自立と共生へのまちづくり計画
国や地方の財政危機が直面するなか、国の『三位一体改革』のもとでの市町村合併が進められていますが、これからは地方分権型社会をめざす中で市町村の特性を生かしたまちづくりが求められております。羽幌町においては平成16年3月より留萌中部3町村合併協議会を発足し、合併の是非について苫前町、初山別村との協議を重ねてきたところですが合意に至らず、同年11月協議会の解散となりました。
今後の「私たちのまちづくり」は『自立と自主を基本』として進めていかなければなりませんが、少子高齢社会の到来、人口減少時代に伴う人口構造の変化、国の行財政改革による地方への影響などさまざまな課題を抱えてのまちづくりとなり、町民生活への直接的、間接的な負担も大きくなっていくものと考えます。『どのような自立したまちづくり』が住民や地域にとって必要となるのか、これまでの行政運営や手法でのまちづくりを進めることは難しく『町民協働』の取り組みを進めていくことが、これからのまちづくりの羅針盤と考えます。
自立にむけた歩みを進めるには、これまでの行政サービスを継続することは財政課題などからも相当厳しい状況となり、組織の減量、事務事業の縮小、廃止、民間への業務代行を行うなど思い切った行政のスリム化や公共サービスの見直しを進めなければならず、行政も町民もその覚悟の共有が必要であり、『自らのまちづくり』に向けて、それぞれの役割分担を果し、実践をしていくことが重要となります。
今回『自立プランづくり』を進めるにあたり、総合振興計画、実施計画との整合性を図りながら、合併以外の広域連携なども視野に入れ、『地域住民と民間、行政の役割分担の明確化』など時代や社会環境の変化に対応し、公共サービス全体の評価、検証などを行い、まちづくりの目標である『心と心をつなぐはぼろ』を進めます。
(はじめにより抜粋)
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第1章 自立をめざすまちづくりの6つの基本
- 歴史にまなび、希望の待てる「元気なはぼろ」のまちづくりを進めます
- 農業、漁業を核とするまちづくりを進めます
- 地域が支え、共生し合う福祉と時代を担う教育環境の充実をしたまちづくりを進めます
- 豊かな自然環境を守るまちづくりを進めます
- みんなで協働のまちづくりを進めます
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広域連携によるまちづくりを進めます
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第2章 町民、地域、民間と行政の役割分担について
- 役割分担に対する考え方
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役割分担の進め方
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第3章 行財政改革の推進について
- 自立と財政健全化のための検討方法について
- 行政組織等の見直し
- 特別職の報酬及び議会活動経費の見直し
- 社会資本の整備と維持補修について
- 各種団体の補助金、交付金、負担金等の見直しについて
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指定管理者制度の導入、民間委託の推進について
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第4章 受益者負担について・税、使用料について
- 税、使用料について
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町有財産の貸付などについて
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第5章 自立に向けた財政推計
- 人口推計について
- 少子化、高齢化が及ぼす影響
- 少子化、高齢化への対応
- 財政推計の基本
この「自立プランのこと教えてください」は、「自立と共生へのまちづくり計画」の内容を誰にでもわかりやすく説明したものです。子どもたちの素直な疑問に、わかりやすい言葉で答える形式で計画の内容を紹介しています。
- 自立プランってなんですか?羽幌は合併するんじゃないんですか?
- 私たちが大きくなるころ、羽幌は倒産しちゃうんですか?
- 節約ってどんなことをするんですか?もっと早くから節約すればよかったのに
- たくさんお金のかかる事業ってどうしてもやらないといけないんですか?
- うちのお父さんは、役場の職員と給与はもっと減らしてもいいと言っていました
- これからはなんでもかんでも役場にまかせっきりにできないんだね。
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