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令和2年第1回定例会

令和2年第1回定例会

議事日程第1号 令和2年3月10日(火)
日程番号 議案番号等 件名等
1 会議録署名議員の指名
2 会期の決定
3 諸般の報告
4 町政執行方針
5 教育行政執行方針
6 一般質問
磯野議員 「天売島、焼尻島に係る離島振興策について」

 天売島、焼尻島については、昭和30年に天売村が、昭和34年に焼尻村が羽幌町と合併した。この二つの島の生活環境や産業基盤の整備については、昭和28年制定の離島振興法に基づく様々な施策によって、島民の生活に必要なインフラの整備や漁業等の産業振興等が図られ、現在に至っているものと理解している。しかし近年の離島を取り巻く現状は、外国漁船による違法操業や無人島への不法上陸、外国資本による土地買収などが大きな問題とされ、国は現行の離島振興法では対策が不十分として、平成28年4月に「有人国境離島地域の保全及び特定有人国境離島地域に係る地域社会の維持に関する特別措置法」を成立させ公布した。
 この法律は、有人国境離島地域の保全及び特定有人国境離島地域に係る地域社会の維持に関する特別の措置を講じることをもって、我が国の領海、排他的経済水域等の保全等に寄与することを目的とし、平成29年4月から10年間の時限立法となっている。このなかで、国は有人国境離島地域の保全及び特定有人国境離島地域に係る地域社会の維持のため必要な施策を策定・実施する責務を有するとしており、主な施策として、旅客定期航路・定期航空運送等各事業に係る運賃等の低廉化のほか、生活又は事業活動に必要な物資費用負担の軽減措置、雇用機会の拡充等の推進、安定的な漁業経営に必要な財政支援に努めることを掲げている。
 この特定有人国境離島地域には、全国の国境に接する有人離島148島のうち71島が指定されたと思われるが、北海道は利尻島、礼文島、奥尻島の3島のみで、天売島、焼尻島はこの指定から外れた。地理的に他国との国境に隣接していると思われるが、なぜその指定から外れたのかその経緯もよくわからず、納得もできない。
 また、この法に基づき北海道では、平成29年度から令和3年度の5年間を計画期間とする「特定有人国境離島地域の地域社会の維持に関する北海道計画」を策定しているが、この計画においても、離島交通の現況として、生活維持路線である本土とのフェリー航路の利用客数は減少傾向であるとされ、これに伴い旅客運賃及び物資輸送費が上昇し島民生活の大きな負担となっていることから、これらの費用の低廉化が課題であるとしている。特に、生活物資等は輸送コストが割高なため価格差が生じており、生活面での格差是正策としてガソリンや家庭用プロパンガス価格の低廉化のため北海道、経済産業省、国土交通省などそれぞれが対策を講じているものの、今後は他の生活物資の価格是正が課題であるとしている。
 以上のことを踏まえ、質問する。

1.羽幌町が特定有人国境離島地域に指定されなかったことについて、北海道の他の有人離島と同様の問題を抱えているにもかかわらず、なぜ指定地域から除外されたのか、国に対し十分な説明を求めているか。また、羽幌町としてこの結果をどう理解しているのか。
2.「特定有人国境離島地域の地域社会の維持に関する北海道計画」の策定に当たり広く道民の意見を募集しているようだが、町はどのような意見があったか把握しているのか。
3.羽幌町も、他の離島と同じ問題を抱える町として、天売島・焼尻島の現状も踏まえ、北海道等に対し離島の現状や今後の振興策等について意見を述べたものと思っているがどうか。また、それに対してどのような回答があったのか。
4.天売島、焼尻島においても特定有人国境離島地域と同様の振興施策等の実施が必要であり、国や道に対し支援を要望すべきと考えるがどうか。また、今後この法律改正時にあたっては国に対し、天売島、焼尻島についても特定有人国境離島地域に指定するよう、同様の条件下にある離島町村とも連携して強く要請するべきと考えるがどうか。
阿部議員 「地方創生について」

 国では、まち・ひと・しごと創生法が平成26年11月に成立し、羽幌町でも平成27年10月に「まち・ひと・しごと創生総合戦略」が策定されたがその中で、人口減少対策に効果的な移住・定住の促進、活発な産業づくりの担い手となる若年層の流出防止対策に向けた取り組みが羽幌町で行われており、全国各地の自治体でも同様に対策や事業の取り組みが行われているように認識している。第1期総合戦略が今年度で終了し、令和2年度より第2期総合戦略がスタートするところだが、第1期が人口減少問題に向き合った期間と考えるのならば、第2期では羽幌町が掲げる4つの基本目標の達成に向けた取り組みを実施していかなければならないように思える。しかし、その一方で、人口減少は今に始まったことではなく、これまでと同様に自治体の課題として取り組むべきとも思うことから、いま地方の「再生」ではなく「創生」が求められている中で、情報・資金・人材の活用や地域経営の視点等で各施策の実施に向け、今後、また新たな手法等で取り組んでいかなければならないと考える。
 そこで、第2期総合戦略で羽幌町が掲げる4つの基本目標の達成には、移住・定住の促進と若年層の流出防止、そして、それらに共通する子育て支援策の充実、教育環境の整備が重要であると考え、以下の質問をする。

1.移住・定住の促進や地方創生に向けた取り組みは、いかに情報発信と情報収集に取り組むかが重要となるが、これまでの取り組み状況と今後、どのような取り組みを実施していくのか。また、新たな事業等を考えているのか。更には他の自治体でも行われている、お試し住宅の設置や就業体験メニューを設けるなどの、移住体験事業は実施しないのか。
2.産業間連携による雇用機会の創出や、羽幌町でも出来る通年での仕事づくり等は、移住・定住施策として効果的だと思うが、どのように考えているのか。
3.子育て支援策の充実と教育環境の整備は、移住・定住、若年層の流出防止には必要だと考えるが、新たな子育て支援策は第2期総合戦略には盛り込まれてはいない。また、教育環境についても不安を抱えている保護者も少なくなく、今後の子育て支援策の拡充も含めた新たな支援制度、学力向上への更なる取り組みやICTの活用などの教育環境の整備等についてどのように考えているのか。
4.国の方針の中に新たな視点として、地域経営の視点で取り組むと示されているが、羽幌町はどのように取り組んでいくのか。
5.各施策や第2期計画期間中に新たに追加する事業に対する財源の確保等は、どのように考えているのか。
逢坂議員 「新型コロナウイルス感染症について」

 昨年12月、中国武漢で原因不明の肺炎が発生し、当初は、ほとんど関心はなかったが、その後、新型コロナウイルスが要因とされた後は、瞬く間に全世界に感染者が発生し、日本も例外ではなく日々感染者が増加の一途をたどっております。
 北海道もクルーズ船の感染者を除くと感染者数が全国一位となっており、2月28日から3月19日までの間「緊急事態宣言」が発せられました。
 幸い当町においては感染者の発症は出ておりませんが、先はまったく予想が出来ない事態であり、町民の不安も増している現状であると考えることから、以下について質問する。

1.町内全体の不安払拭と安心・安全確保のためにどの様な対策を考えているのか。
2.幼稚園、認定こども園、小中高校が臨時の休園・休校となっているが、授業の遅れや共働き世帯、ひとり親家庭などのへの対応及び支援は。
3.緊急事態宣言中も含め当面の間は、不特定多数の方が接触する可能性の高い町の行事や集会の開催自粛や中止、更には必要の範囲で公共施設も閉鎖すべきと考えるがどうか。
4.新型コロナウイルス感染症に関して、病院や消防署などとの連携体制はどのようになっているのか。
金木議員 「教員の働き方改革と変形労働時間制について」

 平成30年の厚生労働省「過労死等防止対策白書」によれば、小・中・高・特別支援学校を含めた全ての学校の教職員の1日あたりの実勤務時間の平均は、通常時でさえ1日11時間17分、1カ月あたりの時間外勤務の平均は77時間44分にもなっている。また、文部科学省が実施した平成28年度の「教員勤務実態調査」では、時間外労働月80時間の「過労死」ラインを超えて働く教員は中学校で57.7%、小学校で33.5%に上っている。
 教員の長時間勤務の原因として、部活動や授業数の増加など、さまざまな要因が指摘されているところである。しかし、政府は令和元年12月、通常の勤務時間を延長し、代わりに夏休みなどの勤務時間を縮める1年単位の変形労働時間制を導入することができるよう、「公立学校の義務教育諸学校等の教職員の給与等に関する特別措置法」を一部改正した。
 今年度並びに新年度の教育行政執行方針に、「羽幌町立学校における働き方改革の実施計画」に基づき、取り組みを推進していくことがうたわれている。この具体的な内容はどのようなものか。また、このたびの変形労働時間制について、道からの情報はあるのか。今後の町での対応など、どのように考えているのか。
議事日程第2号 令和2年3月11日(水)
日程番号 議案番号等 件名等
1 会議録署名議員の指名
2 諸般の報告
3 報告第1号 令和元年度定期監査報告(第3次)について
4 承認第1号 専決処分の承認について「令和元年度羽幌町一般会計補正予算」(第5号)
5 議案第2号 羽幌町奨学基金条例の一部を改正する条例
6 議案第4号 羽幌町勤労青少年ホームの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例
7 議案第5号 羽幌町医師研究資金等貸与条例の一部を改正する条例
8 議案第6号 羽幌町助産師看護師修学資金貸付条例の一部を改正する条例
9 議案第9号 羽幌町営住宅管理条例の一部を改正する条例
10 議案第10号 羽幌町単独住宅管理条例の一部を改正する条例
11 議案第11号 羽幌町下水道条例の一部を改正する条例
12 議案第14号 令和元年度羽幌町一般会計補正予算(第6号)
13 議案第15号 令和元年度羽幌町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
14 議案第16号 令和元年度羽幌町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
15 議案第17号 令和元年度羽幌町介護保険事業特別会計補正予算(第4号)
16 議案第18号 和元年度羽幌町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
17 議案第19号 令和元年度羽幌町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
18 議案第20号 令和元年度羽幌町水道事業会計補正予算(第3号)
19 議案第1号 羽幌町防災会議条例の一部を改正する条例
20 議案第3号 羽幌町総合体育館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例
21 議案第7号 羽幌町保育士修学資金貸付条例の一部を改正する条例
22 議案第8号 羽幌町保育士修学基金条例の一部を改正する条例
23 議案第12号 羽幌町水洗便所改造等補助金条例の一部を改正する条例
24 議案第13号 羽幌町水洗便所改造等資金貸付条例の一部を改正する条例
25 議案第21号 令和2年度羽幌町一般会計予算
26 議案第22号 令和2年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算
27 議案第23号 令和2年度羽幌町後期高齢者医療特別会計予算
28 議案第24号 令和2年度羽幌町介護保険事業特別会計予算
29 議案第25号 令和2年度羽幌町下水道事業特別会計予算
30 議案第26号 令和2年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算
31 議案第27号 令和2年度羽幌町港湾上屋事業特別会計予算
32 議案第28号 令和2年度羽幌町水道事業会計予算
33 発議第1号 羽幌町各会計予算特別委員会の設置並びに委員の選任について
議事日程第3号 令和2年3月13日(金)
日程番号 議案番号等 件名等
1 会議録署名議員の指名
2 諸般の報告
3 議案第1号 羽幌町防災会議条例の一部を改正する条例(予算特別委員会審査報告)
4 議案第3号 羽幌町総合体育館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例(予算特別委員会審査報告)
5 議案第7号 羽幌町保育士修学資金貸付条例の一部を改正する条例(予算特別委員会審査報告)
6 議案第8号 羽幌町保育士修学基金条例の一部を改正する条例(予算特別委員会審査報告)
7 議案第12号 羽幌町水洗便所改造等補助金条例の一部を改正する条例(予算特別委員会審査報告)
8 議案第13号 羽幌町水洗便所改造等資金貸付条例の一部を改正する条例(予算特別委員会審査報告)
9 議案第21号 令和2年度羽幌町一般会計予算(予算特別委員会審査報告)
10 議案第22号 令和2年度羽幌町国民健康保険事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告)
11 議案第23号 令和2年度羽幌町後期高齢者医療特別会計予算(予算特別委員会審査報告)
12 議案第24号 令和2年度羽幌町介護保険事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告)
13 議案第25号 令和2年度羽幌町下水道事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告)
14 議案第26号 令和2年度羽幌町簡易水道事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告)
15 議案第27号 令和2年度羽幌町港湾上屋事業特別会計予算(予算特別委員会審査報告)
16 議案第28号 令和2年度羽幌町水道事業会計予算(予算特別委員会審査報告)
17 同意第1号 羽幌町固定資産評価審査委員会委員の選任について
18 発議第2号 議員の派遣について
19 発議第3号 各委員会の閉会中の継続調査及び審査について
20 決議案第1号 「民族共生の未来を切り開く」決議について

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