議会議事録(平成18年第3回臨時会 6月26日)
議会議事録(平成18年第3回臨時会 6月26日)
平成18年第3回羽幌町議会臨時会会議録
〇議事日程(第1号)
平成18年6月26日(月曜日) 午前10時00分開会
第 1 会議録署名議員の指名
第 2 会期の決定
第 3 諸般の報告
第 4 議案第36号 平成18年度羽幌町一般会計補正予算(第2号)
〇出席議員(14名)
1番 高山 誓英 君
2番 熊谷 俊幸 君
3番 高野 輝雄 君
4番 室田 憲作 君
5番 有沢 護 君
6番 金木 直文 君
7番 橋本 修司 君
8番 駒井 久晃 君
9番 大山 新太郎 君
11番 磯野 直 君
12番 蒔田 光子 君
13番 伊藤 昇 君
14番 松井 道弥 君
15番 森 淳 君
〇欠席議員(1名)
10番 寺 沢 孝 毅 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
町長 舟橋 泰博 君
助役 松本 信裕 君
教育長 山本 孝雄 君
監査委員 米澤 幸雄 君
総務課長 本間 幸広 君
政策推進課長 小川 雅人 君
政策推進課長補佐 鈴木 典生 君
財務課長 長谷川 一志 君
財務課長補佐 石川 宏 君
建設水道課長 平山 光彦 君
建設水道課主任技師 岩井 広和 君
〇職務のため出席した事務局職員
議会事務局長 伊勢田 正幸 君
総務係長 渡辺 博樹 君
書記 小林 政利 君
◎開会の宣告
〇議長(森 淳君) ただいまの出席議員は14名であります。
定足数に達しておりますので、ただいまから平成18年第3回羽幌町議会臨時会を開会いたします。
(午前10時00分)
◎町長あいさつ
〇議長(森 淳君) 町長から議会招集のあいさつがありますので、これを許します。
町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) 平成18年第3回町議会臨時会の招集に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
議員の皆様方におかれましては、大変ご多忙のところ、また先般の定例議会が終了して間もないことにもかかわらず、ご参集いただきまして、厚く御礼を申し上げます。
さて、本臨時会に提案いたしております案件は、平成18年度一般会計補正予算であります。内容等につきましては、この後の議案審議においてご説明を申し上げますので、よろしくご審議賜りますようお願いを申し上げまして、招集のあいさつといたします。
◎開議の宣告
〇議長(森 淳君) これから本日の会議を開きます。
◎会議録署名議員の指名
〇議長(森 淳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第118条の規定によって、
9番 大 山 新太郎 君 11番 磯 野 直 君
を指名します。
◎会期の決定
〇議長(森 淳君) 日程第2、会期の決定を議題とします。
お諮りします。本臨時会の会期は、本日1日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(森 淳君) 異議なしと認めます。
したがって、会期は本日1日間と決定いたしました。
◎諸般の報告
〇議長(森 淳君) 日程第3、諸般の報告を行います。
本日の欠席届け出は、10番、寺沢孝毅君であります。
会議規則第21条の規定により、本日の議事日程表は配付いたしましたので、ご了承願います。
次に、地方自治法第121条の規定により、本臨時会に説明員として出席通知のありました者の職、氏名を一覧表として配付してありますので、ご了承願います。
これで諸般の報告を終わります。
◎議案第36号
〇議長(森 淳君) 日程第4、議案第36号 平成18年度羽幌町一般会計補正予算(第2号)を議題とします。
本案について提案理由の説明を求めます。
町長、舟橋泰博君。
〇町長(舟橋泰博君) ただいま提案となりました補正予算につきまして提案理由をご説明申し上げます。
一般会計で既定の予算総額に歳入歳出127万1,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ59億1,746万6,000円とするものであります。
補正をいたします内容は、平成18年度予算において旧営林署庁舎解体業務委託料2,110万5,000円を計上いたし、議決をいただいたところでありますが、平成15年3月25日、留萌北部森林管理署と取り交わしました国有財産売買契約書に基づき、平成18年6月30日までに建物を解体及び撤去するため、5月1日に解体業務委託契約を締結、5月2日から6月30日までを工期として工事に着手しましたが、解体業務実施中に建物支柱の一部を掘削し、くいの引き抜き作業を行ったところ、長さが9.5メートルであることが確認されました。留萌北部森林管理署から入手し、実施積算に使用しました建設当時の設計図書では、長さ6メートルとなっていたものと比較いたしますと、3.5メートルの違いが生じました。また、その他埋設されているくいにおいても、現在の使用機械では対応できないことと判断されることから、くいの引き抜きに使用する作業機械などの変更に伴い設計変更が必要となったものであります。なお、留萌北部森林管理署とは解体及び撤去の期間を8月31日まで延長することとして、国有財産売買契約書の条項の一部を変更し、6月23日に協定を終えております。
以上が今回補正をいたします予算の内容であります。よろしくご審議、ご決定賜りたく提案理由の説明とさせていただきます。
〇議長(森 淳君) これから議案第36号について質疑を行います。
3番、高野輝雄君。
〇3番(高野輝雄君) 去る6月議会において、私は3月議会において2,110万5,000円になったことについて、600万円当時からふえたということで、この理由については町側から答弁をいただいたのでありますが、残念ながらいろいろな関連する部分に聞いても時間がなかったということで、改めてちょっとこのくいのことについてお聞きをしますが、いわゆる6メートルのくいだと。確かに私も設計図書を持っております。これは、文書公開条例に基づいて請求したものでありますが、何度見ても6メートルと。特記事項、当時36年前ですね、1970年6月の設計図書がありますが、確かにそのとおりなのです。しかし、このことはあれだけの湿地帯ということで町側、住民の間でも工事にかかる前、本当にあれで抜けるのか、もっと10メートルないし12メートルあるのでないかという、建設当時見ている方、付近の方がたくさんいまして、どんどん、どんどん入っていくという状況があったというのです。それで、私はそのことはわかりませんから、専門でもありませんので、この際お聞きをしますが、そういうことは想定されなかったかどうかお聞きをしたいと思います。
〇議長(森 淳君) 建設水道課主任技師、岩井広和君。
〇建設水道課主任技師(岩井広和君) お答えいたします。
私自身、入って間もなくだと思いますけれども、旧郵便局、あれをやっていたと思うのです。そのころは、たしか10メートルか11メートルぐらいというのは記憶にあるのです。それで、今回の結果わかった時点で、さらに新しい郵便局に電話をかけまして、その実態をどうだったということを聞いたのですけれども、古いのはわからないけれども、現在の新しいやつについては9メートル打ちましたというようなことを言われております。ただ、自分自身思うのは、例えばその近辺に小学校もありますけれども、小学校の体育館つくったときは6メートルなのです。昔の話を聞きますと、あの辺に川が流れていたということで、あの辺が6メートル。そうすると、前の郵便局が10メートルか11メートル、ちょっとその辺がわからないのですけれども、それからいくとやっぱり10メートルかそのぐらい入っているのは普通なのかなと思ったのですけれども、この設計図書をもらった時点ではあくまでも6メートルということで書かれているものですから、それを私は信用しましてやった次第でございます。
〇議長(森 淳君) 3番、高野輝雄君。
〇3番(高野輝雄君) 実は私一昨日、ここの営林署解体工事のうち直接請け負っているものではございませんが、今城重機工業有限会社というところがこの機械、現実に持ってきている、ベースマシンというのだそうですが、この機械で通常やられるのは6メートルだということは確認をしております。この業者、共同福祉センターの解体業務を請け負って、実際に6メートル、その機械に対応するものだということで、振動のないケーシング工法というもので現在やっているのだというふうに。私も、やっぱり素人ながらこういう部分、なぜこういうことがあったのかということで調べたのでありますが、ここの会社の社長さんが快く応じていただきまして、それはわかりました。町側にその責任があるということを申し上げているのでないのです。それで、実際にわかったということであります。
そこで、この後どなたが言われるかどうかわかりませんが、私は町長の提案理由を聞きながらも、それから今日に至るまで見ていて、これだけやっぱり金がかかると、現実かかっていますよね。我々も自分自身、15年3月11日の全員協議会において説明された部分、私は在籍しておりませんが、その後の部分で600万ふえたことについて、土地の価格の上限というか、決めるためのテクニックだと言われれば、そういうような感じもしないわけでないのです。しかし、評価額決まっていると。決まったものから解体費を積算しているわけでありますから、そして差っ引きしたという結果。6メートルということが、あくまでもそれで2,110万5,000円の部分が妥当だと言われるのであれば、今回結果として契約額1,963万5,000円だと思うのですが、これが2,237万6,000円になるということは執行額だと思うのです。そうしますと、274万1,000円ふえていると。このことに対して、先ほど工事の部分で工期の変更ということで国側と協定を変更したと言われていますが、その際に町側は少なくとも271万4,000円ふえることについて、国に対して請求をするとか、そういう協議をされたのか。されないとすれば、どういうことなのか。そこを、やっぱり町民にわかるようにしないと、ここは臨時議会まで開いて審議をしているわけですから、しっかりとお答えをいただきたい。
〇議長(森 淳君) 財務課長、長谷川一志君。
〇財務課長(長谷川一志君) ただいまのご質問にお答えをいたします。
それで、16日の午後から天塩町にあります留萌北部森林管理署の方に参りまして、町長が提案理由で申し上げましたような内容につきましてお話をいたしました。それで、今高野議員の方から費用の関係でございますけれども、一応非常に町としましても財政が厳しい状況でございますので、半分程度の費用でも負担できないかということで考えていただけないかということでお話をしましたが、それに対しまして、これといった返事はございませんでしたので、それでそれには答えられないという判断をしております。
〇議長(森 淳君) 3番、高野輝雄君。
〇3番(高野輝雄君) 北部森林管理署、天塩でしたか、そこにあるところでは限界があるのかなと。今後もっと粘り強く、原因として、結果として、今工事を急がなければならないということはわかりますが、これだけの原因……。なぜかというと、設計図書で町側は判断したわけですから、それは確かにそうです。しかし、建設をする過程で国側は当然それをわかっていたわけですね、9.5メートルのくいを61本ということになれば。そういうことですから、それはやっぱり納得できない。町側も限界あるのかもしれないけれども、もっと強く、なぜそこのところを要求しないのか。これからする考え方はないのか。ないとすれば、なぜなのかお答えをいただきたい。
〇議長(森 淳君) 助役、松本信裕君。
〇助役(松本信裕君) それでは、ただいまの高野議員の質問にご説明申し上げたいと思いますが、前回の定例議会でも申し上げましたとおり、購入に当たっての解体部分については、ある程度うちとしての購入希望額に沿った中で国の土地の評定額、そこからどれだけ値引きしてもらえるかということで、前回もお話ししましたように最初営林署さんの方も図書として6メートルしかないので、そのような形で九百何万。2回目の交渉では、解体費用として1,100万ぐらい。最終的に、では1,500万というような形で、高野議員のおっしゃるような、双方ともしっかりとした、土地解体に当たって鑑定士を入れるとか、そういうような形でなかったものですから、あくまでもこれは値引き額という額でとらえていたということなものですから、なかなかうちの方も、それは向こうが今回購入に当たって、しっかりとした鑑定士を入れた中でというのであれば、その図書をもらったということであればまた別なのですが、先ほど高野さん言ったように三十何年前のということで、双方そういう認識の中で購入したということなのですが、なかなか難しい。ただ、まだ返事がだめだという、一銭も出さないという返事はないのですけれども、一応申し入れたということに今はなっているということでご理解いただきたいと思います。
〇議長(森 淳君) 3番、高野輝雄君。
〇3番(高野輝雄君) これは、議会ですから、お願いだ、要望だということは言いませんが、ぜひこれはしっかりとすべきだと思います。これからやっていかないと、町民は納得しません。こんなことで、まだほかの部分だってこういう、そうすると何かあったときに、やっぱり他の施設だっていろんなこれからやっていく、そういうものが本当に妥当な交渉だったのか、そういう疑念が抱かれるということです。
さらに、もう一つだけ助役答弁の中で解体減額分の話をしておりましたが、当然1,500万と最終で15年3月11日の議員協議会で説明しております。これは、あくまでも売買価格の交渉過程だと今も助役言われましたね。しかし、こういうことを言っておりますが、一定の積算というのもわからないのですが、これは今でもわからないですね。そして、その後助役が議員協議会で補足説明する中で、この土地がどの程度につくのかということを勘案しながら物を考えていかなければならないということを言っているのです。我々もこの価格であれば、いざとなった場合にこういう価格で使途が全く限定されていないのだけれども、町有財産売却ということがあり得ても、これからその後損をしない価格ということで価格交渉を進めたということです。結果的に、将来3年後に解体費用として1,000万円を超えることになるが、その条件つきとしても大丈夫であるという一定の想定のもとにこの買収をしていきたいと言っているのですが、つまり結果としてこれから財産を有効活用する場合でも、その土地にこれだけやっぱりお金が結果としてかかるということになれば、ではその土地の評価額というのは何だったのか。3,600万ですね、という根拠も揺らぐのでないかと思われるので、今ここでそのことを言おうとしているのでなく、あくまでもそういうことから付随しているわけですから、国側にそういう瑕疵があるということが明らかであれば、これはただ国の言いなりになる部分でないと。やっぱり強く国に求めていっていただきたい。いかがですか。
〇議長(森 淳君) 助役、松本信裕君。
〇助役(松本信裕君) それでは、高野議員にお答えいたします。
今高野議員のおっしゃったことを十分考えながら、内部的にももうちょっと詰めてみて、それで先ほど申し上げましたとおり、正式に北部森林管理署からそういうお金は出せないということについてはいただいていないので、これからまたそういうお話について北部森林管理署の方に申し入れしたいなというふうに思っております。
〇議長(森 淳君) 6番、金木直文君。
〇6番(金木直文君) その国、森林管理署に対する今後の対応というところでは、私もほぼ今の意見と同じような立場で考えておりますが、3年前の購入時点、そして今年度の当初予算を組んだとき、そして今回また127万円の不足、こういったような事態になってきた原因にやはり見積もりの立て方、積算の仕方のところにあいまいさ、不十分さがあった。その原因が今回営林署から出されていた設計書にも、大きなところは原因はありますけれども、当初からの対応についてもやはり甘さがあったのではないかというところは私は指摘をしたいと思います。
それで、そもそもこのような事態の起こった理解のしづらさ、議会の対応としても後手後手に回っているというふうに見られるところでありますけれども、その原因の一つには、やはり債務負担行為という設定について、6月議会でも取り上げられましたけれども、地方自治法上の規定によれば、確かにその義務はないのかもしれませんが、結果このような状況になったことを考えれば、さらに進んで購入が決まった後の15年度予算から18年度中にはこういった事業を組まなければならないという期限を設定するなり、限度額を設定するなりの対応をしておけば、その時点、その時点でのチェックが働いていたのではないかというふうに私は思います。条文上の規定だからこうしたということではなくて、このような事態が実際起こってしまったことに対する、その辺予算上での対応についての考え、不足な点はなかったのかどうかというところについてはいかがでしょうか。
〇議長(森 淳君) 助役、松本信裕君。
〇助役(松本信裕君) お答えいたします。
債務負担行為につきましては、これも定例会でご説明申し上げましたが、確かに金額的に債務負担行為としての発生というか、予算の中の説明というとらえ方なのです。ですから、現年度主義でございますから、新たに予算が発生するときに、それは新たな予算を組んで、そして議会の議決を得るということなのです。確かに金木議員がお話しのように、文言でも組めます。当時、ちょっとわかりませんが、債務負担行為として現実に契約を結んでおりますので、3年後の18年6月30日に解体するということになっていましたので、それまでの期間解体をするということの債務負担行為については、あってもよかったかなというふうには思っていますけれども、ただ予算が今おっしゃったように、別に解体ということの中で設計して相手方が決まっているわけでないので、その辺もちょっとつけたままというようなことの債務負担行為はちょっと難しかったかなというふうに思っております。
〇議長(森 淳君) 13番、伊藤昇君。
〇13番(伊藤 昇君) 今2人の方が質問しましたが、私は別の観点で、中身どうのこうのでなく、先般15日に一般会計の補正を行いました。20日に招集の案内が来まして、だからこれは何か大変なことがあったのだなという、冷やっとしたのです。だから、今日来ていろいろ聞いてみれば、例のあの場所だったというようなことで、いろいろ意見が出ております。
この工事、上の方は今きれいになっていますけれども、このくいの云々というやつの発見というか、何日ごろだったのでしょうか。
〇議長(森 淳君) 建設水道課主任技師、岩井広和君。
〇建設水道課主任技師(岩井広和君) お答えいたします。
議会が終わったのが14日15時27分ですので、その後私帰りまして、監督員から報告受けまして、その時点ではくいが抜けないよということで連絡受けて、監督員と一緒に現場に行って、再度また調べたのです。ちょっと機械で壊したりして、それでも抜けないかということでやったのですけれども、どうしても抜けないということで、その時点では、先ほど高野議員が言っていましたけれども、ケーシング工法といいまして、6メートルまで抜ける機械を持ってきてやっていたのですけれども、私行った時点では、6メートルで抜けないものですから、もう一メートル足せる機械があるということで、そのケーシング持って帰ってしまったのです。そして、次の日にもう一メートルのやつ持ってくるということで、ではそれでやってみましょうということで、次の15日の朝からそれをやりまして、長さが9.5ということがわかったのです。それで、今9.5と言っている数字は、恐らく当時新設するときは、10メートルのくいだったと思うのです。それで、くいの工法でいろいろあるのですけれども、くい打っていって、すべてが入らない場合、高どまりという言葉なのですけれども、9メートル50なら9メートル50でフーチングの下で切るのです。そういう状態が今あるのです。それで、9メートル50ということで言っているのですけれども、新設のときは恐らく10メートルのくいを持ってきて打っているのでないかなと思うのです。一応わかったのは、14日でございます。
〇議長(森 淳君) 13番、伊藤昇君。
〇13番(伊藤 昇君) そういうことであれば、議会会期中に審議をいただくということは無理だったと。もしもうちょっと早くわかっていれば会期中にできたというふうに考えたのです。
あの工事は、結局3月の予算委員会でも予算承認しましたし、その時点でこういうことはわかりませんね。今説明聞けば、土の下に6メートルという設計図に基づいて試算したと。しかし、掘ってみれば、恐らく工事現場でいろいろと工夫をしながら、追加、追加で足していったのかどうかわかりませんけれども、その当時対応したのだろうというふうに考えます。だから、ちょっと積算もできなかったのかと思います。
それで、新しい事業なのですけれども、予算は既に本予算ついていましたから、これはやっぱり工期が6月末ということもあったし、専決処分が自治法で認められております。だから、そういう措置は可能であったのでないかなというような気がするのです。だから、100万という大きな金ですけれども、もう一つ、これ8月まで延びてしまいますね。だから、大変な工事だと。できれば、早く片づけるのには専決がよかったかなと。早く片づけなければ、あそこ観光地の、まさに中心市街地の真ん中でありますから、これから7月から観光客が入ってまいりますし、専決処分して早く片づけたらというような考えがありましたが、やっぱりその辺は無理でしたか。
〇議長(森 淳君) 財務課長、長谷川一志君。
〇財務課長(長谷川一志君) ただいま伊藤議員のご質問でございますが、一応天塩の北部森林管理署のところに行きましてお話をさせていただきましたのが、工事は約2週間程度かなということでお話をしまして、最長で1カ月程度延長をお願いしたいということだったのですが、その後いろいろ協議しました結果、森林管理署の方から2カ月間見てあげるということでご返事が来まして、8月31日までというふうにしてございます。
〇議長(森 淳君) 助役、松本信裕君。
〇助役(松本信裕君) ちょっと補足の部分で私の方からお答えさせていただきます。
今伊藤議員がおっしゃいましたように、専決処分でも可能だったのです。ただ、今回いろいろと町民の皆さんに、この解体に当たってのご意見なりご質問がございましたので、前回一般質問もございましたし、やはり専決処分するのではなくて、100万程度というか、そういうものであっても、議会の議員さん方にこの経過をきちっと説明して、そして議決をいただく方がいいという判断をさせていただきまして、今回大変お忙しくて申しわけないのですが、臨時議会と。
今長谷川課長からお話ありましたように、一応工期は8月いっぱいということで北部森林管理署の方も気を使って、2カ月ほどでございますけれども、実質的には1カ月ぐらいで終わるというふうに考えております。
ただ、もう一つ、議員の皆さんに今おしかりを受けているのですが、申しわけないのですが、今うちの方で想定しているのは大体11メートルから12メートルぐらいまでのくいに対応できるということの機械に切り替えるのです。ただ、今言ったように、抜いてみないと、それ以上のことも、ひょっとしたらあるのかもしれません。そのときには、また設計変更になるということもあるので、ご理解いただきたいということをあわせてお願いいたします。
それから、逆の場合、今そういう対応しておりますけれども、やっぱりやってみたら何本かが9メートル50であって、残り7メートルとか6メートルとかというふうになってくる場合もあります。その場合、結局抜いた後の埋め戻しとかが設計変更になるのです、浅くなったり深くなったり。そういう面の設計変更もあるということで、そんなことでひとつあわせて、減る場合もあるし、ふえる場合もあるということでご理解いただきたいと思います。
〇議長(森 淳君) 3番、高野輝雄君。
〇3番(高野輝雄君) そうなると不安あるのですが、確かに地中の中だから、それはわかりますが、しかし現状、機械持ってきて設計変更した、この部分を下回ることはないのではないですか。現にこの機械を持ってくると私聞きましたところでは、旭川にもない、札幌しかないのだと。ツーランク上の機械だと言っていました。これは、準備に4日ぐらいかかるのだそうですけれども、果たしてこういう場合は……。その工期の部分はわかります。最大とっているのは理解しますが、しかし7メートルだとか、逆になるのであれば、逆に短い機械で対応できるというのだったら、そういうことではないのだと思うのです。その辺どうなのですか。
〇議長(森 淳君) 建設水道課主任技師、岩井広和君。
〇建設水道課主任技師(岩井広和君) お答えいたします。
今助役さんが言いました設計変更の関係なのですが、増減、高くなる場合もある、マイナスの場合もあるということです。実際くいの場合は、例えばくいを打つ前に、本当は地盤調査をするのです。それで、地耐力が何ぼあるのだということでやるのです。それで、やるのですけれども、例えば100メートル四方の中に100本なら100本のくいを打つとしたら、その1メートル間隔だとか10メートル間隔で調査をするのに物すごく金がかかるのです。それで、例えば100メートル間隔の中に2本しか調査しないよといったら、例えば端がゼロメートルのところと100メートルのところと、これ100メートル離れますよね。この間というのは、地盤がわからないのです、深さが。それで、大体その平均をとって深さの地耐力を決めて、くいの長さを決めてあるのです。
それで、14日の日も当然私も営林署に電話かけまして、当時の設計変更をしているとしたならば、その書類はないかと。そうすると、図面の方にきちっと設計変更したら深さも書くのです。そうすると、1本ずつの深さがわかるのです。そして、実際そのときも設計変更していると思うのですけれども、ここは例えば9メートル50入っている。次のところへ行ったら7メートル、またこっち行ったら9メートルだとか、そういうくいのバランスがあるのです。それで、実際のところ、同じ基礎というフーチングあるのですけれども、そこに3本ぐらいずつくいが入っているのです。だけれども、これが9メートル50であっても、このくいが8メートル打っているかもしれない、または10メートル打っているかもしれないと、そういうことでちょっとわからないのです。要するに打ったときのデータがない限りわからないのです。
それで、私も現場に14日行ったのですけれども、PCというくいなのです。そうすると、周りを鉄で固めまして、空洞になっているのです。もしきれいにあるのであれば、その穴があるだろうということで、穴に鉄筋を刺して深さをはかろうとしたのですけれども、解体のときにここをやっているものですから、その中に土入ったりコンクリート入ったり、もう入らないのです。2メートルだとか3メートルしか落ちないのです。だから、全体の深さももうはかることできない。はかるとしたならば、バックホーで2段掘りぐらいしないと、くいの下まで掘れないものですから、全然想定ができないのです。それで、プラス・マイナスがある。
もし設計変更でマイナスになるということについては、例えば今9メートル50抜きます。それが7メートルになると、7メートル分しかしなくてもいい。それと、埋め戻しの砂も7メートル分でいいですよと。それと、くいも壊さなくてもいいとか、そういう関係でマイナスになってくるのです。プラスの場合は、長くなるから、その分また加算になってくるわけです。あと処理費だとか、そういうのも全部変わってしまうのです。
以上です。
〇議長(森 淳君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(森 淳君) これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(森 淳君) これで討論を終わります。
これから議案第36号を採決します。
お諮りします。本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇議長(森 淳君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第36号は原案のとおり可決されました。
◎閉会の宣告
〇議長(森 淳君) 以上で本日の日程は全部終了しました。
したがって、平成18年第3回羽幌町議会臨時会を閉会します。
(午前11時36分)
お問い合わせ先
議会事務局 TEL:0164-68-7011 お問い合わせフォーム