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議会議事録(平成19年第5回定例会 9月19日)

議会議事録(平成19年第5回定例会 9月19日)

平成19年第5回羽幌町議会定例会会議録

〇議事日程(第1号)
 平成19年9月19日(水曜日) 午前10時00分開会

 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期の決定
 第3 諸般の報告
 第4 行政報告
 第5 一般質問

〇出席議員(11名)
  1番 蒔田 光子 君
  2番 伊藤 昇 君
  3番 寺沢 孝毅 君
  4番 磯野 直 君
  5番 高野 輝雄 君
  6番 森  淳 君
  7番 駒井 久晃 君
  8番 船本 秀雄 君
  9番 大山 新太郎 君
 11番 室田 憲作 君
 12番 橋本 修司 君

〇欠席議員(1名)
 10番 熊谷 俊幸 君

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
 町長 舟橋 泰博 君
 副町長 松本 信裕 君
 教育長 山本 孝雄 君
 教育委員会委員長 松村 益司 君
 監査委員 米澤 幸雄 君
 農業委員会会長 林 弘之 君
 会計管理者 長谷川 一志 君
 総務課長 本間 幸広 君
 政策推進課長 鈴木 典生 君
 政策推進課政策調整係長 江良 貢 君
 財務課長 石川 宏 君
 財務課主幹 三浦 義之 君
 町民課長 大波 芳弘 君
 町民課長補佐 濱野 孝 君
 福祉課長 柳田 昭一 君
 福祉課長補佐 浅野 勝彦 君
 福祉課主幹 藤岡 典行 君
 建設水道課長 平山 光彦 君
 建設水道課長補佐 水上 常男 君
 農林水産課長 西村 修 君
 商工観光課長 張間 正美 君
 商工観光課長補佐 安宅 正夫 君
 天売支所長 熊木 良美 君
 焼尻支所長 永原 裕己 君
 学校管理課長 品野 万亀弥 君
 学校管理課長補佐兼学校給食センター所長 三浦 良一 君
 社会教育課長兼公民館長 工藤 孝司 君
 社会教育課社会教育係長 春日井 征輝 君
 農業委員会事務局長 荒井 光昭 君
 選挙管理委員会事務局長 本間 幸広 君

〇職務のため出席した事務局職員
 議会事務局長 伊勢田 正幸 君
 総務係長 渡辺 博樹 君
 書記 富樫 潤 君

    ◎開会の宣告
〇議長(橋本修司君) ただいまの出席議員は11名であります。
 定足数に達しておりますので、ただいまから平成19年第5回羽幌町議会定例会を開会いたします。

    ◎町長あいさつ
〇議長(橋本修司君) 町長から議会招集のあいさつの申し出がありますので、これを許します。
 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 平成19年第5回町議会定例会の招集に当たりまして、議員の皆様には何かとご多忙のところご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 今年の夏は近年になく雨が少なく、蒸し暑い日が続いた毎日でしたが、9月も中旬を過ぎ、日増しに秋の気配を感じております。期待を寄せていた観光客の入り込み状況ですが、主力であります天売、焼尻の離島観光がツアーや観光情報雑誌の効果もあり、明るい兆しが見られる一方、サンセットビーチの入り込みが昨シーズンよりさらに減少するなど、厳しい状況となっております。10月には北海道観光大会が本町において開催されますことから、これらを契機に来年度以降の集客増を願っております。
 一方、農作物の生育では、雪解けが早く、春作業が順調であった反面、夏場の好天少雨による影響を懸念しておりましたが、何とか持ち直し、全般的に平年並みとなっております。基幹作物の水稲は、今月9日から稲刈りが始まっているとお聞きしておりますが、本年も食味や品質にすぐれた豊作の年であってほしいと期待を寄せております。後ほど観光客の入り込み状況や水稲及び主要農作物の生育状況について詳しくご報告を申し上げます。
 さて、平成9年4月にオープンしました北海道海鳥センターの入館者が本年8月25日に20万人を達成いたしました。近年では、バラ園や道の駅との相乗効果もあり、年間2万人を超える入館者があるなど、10万人から20万人まで、わずか4年10カ月の早さで達成したものでありました。海鳥センターは、日本初の海鳥の研究、保護、普及啓発施設としてオープンし、調査活動やさまざまな情報発信などにより、入館者はもとより、国内外でも広くその存在を高く評価されておりますが、今後においても併設されております環境省の自然保護官事務所や友の会、ジュニアレンジャーなどの協力を得ながら、絶滅危惧種であるオロロン鳥などの保護、増殖を初めとする自然保護活動の拠点としてさらに発展していくことを期待しております。
 最後になりましたが、本定例会に提案しております案件は、各会計補正予算が3件、教育委員の同意が1件、平成18年度の各会計決算認定が7件の合わせて11件であります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げまして、招集のあいさつとさせていただきます。

    ◎開議の宣告
〇議長(橋本修司君) これから本日の会議を開きます。

    ◎会議録署名議員の指名
〇議長(橋本修司君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第118条の規定によって、
   7番 駒井 久晃 君    8番 船本 秀雄 君
を指名します。

    ◎会期の決定
〇議長(橋本修司君) 日程第2、会期の決定を議題とします。
 9月12日、議会運営委員会を開催しておりますので、委員長から報告を求めます。
 議会運営委員長、磯野直君。

〇議会運営委員会委員長(磯野 直君) 報告します。
 9月12日、議会運営委員会を開催いたし、今定例議会の運営について慎重に協議をした結果、次のとおりであります。
 今定例会における提出案件は、議案3件、同意1件、認定7件、選挙1件、発議3件、意見案1件、都合16件、加えて一般質問3名4件となっております。議会運営委員会では、これらの案件を勘案の上、今定例会の会期は本日から21日までの3日間と決定いたしました。
 次に、審議予定について申し上げます。本日は、この後諸般の報告、行政報告、一般質問の審議をもって終了といたします。明20日は、補正予算、同意、平成18年度各会計決算認定の提案理由の説明を聴取した後決算特別委員会を設置し、付託して終了とします。その後決算特別委員会を開催し、各会計決算の内容説明を求めてから審査及び調査を行います。なお、本会議は、21日まで休会とします。21日は、本会議に戻し、各会計決算認定、選挙、発議、意見書の審議を行います。ただし、決算特別委員会の審議の進行状況によっては、休会中であっても、決算特別委員会終了次第本会議を再開することとします。
 議会運営委員会では、本日程の中で議事運営が敏速に進行されますよう、議員各位の特段のご協力をお願いいたします。
 以上です。

〇議長(橋本修司君) お諮りします。
 本定例会の会期は、議会運営委員長報告のとおり本日から9月21日までの3日間といたしたいと思います。ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
 したがって、会期は本日から9月21日までの3日間と決定しました。

    ◎諸般の報告
〇議長(橋本修司君) 日程第3、諸般の報告を行います。
 本日の欠席届け出は、10番、熊谷俊幸君であります。
 次に、会議規則第21条の規定により、本日の議事日程表は配付いたしましたので、ご了承願います。
 次に、地方自治法第121条の規定により、本定例会に説明員として出席通知のありました者の職、氏名を一覧表として配付してありますので、ご了承願います。
 次に、監査委員から平成19年度6月から7月分までの例月出納検査結果の報告がありましたので、報告します。ご了承願います。
 次に、議員の出張報告を配付いたしましたので、ご了承願います。
 次に、各常任委員会から、閉会中の継続調査とした所管事務について調査の結果を報告します。
 最初に、総務産業常任委員長、伊藤昇君。

〇総務産業常任委員会委員長(伊藤 昇君)
                             平成19年 9月19日

 羽幌町議会議長 橋本 修司 様

                  総務産業常任委員会委員長 伊藤  昇

   所管事務調査報告書

 本委員会は、調査中の案件について下記のとおり調査を終了したので報告します。

 記

1 委員会開催日  平成19年 8月10日
2 所管事務調査事項
 (1)都市計画マスタープランについて
 (2)広域連携(中部3町村火葬場改築事業)について
3 調査結果及び意見  別紙のとおり

所管事務調査報告書

(1)都市計画マスタープランについて

 1 羽幌町都市計画の現状

 平成4年6月に都市計画法が改正され、都市計画区域を有するすべての市町村が、都市計画マスタープランを定めることとなり、市町村が定める都市計画はマスタープランに即したものでなければならないとされた。
 マスタープランは最上位計画である羽幌町総合振興計画に即し、下位計画として位置づけられる。また、保健・福祉・農林業・商工業といった他の分野と十分調整、整合を図ったものとする必要がある。
 マスタープランが扱う分野としては、土地利用・交通・公園・緑地・河川・上下水道・公共施設配置・景観・防災等が挙げられる。
 計画期間は20年間を予定とし、平成20年度を初年度とし、平成39年度までとする。策定段階で庁内の調整を図り、町民の意見を反映し、策定後広く一般に公開する。
 その役割や効果についてであるが、役割としては、将来都市像を示すことで町民や事業者等に共通の目標を持たせ、理解と参加を深めることができ、土地利用や施設・環境等個別の計画を相互に調整し、連帯した総合的な施策体系を確立する役割を果たす。
 効果としては、我が町の抱える課題を再認識し、効果的で実効性のある対応が可能になり、町民の自発的取り組みを誘発し、地域からの町づくりにつながること。
 策定を通じて、全庁的な横断的体制や町民との合意の形成が期待できること。

 2 アンケート調査の概要

 「羽幌町都市計画マスタープラン」を策定するに当たり、町民の意見を広く取り入れるべく、アンケート調査を実施した。実施期間は、平成19年5月中旬から6月中旬。町内会を通じ、配布回収。配布数3,984世帯、回収数1,260世帯、回収率31.6%。
 これら集計結果の概要説明を受け、質疑に入る。

【質問】現段階では、具体的に個々の議論ができない。議会の意見も反映し、プランニングしてほしい。
【回答】今回は、作業部会での課題状況等の現状説明である。
【意見】アンケート調査は、内容の濃い結果となっている。この内容を活用すべきである。

(2)広域連携(中部3町村火葬場改築事業)について

 留萌中部広域葬斎場施設整備事業資料の説明を受け、質疑に入る。

【質問】PFIと直営を比較した説明では、具体的に見えてこないが。
【回答】PFIは、会社経費等、人件費も含んだ金額である。また、PFIはリスク部分の費用負担も計算に入れている。本来、PFIと直営の比較は難しい。
【意見】比較できなければ議論できないPFIの数字も枝幸町レベルで出してほしい。

【質問】今後のスケジュールは。
【回答】9月定例会後、中部3町村振興協議会で意思決定。
    議員協議会または委員会での説明。
    衛生施設組合の規約改正。
    各町村12月定例会で、規約改正の議会議決。
    実地調査、地質調査等の予算措置(2月・衛生施設組合議会)
 以上、総務産業常任委員会の所管事務調査報告といたします。

〇議長(橋本修司君) 次に、文教厚生常任委員長、蒔田光子君。

〇文教厚生常任委員会委員長(蒔田光子君)
                              平成19年 9月19日
 羽幌町議会議長 橋本 修司 様

                  文教厚生常任委員会委員長 蒔田 光子

   所管事務調査報告書

 本委員会は、調査中の案件について下記のとおり調査を終了したので報告します。

 記

1 委員会開催日 平成19年7月6日・平成19年8月8日・平成19年9月6日
2 所管事務調査事項
 (1) 特別養護老人ホームについて
 (2) 羽幌保育園の保育料の改正について
3 調査結果及び意見   別紙のとおり

所管事務調査報告書

(1) 特別養護老人ホームについて(平成19年7月6日開催)

 1 特別養護老人ホームの改築に係る審議経過について
 ア・改築計画(案)と方向について
 イ・ユニット型に伴う入所者の負担額について
 ウ・しあわせ荘家族アンケート結果について
 エ・多床型とユニット型の介護報酬比較について
 担当課より説明を受ける。
 前委員会の方針である自主財源で全面改築することを継続協議中である。
 また、国・道は基本的にはユニット型であり、ユニット型個室については、介護報酬(ホテルコスト)が増額となる。
  その後、質疑に入る。

【質問】自主財源での全面改築の方針はわかるが、職員数と職員配置を示してほしい。
【回答】望ましい職員配置として、ユニット型は2.0人に1人の職員が基本。最終的には経営者の判断。ユニット型と多床型の数が決まれば示すことができる。
【意見】職員増で経営が圧迫される。効率のよい職員配置が必要。
【意見】少しずつユニット数をふやしてはどうか。
【意見】社会福祉協議会の経営努力が必要。ユニット型と多床型の割合については、先進地施設の視察研修後、審議する。

 2 特別養護老人ホーム平成18年度決算について
  資料をもとに説明を受ける。また、現在の特老待機者は100名前後であるが、半数は介護1。特老入居は要介護2以上であることが基準である。

 3 介護保険制度と介護予防事業について説明を受ける。

(2)特別養護老人ホームについて(平成19年8月8日開催)

 1 ユニット型に係る介護報酬の比較について

 2 ユニット型に伴う施設職員数と運営費(人件費)の推計では、6ユニットも8ユニットも介護職員の数は、余り変わりないとの説明を受け、質疑に入る。(当日、説明員として社会福祉協議会の木村常務の同席を求めた。)

【質問】生活保護者は、新型特養(ユニット型)に入れるのか。
【回答】施設の状況、ケアマネジャーの判断にもよるが、基本的に多床室に入る。生活保護基準では、ユニット型は想定していない。
【意見】低所得者の対応等(弱者救済)の点からも、多床式を多くユニット型60床+多床型50床がよいと考える。
【意見】経営面を考えると、ユニット型が多いほうが、介護報酬等の収入が多い。
【意見】今回試算した介護職員数は、最低限の数である。経営面、安全面からも十分検討すべきである。
【意見】職員(現場)の意見を聞くなど、実態を考えた人員配置を。

【質問】9月補正、基本設計の考えは。
【回答】委員会の状況にもよるが、9月補正が無理であれば、今年度中の基本設計は難しい。
【意見】視察等の後、ユニット数の判断をしてはどうか。
【意見】先進地施設の視察研修後、結論を出したい。

(3)羽幌保育園の保育料の改正について(平成19年8月8日開催)
 平成19年4月より、保育料の徴収基準額を改定。羽幌町も国の基準で設定している。委員会として了承。

(4)特別養護老人ホームについて(平成19年9月6日開催)
 前回に引き続き、特老の運営に係るユニット型と多床型の割合について先進地施設を視察研修してきたことをもとに、委員会で協議する。
 また、生活保護者のユニット型への入居は、原則認められないとの報告を受けた。
 委員会としては、羽幌町のニーズに合った特養について審議を重ねてきたが、施設運営上、かかるコストに二、三点疑問が残るため、理事者側の明確な考えを聞いた上、次回委員会で、最終的な方向を決定することとした。
 以上、文教厚生常任委員会の所管事務調査報告といたします。

〇議長(橋本修司君) これで諸般の報告を終わります。

    ◎行政報告
〇議長(橋本修司君) 日程第4、行政報告を行います。
 町長から行政報告の申し出がありましたので、これを許します。
 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) まず最初に、水稲及び主要農作物の生育状況についてご報告を申し上げます。
 気象経過の概要についてでありますが、6月は、上旬から気温は高目となり、平均気温で2.7度高く、降水量は平年よりやや少ない51ミリで推移し、日照時間は中旬まで多く231時間と、高温、少雨、多照で経過しております。7月は、朝夕の気温が低く、平均気温でマイナス0.9度、降水量は記録的に少ない15ミリで推移し、日照時間は月を通して多く247時間と、低温、少雨、多照で経過しております。8月は、後半で気温が高目となり、平均気温で0.9度、降水量は前半にまとまった雨があり、105ミリで推移し、日照時間は後半に晴天が続いたため151時間で経過しております。
 農作物の生育は、雪解けが早い状況で経過したこともあり、春先からの作業は順調に進み、7月から8月に好天が続き、干ばつぎみで作物への影響を心配しておりましたが、何とか持ち直し、全般的に平年並みとなりました。
 次に、9月1日現在の生育状況についてでありますが、水稲は、5月下旬から6月上旬にかけ高温、多照で経過し、田植え後の苗の生育はやや早目で推移し、7月の低温の影響で出穂が停滞し、結果的に平年並みとなりました。また、少雨の影響で一部水不足の圃場も見られておりましたが、8月前半の降雨で水稲の開花、結実は障害なく進み、平年並みの生育となっております。秋まき小麦は、昨秋降雨の影響で播種作業が平年より5日ほど遅く推移しておりましたが、融雪が平年並みに進み、やや早い出芽となり、生育は順調に進み、7月に入り少雨の影響で登熟期が短く、生育はやや不良となりましたが、茎数はほぼ平年並みで、収量もやや良好、品質も1等Aランクとなりました。大豆は、播種作業、出芽期は平年並みとなり、少雨の影響で出芽がふぞろいの圃場も多く、開花は平年並みに推移しておりますが、草丈は1割ほど低く、さや数も1割ほど少なく経過しております。小豆は、播種作業が1日おくれで始まり、出芽期、開花期ともにやや早目に推移しておりますが、大豆と同様、少雨の影響で草丈は1割ほど低く、さや数も1割ほど少なく経過しております。アスパラガスは、平年並みに作業が始まり、5月下旬から6月上旬の好天で生育も順調に進み、収量、品質とも良好で推移しておりましたが、6月中旬以降高温などの影響により収量、品質の低下が見られ、干ばつと収穫面積の減少もあり、収量は前年よりやや少ない状況となりました。ミニトマトは、5月の日照不足と低温傾向により生育がおくれ、出荷時期が平年よりやや遅い6月下旬となり、出荷量は徐々にふえ、8月上旬に出荷量のピークを迎え、その後高温などの影響で出荷量が減少し、定植や干ばつ時の水の管理不足もあり、現時点において出荷量は平年よりやや少ない状況で経過しております。
 以上、水稲及び農作物の生育状況についての報告といたします。
 次に、観光客の入り込み状況についてご報告を申し上げます。近年の北海道観光は旭山動物園と知床ブームでありましたが、今年になって知床は横ばいになり、旭山動物園は相変わらず全国的な人気で、入園者数は伸びている状況にあります。そのため、旅行会社は、徐々にではありますが、旭川から道北方面にツアーが組まれ、天売、焼尻の観光客増加に明るい兆しが見られている状況であります。今年の天売、焼尻については、名古屋方面からのツアーが多く、4月下旬から6月にかけて昨年よりも観光客がふえております。また、その他では、渡り鳥と海鳥のツアーに観光客が集まることから、毎年わずかながら集客につながる人気のあるツアーとなっております。また、観光情報雑誌の「じゃらん」によって羽幌町の観光スポットを今まで以上にきめ細かな掲載をしていただき、さらにはテレビ放映により天売、焼尻をPRしていただきました。そして、自転車によるツール・ド天売&焼尻アイランドのイベントを企画していただくなど、集客を高めていただきました北海道じゃらん編集長のヒロ中田様のお力添えに対しまして、心から感謝をしている次第でございます。
 そのような状況の中で、天売のウニまつりについては今年から実施時期を変更しましたが、台風の接近によりやむを得なく中止することになり、結果として今年の入り込みを左右することとなったわけであります。今年沿海フェリーでは、夏休み親子割引や宿泊研修団体割引などの企画を組み、各旅行会社や小中学校にPR活動をしておりますので、今後この効果に期待を寄せているところであります。平成20年度も今年同様に観光協会や関係団体と一丸となって、集客になお一層の努力をしてまいりたいと考えております。
 次に、市街地区について申し上げますと、5月には3町村での日本海えびタコ餃子が発表され、これが非常に好評であり、サンセットプラザホテルでは6月から8月までの3カ月間で3,261食の販売実績がありました。また、社会人野球の試合としては30年ぶりになりますが、道内の7チームが参加して社会人野球結成記念大会が開催され、町外からも野球ファンが駆けつけ、スタンドを盛り上げました。6月には、観光協会羽幌支部の主催で、羽幌町観光大使であるみのや雅彦氏によるフォト&ミュージックライブはぼろを開催し、商工会加入のお店で買い物した領収書を入場券と引きかえすることなどで地域に経済効果をもたらすことができました。7月には、サンセット王国サマーライブ、ビーチバレー、花火大会を開催いたしました。昨年から比較すると若干の伸び率を示しておりますが、海水浴客については天候に恵まれながらも伸び悩んでいる要因として、夏休みの過ごし方が変わってきているものと思われます。8月には、北海学園大学硬式野球部の40名が4日間、続いて札幌日大高校サッカー部36名が5日間、合計76名がスポーツ公園において強化合宿を実施したところであります。平成20年度には、東都リーグの亜細亜大学硬式野球部50名が2週間の強化合宿を行う予定でございます。また、バラ園で行われたイベントは、天候にも恵まれ、商工青年部主催の盆踊りや味まつりについては、毎年参加者は上回っているところであります。10月5日には、第30回北海道観光大会が開催され、道内から約300名の観光関係者が参加される予定であります。翌6日には天売一周の観光視察が行われるため、参加者の口コミによる離島観光客の増加に期待を寄せているところでございます。
 以上で観光に関する行政報告といたします。
 次に、上下水道施設運転管理業務委託についてご報告を申し上げます。上水道施設については、業務の効率化、コスト削減等による経営の健全化を図る趣旨から、民間委託の導入について検討してきたところでございます。民間委託の導入に当たっては、既に民間に運転管理を委託している下水道関連施設とともに一体で管理することにより相互の応援体制が確立され、より一層業務の効率化、コスト縮減が図れることから、本年8月1日より日本ヘルス工業株式会社に業務を委託し、上下水道施設一体化による運転管理業務を開始しているところでございます。なお、業者選定については、指名型プロポーザル方式を採用したことにより、安全、安心できる業者が選定できたことや業者の持っている技術力や知識など最大限引き出すことができたと考えております。民間の専門的技術の活用により施設の延命が期待でき、また長期にわたる契約により施設の特性を把握し、専門的技術や経験を継続的に維持できるものと期待をしているところでございます。また、業務委託に際し、安全で良質な水を安定供給することが最重要であるという観点から、町の技術指導、監視のもと、今までと同様に住民の皆様方が安全で安心して飲める水の供給に努めてまいります。
 次に、町道羽幌原野1号の舗装に係る陳情についてご報告申し上げます。本件につきましては、本年6月に中央地区の住民から町道羽幌原野1号の整備に係る要請がありました。当該道路は砂利道で、部分的に凹凸が見られたことから、町の車両により路盤整正を行ったところでありますが、8月に舗装についての陳情という形で書面により要望されたものであります。当該道路の延長は約2.24キロメートルで、利用につきましては道路周辺に田畑を所有する住民の利用が大部分を占めている状況であります。本件に関する対応といたしましては、当町の厳しい財政状況や他の町道の利用状況及び老朽度などを踏まえて検討した結果、当該道路の舗装については難しいとの判断をしたところであります。今後は、路面の状況を的確に把握するとともに、利用に支障を来すことがないよう適切な維持管理に努めてまいりたいと考えております。
 以上を申し上げまして、行政報告といたします。

〇議長(橋本修司君) これで行政報告を終わります。

    ◎一般質問
〇議長(橋本修司君) 日程第5、一般質問を行います。
 発言は通告順に許します。
 順序は次のとおりです。8番、船本秀雄君、5番、高野輝雄君、11番、室田憲作君、以上3名であります。
 最初に、8番、船本秀雄君。

〇8番(船本秀雄君) それでは、私から公共下水道(雨水管渠)整備の推進について質問をいたします。
 平成7年度から開始しました公共下水道整備事業も現在84%の整備が完了し、地域住民も文化的な生活環境となり、大変喜ばしい限りであります。さて、民有地に埋設されております公共下水道(雨水管渠)の整備でありますが、本年度市街地中心部において一部整備が実施され、一安心しているところであります。それは、過去三、四年前、雨水管渠の老朽化に伴い、民有地の車庫内の一部が陥没した事例がございました。幸い空き車庫であったため、大事に至りませんでしたが、このような過去の状況を考えますと、できるだけ早い時期に民有地の所有者や住民の方々に雨水管渠整備年次計画を示し、住民の理解と協力を求め、早急に取り組むことが必要であると考えますが、町長はいかがお考えか、所信をお伺いいたします。
 次に、高齢者への温泉入浴料の助成について質問いたします。平成4年7月、町民の待望であった温泉が我が町でも噴出し、当時は本町の住民ばかりでなく近隣町村からの利用者も多く占めていたところでありますが、近年各町村それぞれ温泉を掘り当て、住民の健康づくりに有効活用されております。現在高齢者の方々は、医療費の負担増、さらには年金の減額などなどの事情で、これまで毎日のように温泉入浴を楽しんでいた方々も現在は1週間に1回程度の入浴で我慢をされているという現状を聞き及んでおります。こうした高齢者の多くは、郷土羽幌町発展の町づくりに大きく貢献された方々であります。そこで、我が町の貴重な資源であります温泉利用を高齢者の生きがいの場として、家にこもらず、老後を健康で明るく豊かな環境で生活を送っていただくために、1週間に1回程度の温泉入浴利用に対する入浴料金を助成すべきと考えます。現在はぼろ温泉は、指定管理者制度を活用し、民間が管理運営されておりますので、温泉入浴を助成することにより経営環境の厳しい温泉経営の一助にも役立つものと考えられます。高齢者の方々に対する町長の基本的な考え方についてお伺いをいたします。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 船本議員のご質問の1件目、公共下水道(雨水管渠)整備の推進についてお答えをいたします。本町の下水道事業は、平成6年度に事業認可を受け、平成7年度より本工事に着手し、その後2度の認可変更を行い、現在に至っているところであります。現在の認可区域における公共下水道事業の整備率も84%に達していることから、平成20年度を目標に認可変更できるよう作業を進めているところであります。雨水排水の整備につきましては、平成10年度以降汚水管渠布設工事にあわせて整備を行ってきており、本年度も既設雨水管渠が民有地を通っているため、それを切り替える雨水管渠布設工事を実施しているところであります。下水道事業計画区域内における雨水排水の台帳整備について、下水工事により調査した作工調査図をもとに昨年度から実施し、本年度は民有地内の既設管渠の現地調査も含めて実施しているところであります。ご質問の雨水管渠整備年次計画でありますが、現在実施しております雨水排水台帳整備業務委託による成果をもとに、現在判明している民有地内の雨水管渠の切り替え整備工事などについては翌年度以降実施設計を行い、汚水管渠整備との整合性を図りながら計画的に整備を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 議員ご質問2件目の高齢者への温泉入浴料の助成についてお答えいたします。議員お話しのとおり、はぼろ温泉における入浴客が年々減少傾向にありますが、本町においては平成7年から17年度まで、町が主体となり、羽幌観光開発株式会社のご協力をいただきながら高齢者入浴サービス事業を実施し、敬老の日を祝して70歳以上の町民を対象に3日間、はぼろ温泉の無料開放を行い、多くの高齢者の方々に温泉浴を楽しんでいただきました。また、町では平成14年度から、はぼろ温泉を活用して月1回、温泉活用健康増進事業を株式会社アンビックスの協力を得て、バス運行や大広間を開放していただき実施しております。65歳以上の高齢者を対象として、保健師等による健康に関する講話や実技などを指導し、その後、料金は自己負担ではありますが、温泉を楽しみながら健康づくりを進めております。約40名が登録し、毎回25名程度の高齢者が参加されているところであります。議員お話しの週1回程度の温泉入浴利用に対する料金の助成でありますが、8月現在の65歳以上の人口は市街地で2,493名、70歳以上では1,862名であり、実施するとなれば相当額の財源を要することとなり、難しいのが現状であります。今後も温泉活用健康増進事業を継続し、温泉浴が健康の維持や心のリフレッシュに及ぼす効果などについて広く周知し、高齢者の温泉利用につながるよう努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 以上、船本議員のご質問の答弁とさせていただきます。

〇議長(橋本修司君) 暫時休憩いたします。

休憩 午前10時45分
再開 午前10時55分


〇議長(橋本修司君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
 これより質問、答弁の時間は30分以内となります。
 8番、船本秀雄君。

〇8番(船本秀雄君) それでは、私から1点目の雨水管渠整備について再度質問をさせていただきます。
 お答えをいただきました内容を要約してみますと、まず1つ目は雨水排水、雨水管渠の整備についてお答えをいただきました。それから、2つ目は、民有地に埋設されている既設の雨水管渠の現地調査は本年度実施するのだと。それから、3つ目は、現在判明している民有地内の雨水管渠工事は翌年度以降実施設計を行う。翌年度ということは、平成20年かなというように考えております。実は、私が質問をいたしましたのは、民有地に埋設の雨水管渠、雨水排水ではなく雨水管渠整備の年次計画とその整備の継続、推進についてご質問をしたわけでございますけれども、お答えから想像いたしますと、民有地の雨水管渠の現地調査は本年度は実施しているのだということと、それによって雨水管渠整備の年次計画は現在未策定だというように理解してよろしいのでしょうか。なお、この本会議では、私は本会議は政策論議の場であるというように思っておりますので、町長と時間の許す限り議論をさせていただこうと思っておりましたけれども、お答えの内容が事業内容でございますので、担当課長なり係長からお答えいただいても結構でございますので、簡略にお答えをいただきたいと思います。

〇議長(橋本修司君) 建設水道課長、平山光彦君。

〇建設水道課長(平山光彦君) ただいまの船本議員のご質問に対して答弁させていただきます。
 何点かありますけれども、私どもの総体にまとめた考え方を最初に説明させていただきたいと思います。民有地内に埋設されている雨水管渠について、現時点で下水道計画区域内に6カ所あります。そのうち未整備につきましては、川北地区で2カ所、川南地区の緑町で1カ所の計3カ所になります。また、下水道事業で整備した分としては、川南地区で今年度施行分も含めて3カ所となります。なお、これまで整備した分の延長は、今年度分を含めて1,213メートルとなっております。これまで整備した箇所において新設した雨水管渠は道路用地内に埋設して、切り替えは完了しておりますが、民有地内の既設雨水管渠の処理については、南1丁目通りの南3条中通りから南4条中通り、輪島さん宅から華月さんまでだけで、エアモルタルを注入して処理しております。したがって、その他の民有地内の既設雨水管渠はそのままになっております。その理由としましては、路面排水用の縦断管等が接続されているため、その継ぎかえ、流水方向を変えることをしなければ、既設雨水管渠を処理できないためであります。現在実施しております雨水排水台帳整備の成果をもとに、未整備箇所の雨水管渠の整備と既設雨水管渠を処理するための路面排水用縦断管の継ぎかえをあわせて翌年度以降実施設計を行い、汚水管渠整備との整合性を図りながら計画的に整備を進めたいと考えております。ご理解をいただきたいと思います。

〇議長(橋本修司君) 8番、船本秀雄君。

〇8番(船本秀雄君) 詳しくご説明をいただきました。私は、お聞きしているのは、先ほど具体的に課長のほうからお話がございましたように、民地の陥没の関係をちょっとお話しされました。これについては、15年か16年だったと思うのです。私は、三、四年前という書き方をさせていただきましたけれども、15年か16年であります。このときには、実は建設課と上下水道課と2つの課がございまして、そのときに当然雨水となりますと建設課の担当ということになります。それで、私どものほうも、下水道絡みがあれば困るということで、両課で対応し、即単費で修理をした、整備をしたと。その後に、下水道の事業の1つのメニューの中に雨水整備があるから、今後下水道のほうで事業だけを実施したらどうだろうと、でき上がった段階では建設課のほうに引き継ぐという形になって、町長に決裁を建設課のほうから回したと。それは、私も当時おりましたので、合議をして、建設課のほうで町長に報告し、それから町長のほうからも、今後そういう補助があるのであれば補助事業を大いに使って、民間の方々に、町民の方々に迷惑をかけないようにという指示をいただいて、この事業は走ったことであります。お答えいただきましたのは、雨水排水、雨水管渠と一緒に、整合性は必ずとらなければこれは当然できないわけでありますが、この文章の中ではどうもそこら辺がしくっと私が理解できるような内容にちょっとなっていなかったものですから、改めて質問させていただきました。
 どちらにいたしましても、雨水管渠整備の現地調査、民地については今年調査をしていただいているということでありますから、それからその工事についても翌年度、20年以降に実施設計を行うのだということでありますけれども、翌年度以降となりますと20年になるのか、23年になるのか、25年になるのかという心配がございます。私たちよりも行政のプロの方々がそろっていますから、民地でどの程度危険があるのかということは把握していると思いますので、事故のないようにやっていただきたいなということで、私はこの件は終わらせていただきますけれども、ひとつ計画的に進めていただきたいということをお願いしまして、この件の質問は終わらせていただきます。
 次に、2点目の高齢者への温泉入浴料の助成について再度質問をさせていただきます。財政の事情から、厳しい現状であるとの答弁でございました。これまで実施し、多くの高齢者の方々が温泉を楽しんでいた高齢者入浴サービス事業も、平成17年度で中止されました。現在65歳以上の高齢者を対象に実施しております温泉活用健康増進事業、これは25名程度の参加者というように伺いました。市街地での65歳以上の人口は2,493名、70歳以上は1,862名とお答えいただいたわけですが、この人数から比較しても毎回25名というのは参加者が余りにも少な過ぎるのではないかなというように私は考えます。なぜこんなに少ないのでしょう。それは、温泉入浴料、1回550円、経済的にも大変で、月に何回も入浴できないといった悩みを持っている方が多くいると伺っております。町長、高齢者の方々は、温泉が大好きなのです。厳しい財政状況だからこそ、職員と一丸となって、知恵とアイデア、そして工夫をもって高齢者の方々に温かい手を差し伸べていただきたい。高齢者が家庭に引きこもらず、どんどん外出する、そういうきっかけをつくってあげていただきたい。私は、そんな思いから、再度町長のお考えをお伺いいたします。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) お答えをいたします。
 船本議員の高齢者に対する熱い思いという気持ちが伝わってまいりました。温泉ができてから、さまざまな温泉利用ということで高齢者、また町民の方に多く利用していただきたいということでさまざまな取り組みを進めてまいりました。温泉活用健康増進事業というのもその一つでありまして、当初スタートするときにいろいろな論議の中で、どれだけの人が参加できるのかといういろいろな心配もありましたけれども、今現在毎回25名程度ということで、少しこの数字には私自身も高齢化が進む、高齢者が多くなっている中では少ないのかなというふうにも思っております。ただ、お年寄りの方々が家に閉じこもらない、本当に外に出ていく、それだけの魅力を持たせた事業というのも私たちが取り組む大事な観点でもありますし、これからいろいろな工夫を進めながら、数多くの方々が参加できる、そして魅力ある事業をつくり上げていきたいというふうに思っております。
 これから、今の質問の中に入っているのかどうかちょっとわかりませんけれども、いわゆる温泉の活用ということで今言ったような事業もありますけれども、また新たな負担感のない取り組みというのも、そういう視点も必要なのかなというふうにも思っております。1つには、今指定管理者ということでアンビックスにお願いしているということもございますし、そんな中で会社の運営の中、そして町の考え方というところで検討を進めながら、お話し合いを進めながら新たな視点で取り組みも進めていきたいというふうにも思っております。

〇議長(橋本修司君) 8番、船本秀雄君。

〇8番(船本秀雄君) 負担のない取り組みというお言葉をいただきました。町長は、厳しい財政状況だということは最初の答弁にもございました。私も、厳しい財政状況だということは十分承知しております。先ほど申し上げましたけれども、工夫次第、先ほど町長も申し上げておりましたけれども、工夫次第でいろんな方法があるのではないかなと思います。現在温泉利用者は、平成17年が8万8,000人、平成18年が7万4,000人と1年間に1万4,000人の減少となっております。厳しい温泉経営を行っているわけであります。そこで、私は、温泉経営者の方々と相談しながら、温泉のほうも高齢者の方も、そして町のほうもできるだけ負担が少ないように、いろんな工夫ができるのではないかなというように思っております。町長もいろんな工夫、負担のないような方法でお考えをいただけるというお答えをいただきましたけれども、町と温泉経営者の方々と、それから職員皆さんの知恵、アイデアを含めていろんな工夫をすれば、町の負担も少なくなって、さらには厳しい温泉経営にも少しは役立つだろうといった一石二鳥、三鳥にもなると考えるのであります。温泉利用者が減少するということは、貴重な我が町の資源がもったいないと、大いに有効活用すべきだと思います。高齢者に優しい町政を目指す舟橋町長の政治姿勢にぴったりの施策であります。再度町長の高齢者に対する温かい答弁をお願い申し上げます。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 繰り返しになりますけれども、ある意味では健康、そして健康寿命を延ばしていただきたいと、高齢者の方々にいつまでも元気でということでさまざまな事業に取り組んでおります。中止になっていたホテルでの敬老の日のサービスと申しますか、そんなところも今また復活というようなことで話し合いも進めておりますし、さまざまな部分で負担感のない、そして多くの高齢者の方々が参加できる温泉事業と申しますか、温泉活用事業というのもこれから考えていきたいというふうに思っております。

〇議長(橋本修司君) 8番、船本秀雄君。

〇8番(船本秀雄君) 厳しい財政の中で、町長は敬老の日などの復活を言っていただきました。本当に大変厳しい中で町長も大変だと思いますけれども、ぜひひとつ高齢者に温かい手を差し伸べていただきたいと思います。町長からもそういうお言葉をいただきましたし、今後高齢者の福祉施策の後退にならないように、ほかのものを含めて、どうかひとつ、こういう金のないときこそ、みんなで知恵を出し、アイデアを出して頑張っていかなければならないと思うのです。今の老人の方々も、当初で質問いたしましたけれども、本当に厳しい時代を乗り越えておる。自立しております。今特別養護老人ホームの建設だとか、いろんな大型もたくさんあります。財政の問題についても、きのうも新聞報道でも出されておりますけれども、他町村も出ておりますけれども、羽幌もこれからも大変だと思いますけれども、今のうちにできるだけのことは高齢者の方々にしていただきたい。福祉施策を前進した形にしていただきたいということをお願いし、それから先ほど町長からお答えいただきましたことを一日も早く実行していただきますようお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。

〇議長(橋本修司君) これで8番、船本秀雄君の一般質問を終わります。
 次に、5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) 私のほうからは、情報公開制度における公文書管理の検証ということで質問をさせていただきます。
 町政に対する町民の信頼と理解を深め、町政への参加を促進し、もって町と町民の協働による町づくりの推進に資することを目的に情報公開条例が制定されております。運用に当たっては、正確な情報が速やかに公開されるものであり、また公開対象となる公文書の処理、管理が厳正に執行されることが基本となると思います。平成15年4月1日から施行された制度でありますが、町行政の信頼性確保に向けて、公文書の作成、文書管理にどのように取り組んでこられたのかをお答えいただきたいと思います。
 以上であります。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 高野議員のご質問にお答えをいたします。
 情報公開制度につきましては、議員前段お話しのとおり、町と町民協働による町づくりの推進に資することを目的に羽幌町情報公開条例が制定され、実施しているところであります。本制度の実施に当たっては、町民の皆様の町政参加の促進と信頼関係確保のため、町民の知る権利を十分尊重し、公正で適正な情報公開を行わなければならないと思っております。一方、公文書には多くの個人に関する情報も含まれていることから、基本的人権を最大限守りながら、有効で適切な運用に努めてまいりたいと思っております。
 ご質問の町行政の信頼性確保に向けて、公文書の作成及び文書管理についてどのように取り組んでこられたかとのことでございますが、公文書作成につきましては情報公開を機に北海道や道内主な市の規程を参考に、羽幌町公用文作成規程を制定し、職員研修会を開催しながら改善を図ってまいりましたが、今後も随時行ってまいりたいと考えております。文書管理につきましては、適切かつ迅速に情報公開が行われるように、文書管理の見直しと適正化を図ってまいりました。また、事務の電算化が進んでいることから、電子文書の管理についても一般文書同様に見直しを図ったところであります。今後においても、適正な公文書作成及び管理のほか、制度の公正で適切な運用に努めるとともに、開かれた町政の推進と行政情報の有効活用の観点から、文書公開のほか情報提供の方法や内容の充実を図るよう検討してまいりたいと考えております。
 以上、高野議員のご質問の答弁とさせていただきます。

〇議長(橋本修司君) これより質問、答弁の時間は30分以内となります。
 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) 私は、なぜ今回このような質問をしたかということでありますが、私が議員に就任して、役場に在職していたからこのようなことを申し上げるのではなくて、議員として当然の知る権利、町民の知る権利ということで、町長の答弁の中にあったし、これまでの平成15年の9月議会においても質問をしております。6月議会においてもそのことに触れておりますが、先ほどの答弁、そのことは基本的なことでありますし、私も基本的なことしか質問しておりませんが、情報公開の問題なのですが、これまで何回か情報公開条例に基づく公文書の開示を求めてまいりました。実は、今年度も6月1日付で教育委員会に対して公文書の請求を行ったところであります。これは、今回の統一地方選挙を通じ、それからその後も社会教育関係者だとか町職員の中から管理職の休暇について不信の声が多く寄せられております。現在もそうです。したがって、私は6月1日付で教育委員会に対して有給休暇に関する公文書の公開請求を行ったところであります。
 そこで、公開された処理簿によりますと、つまり有給休暇の処理簿でありますが、1つには病休がございます。病気休暇であります。それから、2つ目には代休という処理がされておりました。病休については、ここは特定の部分ですが、ある課でありますが、教育長による決裁がすべて過去17年から19年請求現在まで行われております。もう一点は、代休なのであります。代休ということ。代休を行っている、これは管理職ですけれども、課長が教育長、当然教育長の決裁が必要だと思いますが、課長みずから教育長にかわって、代決の表示もなく押印をして休暇をとっているということ。この件数は、実に17年から19年5月までに至る公開請求に全29件、すべて教育長のみずからの決裁もなく、休暇をみずからとる課長が処理をしている。29件すべてにおいて教育長は不在であったのかどうか、お答えをいただきたいと思います。

〇議長(橋本修司君) 暫時休憩。

休憩 午前11時18分
再開 午前11時21分


〇議長(橋本修司君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
 教育長、山本孝雄君。

〇教育長(山本孝雄君) お答えいたします。
 ただいまのご質問なのですけれども、一応情報公開制度にのっとって、そういう件の形になるかどうか、前提に情報公開制度の関係がありますので、ただいまご質問いただきました私がその部分を把握していたかどうかということについても、この場ではちょっと答弁を控えさせていただきたいと思います。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) これは、極めて不誠実なあれだと思います。公文書の開示決定というものは、羽幌町教育委員会の教育長で、ここにありますけれども、私が請求した部分、6月1日付で請求をしたのでありますが、6月8日に文書の公開決定通知を行っているのは、教育長、今答弁したあなたではないですか。しかも、その部分は、知らないとかということは非常に問題がある。このような質問は、私はできれば避けたかったのであります。これは、第1回目の開示請求を行ったときに、このことについて善処されるのであればということで、実は教育長に私は会って、1時間程度意見交換を行っております。できれば、そういうことの中で今後そういう体質が改善されるならと思っていたわけでありますが、6月議会の答弁等を見ながら、総務課長の答弁もありましたが、振りかえ休日、代休制度についての認識が違うのかなという答弁がありました。
 さらにお伺いをしますが、1つは開示された有給休暇の処理簿の中に、実は私は当初わからなかったのでありますが、改めて代休処理簿によるということで記載がありました。つまり代休処理簿というのは、別冊、別にあるのだろうということで、私はさらに6月21日付で、不信を持ちましたから、代休処理簿の公開請求を行ったところであります。この公開決定通知書には、代休処理簿について公開するというふうに公開決定内容で、ここに私開示請求の結果の部分を持っておりますけれども、あったのです。当然それが公開するとあったわけでありますから、7月の4日の公開当日、ところが行ってみると、教育委員会のほうでは平成18年までは代休処理簿という文書が不存在であるというふうに告げられたわけであります。公文書の公開に関して、公開当日に文書の不存在に言及したことについて、こういうことを言及されたら、私はまだ議会議員として、町にいたということで、逆に甘く見られているのかどうかはわかりませんけれども、一般町民が、オンブズマンが、あるいは町民が、今日もテレビでも出ておりましたけれども、非常に公務員に対する厳しい目が向けられている中で、町行政の信頼性確保が大前提だと言われている情報公開で信頼性の確保、透明性の確保を行って、町政の信頼性を確保するのだと町長自身何回もこれまで言及している。まさしくそのとおりだと思います。こんなことは、全くそういうことが失われる事態でないのですか。教育長、改めて答弁してください。

〇議長(橋本修司君) 暫時休憩します。

休憩 午前11時25分
再開 午前11時31分


〇議長(橋本修司君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
 審議の都合上、暫時休憩をして、議会運営委員会を開催いたしたいと思いますので皆さんご了承願えますか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) それでは、暫時休憩をいたします。

休憩 午前11時31分
再開 午後 1時00分


〇議長(橋本修司君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
 5番、高野輝雄君の再質問を継続します。
 通告制でありますことから、質問の要旨から外れることのないよう、包括的な質疑の展開をお願いをしたいと思います。
 再質問の時間は、残り23分であります。
 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) 私もちょっと質問の趣旨からそれた部分があったことは、大変議会等におわびを申し上げたいと。私は、あくまでも個人に対する中傷だとかそういうことをしているわけではありませんから、公務ということでご理解をいただきたいと思いますし、個人情報にどうこうということであります。
 先ほどの部分にさかのぼりますが、私は先ほどちょっと言いかけて終わりましたが、公文書の公開決定通知書、6月21日付で請求をした公文書の公開、代休処理簿、この中に3点あるのですけれども、有給休暇の処理簿、代休処理簿、時間外勤務処理簿、これは公文書の内容で公開決定をすると、17年度から平成19年5月まで文書が存在するということであったのですが、公開当日、7月4日午前10時、出向いたところ、その場で実は18年までは代休処理簿は不存在だということを告げられました。このことについて、非常に私は遺憾だと思っております。明らかに公開当日になって、そういう文書がないのだということであれば、情報公開条例によるとあらかじめ不存在、つまり一部不存在だと、何々が不存在だという表現を、あらかじめわかるわけでありますから、表記をするのが、条例にそういうふうになっているわけです。このことについて、どうしてこういうことになったのか、改めてお答えをいただきたいと思います。

〇議長(橋本修司君) 総務課長、本間幸広君。

〇総務課長(本間幸広君) それでは、今の文書管理といいますか、情報公開という部分の代休処理簿の不存在の件について私のほうからちょっとご説明申し上げたいと思います。
 高野議員おっしゃるとおり、振りかえ休日、代休の処理について勤務条件の条項に定めてございますが、この部分、前段6月のご質問の時点でもございましたとおり制度が発足してから年数の経過が浅い点もございますが、実はその辺全庁的に担当します私どものほうの休暇処理の仕方としてそういうものを定めていなかったということは、冒頭陳謝しておきたいと思います。その後改善を図りまして、このような処理の仕方というふうに検討し、新たに改善した方法で取り組んでございますが、今言った文書の不存在という部分についてはご承知のとおり公文書の請求という部分については公文書として存在するもののみ対象となるものでございますので、ここのところはあとは原課のほうでどのようにお答えしたかは別ですけれども、存在し得ない文書については公開できないという状況になろうかと思います。とりあえずその部分だけご説明させていただきます。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) これは、総合的には文書公開条例に基づく部分ですから、総務課長の所管だとは思いますが、具体的にこれだけは触れざるを得ないと思うのですが、教育委員会に対して私は文書の公開請求をしたわけでありますから、この部分はなぜ不存在ということを表記されなかったのか。公文書の内容等を十分点検されていなかったのか。明らかに開示するということで言ったのです。これは、信頼性が非常に問題あります。透明性も信頼性もこういうことから失われていきますから、全部羽幌町の部分はこのようなことだというふうになりかねないので、改めてここは教育長のほうから、教育長が開示するということでしたので、この部分についてお答えを基本的にお願いします。

〇議長(橋本修司君) 教育長、山本孝雄君。

〇教育長(山本孝雄君) お答えいたします。
 ただいまの請求に対しまして、うちのほうで不存在の回答をせず、開示する回答をいたしましたことは事実でございまして、その中でうちのほうでただいま有給休暇、代休処理簿、それから時間外勤務手当等、何点かあわせての書類だったのですけれども、改めてうちのほうで書類を精査して、その一つ一つに17年度から19年度までという意味で書かれていたとは思うのですが、うちのほうで正直それはっきり把握せずに、代休処理簿につきましては、先ほど総務課長がお話ししましたように6月の最初のご指摘あった以降に様式等も整理いたしまして、19年度から一応正式な代休処理簿として作成しておりましたものですから、その分につきましても17年度から19年度という形の請求という期間について私どものほうで強く意識しておらず、全体的に回答いたしますという形でご提示申し上げたと思います。その辺では、こちらのほうで深く内容を読みこなしていなかった面もあろうかと思いまして、その辺は反省いたしております。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) 次に、まずここで、私は具体的に振りかえ休日の部分、代休処理の部分について2点あるのですが、ここに羽幌町の職員の勤務時間、休暇等に関する条例がございますから、その中で、先ほど申し上げました週休日の振りかえと休日の代休日という部分があると思いますが、その処理はそれぞれ庶務規程でどのようにされているのか、全庁的に統一されているのかをお答えをいただきたい。

〇議長(橋本修司君) 総務課長、本間幸広君。

〇総務課長(本間幸広君) ご質問の点についてお答えしたいと思います。
 まず、整理して申し上げますと、振りかえ休日、代休の件については、全庁的な部分になりますと、用務になった場合、総務課において全職員の該当の職員について一括事務処理をしてございます。その方法の仕方としては、特に内容の点だけ先に言います。一般的に我々が扱っているのは、災害、有事の際あるいは選挙など、ちょっと特別な全職員にまたがるものでございますが、それについては事前に、お休みの日でありますが、それを勤務日として指定し、その後の振りかえのお休みをという処理のその後の決裁をとって、処理をしてございます。ただ、もう一点、そのほかに、以前にもご答弁申し上げたと思いますが、役場のそれぞれの所轄の中においてはイベント、行事、その他等で土日に頻繁に出勤せざるを得ない事情のある課もございまして、そういう部分についてはそれぞれの課で、直接その部分の勤務された実績をもとにそれぞれ代休を付与しているという状況でございます。
 以上でございます。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) それでは、さらに、文書公開条例に基づく公開決定なのですが、やっぱり管理の仕方が非常にばらばらなのかなと、今回改めてとって。これは、きちっと振りかえ休日は振りかえ休日の、先ほど総務課長答弁されたように、きちっとそれは全庁に徹底すべきだと思います。19年からやっていると、全庁的にはやっていると。総務課は、17年から19年まで、先ほど申し上げました災害訓練、それから選挙等で明らかにきちっと振りかえ休日の部分の処理をしていると。これは、一般的に羽幌町の条例なのですから、条例違反のないように、きちっとそういう統一をしっかりとしていただきたい。文書をとってみて、そういう不信感を与えるようなことのないように指導は徹底していただきたいと、代休処理簿は代休処理簿なのだ。これ別です。代休というのと振りかえ休日というのは違うわけであります。だから、そのところをきちっとしていただかないと、非常に不透明な感じになるということを申し上げておきます。
 さらに、そういうことがありましたので、私はさらに不信を持ちまして、実は改めて7月19日付で公文書の公開決定通知をしたわけでありますが、ここに今度は教育委員会のほうでは時間外勤務兼代休承認簿というふうになっているのです。これは、社会教育課分のみとなっています。時間外勤務兼代休承認簿というのはどのようなものなのか、端的にお答えをいただきたい。

〇議長(橋本修司君) 総務課長、本間幸広君。

〇総務課長(本間幸広君) それでは、私のほうから知っている事実だけでお話しさせていただきますと、時間外勤務兼代休承認簿という、まず前段、そういう先ほど申し上げましたが公文書としての扱いの様式その他を定めているものではございませんので、まずお話ししておきます。ただ、先ほども申し上げましたとおり、振りかえ休日というものを現にきちっと整理をして、代休を付与するというときのために、多分ここからはそれぞれの原課で任意に、メモ的にと申しますか、もちろん前段総務のほうで全庁的に定めていないというおわびを前提としたものを含めておりますが、それらを記録としてメモしておきながら、事実をきちっと押さえておきたいという原課のほうの単にメモでなかろうかと、そのように私のほうはとらえてございます。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) 今メモと言いましたが、公文書でメモということが存在するのですか、メモと言いましたね。

〇議長(橋本修司君) 総務課長、本間幸広君。

〇総務課長(本間幸広君) お答え申し上げます。
 ちょっと言葉足らずでしたら、大変失礼申し上げましたが、メモというより、今度公文書かどうかという部分のメモのお話になりますと、メモであっても意思決定する前段にかかわって書類につづらさっているものについては、メモであっても、これは公文書という定義がなされますが、今私申し上げましたのは単に、いわばその日出勤したという事実を記録にとどめるという意味のメモという言い方をしたのです。大変失礼いたしました。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) 先ほど私が言っている部分、公開文書はやっぱり透明性確保だと、行政の信頼確保ということを言っているのだから、そういうことを言われると、また何なのだと。そんなメモをどうのこうのと言うのでなくて、はっきりと文書公開条例に基づく公文書の決定の中にあるのですから、そこを受けとめてやってもらわないと、何かまた信頼がなくなるなというふうに思います。ここはこれ以上申し上げませんが、こういうことがあったために、私は3度にわたる公文書の公開決定通知を不信を抱いたからとったわけであります。その中で、最後に触れさせていただきますが、公文書の管理ということでありますが、それから信頼されるべき公文書ということでとった結果の書類が、同じものを2回とっているのです、私は。6月と7月、そのときに写しの交付をもらったら、同じ書類がやっぱり改ざんされているのですよ。これは、具体的なことはここではこれ以上申し上げませんが、これは書類に基づく部分です。明らかな改ざんです。改ざんというのは、自分で都合のいいように書きかえるということです、文字どおり。そういうことが行われたら、ますます不信感を持つので、そのようなことのないようにきちっとこれは処理を今後していただきたいということで、具体的なことは、ごちゃごちゃそんな方便でなくて、正規に受けとめていただいて、信頼性の確保をどのように図っていくのか、そのことだけ教育長のほうからお答え願いたい、まず最初に。

〇議長(橋本修司君) 教育長、山本孝雄君。

〇教育長(山本孝雄君) お答えいたします。
 ただいま教育委員会のほうの見解ということで質問がありましたので、具体的には申し上げておりませんけれども、6月議会のときの質問の関係からご指摘を受けていた部分ということで、私も推定いたしまして、具体的に対応をどうしていたのかということをお答えしたいと思います。ただいま書類上改ざんしているということで、心配というか、ご指摘がございましたけれども、私どものほうでは、私が今押さえている書類の関係でいいますと、改ざんということではとらえておりません。6月の議会のときにご指摘受けました。その件につきまして、先ほど様式の関係等ご指摘もありましたし、それから処理の関係で、その意思決定でも、私たちのほうでもその流れが不備な部分は不備な部分ということで私どももチェックいたしまして、その後内部で書類の処理、それから決裁の仕方等々改善すべきものは改善するということで処理したものでございまして、こちら側に都合のいいように改ざんしたということではとらえておりませんので、その辺ご理解いただきたいと思っております。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) 本来具体的に言えばいいのですけれども、ここに写しがありますから、これは一度とったものが記録を書きかえられるということは、これはどこから言ったって改ざんではないですか、不信出るのです。どうしてそういうふうにするのか。とったものはとったもので保存されているのが本当でしょう。さかのぼって幾らでもそういう記録が加えられたりするということになれば、これは問題だと思うのです。このことは、これ以上、時間もあれですから、具体的なことは今は申し上げませんが、また機会あると思います。
 具体的にはありますので手元に、だから今度最後に町長に、全庁的にこういう信頼、きちっと公文書の公開をしながら信頼性を確保して、そして行政の透明性を確保するということですから、そのことに向けて町長のほうから最後に、今までのやりとりを含めてお答えをいただきたいというふうに思います。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 高野議員の情報公開制度における公文書の管理、またそれぞれ取り扱いだとかさまざまなご指摘がございました。基本的には、この情報公開、住民との意識の共有というものも含めながら行政の透明性を図って、そして町民協働の町づくりというところまでつながっていくものでもある大変重要な制度であります。今答弁側と、改ざんという言葉に値するのかどうなのかということは、私自身も今ちょっと見ていないのでわかりませんけれども、今後不信とでも申しますか、そういうような疑念と言ってもいいのでしょうか、いわゆる認識の違いが出ないように、処理そのものも含めて、公文書を含めて厳正に整理された、そして管理されたものにしていきたいというふうに思います。

〇議長(橋本修司君) これで5番、高野輝雄君の質問を終わります。
 次に、11番、室田憲作君。

〇11番(室田憲作君) 私のほうからは、町有地の利用計画についてお尋ねをいたします。
 町では、現在都市計画マスタープラン策定のために広く町民からアンケートを募り、近く本格的なプランづくりに入る予定と聞きます。また、一方では、地籍調査も計画どおり遂行され、個人賃貸の町有地の売却も進められているとのことです。18年度、19年度には、南町A、B公住の解体事業も終わり、また近く幸町、寿地区の一部公住の解体も予定されておりますが、これらの跡地を町はどのように利用していくのか、町民の関心事となっております。朝日地区の公住についても、その建設を心待ちにしている住民も多いが、そうした中にあって、安価で適当な土地があれば自分の家を持ちたいとの希望者も少なくないと聞いております。また、最近他町村においては、企業支援策の一助として、住宅の新築あるいはリフォームの費用の一部を助成するという施策を講じ、まちの活性化に取り組んでいるという情報もあります。若者の町への定着、町外からの移住者などの受け入れなども含め、町の遊休地、公住解体後の跡地など、持ち家の促進を図る町有地の効果的な活用計画に取り組むべきと考えますが、町の方針はあるのか。持ち家の奨励は、町の経済の活性化を促進でき、町税の増収を初め各方面に大きな効果を生み出すものと考えます。町の土地利用の考え方についてお伺いいたします。
 以上です。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 室田議員のご質問にお答えをいたします。
 羽幌町の土地利用につきましては、羽幌町総合振興計画、ほっとプラン21に即し、内容を踏まえまして、現在羽幌町都市計画マスタープラン策定の中で検討しているところでございます。また、地籍調査につきましても、平成11年度に築別地区から調査を開始し、平成23年度には栄町地区までの登記が終わり、市街地につきましては完了する予定となっております。町もこれにあわせ、普通財産で処分できるものについては処分を進めてまいりました。平成18年度には、町有地7件で約1万7,800平方メートルの財産処分を行っております。
 ご質問1点目の公営住宅解体後の跡地につきましては、町の財源確保、また個人住宅の建設を促進するため、地籍調査完了の地域から積極的に売却を進めてまいりたいと考えております。
 2点目の住宅新築及びリフォーム費用に対しての支援制度につきましては、当町への移住や若者の定住促進、さらには町の活性化にとって効果的な施策の一つと考えられますが、支援制度の範囲、地域経済に与える効果など、慎重な検討が必要と思われます。また、昨年度策定しました自立と共生への町づくり計画、自立プランでも述べさせていただきましたが、補助金につきましては各種団体の補助金や町単独の上乗せ補助の見直しを進めている中、個人に対しての補助金につきましても町の財政状況を踏まえながら検討していかなければならないと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 以上、室田議員のご質問の答弁とさせていただきます。

〇議長(橋本修司君) これより質問、答弁の時間は30分以内となります。
 11番、室田憲作君。

〇11番(室田憲作君) 何点かお尋ねいたします。
 初めに、地籍調査が終了した地域から積極的に売却するとのことでありますが、具体的に地価など売却の条件はどのようにされてきたのか、まず1点お尋ねいたします。

〇議長(橋本修司君) 財務課長、石川宏君。

〇財務課長(石川 宏君) それでは、先ほど町長の答弁からありましたように、18年度につきましては7件で約1万7,800平方メートルほど普通財産のほうを売り払いをしております。今質問がありました地価、価格または条件等はどういうことで売ったのかということでございますけれども、路線価があるところについては、その路線価格をもとにしております。固定資産税の評価額とほとんど同額と言っていいと思います。固定資産税の路線価といいますのは、路線価の7掛けで課税標準が設定されておりますので、その場合に売るときにはそれを10割に戻しまして、それで価格を決定して売り払いをいたしております。それを基準にいたしております。それとあと、条件につきましては、はっきり言いまして住宅地になるようなところもないわけでもないのですけれども、小さいところがほとんどであります。あと、この1万7,800というふうに大きくなりましたのは、昨年売りました築別地区の元羽幌炭砿鉄道跡のところを2カ所ほど売っております。近くの近傍の方々ではなかったものですから、広報等で周知をさせていただきまして、あそこには路線価は付されておりませんので、近傍の類似地区の価格を参考にさせていただきました。あと、条件につきましては、今ちょっとはっきり記憶しておりませんが、5年ぐらいは他人に売ってはいけないというような条件程度のものでございまして、あとの小さい宅地関係につきましては端っこ等で、地籍調査により住宅がかかっているというようなこともありまして、そういうものを売ったところでございます。

〇議長(橋本修司君) 11番、室田憲作君。

〇11番(室田憲作君) そうすると、今1万7,800平方メートルということですけれども、合計してこうなるのですが、それほど広い土地、または町内、町の中の土地、住宅地に適するような土地というのは、その辺はどの程度あるのか。

〇議長(橋本修司君) 財務課長、石川宏君。

〇財務課長(石川 宏君) 町の中で大きいところは、役場の裏。昨年萌福祉サービスのほうに売りました土地が約5,169平方メートル、町の中では一番大きなところになっております。先ほどの築別の2筆について両方足しますと、約1万1,700平方メートルぐらいございます。あと、130平方メートルですとか90平方メートル等でございますので、坪数にするとそれほど大きな坪数でございませんので、宅地は宅地なのですけれども、そこに個々に家を建てるには狭いような土地でありまして、近くの方にお売りしたということであります。

〇議長(橋本修司君) 11番、室田憲作君。

〇11番(室田憲作君) 今後地籍の終わったところから積極的に販売をしていきたいというような考えでおられるようなのですが、積極的というところにちょっとあれなのですが、遊休地などが、南町のA、Bの公住の跡地というのはだれが見てもああというような空き地だなということがわかるのですが、そのほかに町の遊休地なども相当あちこちにあるのではないのかと考えるのです。というならば、町として今後土地利用の有効的な利用ということを図っていくためにはもう少し積極的なPRといいますか、こういう土地をこういうように販売していこうというようなことを町民にもっともっとアピール、PRするというのですか、アピールというよりPRしていく方法があるのでないかなと。積極的に、積極的と言われるが、その辺のことを今後どのように考えているか、ちょっとまずお聞きしたいのです。

〇議長(橋本修司君) 財務課長、石川宏君。

〇財務課長(石川 宏君) それでは、お答えいたします。
 町長のほうの答弁からありましたように、地籍がある程度確定してからということを考えております。といいますのは、今回南町、幸町のほうが今年初めてかかりました。終わるまで3年、登記するまでには、翌年の春ですから、3年半ぐらいかかることになるのでしょうか。そのぐらいの時間を要するものでありまして、もう一、二年待てば地籍がはっきりするところ、例えば南町のおっしゃられました去年解体した公住の跡地がございます。あそこは、今年から地籍がかかっておりまして、今内部では、ちょっと階段状になっている土地でもありますので、あれを4つぐらいに地籍調査の中で分筆をしながら販売していきたいという基本的な考え方は持っております。しかしながら、その面積が確定するのは、今年から地籍調査入っているものですから、どうしても時期的にちょっと、積極的にという言葉を使わせてもらっておりますけれども、今後決まったやつから売っていきたいということでございますので、ご理解願いたいと思いますし、あと地籍調査終わっているところ、例えば町の中でいきますと旧営林署の跡地等については大体もうほとんど終わっております。ですとか、あと大きなところでいきますと旧役場跡地等が普通財産のほうで残っておりますが、いろいろ活用方法等も今議論されているというところもありまして、比較的大きな土地につきましては今年解体した南町の公住跡地と昨年解体した公住跡地、それともとの検察庁の裏側の1区画がございます。それと、栄町、まだ地籍調査はかかっておりませんけれども、もと北一のスタンドの裏のほうに職員住宅がずらっと並んでおりまして、あそこももうほとんど古くなっておりまして、あそこら辺もございます。それと、ご指摘がありましたように、来年度以降港町の公住の解体計画もございますし、南2条1丁目、そして古くなりますと寿のほうの解体も進んでくるということになりまして、その辺については地籍調査を見ながら、積極的にどのように分割して売ったらいいのか、また1筆のままで売ったらいいのかという検討をさせていただきながら、積極的に売却のほうは進めたいというふうに考えております。

〇議長(橋本修司君) 11番、室田憲作君。

〇11番(室田憲作君) お聞きすると、なるほどなと思うのですが、そういうことをもう少し、まだまだ検討段階で公開できる状態ではないのかもしれませんけれども、一通りの考え方が、方針がまとまったら、町民に早くそういうことをPRしていくと。そうすると、これはいろいろな、例えば家を建てたい、土地を購入したいという場合でも計画が立っていくのでないのかなと、こういうようなことも思いますので、特にその辺のPRを、PRといいますか、土地利用の計画を知らせていくというような形をとっていただきたいなと、このように思います。
 次へ移ります。住宅新築、リフォームの助成について、特に現在のところ、答弁からいうと考え方といいますか、見通しは持っていないように思われますが、地域の経済効果というものは大変大きなものがあると答弁にもありましたが、そういうことが十分に予想されます。そういった地域の経済効果、その他のことから、現時点でどう考えているのか。町長、いかがですか。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 答弁にも申し上げましたとおり、都市計画のマスタープラン策定の中での町の形態、今それらについての論議もあるところでございますけれども、現時点でどう考えているのかというご質問でございますけれども、非常にあちこちで移住、定住、またリフォームだとかというものに対する活性化策につながる案としていろいろ取り組んでいるところは、過去にいろいろあります。いろんなところを調べたりもして、その効果だとかいろいろ見ているのですけれども、だからといって羽幌が取り組んでいないということではなくして、まず今のところ、答弁の繰り返しになりますけれども、ある意味では町のマスタープランも含めて、今流動的な、政策を決めるというか決定する、方向性を定める中での非常に流動的なときでもあります。そんなことも含めて、財政についてのいろんな取り組みも進めている中、自立プランに対して進めていく中、果たして今それが取り組みとして可能なのか、またそしてそれが費用対効果として効果が出る政策となるのかという、そういう論議を今しているところでもあります。現時点としては、そういう状況だということでご理解をいただきたいというふうに思います。

〇議長(橋本修司君) 11番、室田憲作君。

〇11番(室田憲作君) 自立プランということで、民間と行政が協働して町づくり、企業起こしに取り組みたいと、町では積極的にこの施策を進めていこうという状況の中で、町の財政状況を踏まえながら検討していくと、町長も全体を見ながら十分に検討してみたいということですが、私としてはもう少し積極的でいいのでないのかなというふうな気持ちでおります。現在の補助金を見直すことについては、私も異議を挟むものはございませんが、ここで私が言っている助成金というのは今まで行っている補助金などとはちょっと目的を異にするのではないのかなと。個人に対して助成するということ、それを通して地域の経済をより活性化していくこと、地域の企業をより活性化していくことというような目的を持っているものであるのです。そういうことから、どうでしょうか、もう少し一歩進んだ考え方ができれば欲しいなというふうに思うわけなのですけれども。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 言われていること、十分にわかります。町の経済面を見ながら、例えば建設業者等を見ても大変な状況であるし、今いわゆる持ち家だとかのことを出して、例にとって言うのであれば、確かにいろいろな業者への支援という形にも結果的にはなろうかと思います。町のそれぞれの産業、大変な思いをしながら今の経済状況に立ち向かっていっているわけでございますけれども、やはり町としてもいろいろな行政全般、施策全般の中でさまざまな公共事業が減っているとは申せ、いろいろな取り組みをしているわけでございますし、またそれらの産業の方々の知恵と工夫というものも大事な分野でもございます。また、一方では、町の施策の中で活性化を図っていかなければならないと、非常に多方面から多岐にわたるいろいろな考え方の中で方向を定めていかなければならないということでございますし、個人に対する補助ではないということも確かにわかります。いわゆる生かされた補助というふうになれば、将来的にも生かされてくるのでしょうし、生きた補助になるのだというふうにも思います。非常に難しいことで、即答はできませんけれども、それらのことを頭に描きながら、今進められている、話し合っているプランの中でもある程度話し合っていきたいというふうに考えております。

〇議長(橋本修司君) 11番、室田憲作君。

〇11番(室田憲作君) 最後に、マスタープランによっても公営住宅の建設の促進、そして住居環境を整えていきたいというような方向がはっきり示され、現在それに向かって公営住宅等の設備も進められていると考えますが、町の遊休地を活用して、民間業者による住宅の建設といいますか、民間業者が住宅を建設し、そしてそれを町で管理を受けてやっていく。VE方式とかと言われますけれども、町長も以前このことについては相当民間の関係団体に呼びかけて、そういうような住宅といいますか、土地利用をしながら町営住宅にかわる民間によって住宅を建て、それを町で管理していくというような方式を取り入れたいということで、相当力を入れて呼びかけた時期があったと思いますが、遊休地活用というようなことから、これらのことについて町長、どう今お考えになっているのかお聞かせください。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 今朝日団地等、計画的に進められているところでございますけれども、いわゆる建て替えですから、ある程度落ちつきが出てきたのかなと思うのですけれども、以前羽幌町の住宅事情は若者たちも含めて非常に悪いと言われているときがございました。そんな中で、今室田議員がおっしゃられたのは、ある意味では民間の方々の、私に言わせると大工さんだとか建設業者の方々がそういう賃貸住宅だとかアパート建設だとかというところに手を伸ばしているというか、いう方もたくさんいらっしゃるというようなことで、一時どうですかということで勧めた時期もございました。また、一方では、いろいろな手法があろうかと思いますけれども、建設コストだとかさまざまな面で、町の施策として、町の財政支出として有利に働くような方法がないものなのかということで建設業界、建設業者との連携の中で、悪かった住宅事情を何とかというような取り組みもしておりました。ただ、今室田議員が言われた町なかのということは、やはりこれ都市計画の分野にも入ってくると思いますけれども、町なか形態、町なかの都市計画をどうするのだというようなことの中から、この議場でも何度となく論議になっておりますけれども、遊休地、羽幌町の町有地をどう利用できるか、その方法の一つとして町なか住宅、そして町なか住宅とするならば、それを建てる手法、財政支出を少なくしてやる方法というのは何なのかというような論議も間違いなくまだ消えているわけでもありませんし、そういう方向での話し合いをされることもあります。そんなことであるというふうに思います。ただ、どちらにしても、何度も言いますけれども、都市計画の都市マス進めていく中で、さまざまな方向性というか、姿の方向というものを出していかなければならないということもございますし、また室田議員のお話に戻りますけれども、町内の建設業者の方々、個々に救いの道ということではありませんけれども、町内の活性化という大きな枠の中でさまざまな知恵を出していかなければならないというふうに思っております。
 いろいろあちこち飛んで答弁があれなのですけれども、絡んでくるいろいろな問題がございますので、ご了承いただきたいと思います。

〇議長(橋本修司君) これで11番、室田憲作君の一般質問を終わります。
 以上で一般質問を終わります。

    ◎散会の宣告
〇議長(橋本修司君) 本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれで散会します。

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