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議会議事録(平成24年決算特別委員会 9月20日)

議会議事録(平成24年決算特別委員会 9月20日)

羽幌町各会計決算特別委員会会議録

〇議事日程(第1号)
平成24年9月20日(木曜日) 午後 1時17分開会

第1 認定第1号 平成23年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について    
第2 認定第2号 平成23年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について                         
第3 認定第3号 平成23年度羽幌町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について                          
第4 認定第4号 平成23年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について                           
第5 認定第5号 平成23年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について                            
第6 認定第6号 平成23年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について                           
第7 認定第7号 平成23年度羽幌町港湾上屋事業特別会計歳入歳出決算認定について                           
第8 認定第8号 平成23年度羽幌町水道事業剰余金の処分及び決算認定について

〇出席委員(11名)
 1番 森      淳 君
 2番 金 木 直 文 君
 3番 小 寺 光 一 君
 4番 寺 沢 孝 毅 君
 5番 船 本 秀 雄 君
 6番 磯 野    直 君
 7番 平 山 美知子 君
 8番 橋 本 修 司 君
 9番 駒 井 久 晃 君 
10番 熊 谷 俊 幸 君
11番 室 田 憲 作 君

〇欠席委員(0名)

〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人
 町  長 舟 橋 泰 博 君               
 副町長 本 間 幸 広 君               
 監査委員 長谷川 一 志 君               
 教育委員会委員長 大 橋 鉄 夫 君               
 教育長 石 川   宏 君               
 会計管理者 大 波 芳 弘 君               
 総務課長 井 上   顕 君               
 総務課長補佐 酒 井 峰 高 君               
 総務課電算共同化準備室長 松 本 伸 一 君 
 総務課総務係長 伊 藤 雅 紀 君               
 総務課職員係長 飯 作 昌 巳 君               
 総務課情報管理係長 敦 賀 哲 也 君
 総務課広報広聴係長 湊   正 子 君      
 総務課企画室政策推進係長 熊 谷 裕 治 君
 総務課電算共同化準備室係長 金 子 伸 二 君
 財務課長 三 浦 義 之 君 
 財務課主幹 上 田 章 裕 君  
 財務課財政係長 葛 西 健 二 君 
 財務課経理係長 清 水 聡 志 君 
 財務課税務係長 豊 島 明 彦 君   
 町民課長 藤 岡 典 行 君 
 町民課長補佐 今 野 睦 子 君  
 町民課総合受付係長  西 田 孝 子 君     
 町民課住宅係長 木 村 謙 彦 君  
 町民課町民生活係長 高 橋   伸 君                                  
 町民課環境衛生係長 杉 野   浩 君   
 福祉課長 鈴 木 典 生 君               
 福祉課長補佐 安 宅 正 夫 君               
 福祉課主幹 更 科 滋 子 君               
 福祉課主幹 室 谷 眞 二 君               
 福祉課社会福祉係長 棟 方 富 輝 君      
 福祉課介護保険係長 木 村 和 美 君
 福祉課地域包括支援センター係長 奥 山 洋 美 君
 建設水道課長 山 口 芳 徳 君 
 建設水道課主幹 吉 田 吉 信 君               
 建設水道課主幹 石 川 隆 一 君               
 建設水道課土木係長 笹 浪   満 君      
 建設水道課港湾係長 三 上 敏 文 君     
 建設水道課水道係長 竹 内 雅 彦 君     
 建設水道課土木係主査 小笠原   聡 君    
 産業課長 江 良   貢 君               
 産業課長補佐 鈴 木   繁 君               
 産業課農政係長 佐々木 慎 也 君               
 産業課水産林務係長 谷 中   隆 君      
 産業課商工労働係長兼観光振興係長 大 平 良 治 君  
 天売支所長 渡 辺 博 樹 君 
 焼尻支所長 今 村 裕 之 君               
 学校管理課長 熊 木 良 美 君               
 社会教育課長兼公民館長 浅 野 勝 彦 君  
 学校管理課長補佐兼学校給食センター所長 永 原 裕 己 君               
 社会教育課長補佐 杉 澤 敏 隆 君               
 学校管理課総務係長 宮 崎 寧 大 君     
 学校給食センター係長 近 藤 幸 臣 君     
 社会教育課社会教育係長 大 西 将 樹 君 
 農業委員会事務局長 春日井 征 輝 君     
 選挙管理委員会事務局長 井 上   顕 君
 選挙管理委員会総務係長 敦 賀 哲 也 君  

〇職務のため出席した事務局職員
 議会事務局長 水 上 常 男 君               
 総務係長 金 丸 貴 典 君               
 書記 逢 坂 信 吾 君               

    ◎委員長挨拶
〇船本委員長 議事に先立ちまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 さきの本会議において本委員会が設置され、委員長に私が、副委員長に寺沢委員が指名を受けたわけでございます。皆様方にはご迷惑をかけることが多々あろうかと存じますが、ご容赦をいただき、ご協力をお願いする次第でございます。この決算特別委員会は、現行予算及び新年度の予算編成にも連動する大事な審査となります。町の予算規模も8会計に及び、その内容も多岐にわたって、議会が決定した予算が適正に執行されたかどうか、行政効果や経済効果はどうか、また今後の行財政運営にどう役立て、改善、工夫すべき点はないか等の観点から評価をする極めて重要な意味を持っております。慎重な審議はもちろんでありますが、理事者側及び各委員におかれましては簡潔な質疑、答弁など、本委員会の円滑な進行にご協力を賜りますようお願い申し上げ、甚だ簡単でございますが、開会に当たりましての挨拶といたします。

    ◎開会の宣告
〇船本委員長 ただいまから各会計決算特別委員会を開会いたします。

(開会 午後 1時17分)

    ◎開議の宣告
〇船本委員長 これから本日の会議を開きます。

    ◎資料の訂正
〇船本委員長 財務課長から発言を求められておりますので、これを許します。
 財務課長、三浦義之君。
〇三浦財務課長 私のほうからは、決算書に添付している財産に関する調書に誤りがありましたので、その訂正の報告をさせていただきます。
 誤りのあった年度は、平成21年度と平成22年度、内容は公有財産の建物の面積、それから出資による権利の金額、債権の金額の誤りでございます。配付しております資料に基づき説明させていただきます。
 財産に関する調書、1、公有財産、平成22年度決算書で、訂正内容は焼尻めん羊牧場乾草舎196平方メートルが漏れておりました。完成は、平成22年10月であります。正誤表を作成しており、上段が誤り、下段が正しい記載で、太く囲った部分が訂正箇所となります。初めに、表の3段目と4段目の正誤について説明いたします。(1)、土地及び建物、行政財産について説明します。その他の施設f欄が空欄となっていますが、正しくはここに196平方メートルが記載され、合計欄はこの196平方メートルが追加され、5,263平方メートルとなります。次に、表の1段目、2段目について説明いたします。これは、ただいま説明いたしました行政財産の総括となりますので、太線で囲った部分にそれぞれ196平方メートルが追加となります。
 次のページをお開き願います。出資による権利の平成21年度と22年度の訂正であります。訂正内容は、平成22年3月31日に留萌広域行政組合が解散となり、出資金1億1,900万円が返還され、減少とすべきところですが、この部分を含んだ状態で作成しておりました。訂正箇所は太線で囲った部分ですが、平成21年度で出資証券欄と合計欄の決算年度中減少高及び決算年度末現在高が1億1,900万円減額となります。平成22年度にも減額となった出資金が含まれておりましたので、決算年度末現在高をそれぞれ減額することとなります。
 次のページをお開き願います。平成22年度の債権の訂正となります。医師研究資金等貸し付け1,050万円が漏れておりました。決算年度中増加額及び決算年度末現在高に加えることとなり、合計欄も同様に訂正となります。平成23年度につきましては、これらの訂正内容が反映されたもので作成されております。
 以上で訂正箇所の説明は終わりますが、今後は関係課との連携、そして課内でのチェック体制を整えて、誤りがないように気をつけていきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。

    ◎認定第1号~認定第8号
〇船本委員長 本委員会に付託されました認定第1号 平成23年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について、認定第2号 平成23年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第3号 平成23年度羽幌町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、認定第4号 平成23年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第5号 平成23年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第6号 平成23年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第7号 平成23年度羽幌町港湾上屋事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第8号 平成23年度羽幌町水道事業剰余金の処分及び決算認定について、以上8件を一括議題とします。
 次に、審査の方法についてお諮りします。本委員会は、計数の照合審査など監査委員の審査と重複することを避け、適正な執行状況並びに行財政効果などについて綿密に審査をすべきであり、監査委員の審査報告を信頼し、問題となる経理がない限り監査意見書に基づいて審査を進めたいと思います。
 なお、審査に当たって証拠書類の検閲が必要となった場合は、地方自治法第98条あるいは同法第100条による議決がなければ証拠書類の提出を求めることができないという行政実例があります。したがって、本委員会では、まず決算書に対する監査委員の審査意見について報告を求め、その後財務課長から決算認定資料等に対する説明、続いて建設水道課長から水道事業決算報告書の内容説明を受けた後理事者側に対する質疑を行い、逐次このように審査を進めていきたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 異議なしと認めます。
 したがって、ただいま申し上げましたとおり審査することに決定しました。
 暫時休憩いたします。

休憩 午後 1時26分
再開 午後 1時36分

〇船本委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 それでは、代表監査委員から決算審査意見書の説明を求めます。
 代表監査委員、長谷川一志君。
〇長谷川代表監査委員 それでは、お手元の審査意見書に基づきまして平成23年度羽幌町一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況審査意見書の内容についてご説明を申し上げます。
 なお、審査の意見は駒井監査委員との合議によるものでございます。
 1ページをお開き願います。第1、審査の対象は、平成23年度一般会計と6つの特別会計であります。老人保健医療特別会計が廃止となりまして、港湾上屋事業特別会計が年度途中に設置され、新たに審査の対象となっております。第2、審査の期間は、平成24年7月12日から同年8月10日までであります。第3、審査の方法及び範囲でありますが、平成23年度一般会計及び特別会計歳入歳出決算書、同事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書などについて、関係法令に準拠して調製されているか、会計処理及び予算の執行は適正であるか、計数は証拠書類に符合しているか、財政運営は健全かなどに重点を置いて審査するとともに、必要に応じて関係職員からの説明と資料などの提出を求め、審査の参考といたしました。なお、現金、預金残高並びに証書類などの確認については、定期監査及び例月出納検査の結果を踏まえて審査を行いました。第4、審査の結果といたしまして、審査に付された一般会計及び特別会計歳入歳出決算書及び附属書類などは関係法令で定める様式に基づき作成されており、それぞれの内容を精査した結果、計数はいずれも正確であり、予算の執行など財務に関する事務処理についても適正に執行されたものと認められました。
 2ページをお開き願います。一般会計及び特別会計決算総括表であります。合計欄で申し上げますと、歳入決算額は85億6,432万3,857円で、執行率は94.2%であります。歳出決算額は83億4,827万7,730円で、執行率は91.8%であり、歳入歳出差引額2億1,604万6,127円はいずれも翌年度へ繰り越しとなっております。
 3ページをお開き願います。一般会計について申し上げます。一般会計の決算収支状況は、第1表のとおりであります。歳入総額から歳出総額を差し引いた形式収支額は1億5,240万8,000円の黒字で、この額から翌年度へ繰り越すべき財源となる繰越明許費充当額47万8,000円を差し引いた実質収支額は1億5,193万円の黒字決算となっております。以下、説明は省略をさせていただきます。
 4ページをお開き願います。2、歳入であります。歳入の決算状況は、第2表のとおりであります。調定額60億6,125万9,000円に対し、収入済額58億1,888万8,000円、収入率96.0%、執行率96.1%となっております。前年度と比較しますと収入済額は2億5,816万9,000円、4.2%減少しており、収入率で1.7ポイント、執行率で3.1ポイント、いずれも低下しております。不納欠損額は82万7,000円で、このうち町税が70万9,000円であり、全体の85.7%と大半を占めており、その主なものは固定資産税41万5,000円、構成比50.2%、町民税、個人で25万2,000円、同じく30.5%であり、両税で町税不納欠損額の94.1%を占めております。収入未済額は2億4,154万4,000円で、その主なものは町税では町民税、個人637万4,000円、構成比17.9%、固定資産税2,588万5,000円、同じく72.7%、都市計画税330万2,000円、同じく9.3%であります。税外収入の使用料及び手数料では、公営住宅使用料1,256万1,000円、前年度1,332万5,000円であります。同じく財産収入では、土地貸付収入70万1,000円、前年度72万4,000円であります。また、国庫支出金44万1,000円、道支出金1億9,200万円は、翌年度繰り越し事業費充当として措置されました防災資機材購入事業、米穀乾燥調製貯蔵施設整備事業補助金であります。当年度の町税及び税外(国庫支出金、道支出金を除く)の収入済額は前年度を0.9ポイント下回っており、収納対策など工夫をされ、収入の確保に一層努められるよう望むものであります。ただいま申し上げました不納欠損額及び収入未済額の内訳は、認定資料の25、26ページに記載をされております。
 次に、5ページをお開き願います。3、歳入決算構成であります。決算認定資料12ページの記載内容に基づき、普通会計ベースで一般財源と特定財源及び自主財源と依存財源に分類し、考察をいたしますと第3表及び第4表のとおりであります。第3表では、決算に占める一般財源は46億5,591万8,000円で、前年度に比較し、繰越金など増となったものの、国庫支出金、町債などの減により4,703万1,000円、1.0%減少しております。また、特定財源は11億5,778万5,000円で、国庫支出金、諸収入の減により2億1,110万8,000円、15.4%減少しております。構成比率では一般財源80.1%、特定財源19.9%となっており、一般財源の比率は前年度に比較し、2.6ポイント上昇しております。
 次の第4表でありますが、自主財源は13億4,266万1,000円で、この大半を占める町税は7億199万2,000円であり、前年度と比較すると1,541万円、2.1%減少しております。下段から2行目の構成比率では、自主財源23.1%、依存財源76.9%となっており、自主財源の比率は前年度に比較し、2.7ポイント上昇しております。
 6ページをお開き願います。4、歳出であります。歳出の決算状況は、第5表のとおりであります。予算現額60億5,676万円に対し、支出済額は56億6,648万円で、翌年度繰越額2億2,371万9,000円、不用額1億6,656万1,000円となり、予算執行率は93.6%となっております。前年度に比較して支出済額で1億7,075万9,000円、2.9%減少し、予算執行率では1.7ポイント低下をしております。
 第5表の下段に前年度と比較した款別増減の主なものを記載しておりますが、次のページでご説明をいたします。7ページをお開き願います。第6表、款別歳出決算状況であります。主な款別の増減についてご説明を申し上げます。まず、議会は省略をいたします。
 総務費では、1億8,639万9,000円、29.7%の減少でありますが、電算システム導入委託金4,183万3,000円、財政調整基金及び減債基金積立金で5,904万4,000円増となりましたものの、離島地区情報通信基盤整備事業費2億8,769万円などが減となったことによるものであります。
 民生費では、4,691万円、5.5%の増加の主なものは、国民健康保険事業及び介護保険事業特別会計への繰出金であります。
 衛生費では、3,200万1,000円、8.0%増加の主なものは、簡易水道事業特別会計繰出金及び羽幌町外2町村衛生施設組合負担金であります。
 次の農林水産業費は、223万7,000円で、0.8%の増でありますが、農業振興事業、畜産事業負担金補助及び交付金で5,029万4,000円の増加が主なものであります。一方、減少は、めん羊牧場乾草舎整備工事請負費1,743万円、基幹水利施設ストックマネジメント事業負担金2,110万8,000円、鳥獣害防止総合対策事業補助金1,168万円などであります。
 次の商工費は、1,483万3,000円、11.6%の増加でありますが、増の主なものは観光事業委託料437万8,000円、リバーサイド施設改修工事請負費328万1,000円、いきいき交流センターファンコンベクター更新工事請負費955万5,000円であり、減の主なものは天売、焼尻公衆トイレ改修工事請負費の391万7,000円であります。
 土木費では、2,883万3,000円、3.3%減少しております。港湾上屋事業特別会計繰出金で6,272万3,000円、道路維持事業委託料で1,932万円などが増となっておりますが、道路新設改良事業工事請負費2,519万9,000円、天売、焼尻フェリーターミナル外壁改修工事請負費1,626万3,000円、下水道事業特別会計繰出金2,246万2,000円、住宅建設事業で団地公営住宅新築工事請負費4,070万9,000円などが減となっております。
 次の消防費は、省略をいたします。
 教育費では、3,850万3,000円、9.2%の増でありますが、主なものは学校図書連携システム導入事業費1,166万円、学校給食センター食器消毒保管機更新事業費1,667万4,000円、同じくエアコン設置事業費890万4,000円であります。
 災害復旧費では、655万3,000円、39.8%の増の主なものは、公共土木施設災害復旧工事請負費で1,452万2,000円増となりましたものの、委託料で793万3,000円減となっております。
 次の公債費は、省略をいたします。
 諸支出金であります。6,361万3,000円、6.7%減少しておりますが、一般会計所属職員の給料、職員手当などや共済費がいずれも減となったことによるものであります。
 表の中ほどにあります繰越額の2億2,371万9,000円は、繰越明許費でありまして、事業の内訳は本意見書の26ページ、認定資料の36ページに記載のとおりでございます。
 8ページをお開き願います。5、歳出決算構成であります。決算認定資料の13ページにあります款別性質別決算調べなどに基づきまして歳出決算額を性質別に区分し、考察をいたしますと第7表のとおりであり、前年度に比較すると義務的経費は7,399万8,000円、3.2%、投資的経費は3億5,655万5,000円、45.8%、それぞれ減少をしております。構成比では、義務的経費40.1%、投資的経費7.4%となっており、義務的経費の比率は前年度に比較し、0.1ポイント低下しております。
 次に、9ページをお開き願います。6、財政指標であります。普通会計における財政力の動向、財政構造の弾力性を判断する主要財務比率の年度別推移は、次表のとおりであります。アの財政力指数は、財政上の能力を示す指数で、この指数が1に近いほど財政力が強いとされております。本年度は0.187で、前年度に比べ微減しております。次のイ、経常収支比率は、臨時財政対策債を含んだ比率となっております。財政構造の弾力性を示す指標で、比率が高いほど財政の硬直が進んでいると言えます。通常75%程度におさまることが妥当と考えられており、本年度は83.1%で、前年度に比べ1.2ポイント低下しております。次のウ、経常一般財源比率は、経常的に収支される税などの一般財源の額と標準財政規模との対比で、100を超え、その度合いが高いほど経常一般財源に余裕があるとされております。本年度は94.9%で、前年度に比べ1.3ポイント上昇しております。次のエ、人件費比率でありますが、本年度の経常収支における人件費比率は前年度を0.2ポイント下回り、18.2%となっております。
 10ページをお開き願います。7、財産に関する調書でありますが、平成23年度における財産の増減高及び現在高は次表のとおりであります。(1)、公有財産、アの土地の現在高は1,532万2,257平方メートルであり、前年度に比較し、8,262平方メートル減少しております。地籍調査事業に伴う地積更正1万8,880平方メートルの増や公共下水道工事に係る用地の譲与で205平方メートルの増及び田、畑などの売り払い2万7,347平方メートルの減によるものであります。
 イの建物の現在高は、13万7,951平方メートルで、前年度に比較し、93平方メートル減少しておりますが、幸町団地公営住宅に係る新築で、259平方メートルの増となりましたものの、解体で352平方メートルの減によるものであります。
 以下、記載のとおりでありますので、説明は省略をさせていただきます。
 11ページをお開き願います。特別会計について申し上げます。最初に、国民健康保険事業特別会計についてであります。概要は記載のとおりであります。歳入総額から歳出総額を差し引いた額及び実質収支額とも91万5,000円の黒字決算となっております。
 次に、下段の2、歳入では、自主財源である保険税の収納状況は次のページの2表のとおりでありますが、調定額2億4,915万9,000円に対し、収入済額2億2,301万5,000円、収入率89.5%、執行率101.0%となっております。前年度と比較しますと、収入済額は807万円、内訳といたしまして現年度分650万3,000円、滞納繰り越し分156万7,000円で、3.5%減少し、収入率は現年度分が0.4ポイントの低下、滞納繰り越し分及び総体ではいずれも0.8ポイントの上昇となり、執行率において6.5ポイント低下をしております。
 次の12ページの3の歳出につきましては、ごらんをいただきまして、説明は省略をいたします。
 13ページをお開き願います。下水道事業特別会計について申し上げます。概要は記載のとおりでありますが、歳入総額から歳出総額を差し引いた額及び実質収支額とも2万2,000円の黒字決算となっております。決算収支状況を前年度に比較しますと、歳入、歳出もそれぞれ減少をしております。以下、説明は省略をさせていただきます。
 14ページをお開き願います。2、歳入及び歳出の決算状況は記載のとおりでありますが、下段から3行目に水洗化の普及状況について申し上げますと、接続可能区域内人口6,546人に対し、既接続人口は3,438人で、水洗化率は前年度に比較して1.5ポイント上昇し、52.5%となっております。
 15ページをお開き願います。簡易水道事業特別会計について申し上げます。決算収支状況は第1表のとおりでありますが、歳入総額から歳出総額を差し引いた額及び実質収支額とも69万2,000円の黒字決算となっております。決算収支状況を前年度に比較しますと、歳入、歳出ともそれぞれ増加をしております。下段から2行目に記載の年間配水量などについて申し上げますと、年間配水量は6万3,722立方メートル、有収水量は4万2,593立方メートルで、有収率は前年度に比較し、0.6ポイント上昇し、66.8%となっております。
 16ページをお開き願います。2、歳入及び歳出でございますが、2表の下段にあります水道使用料の地区別収納状況について申し上げますと、調定額1,945万4,000円に対し、収入済額は1,897万5,000円で、収入率は97.5%となっております。前年度と比較しますと、収入済額は60万8,000円、3.1%減少し、収入率で0.9ポイント低下をしております。
 17ページをお開き願います。介護保険事業特別会計について申し上げます。決算の収支状況は第1表のとおりでありますが、保険事業勘定及び介護サービス事業勘定を合わせた歳入総額から歳出総額を差し引いた額及び実質収支額とも123万2,000円の黒字決算となっております。決算収支状況を前年度に比較しますと、歳入では3億7,292万6,000円、30.4%、歳出では3億5,965万1,000円、29.7%、それぞれ減少をしております。
 18ページをお開き願います。2、歳入及び歳出の下段の(2)、介護サービス事業勘定の右側にあります歳出についてであります。事業費が前年度に比較し、3億8,872万8,000円減少しておりますが、その主なものは特別養護老人ホーム改築工事監理委託料432万3,000円、以下家具作成委託料590万3,000円、工事請負費3億4,020万6,000円、備品購入費2,438万8,000円、それぞれ減となっております。
 19ページをお開き願います。後期高齢者医療特別会計について申し上げます。決算収支状況は第1表のとおりでありますが、歳入総額から歳出総額を差し引いた額及び実質収支額とも51万7,000円の黒字決算となっております。決算収支状況を前年度に比較しますと、歳入、歳出ともそれぞれ増加をしております。以下、内容は省略をさせていただきます。
 21ページをお開き願います。港湾上屋事業特別会計について申し上げます。本会計は、羽幌港旅客上屋の建設に伴い、地方財政法に規定する港湾整備事業の運営を一般会計と区分して行うために平成23年度途中において設置されたものであります。概要は記載のとおりでありますが、歳入総額から歳出総額を差し引いた形式収支額は6,026万円の黒字で、この額から翌年度へ繰り越すべき財源となる繰越明許費充当額6,022万9,000円を差し引いた実質収支額は3万1,000円の黒字決算となっております。以下、内容は省略をさせていただきます。
 23ページをお開き願います。各基金の決算状況であります。各基金は設置目的に沿って適正に処理されており、基金別決算状況は次表のとおりであります。16基金の23年度末現在高合計は29億3,031万7,000円で、前年度に比較して7,928万1,000円減少しております。増減内容は、記載のとおりであります。
 24ページをお開き願います。不納欠損処分の事由別状況について申し上げます。一般会計、国民健康保険事業特別会計、簡易水道事業特別会計及び介護保険事業特別会計の不納欠損処分の事由別状況は次表のとおりであり、適法に処理されております。この不納欠損処分は、関係法令などの定めるところにより、滞納処分の執行停止及び消滅時効などの成立により処理されたものであります。合計では162万1,279円で、30件となっております。なお、会計ごとの不納欠損額は、決算認定資料の28、29ページに記載されてございます。
 25ページをお開き願います。繰越明許費事業調べであります。平成22年度からの繰越明許費決算状況でありますが、平成23年第1回臨時会、第2回定例会において議決されたものでありますので、内容は省略をさせていただきます。
 26ページをお開き願います。次に、平成24年度への繰越明許費予算の一般会計、港湾上屋事業特別会計につきましては、平成23年第8回定例会及び平成24年第1回定例会において議決されたものであります。内容は、省略をさせていただきます。
 27ページをお開き願います。次に、継続費精算報告書であります。特別養護老人ホーム改築事業につきましては、平成21年度から23年度の3カ年の継続事業で終了いたしましたので、説明は省略をさせていただきます。
 次に、平成23年度羽幌町定額基金運用状況審査意見書の内容についてご説明を申し上げます。1、審査の対象は、羽幌町奨学基金であります。2、審査の期日は、平成24年8月9日であります。3、審査の方法は、地方自治法第241条第5項の規定により、審査に付された基金運用状況調書について各関係諸帳簿、証書類などの確認を行ったものであります。4、審査の結果でありますが、基金運用状況調書は関係諸帳簿、証書類と符合しており、適正に運用されていることが認められました。
 29ページをお開き願います。基金運用状況調書であります。中ほどにあります本年度運用状況では、貸付金返済金額は7人で107万円、貸付金額は新規、継続を合わせて6人の144万円となっております。本年度末現残額は預金で967万2,000円、貸付金で11名、504万8,000円、計では1,472万円となっております。
 以上で一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算並びに定額基金運用状況についての決算審査の内容といたします。よろしくお願いを申し上げます。
 引き続きまして、平成23年度羽幌町水道事業会計決算審査意見の内容についてご説明を申し上げます。
 本審査の意見につきましても駒井監査委員との合議によるものでございます。
 次のページをお開き願います。第1、審査の概要でありますが、審査の対象は、次の(1)から(7)まで記載のとおりであります。審査の期間は、平成24年6月4日から同年6月26日までであります。審査の方法としましては、決算審査に当たっては、事業が常に経済性を発揮し、本来の目的である公共の福祉を増進するよう運営されているかに重点を置き、決算報告書、財務諸表、事業報告書、附属書類などの計数を照合し、定期監査及び例月出納検査の結果も踏まえ審査を行ったものでございます。
 審査の結果でありますが、決算諸表について、審査に付された決算報告書及び財務諸表は、地方公営企業法に準拠して作成され、それぞれの内容を精査した結果、計数は正確であり、事業の経営成績及び財政状態を適正に表示されているものと認められました。
 次のページをお開き願います。2、経営状況について、(1)の経営成績についてでありますが、税抜き決算で収益は2億3,596万8,000円で、前年度に比較すると主に給水収益が580万3,000円減少したことにより収益全体で660万円、2.7%減少しております。また、費用においては2億366万6,000円で、前年度に比較して配水及び給水費、資産減耗費などが増となったものの、原水及び浄水費の減少により費用全体で313万1,000円、1.5%減少しております。この結果、当年度の純利益は3,230万2,000円で、前年度より346万9,000円、9.7%減少をしております。平成23年度から企業債の繰上償還などを行い、後年度の財政負担の軽減を図るなど日ごろから努力をされておりますが、事業収益の大半を占める給水収益の減少傾向など厳しい経営環境が予測されることから、健全経営の推進に一層取り組まれるよう要望いたします。
 なお、事業の経営内容を把握するため、係数の分析を行い、全国平均値(以下「平均値」という。)と比較しますと次のとおりであります。ア、財務比率について、事業の財政状態の良否を示す財務比率は次表のとおりであります。(ア)の流動比率は、平均値を大きく上回っておりますので、短期債務に対する支払い能力は良好であると見ることができます。(イ)の自己資本比率は、平均値より低いですが、施設建設費に要した企業債を調達していることによるものと考えられます。次の(ウ)、固定資産対長期資本比率では、100%以下であることが望ましく、80%台を維持しており、良好に推移しているものと思われます。この比率が低いほうが一般的に柔軟な経営が可能であるとされております。
 3ページをお開き願います。イ、収益比率でありますが、収益性を示す数値が大きいほどその収益性が高いことをあらわしており、前年度に比較していずれも低く推移しておりますが、平均値を上回っております。
 ウ、施設利用率であります。利用状況の良否を総合的に表示する施設利用率は、前年度及び平均値を上回っております。
 4ページをお開き願います。エ、労働生産性であります。職員1人当たりの労働生産性を示しているものでありますが、有収水量は17万7,831立方メートルで、前年度及び平均値より低下しております。これは、主としまして給水人口の減少や特別養護老人ホームなど団体用の減少に加え、各種産業活動の低迷が起因するものと考えられます。
 オ、料金に関する比較であります。回収率は112.8%と平均値を上回っているものの、前年度を下回っております。なお、料金回収率が112.8%と100%を超えておりますので、給水に要する費用は水道料金で賄われていることを意味しております。給水原価の伸び率1.2%及び供給単価の伸び率0.2%は、前年度を上回っており、回収率は前年度に比較し、1.0ポイント下回っております。
 5ページをお開き願います。第1表の業務実績比較表であります。区分欄3の年間配水量と無効水量はいずれも増加となっております。また、区分欄6の有収率は3.8%と減少しておりますことから、給排水施設の維持管理が重要なことになるものと思われます。
 6ページをお開き願います。第2表、決算額比較表であります。収益的収支でありますが、23年度消費税差し引き後の決算額の下段にあります収支差引額は、当初申し上げましたとおり3,230万2,397円の利益となっております。次に、資本的収支では、収入がなく、支出では建設改良費、企業債償還金であります。下段の収支差引額1億2,791万4,041円の不足額は、損益勘定留保資金などから補填をしております。
 7ページをお開き願います。第3表、比較損益計算書でありますが、当年度中に得ました利益と費用をあらわしたものであり、先ほど申し上げましたとおり23年度の純利益は下段に記載の3,230万2,397円となっております。
 8ページをお開き願います。第4表、比較貸借対照表であります。水道事業会計の財産、財政状態を総括的にあらわしております。左側の資産の部であります。対前年度増減で申し上げますと、1の固定資産では2,004万2,075円減少しております。有形固定資産の構築物、機械及び装置、工器具及び備品、建設仮勘定がいずれも減となったことによるものであります。次の2、流動資産の3,969万7,979円の減少は、主に現金預金の減によるものであります。次に、右側の負債、資本の部であります。3の流動負債では221万8,410円の減少でありますが、主に未払い金の減によるものであります。4、資本金の8,982万4,041円の減は、企業債未償還残額が減少となったものであります。5の剰余金3,230万2,397円の増は、利益剰余金であります。資産合計及び負債、資本合計は、いずれも28億927万940円となっております。
 以上で水道事業会計審査意見の内容説明とさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。
〇船本委員長 暫時休憩します。

休憩 午後 2時20分
再開 午後 2時30分

〇船本委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、財務課長から決算認定資料等の内容説明を求めます。
 財務課長、三浦義之君。
〇三浦財務課長 私からは、各会計決算認定資料の2ページ目から説明させていただきます。
 第2表、決算の状況に関する調べ、一般会計でございます。平成22年度と23年度の比較表でありますが、増減の欄でA欄、歳入総額では2億5,816万9,000円の減、B欄、歳出総額では1億7,075万9,000円の減となっております。平成23年度欄でC欄、歳入歳出差引額は1億5,240万8,000円となります。区分で翌年度に繰り越すべき財源、E欄、繰越明許費の平成23年度47万8,000円は、平成24年度へ繰り越しを行った国の交付金事業に伴う一般財源分であります。J欄、実質収支は、C欄、歳入歳出差引額からI欄、翌年度に繰り越すべき財源の計、つまり繰越明許費分を差し引いた額となり、1億5,193万円となります。次の財政再建債等未償還元金はありませんので、O欄も同額となります。このように1億5,193万円の黒字決算となっておりますが、前年度からの黒字分も含んでおりますので……
〇船本委員長 済みません、どこを説明しているかわからない方もいるようなので、もう一回、認定資料なのか、どこなのか。
〇三浦財務課長 各会計決算認定資料の2ページ、決算書の黄色い欄があります。これが認定資料になります。よろしいでしょうか。これの2ページをお開き願いたいと思います。もう一度説明いたしましょうか。いいですか。
 その第2表ということでごらんいただきたいと思います。では、下段のほうのO欄ごらんください。O欄も同額となります。このように1億5,193万円の黒字決算となっておりますが、前年度からの黒字分も含んでおりますので、それを除いた単年度収支、P欄、6,821万8,000円の赤字となるものであります。しかし、23年度中の黒字要素である財政調整基金など各基金への積立金、Q欄、1億1,490万5,000円がありますので、一番下の数字、T欄、実質単年度収支、これにつきましては4,668万7,000円の黒字となるものであります。
 次に、3ページ、第3表でございます。以下11ページまで各会計の歳入歳出決算額について22年度と23年度を款別に比較したものでございます。これから各会計別に増減の主なものを説明いたしますが、単位につきましては1,000円単位で説明をさせていただきます。
 まず、3ページ、一般会計の歳入であります。1款町税で前年度対比1,540万9,000円、2.1%の減で、減となる主なものは景気低迷による個人町民税と法人町民税の調定減及び経年による家屋等の固定資産税の調定減であり、増となるものについてはたばこ税の税率改正によるものでございます。
 10款地方交付税で前年度対比2,122万6,000円、0.7%の減は、国勢調査人口の減によるものが主なものでございます。
 14款国庫支出金で前年度対比2億9,802万3,000円、47.3%の減は、国の地域活性化・公共投資臨時交付金の減が主なものでございます。
 16款財産収入で前年度対比2,050万7,000円、38.2%の減は、旧役場跡地など町有地売り払いによる減が主なものでございます。
 18款繰入金で前年度対比2,349万5,000円、609%の増は、町有施設下水道接続事業とサンセットプラザ維持補修事業に伴う増でございます。
 19款繰越金で前年度対比1億2,797万7,000円、114.4%の増で、増となる主なものは普通交付税で雇用対策及び地域資源活用推進費の創設によるものであり、減となる主なものは各会計への繰出金及び職員給与費でございます。
 20款諸収入で前年度対比1,651万1,000円、7.9%の減は、基幹水利施設ストックマネジメント事業1,485万8,000円による減が主なものでございます。
 21款町債で前年度対比4,263万6,000円、9.6%の減で、減となる主なものは臨時財政対策債や小型動力ポンプ車整備事業債、医師確保対策事業債、基幹水利施設ストックマネジメント事業債であり、増となる主なものは公営住宅建設事業債、国直轄港湾整備事業債及び高規格救急自動車整備事業債でございます。
 次に、4ページ、一般会計の歳出でございますが、監査委員から審査意見がございましたので、説明は省略させていただきます。
 次に、5ページ、国民健康保険事業特別会計でございます。歳入合計で前年度対比1,973万2,000円、1.7%の減となっており、主なものを申し上げます。2款国庫支出金2,780万円、8.5%の減は、療養給付費負担金の減が主なものでございます。
 3款療養給付費交付金1,056万4,000円、26.9%の増は、社会保険診療報酬支払基金からの療養給付費交付金の増によるものでございます。
 4款前期高齢者交付金5,616万4,000円、28.5%の増は、医療費において前々年度精算額で6,111万7,000円の増、概算交付額で698万4,000円の減によるものが主なものでございます。
 6款共同事業交付金1,089万6,000円、6.9%の減は、保険財政共同安定化事業交付金の減によるものでございます。
 8款繰入金3,935万9,000円、24.3%の減は、財源補填のための国保支払準備基金5,900万円の減と一般会計からの繰入金1,964万1,000円の増によるものでございます。
 次に、歳出合計で前年度対比1,733万6,000円、1.5%の減となっており、主なものを申し上げます。1款総務費で459万円、11.8%の増は、人事異動に伴う人件費の増と国保オンラインシステム更新による委託料の増が主なものでございます。
 2款保険給付費で1,574万7,000円、1.9%の減は、一般被保険者療養給付費負担金の減によるものでございます。
 5款老人保健拠出金225万6,000円、99.7%の減は、後期高齢者医療制度開始に伴い、精算額のみの拠出となっており、平成23年度で制度終了となるものでございます。
 7款共同事業拠出金786万3,000円、5%の減は、高額医療拠出金522万8,000円と保険財政共同安定化事業拠出金263万5,000円の減によるものでございます。
 次に、6ページをお開き願います。後期高齢者医療特別会計でございますが、歳入の合計額で前年度対比238万9,000円、2.4%の増となっておりますのは、1款後期高齢者医療保険料で126万4,000円、2.0%増、保険料の増によるものでございます。
 また、2款繰入金で120万8,000円、3.4%増、事務費繰入金73万7,000円と保険基盤安定繰入金47万1,000円の増によるものでございます。
 下段の歳出の合計額で前年度対比で193万5,000円、1.9%の増となっておりますのは、1款総務費で120万円、68.2%増、一般管理費のシステム改修委託料の増が主なものでございます。
 2款後期高齢者医療広域連合納付金73万5,000円、0.7%増、これは療養給付費負担金の増によるものでございます。
 次、7ページ、介護保険事業特別会計の保険事業勘定であります。歳入合計で前年対比で1,484万4,000円、2.0%の増となっておりますのは、7款繰入金で1,428万5,000円、12.4%の増で、一般会計からの繰入金の増によるものでございます。
 下段の歳出合計で前年対比2,911万8,000円、4.1%の増となっております。その主なものは、1款総務費で862万6,000円、28.6%の増は、人事異動に伴う職員人件費の増によるものでございます。
 2款保険給付費で1,572万3,000円、2.4%の増は、介護サービス等給付費の増によるものでございます。
 3款地域支援事業費で477万6,000円、34.2%の増は、介護予防事業委託料の増によるものでございます。
 次に、8ページをお開き願います。介護サービス事業勘定でありますが、歳入及び歳出の減はともに特別養護老人ホーム改築に伴う事業費等の減によるものでございます。
 次に、9ページ、下水道事業特別会計であります。歳入合計、前年度対比で2,329万6,000円、4.5%の減でありますが、4款繰入金2,246万2,000円、6.6%の減で、歳出の事業費減に伴う一般会計からの繰入金の減によるものでございます。
 下段の歳出でありますが、歳出合計、前年度対比で2,271万5,000円、4.4%の減でありますが、1款総務費988万6,000円、10.6%の減、機械の点検整備手数料の減であります。
 3款公債費1,142万4,000円、3.7%の減は、起債対象事業の減と償還完了によるものでございます。
 次に、10ページをお開き願います。簡易水道事業特別会計であります。歳入合計、前年度対比で1,267万5,000円、26.2%の増及び歳出合計、前年度対比で1,203万5,000円、24.9%の増は、天売、焼尻、曙地区における工事の増加に伴うものでございます。
 次に、11ページ、港湾上屋事業特別会計ですが、新たな会計となります。歳入合計で7,435万円は、1款国庫支出金582万7,000円と2款、一般会計繰入金6,272万3,000円及び3款、羽幌港旅客上屋建設事業債580万円となっております。
 歳出合計で1,409万円は、1款港湾施設費で設計調査委託料1,178万7,000円と2款公債費230万2,000円となっており、いずれも皆増となるものでございます。
 次に、12ページをお開き願います。第4表、経常収支等の状況に関する調べであります。まず、収入では、収入決算額のうち臨時的な収入なのか、経常的な収入なのか、そしてその収入の使い道が特定されているものなのか、何にでも使える一般財源なのか、また支出のほうでは性質別区分の決算額、A欄のうち経常的な支出経費、C欄の額に対して一般財源がどれだけ充当されているかをあらわしております。このような区分の結果をもとに経常収支比率を求めているものであります。町長からも申し上げましたが、経常収支比率は83.1%であります。その他の数値についてはごらんになっていただき、説明は省略させていただきます。
 次に、13ページの第5表でありますが、普通会計の決算額を款ごとに性質別にあらわしたものでございます。説明は、省略させていただきます。
 次に、14ページをお開き願います。第6表、事業効果表の一般会計総括表でございます。次の15ページから22ページまでの事業効果表につきましては、重立った投資的事業につきまして会計別、款別に区分をいたしまして、事業ごとに決算額、整備内容などを載せております。ごらんをいただきまして、説明は省略させていただきます。
 次に、23ページの第7表でありますが、歳入歳出の決算状況を目的別にグラフにあらわしたものであります。左側の歳入の円グラフですが、歳入の半分強の55.2%を交付税が占めている状況にあります。また、右側の歳出総額ですが、昨年と比較し、それぞれの比率に大きな変化はありません。
 次に、24ページをお開き願います。第8表、町税の収入額をそれぞれ税別にグラフにあらわしたものであります。減少傾向にございます。説明は、省略させていただきます。
 次に、25ページから29ページまでの第9表、各会計収入状況調べでございますが、監査委員から審査意見がございましたので、説明は省略をさせていただきます。
 次に、30ページをお開き願います。第10表、給与費決算調書であります。一般会計と特別会計の特別職、一般職に係る職員数と給与費、共済費及び報酬の決算状況をあらわしております。一番下の差し引き欄で22年度と比較しておりますが、合計欄の一番右下になりますが、4,019万3,000円、率にして3.3%の減となっております。
 次に、31ページ、第11表であります。債務負担行為の調べでありますが、一般会計におきまして23年度以前に議会で議決をいただき、後年度で支出する内容を記載してあります。事項別の内容は省略させていただきますが、(1)、物件購入、その他の表の一番右下の欄にありますように、24年度以降に一般財源で支出を予定されている額は1億1,445万円であります。
 次に、32ページをお開き願います。第12表、地方債施設別現在高調べですが、会計別に23年度末の未償還元金の額を記載してあります。まず、一般会計でありますが、ほとんどの項目で減少をしております。一般会計の総額では前年度より3億7,091万1,000円の減少となっており、23年度末残高は65億3,426万1,000円となっております。また、簡易水道事業会計及び下水道事業会計は、いずれも前年度より減少しており、一般会計を含めます総合計では5億6,775万1,000円の減となっており、5つの会計の23年度末残高は106億8,060万1,000円となるものでございます。
 右の第13表のグラフは、一般会計分の23年度までの起債の借入額の状況とその分に係る元金の償還予定額の状況を平成27年度までグラフにあらわしたものであります。
 次に、33ページ、第14表でありますが、一般会計の決算額を款別、節別に集計したものでございます。ごらんをいただきまして、説明は省略させていただきます。
 次に、34ページをお開き願います。第15表、基金運用状況調べでありますが、定額の資金を運用する奨学基金の状況を載せてあります。ごらんをいただきまして、説明は省略をさせていただきます。
 次に、35ページ及び36ページ、第16表、繰越明許費事業調べでございますが、ほとんどが国の補正予算に伴います交付金事業分でございます。35ページは平成22年度からの繰越明許費決算状況、36ページにつきましては平成24年度への繰越明許費予算でございます。ごらんをいただきまして、説明は省略をさせていただきます。
 次に、37ページ、第17表、継続費精算報告書でございますが、特別養護老人ホーム改築事業の平成21年度から23年度までの全体計画、実績を財源別に記載しております。ごらんをいただきまして、説明は省略をさせていただきます。
 以上で平成23年度決算資料の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
〇船本委員長 次に、建設水道課長から水道事業決算報告書の内容説明を求めます。
 建設水道課長、山口芳徳君。
〇山口建設水道課長 それでは、平成23年度の水道事業決算報告につきましてご説明申し上げます。
 決算書の1ページをごらんください。この決算報告書は、平成23年度の予算額に対してその執行の実績がどうであったかを示す計算表であります。消費税を含む税込みの金額で記載してございます。(1)、収益的収入及び支出でございますが、収入では第1款水道事業収益2億4,629万5,000円の予算額に対しまして、決算額2億4,746万904円であります。支出は、第1款水道事業費用2億4,670万1,000円の予算額に対しまして、決算額2億1,299万1,565円で不用額は3,370万9,435円となっており、これは営業費用の薬品費や修繕費などの減が主な要因でございます。
 次に、2ページをお願いいたします。(2)、資本的収入及び支出でございますが、これは投資的事業に係る費用と過去の設備投資に係る企業債の元金償還を含んだ収支でございます。今年度に関しましては、収入はございません。支出は、第1款資本的支出1億3,269万4,000円の当初予算に企業債繰上償還のために557万8,000円を補正した1億3,827万2,000円に対しまして、決算額1億2,981万8,541円となり、収入がないことからこの全額を、欄外に記載しておりますが、消費税資本的収支調整額及び損益勘定留保資金により補填したところでございます。
 次に、3ページをお願いいたします。こちらからは公営企業会計方式による決算の区分に従って作成された財務諸表となります。まず、損益計算書ですが、これは税抜きにより全ての収益と費用を記載し、利益を明らかにしたもので、さきに1ページでご説明いたしました収益的収支の税抜き額及び12ページの事業収入、事業費の内容と一致いたします。収益から費用を差し引いた3,230万2,397円が23年度の純利益となっております。
 それでは、4ページをお願いいたします。剰余金計算書及び剰余金処分計算書でありますが、今年度より法改正によりまして剰余金の処分方法が変更されたことから記載方法が変更されてございます。まず、上段の利益剰余金計算書でございますが、資本金については企業債元金償還により8,982万4,041円が減額されたことにより、一番下の当年度末残高が16億141万729円となっております。剰余金のうち資本剰余金については23年度の発生がありませんので、昨年と同額の7億5,610万8,510円が翌年度繰り越し資本金剰余金となっております。
 次に、利益剰余金でございますが、平成22年度の処分額178万9,000円を加えた2,836万7,405円が減債積立金の合計となっており、未処分利益剰余金は当年度純利益3,230万2,397円を加えた4億1,319万2,800円が当年度の未処分利益剰余金となっております。
 次に、下段の剰余金処分計算書でありますが、当年度の純利益3,230万2,397円の20分の1を下回らない額161万6,000円について例年と同様に減債積立金へ積み立てるものであります。その対象額を当年度未処分利益剰余金から差し引いた結果、4億1,157万6,800円が翌年度繰り越し剰余金となるものでございます。
 次に、5ページをお願いいたします。5ページと次の6ページにつきましては、貸借対照表でございます。資産状況を5ページに、負債、資本状況を6ページに示し、企業の財政状況を明らかにするものであります。5ページの資産の部は、固定資産合計額23億4,964万9,691円と流動資産合計4億5,962万1,249円を加えた28億927万940円が資産の合計となっております。
 次の6ページは、負債の部の未払い金とその他流動負債の合計額1,019万1,496円と資本の部の資本金合計である16億141万729円と資本剰余金合計の7億5,610万8,510円と利益剰余金合計の4億4,156万205円をそれぞれ加えました28億927万940円が負債、資本の合計となっております。これは、先ほどの5ページの資産合計と一致するものであります。
 次に、7ページをごらんいただきます。7ページから15ページまでにつきましては、事業報告書でございます。最初に、7ページの概要ですが、給水状況では給水戸数と給水人口は前年度と比較して戸数で27件の減、給水人口では167人の減少となり、あわせて有収水量も減少となりました。23年度に実施しました主な工事は、量水器取りかえ、羽幌大橋配水管布設替などで総額6,493万2,000円となっており、工事概要は9ページ及び10ページに掲載してございます。7ページ中段以降は、財政状況について述べております。
 次に、8ページをお願いいたします。8ページは、議会議決事項、職員の配置数を掲載しております。ごらんいただいて、次に9ページをお願いいたします
 9ページ、次の10ページにつきましては、先ほど述べました工事契約の概要でございます。
 引き続き、次の11ページは業務量、12ページは事業の収入、支出について、先ほど述べました給水人口や収益、費用など、それぞれ前年度との比較をしたものでございます。ごらんいただきまして、説明については省略させていただきます。
 次に、13ページでございます。13ページは、経営分析の結果でありますが、監査委員から全国平均の比率などを含めた報告がございましたので、内容については省略させていただきたいと思います。
 次に、14ページをお願いいたします。14ページは、企業債の概況でございますが、政府資金、公庫資金合わせて前年度末残高14億7,998万3,579円に当年度の償還額8,982万4,041円を差し引いた13億9,015万9,538円が当年度末の償還残高となるものであります。
 次に、15ページをお願いいたします。15ページは営業未収金調書でありまして、次の16から19ページは収益、費用の明細書、そして20ページは資本的収支の明細書、21ページは固定資産の明細書、22ページは企業債の明細書を掲載しております。それぞれ各明細につきましては、これまでの説明と重複いたしますので、ごらんをいただきまして、省略をさせていただきます。
 以上で平成23年度水道事業会計決算報告書の説明とさせていただきます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
〇船本委員長 これより理事者側に対する質疑を行いますが、質疑は決算書の内容についてのみにとどめられるようご協力をお願いいたします。
 認定第1号 平成23年度羽幌町一般会計歳入歳出決算認定について、これから質疑を行います。
 1番、森委員。
〇森委員 6ページの歳出の中の民生費、社会福祉費なのですが、予算に対して支出済額を引いたものがご存じのように不用額となります。当該年度におきましては、社会福祉費の2,631万何がしがトップの不用額となっております。事項別明細書の36から37にかけて不用額の中身が少し細かく出ているわけですが、扶助費、それから繰出金等で700万円以上、全般に不用額が積み重なって、先ほどのトータルの2,600万になっております。それで、重立った理由をまずお伺いしたいと思います。
〇船本委員長 福祉課、室谷主幹。
〇室谷福祉課主幹 ただいまの森委員の質問にお答えいたします。
 3款民生費で、社会福祉費で不用額が2,631万3,556円と高額になっている原因の主な理由ということでございましたが、主な要因といたしましては37ページの20節扶助費で700万5,111円の不用となっております。この扶助費の中身といたしましては、重度医療及びひとり親医療の医療扶助の扶助費でございます。なぜこのような形で700万程度の大きな不用額となったということでありますが、実際の診療月の支払いの分なのですが、3月補正段階までについては不確定な部分について、2、3、4、5月支払い分までの4カ月分の医療費がまだ確定となっておりません。その中で、予測をして予算計上をさせていただいておりますが、請求があったものについては全て支払い義務がございますので、多目に予算をつけさせていただいているためにこのような形で余っているものでございます。
 もう一つの28節繰出金で796万7,000円の不用となっておりますが、この繰出金は国民健康保険事業特別会計へ繰り出している分でございまして、これについても医療費等とのかかわり合いがありますので、若干多目に予算措置をさせていただいたために大きく残っているものでございます。
 以上です。
〇船本委員長 1番、森委員。
〇森委員 今の説明については理解できましたのですが、これはでは毎年の決算でも社会福祉費のその辺は必ず繰り越しが比較的多いという結果になっているのか。資料をお持ちになればということで結構ですけれども、お願いします。
〇船本委員長 福祉課、室谷主幹。
〇室谷福祉課主幹 お答えします。
 今後のことでありますが、今のように不確定な要因がございますので、多目に予算を措置をさせていただいておりますが、場合によっては高額な医療費が発生した場合不用額がかなり減るということも想定されます。ですので、毎年このような形で多く不用額が生じるかどうかというのは、今の段階ではどうこうということは申し上げられません。
 以上です。
〇船本委員長 1番、森委員。
〇森委員 表現は悪いですけれども、そう目くじらを立てることではないような気もするのですが、予算の本質からするとやはり必要額をやって、急な支出があった場合には補正というようなことが根本にあると思います。その辺うまくかみ合わせて次年度の予算づくりに参考にしていただきたいなと思います。答弁は結構です。
〇船本委員長 2番、金木委員。
〇金木委員 私は、53ページになりますが、第8款の2目住宅建設費の中で、いわゆる住宅リフォームの助成金にかかわってお聞きをしたいのですが、22年度からの一応3年間の継続事業ということで始められているこの住宅リフォームへの補助事業ですが、23年度ですからちょうど2年目ということになるのかと思います。初年度は応募枠に達し次第申し込みを締め切ったと。この23年度の2年目、それから今年の24年度は一応受け付けを全部した後に抽せんでというふうに変えられたということなのですが、さきの6月の定例会でもこの件については一般質問されておりまして、来年度以降も継続する方向で検討されるようなことだったと思いますが、2年目、3年目についてほぼ半分近い方が抽せん漏れをしてしまったという実態から、この方法で果たしていいのかどうかということもちょっと議論になったと思います。実際に23年度で漏れた方が24年度に応募をされていたのか、あるいは23年度漏れたけれども、もうその年のうちに全額自費でリフォームを実施したのかとか、その辺の追いかけ調査ですか、その辺を細かく調べればわかるのかもしれませんが、既にそういう資料があるのかどうか、その辺の実態はいかがなのでしょうか。
〇船本委員長 暫時休憩します。

休憩 午後 3時09分
再開 午後 3時09分

〇船本委員長 再開します。
 藤岡町民課長。
〇藤岡町民課長 お答えをします。
 ちょっと今詳細なデータがございませんので、そこら辺の追跡調査の有無ですとか結果についてはちょっとお答えができない状況であります。また後ほど調べてお答えをしたいと思いますが、恐らく抽せんで漏れた方々で諦めてその年度のうちに改修する方と翌年まで待って、再度応募する方と2通りあると思っておりますけれども、1年待って翌年度に再度応募する方の比率のほうがむしろ少ないのかなという印象は持っております。
 それと、2年目から抽せんに切り替えたことによって漏れる方がふえたと、その対応をということでございますけれども、前回一般質問でもございました。補正をするつもりはあるのかですとか、そういった関連の質問幾つかございましたけれども、前の一般質問でも答えておりますけれども、基本的には本制度を継続的に持続していくためにはやはり一定枠を持って継続していくというようなことが最優先だということで、補正は行わないという考え方でまず3カ年実施をすると。以後については、延長ということで検討するということで、現在検討に入ろうとしているところですけれども、おおむね延長プラス対象者の拡大という2つの側面で制度設計をしたいなと、見直したいなというふうに考えております。
〇船本委員長 2番、金木委員。
〇金木委員 それでは、25年度にも延長する方向でということを再度おっしゃられましたけれども、ぜひ今年の抽せんでも漏れた方でもし来年度も応募された場合には、それなりの何か救済措置を、優先的と言っていいのか、その辺も含めた検討もぜひこの後行っていただきたいという希望を持っておりますが、改めてその点いかがですか。
〇船本委員長 藤岡町民課長。
〇藤岡町民課長 これについても以前質問あったかもしれませんけれども、基本的に抽せんは単年度、単年度、申請に対して締め切り日までに応募のあった方々で抽せんをするという形で2カ年継続して行っております。漏れた方々については、翌年度については優先措置を設けないというのが基本的な考え方でございますので、そのご要望については残念ながら現時点では変えるつもりはございません。
〇船本委員長 前段の人数については、後ほど説明していただけるということでよろしいのですね。よろしいでしょうか。
 1番、森委員。
〇森委員 済みません、先ほど民生費が一番多いようなこと言いましたけれども、実は衛生費でありまして、3,400万。先ほどと同じ趣旨の説明なのですが、主な不用額が発生した理由についてお伺いします。
〇船本委員長 鈴木福祉課長。
〇鈴木福祉課長 お答えいたします。
 まず、一番多いのは、医師の研究資金貸付金、これが当初2,300万で見ていまして、通常でしたらかなりの金額が借りられるのですけれども、たまたま3名で500万という形になりました。あくまでも2月でも3月でも先生方いらっしゃった場合にはすぐ対応するような形になっていますので、そこで1,800万残してしまったということになります。
 それと、もう一点は、町医師対策協議会負担金も住宅環境整備あわせまして用意していますもので、これにいたしましても550万の予算に対しまして126万9,000円、結局423万落としてしまいましたので、この分が大きな要因になっていますので、ご理解お願いしたいと思います。
〇船本委員長 ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで討論を終わります。
 これから認定第1号について採決します。
 本案は、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 異議なしと認めます。
 したがって、認定第1号は原案のとおり認定されました。
 認定第2号 平成23年度羽幌町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、これから質疑を行います。
 1番、森委員。
〇森委員 資料としては、財産に関する調書156ページを見ていただくか、先ほど監査委員の報告にも数字としては出ていましたけれども、基金として(4)、羽幌町国民健康保険給付費支払準備基金、これが前年度と比較して8,900万ほど減少しております。先ほどから支出、歳入のところでは特段大きな変化がないような印象を受けたのですが、この8,900万の減少についての説明を求めます。
〇船本委員長 福祉課、室谷主幹。
〇室谷福祉課主幹 ただいまの質問にお答えいたします。
 この8,900万円の基金の支消の部分ですが、これにつきましては平成20年度の後期高齢者医療の制度の創設に伴いまして、国民健康保険医療の交付金の関係の試算の見直しがなされました。その段階でその試算の部分が過去の実績がないということで不確定要因がございまして、国のほうの試算、概算の医療費の試算がかなり多目に見られていたということで、実際確定額と比較して1億2,000万円ほどの差が生じてしまったために2年後の22年度の交付金の中でそれを調整して、減額して交付されてきております。その部分が歳入欠陥といいますか、収入不足という形になりましたので、それを準備基金のほうから繰り入れして、8,900万繰り入れして補填をしたということで、22年度の基金からの繰入金が高額となっております。
 以上でよろしいでしょうか。以上です。
〇船本委員長 1番、森委員。
〇森委員 流れとしては理解したのですが、後学のためにということなのですが、例えば国民健康保険事業特別会計款別決算額比較表だとか、これ見ていてもちょっとよくわからないのです。いわゆる基金が22年度末から23年度末になって8,900万減っているので、どこかにその埋め合わせをした部分というのが載ってきていると思うのですけれども、それはどこを見たらいいのか確認したいと思います。
〇船本委員長 福祉課、室谷主幹。
〇室谷福祉課主幹 先ほどご説明いたしましたが、その内容については決算書の款別ですとか事項別の部分では数字的に金額幾らという形では載ってきておりませんで、交付金の収入決算額がその部分が下がっているという形の決算でしか出てきておりません。その分が幾らという形の数字はこの表の中には載ってこない形になっています。
〇船本委員長 1番、森委員。
〇森委員 私の不勉強を何かここで暴露しているような気もするのですが、私の認識ではいわゆるこの基金というのは、決算もそうですけれども、平成22年であれば22年の残高を合計したのが基金残高であって、23年度の基金残高ということであればそれぞれその数字がここに載ってくるということなので、8,900万ここで減少した場合に関しては、いわゆる地方交付税が下がって思ったほど入ってこないというところの相殺で決算上はそれで済ませているということで、どこにも出てこないというのはそれは整合性あるのですか。よくわからない。今回いろいろ余計なこと言うと単式簿記の弊害みたいな形で片方どこかで減らせば総体としては別に最後の数字が合えばいいというようなことで、そういうことで処理できるというふうに理解したほうがよろしいのでしょうか。
〇船本委員長 暫時休憩します。

休憩 午後 3時19分
再開 午後 3時20分

〇船本委員長 会議を開きます。
 福祉課、室谷主幹。
〇室谷福祉課主幹 ただいまの質問にお答えいたします。
 156ページに書かれています(4)番の国民健康保険給付費支払準備基金の決算年度中8,900万という数字が載っておりますが、この数字は実際は基金の会計上は23年の4月以降に移動がかかったものなので、ここに載ってきておりますが、予算上の決算上は22年度予算で繰り入れた金額が8,900万ということでありますので、23年度決算の国保会計上にはこの数字は出てこない形になります。出てくるのは、出納整理期間中の3,000万の部分が国保会計上は基金からの繰り入れという形で数字が出てきております。
 以上です。
〇船本委員長 1番、森委員。
〇森委員 勉強不足でちょっと意味がわからないので、後日また別の機会に勉強させてもらいます。
〇船本委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで討論を終わります。
 これから認定第2号について採決します。
 本案は、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 異議なしと認めます。
 したがって、認定第2号は原案のとおり認定されました。
 認定第3号 平成23年度羽幌町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで討論を終わります。
 これから認定第3号について採決します。
 本案は、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 異議なしと認めます。
 したがって、認定第3号は原案のとおり認定されました。
 認定第4号 平成23年度羽幌町介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、これから質疑を行います。ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで討論を終わります。
 これから認定第4号について採決します。
 本案は、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 異議なしと認めます。
 したがって、認定第4号は原案のとおり認定されました。
 認定第5号 平成23年度羽幌町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、これから質疑を行います。ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで討論を終わります。
 これから認定第5号について採決します。
 本案は、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 異議なしと認めます。
 したがって、認定第5号は原案のとおり認定されました。
 認定第6号 平成23年度羽幌町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、これから質疑を行います。ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで討論を終わります。
 これから認定第6号について採決します。
 本案は、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 異議なしと認めます。
 したがって、認定第6号は原案のとおり認定されました。
 認定第7号 平成23年度羽幌町港湾上屋事業特別会計歳入歳出決算認定について、これから質疑を行います。ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで討論を終わります。
 これから認定第7号について採決します。
 本案は、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 異議なしと認めます。
 したがって、認定第7号は原案のとおり認定されました。
 認定第8号 平成23年度羽幌町水道事業剰余金の処分及び決算認定について、これから質疑を行います。ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで質疑を終わります。
 これから討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 これで討論を終わります。
 これから認定第8号について採決します。
 本案は、原案のとおり可決及び認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
〇船本委員長 異議なしと認めます。
 したがって、認定第8号は原案のとおり可決及び認定されました。
 以上で各会計決算認定については、それぞれ可決及び認定することに決定しました。再開する本会議において報告することにいたします。

    ◎町長挨拶
〇船本委員長 次に、舟橋町長から挨拶の申し出がありますので、これを許します。
 舟橋町長。
〇舟橋町長 平成23年度の歳入歳出決算認定ということで、長時間にわたりましてご審議、また内容につきましてのご指摘等ありがとうございました。ご苦労さまでした。
 昨今決算のときにやはり大型事業をやっているときの数字、またそれらが終わった後の数字という大きな変化があるわけでございますけれども、そういった意味では今大変な厳しい情勢の中で、経済的に厳しい情勢の中でやはりその一つ一つの数字の大切さというものも我々はきちっと考えながら進めていかなければならないのかなと。非常に交付税の状況だとか不安定な状況、国政ともども続いております。そういった意味では、我々も本当に綱渡りの状況での予算執行をしているということも肝に銘じながら、これから次年度予算ということになっていくわけでございますけれども、慎重に、そして効率的な取り組みを進めていきたいというふうに思っております。
 23年度決算につきまして本当に心から御礼を申し上げまして、一言挨拶にさせていただきます。

    ◎委員長挨拶
〇船本委員長 それでは、委員長退任に当たりまして、一言お礼のご挨拶を申し上げます。
 委員各位におかれましては、終始ご熱心に審査を賜り、まことにありがとうございました。また、理事者各位におかれましても、本日の資料の作成並びに審査の円滑な運営にご協力をいただきましたことを厚くお礼を申し上げます。皆様方のご指導とご協力により、決算特別委員会の全日程を終了することができました。心からお礼を申し上げまして、退任の挨拶とさせていただきます。
 長時間にわたり、ありがとうございました。
(閉会 午後 3時28分)

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