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議会議事録(平成19年第3回定例会 6月20日)

議会議事録(平成19年第3回定例会 6月20日)

平成19年第3回羽幌町議会定例会会議録

〇議事日程(第1号)
  平成19年6月20日(水曜日) 午前10時00分開会

 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期の決定
 第3 諸般の報告
 第4 一般質問

〇出席議員(12名)
  1番 蒔田 光子 君
  2番 伊藤 昇 君
  3番 寺沢 孝毅 君
  4番 磯野 直 君
  5番 高野 輝雄 君
  6番 森  淳 君
  7番 駒井 久晃 君
  8番 船本 秀雄 君
  9番 大山 新太郎 君
 10番 熊谷 俊幸 君
 11番 室田 憲作 君
 12番 橋本 修司 君

〇欠席議員(0名)

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
 町長 舟橋 泰博 君
 副町長 松本 信裕 君
 教育長 山本 孝雄 君
 教育委員会委員長 松村 益司 君
 監査委員 米澤 幸雄 君
 会計管理者兼出納室長 長谷川 一志 君
 総務課長 本間 幸広 君
 政策推進課長 鈴木 典生 君
 財務課長 石川 宏 君
 財務課主幹 三浦 義之 君
 町民課長 大波 芳弘 君
 福祉課長 柳田 昭一 君
 建設水道課長 平山 光彦 君
 農林水産課長 西村 修 君
 商工観光課長 張間 正美 君
 商工観光課長補佐 安宅 正夫 君
 天売支所長 熊木 良美 君
 焼尻支所長 永原 裕己 君
 学校管理課長 品野 万亀弥 君
 社会教育課長 工藤 孝司 君
 社会教育課社会教育係長 春日井 征輝 君
 農業委員会事務局長 荒井 光昭 君
 選挙管理委員会事務局長 本間 幸広 君

〇職務のため出席した事務局職員
 議会事務局長 伊勢田 正幸 君
 総務係長 渡辺 博樹 君
 書記 西田 孝子 君
 書記 富樫 潤 君

   ◎開会の宣告
〇議長(橋本修司君) ただいまの出席議員は12名であります。
 定足数に達しておりますので、ただいまから平成19年第3回羽幌町議会定例会を開会いたします。

(午前10時00分)

   ◎町長あいさつ
〇議長(橋本修司君) 町長から議会招集のあいさつの申し出がありましたので、これを許します。
 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 平成19年第3回町議会定例会の招集に当たりまして、議員の皆様には何かとご多忙のところご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 本年もこれから夏本番を迎え、市街地区はもとより天売、焼尻地区でも地域性豊かなイベントが開催されようとしております。昨年苫前、羽幌、初山別の広域連携による日本海えびタコ街道協議会が発足し、関係者の努力の結果、地元食材を用いた日本海えびタコ餃子が商品開発され、5月16日に発表会が開催されました。6月からはサンセットプラザを初め苫前、初山別の各道の駅で販売をされておりますが、これを契機に地元食材の付加価値を高め、食においてもご当地グルメとして観光PRの一翼を担っていただきたいと思っております。天売島では3年ぶりとなりましたウトウウオッチングツアーが今週末に最終となりますが、3回目を予定しており、同じく週末23日には中央公民館において羽幌町観光大使として町のPR、情報発信をいただいておりますみのや雅彦氏を迎えて写真家の寺沢孝毅氏とフォト・アンド・ミュージックライブが開催されます。また、10月上旬には全道の観光協会関係者が一堂に集う北海道観光大会が本町において開催予定であり、これらの催しによりまして近年減少傾向にある観光客の入り込みや地域経済への波及効果に期待を寄せているところでございます。
 農業につきましては、積雪量が記録的に少ない状態で経過しておりましたが、3月に入ってから低温、降雪日が多く、結果的に平年より1日早い融雪日となりました。また、4月から5月にかけて気温は平年よりやや高く、日照時間は平年より少なく、降水量はやや多い状態でありましたが、作物の生育はほぼ例年並みと伺っております。水稲では、田植え作業を平年並みで完了し、田植え後の経過も順調とのことであります。畑作関係では、播種作業はほぼ平年並みに行われ、生育も順調とのことで、春まき小麦についても平年より5日早い出芽となり、またアスパラガスも新品種の状態もよく、順調に収穫量を伸ばしており、ほぼ平年並みとのことであります。全体の作物生育においてはほぼ平年並みとのことでありますが、降水量が平年より少ない状況であるため、その影響が懸念されることから、万全な対策推進と順調な生育を祈っております。
 漁業につきましては、1月から3月は例年になくなぎ続きでカレイ漁、タコ漁が順調に推移し、ホタテの稚貝出荷作業も早々と終えることができました。しかし、その後はしけが多くなり、またトドやアザラシの被害もふえたことで漁獲に影響が出ていますが、特に島のヤリイカ漁、コウナゴ漁などには影響が大きかったと思われます。主要魚種でありますエビ漁につきましては、平年と比較しますと漁獲量が落ち込んでおり、価格も上昇しないことが懸念されておりますことから、後半の漁獲向上に期待を寄せるものであります。
 公共事業に係る建設土木工事の面では、本年度において新朝日団地公営住宅5棟10戸の建設が予定されているほか、下水道工事については緑町及び北町地区などを中心に汚水管の整備を進めるほか、教職員住宅など町有施設の下水道接続工事が予定されております。
 ここで留萌地域の広域連携研究会についてご報告を申し上げます。これまで管内9市町村で将来的な行政事務の効率化へ向け、広域連携についての必要性を検討してまいりましたが、留萌市と幌延町が諸般の事情により離脱することとなりました。先般5月30日に留萌市と幌延町を除く管内7町村長会議を開き、今後の広域連携の取り組み方法につきまして協議をしましたところ、各町村からはこれからの行政を効率よく進めていくためには広域連携の研究は必要不可欠との考えが示され、7町村で継続して研究を進めることが確認されましたので、ご報告させていただきます。
 さて、本定例会に提案しております案件は、報告として第1次定期監査報告が1件、議案として港湾区域内公有水面埋立について1件、平成19年度各会計予算補正が3件の合わせて5件であります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げまして、招集のあいさつとさせていただきます。

    ◎開議の宣告
〇議長(橋本修司君) これから本日の会議を開きます。

    ◎会議録署名議員の指名
〇議長(橋本修司君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第118条の規定によって、
   1番 蒔田 光子 君    2番 伊藤 昇 君
を指名します。

    ◎会期の決定
〇議長(橋本修司君) 日程第2、会期の決定を議題とします。
 6月15日、議会運営委員会を開催しておりますので、委員長から報告を求めます。
 議会運営委員長、磯野直君。

〇議会運営委員会委員長(磯野 直君) 報告します。
 6月15日、議会運営委員会を開催いたし、今定例議会の運営について慎重に協議をした結果、次のとおりであります。
 今定例会における提出案件は、議案4件、報告1件、選挙1件、発議2件、意見案3件、都合11件、加えて一般質問2名2件となっております。議会運営委員会では、これらの案件を勘案の上、今定例会の会期は本日から21日までの2日間と決定いたしました。
 次に、審議予定について申し上げます。本日は、この後、諸般の報告、一般質問の審議をもって終了といたします。
 明21日は、選挙、報告の後、一般議案、補正予算、発議、意見書について審議をいたします。
 議会運営委員会では、本日程の中で議事運営が迅速に進行されますよう、議員各位の特段のご協力をお願い申し上げます。
 以上です。

〇議長(橋本修司君) お諮りします。
 本定例会の会期は、議会運営委員長の報告のとおり、本日から6月21日までの2日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

〇議長(橋本修司君) 異議なしと認めます。
 したがって、会期は本日から6月21日までの2日間と決定しました。

    ◎諸般の報告
〇議長(橋本修司君) 日程第3、諸般の報告を行います。
 会議規則第21条の規定により、本日の議事日程表は配付いたしましたので、ご了承願います。
 次に、地方自治法第121条の規定により、本定例会に説明員として出席通知のありました者の職、氏名を一覧表として配付してありますので、ご了承願います。
 次に、監査委員から平成18年度2月から4月分まで及び平成19年度4月分の例月出納検査結果の報告がありましたので、報告します。ご了承願います。
 次に、議員の出張報告を配付いたしましたので、ご了承願います。
 次に、各常任委員会から閉会中の継続調査とした所管事務について、委員長より調査の結果を報告します。
 最初に、総務産業常任委員長、伊藤昇君。

〇総務産業常任委員会委員長(伊藤 昇君)
                           平成19年 6月20日

 羽幌町議会議長 橋本 修司 様

              総務産業常任委員会委員長 伊藤 昇

   所管事務調査報告書

 本委員会は、調査中の案件について下記のとおり調査を終了したので報告します。

 記

1 委員会開催日  平成19年 6月 8日
2 所管事務調査事項
(1)港湾整備計画について
(2)平成19年度建設公営住宅について
(3)量水器取りかえ計画について
(4)都市計画マスタープランについて
(5)広域連携(中部3町村火葬場改築事業)について
3 調査結果及び意見  別紙のとおり

 所管事務調査報告書

(1)港湾整備計画について
 羽幌港第10次計画(平成15年度~平成23年度)についての全体計画及び各年度ごとの整備内容、天売港の今後の施工要求箇所について、説明を受ける。
 意見としては

【意見】今後、高速船の対応と中央埠頭移転について、担当課からの情報収集、当事者との連携を要望。
【意見】中央埠頭の整備について、当事者の確認をとって、事業固定前に十分審議をしてほしい。

(2)平成19年度建設公営住宅について
 公営住宅の整備内容及び平成19年度以降の計画について、説明を受ける。
 質疑としては

【質問】朝日団地について、平成23年までの計画は聞いているが、平成28年から平成37年までの計画については、説明を受けていない。次回に答弁できる体制をとってほしい。
【回答】平成18年度末、町民課作成の新たなストック計画に盛られた振興計画等を考慮したプランであり、町民課から説明があると考えている。

【質問】平成20年度、天売の2戸建設敷地の調査等、町民課と調整済みなのか。
【回答】正規ではないが、建設場所は赤岩遊園地を考えている。

【質問】朝日団地の集会所建設の考えはあるのか。
【回答】必要性はあるが、体育館、老人福祉センター等、既存の施設があり、可能な限り周辺施設の利用を考えている。寿団地もあり、建設補助等考慮して方向を明確にしたい。

(3)量水器取りかえ計画について
 平成19年度から平成26年度までの量水器取りかえ計画について、説明を受ける。
 質疑としては

【質問】8年の検満年数は、変更ないのか。
【回答】計量法で8年、今の量水器は電池が不足し、寿命が8年である。

(4)都市計画マスタープランについて
 都市計画法の改正(平成4年6月)により、都市計画区域を有するすべての市町村が、都市計画マスタープランを定めることとなり、羽幌町総合振興計画に即し作成するものであること。その位置づけや構成、役割と効果、計画と対象区域等について、説明を受ける。また、住民アンケートの実施や住民委員会、都市計画審議会の設立等についても説明を受ける。
 質疑としては

【質問】計画の全体像、基本方針について、昭和52年に指定した土地利用の用途に及ぶのか。
【回答】都市計画マスタープランは、今後20年を見て、将来の全体像を策定するもの。人口も減少しており、単純に都市計画の用途地域をふやすことにはならない状況であるが、港湾は埋め立てで土地が拡大しており、用途をかけなければならない、浜町の工業用地等全体で調整を行っていきたい。住宅地についても人口減少の折、ふえることにならない。
【意見】住民委員会等に示す場合、行政の案を示すだけでなく、選択肢もしっかり示す必要がある。

(5)広域連携(中部3町村火葬場改築事業)について
 旧合併特例法による中部3町村の合併が、町村間の事情から解散に至った。その後、合併新法による動きが出ているが、当面、再度の合併協議は難しいとの判断から事務事業の広域化が求められている。
 平成17年12月、3町村による「留萌中部3町村広域連携実務研究会」を設置し、研究を進めてきた。現時点で急がれるものとして、中部3町村火葬場改築事業が検討されている。
 以上の説明を受け、質疑に入る。

【質問】PFIでの事業実施について、結論は出ていないと認識しているが、どうか。
【回答】3町村の事務研究会としてはPFIで考えている。過日の中部3町村振興協議会では、提案説明をしたが、もっと具体的に精査をし、直営と比較したPFIの利点について内容調査が必要との結論で、なお検討中である。事務サイドでPFIの制度内容や直営の場合と比較した際のメリット、20年間に及ぶ契約期間中のリスク等、説明し切れていない部分もある。全国的に事例もなく、検証できない部分もあるが、理解を得るよう資料等を準備しての説明を検討中。

【質問】3町村とも施設の老朽化が進んでおり、研究に費やす時間がない。結論を出すタイムリミットはいつか。
【回答】基本的には、3町村の議会でゴーサインが出てから。

【質問】具体的にいつごろか。
【回答】今年12月までに結論を出したい。今後二、三カ月で具体的協議に入りたい。
 以上、総務産業常任委員会の所管事務調査報告といたします。

〇議長(橋本修司君) 次に、文教厚生常任委員長、蒔田光子君。

〇文教厚生常任委員会委員長(蒔田光子君)
                             平成19年6月20日

 羽幌町議会議長 橋本 修司 様

                文教厚生常任委員会委員長 蒔田 光子

   所管事務調査報告書

 本委員会は、調査中の案件について下記のとおり調査を終了したので報告します。

 記

1 委員会開催日   平成19年 5月31日
2 所管事務調査事項
(1) 学校運営について
(2) 保育所運営について
3 調査結果及び意見   別紙のとおり

 所管事務調査報告書
(1) 学校運営について
 羽幌小学校、羽幌中学校の視察を行い、校長、教頭より概要説明を受け、その後、委員会担当課より各学校の運営状況等の説明を受ける。
 1 各学校の学級編制及び職員構成について
  ・20年度以降の入学児童並びに24年度の各学校児童、生徒の予想人員を説明
  (入学児童数)
   20年度 59名、21年度 67名、22年度 71名、23年度 58名、
   24年度 62名
  (24年度の各学校の児童・生徒数)
   羽幌小 350名、焼尻小 5名、天売小 10名
   羽幌中 180名、焼尻中 7名、天売中 7名
 2 いじめに関する実態調査の概要について
・ 調査結果のうち「現在もいじめを受けている人」は羽小12件(うち9件は学校で把握済み)、羽中10件(すべて学校で把握済み)
 以上の説明の後 質疑では

【質問】特殊学級の教職員は何名まで配置できるのか。
【回答】通常1学級8名まで1名である。

【質問】いじめの調査結果は、いつごろ委員会へ届いたのか。また、調査結果は今後どう議論されるのか。
【回答】5月2日に届いた。今後はある程度まとめたものを次回の教育委員会で議論する。

【質問】学校給食費の未納の状況と料金の請求の方法は。
【回答】平成18年度末 未納額 羽小21万8,000円(収納率98.3%)、羽中31万5,000円(収納率96.9%)計53万3,000円で、給食の質を悪くするまでには至っていない。
請求は平成16年度まで学校長名、平成17年度からは給食センター長の名も含め送付しており、今後も継続していきたい。納入関係事務は学校給食会という団体が行い、1名の臨時職員が対応している。
教職員への負担はなるべくかけないようにしていきたい。

【質問】中学校の外壁の傷みがひどく、生徒にも悪影響を与えるので、簡易な方法でよいので、早急に対応すべきである。
【回答】簡易な方法での修理を検討したい。

(2) 保育園の運営について
 保育園の視察を行い、園長から施設の概略説明を受け、常任委員会で福祉課から保育園の現状、児童福祉施設検討委員会、児童福祉に関する国の施策の説明を受けた。
 以上の説明の後 質疑では

【質問】6月からの税制改正による保育料の値上げは。
【回答】所得額をもって積算するが、多くは現在の保育料と変わらないものと考えてい
る。

【質問】「焼尻にこにこハウス」が休会したが、今後再開する場合は支援するのか。また開設場所はどうか。
【回答】今回、保育士が確保できないため休会となったが、再開の場合は支援したいと考えている。開設場所については、児は2名程度であり今までの場所は老朽化が進んでいることから、他の場所を検討する必要があると考えている。
焼尻小学校の活用は、2階空き教室しか利用できず難しい状況である。

【質問】保育所は新築のみではなく、遊休施設(合同庁舎・中央スーパー跡)等の活用も視野に入れてはどうか。
【回答】既存施設の構造等を把握していないが、改造が可能かの問題もある。検討課題としたい。

【質問】今後、学校改築等も考えられるし、将来、幼稚園との一元化も視野に入れると、新築ありきではなく、学校の空き教室の活用を考えてはどうか。
【回答】学校の改築計画が見えない中で、5年以上既存の保育所を維持することは厳しい状況である。また、学校空き教室を活用するとしても、ゼロ歳児から保育していることから相当の改築を要するものと思われる。
検討委員会にはまだ示していないが、現在、建設場所として旧役場跡地を一つの候補地に想定している。当面、保育所と2階に他の児童施設を複合させ、将来的に増築して幼稚園機能を一本化したとしても面積的には十分である。
近隣に中央公民館やレストパーク等の公共施設があるなど利便性が高いと考ている。

【質問】学校と併設した場合の給食センターの活用はできるのか。
【回答】ゼロ歳~2歳児は調理室が義務化されているところであるが、隣接・併設している場合は併用可能である。

【質問】ゼロ歳から保育している場合は、医務室が必要であるなど、既存の保育所では施設機能は十分とは言えない。また職員が安心して保育ができるよう早期に施設の建設が望まれるし、それまでの間の施設補修もきちんと実施すべきであると思うが。
【回答】保育所の建設については「自立プラン」に載せており、平成23~24年度に建設を計画しているところである。現在検討委員会において複合型を基本として、保育所以外にどのような施設能をあわせるのか検討しているところであり、なるべく早期に方向を示して議会と協議させていただきたいと考えている。
既存施設の補修については、入所児に支障がある場合は随時必要な補修は行うが、職員に係るものについては極力我慢していただき最小限の補修にとどめたい。本年度は事務室が狭いことから一部改修したいと考えている。

【質問】公民館移動図書室として保育園に本が置かれていたが、このたび、公民館の一方的な考えで中止になったようであるがどう考えるか。
【回答】公民館移動図書室は、子供たちの読書・活字離れを少しでも解消しようと保育園・道立羽幌病院・離島等に設置してきたものであるが、保育園としても絵本等は購入しているものの、多くの絵本等を保管するスペースがないことから、公民館移動図書室は大変ありがたいと考えている。どのような考えで中止としたのか聞いていないが、可能であれば再開継続を期待したい。

【質問】既存保育園を全面改築はできないか。木造なので基礎を残して全面改築が可能であり、新築より安くできるのではないか。
【回答】園児を一時的に保育する場所の確保問題がある。

【質問】事務室が狭いため、男性公務補は自家用車の中で休息をとっている。仮設プレハブ等設置してはどうか。
【回答】事務室でお茶や昼食をとった後は、事務室でゆっくりできない状況であることは承知している。保育園職員と検討したい。
 以上、文教厚生常任委員会の所管事務調査報告といたします。

〇議長(橋本修司君) これで諸般の報告を終わります。

    ◎一般質問
〇議長(橋本修司君) 日程第4、一般質問を行います。
 発言は通告順に許します。
 順序は次のとおりであります。5番、高野輝雄君、1番、蒔田光子君の2名であります。
 最初に、5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) 町政の信頼性と透明性を図るための検証について。
 町政への信頼を高めるためには、情報公開を積極的に行い、透明性を確保していく必要があると考えます。また、町民と協働の町づくりを進める上でも極めて重要なことと言えます。こうした観点から、これまでの町行政を検証し、以下の質問をいたします。
 まず、第1点目でありますが、18年9月に配付した自立プランについて、十分な理解を深めるための説明会、懇談会等を開催すべきと考えますが、いかがか。
 2点目、これまでの雇用対策は決して十分ではない、いわゆる不十分と考えますが、今後の雇用施策の見通しを示していただきたい。
 それから、3点目でありますが、中央地区の道道改良工事に伴う交通安全標識の設置に関するこれまでの取り組みと今後の見通しについて。
 4点目、臨時職員の採用に当たって、公募しないで採用している例が今年度あったが、なぜなのか。
 5点目、女性団体連絡協議会の活動休止に至った経緯と他に与える影響をどのように受けとめているのか。また、団体活動に対するこれまでの助成、助長がどう行われ、今後どうしていく所存か。
 6点目、公民館図書活動の充実といちい大学の学習の充実にどのように取り組んでいくのか。
 最後に、7点目でありますが、管理職の時間外勤務の処理はどのように行われてきたのか示していただきたい。
 以上であります。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 高野議員のご質問にお答えをいたします。町政の信頼性と透明性を図るための検証についてということで7点のご質問をいただいておりますが、5点目及び6点目につきましては私の答弁の後、教育長よりご答弁を申し上げます。
 町政への信頼を高めるためには、情報公開を積極的に行う必要があること、また町民と協働の町づくりを進める上でも重要なことであるとのことでございますが、町政を担うこととなった当初から町民と一体となり町づくりを進めるためには、対話と情報の共有は重要なことであり、政策目標の一つとしてもとらえております。その取り組みといたしましては、ご承知のとおり出前講座、ふれあいトークの開催、ホームページや広報紙などを通した町政情報の提供を行ってきたところでありますし、平成14年には町民の知る権利として、町が保有する公文書の公開を求める権利を明らかにし、情報を共有することにより町政に対する町民の信頼と理解を深め、町政への参加を促進し、もって町と町民の協働による町づくりの推進に資することを目的に、羽幌町情報公開条例を制定したところであります。また、議員の皆様方に対しても機会あるごとに常任委員会や議員説明会を通じ、ご説明してきたところでありますし、報道機関の取材を通して報道されていることも情報提供の一つと思っております。今後も町民の皆様にも積極的に町政に関する問い合わせをいただくとともに、広く町民が必要とする情報提供の方法や内容の充実を図るよう検討し、取り組んでまいりたいと考えております。
 それでは、個別の答弁に移らせていただきます。1点目の平成18年9月に作成いたしました自立と共生への町づくり計画、自立プランの住民周知と説明会などに関するご質問でありますが、羽幌町が自立の道を歩むためには、町民の皆様に自主自立の町づくりについて十分な説明を行い、ご理解いただくことが最も重要なことと考えております。これまで自立プランにつきましては、ダイジェスト版の全戸配布、また役場庁舎、支所、公民館においての縦覧にあわせ、羽幌町のホームページに掲載することにより周知をしてきたところであります。議員ご質問の説明会につきましては、必要性を十分認識しており、早期開催に向け、現在日程の調整中であります。説明会では、ほかに今年度4月作成しました町民協働指針と町民提案制度をあわせてご説明させていただく予定としております。
 次に、2点目の今後の雇用施策の見通しについてでありますが、国内の景気が回復基調にあると言われておりますが、本町においては公共事業の減少、企業の縮小などでリストラが進み、深刻な雇用環境が続いていることを認識しているところであります。リストラでの失業者に対しての対応を検討しているものの、公園管理では7カ月の雇用、またサンセットビーチでは2カ月間程度の雇用でありますが、60歳未満のリストラの対象となった人たちを免許などを考慮しながら優先的に雇用している状況であります。限られた雇用人数の中で、満足はいかないと思いますが、町全体に仕事が少ないことから、それ以外の雇用対策としてはなかなか具体策が見つからず、苦慮しているところでございます。今後とも必要な具体策を見つけ、検討してまいりたいと思っておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 次に、3点目のご質問、中央地区道道改良工事に伴う交通安全標識の設置についてお答えをいたします。平成18年12月18日、中央地区道道上羽幌羽幌停車場線道路改良に伴い、旧道と新道との丁字路2カ所に一時停止標識の設置について中央地区住民から要望がありました。関係機関と協議検討をいたしまして、平成19年1月18日に地域住民代表者5名、オロロン農業協同組合、羽幌町交通安全運動推進協議会との連名で要望書を羽幌警察署長へ提出いたしました。その後、本年度に入りまして、5月16日に議員から経過状況についての照会があり、羽幌警察署に問い合わせをしましたところ、5月21日に交通量、緊急性、必要性などの設置基準並びに優先順位から、今回は見送りになったとの公安委員会の回答がありましたので、地域代表の方々に結果報告させていただいたところでございます。なお、今後の見通しでございますが、引き続き関係各位と協議をし、要望してまいりたいと考えております。
 次に、4点目のご質問についてお答えをいたします。今年度の臨時職員の採用に当たり、公募しないで採用している例があったが、なぜかとのご質問でありますが、ご承知のとおり臨時的任用職員の職種等は事務職、技術職、専門職、技能労務職、管理人等があり、勤務形態も常勤、非常勤、パート、雇用期間としても日々雇用から月あるいは年を単位として採用するなど、多種多様であります。これらの採用に関しては、広く人材を求め、雇用機会の均等を図ることから、公募して選考することを基本としておりますが、職種あるいは個々の事由等によっては、公募によらず採用するケースもあることをまずご理解いただきたいと思います。公募しないで採用している例を調べてみますと、学識経験を必要としたケースが1件、資格や経験などを必要としたケースが4件、公募を行い選考したが、急遽辞退したケースが1件などとなっております。それぞれの事情により基本どおりいかない場合もありますが、今後ともできる限り公募を基本とし、人物選考を行った上で採用するよう取り扱ってまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 次に、7点目のご質問についてお答えいたします。管理職の時間外勤務の処理は、どのように行われてきたのか示していただきたいとのご質問でありますが、まず議員ご質問の管理職の時間外勤務の概念のうち、通常の勤務日における時間外勤務については、管理職という職責から、みずからの判断で行う勤務については時間外勤務の概念はなく、特段の処理は行っておりません。次に、週休日及び休日に勤務する時間外勤務については、一般的な職務を除き、半日以上勤務を必要とする諸行事、選挙事務、災害関連等の臨時または緊急的な職務を行う場合のうちで、全庁的なものは総務課において事務的な手続を経た後、任命権者が管理職員特別勤務または振りかえ休日を命令する場合があります。管理職員特別勤務を命令したときは、管理職員特別勤務手当を支給することとなります。振りかえ休日とした場合は、振りかえた休日に勤務をしないこととなるときに任命権者の承認を受けているところであります。また、各課における諸行事や事業については、管理職がみずからの職責の判断において休日に勤務し、振りかえた休日に勤務をしないこととなるときに任命権者の承認を受けているところであります。
 なお、一般的な勤務と称される場合は、通常の勤務日における時間外勤務同様に特段の処理は行っておりません。年々職員数も減少していることと職務が複雑多岐にわたっていることから、管理職といえども一般職員の穴埋めやみずからの職務もいわゆる時間外勤務を余儀なくされている現状にあると認識しているところであります。よって、職員の健康管理にも十分配慮しながら対応してまいりたいと考えております。
 以上、私からの答弁とさせていただきますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

〇議長(橋本修司君) 教育長、山本孝雄君。

〇教育長(山本孝雄君) 続きまして、私から高野議員ご質問の5点目及び6点目につきまして答弁申し上げます。
 初めに、5点目の女性団体連絡協議会の活動休止に至った経緯についてのご質問にお答えいたします。教育委員会の公民館が女性団体連絡協議会の設立当初より協議会の対外的な窓口となってきたことから、今年の2月末ころに会長を初め役員3名から、今後女性団体連絡協議会としての活動を一時休止したい旨の相談を受けました。活動休止の主な理由は、現在の構成団体の中に町内会を母体とする女性部の会員が皆無になっている現状であるため、女性を軸にした全町的な連絡体制が保持できないばかりでなく、現在の産業団体や福祉団体等を母体とする6団体のみでは、女性会活動の柱であるみずからの生活課題解決のための自主活動に限界があること、また女性団体連絡協議会の結成要因の一つに各単位団体にリーダーの経験者が少なく、全体にまとまる必要があった点が挙げられておりましたが、現在の加盟6団体に関してはそれぞれに経験の豊富なリーダーが代表をされており、その要因は解消されてきたこと、そして最後に異業種や目的の違う団体間で連絡体制、いわゆるネットワークを構築する必要性が薄らいでいることを挙げ、今後は所属している単位団体の活動に専念したいという意向を加盟団体間で確認したということでありました。
 女性団体連絡協議会が活動を休止することによる他への影響についてですが、管内の女性団体連絡協議会との連携がどのようになるか懸念されるところでありますが、その点については連絡協議会としての参加の形はとりませんが、その都度羽幌の女性団体として連携していただけるということであります。女性団体連絡協議会としての活動は一時休止いたしますが、今後ともそれぞれの目的に向かって活動されております各団体の支援については、団体の設立目的や趣意に沿って、引き続き自主自立を基本とした支援に努めてまいりたいと思います。
 次に、6点目の公民館図書活動の充実についてお答えいたします。充実度合いの判定については、各方面からの比較検証が必要かと思われますが、単に図書の貸し出し人数と貸し出し冊数の比較だけをしてみますと、人数で平成16年度6,968人に対し、平成17年度が7,502人と534人の増で、さらに平成18年度が152人ふえて7,654人を数えました。冊数でも平成16年度2万7,705冊に対し、平成17年度が2万9,835冊と2,130冊の増で、さらに平成18年度が2,730冊ふえて3万2,565冊の図書が利用されており、わずかではありますが、増加の傾向にあります。平成16年度から始め、今年で4年目を迎えた乳幼児を対象にしたブックスタート事業や北海道立図書館が主催し、道内の希望市町村を巡回するしかけ絵本展の開催、中央の出版社が図書の普及を目的に全国の希望市町村を巡回するキャラバン隊の誘致、いちい大学部活動での図書室の利用促進などとあわせ、読書ボランティアサークルの定期的なお話し会や紙芝居など、地道な活動の成果だと思っております。
 公民館図書室の蔵書検索については、北海道立図書館を核として道内の各図書館等とのネットワーク化が整備され、羽幌町の検索システムにより全道的な規模で図書の検索が可能となっております。今後とも小さなお子様から高齢者の方々まで、特に乳幼児を同伴の親子連れの方々が気楽に快適に利用できるように、また公民館図書室活動のさらなる充実のために努力をしてまいりますので、ご理解をいただきたいと思います。
 最後に、いちい大学の学習の充実についてでありますが、羽幌町の高齢者教室であるいちい大学は、長寿社会の中にあって、みずからの力で心身の健康に努め、豊かな経験を生かし、新しい知識、技術の習得により急激に進歩する社会への適応を図り、生きがいのある幸せで充実した生活をつくり出すために組織的な学習と交流、触れ合いの場として毎年開設しております。平成19年度の在学生は、昨年度より2名多い男性17名に女性が48名の合わせて65名の61歳から89歳までの学生たちが大学生と大学院生、研修生があらかじめ定められましたカリキュラムに沿って、原則として同一内容の一般学習と特別活動コース、クラブ活動にと取り組んでおります。
 一般学習コースは、年間学習時間をおおむね40時間に設定し、一つは社会の進歩におくれないために、二つ目に孤独を解消するために、三つ目に健康の増進と長寿のために、四つ目、趣味の向上、そして五つ目として社会参加を大きなテーマとして、町内各界の講師の先生をお招きして講義を開催しております。特別活動コースは、学生たちに最も人気のある学習で、修学旅行を初め大学農園、炊事遠足、運動会、球技大会、大学祭、そして自治会活動について学習しており、いちい大学の学習コースの中では一番多くの学習時間を割り当てております。最後に、クラブ活動ですが、文化、芸能、趣味、体育とレクリエーションの中から自分に最も合った得意とする教室へ自由に入部、退部することができることから、男女の別なく活発に学習しております。
 学習内容につきましては、平成5年度から年間の総学習時間数を112時間に維持してまいりましたが、いま一度開校に当たり検討をした当時に立ち返り、学習内容の見直しに努め、年間の総学習時間数や日程のさらなる検討を通して、学習内容の充実に向け、学生ともども魅力ある大学を目指し、努力してまいりますので、ご理解を賜りたいと思います。
 以上、高野議員の答弁とさせていただきます。

〇議長(橋本修司君) 再質問は再開後に行います。
 暫時休憩いたします。

休憩 午前10時52分
再開 午前10時59分


〇議長(橋本修司君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 これより質問、答弁の時間は30分以内となります。
 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) 答弁の1点目は理解をいたしました。
 2点目の今後の雇用施策の見通しについてでありますが、以前より私も指摘をしてきたところでありますが、町長自身答弁の中でおっしゃっていたように非常にリストラが進んでいると。このことは、町も受けとめていると思うのです。非常に進んでいるのです、リストラはこれまでもあったし。しかし、季節的な雇用の部分は、それはそれで大事なのですが、長期にわたる部分の不況が非常に深刻化しているわけですし、ここに町外でもリストラをされて帰ってきて、年金暮らしのお父さんのところにいたりして、仕事がないのだという方がたくさんいます。これは何人もいます。そういうことがあるので、もっと真剣に受けとめていただいて、道なり国も施策の展開を町が独自の形でやるということになればもっと工夫して、高橋はるみ知事も4月1日に来ましたが、やっぱり雇用でも何でも町村が独自の工夫をしていただきたいということを言っていますので、このことは今後検討していくということですから、これ以上申し上げませんが、ぜひそのように受けとめていただきたいと思います。このことの答弁は結構でございます。
 次に、3点目の中央地区の道道改良工事に伴う交通安全標識の設置でありますが、これは事故が発生してから取り組むということでは、町長が常日ごろおっしゃっている安全、安心の町づくりということからほど遠くなるので、ぜひ大きな問題にならないように、この箇所は防雪さくの設置もあったりして非常に見通しの悪いところでありますから、何よりも道道工事の改良ということで起きた原因でもありますし、ぜひそこを受けとめて今後早急に必要性を強く訴えていただきたいと思いますが、町長、いかがでしょうか。簡潔で結構です。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 先ほどの答弁でも申し上げましたとおり、今後とも必要性を訴えていきたいというふうに思っております。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) 次に、4点目の質問でありますが、今年度の臨時職員の採用に当たって、公募をしないで採用している。このことは、これも私以前から質問をしている。私が質問をしたからでなくて、町民の声として多くのやっぱり疑念を呈されております。やっぱり公募をしないと、情実採用したのではないかというふうに推測もされますから、ぜひそのことのないように、資格や経験等を必要としたケースが4件あったとありますし、事情により基本どおりいかない場合もあるというふうに答弁をしておりますが、こういうことで何だかわからないようなことを言うと、最初からなぜ条件を付さないのか。当然条件はあるわけですから、それをクリアした人を採用をしていくと。面接によって採用していけばいいと思いますので、何かこの答弁ではわからないところがあるのですが、いま一度簡潔に、どうして今回……1件ありますが、具体的に言わないとわからないのであれば具体的に申し上げますが、ぜひもう一度難しくなく、基本的にもっとなぜ公募ということでいかないのか、例外があるのか、お答えをいただきたい。

〇議長(橋本修司君) 総務課長、本間幸広君。

〇総務課長(本間幸広君) それでは、高野議員の質問にお答えをいたします。
 総体的な話は、先ほど町長の方からご答弁申し上げましたが、なぜそういうようなことで公募がなされないのかということでございますが、これ今年だけ特別まずは公募をしなかったということではございません。例年それぞれ大枠で、それぞれの経験や資格、その他特別な事情ということでございますが、そんなことで公募をしないで採用に至っている経緯もございます。それを端的に申し上げますと、いわゆるその事情によって公募の合理性、その他において、どうしてもそういうようなことで特に採用したいというようなことに限って公募を省略しているケースがございます。
 なお、そういう公募をしながら基本的に行うということは今後も変わりませんし、今回の採用に至った理由については、それなりの事情があるというふうにご理解をいただきたいと思います。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) 個別のことになると、特定の人を指すということで、個人情報の部分もありますから、言いませんが、ぜひそういう透明性を町長も確保すると、説明責任を果たすのだと、そして透明性を確保することによって町政の信頼性を確保するということを常に言っているわけですから、そういう町民に変に不信を与えるようにならないように公募を前提としていただきたいことを申し上げておきます。
 次に、順番がちょっと前後する、関連するのでありますから、これをあらかじめご理解をいただきたいのであります。まず、5点目の女性団体連絡協議会の活動休止に至った経緯、先ほど教育長の方では答弁の中で、今年の2月末ごろに会長を初め役員3名から、今後女性団体連絡協議会としての活動を一時休止したい旨の相談を受けましたということがありますが、具体的には2月何日、どなたがお見えになっているのか、端的にお答えください。

〇議長(橋本修司君) 社会教育課長、工藤孝司君。

〇社会教育課長(工藤孝司君) 月日は記憶しておりません。私が対応させていただきました。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) この日にち、実は私もただいたずらに質問をしているのではなくて、関係団体の方々から直接お話を聞かせていただきました。実は、今年の2月28日に公民館長の方から来ていただきたいと、案件はわからなかったけれども、来ていただきたいということで、女性団体の連絡協議会の会長以下3名の方ということで行ったところ、実は今年の4月から、つまり3月31日で退職する方がいたと。その方が女性団体の連絡協議会の担当をしていたので、これからも引き続きなかなか要望をしてもそういう体制にはならないだろうと。つまり職員が配置されないということから、一つは団体の持つ事務局は、なかなか事務局にかかわれないこととなっていると。これまで長い間かかわってきたけれども、できないのだということが1点、それから2点目には女性団体が既に自立をしたのだと、自立をしていると。この自立という意味、よくわからないのです。関係者もわかっていませんよ、自立って何なのか。それから、活動の目的が達成をされたと、このように館長の方から言われたと。このことによって、その後各団体が協議をして、活動休止に追い込まれたというふうに受けとめています。そのことについてはどうですか。どうしてこういう答弁になるのか。

〇議長(橋本修司君) 社会教育課長、工藤孝司君。

〇社会教育課長(工藤孝司君) お答えをいたします。
 まず、私どもの基本的な姿勢について、たしか会長さんを初め、説明をさせていただいたつもりでおります。それは、私ども長い間この窓口という立場で接してきたわけですけれども、現実の問題として歴代の担当者の中には組織の中枢に入って、その方向づけや決定権限にまで影響を与えるような方もいたかもしれませんけれども、もうそういうような誤った活動の支援の仕方はできないと。本来の形に戻していただきたいのだけれども、急にはいかないだろうと。だから、徐々にそれなりの方向で検討をしてみてくださいというお話はさせていただきました。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) 今工藤課長は答弁の中で、誤ったということを言いましたが、何が誤ってきたのか、何が誤ったことなのですか、悪い例なのですか。

〇議長(橋本修司君) 社会教育課長、工藤孝司君。

〇社会教育課長(工藤孝司君) お答えをいたします。
 組織の事務局と称して、すべてを所管をして、その担当者があたかも自由に組織を動かしていると。過去になかったわけではございません。ただ、それらについては団体の自主自立を阻害するばかりではなくて、平成11年の3月ですか。民間の有識者から成っておりましたが、行政改革懇談会、この事務事業の見直しについての中間答申にも逆行するということで、適当でないという判断をしております。
 以上です。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) 何だかどうも責任逃れのような、職員におっかぶせるような答弁があるのですが、公民館というのは本来はやっぱり長い間団体の育成、助長をするということで、当然教育執行方針あるいは社会教育方針、事業計画にも載っているわけでありますが、当然助長、そういうことをしていかなければならないと私は思っているのです、活動を。だから、いたずらに事務をずっと持っていって介入するだとか、職員がかかわり過ぎるとかというのは、当然館長がそれは戒めなければならない部分だと思いますが、しかし現実に今これだけ高齢化する中で、新たな会員がふえない中で、やっぱりこれまでいろんな場面で女性団体が町政にもかかわってきているし、町政の側も頼りにしていたと思うのです、ボランティアにいろんな部分で。したがって、そういうことでなくて、やっぱり育てるのだという、なぜそういう基本にならないのか、改めて。これは、町長部局とは違うのですよね。お答えをいただきたい。

〇議長(橋本修司君) 社会教育課長、工藤孝司君。

〇社会教育課長(工藤孝司君) お答えをいたします。
 今の女性団体連絡協議会に関しましては、少なくても単位団体がそれぞれに独立をして、それなりに目的を持って活動をされております。それは、今後も続いていくはずでございます。今おっしゃっているのは女性団体連絡協議会、いわゆる女性団体のさらなる団体のネットワーク、これの存在を休止したいという話でありまして、女性団体が消えてなくなるという話ではございません。
 それと、私どもが所管をしております今の女性団体連絡協議会の事務といいましても年に1回の総会と若干の事業が、独自事業が2本ばかりある程度でございまして、事務量からいってもそれほど今議論をして負担になるような話では全くございませんで、その辺ご理解をいただきたいと思います。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) それほどの事務量でないという、これは考え方の違いでしょうが、現実に町から女性団体連絡協議会に対して補助金もあると思います。補助金の経緯もあると。それから、今年度まで持っていたと思いますが、当時は1年でしたが、今は2年だというふうに言われていますが、管内の女性団体連絡協議会の事務も同時に来るのですね。管内のですよ。そういうことになると、今の単一団体の構成と言うけれども、単一団体の多くはやっぱりそれぞれの事業所、女性団体、例えば漁協でいうと漁協の職員がそこで事務を持っている。商工会もそうだと思いますし、農協もそうです。だから、そういう中で管内の事務局までやっぱり持たなければならないということですから、その辺はちょっと認識違うのではないかと思いますが、改めて答弁。

〇議長(橋本修司君) 社会教育課長、工藤孝司君。

〇社会教育課長(工藤孝司君) お答えをいたします。
 まず、逆に平成11年3月の行政改革懇談会の答申はご存じでしょうか。まず、3点ばかり答申をされております。これは、羽幌町の庁舎に事務レベル、管理職さんから成りました行政改革の推進本部、押之見町長が本部長で立ち上げまして、その結果について再度民間の意見も聞こうということで、当時7名からの各団体の代表者から成る懇談会を組織しまして、そこで改めてもんでいただいて、その答申が平成11年3月に出ております。この答申の特に3点、今回の今の質問に関連をいたしまして重要であると思いますので、抜粋でございますけれども、ちょっと紹介させていただきます。
 まず、一つ目は福祉団体でございます。福祉団体につきましては、各団体事務局の事務支援等について、逐次自立への移行に向け体制を確立されたいと、このようになっておりまして、逐次社会福祉協議会の方に移行になっております。あと二つ目、当時商工観光課の方で所管されておりました消費者協会、これの事務局の問題でありますけれども、まずできることはやっていただくと。そういう姿勢を堅持し、自立への移行に向けて指導されたいと、このように答申されております。最後に、公民館については特に指示がありまして、公民館の本来事務と団体事務の区分等の明確化について、段階的に分けて切り離し、職員が意識的に各団体への指導を行い、対処すべきだと、このように答申をされまして、新しく町長になられました舟橋町長が全面的にこれは100%実行するという約束をされております。私どもは、そのとおり一線を画して、少なくても自立へのお手伝い、事務局のお手伝いをするということです。これは、引き続き継続をしてまいりたいと思っております。
 以上です。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) では、平成11年ということですが、これは私どももその内容もわかります。今団体の自立というのは、やっぱり当然あるべきだと思います。しかし、役員構成も変わる中で、緩やかなやっぱり指導をしながら徐々に理解を求める。この理解を求める、そういう指導をこれまでどのように行ってきたのか、具体的に。

〇議長(橋本修司君) 社会教育課長、工藤孝司君。

〇社会教育課長(工藤孝司君) お答えをいたします。
 私ども公民館では、女性の各町内会の婦人部の方々、これがいわゆる女性連協の母体でありますけれども、それと別にまた町内会を単位に子供会の育成部、これの集合体であります育成連絡協議会、これらも事務局をやっておりますし、これらについては活発に活動させていただいております。ですから、それぞれの団体に応じて、文化協会もありますし、それぞれの団体に応じてそれなりの支援はさせていただいておるつもりでおります。
 以上です。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) 時間もありませんから、余りくどくどとやりとりはしたくないのですが、ぜひ理解をしていただきたいのは、やっぱり緩やかなというか、理解を求めるという説明責任、突然ではなくて。
 それから、問題はもう一つ、このことによってやっぱり管内の女性連協、ここの総会、4月の25日に羽幌町であったと思うのですが、その場でも非常に慰留、なぜだと、なぜこうなったのだということで強い危惧、これはもう反対だって近い声もあったというふうに聞いています。これは、他の天塩なり、ほかの団体の会長さんからも聞いております。だから、そういう他の団体にも、やっぱり管内的な部分にも、これまでの長い女性団体連絡協議会の活動からはそういう影響を与えるのです。そのことについては、どのように受けとめているか。

〇議長(橋本修司君) 社会教育課長、工藤孝司君。

〇社会教育課長(工藤孝司君) 管内の問題につきましては、私も羽幌の総会、それから管内の総会、両方出させていただきまして、オブザーバーという形で聞いておりました。いろいろ今高野議員ご指摘のとおり、白熱した議論があったようでありますけれども、基本的にやはり羽幌町の女性団体が組織として、総意として決めたことでございますから、これは勝手に一部の役員がどうこうということにはならないと思います。当然私も組織の総意として、その結論を重く受けとめまして尊重をしていきたいと思います。
 また、管内の問題につきましては、羽幌の女性団体連絡協議会がなくなったから、管内の女性団体に加入できないかということではありませんで、それぞれ単位6団体として残っておりますし、そのほかの6団体以外の婦人団体もたくさんございます。その方たちがどこの団体に入っていくかということは、それぞれの組織で練って決めていけばいいことだと思っております。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) 最後にしますが、やっぱり理解を求めなければだめです。課長は、そのようにおっしゃるけれども、現実にやっぱり加盟団体がそのことによって活動を休止に追い込まれたと受けとめているのですから、その辺の話し合いをやっぱり今後もしていっていただきたいと思いますが、どうですか。

〇議長(橋本修司君) 社会教育課長、工藤孝司君。

〇社会教育課長(工藤孝司君) お答えをいたします。
 それは、私どももぜひそうしていただきたいなと思っておりますし、こちらからもいろいろ相談をさせていただきたいと思っております。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) 次に、関連ありますから、教育委員会の答弁ですから、6点目の公民館の図書活動の充実について質問をしますが、先ほど常任委員会の調査報告の中にもありましたが、幼稚園、保育所等から巡回図書を今年度から実施しないこととした理由は何なのか、まずお答えをいただきたい。

〇議長(橋本修司君) 社会教育課長、工藤孝司君。

〇社会教育課長(工藤孝司君) お答えをいたします。
 巡回文庫を廃止したということではございませんで、巡回文庫に関しては4月の11日付に新聞報道がなされました。これは、天売、焼尻の各小学校、それから幼稚園、保育所の見直した部分だけが報道されまして、増強した部分については残念ながら述べられておりませんでした。基本的に学校図書については、教育的な見地からそれぞれに毎年予算化されておりますし、それから各僻地校の廃校になった後、それぞれ蔵書しておりました図書については、小学校は各小学校に振り分けておりますので、充実しているという判断です。それと、保育所、それから幼稚園につきましても教材等でそろっているよということで、事務レベルでは協議をされているというふうに私は認識しております。そして、そこの部分だけが新聞報道で出たわけですけれども、それ以外に先ほども出たようですけれども、道立病院、それから特老、それから新しく子供たちの子育て支援センター、それから発達支援センター、これらにも相当充実した内容で巡回文庫は実施しております。道立病院については6割ぐらいのボリュームで今やっておりまして、特老についても同じです。
 以上であります。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) これも説明責任というふうに私は申し上げたいのですが、常にやっぱりそこら辺が理解されていないのです。幼稚園もそうですし、天売の小中学校もそうだと言っていますが、保育所は退職された中川園長さんから私の方にたまたま別な件で電話がありまして、その際に私の方からお聞きをしたのですが、担当課長の柳田課長の方に言ってもわからないのだということが所管事務調査の方で理解されていないのです。保育所の方では、やっぱり先ほども言ったように絵本だとかなかなか置く場所もないし、巡回図書の部分は非常に役に立っていたと。広く園外保育にもやっぱり使用しながら、利用しながら、お母さんたちともそういう交流を持って読書に親しむのだという理解を求めていたということで、なぜなのか、突然。理解していないのです。だから、理解するようにその辺はやっぱり関係者に協議しなかったら、置くときだけ協議したらいいということにはなりませんから、具体的にきちっと協議をなぜしなかったのか。

〇議長(橋本修司君) 社会教育課長、工藤孝司君。

〇社会教育課長(工藤孝司君) お答えをいたします。
 そういう意味では、機関と機関できちっと協議をしたという事実はございません。あくまでも担当者レベルの話であります。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) すべてにそうですが、きちっとやっぱり説明責任を果たしていただきたいと思うのです。理解を求めなければだめですよ。
 最後に、教育委員会の方に関係する部分で、いちい大学の学習の充実ということで、これは非常に内容はわかるように皆さんに答弁されていますが、一つ気になるのは、私ども選挙期間中、多くの町民の方々から、いちい大学に実際に学習に行っている方々を含めて、自治会の役員の方々から非常に訴えがございました。その後もいろいろ聴取をしますと、非常に問題があるのかなと思いますが、今回6月18日から20日にかけて、今日にかけて修学旅行が実施されていると思いますが、職員は何名同行しているのか、これだけ。何名同行しているのかしていないのか、お答えください。

〇議長(橋本修司君) 社会教育課長、工藤孝司君。

〇社会教育課長(工藤孝司君) お答えをいたします。
 同行と言ったらいいのか、随行、引率、いろいろ言葉は難しいけれども、形として担当係長が1人ついていっております。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) そこで、今年度の学習要綱の中でというのか、自治会ともいろいろ話を、理解を求めるべく工藤課長も努力をされているのだと思いますが、修学旅行は今年度も行く予定はないということ、いわゆる何があれかというと、予算要求をしたけれども、いわゆる削られたと、査定で。そのように申していたということですが、これは事実なのかどうかと、それから今年度は行っていますが、来年度に向けてはどのように考えているのか。

〇議長(橋本修司君) 社会教育課長、工藤孝司君。

〇社会教育課長(工藤孝司君) お答えをいたします。
 問題は、予算の関係でございますけれども、基本的に1泊2日、随行なしと、これが原則であります。これも平成11年3月の行政改革懇談会の答申で出されております。それで、それ以後随行、引率、同伴、参加、これらについては一切なくなっているはずです。ただ、残っているのはいちい大学だけです。それも2泊3日という、非常に財政当局からはにらまれておる状況でありまして、来年は見直しをかけたいと思っております。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) 行政改革、行政改革と言いますけれども、今度は教育長に最後に答弁をいただきたいのですが、やっぱりいちい大学に参加する理由も、私もかつて5年間担当しましたが、いちい大学の名称を私どもがつけさせていただいた。募集をしながら、なったのですが、やっぱり充実した学習、それと交流、うちの中にいたらやっぱり大変だと。それでは、友達もできるということ、学習の意欲、皆さんと交流できるということで、若干やっぱり健康に不安を抱えている人もいるのです。薬をもらいながら、病院に行きながら、現に大勢の中にいますよ。そういう人を、これ公民館の事業ですね、教育長。公民館の事業でしょう。学長は教育長ですね。それであって、なぜそれが必要性を認めないのか。そんな行政改革の部分云々ではないですね。そういうことで、では修学旅行につかなくていいのですか。教育長は、どのように考えているのか。

〇議長(橋本修司君) 教育長、山本孝雄君。

〇教育長(山本孝雄君) お答えいたします。
 今議員ご指摘のとおり、いちい大学の意義といいますか、それにつきましては先ほどご答弁の中で申し上げましたとおり、羽幌町の高齢者大学ということで重要な位置にあるということの認識はしております。そのときの答弁でお答えしましたけれども、一応具体的に修学旅行の部分につきましては、今ここでは即答できませんけれども、行革の答申ということではなくて、あくまでもいちい大学の学生ともども充実した内容にしていくということで、全体的な見直しというのは常に図っていきたいなと思っております。その中で、いちい大学生の自治会活動の中でも修学旅行のあり方等を含めまして、どういうあり方がいいのかということを今後担当者と学生との間で協議をして結論を導き出していきたいとは思っております。

〇議長(橋本修司君) 5番、高野輝雄君。

〇5番(高野輝雄君) ぜひしっかりと受けとめていただいて、責任体制をやっぱりとっていただかないとだめだと思います。学校なのですから、学習機関なのですから、それはぜひ受けとめていただきたいというふうに思います。
 次に、時間ございませんが、今度は町長部局の方に、町長の答弁に移らせていただきます。最後の部分ですが、管理職の時間外勤務の処理、これはどのように行われているのかということですが、ここに答弁の中で、振りかえ休日に勤務をしないこととなるときに任命権者の承認を受けているところでありますというふうに答弁をしていますが、これはいわゆる代休制度も含めた代休ということと解していいか、それだけ手短にお答えをいただきたい。

〇議長(橋本修司君) 総務課長、本間幸広君。

〇総務課長(本間幸広君) お答え申し上げます。
 まず、先ほど町長がご答弁をした中にもちょっと専門用語も含まれておりますので、平たく整理して申し上げますと、文言として週休日だとかという言葉は入っておりますが、簡単に申し上げますと勤務日とお休みの日を振りかえると、こういう趣旨でございます。その中で、総じて一般的な呼び名として代休と、こういう言葉を使っているというふうにまずご理解をいただきたいと思います。
 その段で、もちろん管理職という間仕切りでお話しされておりますので、町長もご答弁申したとおり一般的な職務については管理職の職責の中でみずからが判断すると。ただ、特に全庁的に見ますとイベントあるいは諸行事とも言いますけれども、それだとか特別、臨時、緊急な場合には管理職といえどもみずからの職責のほかに、いわゆるお休みの日なのですが、勤務と位置づけるということもあります。そんなことで、それの任命権者としての掌握という部分で、実際に振りかえて休む日に改めてまた承認を得ていると、そんなことでございます。

〇5番(高野輝雄君) 最後に。

〇議長(橋本修司君) もう時間は……何分あるの。

〇5番(高野輝雄君) 答えなくていいことを答えている。ちょっと最後に1点だけ。

〇議長(橋本修司君) 最後、簡潔にお願いします。これで終わります。

〇5番(高野輝雄君) これは、それ以上申し上げません。またの機会にさせていただきますが、それではいわゆる代休という管理職の部分で、管理職のことで聞いているのですが、これまで管理職で最大年間何日行使されたいわゆる代休があるのか、これをお答えいただきたい。

〇議長(橋本修司君) 総務課長、本間幸広君。

〇総務課長(本間幸広君) お答え申し上げます。
 その辺で、全庁的に実は正直申し上げまして厳密な数字までは、大変申しわけないのですが、現在私の方で押さえてございませんが、おおむね各課調査した範疇でいけば、一番多い日数でいくと22日くらいというふうに押さえておりますし、そんな状況にしか大変申しわけありませんが、状況としては押さえてございません。

〇議長(橋本修司君) これで5番、高野輝雄君の一般質問を終わります。
 次に、1番、蒔田光子君。

〇1番(蒔田光子君) 私より高校再編による対応についてお伺いいたします。
 北海道教育委員会は、去る6月5日、2008年度から3年間の公立高校再編策の具体的な配置計画案を公表しました。それによると、11校の募集停止、9校の統廃合、13校を対象とする地域キャンパス校の導入など、極めて厳しい内容であります。道教委は、この計画案を教育関係者や父母らの意見を聞く検討協議会を開き、9月上旬ごろまでには最終決定したいとの意向を示しております。
 一方、昨年8月に示した新たな高校教育に関する指針、1、1学年3学級以下の高校は近隣校と再編する、2、生徒数が1学年20人を割り、増加の見込みのない場合は統廃合するの基準が生きています。このたび再編案では、羽幌高校は対象外とはなったものの、今年の進学数、今後の中学校卒業生徒数などから見たとき、極めて厳しいものを感じます。
 そこで、進学希望者数をふやすために、地元中学校を初め、周辺中学校への呼びかけ並びに特色ある高校づくりの支援に積極的に取り組んでいく必要があると考えますが、教育長のお考えをお伺いいたします。

〇議長(橋本修司君) 教育長、山本孝雄君。

〇教育長(山本孝雄君) 蒔田議員のご質問にお答えいたします。
 北海道教育委員会は、先般平成20年度から22年度までの間の公立高等学校配置計画案を公表いたしました。その内容につきましては、蒔田議員ご指摘のとおり厳しい内容となっております。既にご承知のことと存じますが、留萌管内の状況につきましては、増毛高校が平成21年度から募集停止、また苫前商業高校につきましては平成20年度から、天塩高校につきましては平成21年度から留萌高校をセンター校とする地域キャンパス校の導入が示されたところでございます。
 羽幌高校につきましては、今回示された配置計画の中で再編等の対象にはなっておりませんが、本年度の入学状況や今後の中学校卒業予定者等の状況を見ても厳しい状況にあることは議員ご指摘のとおりでございます。現在の羽幌高校在学生の出身中学校を見ますと、羽幌中学校、苫前中学校、古丹別中学校、初山別中学校及び豊岬中学校卒業者がほとんどであり、この中部3町村以外からの入学者はほとんどいない状況であります。逆に言いますと、羽幌高校がこの地域の地元中学校卒業生にとっては進路選択を考える上で、申し上げるまでもなく大変大きな存在だと言えると思います。中部3町村の今後の各中学校の卒業予定者につきましては、今後も減少傾向にあることは事実であり、平成20年以降5年間を見ましても3町村合わせた中学校卒業生1学年を平均しますと105人前後と推計されております。
 ご質問にあります地元高校への進学希望者をふやすために、地元中学校を初め、周辺中学校への呼びかけや特色ある高校づくりへの支援など、可能なものから取り組む必要があると考えております。特に地元羽幌中学校と羽幌高校とがなお一層密接な連携と情報の交換などを行い、羽幌高校の特徴的な教育内容や就職、進学等の状況についてのきめ細かな情報を進路指導等において生かしていただき、一人でも多くの生徒が羽幌高校への進学を希望していただくための効果的な方策の一つとなるよう努めていきたいと考えております。教育委員会といたしましては、ご理解を得た中で早い時期にそのような場や環境づくりに努めてまいる考えでおりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 また、羽幌高校は道立高校でありますことから、いろいろ制約もありますが、教育委員会として可能なものにつきましては、今後ともできるだけの支援と協力をしていきたいと考えております。羽幌高校におきましても、なお一層魅力ある学校づくりに励んでいただくとともに、現在行っている「羽高だより」や羽高PTA広報紙「潮路」の町内回覧を初めとして、学校情報を積極的に地域へ発信していただきたいと考えており、学校、地域が一体となった活動が最も重要であると考えております。
 羽幌町といたしましては、高校配置については郡部の地理的条件、通学の困難性など地域の実情を考慮し、教育の機会均等を図っていただくよう今後もあらゆる機会を通じて意見反映していきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 以上、蒔田議員の答弁とさせていただきます。

〇議長(橋本修司君) 暫時休憩します。

休憩 午前11時37分
再開 午前11時37分


〇議長(橋本修司君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 これより質問、答弁の時間は30分以内となります。
 1番、蒔田光子君。

〇1番(蒔田光子君) では、再質問させていただきます。
 教育委員会側といたしまして、もっと具体案がきっと何点かあるのではないかなと推測していたところなのですが、残念ながら答弁書の中にはそれが見当たりませんでした。私の方からもう一度具体的に今の回答を読んで、お聞かせ願いたいと思います。道立高等学校であるから、いろいろな制約があると答弁書の中にはあったのですが、町民が地元の高校により充実を願い、支援をしていただくことに具体的にどんな制約があるのかお教え願います。

〇議長(橋本修司君) 学校管理課長、品野万亀弥君。

〇学校管理課長(品野万亀弥君) それでは、お答えいたします。
 現在羽幌町が単独で羽幌高等学校へ補助、援助、支援をしている部分につきまして申し上げたいと思います。まず、1点目が羽幌高等学校振興会という組織がございます。その組織は、生徒の体育、文化への援助、その他教育活動の振興を図るために必要な事業ということで、その振興会への援助で平成19年度で、年々減少しておりますが、70万予算措置をし、援助をしようとしております。それと、スクールバスの支援ということで、総合的学習ということで授業がありますけれども、年度によって違いますけれども、年間20回から30回程度スクールバスを出して、そういう支援をしております。それと、先ほど教育長の答弁にもありますとおり機関紙の町内回覧の支援ということで「羽高だより」、それと羽高のPTAの「潮路」の町内回覧につきましても年間必要の都度そういう支援をしております。
 それと、制約の部分でいきますと、明らかに今ここで答えることはできませんが、直接授業にかかわるものにつきまして、町が道立高校に対する部分につきましては問題があるというふうに理解をしております。

〇議長(橋本修司君) 1番、蒔田光子君。

〇1番(蒔田光子君) その辺、私といたしましてはちょっと理解がしにくいところなのですが、確かに道立高校には間違いないのですけれども、この地域にあっては本当に大切な高校であると、町民皆さん思うところだと思うのですけれども、ちなみに平成19年度、今年羽幌高校に入学した子供が中学校別でいくと羽幌中学から、今年卒業生が62名いるのですけれども、30名、それから苫前中学から3名、初山別中学から6名、古丹別から4名、豊岬から3名、遠別から1名と、合計47名と伺いました。こういう状況の中で、どうして羽幌中学が62名の卒業生がいる中で30名しか行くことをしなかったのかなと考えたのですけれども、伺うところによると羽幌高校の学校紹介のとき、年間1回だけ進学のときに父母と子供たちを対象に説明会が行われるということなのですけれども、そのほかに中学校と高校の交流、先生方の交流、また子供たち……子供たちの交流って部活で若干あるところがあると思いますけれども、そのほかに何か具体的に教育委員会の方から積極的に中学校の方に高校の情報を伝える、そういうことをなさっていますか。

〇議長(橋本修司君) 学校管理課長、品野万亀弥君。

〇学校管理課長(品野万亀弥君) 直接現時点で教育委員会が中に入って、羽幌高校の概要だとか、特徴ある教育の内容だとかという部分で示している部分はございません。そういうことで、先ほど教育長が答弁しましたとおり、学校単位では今までもある程度規定の中での交流を行っておりますが、綿密な部分という部分は相当少なかったというふうに理解をしております。そういうことで、地元の羽幌高校、そして地元の羽幌中学校が今蒔田議員おっしゃいましたとおり、62名の卒業生のうち半数弱しか羽幌高校に行っていないというような状況がございますので、さらに羽幌中学校と羽幌高校が連携をして、そういう部分で羽幌中学校が大学等への進路相談を受けたときに、そういう羽幌高校と連携、常に情報交換をしていただいて、つぶさに羽幌高校の内容を説明できるような、そういう体制をつくっていただきたいと思っておりますし、両校のそういう了解が得られれば教育委員会が音頭をとりまして、そういう場を設けたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

〇議長(橋本修司君) 1番、蒔田光子君。

〇1番(蒔田光子君) ぜひそのようにしていただきたいと思います。というのは、羽幌高校、私たまたま校長先生とお会いする機会がございまして伺ったところ、積極的にいかにその地域に根差した高校をつくり上げていこうということで、いろんな手だてを講じているそうなのです。それで、就職率にしても進学率にしてもかなり頑張っているという状況の中で、それが羽幌中学校の子供たち、またPTA、それから先生方にも十分に伝わっていないように感じました。ですので、ぜひ積極的に教育委員会の方から音頭をとっていただいて、中学校さん、高校のパイプ役になっていただきたいと思っております。
 また、各行政地区では、少しでも多くの子供たちに自分の地元の高校に来ていただきたいということで、遠方から来ている子供たちに対しては財政面でも支援している地域もあるのです。そういうことについて、今実際遠別から1人羽幌高校に通っている子もおりますが、財政的な支援とか、そういうことのお考えはございませんか。

〇議長(橋本修司君) 学校管理課長、品野万亀弥君。

〇学校管理課長(品野万亀弥君) その点も羽幌高校以外で支援をしている部分でいきますと、例えば自前で寮を建てて、そこにそういう援助をして地元の学校に通ってもらう、あるいは下宿等をどこか仲介して、そういう下宿を紹介すると、それとあとは交通費等についても大きな援助をするというような形で多分やっているのだろうと思います。そういうことで、そういう方法もございますけれども、長期的に見るとそういう部分が抜本的に子供たちが定着してふえていくかという部分にはならないと思います。基本的には、先ほど申し上げました地元の中学校と高校が連携した中できめ細かな指導をやっていく。そして、羽幌高校については自前で努力をして、学力のアップあるいはクラブ活動で優秀な成績をおさめるというか、そういう特徴的な羽幌高校を全道的に発信していくような、そういう力をつけなければ抜本的にそういう解決にならないと思いますので、そういう本当に基本的なインフラの部分の整備について一生懸命教育委員会として支援をしてまいりたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

〇議長(橋本修司君) 1番、蒔田光子君。

〇1番(蒔田光子君) 確かに高校さんの努力ということは、もちろん大切かもしれませんが、その努力を地域ではやっぱり理解して、中学校の子供たち、PTA、そして先生方に伝えていくのが教育委員会の仕事ではないかなと私は感じております。このたび配置計画の対象とはならなかったのですが、きっと数年後にはやはり大変な問題がまた起きてくると思うのです。その事前の対策として、今から手を打っていかなければならないところがたくさんあると思っております。基本的にやっぱり羽幌高校がいいよという、そういうふうに子供たちの意思を向かわせるためにも、小中学校時代から的確な学力を身につけてスポーツ、文化に親しむ子供たちを育てていく、羽幌の子供たちをどんな子供に育てていくのかということが私たちの責任であり、また教育委員会、教育長のお考えの中で進めていかなければならないことだと考えております。羽幌高校の発展のためには、発展というか、羽幌高校がこの地域に及ぼす影響は非常に大きいものと考えておりますので、羽幌高校の発展も羽幌町の発展も同時に進行していくものと考えております。知恵を出し合って、いい学校、いい町づくりをしていきたいと考えておりますが、済みません、町長のご意見をお聞かせください。

〇議長(橋本修司君) 町長、舟橋泰博君。

〇町長(舟橋泰博君) 蒔田議員の高校再編への対応ということでのご質問、教育部局の答弁が中心でございましたけれども、やはり今最後に総論的に申し上げられたいわゆる羽幌の町づくり、やはりこの地域から学校が一つ統廃合によって大きな変化をするというようなことがなされるのであれば大変な打撃でもありますし、地域の今後の町づくりという観点からも大変なことであります。教育長答弁、また課長の答弁がありましたので、私の方からは申し上げませんが、いわゆる中学校と高校との連携の中で羽幌高校の魅力というものを大いに発信していかなければならないというふうに考えております。行政として支援できる部分、協力できる部分は、どんどんしていきたいというふうにも思っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

〇議長(橋本修司君) 1番、蒔田光子君。

〇1番(蒔田光子君) 私たち地域に住む者は、いろんな立場から羽幌高校のすばらしさを伝えていきたいし、また側面的にいろんな部分で応援していきたいと皆さん感じていらっしゃるし、やっていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。どうぞ教育委員会ももっともっと積極的に羽幌中学校と羽幌高校のパイプ役になって、いい情報が交換できるように働きかけてください。
 以上です。

〇議長(橋本修司君) これで1番、蒔田光子君の一般質問を終わります。
 以上で一般質問を終わります。

    ◎散会の宣告
〇議長(橋本修司君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
 本日はこれで散会します。
(午前11時50分)

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