中東呼吸器症候群(MERS)について
中東呼吸器症候群(MERS)とは
- MERSコロナウイルスによる感染症
- 中東諸国で流行(ヒトコブラクダとの接触)
- 中東以外の地域の発生例は、中東からの輸入例からの感染
- 韓国では5月に中東から帰国した韓国人から医療従事者や同室者が感染し、患者が急増
- 感染経路は咳による飛沫感染、体液等に触れることによる接触感染等。潜伏期間は2日から14日
- 感染力、罹患した場合の重篤性等に基づく総合的な観点からみた危険性の高い感染症であり、感染症法上は二類感染症に位置付け。
症状・死亡率
- 発熱、せき、息切れなど。下痢などの消化器症状を伴う場合もある。
- 感染しても症状が現れない人や軽症の人もいるが、特に高齢者や糖尿病、慢性肺疾患、免疫不全などの基礎疾患のある人で重症化する傾向がある。
- 中東地域からMERSの確定症例としてWHOに報告された者のうち、症状が悪化して死亡する割合は約40%。
感染予防方法
国内における患者発生や、患者発生地域へ旅行する場合などに備え、今から感染症予防の習慣を身につけておくことが大切です。
MERSがどのように人に感染するかは、まだ正確には分かっていませんが、呼吸器症状を主とする感染症に対しては、一般に次の対策が有効です。
自分が感染しないための方法
- 咳や発熱等のある人にむやみに近づかない
- マスクを着用する
- 手洗い、うがいをする
他人に感染させないための方法
- 咳エチケットに心がける
- 咳や熱があるときはマスクを着用する
MERSの疑いのある方
以下のいずれかに該当し、かつ、他の感染症または病因によることが明らかでない方
- 38℃以上の発熱および咳を伴う急性呼吸器症状があり、肺炎、ARDS(急性呼吸促迫症候群)が疑われる方で、発症前14日以内に対象地域(※)に渡航または居住していた方
- 発熱を伴う急性呼吸器症状(軽症の場合を含む。)があって、発症前14日以内に対象地域(※)において、医療機関を受診もしくは訪問された方、MERS患者との接触歴がある方またはヒトコブラクダとの濃厚接触歴がある方
- 発熱または急性呼吸器症状(軽度の場合を含む。)があって、発症前14日以内に、対象地域か否かを問わず、MERSが疑われる患者を診察、看護、介護していた方、MERSが疑われる患者と同居(当該患者が入院する病室または病棟に滞在した場合を含む。)していた方またはMERSが疑われる患者の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた方
(※)対象地域:アラビア半島またはその周辺諸国
上記のいずれかに該当する方は、中東呼吸器症候群(MERS)に感染している可能性があります。感染拡大を防止する必要がありますので、医療機関に受診する前に、必ず留萌保健所等へ相談してください。
相談先
留萌保健所健康推進課保健係 電話 0164-42-8324
リンク先
北海道ホームページ
【道民の皆様へ】中東呼吸器症候群(MERS)の感染予防と健康相談について
厚生労働省ホームページ
中東呼吸器症候群(MERS)について
お問い合わせ先
健康支援課保健係 TEL:0164-62-6020 (すこやか健康センター内) お問い合わせフォーム