第7号は原案のとおり認定されました。
 以上で各会計決算認定については、それぞれ認定することに決定いたしました。再開する本会議において報告することにいたします。

    ◎町長あいさつ
〇伊藤委員長 次に、舟橋町長からあいさつの申し出がありますので、これを許します。
 町長、舟橋泰博君。

〇舟橋町長 平成18年度の羽幌町の各会計決算、長時間にわたりまして慎重なるご審議、またさまざまなご意見をいただきまして、本当にありがとうございました。厳しいという言葉を使い続けているわけでございますけれども、いろいろな面で羽幌町の財政運営、今日のご意見の中にもありましたとおりさまざまな観点から、そして効率的な財政を運営していかなければならないと、また皆様方のご指摘の中で強く思ったところでございます。決算の提案説明の中でも申し上げましたが、国のさまざまな地方財政に対する見方、非常に厳しくなってきているということも確かでありますし、さまざまな指標をつくりながら、そして地方財政について目を光らせているというようなことも現実であります。17年度から始まりました指標、そしてまた20年度決算から始まる新たな4つの指標について、我々もまだ中身についてははっきり見えてきていない部分がございますけれども、先取りをしながら羽幌町の健全財政について取り組んでいきたいというふうに思います。ただ、歳出を抑える、そして身の丈に合った支出、歳出ということだけのみならず、先ほどのご意見の中にもありましたとおり住民の方々に生かされる、そして住民の方々が元気になる、そんなこれからの財政支出も考えていかなければならないというふうに思っております。今日の時間でさまざまなご意見をいただいたことをこれから生かしながら、羽幌町の安心、そして安全な住民生活のために取り組んでいきたいというふうに思います。
 本日は、本当に貴重なご意見をいただきまして、また長時間にわたりありがとうございました。一言あいさつにさせていただきます。

    ◎委員長あいさつ
〇伊藤委員長 それでは、委員長退任に当たりまして、一言お礼のごあいさつを申し上げます。
 委員各位におかれましては、終始熱心な審査を承り、まことにありがとうございました。また、理事者各位におかれましても、本日の資料の作成並びに審査の円滑な運営にご協力いただきましたことを厚くお礼申し上げます。これまで皆様方のご指導、ご協力により委員会の全日程を終了することができました。多少きめの粗い進行もありましたが、皆様方の心よりの協力にお礼申し上げます。まことにありがとうございました。
 以上を申し上げまして、退任のあいさつといたします。長時間ありがとうございました。
(閉会 午後2時44分)

お問い合わせ先

議会事務局 TEL:0164-68-7011 お問い合わせフォーム

お知らせ